今日はクリスマス。
一年に一度来る聖なる夜。
俗に言う恋人たちが送る聖なる夜って奴だけれど、そんな日は独り者で恋人なんていないような人にとってはたいしたことの無い日なわけで。
ましてや、早苗が住んでいた現代文化盛んな街と比べてもこの幻想郷と言うのはそういった文化には疎かったりするわけで。
正直な所、あんまり面白い一日ではなかったりする。
「あ~、それにしてもこんな美少女がいるって言うのに、里の男達ってば口説きに来たりしないんでしょうかねーー」
なんて言っては見るものの、そもそもこの山上に有る上に妖怪たちが沢山住んでいると言われている山にわざわざ里の男が参りに来るわけもなく、基本的には妖怪とかそんな奴らばっかりだったりするわけだ。
「大体クリスマスって言ったら大きなクリスマスツリーを飾って、電飾でキラキラと輝くツリーを眺めたりして過ごすのが普通だっていうのに、ここ幻想郷にはクリスマスツリー用の電飾どころか、電気だって通ってないんですからねぇ」
現代には当然ある電気も無い幻想郷にはクリスマスツリーのイルミネーションなんてものも無いわけで、早苗が飾っているクリスマスツリーもキラキラ光る電飾だけ飾られず、雪を模した白い綿やらサンタクロースの家っぽい何かやらは飾ってあるけれどやっぱり華が足りないような気がするのはやはり今までクリスマスと言う物を見慣れていたからであろうか?
そんなことを思いながら朝早くから庭の掃除をしていると神奈子様が早苗の元にやってきた。
「メリークリスマス、早苗」
「おはようございます、神奈子様」
「なんか今日は聖なるクリスマスだってのにあんまりたのしそうじゃないねぇ」
「そりゃーそーですよ、だって私みたいな美少女がいるのに里の男どもときたら口説きにもこないし」
「なんだい、男が欲しいのかい?」
「別にそー言うわけでもないんですけどね、街の中だったらナンパの一つくらいありそうなのに、ここ幻想郷だとそういったサプライズみたいなのも無いじゃないですか、だから正直つまんないなーーなんて」
そう神奈子に言った後、怒ったような感じで更に付け加えるように、
「だいたいですねぇ。サンタクロースなんているわけも無いのになんでわざわざそんなヤツを祝わなければいけないんでしょうかねぇ」
「まぁ、確かに私も見たことはないけれど、それでもどっかにゃいるんじゃないのかい?」
「街にいなかったのは当然かなーーとか思ってて、守矢ノ神社が幻想郷に来た時のクリスマスにはきっとサンタクロースっていうものもみれるかなーーなんって期待してたんですけれど、そういうわけでもなくってやっぱり幻想郷でも見れなかったし……」
「良いかい、早苗。神様っていうのは信仰されることによって存在感を増すんだ。だからきっと早苗がサンタクロースが居ると信じていなかったからサンタクロースにはであえなかったんじゃないかねぇ」
「じゃあ、枕元にプレゼントを置いてあったことが無いのはなぜなんでしょう?」
「私、小さい頃からサンタクロースが来ても良いように赤い靴を飾ってますし、去年だって枕元にプレゼントが置いてないかどうか確認したんですよ!!」
「あーーー、まぁきっと幻想郷に来てからあんまり経ってないからサンタクロースのルートに入ってなかったんだろう」
「そうですかねぇ」
「ああ、きっと今年はサンタクロースが早苗のところに良い物を運んでくれるさ」
「まぁ、あんまり期待しないで待ってます」
それから一時間後……神奈子は諏訪子とともに、文の居る新聞屋に足を運ぶ事になった。
……ざっと経緯を話しておくと。
