Coolier - 新生・東方創想話

あぶく

2018/02/11 02:56:54
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 泡が並並と溢れる木桶を、愛でるように抱きしめる少女について、はじめに言及しなければならない。
 射命丸文がその幼い少女に出会ったのは、訪れた寺子屋の庭でのことであった。少女の周りに他の子どもはいなかった。ただ、少し遠くから半人半獣の女教師が心配そうに見つめていた。当然ながら文は、少女の抱える木桶と、その中身の謎のあぶくに注目した。「この泡はなんなのか」と訊ねると、少女は「はな」と言った。「野良猫なの」
 文は最初、少女の言う意味が理解できなかった。しかし、話を聞いているうちだんだんと理解してきて、最終的には得心がいくものとなった。少女いわく、この泡は元々はなという名の野良猫であったという。この少女がよく可愛がっていたそうだ。ところが、その猫はある時から泡に変わり始めた。四肢に始まり、胴体、首、頭……最後にはすべて溶けてしまい、残ったのは泡だけであった。
 通常の神経であれば少女の正気を疑うところであろう。事実、得体の知れない泡を愛でる少女は尋常でなかった。しかし、文は少女の弁を全然疑わなかった。少女の言葉が真実であると、文の身体がもっともよく知っていたのだ。

 文が纏う記者用の服、その長袖の下、右の二の腕には、白い包帯が巻かれていた。包帯の下では、小さな傷口がじくじくと痛み、今その瞬間も……泡を吐き出しているのである。

 

 
あぶく


 

 
 文が怨霊風情に手傷を負わされたという驚くべき事実は、文には珍しい気持ちの落ち込み、それに由来する不注意、油断によるものである。その日、姫海棠はたての住処から帰っている途中、文は妖怪の山の獣道を独りきりであった。時分はとうに真夜中であった。はたての家で行われた御祝い――なんとはたては新聞コンクールで初めて入賞したのだ――が深夜まで食い込んでしまったのだった。
 文にとってはたては、天狗の仲間であり、新聞記者としてはライバルの関係で、日頃から罵り合い、貶し合い、殴り合い、しかし切磋琢磨しあう仲であった。それが入賞したという知らせは素直に喜ばしいものであり、しかしながら当然、複雑な思いもあった。取り残された気持ちになったものである。実績などくそくらえと考えていた文においても、いざ差がついてみると、想像以上にそれは大きく感じられたのだ。
 そうして、いささかセンチメンタルに陥っていた文は、背後からの急襲に気づくのが少し遅れた。ようやく襲い来る瘴気に気づいたとき、怨霊は文の背中へ触れんばかりの距離にあった。文は無理やり身体を捻り上げて、怨霊の直撃を回避したのだが、その際に右の二の腕へ瘴気がかすった。かまわず文は、自身の周囲に山ほどかまいたちを作り上げて、命知らずの怨霊を一網打尽にしようとした……ところが、想像以上に怨霊はすばしっこくて、そのまま闇の中に逃げられてしまった。
 
「はー。私としたことが」

 右腕をさすりながら、ますます情けない気持ちになった文であったが、その時は怨霊を追い立てようなどと思いもせず、わずかなかすり傷もそのうち治るだろうと適当に考えていた。
 ところが傷口は時間の経過とともに広がっていき、そしていよいよ決定的であったのは、傷口から謎の泡が噴き出し始めたことであった。まるで蟹が泡を吐くように、ヘドロからガスが漏れ出るように、ぽこぽこと泡は傷口から出でて、消えることなく残り続けた。文は、くだんの怨霊を討伐しなければならないと感じた。このように後遺症が残っているのは、事件の際に怨霊を取り逃がしたせいと思ったからである。
 泡、怨霊という合言葉を手がかりに、里で聞きこみをするうち、文は冒頭の少女まで行きついた。少女の話を聴いて、怨霊を討伐する決意がいっそう強まった。なにしろ早く対処しなければ、あの野良猫のように全身泡になってしまうのだ。怨霊は精神に作用してくるものだから、強靭な妖怪といえどただでは済まされないであろう。

