・注意
オリキャラ男出ます
初ssのため拙い内容だと思います、合わないと思われた方は戻った方が良いです・・・最初オリ男後半さとり視点になってしまいました
自分は地霊殿少しやってノーマルクリアできる程度の知識しかないので意識せずに俺設定入ってるかもしれません
逆に考えるんだオリ男=自分だと考えるんだという許容の心で生暖かく読んでくださると嬉しいです
でわスタート
魔法の森でひっそりと営業している「香霖堂」この店では外の世界の物を店主が集めてきて販売している幻想郷でも一風変わったお店
自分はそのお店で住み込みで働いているごく普通の人間。普通の人(妖怪?)と違うところといえばこの店の品物・・・
そう外の世界の物の使い方が判るってとこかな
森の中で倒れているところを霖之助さんに助けてもらったが記憶の大半を失っており途方にくれていたところ
店内の品物に見覚えがあり霖之助さんと品物について語り合い使い方を教えたら(知らないものもあったけど)店員としておいてもらえる事となったのだ
今日もこの店の主は僕に店番をさせ品物を探しに出かけた。
『君がいるおかげで毎日道具を探しに行けて助かるよ』
とは彼の談。どうやら店の営業云々よりも道具を見つけ触り自分で使い方を見つけるのが楽しいらしい、だから彼は必要以上に道具の使い方を尋ねてくる事はない
・・・まあ本当の理由は客じゃない来訪者が攻め込んできて読書の邪魔されるのが嫌なんだろうけど。道具探しに何冊か本持って行ってるし
客らしい客といえば紅魔館の綺麗なメイドさんくらいか、後はお茶を勝手に持ってく巫女とGアンばりに道具を借りてく(奪ってく)魔法使い。あー後は燃料の取引以外に冷やかしにくる年増・・・もといスキマ姉さんもいたな
・・・紫様で思い出した。
そういえばこの前人に変われる猫が店に来たんだ。何でも地底から出てきて色々見て回ってたらお腹が空いて動けなくなったらしくてご飯を食べさしてあげたんだ
『ご飯ありがとー!あたいの名前は燐、よろしくね!あ、皆が心配してるから早く帰らなくちゃ!またねー』
と一方的にお礼と自己紹介して風の様に去っていったんだっけ。などと思いながら店内の掃除をしていると入り口のドアが開いた
『いらっしゃいませ!』
また霊夢さんか魔理沙(前にさん付けして怒られた)かなと思いつつも会心の営業スマイルで出迎えるとそこにいたのは見たことの無い客だった
なんと言うか・・・一部の紳士な方々受けしそうな幼い格好をした可愛い少女が入り口に立っていた
『こんにちは』
見た目とは違い落ち着いた雰囲気、そして何ともいえない威圧感に一瞬言葉を失ってしまった。そんな自分を見てクスリと笑いながら
『初めまして、先日はお燐がこちらでお世話になったそうでお礼にきました』
お燐?燐っていうとこの前の猫娘の事かな?などと思っていると
『はい、私はお燐の主で古明地さとりといいます』
考えていた事にたいする返事。参ったな・・・自分はそんなに思ったことが顔に出てるのだろうか。するとまた眼前の子はクスリと笑っている
複雑な心境だったが気を取り直して自己紹介を返す
『こちらこそ初めまして、自分はこちらで働いている者です』
自分でも違和感のある挨拶・・・仕方ないのだ名前が記憶にないのだからこれ以外に自己紹介が思いつかない
『ふふ、そんな事はわかっているわ。貴方はお名前を教えてくれないの?』
『申し訳ございません、自分は名前を含む一部の記憶がないのです』
この言い訳は何回かしたのだが単純すぎるチルノ以外はすぐ信用してくれなかったのであまり言いたくない
魔理沙にいたっては『私をからかってるのか』といいながらマスタースパークを撃つ始末だった(当たらなかったから死んで無いけど)
(まあ誰が聞いても良い心証は持たないだろうな)
相手の反応も何となく判るので少し気分が沈んできたがさとりと名乗る少女の反応は意外なものだった
『嫌なことを聞いたみたいね、本当にごめんなさい』
心底申し訳なさそうな顔をして謝る彼女をみて『気にしてないので平気ですよ』と慌ててフォローを入れた。すると元の柔らかい表情に戻った
(なんて素直でいい子なんだこの子は!)