「それにしても、サンタクロースねぇ。まぁ、確かに神様を信じる所に通じるものはあるけれど、それにしたって今の今まで信じていたっていうのは驚きだねぇ」
……とか、思いつつ、諏訪子の所で朝あったことを話してみると。
「早苗がサンタクロースに遇いたいって?でも私もそんなの見たこと無いなーー」
「でも、早苗が心から信じているならサンタクロースとやらを探して見せてやりたいものだけれどねぇ」
「早苗の心を無駄にしちゃ悪いしね」
「とは言っても、私たちは日本の神様ならよく知ってるけど、サンタクロースなんていうよく分からない外国の神様とかはよく知らないんだよねぇ」
「うーん……そうだ。天狗の新聞屋が居たよね」
「ああ、あのちょっと胡散臭い新聞書いてる天狗か。でもアレは大丈夫なのかい?」
「まぁ、物は試し、アレでも新聞屋なんてやってるくらいだから色々知ってると思うよ」
「じゃあまぁ行ってみようかね」
……とまぁ、こんな具合に新聞屋に来てみると、いつもどうりの元気そうな新聞屋がニヤニヤと笑いながら。
「あれ?守矢の神様が早苗と一緒じゃなくふたりだけで私に会いに来るなんて珍しいですねーー。これはきっと大事件の予感がしますよ」
と楽しそうな顔をして出迎えてくれた。
「さて、それでは事件になりそうな話を伺いましょうか?」
そう聞いてくる新聞屋に、
「まぁ、これが事件になるかどうかはわからないけれどね……」
と先程の話を詳しくきかせると……。
「サンタクロースですか?この幻想郷でも見たことはありませんけど、大体の特徴くらいなら説明出来ますよ」
「特徴ねぇ」
「笑顔の、白のトリミングのある赤い服・赤いナイトキャップ姿で白ヒゲを生やした太りぎみの老人の男で」
「老人の男?」
「ええ、老人の男です」
「そもそもここら辺の妖怪とか神様は女の神様とか妖怪が多いから男の神様と言う物自体珍しい気がするね」
「その男はソリをつけたトナカイに乗って白い大きな袋にプレゼントを詰めて配るそうです」
「プレゼントか……そう言えば早苗が枕元に大きな赤い靴下を飾っていたけれど、アレがプレゼント入れなのかな?」
「多分そうですね。ついでに言うと大きな煙突から入ってくるそうですよ」
文の言葉を聞いて、少し家のことを思い出してみた神奈子
「煙突……って言われてもうちにはそんなものありゃしないねぇ」
「そういう場合はどこから入ってくるのかな?」
「さあ? そういったイレギュラー的なことは書いてませんけど、きっと窓から侵入してくるんじゃないでしょうか?」
「なるほどねぇ、とりあえず今日は窓の鍵は開けたまんまにしておくことにして、その白ひげの男とやらを探してみるよ」
「うまく行ったら教えてくださいね~新聞で大々的に報道したいので♪」
「まぁ、新聞屋の天狗ですら見たこと無い老人に会えるかどうかはわからないけど、頑張ってみるよ」
そんな感じで新聞屋の元を去った神奈子と諏訪子だったが、そもそも天狗ですらあったこともなければ情報しか知らない存在である。
どう考えてもそのサンタクロースとやらに合うのは難しいように思えた。
「さて、天狗ですら会った事ないって言うサンタクロースだけれど、どうすれば会えるかねぇ?」
「んーーー、天狗以外に物知ってそうなのって言うと……」
「あぁ、そう言えば麓に住んでる変な河童が居たような気がするなぁ」
「ダメ元だけど、行ってみよっか」
「そうさね」
と言うわけで、河童のところ。
「サンタクロース?ここら辺であったことはないけど、そのサンタクロースっぽい事ができればいいのかな?」