 他方、この状況下においても文はしたたかであった。本事件を記事に仕立て上げてやろうと考えたのである。ただの怨霊退治では何も面白くはないが、今回の泡の怨霊、実にエンタアテイメントであると文は思っていた。例えば、猫が丸ごと泡に帰してしまったという怪奇性、記者である文自身がそれに侵され、いずれ同じ運命を辿るかもしれないというひっ迫感。実録記事として世間に出せば間違いなく「うける」自信が文にはあった。

 怨霊を成敗するためには潜伏場所を知らなければいけないので、手がかりを掴むために、文は里のはずれの妖怪寺を訪れた。門の近くにいたやまびこの妖怪に事情を話すと、すぐに客間に案内され、そこで寺の尼公と対面した。
 
「住職にお会いできるかと期待していたのですが」
「あいにく聖は忙しい身ですから、私でも多少の相談には乗れますけれど」
「まあ貴方でもいいですがね」文は尊大に言った。「怨霊についてご相談したく思いまして」

 文は今の状況を簡潔に伝えた。そして怨霊がいそうな場所を教えてほしいとも付け加えた。尼公は顎に手をあてて「うぅん」と唸る。
 
「泡の怨霊とは聞いたことがないですが。とはいえ、怨霊の性質も様々でしょうからね」
「やはり貴方では役者不足ではありませんか」
「いたずらに気持ちを逆なでする方ですね」尼公はムッとしていた。「そう焦らないでくださいな。性質は様々ですが、怨霊というものは一貫して、現世で受けた仕打ちに恨みを持っているのです。つまり、その怨霊は生きているうちに、よほどむごたらしい目に合わされたのでしょうね。それも泡によって」
「泡に殺されたということですか?」
「そう思います」尼公は頷いた。
「しかし、泡のようなやわらかいもので生物を殺められるとは思えませんが」
「殴り倒す以外にも手段はあるでしょう。たとえば泡が気管に詰まってしまえば息ができなくなり、死んでしまいますね」

 尼公の言葉に、文の思考は一気に回転した。泡に溺れる……中々不可解な状況ではあるが、ひとまずそのようにアタリをつければ、怨霊の根源となっているもの――すなわち亡骸である――のありそうな場所は限られる。泡はそもそも水がないと生まれ得ないので、探すべきは水気のあるところなのである。根源さえ廃してしまえば怨霊は消えるはずだ。
 文は「ありがとうございます。御恩はいずれ」と言って、妖怪寺を後にした。尼公が後ろから何かを言っていたが気にしないことにした。文は頭の中で、幻想郷の水場をいくつも列挙していた。各地にある沢や、ため池、井戸、もっと細かく考えれば、そのあたりの民家に置いてある水瓶もそうだ。しかしひとまずは前者の方を捜索してみようと考える。すぐに文は飛び立ち、幻想郷中の沢という沢を見回り始めた。
 すぐに、これは考えた以上に途方もない作業だと感づいた。文がいくら高速で飛行できるとはいえ、目まで高速に対応できるわけではない。その都度止まるか、ゆっくり飛行して、見て回らなければならないのだ。その日は午前中に里で聞きこみをし、寺で話を聴いたりもしていたので、捜索できる時間は短かった。日が暮れかけたところで妖怪の山へ戻ることにした。
 次の日、捜索を再開しようと、人里付近を通りかかったところで、文は何者かに呼び止められた。声のする方向を見てみると、そこには紅白の巫女が立っていた。
 
「これはこれは、霊夢さん。御用ですか?」
「まあね。あんた怨霊のこと調べてるでしょ」

 文は一瞬ドキリとしたが、つい昨日、大っぴらに里で聞きこみをしていたのだから、霊夢の耳に入ってもおかしくはないなと思った。それよりも霊夢がこの件に興味を持っていそうな雰囲気であることが気になった。
 