今までない反応に思わず感動してしまったが、気のせいか彼女の表情が曇ったように見えた
(私はいい子なんかじゃない)
(見えてしまうから・・・わかってしまうから)
(嫌われたくないから、嫌がられたくないから)
(気に入られるような選択肢を選んでるだけ・・・ズルイ女)
(私の能力を知ったらきっとこの人も・・・)
『・・・とりさん?さとりさん!?』
少し大きめな呼びかけに気付いた彼女は慌てて『あ、ごめんなさい。何でもないの』と返してきた。そして彼女は少し照れながら言葉を続けた
『あの・・・さん付けは止めて欲しいの、それに敬語も』
『しかしお客様ですし・・・それに幻想郷は(見た目幼いのに)年配の方が多いので』
『あら、私は客としてこの店に来たわけじゃないのだけど』
店員としては複雑な返事が返ってきたがそう言えばそうだ、この子はこの前の猫娘のお礼にきたんだっけ
『じゃあ改めてよろしく、さとり』
少し嬉しそうな顔をしながらさとりも『よろしくね』と返してきた
『でも客もいないようだし私が客になってみようかしら、店員さん道具の説明お願いできるかしら』
思わぬ店員的に嬉しい展開に『ありがとうございます!』とうっかり返したらジト目で見られたので謝った
ここ最近品物の説明なんかしてなかったからな、主に霊夢(お茶)と魔理沙(強奪)と妖精軍団(遊び)しかこないから)最初からクライマックスなテンションだ
『これはどうやって使うの?』
『ああ、これはこうやって・・・』
『貴方は何でも知ってるのね、凄いわ』
『いや、使い方さえわかれば誰でも使えるものばかりだから凄くはないよ』
『いいえ、皆が知らないことを知ってるのは凄いことだと思うわ』
次々と品物を持ってきては僕の説明を熱心に聴き驚き、そして感嘆の声をあげるさとりに僕もヒートアップし時間はあっという間に過ぎていった
『おお?もう日が暮れてる、そろそろお開きにしようか』
気が付けばもうすっかり日は落ちて暗くなっていた
『そうね早く帰らないとあの子達も心配するでしょうし』
そう言いながらもさとりは中々帰るそぶりを見せない。表情をみればさっきまでの楽しそうな顔が嘘のような沈みっぷりだ、僕はやれやれと息を吐いて
『またいつでも店にきなよ、客としてなら大歓迎だけどまあ客じゃなくても別にいいから燐も連れてきたらいい』
(さとりなら客じゃなくても歓迎だけどね)
『ありがとう、こんどはお燐達も連れてまた来ますね』
(本当にまた来て欲しいと思ってくれてるんだ・・・)
表情に元気が戻りさとりは店を出て行った
静かになった店内を見て何か久しぶりに充実した1日だったなと改めて感じた
『さとり様嬉しそうな顔してますねー何かいい事あったんですかあ?』
『ふふ、ちょっとね』
『秘密なんてズルイですよあたいにも教えてくださいよー』
『私もー私もー』
本を読んでもらうかの様にせがんでくるお燐とお空に私は今日の出来事を話始めた
二人ともやはり地上に興味津々のせいか食いつき度が全く違う。
(あたい、こんなに楽しそうな顔するさとり様久しぶりに見たなー何かこっちまで楽しくなっちゃう♪)
(いいなーいいなー何か本当に面白そう、お燐も行った事あるとこみたいだし今度は空も連れてってー)
『はいはい、じゃあ今度はお空も一緒に遊びに行きましょうね』
『やったー♪やくそくですよーさとり様!』
『ねえねえあたいも一緒に行ってもいいんでしょ?』
『もちろんよ』
それから香霖堂に毎日のように遊びに行く様になった
お空を初めて連れて行ったときは彼も『わあ、鴉が人間になった!』とか驚いていたけど
彼は優しいからお空もお燐もすっかり懐いちゃって何か二人に独占された気もするけど私と二人の時は道具の説明から他愛の無い会話までいっぱい話しをしてくれるから不思議と嫉妬しない
たまに魔理沙とかが来て悪気はないんだろうけど心が読まれるのが苦手なのかそそくさと去っていく
それを彼が見ていつも不思議そうにしてるのを見ると心の中に一抹の不安が生まれる・・・
(彼が私の能力を知ってしまったら)
(彼も私を避けるようになってしまう)
(でもこの能力を使って彼に好かれるように彼の望むように振舞っている)
(本当に嫌なら妹の様に封じてしまえばいいのに)
(やっぱり私はズルイ女)
そんな不安もあるけれど今日も一人で香霖堂に遊びに来ていた。しかし店員がいるとはいえ店主が営業時間中殆どいないとかどういう店なんだろうとは思う
そのおかげでゆっくり彼とお話できるのだけど。今日もお店は暇なので彼に地底の事やお空とお燐の話をしていたその時ー
カランカランー
ベルが鳴ったと同時に目の前に現れた美女に私も彼も驚く、そして
『咲夜さんいい加減その来店のしかたやめませんか?毎回心臓に悪いんですが』
『あら別にいいじゃない、客には変わりないんだし』
しれっと返すメイド姿の美女
咲夜・・・?ああ紅魔館のメイド長か確か時間を操る程度の能力の持ち主
大方時間を止めて入ってきたのだろうと考えていると彼の心の中が流れ込んできた
(相変わらず綺麗だなあ咲夜さん)
(こんな美人と付き合ってみたいよなあ)
客観的にみれば男であれば誰もが思いそうな事。だけど私はもう客観的に捉えられない程彼に惹かれていたのだった
(どうして!)
