〈これまでのあらすじ〉
色々あった。
「長らく待たせてしまったわね。『M-弾』グランプリ2004、決勝戦の開始よ。実況は私こと、上海人形がお届けするわ。解説は相方の蓬莱人形」
「クチャクチャ……ポリポリ……」
「何か食べているけれど、気にしないで頂戴。では……決勝戦開始の前に、これまでの試合をダイジェストでお届けするわ」
「モシャモシャ……パキパキ……」
〈番外戦〉
×ないとめあ VS ○はぐれ人妖コンビ
(7分10秒 昨日はヒストリー)
◆ないとめあ
「まぁ蛍っていっても、ベンジョホタルなんですけどね」
「誰がベンジョやねん!」
◆はぐれ人妖コンビ
「ウエシラサワ、カミシラサワ、ジョウシラサワ」
「けっきょくどれやねん!」
(寸評)はぐれ人妖チームの乱入で急遽組まれたカード。ないとめあも善戦したが、人妖のコンビネーションに破れた。
〈1回戦〉
※「はぐれ人妖コンビ」と「ダブル二重結界」はシード。
◎第1試合
×荒野の3人 VS ○アリとマリサリス
(14分35秒 ファイナルツッコミ)
◆荒野の3人
「おかげさまで私たちも生誕100周年です」
「みんなおばあちゃんね」
「誰がプリズムリババァーよ!」
◆アリとマリサリス
「裏切られることには……慣れてるわ」
「じゃあ、心置きなく裏切るぜ」
「待ってーー!!」
(寸評)唯一のトリオ漫才・荒野の3人が優勢かと見えたが、アリマリ渾身のファイナルツッコミが勝敗を分けた。
◎第2試合
○不夜城レッズ VS ×ネームレス
(5分11秒 メイドローリングアタック)
◆不夜城レッズ
「そろそろお茶が欲しいわ」
「お任せください。はい、こうしてお湯を沸かして、こうやってカップを用意して……っと」
「それはジェスチャーじゃないの」
◆ネームレス
「まぁしかし、私なんか名前もないんですけども」
「名前なんて飾りのようなものです。名前に縛られないあなたは、永遠に自由でいられるのですわ」
「あぁ……」
(寸評)優勝候補・不夜城レッズが堂々の戦いで一回戦を突破した。
◎第3試合
○摂氏-273.15℃ VS ×ヤクモシスターズ
(60分19秒 雪国シュート)
◆摂氏-273.15℃
「見て見て! 最近新しい芸を身につけたわ!」
「へぇ、どんな?」
「一人ナダレ~~」
「怖っ!」
◆ヤクモシスターズ
「お酒ばかり飲んでると、頭がニャコッとなりますよ!」
「仕方ないだろう……私も苦労が多いのだ」
「しっぽも多いのにね」
「しっぽは関係ないだろうがァーーー!!」
(寸評)ロスタイム終了直前、摂氏-273.15℃が逆転ゴールを決め、一回戦突破を決めた。
◎第4試合
×ラララ・ラッキー VS ○ゴースト列車
(3分8秒 融通無碍自我自在剣)
◆ラララ・ラッキー
「長生きには運動が一番ですぞにゃー」
「へぇ。たとえば?」
「タラッタラッタラッタ、ウサギのダンスぞにゃー」
「何よ、ぞにゃーって」
◆ゴースト列車
「死に誘いました」
「誘われました」
「残念、ふられました」
「えぇーー!?」
(寸評)第死(4)試合だけあって、優勝候補筆頭・ゴースト列車が注文相撲で勝利を収めた。
◎第5試合
×鳥のおくすり VS ○S・G・G・K
(12分40秒 リアル背水の陣)
◆鳥のおくすり
「その耳長いのよ」
「だってウサギですし」
「引きずってるし!」
「ウサギですし!」
◆S・G・G・K
「まぁ門番言いましてもね、いろいろこれがね」
「ガンガンガン、お前のおねえちゃんだよ」
「アネアネ詐欺は間に合ってるわ」
「ガーン」
(寸評)S・G・G・Kが、アクシデントにもめげずに奮戦、見事二回戦最後の切符を掴んだ。
〈2回戦〉
※ダブル二重結界はシード。
◎第1試合
△はぐれ人妖コンビ VS △不夜城レッズ
(30分 両者リングアウト)
◆はぐれ人妖コンビ
「そのリボン、趣味悪いわね」
「ふん、悪かったな」
「私のと交換しようか」
「……好きに、すればいい」
◆不夜城レッズ
「従者や従者。たまには飲むより飲まれたいわ」
「と、申しますと?」
「ほら……飲んで頂戴」
「あぁ……お嬢様……ン……」
(寸評)玄人筋をうならせる、今大会屈指のベストバウトとなった。
結果、引き分けで両チーム3回戦へ。
◎第2試合
×S・G・G・K VS ○アリとマリサリス
