―――ぽた
雫が落ちる。
静寂の満ちた部屋に静かに響き渡る。
―――ぽた
狭い部屋の壁で反響する雫の演奏。
音の調べのように冷めきった空気を伝い奏でられる音は無機質で冷たい。
―――ぽた
壊れた楽器のように永遠と続く音の羅列。
聞こえる音はより一層静けさを誘い、少女は小刻みに震える。
―――ぽた
『 ねえさま・・・ 』
* * *
雫は冷たい床を何度も打ち、床を満たす水面に吸いこまれていく。
一つの雫が水面に一つの波紋をつくり、大きく成長していく。成長した波紋は壁に当たり生まれ落ちた場所へと静かに戻っていく。
その波紋を待たず新たな雫が落ち巡り会う二つの波紋。重なり合い、新たな波紋となって水面を覆っていく。
繰り返される波紋の舞踏会。
一つの波紋は大きく舞台に広がり、巡り会う波紋は打ち消し、強め合う。多くの波紋が交錯し無数の形の波紋を創り出すさまは、まるで意思を持っているかのように繰り返されていく。
そんな彼らを虚ろに揺れる蝋燭が、スポットライトのように静かに照らし出す。そして、舞台は幾十、幾百もの波紋がライトの明かりを受け輝き舞い踊る。
たった一人の観客の為につくられたその劇場は、静かでいて激しかった。
観客である少女はその舞台を食い入るように眺めていた。
澄みきった瞳は、舞台をただただ見つめ続ける。
少女にとってそれは見飽きた光景であった。
いつも共にしてきたその光景をいつしか親しみさえ持つようになっていた。しかし、同時にその光景は言いようのない孤独を感じさせるものであった。
だからだろうか、懐にあるものがとても暖かく思えてくるのは。
十の紙と一緒にあるもの。それは他人には理解できないものかもしれない。しかし、少女にとってどんな高価なものよりも、どんなに素晴らしいものよりも、大切なものであった。
それは少女が唯一壊していないものでもある。
『 495年、壊さずある少女の宝物 』
少女にとって本当に大切な、大切な宝物であった。
波紋の劇場を見ることに飽きてしまった少女はベットに乱暴に横たわった。
その反動で少女を飾る七色の石が小さな音を立てベットの上に広がった。少女を飾るその石は蝋燭の光を受け、まるで宝石に光輝いていた。
横になった少女の瞳に映るのは石造りの天井。
蝋燭の火は頼りなさげに揺れ、弱々しく天井を照らしていた。和みもする蝋燭の灯火は、部屋に一つとあって少々頼りないものであった。
ゆらゆら、と消えそうな蝋燭は部屋をほんのりと照らし出し、部屋を優しく包みこんでいた。
そして、いつしかベットからは可愛らしい寝息が聞こえはじめた。
ふかふかと柔らかな布団と陽の香りのする白いシーツが少女を夢の世界へと誘ったのだろう。
すぅすぅ、と安らかな寝息はとても幸せそうであった。
―――カン、カラン
不意に寝返りをうった少女の手が蜀台を弾き、床へと落としてしまった。落ちた勢いで蜀台から蝋燭が外れ、床を転がっていく。蝋燭は転がりながら、床を、部屋をほんのり照らし出す。
転がる蝋燭は観客を失った波紋の舞台を乱しながら横切っていった。
転がる度にその白かった肌の色を変えながらも、蝋燭は転がり続けた。やがて、何かにぶつかり止まった蝋燭は、弱々しかった灯火の本来の明るさを取り戻していった。
―――ぽた
それは波紋の舞台を作り上げていた雫の落ちる音。
蝋燭の真上から落ちた雫は色の変わった蝋燭をさらに塗り潰す。蝋燭に落ちる雫は黒に近い色をしていた。
暗がりの天井でも分かるような黒い絵の具が、大きな黒い染みとなって花開いていた。
―――ぽた
蝋燭の隣にある何かもその色に染まり果てていた。
ねっとりとした赤黒い色に染まり果てて・・・
「ねえさま・・・」
蝋燭の火が照らし出す部屋の中、少女の寝言と雫の音だけが響いていた。
― * ―