「ええ、仰る通り」文は正直に言った。「霊夢さんが解決に乗り出そうということは、結構な大事のようですね」
「まだ人がやられたわけじゃないけど、時間の問題ね」霊夢は文を睨んだ。「あんたみたいな天狗が里の問題に関わってきて、どういうつもり?」
「勘違いしているようですが。怨霊は里だけでなく、我らが妖怪の山においても不埒を働いているのです。単なる里の問題ではありません」
「へえ。思ったよりも神出鬼没ね」霊夢は驚いていた。
「里ではどれくらいの被害が出ているのですか?」
「野良の動物とか、家畜が結構やられているみたい。それで……もしその怨霊を見つけたら、私に伝えてくれないかしら」
「怨霊程度、私だけでも十分だと思いますがね」
「ちょっと訳ありなの。お願いしてもいい?」
「承知しました。音速でお知らせいたしますね」

 霊夢はまだ文のことを訝しんでいる様子であったが「それじゃよろしくね」と言い残して去っていった。文には、怨霊を見つけたところで霊夢に伝える気など更々なかった。それでは全く、実録記事としての価値がなくなってしまうからだ。記者にふりかかった火の粉を、記者自身が振り払うということに目新しさがあるのだ。博麗の巫女が倒してしまったとなると、まるで面白くない記事が出来上がることだろう。
 文は上空へ飛び立ち、沢にそって捜索を再開した。昨日は里よりも東の方を探したので、本日は西の方を探すことにした。無縁塚とか、無名の丘とか、文にはあまり縁のない領域であった。人の手があまり入っていない場所のため、自然の沢は山ほどにあった。文はそれぞれを注意深く探索したが、中々成果は上げられなかった、つまりは、泡の気配を全然感じなかったのである。
 太陽が西へと沈みかけて、幻想郷が朱色で染まり始めた頃に、文はいよいよ二日目の捜索を諦めた。されども焦りという感情はなく、しらみつぶしとはこういうものだろうと、文の心根は冷静であった。魔法の森の上空を飛び越えて、妖怪の山のふもとを見下ろしているときに、斜面を滑り落ちる水の流れをいくつも見つけた。そういえば、この山を伝い落ちる沢に対して、文は注目していなかったのであった。
 帰宅のついでという程度に、沢に沿って山を登った。そのうち、文は異様な雰囲気を感じ取った。山を流れる水は、小石や岩にろ過されてすべからく美しい、はずなのだが、どこか水が濁っているように思えた。そしてついに文は、沢の水面にいくつかの泡が流れていく様子を目撃した。引き続き、沢の上流を目指し登っていく。しばらく進んだところで滝に突き当たった。静かに音を立てる滝であったが、滝つぼに当たる場所を見てみれば、とめどなく泡まみれとなっているではないか。文は、その異様に薄気味の悪さを覚えつつも、ついに尻尾を掴んでやったと高揚もしていた。
 滝つぼの近くへと降り立って、泡だらけの水面を眺めると、魚が何匹も、ぷかぷかと浮いて死んでいる光景があった。魚のえらには泡がまとわりつくように入り込んで、魚の呼吸を駄目にしているのが自明であった。文の中では既に答えがまとまりつつあった。現世でむごたらしく泡に殺められた者とは、すなわち目の前の魚たちであり、これらが怨霊の起源であったのだ。
 不意に……文は気配を感じて、赤い空を見上げてみると、そこにいた怨霊は、数日前に襲撃してきたものよりも、ずっと汚らわしい瘴気を纏っていた。まるで、亡骸から直接力を受け取っているように、近くにいればいるほど増長するようであった。怨霊は考えもなく(当たり前だが)文に向かって突進を謀った。文もまた何も考えることはない、前回と同じように、周囲を風の刃で一網打尽とした。そして今度こそは怨霊を捉え、怨霊は目の前で八つ裂きになった。汚穢に満ちたガス状のものが周辺へと霧散する。ところが通常でないのはここからで、霧散したはずの瘴気は、再び一点に向かって集まり始めたのだ。まるで斬撃が効いていないようであった。文は、以前この怨霊を仕留め損ねた理由にようやく得心がいった。