「まぁ、夜寝ているときに早苗の枕元に置いてある赤い靴下の中にプレゼントを入れればいいわけだけど」
「チャララランララーー」
「えっ……何?その擬音??」
「まぁ、こういう時用の演出だと思って遠い目で見てくれると嬉しいんだけど……」
「オプティカルカムフラージュ」
「ああ、姿が消える道具だっけ?」
「そうそう、これを使って眠っているときに靴下の中に入れちゃえば問題なくいれれるんじゃないかな」
「まぁ、私たちがサンタクロースになるって言う方法なら問題なく早苗の好物とかもわかるし、二人で入れるとして……プレゼントはどーしようかねぇ」
「早苗が欲しがっていたのは恋人……だけれど、流石にそんなものはホイホイと調達出来ないしねぇ」
「用はクリスマスらしい日が過ごせればいいんじゃないかな?」
「クリスマスらしい日ねぇ」
「ここら辺ではでもクリスマスにイベントらしいイベントはなかった気がするけどねぇ」
「だったら、文のところにもう一度行って、クリスマスらしい過ごし方を調べた方がいいかね」
それから一時間
……
「さて、そんな訳で、クリスマスって言うものが大体わかってきがするよ。用はクリスマスケーキを作ってクリスマスソングを歌いながら宴会する行事なんだね。これなら簡単に出来そうだ」
「とりあえず、後で制作料は払うとしてクリスマス用の帽子とクリスマス用の飾り付けを頼めるかい?」
「よくわからないけど、そう言うのならチャチャッと作るよ」
「んでまぁ、にとりが飾り付けとか道具製作をやるとして、他の役目は……」
と聞くと、会場にいた雛が
「はーい、それじゃあひなりんがクリスマスソングとか歌いまーす」
と立候補。
そうして、次に秋姉妹が
「クリスマスケーキとかなら任せて、秋の神様ってだけじゃなくって、食物全般、私たちの腕前なら余裕で作ってみせるわ」
最後に文が
「じゃあクリスマスパーティーが妖怪の山で行われるって言う宣伝を大々的にやればいいんですね♪これは明日が楽しみだ」
と言うことで打ち合わせは終了。
次の日、予定どうりに頑張って進めたクリスマスパーティーは無事終了。
早苗さんは幻想郷に来て初めてクリスマスの日を楽しく過ごすことが出来ましたとさ。
終わり。
一年に一度来る聖なる夜。
俗に言う恋人たちが送る聖なる夜って奴だけれど、そんな日は独り者で恋人なんていないような人にとってはたいしたことの無い日なわけで。
ましてや、早苗が住んでいた現代文化盛んな街と比べてもこの幻想郷と言うのはそういった文化には疎かったりするわけで。
正直な所、あんまり面白い一日ではなかったりする。
「あ~、それにしてもこんな美少女がいるって言うのに、里の男達ってば口説きに来たりしないんでしょうかねーー」
なんて言っては見るものの、そもそもこの山上に有る上に妖怪たちが沢山住んでいると言われている山にわざわざ里の男が参りに来るわけもなく、基本的には妖怪とかそんな奴らばっかりだったりするわけだ。
「大体クリスマスって言ったら大きなクリスマスツリーを飾って、電飾でキラキラと輝くツリーを眺めたりして過ごすのが普通だっていうのに、ここ幻想郷にはクリスマスツリー用の電飾どころか、電気だって通ってないんですからねぇ」
現代には当然ある電気も無い幻想郷にはクリスマスツリーのイルミネーションなんてものも無いわけで、早苗が飾っているクリスマスツリーもキラキラ光る電飾だけ飾られず、雪を模した白い綿やらサンタクロースの家っぽい何かやらは飾ってあるけれどやっぱり華が足りないような気がするのはやはり今までクリスマスと言う物を見慣れていたからであろうか?
