「起き――、ぬ……ん!」
「……ん――?」
なんだか体が揺さぶられてる。
この起こし方は一輪か、だって村紗なら柄杓で水ぶちまけるか錨ぶつけてくるし。
一輪だったらもうちょい粘ればぎりぎりまで寝かしてくれるしこのまま寝ていよう。
そう思ったぬえは夢の国に旅立とうとした。
だがそうはさせたくないのか、体を揺さぶる強さは変わることはなく、
「もー、―――てくだ―――!起きないと――――」
「……あと5分寝かせて一輪」
なんだか普段とは口調が違う気がする。
そういえば聖や星ならともかく、ナズーリンに起こされた記憶が無い。
まぁあのちんちくりんは、ネボスケなぞ放って置くだろうし。
(というか、私は起きなければ何をされるの?)
漸くそこまで思ったぬえは、頭を回転させ始めた。
すると、今まで自動で耳を通り抜けいていた声も聞こえてきた。
漸く耳が拾ったそれは、
「起きてくださいぬえさん!
朝食も出来て神奈子様も諏訪子様もお待ちしておりますよ」
「……かなこさまとすわこさま……?ッハ!?」
聖じゃなくて…?と呟こうとしたが、その単語の意味を把握したぬえの意識は一瞬で覚醒した。
「やっと起きてくれましたね……ささ、さっさと朝食食べましょう」
見覚えはあるが見慣れてはいない部屋―――ここは普段ぬえが寝起きしている命蓮寺の一室等ではなくて―――
「……あー、早苗?お、おはよう」
「おはようございますぬえさん。
まったく、私は一輪さんではないですよ」
そう、ここは東風谷早苗の部屋だった。
「えーとね、これにはさ、ちょっと深いわけがあって……」
「……あー、ぬえさんが私の抱き枕になってた事ですか?
そうですね~神奈子様たちの前で話すよりも先に話しちゃってください」
慌ててしどろもどろに成りかけたが、なぜか早苗の口調に咎める物はなかった。
「……早苗、怒ってないの?」
「全然ですけど?
何故なのか、不思議ですし神奈子様たちに説明しなきゃいけないですけど、そのアリバイ考えるみたいで楽しそうですしね!」
「そ、そう、良かった」
「(それにぬえさん柔らかくて暖かかったし)」
「ん?」
「いえ何でも。ささ、ゲロっちゃって下さい!」
何か引っかかるものを感じつつもぬえは何故早苗の部屋にいたのか、説明するために口を開いた。
「まぁ話せば長くなるんだけどさ……」
命蓮寺の一室で一人、布団に包まっていた封獣ぬえが目覚めて最初に見たものは、いつもと変わり映えのしない天井―――ではなかった。
「…………」
それは全体的に黒かった―――天井も壁も。
唯一縁側へと通じるだけは若干明るいがそれぐらいである。
つまるところ、ぬえの寝室は暗かった。
そしてそれは何故かというと、ぬえが真夜中に起きたからである。
そう自己分析をすませると、ぬえはため息をついた。
「ーったく、子どもかっての」
とはいえ地底で勝手気ままに生きていた時には珍しく無かった事であったりする。
それも命蓮寺に来てからは立派な昼型妖怪として調教もとい生活リズムを合わされた為に、ここ最近なかった事であったが。
久々に吸うこの時間の空気は昔と変わらずしんと静まり返っていて、どことなく居心地の良いものである。
「……まぁ寝なおすけどさ、寝る子は育つもんよ」
起床時刻が定められている以上睡眠時間は貴重である。
どうせ一輪かアンカー担いだ村紗が起こしに来てくれるんだしそれまでは遠慮なく二度寝を堪能しようと布団をかけ直そうとして――
「って、寒ッ!空気冷たっ!?」
寝る前にいつもとは違う感触を楽しんでみたいから~という思いつきで寝巻を着らずに寝ていたぬえは、布団の隙間に入り込んだ外気に素肌を舐められて眠気を吹き飛ばされたのだった。
あれからというもの、とりあえず目をつむってみたり羊を数えてみたりと様々な方法で寝ようとしていたが眠気は一向に訪れず、一層頭をさえさせてばかりであった。
