盲目の僕と、夜のコーラスマスター
私は目が見えない。
正確には見えなくなった。
でも、後悔はしていない。
目が見えなくても歌は聞こえる。
今日も彼女は華麗な歌声で歌っている。
その歌を聴きに森へ出かける。
目が見えなくても歌の聞こえるほうへ向かえばいい。
ただそれだけだ。
私の今の生きがいは彼女の歌を聴く事だ。
彼女が歌うのをやめるなら、私は・・・
いや、それを考えるのは駄目だ。
私は彼女の歌を聴き、唯一評価する。
私が死んだなら彼女は歌うのをやめるだろう。
それは悲しすぎる。
彼女が歌う歌はすべて華麗だ。
華麗な歌声を嫌う人なんていない。
それから彼女が歌い終わった後、彼女と会話するのがもう一つの生きがいだ。
妖怪のことを聞いたり、人間のことを色々教えたり・・・
そして、人間も歌を歌うんだよ、と教えたらどうやら驚いたようだ。
彼女は、歌なんて妖怪だけが歌うものだ、と思ってたらしい。
お互い、笑いあう。
彼女の顔は見えない。
けどすばらしい笑顔だったに違いない。
その後、彼女と一緒に歌った。
メロディは嫌というほど聴いているからわかる。
一緒に歌う。
とても心地よい。
こんな日々がずっと続けばいい・・・と思った。
最後の一文が気になります。
彼(彼女?)はどうなってしまったのでしょうか?
・・・・まさか、ミスティが頭からバリバリと・・?