Coolier - 新生・東方創想話

記憶喪失と壊れた話

2004/12/04 09:17:20
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はじめに、キャラのイメージを壊す恐れがあります。
それでも読みますか?
<yes> <はい>
そうですか、それではどうぞ。







     ↓↓↓









てってってってってってっ、
永遠亭のうさぎ達のリーダーである因幡てゐが廊下を走る。
キッ
部屋の前で止まると、息と身だしなみを整え
「・・ひめさま、」
部屋の主の名を呼ぶ。
「何か用事?」
襖を少しだけ開ける。
部屋の主、輝夜の後姿が少しだけ見える。
「ん、・・・もこで、遊びたい、」
後姿がピクリと動く。
「イナバ、入りなさい。
詳細を聞くわ」
その声はどこか楽しそうだった。


◆◇◆◇◆◇◆


「ッたくー、なんで私が・・・」
不貞腐れているのは長い銀髪とリボンがトレードマークの藤原 妹紅だ。
永遠亭の長い廊下を二人で歩いている。
「まぁ、これもいつもの戯れだと思って下さい。」
そう宥めるのは、一緒に歩いているもう一人。
こちらも長い銀髪が美しい八意 永琳だ。
その銀髪は束ねて三つ編みにされていた。
「ちょっと、その戯れが毎回命賭けてるのを知ってて言ってる訳?」
「もちろん」
お互い死が無いのでちょっとヤリスギても大丈夫。
そう言いたいらしい。
「・・・」
なにか釈然としない妹紅だった。

永琳が止まる。
「ん?」
「この部屋です。」
言いながら身を引く。
「どうぞ、お入りください。」
何故か丁寧な永琳。
いつも丁寧だが、何故か違和感を感じる。
(何かあるわね・・・)
少しだけ襖が開いている。
「ふむ・・・」
そのスキマに挟まっているのは、
レンガ
「・・・・・・」
ほほぅ、こんなブービートラップでに私を嵌めるためだけに呼んだって言うの?
だが油断はできない。
輝夜は私に対して容赦が無い。
よく、観察する。
スキマの少し奥、足元に細い糸が見える。
(ふふ、甘いわ)
他には無いだろうか・・・
む、取っ手に画鋲・・・
これだけのようだ。
3つの罠の回避方法は・・・
「ふ、こうすれば大丈夫ね」
足で襖を蹴る。
スカーン!
いい音がして襖が全開になる。
ゴスッとレンガが落ちる。
それと同時に
ヒュンっと前方から風切り音が聞こえる。
矢だ!
本当に殺す気か!?
死なないけど
「くッ・・・」
体をひねって何とかこれを避ける。
ビィィィンと背後の壁に矢が突き刺さる音が聞こえる。
私は体勢を元に戻す。
「ふぅ・・・甘いわね・・・ォブッ」
後頭部に強烈な一撃が決まる。
どうやら、矢が背後の壁に刺さったら起動する罠のようだ
私の、意識が、ここ、で 、途 、 絶  え  る   。


