Coolier - 新生・東方創想話

守矢一家学院録 1

2009/12/19 11:23:41
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もしも、守矢一家が幻想郷に行かずに別の方法で信仰をゲットしようと思ったら……
という話です。少しオリキャラ(といっても空気)が出る可能性あり……
基本はかなさな(百合?注意)。そこは譲れない。





守矢一家学院録~プロローグ~

ここは某県某所に位置するとある公立男女共学高校。
冬を感じさせるとても寒い風があたりに吹いている。
そこの1-Aと書かれた教室には机にうつぶせになっている一人の女学生がいた。
いかにもだるそうな感じである。
彼女は東風谷早苗。
いつもはまじめでしっかり者の彼女がこのような状態であることに周りは、
ひそひそと彼女について語っていた。
早苗といつも一番良く接している友達の女子が心配そうに話しかけてくる。
「あの、さなちゃん? 大丈夫? 何かあったの?」
「なんでもないよ……A子ちゃん……」
「そう……ならいいんだけど……」
あんまりにもだるそうなのでA子はそれ以上話しかけなかった。
しかし一体何があったんだろう?
ここでそろそろ説明しておかなければならない。


それは今日の朝のことだった。
いつも通りに起きていつも通りに歩いて学校に行く予定だった。
なのに、彼女は10分以上ものタイムロスをしてしまったのである。
なぜなら彼女は今日自分の支度が終わって神社を出ようとした時だった。
偶然にも一室に目が行ってしまったのである。
シルエットながらも障子の陰に映る人が誰なのか分かった。
八坂神奈子である。
彼女は自分の寝間着からいつもの服に着替えているところだった。
その様子を偶然にも覗いてしまった早苗は神奈子のモデルとして確実にやっていける
プロポーション、切れ長な瞳、そしてその整った顔立ちに見惚れてしまったのだ。
しかも、さらしが途中で切れたらしく神奈子は探していたので余計に時間が
かかったのである。
しかし、途中で立ち去ればよかったのではないのだろうか?
その選択肢はなかった。
なぜなら早苗は神奈子のことが恋愛対象として好きだったからである。
この気持ちを抱いて、早16年を迎えていた……
そして、神奈子が着替えを終わって部屋を出てきてもまだしばらく早苗は上の空だった。
「早苗!!……遅刻するよ」
神奈子にそう言われるまで頭が働いていなかった。
その後我に返った早苗はものすごい勢いで学校に走って行かないといけなかった。
さらに食卓の上には今日の分のお弁当が忘れ去られていた。
まさかこのお弁当がこの物語の始まりになるとはだれも予期していなかったであろう……




