綺麗な青空が広がる中レミリアと咲夜は紅葉狩りに来てた。
「綺麗ね…」
木々から紅葉したら紅葉の葉がひらひらと舞い降りてゆく。
「今までの中で一番綺麗だわ…」
地面に横たわっている紅葉の葉はレミリア達の通り道となる。
足を一歩前に出すたびにカサ、カサと音を出し心を落ち着かせてくれる。
何を思ったのかレミリアは咲夜に唐突なことを喋りだす。
「ねぇ、咲夜は何故紅葉した葉が切なく落ちて行くのかなぁって思ったことある?」
「そう言われてみると何故なんでしょうね…紅葉したからといって落ちなくてもいいとは思います。
落ちた所で紅葉達は燃やされたり風に飛ばされてしまいますし…」
「私はね明るい未来を作ろうと自分の身を捨ててでも落ちて行こうとしてるんだと思うわ
紅葉が落ちることによって実はいろんな影響を与えているのよ
例えば落ちた紅葉は時間が経つに連れて腐葉土と呼ばれるものに変化して良い土地を作ってくれるわ」
「腐葉土ですか…でもそれは人間にとって役に立っているのですか?」
「ええ、その腐葉土のお陰で木々、花々が生き生きと育ち、人間たちの娯楽となっているわ
だから紅葉が落ちるのはいいことなのよ。
この紅葉達が落ちていてくれるからこそ今の未来が出来ているのよ。
もし紅葉が落ちていなかったら土地は荒れ果て木々、花々はなくなり娯楽がなくなってしまうと共に食料もなくなるわ」
「そう考えると植物は人間にとっては必要不可欠な存在なのですね」
「だからこれからは植物のことに意識を持ってみるといいことがあるかもしれないわよ」
「そうですね、これからは植物のことについて考えながら暮らしてみますね」
話が終わる頃には紅葉狩りのルートの終わりに近づいていた。
「そろそろこのルートは終わりですね」
「じゃあまた別なルートに行ってみない?
今度は銀杏の黄葉を見てみない?」
「そうですね、そろそろ銀杏の実が落ちている頃だと思いますし行ってみましょうか」
「じゃあ決まりね」
後ろを振り向けば大量の紅葉がひらひらと舞い降りていた。
その美しい光景に感謝しつつ次のルートへ向かう…
次回も楽しみにしてますよー。
とても良かったです
でももうちょっと長くても悪くはないかなって気がしました。