その廊下は嫌になるほど長かった。
さらにその廊下は石でできているらしく、ごつごつとしていて非常に歩きにくかった。窓も灯りも無い廊下は非常に暗く、足元すらおぼつかない。
彼女の持つトレーに置かれた蜀台の灯火以外、光源など無く辺りは深い闇に覆われていた。
真っ暗なこの廊下は、灯りが無ければ絶対に歩けないことが分かっているはずなのに、ここには照明となるものが一つとして置かれていなかった。
そんな物が必要ではない、といっているかのようであった。
そんな暗い廊下を一人のメイドが歩いていた。
両手には様々な料理が並べられたトレーがあり、彼女は形崩れしないように廊下を慎重に慎重に進んでいた。
盛り付けられた料理からは美味しそうな匂いが常に漂ってきており、夕食を食べていないメイドの胃袋を絶えず刺激していた。ポットに入れられた甘い紅茶の匂いさえ、彼女には絶え難い責め苦であった。
「美味しそう・・・」
なにせ彼女が持つ夕食は彼女が食べる夕食とは比べ物にならない程、豪華であったからだ。それもその筈、メイド長が直々に作った夕食であり、大量に作られたものとは天と地ほどの差があるのは言うまでもなかった。
思わずつまみ食いしたい程の料理を前にメイドはひたすら耐えていた。
「うぅ~、でも、我慢我慢。」
必死にお腹の虫を押さえつけながら歩きスピードを速めた。早くこの誘惑から抜け出したかったからに違いない。
小走りになったメイドに合わせ、トレーの上の料理が小さく揺れだした。多少の犠牲を覚悟に彼女は急ぎ足で廊下を駆けていった。
廊下が暗く足元がおぼつかなかった事を失念したままである。
ほどなくして、廊下に大きな物音と共にメイドの悲鳴が響いた。
目的の部屋についた彼女は扉の前で大きなため息をついた。それはこの世の終わりかと思えるほど重いため息であった。
「ど、どうしよう・・・」
彼女は手に持つトレーを眺めながら考えていた。
来る時より、幾分・・・いや、かなり軽くなってしまったトレーの中身をどうするかということである。トレーの上にあるのは蝋燭と銀で出来たフォーク、最後に色鮮やかな紅いショートケーキの皿だけである。
大きなトレーの真ん中に置かれたそのショートケーキは、唯一生存した料理であった。
「ま、まだ、無いよりはマシよね・・・」
そう言いながら、彼女は目を瞑っては開くという行動を繰り返していた。もしかしたら、料理が元に戻っているかもしれないという思いだったのだろう。
しかし、現実は厳しかった。
何度繰り返しても、目に映るのはトレーの真ん中に置かれたショートケーキの皿だけである。
「はぁぁ~~~」
時間を戻せるのなら、戻したい気分であった。
覚悟を決めて目の前にある扉をノックした。
「・・・お食事の時間です。」
声にまるで覇気がない。
料理のこともそうだが、この部屋を初めて訪れることも関係していた。ここには、メイド達の間で噂となっている少女がいるのだから。
ノブを引いたが形の歪んだ扉は開く気配がなかった。仕方なくトレーをいったん床に置き体重をかけ勢い良く引いた。
ガコッ、という音がして歪んだ扉が開いた。
深い深呼吸をして、メイドはその暗い部屋の中へ入っていった。
「失礼します。フランドール様。」
* * *
入ってまず彼女を襲ったのは絶え難いほどの寒さであった。部屋の中は氷点下のように寒くかった。
冗談ではなく本当にそのように感じた。
呼吸する度に歯がガチガチと音を立て、手は小刻みに震え、寒くもないのに体が震えだした。そして、寒いはずなのに体からは汗が滲み出てくるのを感じた。
『恐怖』
これがそういったものであると彼女は知っていた。
この感覚を初めて知ったのは主人である幼い少女と対峙した時であった。
紅魔館で働き始めたてだった頃、彼女は一度だけその少女と廊下ですれ違ったことがあった。そこで彼女は生まれて初めて本当の恐怖というものを経験した。