(17分20秒 掟破りの逆彩雨)
◆S・G・G・K
「――もうお身体はよろしいので?」
「ぜ、全然、平気、よ……うぐぐ……」
「さぁ、なにかネタを振ってください。私が間を持たせましょう」
「ごめん……ネタは、ないの……ネタギレダ……ネタギレラ……セラギネラ……くッ!」
「………ごゆっくり………お休みに……」
◆アリとマリサリス
「この色情狂! 恥ずかしくないのか!?」
「な、何よいきなりっ?」
「お前のフェロモンのせいで私は毎晩モンモンだ!」
「知らないわよ!」
「責任取れよ!」
「わかったわよ! ……ん、くちゅ……ふ……っ」
「……ん、あっ……あ……はぁ……ああ~っ……」
(寸評)正規S・G・G・Kの復活も、隠れた優勝候補・アリ×マリの前に屈した。
◎第3試合
×ゴースト列車 VS ○摂氏-273.15℃
(9分36秒 フリーズアクトレース)
◆ゴースト列車
「死人でーす」
「半死人でーす」
「この半人前!」
「怒られてる!?」
◆摂氏-273.15℃
「今度はちゃんとしたナダレを身につけたわ!」
「まだ引っ張るの?」
「ナダレで、うナダレた!」
「それはナダジャレジャ」
(寸評)抜きつ抜かれつの熾烈なデッドヒートも、紙一重の差で摂氏-273.15℃がゴールテープを切った。
一説には鼻差ならぬ胸差の勝利ともされる。
〈3回戦〉
※ルール変更により、人間vs妖怪の5vs5対抗戦となった。
◎先鋒戦
×霧雨 魔理沙 VS ×チルノ(○魂魄妖夢)
(4分30秒 掟破りの逆アイシクルフォール)
「ゲー!? 下から……!!」
「ネタスペルは、お前の専売特許じゃないってことさ……!」
(寸評)魔理沙が掟破りの逆アイシクルフォールで勝利。
しかし他人の技をパクった精神ダメージは大きく、棄権した。
リザーバーとして魂魄妖夢が準決勝へ進出。
◎次鋒戦
×上白沢 慧音 VS ×レミリア・スカーレット(○フランドール・スカーレット)
(7分15秒 姉がボケて妹がツッコむ)
「……何ィ!? 最後のページに……!」
「これが私の、最後の切り札……!」
「『レミリア・スカーレット 妹にツッコまれる』……だと!!」
(寸評)秘本「ヒスノート」と魔冊「デスティノート」をめぐる頭脳戦が展開され、最後にはレミリアが一歩先んじて勝利。
しかし魔剣によるツッコミを受けたことで大ダメージ、棄権。
代替選手として妹のフランドールが勝ち上がった。
◎中堅戦
×十六夜 咲夜 VS ×レティ・ホワイトロック(○パチュリー・ノーレッジ)
(5分40秒 ジト目ツッコミ)
「………………」
「………………」
「……あんたまで止まってどないすんねん」
「………………はっ!!」
(経過)咲夜の秘策「時間停止ボケ」が発動、しかし勢い余って自分の時間も止めてしまい、全宇宙が停止。
しかし時間操作対策を行っていたパチュリーのツッコミにより、宇宙は救われた。
結果的に両者敗北、パチュリーが準決勝へ進出。
◎副将戦
×藤原 妹紅 VS ×八雲 紫(○永遠亭てる夜)
(10分0秒 なよ竹フィーバー)
「なよ竹のぉ~~、よぉぉぉぉ~~、翁はよぉぉ~~~」
「それ漫談じゃないだろ!」
(経過)紫が寝過ごしたことで妹紅の不戦勝となるはずが、謎の美少女覆面話芸師『永遠亭てる夜』が乱入。
漫談「なよ竹フィーバー」で妹紅を破って準決勝へ進出した。
◎大将戦
×博麗 霊夢 VS ×アリス・マーガトロイド
(14分15秒 人形みだれ地獄)
「霊夢! どれに……なりたい?」
「アリスゥゥゥゥゥゥ……!!!」
(経過)霊夢のボケとアリスのノリツッコミが千日手となり、両者失格。
〈準決勝〉
※四人による大喜利合戦。
◆最終得点結果
フランドール……1万点+満点+◎+ニヤリ
永遠亭てる夜……はなまる+60点+逆赤点+クスリ
パチュリー………甲+合格+ええでええで+プッ
妖夢………………5点+ファール+ピーッ+(苦笑)
「……というわけね。わかったかしら、蓬莱?」
「モキュモキュ……モキュ……クッチュ……ズズーーッ……」
「まだ食べてるの? ……まぁいいけれど。では、いよいよ、最後の一戦……決勝戦の開始よ」
(場内歓声)
「それでは、決勝を戦う選手たちの入場ね。まずは、青龍の方角から……」
(入場曲
♪広有射怪鳥事 ~ Till when?
