注意!
約一名、泥酔の為大変キャラ崩壊が進んでいます。
ご視聴の際は、注意して読んで下さい。
やあ、諸君。そっちでは今が昼なのか夜なのかは知らんが御機嫌よう。
此処からでは茶の一つも出せないが、ゆっくりと寛ぐと良い。
…………ああ、すまない。自己紹介が遅れたな。
諸君らは『紅魔館』と言う屋敷をご存知だろうか?………ふむ、知っているのなら話は早い。私はその
屋敷にいる者の一人だ。名前は………まあ名乗る必要も無いか。適当に弾幕をばら撒く程度の雑魚ぐらいに
認識しておいてくれ。
さて、そんな私が何故諸君らに声を掛けたかと言うとだな…………
「ちょっとぉ…………あんた聞いてるのぉ?」
「え?ああ、はいはい聞いてますとも」
私は現在、紅魔館メイド長である十六夜 咲夜氏に絡まれている真っ最中なのだ。
時間にしてかれこれ一時間。私は彼女の愚痴に付き合っているのだが………此処で巡り合ったのも何かの縁、
諸君らもこの席に同伴しては如何かな?と思ってね。かの十六夜 咲夜のプライベートの片鱗を聞けると
なれば、悪い話ではないだろう。
後で怒られないかって?安心しろ、彼女は酔い潰れたら綺麗サッパリ忘れる性質だし、彼女の主も面白がって
何も追及はしてこないだろう。私が保証する。
まあ、アレだ………もし『無駄な時間を過ごしちゃったぜコンチクショウ』と少しでも感じたのなら、諸君らが
幻想郷に迷い込んだ時は私を訪ねると良い。お詫びにお茶の一つでもご馳走しよう。
「何よその気の無い返事はぁー………ほんとは聞いてないんでしょう、そうなんでしょうー」
「聞いてますって。ほら」
「んう」
ナイフを振り回す一歩手前の十六夜メイド長のグラスにワインを注ぎ、暴走を事前に防ぐ。本日も見事な
泥酔っぷりですな、メイド長。普段のクールなアンタは何処行った。
カリスマブレイクならず完全で瀟洒なブレイクをかましているメイド長。
さて、今度はどんな愚痴が出る?
† † †
「それでさぁ、ええと………何だったかしら」
ワインを一気飲みと言うマナーの欠片も感じられない飲み方を堂々とやってのけるメイド長が私に問う。
実際、この問題だらけの紅魔館を実質一人で担いながらも顔色一つ変えない彼女がアルコールの類に頼る程の問題と
言うのは大体三つに分けられる。
一つは、毎度御馴染みあの黒白魔法使いによる古書の強奪。及びその過程で発生する館内の損傷。
もう一つは、主によるちょっとした無茶振り。
どちらも被害を被った際はこうしてワインを飲んで気を紛らわせてはいるが………それも「本当、困っちゃうわよねぇ」
程度に苦笑しながらちびちび嗜む程度でこんなに酷くない。
彼女がここまで泥酔する要因は、一つ。
「本日の話題は美鈴門番長についてですが」
「そう!そうだったわ!聞いてよもう!」
酔っている所為で話題の接続に少し時間が掛かったが、渦中の人物について思い出したメイド長は今宵何度目かになる
憤慨スイッチを入れて私の背中をバシバシと叩く。
一応私も人外の類なんだが、こうなった人間の一発は何でかすげぇ痛い。
何だかんだで魂が篭っているからだろうか?それはさて置き、彼女の悪酔いの原因というのはだ。
紅魔館正門守護部隊………通称を門番隊と言われる者達の長、名前を紅 美鈴と言う妖怪が居るのだけど………
彼女の存在が、あの完全で瀟洒な存在であるメイド長をここまで引っ掻き回しているのだ。
引っ掻き回すと言っても、美鈴門番長の素行が悪いとか、職務怠慢だとかそおいうのでは無い。寧ろ彼女は優秀だ。