まず、彼女の眼に映ったのは少女の『瞳』であった。それしか見た記憶が無いとも言えた。
赤、紅、朱・・・
そんな単純な色では表現のできないアカイ瞳である。
それは血の塊を彷彿とさせる色であるが、ただの血の色という訳ではない。
何千、何万という生命の夥しい量の血を凝縮、蒸留、精製されたようなアカイ、アカイ色である。そうとしか表現できない『アカ』がそこには存在した。
例えどんな優秀な絵師達が嗜好を凝らそうとしても到達できないだろう色。それは現実とは思えない透き通った『アカ』という色であった。
それは他を否応無く引きつけ放さない魅惑の瞳。誰もが少女の瞳を自然と覗いてしまうだろう。
そして、見つめたら最後、死ぬまでその人物の脳裏にあり続けさせるほど、鮮烈のアカであった。
―――誰もが見てはいけないと思うのに、誰もを引きつけて止まない『アカ』という双瞳である
彼女が気がついた時、アカイ瞳を持つ主の姿は何処にもなかった。それは幻のような印象しか与えない儚い存在であるのかもしれない。
しかし、それが現実であると彼女に実感させるのであった。
心臓が早鐘のように鳴り、手は冷や汗で濡れ震えているという現実。そして、心に根を張るように深く根付いたもの。
それは『恐怖』であった。
それと同じような恐怖が今、彼女を襲っていた。
純粋な恐怖とさえ思えるそれは、彼女の心を大きく揺さぶっていた。一瞬ではなく永遠に続くのでは、と感じずにはいられなかった。
「何してるの?」
震える彼女の顔を覗き込むように目の前に金髪の少女にいた。
「あ、あぁぁ・・・」
「わぁ~♪これ、咲夜の作ったケーキでしょ。」
彼女の動揺をよそに金色の髪をした少女はトレーに乗せられたケーキをとり、様々な方向から見ていた。
満面の笑顔を振りまく少女。屈託の無いその笑顔は天使のような微笑とさえ感じさせる。
「おいしぃ~♪」
ケーキの皿を持ちベットに移動する少女。
途中、我慢が出来なくなったのか、上に乗った苺を口に頬張りながら、軽やかなステップで駆けていく。
少女に合わせ揺れる七色の宝石をつけた羽。そして、手には似つかわしくないのに何故か違和感を感じさせない奇妙な形の杖。
それは、彼女の聞いた噂通り姿をした少女であった。
『悪魔の妹』
覚悟をしていたはずであったがそんなものはあっという間に壊れさった。
そして、恐怖であるはずの少女を見るだけで動けなかった。ケーキを口の端につけながら子供のように食べる少女にどんな恐怖を抱くのだろうか。
純真であり無垢な幼い少女、と彼女の目には映っていた。
だから、彼女は少女がケーキを食べる姿を見てただ呆然と立っているだけであった。
時間にして数分も無かっただろう短い時間。その僅かな時間こそ、彼女が生きて部屋を出る最初にして最後の機会だったのだ。
なおも首筋を撫でる冷たい恐怖という名の手の存在すら彼女は気付かなかった。
感覚さえ壊されてしまった彼女は、ただ幼げな少女を動けずに見るだけであった。
そして、彼女は気付いていなかった。
それが無邪気で無垢なる少女の罠であることに。
それはまるで、
――― クランベリーのような甘い罠
のようであった。
カラン、と何も無くなった皿にフォークを置く音がやけに大きく聞こえた。
それは食事の終了の合図。
満足そうな笑みを浮かべる少女からは、鼻歌さえ聞こえてきそうなほど幸せそうな表情であった。
そして、彼女は気付かされた。
心の底に深く根付いた『恐怖』という根がざわめいていること、今も震える自分の体、そして、体全体に大量の汗をかいていることに気付かされた。
壊れた感覚が、嘘のように戻っていた。
口の端のクリームを舐め取りながらこちらを向き直る少女。さらさらとした金の髪が蝋燭の火によりきらきらと煌いていた。
