Coolier - 新生・東方創想話

ココロノモンダイ

2010/01/05 05:02:39
最終更新
サイズ
2KB
ページ数
1
閲覧数
611
評価数
2/18
POINT
390
Rate
4.37
 真暗だ
 周りには人の気配も、獣の気配も、果てには光も無い
 そう、真暗なの
 先が見えない
 後が見えない
 足元が見えない
 どんなに濃い霧の中でも見える筈の自分の手の先すら見えない



 真暗だ



 感覚はある
 体を触れば触感がちゃんとある
 だけど他の感覚は働かせようが無い
 においが無い
 光が無い
 口に入れることが可能な物といえば自分の血と唾液と汗、そして体の一部分くらい
 自分の着物が擦れる音すら聞こえない




 暗くて

 不安?
 怖気づく?
 寂しい?
 寒い?
 悲しい?




 だけど気分は最高、まるで自分に良いことが起こった直後の様




 悲しさ
 寒さ
 寂しさ
 怖さ
 不安

 全部、あるよ、今の私の中に


 足元は自然と安定している
 平坦でまったく凹凸の無い地面なのだろうか

 視界は不良でもすらすらと歩が進む









 でも、面白くない
 平坦すぎる
 何も起きなさ過ぎる
 何も見えなさ過ぎる

 わざわざ倒れてみようか
 それとも走って転ぶように仕向けてみようか


 そんな風にてんで違うことを考えていても、例え走ったとしても、ここでは滅多に転べない


 ここでは殆ど変化が無い
 あるとすれば、そう…


 こうして、体が傾いて、そのうち意識を…


























 失うの






























「はっ!?」

 180度から一気に頭を持ち上げる。それに従って白い髪が鈍く光って暗い部屋に舞う。

 窓から差し込むか細い月明かりが唯一の光源、寝具を敷く為に退けた卓袱台は壁に寄りかかっている。

 もう何度目だろうか、今夜に目が覚めるのは。始めは寝つきが悪いだけかと思った。
 だけど寝つきが悪いだけでこんなに目が覚めるものか。そう思ったが、真夜中に慧音の元を訪れるわけにもいかない。ましてやあそこの医者など。
 何かの病とも考えた。しかし長年付き添ってきたこの体、異常があれば瞬時にわかる、私なら。
 その、筈なんだけど…今の異常に関してはさっぱりわからない。原因はなんだろう…

 と、少しは思考を巡らせようと試みるが、何せ深夜の時間帯。まともに頭は動かない。だから考えることは諦めてまた頭を枕に寄せる。



























…―また、暗い底に―…
うつ病の疑いの時、何をすれば良いの・・・・・・



覚えてる方などいらっしゃる筈もないと思うので、皆様始めまして。ptnと申します。
初回に引き続き駄文。2回目の駄文。3度目の正直なんてきっと嘘っぱちです。
ptn
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.330簡易評価
7.10名前が無い程度の能力削除
プチでいいと思うんだが
8.無評価名前が無い程度の能力削除
そもそもこれ東方のSSか?削除対象なんじゃないのか?
14.無評価名前が無い程度の能力削除
>白い髪
妖夢あたりかな?
真面目なヤツ程鬱になり易いっていうし
15.無評価名前が無い程度の能力削除
慧音と永遠亭嫌いで妹紅かな?
18.50ずわいがに削除
起きろ!起きるんだ妹紅!

……妹紅、ですよね?