Coolier - 新生・東方創想話

人形型試験機を用いたハプニング法による乙女の純情測定

2009/12/14 01:00:01
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1 緒言

現在、幻想郷における乙女の純情は、主に赤色測定法によって測定されている。(1)
その中でも特に八雲藍らは、赤色測定法に修正を施した、橙のほっぺかわいい法(2)による測定を提案している。また、それ以外にも,家の早苗が一番法(3)、赤さで負けたら名が廃る法(4)など、さまざまな手法が開発されており、その精度は大幅に向上している。
しかし、赤色測定法には、測定者の感情振幅による誤差が除去できないという欠点が存在する。これは赤色測定法では一日の間にもっとも赤くなったときの赤色度を測定するという方式をとっているためであり、その間の測定者の感情振幅を一定にすることが不可能である以上、その誤差は原理的に排除できない。このことは、幻想郷でもっとも純な乙女は誰かを選ぶ際に問題となることが予想される。
そこで本報では、より短時間でに乙女の純情を測定するため、人形型試験機を用いたハプニング法による乙女の純情測定を行い赤色測定法と比較することで測定者からの影響について検討した。


2 実験方法

2-1 試験対象 試験対象は、試験機の測定幅、正確度と精度を考慮し、正常な人間女性(魔力有り,乙女)1症例を用いた。この対象は前報(5)と同一女性である。前報でも報告したように、赤色測定法によるKawaii値は最大300Kであった。

2-2 試験機  試験機は人形型試験機を用いた。以下にその概要を示す。
外見は上海タイプとし、試験対象が手にとりやすいよう、身長は十寸となるよう造形した。試験機内部には体温感知型魔力結晶を縫いとめることで、対象の温度を連続測定できるよう加工した。ハプニング法の基点はパンチラとし、スカート捲り上げ機構を搭載した。また、下着は黒のレースを着用することで、二度見の際のギャップも測定した。

2-3 測定手順  測定手順は以下の通りである。まず実験対象を家に招き、「ちょっとお茶入れてくるね」と実験対象が一人になる時間を作った。その際、目に付きやすいテーブルの上に試験機を置き、実験対象が興味を持つよう誘導した。次に、実験対象が試験機に触るのを待ち、触れた瞬間試験機のスカートを捲り上げ、一瞬だけパンツを見せた。実験対象が試験機に触った瞬間を測定開始とし、以後五分間の行動を音声保存型魔力結晶で記録した。

2-4 実験環境  実験環境は室内とし、外部からのちょっかいを遮断した。


3 実験結果および考察

3-1 行動記録
以下に実験対象の音声記録を示す。

「きゃっ」
「……思わずまじまじと見ちゃったけど、この人形なんかすごい下着履いてなかったか?」
「おーいアリスー、今お前の人形がさー」
「え、今忙しいから話しかけるな? はいはい」
「しかし、人形にまであんなの履かせるとは、さすがアリス。むっつりだな」
「……でもちょっと私も興味あったり」
「アリスってどんなの履いてるのかな」
「今度泊まるときにちょっと気にして見よう」
「……遅いなアリス」
「忙しいって言ってたし、もうちょっとかかるのかな」
「みぎよーし、ひだりよーし」
「よし、見てるやつはいないな?」
「ふっふっふ、愛娘をこんなところに一人にしておくのが悪いのだ///」
「えーと、ここをこうして……(ピラッ」

3-2 温度測定
図Xに示すように、顔面の表面温度はスカートが捲くれた瞬間に極値をとり、一度冷却した後、徐々に温度を上げ、
再度スカートを捲くった際に最大を記録した。最初の極値は驚きによる温度上昇、最大値は羞恥心による温度上昇だと
考えられる。また、極値と最大値の差をとって、Kawaii値に変換すると400Kとなった。
また、顔面温度の上昇速度は音声記録から測定した興奮度と一致した。