「滅されることもなく、救われることもない。哀れとしか言いようがない。今ここで、私の手によって解放されるがよい」

 憐憫に満ちた台詞を言っているようで、文の瞳には侮蔑の色しかなかった。文は懐から、あらかじめ用意していた油と塩を取り出して、順番に滝つぼへとぶちまけた。普通、水の流れで押されてしまうところ、水面の泡の膜にそれらは残った。そして、文はマッチを擦ると、間髪入れずにあぶくへと投げ入れた。
 水の近くにも拘らず、泡と、一緒に浮いている魚の亡骸は、ごうごうとよく燃えた。たまに風で扇いでやると、炎は消えることが無かった。文の目算通り、亡骸が炭へと変わっていくにつれて、怨霊の瘴気は空気に溶けていった。ようやく焼き尽くされた頃、そこには水が流れる音以外のなにもなかった。

 

 
 後日、文の新聞はコンクールで入賞した。その内容は、幻想郷を陥れかけた怨霊の魔と、河童の環境破壊に対する問題提起であった。文は、怨霊を成敗した直後、滝の更に上流へ進んでいったところ、河童が運営する謎の工場を発見した。工場の裏にあった排水管を眺めてみると、泡だらけの汚水が、どばどばと節操なく放流されているのが明らかであった。
 文は、自身が怨霊を退治するに至ったいきさつと、怨霊を生む原因となった河童の環境破壊を糾弾する、これらの内容を組み合わせることで、ただ武勇伝としての性格だけでなく、社会派な新聞記事として成功した、と考えていた。実際は、天狗が下劣な怨霊を叩きのめすという、天狗の傲慢を心地よく愛撫する内容であったことが多分に評価されたわけであるが、文の知るところではない。
 文の取った賞は、前にはたてが貰ったものよりもずっと上等で、はたてはさぞ悔しがったことであろうが、それでもある時文の家を訪ねてきて、その顔は笑っていた。
 
「ごきげんよう。早速文に抜き返されちゃったみたいね」
「はたて」
「今夜一緒に飲まない? 勿論おごりは文ね。コンクールの賞金、全部使ったなんて言わないでよ」
「ごめんなさい」文は無表情で言った。「今そういう気分じゃないわ」
「なぁによ。まさか、私みたいな下の人間は相手にできないとか、言うんじゃないでしょうね」
「そんなことはないわ。気分じゃないの」
「文?」
「申し訳ないけれど、帰ってちょうだいな」

 目の前で明らかにはたてが心配そうな顔をしていた。失礼とは思いつつ、しかし文は玄関の戸を閉めた。
 ここ数日の文は、暗澹たる思いの中にいたのであった。床の上に投げ出された新聞――文自身が書いた怨霊の記事だ――を見るたび、普通ならば自尊と高揚の念が湧きあがってくるものを、それは文を責め苛んでいるようにしか感じられなかった。
 文の気持ちを貶めているのは三つの事実である。
 一つは尼公の言葉。新聞を書き上げたのち、謝礼のため改めて寺を訪れたとき、尼公は怨霊退治のいきさつを聞いて顔をしかめた。尼公の発した言葉は次の通りである。怨霊は成敗するのでなく、供養されるべきでありました。
 二つ目は博麗霊夢から受けた説教。文は霊夢からのお願いを無下にしたので、こっぴどく叱られる羽目になった。そして、霊夢が「私に伝えてほしい」と依頼してきた理由を聞いたのである。いわく霊夢は、里の有力な養鶏の家から、泡になりかけた家畜を元に戻してほしいとお願いされていたのだ。そうする場合、怨霊は滅されるべきでなく、神霊として昇華されなければならないと、霊夢は語った。
 そして三つ目は……文が改めて、里の寺子屋を訪れてみると、以前会った少女は、変わらず木桶を抱きしめていたのであった。