そしてそこにはめこまれた二つの瞳。
(見ちゃだめ・・・)
彼女の意思に反し、目はその二つの瞳を食い入るように覗いていた。目を瞑る事も背ける事さえできなかった。
なぜならその瞳は、本当に
―――――――――――――――――――― 『アカ』かったのだ・・・・・・・・・
* * *
この世に、『もし』というものがあったらと彼女は願った。
――― もし、今日夜勤でなければこんな事にはならなかったのに・・・
――― もし、転ばずにちゃんと料理を運んでいたらその間に部屋を出れたかもしれないのに・・・
――― もし、少女を見て即座に逃げていれば・・・
――― もし、この紅魔館に来なければ・・・
――― もし、・・・・・・・・・
しかし、それは過ぎ去った過去。
幾つもの偶然と必然、運命に導かれ通ってきた彼女の道。
それを変えることなど出来ない。それでも変えられるのなら変えたい現実。
本当にたった一度だけでいいから、と願った。
――― もし、今起きている事が悪い夢なら覚めて欲しい!!!
床に這いつくばる彼女はただひたすらに願った。
信じていない神や仏にすら助けを求めた。
両手で水浸しの床を出口へ向けて必死になって動かした。床を掻き毟るように無我夢中で動かした。指の爪は嫌な音と共に剥れ水面を漂った。
それでも彼女は狂ったように動かした。結果、彼女の指は、拉げ、折れ、指という構造を急速に失っていった。
時折見える白いものが何であるか、分かっていても動かし続けた。
そして、彼女の手は指という形状を失った。
残ったのは出来の悪い人形のような丸い手の平。そして、表面を赤黒い絵の具のような液体が覆っていた。
それは血であった。だが、それが自分の血か分からなかった。考えたくもなかった。
床一面に広がる赤い湖。
手に、服に、顔に、髪についたねっとりとした赤い液体が全て他人の血であることなんて考えたくなかった。
しかし、そんなことさえどうでもいい。
ただこの場から逃げたい、それだけである。
―――ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ
まるで水遊びをしているかのように赤い水面の上を必死になって掻き毟った。
しかし、欠陥品となった手は虚しく赤い水を混ぜるだけであった。
「ぴっちぴっち、ちゃっぷちゃっぷ、ランランラン♪」
無邪気に歌い、踊る紅い服を着た少女。お遊戯会のように歌い踊るさまを見ている者にはどう映るのだろうか。
その楽しげな表情は、ケーキを食べていた時の表情と全く同じであった。
「ねぇ、知ってる?」
這いずる彼女をよそに少女は楽しげに話しかける。
「明日ね、姉様が来るんだよ。」
弾んだ声から少女の喜びが伝わってくる。
きっと、その姉に会えるのが待ち遠しいのだろう。
「いっしゅうかんに一度、会いに来てくれるんだ。」
彼女から胴より下を奪ったことを忘れてしまったかのように話し続ける少女こそ、メイドの間で噂される少女である。
名前だけが歩き、誰も少女の姿を知らない都市伝説のような幻の存在。
恐怖の対象であり、殺戮、狂気の代名詞。
フランドール・スカーレットに違いなかった。
ごうっ、という空気さえ燃えるような音がし、少女の手には赤々と燃える炎の塊が握られていた。
「だからね・・・」
少女の言葉と共に振り下ろされる炎の塊。
陽の光を思わせる煌々とした光の中、彼女の視線の片隅にあるものが見えた。それは昨日まで一緒に働いていた同僚であり、いつもしている無愛想な顔だけを横たわらせていた。
何をされたのか分からずにこの無邪気な少女に殺されたのだろう。
そして、彼女の最後に聞いた言葉は相変わらず無邪気であった。
『 ―――――――――――――――――――――――――――――― 死んで ♪ 』