では何が悪いのかと言えば…………それはこれからメイド長の口から語られるだろう。
適当に各自、飲み物でも用意して聞いてみてくれ。
†ここからは会話のみになります。ご了承ください。†
「美鈴はねぇ………駄目だわ!もう全然駄目!」
「駄目ですか。厳しいですねメイド長」
「はぁ~?私のどこが厳しいってのよぅ。ナイフ刺すわよこのー」
「やめてくださいよ………だってそうじゃないですか。そりゃ魔理沙様には少々戦績が悪いですが、
そこらの雑魚妖怪には防衛率100%、人望も厚く、掃除料理その他の能力もメイド長に匹敵する
技量をお持ちであられる門番長の何処に、非があるのか私には………」
「や、美鈴の働き振りには何の文句も無いわよ私だって。ちゅーか、もし文句がある奴が
居たら私が直々に重機の下敷きにしてぶっ潰してやるわ」
「それはまた。では何が駄目なんです?」
「神経」
「は?」
「神経よしんけい。あの娘は人の気持ちをまるで分かっちゃいない無神経女なのよ!」
「無神経………ですか。美鈴門番長が?」
「そうよ!貴女知ってる?あの娘はね、毎回勝手に私の部屋に入って私を起こすのよ!?」
「はあ」
「しかも『咲夜さんはいつも忙しいから、朝ぐらいゆっくりしないと』って言って私専用に朝食も
作っちゃってさあ!時間操れるんだからその気になりゃいつでもゆっくり出来るわよ!」
「怒るとこですかそれ?私的にはめっちゃ羨ましいんですけど」
「羨ましいですって?紅魔館の全権を任される私にとっちゃ、一端の門番風情にお世話になるなんて
屈辱よ屈辱!貴女のような下っ端には、理解できないでしょうけど!」
「そう思ってるなら自室ごと時間停止させて外部からの干渉を隔絶すれば良いのでは………」
「お馬鹿!そんなことしたら美鈴が入って来れないじゃない!!」
「あ、そうか。すいません………え、あれ?」
「あによ」
「や、あの…………ん?」
「なーにーよー」
「…………いえ、何も。それで、他には?」
「ほかぁ?はっ、色々駄目すぎてどれを言えば良いやら………そうね。あの娘ってよく
頭を撫でる癖があるわよね?」
「ありますねぇ。仕事中も遊びに来た氷精とか宵闇とかの頭撫でてますし」
「私の頭も撫でやがるわ」
「ほう」
「一通りの仕事を終えて、入浴を済ませて、自室で横になってるとね………『今日も一日、ご苦労様でした』って
ニコニコ笑ってなでなでと………疲労で私が動け無い事を知ってあのヤロウ…………!」
「美鈴門番長は女性ですよ。てか、何故そこに門番長も一緒に居られるのですか」
「私と美鈴は仕事の終わる時間が同じだから当然でしょうに。何を言ってるの?」
(終わる時間が同じだからって部屋まで一緒なのは当然なのか………?)
「あー、そうそう!入浴で思い出したけど、以前パチュリー様が倒れた日があったじゃない?」
「一週間ぐらい前ですっけ?外が雨降ってて門番長ずぶ濡れでしたね確か」
「そうそれ!あの娘ったら私が折角雨合羽作ったのに『咲夜さんのお手製を泥だらけになんて出来ませんよぅ』って
苦笑しながら頑なに着るのを断ったのよ!?私の雨合羽がそんなに不満かコラァ!!!」
「あー、まあ………そこは無神経かもしれませんね。雨合羽も無しに立ってちゃ、私達が苛めてる
ようにも見えちゃいますし」
「でしょう!?世間体以前に心配している私の身にもなりなさいよ!挙句服が濡れて
スケスケピタピタだってのに微塵も気にしないで門番して………!