◆◇◆◇◆◇◆


なんだか頭がガンガンする。
でも、おでこが冷たくて気持ちがいい・・・
「ん・・・ぅ」
「あら、やっと目を覚ましたのね?
まったく、いきなり気を失うからビックリしたわ・・・」
どうやら私は寝かされていたようだ。
「ちょっと、なにぼんやりしてるの?」
誰かが私の脇に座っている。
黒髪の綺麗な少女
さっきから、この子は誰に話しかけているんだろう?
私はゆっくりと周囲を見る。
「ど、どうしたのよ?」
どうやら、私に喋りかけているようだ。
「ちょっと、妹紅?」
「・・・?」
小首をかしげる。
「ふぅ、やっと正気に戻ったようね・・
後は永琳に見てもらってね。」
「あ・・・」
彼女はじゃあねと言って立ち上がろうとする。
ぐぃ、
スカートの裾を無意識に掴んでしまう。
「ちょ、ちょっと脱げるじゃないの」
「あの・・・」
ポロポロ
あれ、何でだろう、涙が出てきた。
ポロポロ
「グスッ、ック」
妹紅はそのまま泣き出してしまった。
そんな奇行に大いにうろたえる輝夜。
「ど、どうしたの?突然泣き出すなんて・・・」
「グシュ、あの、貴女は、誰ですか?」
場が一瞬無音と化した。
「は・・・・?、
輝夜よ、か ぐ や 」
「輝夜さんですか、」
名前を確認できてなんだか、とても安心した。
「もしかして、何にも覚えてないの?」
「覚えていないって・・・なにをですか?」
「じゃあ、名前はなんていうの?」
私の名前・・・・
えっと・・・
「あの・・・私の名前って、なんですか?」
黒髪の少女が固まる。
もう一度場が無音と化した。


「はぁ、私は、妹に紅色でモコウって名前なんですか・・・」
書かれた字を見て、にっこりと笑う銀髪の少女。
「えぇ、ちなみに、私の方が年上なのよ。」
うーん、どうもやりにくいなぁ・・・
記憶喪失で、情緒不安定で泣き出したってのは判った。
そんなことよりも、いつもの彼女からは考えられない
敬語、仕草、接し方
調子が狂ってしまう。
「あー、やっぱりそうなんですね~。」
どこか嬉しそうな妹紅。
「・・・・」
今までの妹紅なら私には絶対見せない表情ね・・・
重症だわ・・
イロイロ考え始めたとき、
「失礼します」
とイナバ(鈴仙)が入ってきた。
「妹紅さん調子はどうですか?」
どうやら永琳に言われて様子を見に来たらしい。
「あ、はい・・・」
私の裾を握ってくる妹紅。
どうやら記憶障害のせいで警戒心が高くなっていて、人見知りするようだ。
「この子はイナバよ。ほら挨拶して」
「はい?
鈴仙・U・イナバです。」
「あ・・妹紅です・・・」
妹紅さんって姫と仲が悪かったような・・・
そんな事を考えながら鈴仙は妹紅を見る。
妹紅の方はおずおずと輝夜の後ろに隠れながら
じぃ・・っとイナバの頭の辺りを見ている。
その様子を見て
あぁ、耳が珍しいのね。
と気がつく輝夜
「イナバ、頭を少しこっちに向けて」
「は、はい、こうですか?」
言われたとおりに頭を向けるイナバ
「妹紅、触ってみてもいいわよ」
「え?」「え゛?」
一瞬で嫌そうな表情をする鈴仙。
「あ、あの、いいんですか?レイセンさん・・」
上目つかいで、控えめに聞く妹紅。
「(な、名前で呼んでもらえた・・・)どうぞ触ってください。」
即答だった。
ふにふに、
「ぁ、・・ぅ、」
思わず声が出てしまう鈴仙
ふにふに、
「ぅく・・」
珍しいのか、熱心に触る妹紅。
「あ、ぅ、も、もういいですか?」
「あ、ご、ごめんなさい・・・」
顔を真っ赤にしたイナバ(鈴仙)はその後いくつか質問して部屋を出て行った。
んー、後は永琳に任せれば大丈夫よね・・・
それとも一回殺しちゃえば戻るかな?     「・・・・ま、」
でも、今の状態の妹紅を殺しても楽しくもなんとも無いし・・・     「・・・さま、」
「輝夜姉さま、どうしたんですか?
難しい顔をして・・・」
「へ?」
どうやら先ほどから呼ばれていたようだ。
あれ?何かオカシナ呼ばれ方を・・・
「・・・ちょっと、さっき何て呼んだのかしら?」
「輝夜姉さまって・・・」
?マークを出しながら素直に答える
「なななな、なんでそんな呼び方するのよ!」
顔が何故か熱くなる。
多分真っ赤だ。
顔が赤くなっていると想像したら、何故か心臓の鼓動まで早くなったような気がした。
「え?、年上ですから、輝夜姉さまですよね?」
「あ・・・そ、それなら、う~~、」
こめかみを押さえて俯く私。