3-3 赤色測定法との比較
今回の測定によるKawaii値は、赤色測定法と比較してやや高い。
しかし、顔面温度の上昇速度から導き出されるカーブと羞恥心の高まりは強い相関性を持っており、
また赤色測定法が測定者の感情を反映するため、実際の値より低めに出ることを考慮すると、この測定によるkawaii値は妥当だと言える。


4 結言

人形型試験機を用いてハプニング法による乙女の純情測定を行い、赤色測定法との比較を行った。
(1) 赤色測定法と比較した結果、ハプニング法がより真値に近いKawaii値を測定できることが明らかになった。
(2) 魔理沙可愛い。





参考文献

(1) Yukari Yakumo; Magic, Relation between Innocence and Blushing, vol.7, no11 (88), p.142-150.
(2) 八雲藍; 感情測定, 夕日による赤色偏向の除去と測定, vol.377 (93), p.1282-1286.
(3) 八坂 神奈子, 洩矢 諏訪子; 感情測定.赤面と夕食の相関性とその予測,vol.37, no10 (123), p.14-20.
(4) Patchouli Knowledge; Sorcery, Measurement of red pattern by hot tea method, vol.127 (93), p.2-10.
(5)アリス・マーガトロイド; 感情測定, 赤色測定法とその限界について, vol.99 (120), p.142-150.
こんなレポート書きたい。
アステルパーム
[email protected]
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コメント



0.2670簡易評価
1.100名前が無い程度の能力削除
あんた最高だ! 俺も理系だけど、こんな話なかなか思いつかないぜ。いやはや、感服でござる。
2.70名前が無い程度の能力削除
面白い

けどこれ、SSなのかなとちょっと思いました
3.100名前が無い程度の能力削除
なんぞこれwwww
でも魔理沙かわいいwww
6.100名前が無い程度の能力削除
さすが! 出典に出版元と発刊年度が抜けているのはご愛嬌。
最初はフォークト・カンプフ・シンパシー・テストのパロかと思いましたけど。
さすがやわぁ。
8.100名前が無い程度の能力削除
あんまりセキメンセキメン連呼されるもんだから某ズェアを思い出してしまったじゃないかww
それはともかくアリスかわいいよアリス
9.無評価アステルパーム削除
>>6
参考文献の示し方には学会ごとにいろいろ方言がありますが、
ジャーナルから引いてくる場合は出版元は省略するのが普通かと思います。
あと発行年度は幻想郷の記法に合わせてみましたww
11.90名前が無い程度の能力削除
外部からのちょっかいを遮断した。
これがツボだった。
14.70名前が無い程度の能力削除
質疑。

今回の検証において症例数は1と非常に少なく、また貴殿の使用するハプニング法は個人差が非常に大きいものと推測される。よって本実験における赤色測定法とハプニング法との差異・Kawaii値測定のその精度について疑問がある。
同一人物を検証した場合、私見として下着の柄を変更することでKawaii値はまだ上昇するもの考える。結論として「魔理沙可愛い」は「魔理沙超可愛い」になると予想するものであるため、今後再検証・再測定を行うことを期待する。また複数症例についても同様の検証を行い、その精度を測ってはいかがだろうか?
15.無評価アステルパーム削除
回答

症例数が非常に少ないのは、乙女でかつ、えっちなことにも興味があるという理想的な実験対象を求めたためである。よって、この実験結果は外乱がほとんどなく、ハプニング法の根拠となる、「恥ずかしいから目を覆うけど、なぜか指は開いてる」という現象を再現することに成功している。また、肉眼による興奮度調査もそれを裏付けている。
以上の理由により、適用範囲を乙女に限る以上、ハプニング法は十分使用に耐えうると考えられる。

だがご指摘の通り、個人差が非常に大きくなることは考えられる。その理由は、個人によってえろ度が異なるからである。今回の実験方法ではえろ度が高いとKawaii値は不当に低くなると考えられるため、下着の柄を変更するのは確かに良い手段だと思われる。

また、著者は今回の実験対象以外に試験を行うつもりはない。
同一人物による再検証、再測定や、えろ化の進行に伴う乙女の純情の低下を測定していくことでご期待に沿いたいと思う。
22.90↑普通に討論になってる・・・・・・削除
これが今学界に一大論争を巻き起こしている論文か・・・・・・
とりあえず、