~神奈子襲来!?~
というわけで、早苗は今ものすごいだるかったのである。
1,2時間目は辛くてもまじめに授業を受けていた。
しかし3,4時間目は申し分けないが睡眠学習にしてもらった。
そして、お昼休みになって気がついたのだがお弁当を忘れていた。
なのでいつもはお弁当の早苗もA子たちと一緒に売店まで
パンでも買いに行こうとしていた。
そして途中の廊下を歩いていると人だかりができているのが分かった。
なんだろうと思っていると真中にいるのはサッカー部の人だというのが分かった。
しかし、なんであんなに人だかりができているのだろう?
早苗にはさっぱり分からない。
するとA子が話しかけてきた。
「あ、サッカー部のB先輩だ」
「有名なの?」
「うん、だって頭良くてサッカーとてもうまくてかっこいいんだもん
大人気だよ」
「へぇ~」
そんな人なんだと思った。
普通の女子たちはあそこまではやし立てるもの。
しかし、早苗にとってはどうしても普通の人間にしか見えない。
それに早苗は何度かあの位のクラスの人に告白を受けたこともあった。
しかし、早苗は全てそれを断っていた。
なぜなら、全員神奈子以下だったからである。
所詮人間程度に神奈子以上なんているわけがなかったからであった。
だが、そこで早苗は一つ考えた。
もし、神奈子がこの学校に来たら……
青春時代真っ盛りの私たちにとってどのくらいの人気が出るものだろう?
もしかしたら、一番信仰を手っ取り早く取る方法かもしれない。
なんてね。
自分でもばかばかしく思える想像だった。
ただ、自分が一分一秒でも一緒にいたいだけだということが分かった。
そして、また売店向かって歩いて行くと今度は先ほどとは比べ物にならない
規模の人だかりができていた。
今度は何だと思って人だかりの中心に目をやるとそこにいたのは……
神奈子だった。
もう一度目をよく凝らしてみてみるが其の切れ長の目、抜群のプロポーション
(なぜかカジュアルな服装)、そして整ったそのお顔は、神奈子に違いなかった……
気付かないふりをした早苗であったが、神奈子の方をちらっと見ると、
神奈子と目があってしまった。
すると、
「あ、さーなーえー、いたいた」
と手を振りながらこっちに神奈子が手を振ってきたのであった。
早苗は思わずずっこけてしまった。
「わぁ~、さなちゃん綺麗な人だね ……て、あれ? さなちゃん?」
A子が隣を見た時、すでに早苗の姿はなかった。
早苗は神奈子を無理やり人気のない場所にまで連れ込んだのであった。
「ちょっと、どういうつもりですか八坂様!!」
早苗がご機嫌斜めにそう聞くと神奈子はいたって普通に答えた。
「だって早苗お弁当忘れたでしょ? それを届けに来たのよ」
確かに神奈子の手にはお弁当が握られていた。
「だったら、どうしてあんなに人だかりができてるんですか!!
あと、なんでそんな格好なんですか!!」
「それは……」
神奈子の話によると、早苗がお弁当を忘れたのに気がついて神奈子が届けようとした。
そして神社を出ようとした時、諏訪子に止められたらしい。
流石に注連縄をつけて学校はまずいとかで。
そこで諏訪子コーディネート衣装の下(資金源不明)学校に着たら、
早苗が何処にいるのか分からないのでさまよっていたところ偶然にも生徒がいたので
その子たちに場所を聞いていたらいつの間にかいろんな人に囲まれてしまったっと。
「それにしても、みんな親切な子ね」
「っていうか、お弁当忘れたぐらいで学校に来ないで下さい!!
売店で何か買いますから」
「それは嫌よ」
「なんでですか?」
「だって、せっかく私が作ったんだから早苗に食べてほしもの」
少し下を向いて悲しそうに言ってくる神奈子の言葉を受け入れられずにはいられなかった。
本当に弱いな自分。 そう思いながら神奈子に対し恥ずかしそうに早苗は言った。
「あ、ありがとうございます でも今度からは事務室に届けて置いてください」
「ありがとう、早苗」
神奈子は笑顔でそれだけ言うと帰っていた。
いきなり学校に着た神奈子に対して少し驚きもした早苗だったが、
少しでも神奈子に多く会えたことが早苗にとって嬉しかった。


お弁当を届けてもらい教室に戻っていった早苗だが、神奈子に対するクラスメイトからの
質問攻めでろくにお弁当を食べる時間もなかったとか。
そのころ守矢神社では
「ただいま、諏訪子」
「おかえり、神奈子 学校ってどうだった?」
「良かったわよ みんなとても優しくて」
「ふ~ん……!! そうだ!! いいこと考えた!!」
「なに!?」
「あのね、……」
「……それはいいわね」
そこには不適な笑顔を浮かべる神が二人いた。



そして事件は早苗の2年になる始業式で起きたのだった。
といってもほとんどクラス変更はなく担任しか変わらなかったのだが、
その担任が……
「今日から2-Aの担任をすることになりました洩矢諏訪子です」
教壇には小学生と同じぐらいの身長の諏訪子が立っていたのであった……
そして、隣のクラスの担任は神奈子らしい。
これが波乱の生活の幕開けであった。
諏訪子 日本史
神奈子 古文担当で。
次からはかなり短いネタを細かく入れていきます。
*KEN*
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コメント



0.630簡易評価
1.90ずわいがに削除
見事にホイホイされますたorz
4.100名前が無い程度の能力削除
出だしはオッケー
2からはもそっと量が欲しいです
10.70名前が無い程度の能力削除
これなんて少女マンガ?という展開は安心出来て良い。
素朴な文章も雰囲気にマッチしてて、なんかほっとできる。
12.100名前が無い程度の能力削除
これは…
これは良いぞ、良いぞぉ!