落ち着け、私。
まずは深呼吸、
す~、は~、す~、は~・・・
とりあえず、今、目の前に居るのは、妹紅であって妹紅で無い人物。
うん、そうだ、モコウだ。
それに、姉さまって付けて言うのは、子供の頃に育った環境の影響ね、絶対そうだわ!
今のモコウはどうやら私に懐いているみたいね。
そして、私も別に嫌な気はしない。
うん、それだけ、それだけ、

・・・私は、正常だ。
「あの・・大丈夫ですか?」
心配そうに覗き込んでくるモコウ
「ま、まぁ、好きに呼びなさい、」
ついつい、視線を泳がせてしまう。
「ありがとうございます、輝夜姉さま」
褒められた子供のように、嬉しそうな顔をするモコウ。

その無垢な微笑みを見て、
(ぅう、)
輝夜の中で
(可愛い・・・)
パキリ
と何かが音を立てて壊れた。



◆◇◆◇◆◇◆



先ほど戻ってきた師匠に妹紅の容態の報告をした。
いくら死なないとは言っても、倒れられては心配してしまう。
まぁ、サクッと殺せば元通りだろうが、
ここは恩を売ってその後の行動を見るという楽しみが出来そうだとか師匠は考えていたけれど・・・
「そう、記憶喪失・・・」
「はい、私の事も忘れていましたし、何よりも姫の袖の裾を握ってました。」
なにやら師匠が遠い目をする。
多分、姫の裾を握る妹紅を想像しているんだろう。
「ぅ・・・」
眉間を押さえている。
「師匠?」
「うん、なんでもないわ。
それより、その時の姫の表情はどうだったかしら?」
「え・・・姫、ですか・・・?」
師匠は姫さまを大事にしている。
多分、妹紅さんの行動で、姫さまが困惑して無いか知りたいんだろう。
「別に、嫌な顔はしてませんでしたよ?」
「へぇ、そうなの・・・」
師匠の目が一瞬、怪しく光った、ような気がした。
「じゃあ、今日一日様子を見ましょうか。
姫に伝言お願いね。」
「はい、わかりました。」


◆◇◆◇◆◇◆



姫と妹紅の居る部屋に向う途中、お盆を持ったウサギと出くわす。
お盆の上には急須に湯のみ。
「どうしたの?」
「あ、鈴仙さま、姫さまが食事を所望されて・・・」
なるほど
「お疲れ様」
「いえ、それより、姫さまが何かいつもと違うみたいで・・・」
「へ?」
気になったので急いで部屋に向う。
「姫、鈴仙です。」
「どうぞ~」
やけに上機嫌な声・・・
「失礼しま・・・!?」
部屋に入って目に映った光景に私は絶句した。
姫さまと、妹紅さんが・・・
「イナバどうしたの?」
固まってしまった私を心配して、姫さまが声を掛けてくださる。
「・・・あ、いえ、なんでもないです、なんでも・・・」
二人仲良くご飯を食べていたのだ。
「そう?」
そう言うと、焼き魚の身をほぐして
「はい、あ~ん♪」
妹紅さんの口へ持ってゆく。
「あ・・あーん、もぐもぐ、」
ちょっぴり恥ずかしそうにして妹紅さんが口を開ける
「うふふふ、どう、美味しいでしょ?」
その仕草に満足したのか、姫さま、とても喜んでいる。
って、なんで姫さま妹紅さんにベタベタに甘くなってるんですか!?