― * ―
「 !」
地下から聞こえる声にならない声に、彼女は無表情な顔を顰めた。
音程も音響も無いのに聞こえるその声は体の芯という最も深い所を震わす。そして、家具を小さく揺らし静まり返った。
何事も無かったように虫達は演奏を始め、夜が過ぎていく。
本当に何も無かったように・・・
しかし、メイド長である彼女は動揺を隠せなかった。
主と共に廊下を歩いていた彼女にははっきりと聞こえてしまったのだ。何度も耳にしても慣れないそれは、彼女が経験したそれを超えていたからだ。
毎夜、聞こえる生命の断末魔。
この世界で体験した最大級の恐怖であった。しかし、そんな彼女をよそに先を歩く小さな主は何事も無かったように歩を進める。
だから嫌でも認識させられる。
これが日常の一環であることを否応無く・・・
「私は寝るから見廻りの方はよろしくね。咲夜。」
「・・・・・・・・・」
背中を向けながら話しかける少女。咲夜と呼ばれたメイドは無言であった。今の少女に何を言っても聞こえていないのだから。
幼い主の事情を知っているからこそ何も言わない。
「おやすみ。」
少女も何の返事も求めない。
彼女のそういう性格を知っているからこそ何も求めない。
互いを知っているからこそ言葉には出さずとも伝わるのである。
――― パタン
しかし、彼女の本当の気持ちを主である少女に言えないでいた。
どんなに近くにいても、どんなにも触れ合える距離にいても所詮は他人である。少女達の抱える問題に自分が踏みこんでいいのか、悩み考えた時もあった。
結果、自分は今日まで何の行動も起こさずにいた。あの二人のようにできない、それが彼女の答えであった。
簡単に壊せそうな壁。だが、石で出来た壁よりも鉄で出来た壁よりも強固であり、下手に壊せば全てを壊してしまいかねない脆い壁であった。
「おやすみなさい。・・・お嬢様。」
深くお辞儀をし、部屋の前を後にした。。
少女達のことを知っているからこそ何もしない、知っているのに何しない自分。
その表情は深く沈んでおり、普段のメイド長としての威厳など何処にもなかった。
強く結んだ唇は切れ、血が肌を伝った。伝う赤い血が青と白い服に落ち染みをつくった。
それは、彼女の流した涙のようであった。
* * *
十五夜も近い夜。
月は満月のように丸く、夜にしては明るすぎる光が差し込み赤い廊下を照らしていた。一日の終わりを迎えているかのように静まり返ったよるであった。
見回りをしている彼女は、空に浮かぶ満月を仰ぎ見ていた。
その月は、二人の人間と出会った時の紅い月とは違うが似ていると感じたからだ。夜の空に浮かぶ蒼い月は、また新しい来客をここにもたらしてくれるのではと不謹慎な願いを抱きながら見ていた。
――― バンッ
彼女の願いが伝わったかのように紅魔館の扉が乱暴に開いた。
月を背後に扉の前に立つ意外な人物に驚きながら、ある期待を抱いて来訪者を招き入れた。
でもフランからしてみれば明るい話かな?
必要最低限の会話だけで演出される恐怖がすごい。
メイドが悲鳴の声を上げられなかったのは、フランから感じた恐怖のせいですね。
声に出さない、出せない声こそ真の恐怖。
読んでいるこちらも怖かったです。
何やら色々あったようで御疲れさまです。
便利なだけにパソコンが壊れるとリバースも大きいですね。
続き、楽しみに待ってます。
>誤字・・・・?
赤い水面の上をを必死→赤い水面の上を必死
メイドの一人称なら恐怖を感じてるって事でとらえられるんですが、前の文章からして多分誤字かなと。
後、少々気になったのが
まるで宝石に光り輝いていた。→まるで宝石のように光輝いていた。
このままでも通じると思いますが、流れてきに少々つまりました。
こちらの方が流れがいいと思います。