アリス君最後の結論書きたかっただけちゃうんかと。
23.100名前が無い程度の能力削除
あなたは病気です(いい意味で)
25.100奇声を発する程度の能力削除
上の質疑と回答のやり取りに吹いたw
素晴らしいレポートですね!
26.100名前が無い程度の能力削除
無駄にクオリティ高くてワロタwww理系ネタ面白すぎるwww
なんかもうあなたは天才だな。学会に出すべき。
30.100名前が無い程度の能力削除
これは新しい。
上の質疑応答もプラスして満点をば。
31.100名前が無い程度の能力削除
キムワイプで鼻血を押さえているアリスを幻視した
34.100名前が無い程度の能力削除
Pantsu Haitenai!
40.80名前が無い程度の能力削除
氏の頭の中はどうなってんだw
42.100名前が無い程度の能力削除
レポートからの現実逃避にSS読んでたらこの論文にぶち当たって吹いたww
(´・ω・`)⊃[キムワイプ]
43.100名前が無い程度の能力削除
これはいい理系ホイホイwww
すごく楽しく読めました。他の測定法との比較を共同実験者を
増やす等して検討して頂きたい。
46.100名前が無い程度の能力削除
さあ今すぐ追証実験の作業にとりかかるんだ
52.100名前が無い程度の能力削除
考察がないぞ!w

ほんとに、馬鹿なことばっかりするんだから……そんな時間あるなら、勉強すればいいのに。



いいぞもっとやれw
54.100名前が無い程度の能力削除
こんな研究してみたい
58.100万年初心者削除
非常に興味深い結果が見られた。
ひとつ質問。
当該測定器は、既に十分実用段階に達しているものと思われるが、製品化の予定はあるか?
62.80O3削除
校正者Bの意見

1. 赤色測定法の誤差を問題点として挙げ、その代替法として本手法を報告していますが、
その測定誤差の大きい赤色測定法を比較対象するのは不適切だと思われます。
赤色測定法の測定回数を増やし、その分布状態と比較するべきではないでしょうか?
(氏よ!参考文献(5)の内容を早く書いてくれ)

2. 結論にて「より真値に近いKawaii値」と述べていますが、何を持ってして真値としているのか、定義が成されていません。
比較対象が赤色測定法(最大300K)のみであるなら、「より正確なKawaii値を」と記すべきではないでしょうか?
(つまり魔理沙可愛いよ魔理沙)

3. vol, 377, 93, p.1282-1286 → vol.377, 93, p.1282-1286
あと、著者と雑誌名の間は、カンマよりもセミコロンの方が見やすいですよ。

4. 貴殿の分野ではあまり一般的ではないのかも知れませんが、
「結論」よりも、「緒言」に対応する言葉として「結言」を用いる場合が多いようです。

本論文の研究は、新奇性もあり、掲載するに値する内容だと思われます。
よって… いいぞ、もっとやれw
64.100名前が無い程度の能力削除
パチュリーの図書館には、古今東西のこういう論文がずらっと並んでたのか
65.無評価アステルパーム削除
>>58
残念ながら製品化の予定はない。
だが、もし製品化したいという方がいらっしゃるならば、
大いにやってもらいたい。

>>80
校正ありがとうございます。

1.(参考文献を書くつもりがないので、後出しになりますが)
 赤色測定法の誤差は、常に真値より小さくなると考えられるため、
(測定者の感情振幅が大きくなり、赤いほっぺを過小評価するため)
 統計的手法によって精度が上がっても正確度が上がるとは考えにくい。
 よって、測定回数はそれほど重要ではないと考えるが、
 この指摘は「誤差」という表現がこの論文の中で適切に使われていないからだと思われる。

2.1.で述べたように、赤色測定法で算出されるKawaii値は理論値よりも低い。
 よって真値よりも理論値と書くべきであった。

3.訂正

4.いや、私の分野でも緒言→結言です。
 訂正します。