「はい、美味しいです、けど・・・」
「けど?」
「あの・・・本当にいつもこうなんですか?」
妹紅さんが顔を真っ赤にして私に聞く
どうやら姫が有ること無いこと色々吹き込んだようだ。
「えぇ、そうよ~。
ねぇ、イナバ、私とモコウは仲良しよね?」
「は、はい・・・」
姫さま、笑顔が怖いんですが・・
「それで、なんの用事かしら?」
「あ、妹紅さんの容態を見るために今日は泊まって貰いますが宜しいでしょうか?」
「ナイスよ、イナバ!」
ビシッと親指を立てられる。
「は、はぁ」
「じゃあ、早く食べ終わってお風呂にしましょう。」
「え?え?」
「イナバ、準備してきてね。」
「はい・・・」
こんなにイキイキとした(目の血走った)姫さまは、
私が此処に来てからはじめて見たような気がした。
妹紅さん、がんばって下さいね、イロイロと


◆◇◆◇◆◇◆


風呂場から
声が聞こえる。
食事を終えた二人だ。
「背中流してあげるね」
「はい」
ワシャワシャと擦る音が聞こえる。
どうやら背中でも流しているようだ。
ポタ、ポタ、
「あ・、モコウっ・・、結構・きい・ね・・・」
「そ、そ・なこと・・です・・」
ワシャワシャ、ワシャワシャ
「うふふ・・・あぁ、・・滑・たわ」
「きゃう、・・、・・・さま、ヒドイ・す・・・」
「あ・、ごめ・・、でも、スベ・・な肌ね・・・」
「う・~・・」
「ほ・、私・も・ってい・ら・・・」
「い、・・で・よぅ、」
水音と距離のせいか声が聞こえ辛い。
ポタ、ポタ、

「姫さま、失礼します」
カチャッ
「着替え置いて・・・・・」
ドサドサッ
折角綺麗にたたんであった二人の着替えである浴衣が床に落ちてしまう。
「・・・・」
お風呂場で聞き耳を立てている人物が居た。
「・・・・師匠、何してるんですか?」
私の師匠、八意 永琳は振り返りもせず言う。
「・・・見ての通りよ」
「もう一度聞きますね」
「えぇ。」
「何してるんですか?」
「姫の観さt・・・患者の様子を見に来たのよ」
一瞬本音が聞こえたような・・・
「師匠、見つかる前に帰りますよ」
「うどんげ、怒ってるの?」
「別に怒ってないです」
「もしかして、相手にされないからって嫉妬?」
そう言いながらやっと振り向いてくれる。
ポタ、ポタ、
「・・・・とりあえず、拭いておいてくださいね。」
「えぇ、」
ポタ、ポタ、
師匠のいつもどおりの真面目な顔から、赤い雫が垂れていた。
私は、もう一度、大きくため息をついた。


◆◇◆◇◆◇◆


「ふー、いいお湯だったわね~」
輝夜は満足そうだ。
「はい・・」
顔を真っ赤にして輝夜に手を引かれて付いて行くモコウ
どうやら寝室へ向うようだ。
てくてくてくてく
廊下を歩く兎が一羽
永遠亭のうさぎ達のリーダーである因幡てゐだ。
輝夜と妹紅を見かけると、てってってってっと小走りで近寄ってくる。
「・・・、ひめさま、」
「あら、イナバどうしたの?」
「あ、この子もイナバなんですか?」
「あぁ、この子は、因幡てゐよ。」
「よろしくね、てゐちゃん。」
「?・・・ん、」
どうやら妹紅が記憶喪失になっているのを知らないようだ。
輝夜がこっそりとてゐに耳打ちする。
「てゐ、良くやったわ」
なでなで、
頭を撫でてやる。
「・・んぅ、」
「それじゃあ私の部屋に行きましょう。」
「はい、またね、てゐちゃん。」
「・・・ん、」
別れの挨拶も適当にどこかへ走っていってしまった。
「もう、あの子ったら・・・」
「ふふ、元気でいい子じゃないですか」