「はなはいつ元に戻るの?」

 文はこの失敗の原因を、いまや反芻しても仕方がないのだが、思い返していた。文は間違いなく、新聞記者としては謙虚であったのだ。しかし、やはり天狗らしく傲慢であった。自分よりも下の者など、力でねじ伏せることができる、実際その通りであるので、文はこれまで改めようなど考えたことはなかった。
 結局のところ、傲慢が謙虚を台無しにする、まさに水の泡としてしまったのだろう。文はそう思えど、やはり今となっては仕方がないので、この状況を打開する策を講じなければならなかった。畳に身体を投げ出して、天井を見上げ、ひとつため息をついた。同時に、右の二の腕がじくじくと痛んだ。包帯は日々長くなり続けている。
 

 
7様、誤用のご指摘ありがとうございます、修正いたしました。
あどそ
http://twitter.com/adsorb_organize
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コメント



0.700簡易評価
1.90名前が無い程度の能力削除
最後におとぎ話めいた教訓を感じるのがよいですね
2.100怠惰流波削除
とても楽しめました。

少しホラーで後味の悪い締め方が、あぶくのように残っています。
3.30名前が無い程度の能力削除
地の文が説明のしすぎで鬱陶しい。
4.70奇声を発する程度の能力削除
面白かったです
5.100名前が無い程度の能力削除
天狗の傲慢さもそうだけどやっぱ知識とか対処法を模索せずによくわかんないものを終わらせることの恐怖が詰まってる。某映画と同じで、呪怨の類は元がなくなっても現世に残り続けるということか……
6.70名前が無い程度の能力削除
良いテンポと後味の悪さでした
7.80創想話好き削除
面白かった。丁寧に創られ書かれていた

一応書いておく
この場合の役不足は現行国語に照らし合わせると誤用、らしい。役者不足か力不足が望ましいとか。口語では頻繁に逆転してるし30年後は統合されてそうだけど。
8.90電動ドリル削除
こういう後味の悪さ、すがりつく後悔、好きです。
10.90名前が無い程度の能力削除
これはいいですね
12.100名前が無い程度の能力削除
面白かった
こういう終わり方は好きです
13.100スベスベマンジュウガニ削除
面白かったです!!!
自然とストーリーに引き込まれる感じがして素晴らしかったです
14.100南条削除
とても面白かったです
幻想郷には不気味な存在が当たり前のように潜んでいて、対処法を間違えると取り返しがつかなくなるということを感じました
16.100もなじろう削除
ねっとりと纏わりつく後味の悪さが心地よい
文章も重さと読みやすさのバランスが絶妙でした
17.100名前が無い程度の能力削除
他の方も言われている通りどこか後味の悪い終わり方でしたが、それが唐突(最後に怨霊が出てきてギャー!とか)でなく丁寧に筋道立てて描かれており、射命丸の人物像も一貫していて無駄がなく、描写の巧みさもあってとても綺麗なお話だと思いました。
後悔しつつもホラー映画の犠牲者の人間みたいに絶望したりはせず、打開する策を講ずる方に向かう射命丸が、天狗らしくて好きです。
19.100kosian64削除
タイトル通りのオチ、最後の伏線回収が素晴らしかったです。
20.100大豆まめ削除
面白かったです。
じとじとと後味の悪いホラーですね。
23.100名前が無い程度の能力削除
話が無理なく進んでいくので没入感が高いですね
こういう後味の悪いオチは好きです
25.100Iwanna削除
非常に面白かったです!
文が丁寧で読みやすかったですし、最後の一文で残る余韻が良い味を出しています。
30.90名前が無い程度の能力削除
驕り高ぶりが身を滅ぼすという点で絞られていて面白かったです
後味の悪い作品は苦手ですが回収と破滅を匂わせるオチが綺麗ですっきりと読めました