因みに寝巻は未だ着ておらず、素肌を布団で包んだだけである。
……ひえて冷たいの着たくないし。
「こういうときは経文とか読んでたらわりかし楽に寝れるんだけどなぁ……そういや前に涎垂らして寝てるの叱られたっけ」
となると他の小難しい本になるのだが……あいにくとぬえの枕元には経文の他には腹抱えてゲラゲラ笑えるギャク漫画しか散乱してなかった。
読んだ際にはますます眠気が遠ざかる気がしなくともない。
軽く頭を抱えて考え込むぬえだったが、何かほかにないものかと適当に手を這い回らせていると布団の中で何やら固くて小さいものに触れる感触があった。
なんじゃらほい、と引き寄せてみると友達から借りた携帯ゲーム機が煌々と明かりを点していた。
「電源点いてるってことはプレイ中に寝オチしたのか私……なんたる間抜けかしら」
とはいえ一度寝オチした実績がここにある以上、もう一度それが起こる可能性は十分あり得る。
ゲームを貸してくれた友人に心の中で感謝しつつ、ぬえはゲーム機のスタートボタンを押した。
ちなみに彼女は、ヘタをすれば朝起こしにくる者に全裸でゲーム機を握りしめつつ寝ている姿を発見される可能性に思い至ってはいない。
それはさておき、ぬえはまず最初にレポートを上書きしてみることにした。
最近借りたゲームとはいえすっかり見慣れた文章がレポートの上書き中であることを示している。
持ち主によると、この時に電源を切ると壊れてしまうがそれを利用して道具などを増やすこともできるらしい。
「蛇道は大好きだけどさ、せめて一週目くらいは真面目にやりたいよね」
誰に聞かせるわけでもなく、ただ呟く。
具体的にどうすればいいのかまで聞いていないため、手探りでその方法を探すしかない。
……のだが、どう考えてもリスクが高い。
(まぁおいおい聞き出していけばいっか)
などと考えていたらコマンドがレポートの上書きがなされたのを表示して消えた。
そしてそれと同時に画面がプツンと消えた
「えっ……っちょ、え゛」
反射的に血の気が一気に引いたのがよくわかった。
経験が無いわけではない。借りて間もない頃に起こったそれは容赦なく一人コツコツと上げていたLvを、その他もろもろ積み上げた2時間を容赦なく漂白した。
お蔭で暫らく無気力感に蝕まれたのは記憶に新しい。
それとはすなわち――
「電池……切れ……」
一応電源が落ちる前にレポートが終わったのは見かけた以上、大丈夫だとは思う。
が、それを確かめようと電源を入れてもプツリプツリと確かめる前に切れてばかりでそれどころではない。
そして充電しようにもぬえの部屋にはまだ電気が通ってないし、そもそも充電用のアダプタは丁度今は友達の家にある。
「……となると、行くしかないよね」
妖怪の本分は夜現れる事だもんねとテキト―に理論武装しつつ、冷たい服に袖を通す覚悟をくくる。
向かう先は守矢神社、ゲームの持ち主である東風谷早苗の部屋。
守矢神社に辿り着いたぬえはそっと早苗の部屋の傍に降り立った。
窓から中を窺いたいが、生憎とカーテンが隙なく閉まっていた為に中の様子は分からない。
外に立っているのも寒いのと埒が明かないので窓に手をかけると、予想に反してカラカラっと小さな音を立てて窓が開いた。
深夜なので思いのほか音が響いたことに焦りつつも、静かに窓を開けて体を滑り込ませる。
「お邪魔しま~す……と」
ちらりと目を配らせるとどうやら部屋の主はというと、布団をけぬいだ様子もなく安らかに眠っているようだった。
念のため目元を確認してみると、瞼が動いていないので深い眠りの中にいるみたいだ。
(これだったらちょっとやそっとじゃ起きないか……さてと充電器はどこかしら)
幾度となく訪れた事のある部屋のため置いてある場所は把握済みであり、そしてそれが裏切られることはなかった。