輝夜と妹紅は二人で永遠亭のうさぎの事を話題にしながら輝夜の部屋に向う。
「ここよ、この部屋。」
輝夜が襖に手をかけると、背後から
「・・・ひめさま、」
と名前を呼ばれた。
「ん・・てゐ、どうしたの?」
くいくいと手招きする。
「モコウ、先に入ってて。」
「はい、お邪魔しますね」
襖を開けるモコウ
「で、何?」
ニヤリと笑って親指を立てるてゐ
その直後、ガン!という金属製の打撃音と
ザバァ!と水をぶちまけた音が聞こえた。
「!?」
「ぅゅ~~~」
振り返るとずぶ濡れで大の字に倒れている妹紅が居た。
「モコウ!?」
どうやら昼間に仕掛けた罠がまだ残っていたらしい。
足元の細い糸に足を引っ掛けたとたん、
天井から水の入ったバケツが落下し、妹紅に直撃したのだ。
どうやらてゐはこの罠から私を護る為に呼び止めたらしい。
もう、何で外さなかったのよ!
「大丈夫?モコウ、ねぇ、モコウ、しっかりして、」
私はモコウを抱き起こして体を揺さぶる。
「ぅ・・・ぃっ・・・」
「モコウ、気がついたの?」
「ぅ・・ん・・・」
「よかった~」
安堵した私はずぶ濡れなのを気にもせず、モコウをぎゅっと抱きしめる。
「ぅ・・ちょ、な、なに?なにがおきたの!?」
うん?反応がおかしい・・・
ばっと私から離れるモコウ
「ぅぅー、なんで頭が痛いんだ・・・?
それにずぶ濡れだし・・・、」
とモコウが自分の濡れた姿を見る。
大きく乱れ、はだけた浴衣。
肩までずり下がっていたりもする。
そこから覗くふともも、うなじ、
「なななな、なんで・・・服が乱れて・・」
倒れたり、揺さぶったりしたせいで、大きくはだけていたのだ
「モコウ?(・・・まさか、戻ったの?)」
「輝夜、あなた・・・・まさか・・・」
肩口まで下がった浴衣を直しながら軽蔑の眼差しで輝夜を見る妹紅。
「・・・もう一度衝撃を与えれば・・・モコウに戻るかも・・・」
そんな視線気にもせず、ぶつぶつと一人考えを纏める輝夜。
二人が同時に拳を握る。
「うぅ、こんのぉ、変態がァ!」
「もっかい、記憶を無くせー!」
お互いに渾身の力で殴りあう。
ゴッ、ベキィ、
「・・・くふ、」
「・・・ぐぅ、」
そのまま二人は倒れこんでしまった。

◆◇◆◇◆◇◆

「まったく、オモシロイ物が見れると思ったのに、残念ね・・・」
永琳が妙な事を呟く。
「・・・師匠、その、オモシロイ物を見るために泊めようとしたんですか?」
相打ちで倒れてしまった輝夜と妹紅を布団に寝かせ終えた鈴仙が戻ってくる。
「当たり前でしょ、それに、てゐのイタズラがきっかけなんだから、絶対良い思いが出来ると踏んでたのよ」
「・・・もう、私は先に寝ますね」
「ふふ、お疲れ様、」
「はい、おやすみなさい。」
うどんげが部屋を後にする。
「・・・それにしても、」
二人の寝顔を見る。
「こんなに仲がいいのに、二人とも大変ね・・・」
永琳も部屋を後にした。
二人が寄り添って眠る姿に、小さな幸せを感じて。



◆◇◆◇◆◇◆



チュンチュン、
朝日が窓から差し込む。
閉じた瞼が光を感じる。
「うぅ、朝・・・?」
もぞもぞと布団の中で何かが動く。
ぎゅ、
何かが腕にしがみ付く。
「・・・ぅ?」
イナバの誰かかな?
まぁいいや、温かいし、もう少し・・・