自分がどんだけエロいプロポーションしてるのか自覚無いのかあいつは!?」
「門番長だから仕方ないですよそこは。ところで、“入浴”から話題がズレてやしませんか」
「え?ああ………そうね。で、そのあと私が無理矢理美鈴を風呂に放り込んだんだけど」
「一緒に入れられましたか」
「ええ………しかも『私の所為で咲夜さんも汚れちゃったから、私が綺麗にしてあげますねー』って
身体の隅々まで洗って………視界の端々にデカメロン見せやがって!さっきもいったけど自分の
プロポーションに自覚ないのかーーーーーーーーー!!!!」
「門番長故以下略ですよ」
「………………」
「? どうしました」
「よく見たらアンタも、良い身体してるわね…………」
「………はい?」
「どいつもこいつも私の前に豊満な双丘を………!テメェも美鈴と同じ無神経かああああああああああああ!!!」
「ちょ、メイド長!!いくらなんでも理由のこぎ付けに無理が………痛っ!?ナイフ投げないでナイフ!!」
† † †
「はあー………ようやく収まったか…………」
無事か?諸君。
現在、私の苦労など一切認知せず十六夜 咲夜は床に伏して眠りこけていた。
アレだけ飲んでこれだけ暴れたからか、割とすっきりした表情ですぅすぅと寝息を立てている。
「うー………めいりんのくせにー………こどもあつかいするなー…………」
まあ寝言はこんなだけど。夢の中まで一緒とか活躍しすぎだろう美鈴。
「わたしはぁ………あなたと…………たぃとう………に…………」
「…………やれやれ」
軽く溜息をついて、私は咲夜を抱えてベッドへ運ぶ。
美鈴とは対等な立場でいたい。幼い頃紅魔館にやって来て、彼女にメイドのノウハウを教えられた頃から
咲夜が抱いている願望。
だけど相変わらずあっちの方が一枚上手で、悔しいけど彼女に優しくされるのが嬉しくて………そんな沢山の
感情がない交ぜになった複雑なモノをどこかに吐き出したくなった結果がコレだ。
私達からみれば惚気以外の何物でもないが、本人は本人なりに苦労しているようなので、何も言うまい。
強いて付け加えるなら、精々頑張れ~ぐらいか。
さて、咲夜も潰れてしまったし今回はこの辺でお開きにしようか。少しでも諸君らの退屈が紛れたのなら、
私としても幸いだ。
「それでは、またの機会に」
「あら、レミィ。そんな格好してどうしたの?」
「ちょっとね」
約一名、泥酔の為大変キャラ崩壊が進んでいます。
ご視聴の際は、注意して読んで下さい。
やあ、諸君。そっちでは今が昼なのか夜なのかは知らんが御機嫌よう。
此処からでは茶の一つも出せないが、ゆっくりと寛ぐと良い。
…………ああ、すまない。自己紹介が遅れたな。
諸君らは『紅魔館』と言う屋敷をご存知だろうか?………ふむ、知っているのなら話は早い。私はその
屋敷にいる者の一人だ。名前は………まあ名乗る必要も無いか。適当に弾幕をばら撒く程度の雑魚ぐらいに
認識しておいてくれ。
さて、そんな私が何故諸君らに声を掛けたかと言うとだな…………
「ちょっとぉ…………あんた聞いてるのぉ?」
「え?ああ、はいはい聞いてますとも」
私は現在、紅魔館メイド長である十六夜 咲夜氏に絡まれている真っ最中なのだ。
時間にしてかれこれ一時間。私は彼女の愚痴に付き合っているのだが………此処で巡り合ったのも何かの縁、
諸君らもこの席に同伴しては如何かな?と思ってね。かの十六夜 咲夜のプライベートの片鱗を聞けると
なれば、悪い話ではないだろう。
後で怒られないかって?安心しろ、彼女は酔い潰れたら綺麗サッパリ忘れる性質だし、彼女の主も面白がって
何も追及はしてこないだろう。私が保証する。
まあ、アレだ………もし『無駄な時間を過ごしちゃったぜコンチクショウ』と少しでも感じたのなら、諸君らが
幻想郷に迷い込んだ時は私を訪ねると良い。お詫びにお茶の一つでもご馳走しよう。
「何よその気の無い返事はぁー………ほんとは聞いてないんでしょう、そうなんでしょうー」
「聞いてますって。ほら」
「んう」
ナイフを振り回す一歩手前の十六夜メイド長のグラスにワインを注ぎ、暴走を事前に防ぐ。本日も見事な
泥酔っぷりですな、メイド長。普段のクールなアンタは何処行った。
カリスマブレイクならず完全で瀟洒なブレイクをかましているメイド長。
さて、今度はどんな愚痴が出る?