そんなことを思いながら朝早くから庭の掃除をしていると神奈子様が早苗の元にやってきた。
「メリークリスマス、早苗」
「おはようございます、神奈子様」
「なんか今日は聖なるクリスマスだってのにあんまりたのしそうじゃないねぇ」
「そりゃーそーですよ、だって私みたいな美少女がいるのに里の男どもときたら口説きにもこないし」
「なんだい、男が欲しいのかい?」
「別にそー言うわけでもないんですけどね、街の中だったらナンパの一つくらいありそうなのに、ここ幻想郷だとそういったサプライズみたいなのも無いじゃないですか、だから正直つまんないなーーなんて」
そう神奈子に言った後、怒ったような感じで更に付け加えるように、
「だいたいですねぇ。サンタクロースなんているわけも無いのになんでわざわざそんなヤツを祝わなければいけないんでしょうかねぇ」
「まぁ、確かに私も見たことはないけれど、それでもどっかにゃいるんじゃないのかい?」
「街にいなかったのは当然かなーーとか思ってて、守矢ノ神社が幻想郷に来た時のクリスマスにはきっとサンタクロースっていうものもみれるかなーーなんって期待してたんですけれど、そういうわけでもなくってやっぱり幻想郷でも見れなかったし……」
「良いかい、早苗。神様っていうのは信仰されることによって存在感を増すんだ。だからきっと早苗がサンタクロースが居ると信じていなかったからサンタクロースにはであえなかったんじゃないかねぇ」
「じゃあ、枕元にプレゼントを置いてあったことが無いのはなぜなんでしょう?」
「私、小さい頃からサンタクロースが来ても良いように赤い靴を飾ってますし、去年だって枕元にプレゼントが置いてないかどうか確認したんですよ!!」
「あーーー、まぁきっと幻想郷に来てからあんまり経ってないからサンタクロースのルートに入ってなかったんだろう」
「そうですかねぇ」
「ああ、きっと今年はサンタクロースが早苗のところに良い物を運んでくれるさ」
「まぁ、あんまり期待しないで待ってます」
それから一時間後……神奈子は諏訪子とともに、文の居る新聞屋に足を運ぶ事になった。
……ざっと経緯を話しておくと。
「それにしても、サンタクロースねぇ。まぁ、確かに神様を信じる所に通じるものはあるけれど、それにしたって今の今まで信じていたっていうのは驚きだねぇ」
……とか、思いつつ、諏訪子の所で朝あったことを話してみると。
「早苗がサンタクロースに遇いたいって?でも私もそんなの見たこと無いなーー」
「でも、早苗が心から信じているならサンタクロースとやらを探して見せてやりたいものだけれどねぇ」
「早苗の心を無駄にしちゃ悪いしね」
「とは言っても、私たちは日本の神様ならよく知ってるけど、サンタクロースなんていうよく分からない外国の神様とかはよく知らないんだよねぇ」
「うーん……そうだ。天狗の新聞屋が居たよね」
「ああ、あのちょっと胡散臭い新聞書いてる天狗か。でもアレは大丈夫なのかい?」
「まぁ、物は試し、アレでも新聞屋なんてやってるくらいだから色々知ってると思うよ」
「じゃあまぁ行ってみようかね」
……とまぁ、こんな具合に新聞屋に来てみると、いつもどうりの元気そうな新聞屋がニヤニヤと笑いながら。
「あれ?守矢の神様が早苗と一緒じゃなくふたりだけで私に会いに来るなんて珍しいですねーー。これはきっと大事件の予感がしますよ」
と楽しそうな顔をして出迎えてくれた。
「さて、それでは事件になりそうな話を伺いましょうか?」
そう聞いてくる新聞屋に、
「まぁ、これが事件になるかどうかはわからないけれどね……」
と先程の話を詳しくきかせると……。
「サンタクロースですか?この幻想郷でも見たことはありませんけど、大体の特徴くらいなら説明出来ますよ」
「特徴ねぇ」
「笑顔の、白のトリミングのある赤い服・赤いナイトキャップ姿で白ヒゲを生やした太りぎみの老人の男で」
「老人の男?」
「ええ、老人の男です」
「そもそもここら辺の妖怪とか神様は女の神様とか妖怪が多いから男の神様と言う物自体珍しい気がするね」
「その男はソリをつけたトナカイに乗って白い大きな袋にプレゼントを詰めて配るそうです」
「プレゼントか……そう言えば早苗が枕元に大きな赤い靴下を飾っていたけれど、アレがプレゼント入れなのかな?」
「多分そうですね。ついでに言うと大きな煙突から入ってくるそうですよ」
文の言葉を聞いて、少し家のことを思い出してみた神奈子
「煙突……って言われてもうちにはそんなものありゃしないねぇ」