アダプタを携帯ゲーム機につなぎ、充電を行うついでにレポートがなされていたのかを確認する。
(……無事、みたいね。良かっった~……)
自分でも分かるほどに肩の力が抜けた。
思わず大きくため息を吐きそうになり慌てて息をのむ。
レポートの無事は確認できた。
このまま充電しきるのもいいがやはり改めて日中に訪ねるべきだろうと思いなおしたぬえは、元の位置にアダプタを戻した。
(どうせならここで正体不明の種を植え付けようかな……やっぱやめとこ、流石に色々とまずい)
足早に去ろうとしたが、ふと床に一冊の本がポツンと置いてあるのが目に留まった。
本来ならば気にも留めずに立ち去るはずなのにその本に気がついたという事に興味をそそられたぬえは物音が出ないように慎重に本を拾い上げた。
無地で味気の欠片もない装飾の表紙の、なんも変哲もない本だった。
だが、本を開くと―――そこには色鮮やかな光景があった。
「……写真?だっけ」
天狗や早苗が以前見せてくれたのと同じようなものが何枚も何十枚もそこにはあった。
二柱と風祝が賽銭箱の前で笑顔を取っているもの、博麗神社での宴会で酔い潰れた面々を写したもの……
地獄鴉や天人とこの部屋でパジャマパーティした時に、トランプの罰ゲームでのキスの瞬間を撮ったものはあの時のバカ騒ぎを思い起こさせるものだった。
そうやって暫らく写真を一枚一枚堪能しているぬえだったが、次第にその表情に陰りが差してきた。
(……あの写真はどこだろ)
見つからない、早苗と初めて会った時に撮らされた写真が見つからない。
あの時は宇宙人だと勘違いされた上で挑まれた弾幕ごっこで負けた揚句に、無理やり引っ張られて写真を撮らされたという経緯なため、正直なところいい思い出だと言い切れるものではない。
だがあの写真は、例えそれが無知から来るものだとしても、かつて地底に封じ込められる程に忌み嫌われた自分に友達のように接してくれた証なのだ。
ぬえがかつては平安の都に悪名を轟かせたとは言えただの妖怪であると知られてもなお、変わらずにある早苗との友情の始まりを切り取ったもの―――それが見つからない。
「……いやまぁ不満があるわけじゃないんだけどさ」
だか見つからないのはそれはそれで引っかかるものがある。
だったらやるべきことは、その写真を探し出すことだ。
過去の会話から早苗の来歴は知っている。
なんでも二柱とともに神社と湖ごと外から引っ越しをしてきただとか。
この写真集には引っ越しをする前、すなわち外で撮られたと思われる写真は見当たらない。
となるとこの写真集は引っ越し後の物を纏めたものだと思われる。
(3人が笑顔で写っているのはおそらく引っ越し直後かな……そのすぐそばにある宴会の写真にはお空や勇儀たちが写ってないし。
でもこの間のパジャマパーティの写真があるってことはつまり、この写真集は一冊目)
他にも本がある可能性は否定できないが、あたりを見渡しても同じような本は見つからない。
物をどかすなど本格的に探し出せば見つかるかもしれないが、いくらなんでも寝ている人の隣で探し物は非常識すぎる。
ひとまず本を元の位置に戻したぬえは腰に手を当てて軽くため息をついた。
(さ~てと、どこにあるのかしら)
本格的に探すのではなく、軽く見て回る程度なら問題ないだろう―――そう判断したぬえは棚や机の上を物色し始めたのだった。
「……これは素直に早苗に見せてもらった方がいいわね」
十分後、見回す程度では見つからないためにちょっとだけならと軽く物を動かしていたぬえだったが、早くも音を上げていた。
元々長居するつもりはなく、後腐れが無いようにするつもりだった。
ならば、ここは立ち去るのがここではベストなのだろう。
(そうと決まればさっさと退散しますか……と、その前に)
一度は窓の方へと足を向けたが、それを翻して早苗の枕元に向かった。
(ごめんね~こんな真夜中に。って、あら?)