† † †
「それでさぁ、ええと………何だったかしら」
ワインを一気飲みと言うマナーの欠片も感じられない飲み方を堂々とやってのけるメイド長が私に問う。
実際、この問題だらけの紅魔館を実質一人で担いながらも顔色一つ変えない彼女がアルコールの類に頼る程の問題と
言うのは大体三つに分けられる。
一つは、毎度御馴染みあの黒白魔法使いによる古書の強奪。及びその過程で発生する館内の損傷。
もう一つは、主によるちょっとした無茶振り。
どちらも被害を被った際はこうしてワインを飲んで気を紛らわせてはいるが………それも「本当、困っちゃうわよねぇ」
程度に苦笑しながらちびちび嗜む程度でこんなに酷くない。
彼女がここまで泥酔する要因は、一つ。
「本日の話題は美鈴門番長についてですが」
「そう!そうだったわ!聞いてよもう!」
酔っている所為で話題の接続に少し時間が掛かったが、渦中の人物について思い出したメイド長は今宵何度目かになる
憤慨スイッチを入れて私の背中をバシバシと叩く。
一応私も人外の類なんだが、こうなった人間の一発は何でかすげぇ痛い。
何だかんだで魂が篭っているからだろうか?それはさて置き、彼女の悪酔いの原因というのはだ。
紅魔館正門守護部隊………通称を門番隊と言われる者達の長、名前を紅 美鈴と言う妖怪が居るのだけど………
彼女の存在が、あの完全で瀟洒な存在であるメイド長をここまで引っ掻き回しているのだ。
引っ掻き回すと言っても、美鈴門番長の素行が悪いとか、職務怠慢だとかそおいうのでは無い。寧ろ彼女は優秀だ。
では何が悪いのかと言えば…………それはこれからメイド長の口から語られるだろう。
適当に各自、飲み物でも用意して聞いてみてくれ。
†ここからは会話のみになります。ご了承ください。†
「美鈴はねぇ………駄目だわ!もう全然駄目!」
「駄目ですか。厳しいですねメイド長」
「はぁ~?私のどこが厳しいってのよぅ。ナイフ刺すわよこのー」
「やめてくださいよ………だってそうじゃないですか。そりゃ魔理沙様には少々戦績が悪いですが、
そこらの雑魚妖怪には防衛率100%、人望も厚く、掃除料理その他の能力もメイド長に匹敵する
技量をお持ちであられる門番長の何処に、非があるのか私には………」
「や、美鈴の働き振りには何の文句も無いわよ私だって。ちゅーか、もし文句がある奴が
居たら私が直々に重機の下敷きにしてぶっ潰してやるわ」
「それはまた。では何が駄目なんです?」
「神経」
「は?」
「神経よしんけい。あの娘は人の気持ちをまるで分かっちゃいない無神経女なのよ!」
「無神経………ですか。美鈴門番長が?」
「そうよ!貴女知ってる?あの娘はね、毎回勝手に私の部屋に入って私を起こすのよ!?」
「はあ」
「しかも『咲夜さんはいつも忙しいから、朝ぐらいゆっくりしないと』って言って私専用に朝食も
作っちゃってさあ!時間操れるんだからその気になりゃいつでもゆっくり出来るわよ!」
「怒るとこですかそれ?私的にはめっちゃ羨ましいんですけど」
「羨ましいですって?紅魔館の全権を任される私にとっちゃ、一端の門番風情にお世話になるなんて
屈辱よ屈辱!貴女のような下っ端には、理解できないでしょうけど!」
「そう思ってるなら自室ごと時間停止させて外部からの干渉を隔絶すれば良いのでは………」
「お馬鹿!そんなことしたら美鈴が入って来れないじゃない!!」
「あ、そうか。すいません………え、あれ?」
「あによ」
「や、あの…………ん?」
「なーにーよー」
「…………いえ、何も。それで、他には?」
「ほかぁ?はっ、色々駄目すぎてどれを言えば良いやら………そうね。あの娘ってよく
頭を撫でる癖があるわよね?」
「ありますねぇ。仕事中も遊びに来た氷精とか宵闇とかの頭撫でてますし」
「私の頭も撫でやがるわ」
「ほう」
「一通りの仕事を終えて、入浴を済ませて、自室で横になってるとね………『今日も一日、ご苦労様でした』って
ニコニコ笑ってなでなでと………疲労で私が動け無い事を知ってあのヤロウ…………!」
「美鈴門番長は女性ですよ。てか、何故そこに門番長も一緒に居られるのですか」
「私と美鈴は仕事の終わる時間が同じだから当然でしょうに。何を言ってるの?」
(終わる時間が同じだからって部屋まで一緒なのは当然なのか………?)