もぞもぞ、
何かが手に当たった。
無意識にそれをぎゅっと抱えてしまう。
「・・・ぅゅ、」
慧音かな?
ふふ、温かい・・・





((まてよ、昨日は確か・・・))
「「って、まさか―――」」
ガバッ
同時に目を覚ます。
目の前には、お互いの顔
「「!!!!」」
お互いに耳まで顔を真っ赤に染めて硬直する。


直後、爆音が響いて永遠亭の一室が使い物にならなくなったのは、
言うまでも無い。
妹紅と輝夜は仲が良いんだい+最近百合な影響(-ネチョ成分)+鼻血+罠
=この作品(ぇ

ってか、またもや長いです。ごめんなさい。

もう一度、ごめんなさい。ただ、個人的に、
咲夜さんと永琳と藍は鼻血が似合うと思ってまして。

密かに全員てゐの幸運の影響を受けてます。
モコは記憶にないですが。

感想とかあったら嬉しいです。

みなさんハァハァしすぎです。
なのでちょっと頑張ってみようと思いますが気長に期待せずにお待ちください。
・・・何を頑張るかは知りませんが

少々修正しました。
EXAM
[email protected]
http://homepage3.nifty.com/exam-library/
簡易評価

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コメント



0.5540簡易評価
4.60てーる削除
師匠と咲夜さんは主人LOVEなキャラで固定ですな・・。
あのまま記憶がなくなってたら妹紅が・・妹紅が輝夜に・・・食べr(自粛
6.50名前が無い程度の能力削除
妹紅が実にモコモコしておりますね(意味不明)
こういう雰囲気は大好きです。

>妹紅と輝夜は仲が良いんだい
全身全霊にて同意いたします(笑)
この際百合でもネチョでも私は一向にかまわんッ!!(オイ)
17.80名前がない程度の能力削除
師匠~~ あなたって人は・・・
ふふふ妹紅と輝夜がアマアマで実にご馳走様でした。。。
20.80名前が無い程度の能力削除
ハァハァ、こ これは いいものだ     うほっ。
28.60孤独犬ポチ削除
関係ないですけど妹紅の姉さまで古風なセーラーを着た長い黒髪の人(?)を思い出してしまった。
そういえば輝夜と妹紅の関係って初音と銀に似てるなぁ、と思ってみたり。
35.50名前が無い程度の能力削除
ここは一つ裏Versionも製作を(何)
なかなか珍しい組み合わせですし。
44.70名前が無い程度の能力削除
ハァハァハァハァハァハァハァハァ
46.80名無し (7)削除
ごちそうさまですた。ハァハァ
54.40いち読者削除
あぁ……記憶喪失になっちゃった無垢なモコウが非常に萌える……どうしよう。
いや、私は断じてハァハァしてる訳じゃないですぞ(←嘘こけ)。

ちなみに、最もえちぃと感じたのがモコウに耳をふにふにされるウドンゲだった私はヤヴァイでしょうか(ぉ

あと、師匠どうか気をたしかに(笑)。
56.60紫音削除
OKOK。皆さんも師匠も落ち着いて(笑)
でも確かに輝夜と妹紅って、喧嘩するほど……の典型みたいな気がしますよね
。たっぷりと堪能させていただきました。ご馳走様。

>いち読者さん
>最もえちぃと感じたのがモコウに耳をふにふにされるウドンゲだった私はヤヴァイでしょうか
大丈夫です。ここに同胞がいますから(ぉぃ)
58.60名前が無い程度の能力削除
いやはや、これは面白かった♪
輝夜の豹変っぷりと、他の永夜亭メンバーのタチの悪さがツボに。w
114.90名前が無い程度の能力削除
>鈴仙・U・イナバ
ちょwwwwwミドルネームwwww
121.90名前が無い程度の能力削除
てるもこは私のジャスティスです!!