早苗はと言うと寝返りを打っていないのか、来た時に見たのと変わらない様子だった。
しかしその枕元には先ほどは気が付かなかったが、色々なものが置いてあった。
(ここはまだ見てなかったっけ、最後に軽くやりますか)
そう決めたぬえは早速手近にあった板きれを拾い上げて、写真が下敷きになってるか調べてみた。
最も、今まで見つかったものがそう簡単に見つかるわけもなく板きれの下には何もなかった。
気にせず板きれを元の位置に戻そうとしたぬえだったが、ふと板きれの下面にツルリとした感触を感じた。
(これで写真だったら笑―――)
そこには、どこか不貞腐れた表情でそっぽ向いてるぬえとその腕に抱きついて笑顔でピースを作ってる早苗が写っている写真があった。
「―――!?」
―――息がとまった。
まさかの予想が当たって動転しているのもあるが、なぜこの写真だけこうして別に取ってあるのか、なぜ枕元に合って伏せられていたのか、理解が及ばない。
写真集にはぬえと早苗の二人だけが写っている写真は他にもあったし、天子やお空との二人と写っているものもあった。
そもそも早苗は、その写真を撮った時にはぬえが宇宙人だと思っていたものの今となってはその勘違いも解けている。
だというのにこの写真が、ぬえにとっては苦々しくとも大切な写真が枕元と言う場所にあるなんて、まるで早苗にとっても大切な―――
「……早苗さ、あなたにとって私はなんなの?」
今までは只の友人だと、そんな風に思い思われしているのだろうと思っていた。
それが違うというのならば、それは果して何なのだろうか。
宇宙人という一つの夢にケリをつけた妖怪なのか、只の友人なのか、それとももっと大切に思う存在なのか。
やっかみも込めて寝ている早苗の頬を人差し指で突いていると、今まで身じろぎしなかった早苗に変化があった。
(げっ!?しまったやり過ぎたか!!)
「ぅん~ん……」
起き出すのかとハラハラして見守るぬえの前で、早苗は今まで動かなかったのが嘘のように布団をけぬいで大きく寝返りを打った。
起きる気配はないが、先ほどと違い顔は見事に緩んでて幸せそうである。
(触ったのがいけなかったのかな……にしても早苗らしい)
いつも平静のようでいて、実は何かしらに影響を受けやすいという普段の早苗みたいだった。
起きた訳ではないみたいなので、ぬえはほっと胸を撫で下ろした―――おそらくそれが油断だったのだろう。
一瞬の隙を突かれて、ぬえはがしっと手首を掴まれた。
(っ~!?なっなっな!?)
不意打ちに動転したぬえをよそに早苗はさらに寝返りを打った―――ぬえの手首を掴んだまま。
すっかり慌ててるぬえにはそれに逆らう事も出来ずに、早苗の上に倒れこんでしまった。
流石に重いのか、端正な顔を歪ませているのを見て慌てて早苗の上から転げ落ちる。
だが次の瞬間には両腕を使って思いっきり抱きしめられた。
(ぐわーっ!?なんか甘い匂いするし暖かいし何もかもが柔らかいし!何これ新手の退治法!?)