「あー、そうそう!入浴で思い出したけど、以前パチュリー様が倒れた日があったじゃない?」
「一週間ぐらい前ですっけ?外が雨降ってて門番長ずぶ濡れでしたね確か」
「そうそれ!あの娘ったら私が折角雨合羽作ったのに『咲夜さんのお手製を泥だらけになんて出来ませんよぅ』って
苦笑しながら頑なに着るのを断ったのよ!?私の雨合羽がそんなに不満かコラァ!!!」
「あー、まあ………そこは無神経かもしれませんね。雨合羽も無しに立ってちゃ、私達が苛めてる
ようにも見えちゃいますし」
「でしょう!?世間体以前に心配している私の身にもなりなさいよ!挙句服が濡れて
スケスケピタピタだってのに微塵も気にしないで門番して………!
自分がどんだけエロいプロポーションしてるのか自覚無いのかあいつは!?」
「門番長だから仕方ないですよそこは。ところで、“入浴”から話題がズレてやしませんか」
「え?ああ………そうね。で、そのあと私が無理矢理美鈴を風呂に放り込んだんだけど」
「一緒に入れられましたか」
「ええ………しかも『私の所為で咲夜さんも汚れちゃったから、私が綺麗にしてあげますねー』って
身体の隅々まで洗って………視界の端々にデカメロン見せやがって!さっきもいったけど自分の
プロポーションに自覚ないのかーーーーーーーーー!!!!」
「門番長故以下略ですよ」
「………………」
「? どうしました」
「よく見たらアンタも、良い身体してるわね…………」
「………はい?」
「どいつもこいつも私の前に豊満な双丘を………!テメェも美鈴と同じ無神経かああああああああああああ!!!」
「ちょ、メイド長!!いくらなんでも理由のこぎ付けに無理が………痛っ!?ナイフ投げないでナイフ!!」
† † †
「はあー………ようやく収まったか…………」
無事か?諸君。
現在、私の苦労など一切認知せず十六夜 咲夜は床に伏して眠りこけていた。
アレだけ飲んでこれだけ暴れたからか、割とすっきりした表情ですぅすぅと寝息を立てている。
「うー………めいりんのくせにー………こどもあつかいするなー…………」
まあ寝言はこんなだけど。夢の中まで一緒とか活躍しすぎだろう美鈴。
「わたしはぁ………あなたと…………たぃとう………に…………」
「…………やれやれ」
軽く溜息をついて、私は咲夜を抱えてベッドへ運ぶ。
美鈴とは対等な立場でいたい。幼い頃紅魔館にやって来て、彼女にメイドのノウハウを教えられた頃から
咲夜が抱いている願望。
だけど相変わらずあっちの方が一枚上手で、悔しいけど彼女に優しくされるのが嬉しくて………そんな沢山の
感情がない交ぜになった複雑なモノをどこかに吐き出したくなった結果がコレだ。
私達からみれば惚気以外の何物でもないが、本人は本人なりに苦労しているようなので、何も言うまい。
強いて付け加えるなら、精々頑張れ~ぐらいか。
さて、咲夜も潰れてしまったし今回はこの辺でお開きにしようか。少しでも諸君らの退屈が紛れたのなら、
私としても幸いだ。
「それでは、またの機会に」
「あら、レミィ。そんな格好してどうしたの?」
「ちょっとね」
そして愚痴を聞いているのは、実はレミリアだったというのとか良かったです。
ラストに本気でびっくりした
そしてお嬢様なにやってるんですかw
いや小悪魔かと思いましたよ。だってお嬢様はスタイルg(グングニル
な、なんだってー!?
お嬢様が素敵な上司すぎる。
ウチの書くお嬢様はカリスマは如何なのか自分では判断し辛いですが、取り敢えず毎回フリーダムです。今後もどう動くやら(ぇ
さて、次は誰を書こうかな。
これはいい紅魔館ですね
アリだな。
甘いうえに、吃驚したぜ。