「そういう場合はどこから入ってくるのかな?」
「さあ? そういったイレギュラー的なことは書いてませんけど、きっと窓から侵入してくるんじゃないでしょうか?」
「なるほどねぇ、とりあえず今日は窓の鍵は開けたまんまにしておくことにして、その白ひげの男とやらを探してみるよ」
「うまく行ったら教えてくださいね~新聞で大々的に報道したいので♪」
「まぁ、新聞屋の天狗ですら見たこと無い老人に会えるかどうかはわからないけど、頑張ってみるよ」
そんな感じで新聞屋の元を去った神奈子と諏訪子だったが、そもそも天狗ですらあったこともなければ情報しか知らない存在である。
どう考えてもそのサンタクロースとやらに合うのは難しいように思えた。
「さて、天狗ですら会った事ないって言うサンタクロースだけれど、どうすれば会えるかねぇ?」
「んーーー、天狗以外に物知ってそうなのって言うと……」
「あぁ、そう言えば麓に住んでる変な河童が居たような気がするなぁ」
「ダメ元だけど、行ってみよっか」
「そうさね」
と言うわけで、河童のところ。
「サンタクロース?ここら辺であったことはないけど、そのサンタクロースっぽい事ができればいいのかな?」
「まぁ、夜寝ているときに早苗の枕元に置いてある赤い靴下の中にプレゼントを入れればいいわけだけど」
「チャララランララーー」
「えっ……何?その擬音??」
「まぁ、こういう時用の演出だと思って遠い目で見てくれると嬉しいんだけど……」
「オプティカルカムフラージュ」
「ああ、姿が消える道具だっけ?」
「そうそう、これを使って眠っているときに靴下の中に入れちゃえば問題なくいれれるんじゃないかな」
「まぁ、私たちがサンタクロースになるって言う方法なら問題なく早苗の好物とかもわかるし、二人で入れるとして……プレゼントはどーしようかねぇ」
「早苗が欲しがっていたのは恋人……だけれど、流石にそんなものはホイホイと調達出来ないしねぇ」
「用はクリスマスらしい日が過ごせればいいんじゃないかな?」
「クリスマスらしい日ねぇ」
「ここら辺ではでもクリスマスにイベントらしいイベントはなかった気がするけどねぇ」
「だったら、文のところにもう一度行って、クリスマスらしい過ごし方を調べた方がいいかね」
それから一時間
……
「さて、そんな訳で、クリスマスって言うものが大体わかってきがするよ。用はクリスマスケーキを作ってクリスマスソングを歌いながら宴会する行事なんだね。これなら簡単に出来そうだ」
「とりあえず、後で制作料は払うとしてクリスマス用の帽子とクリスマス用の飾り付けを頼めるかい?」
「よくわからないけど、そう言うのならチャチャッと作るよ」
「んでまぁ、にとりが飾り付けとか道具製作をやるとして、他の役目は……」
と聞くと、会場にいた雛が
「はーい、それじゃあひなりんがクリスマスソングとか歌いまーす」
と立候補。
そうして、次に秋姉妹が
「クリスマスケーキとかなら任せて、秋の神様ってだけじゃなくって、食物全般、私たちの腕前なら余裕で作ってみせるわ」
最後に文が
「じゃあクリスマスパーティーが妖怪の山で行われるって言う宣伝を大々的にやればいいんですね♪これは明日が楽しみだ」
と言うことで打ち合わせは終了。
次の日、予定どうりに頑張って進めたクリスマスパーティーは無事終了。
早苗さんは幻想郷に来て初めてクリスマスの日を楽しく過ごすことが出来ましたとさ。
終わり。
話のほうは終わりが唐突過ぎて全く掘り下げておらず中身がありません。
「折角ここまで書いたんだから、見直して誰かに見せられるレベルのものに仕立て上げる」という意識でやった方がいいかと。
>>8さんの言った通り、話に中身がないように感じました。
何が勿体無いかと言えば、まだまだネタの宝庫のこの話を、あそこで終わらせてしまっていることです。
パーティーの詳細な描写は言わずもがな、他にも
・プレゼントを選ぶすわかな
・それをそっと枕元へと置くすわかな
・翌朝それを見て喜ぶ早苗さん
・幻想郷にクリスマスという風習が広まっていく様子
など、書けることは沢山あると思うんですよ……。
なまじっか前半でそういった点に期待してしまった分だけ、読み終えた後に拍子抜けしてしまいました。次作に期待します。
とりあえず、誤字脱字が結構多いので、もう少し見直しを。
あと、全ての“ー”が二本以上繋がってたので、どうせならやっぱり一本だけの方が読みやすいと思います。
神奈子様登場時に地の文でも“様”付けになってるのは個人的に気に入りましたけどw