(私は貴方の望むように接してきたのに!)
(私にはそんな事感じなかったのに!)
(どうしてなのー)
嫉妬や怒り色々な感情が頭の中を駆け巡る
『・・・とり?さとり?』
彼の声で我に返った
『あの女は?』
どんな顔で今の言葉を言ったのだろう・・・彼の顔が見れない
『ああ咲夜さんならさっき帰ったよ、それよりもさとりどうしたんだ?どっか悪いのか?』
『別に大丈夫よ』と一言告げて私は店の出口に向かう
さすがにおかしいと感じたのか彼が手をつかむ、慌てて掴んだために強引に引っ張られる形になりその反動で私の感情が決壊した
『貴方はさっきの女が好きなんでしょう!?だったら私なんかに構わないであの女と仲良くしたらいいじゃない!』
あまりの剣幕に彼は呆然としていたが私は何の事か判らない振りをして誤魔化そうとしていると思い
『私は他人の心が、考えてる事がわかるの!だから貴方があの女にどういう感情を持っているのかもさっき伝わってきたの!』
『貴方に好かれる様に接して、振舞ってきなのに!どうして?どうしてなの!』
そこまでまくし立てて私は我に返った
(言ってしまった)
(私が皆に嫌われ敬遠されてきた理由)
(しかもそれを使って彼に好かれようとしてた事まで)
(終わってしまった)
『・・・知ってたよ』
・・・え
私は耳を疑った
『魔理沙達がさとりを妙に避けるから気になって聞いてみたんだ、まあさすがに僕に好かれようとしてるのは気付かなかったけどね』
『知っていたのに何故平然と私と一緒にいれたの・・・』
『んーまあ一緒にいて楽しかったし、その・・・さとりの事も好きになってたしね。覗かれて困るほど考え事もしてないし』
『自慢になってないでしょそんなの、私のこと好きって・・・でもさっきは咲夜さんの事綺麗で付き合いたいって・・・』
『そりゃあんな美人みたら誰でもそう思うんじゃないの?でも咲夜さんに恋愛感情は持ってないぞ』
しれっと言い放つ彼に私はため息をつきながら
『そこは嘘でも否定する所でしょう?』
『どうせお見通しなんだしいいじゃないか』
何だろう開けっ広げの心のはずなのに覗けば覗くほど彼が・・・わかっている筈なのにわからなくなる
『本当に私でいいのかしら?隠し事はできないわよ』
『構わないさ。その方が悪さをしなくてすむしね』
『じゃあ心が読まれなかったらするのかしら』
『さあね』
曖昧な返事を返す彼だけど私には彼が思っている事がわかるから
彼にそっと寄り添い口付けをした
やっと見つけた、私の全てを受け容れてくれる人のため
私はこの力で彼の望みを叶えていきたい
〈終わり〉
あなたも、それだけの時間をかけて作品をゆっくりと練り上げてみてはいかがでしょうか。
それと、私が投稿を始めたばかりの頃、参考に「小説」「書き方」でググったら丁寧に作品作りの指南が載っているサイトがあったので、一度ご覧になってみては? サイト名は忘れましたが。
話自体はお世辞にもいいとは言えない出来だと思ったのでフリーレスとさせていただきますが、これからの成長に期待していますよ。
後は勉強しながら回数をこなして良いssを投稿されるのを期待します
蛇足ですが今回の得点は気にしない方が良いですよ
東方に限らず二次創作はオリキャラで特に恋愛物は中々受け入れられないですからね
次回は東方キャラオンリー物も考えられては?
乙~
でもそれは東方に限らず…ていうか他の作品の方が東方よりも排他的でオリキャラ許すまじって空気があるし。
ところで、東○夜伽話ってところに行ってみれば?あそこはオリジナルor自分を投影したオナニーキャラが主人公であるオナニー話が満載みたいだし。18禁サイトで気違いしか湧いてないけど、そこならオリキャラも不自然じゃないかも。