力はそこまで強くないのとぬえが妖怪であるためか、抱きしめられてもきつくは感じない。
しかしこの状態は早苗の匂いや感触がダイレクトに伝わってきて、ぬえの脳髄を甘く揺さぶった。
淡い色調のパジャマ越しに感じるひと際大きくて柔らかい感触はカチンと来るが、このまま寝てしまいたいという誘惑が秒刻みで大きくなってくる。
(おのれそうはいくか!もがいてでも脱出して……でももがいたら早苗が起きる……!)
早苗が起きたらまぁ順当に怒られるだろう、これは仕方ないし問題もない。
問題は騒ぎを聞きつけた保護者達だ。
早苗が二柱に愛されているのは分かっている。
おそらく、騒ぎを聞きつけるか朝起こしに来てこの光景を見たらまず命がけの神遊びに付き合わされるだろう。
仮に早苗が何とか間を取り持ってくれても、後日白蓮たちに伝わる可能性が高い。
だからここは無理を通してでも抜け出た方がいい―――なるべく早苗を起こさない方向で。
(けど、どうすれば?)
えへへ、とだらけた顔だがしっかりと抱きつかれており、這い出ることはできなさそうだ。
ここはやはり早苗が勝手に解くのを待つべきなのだろう。
(……そういえば腕に血通らなくて痺れそうだなぁ)
そんなことを考えて現実逃避しながら顔を見つめていると、うっすらと早苗の目が開いた。
(ぃ―――ッ!?)
一瞬で全身から汗が噴き出るのがわかった。
頭が真っ白になって固まったぬえに対して早苗は、
「……ぁーぬえちゃん?」
「な、なにかな?」
呼ばれたから返事をしてみると、ニタ―と笑った早苗の顔がそこにあった。
「え、まっ、まっ」
「……ぎゅーっ!えへへ」
その普段の早苗なら到底言わない事を聞いたぬえは何か大切な物に負けた事を悟った。
そんなぬえをよそに、早苗はぬえをより一層抱き寄せられると唇を迫らせて―――
「―――すぅ」
こつん、とぬえの額に額を軽く当てて再び安らかな寝息を立て始めた。
「……はぁ、参った。これじゃこのまま寝るしかないじゃない」
正直かわいかったしドキドキした、不覚にも。
早苗の寝息が顔を撫でるのを感じながらぬえは軽く嘆息すると、羽を使って器用に掛け布団を二人の上にずり上げた。
おそらく今日の昼間に布団を干したのだろう、お日様の匂いが鼻をくすぐった。
明日の二柱には関しては、早苗は奇跡を扱えるからきっとどうにかなるだろう。
(起きた時にその時の事を考えればいいや……お休み早苗)
いつもの時間、いつもの様に早苗は気持ちよく目覚めた。
いや、むしろ普段よりも気持ちの良い目覚めなのかもしれない。
そのことを不思議に思いつつも何となく上半身を起こし腕を布団の上に立ててみたら、布団とは別の感触が掌に跳ね返ってきた。
「……あれ?」
どうやら腰の下からも同じような感覚があったので顔を下に向けてみると、そこにはぬえが苦悶した表情で早苗の下敷きとなって眠っていた。
あまりにも苦しそうな表情だったのでとりあえずその上から退いてみる。
すると寝顔が穏やかになったので、風邪をひかない様に掛け布団をぬえの体にかけ直した。
「さて、と」
とりあえずは朝の禊をまずは行おう。
朝食は普段よりも一人分増えるがこの程度なら問題ないだろう。
朝食とって掃除をした後はいよいよこの間ぬえに貸したゲームがどこまで進んだのか、ついでにどこまで育ったのか一つ腕試しして―――
「……なんでいるんでしょう?」
ぬえちゃん可愛いです
なんという抱き枕。良質なさなぬえ、ごちそうさまでした。
タイトルのせいで、ぬえが本を発見したとき性欲を持て余すあのアイテムなんじゃないかと思ってしまったww
蛇道って書いてあるのはわざとでしょうか。ぬえちゃんだし。