&
♪幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life)
「合体テーマで入ってきたのは、半人半霊・『魂魄妖夢』と、華胥の亡霊・『西行寺幽々子』。いったん2回戦で敗れながら、いろいろあって復活してきた、死人だけにアンデッドなコンビね。コンビ名は『ゴースト列車』……あ、変更されているのね。『ゴーストとトレイン』だそうよ。……微妙ね」
「…………」
「あら、蓬莱、食べ終わったの……と思ったら、いないわ。どこなの、蓬莱?」
「幽々子さま! ここまで来たら何としても優勝を狙いましょう!」
「パキ……モニュ……ポリポリ……クチャ……」
(何か食べてるーーーー!?)
「では続いて、白虎の方角から……このチーム!」
(入場曲
♪シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome
&
♪ヴォヤージュ 1970)
「派手な合体テーマで入場してきたのは、両者とも覆面をつけた正体不明のコンビね。背の高いほうが『永遠亭てる夜』、低いほうが『永遠亭てゐ夜』だそうよ。まぎわらしいわね。コンビ名は……『ルナティックス』? 芸名とマッチしてないわね。どうでもいいけれど」
「優勝したら寿命延ばしてくれますぞにゃー?」
「ぞにゃーをやめるならね」
「辺境最笑を目指したすべての選手の頂点に立つ、この2チーム。果たして、いかなる笑いを見せてくれるのかしら? すべては、これからのお楽しみというわけね。……あら蓬莱、どこに行っていたの」
「私は、リンゴの気持ちを理解した……」
「?? ……まぁ良いわ。見事優勝したチームには、祭壇最上段に置いてある棺桶の中に収められた黄金の死に装束が与えられ……ああっ! 棺桶の中が空!? 代わりに誰かが!? あ、あの人影は……!!」
「ふっふっふ……あっはっはっはっ……私たちを差し置いて、辺境お笑いナンバー1だなんて、おこがましいにもほどがあるんじゃないかい?」
「あ、あれは……まさか……」
「知っているの、魔理沙!?」
「あの、緑髪の姿は…………!!!」
( NEVER END )
色々あった。
「長らく待たせてしまったわね。『M-弾』グランプリ2004、決勝戦の開始よ。実況は私こと、上海人形がお届けするわ。解説は相方の蓬莱人形」
「クチャクチャ……ポリポリ……」
「何か食べているけれど、気にしないで頂戴。では……決勝戦開始の前に、これまでの試合をダイジェストでお届けするわ」
「モシャモシャ……パキパキ……」
〈番外戦〉
×ないとめあ VS ○はぐれ人妖コンビ
(7分10秒 昨日はヒストリー)
◆ないとめあ
「まぁ蛍っていっても、ベンジョホタルなんですけどね」
「誰がベンジョやねん!」
◆はぐれ人妖コンビ
「ウエシラサワ、カミシラサワ、ジョウシラサワ」
「けっきょくどれやねん!」
(寸評)はぐれ人妖チームの乱入で急遽組まれたカード。ないとめあも善戦したが、人妖のコンビネーションに破れた。
〈1回戦〉
※「はぐれ人妖コンビ」と「ダブル二重結界」はシード。
◎第1試合
×荒野の3人 VS ○アリとマリサリス
(14分35秒 ファイナルツッコミ)
◆荒野の3人
「おかげさまで私たちも生誕100周年です」
「みんなおばあちゃんね」
「誰がプリズムリババァーよ!」
◆アリとマリサリス
「裏切られることには……慣れてるわ」
「じゃあ、心置きなく裏切るぜ」
「待ってーー!!」
(寸評)唯一のトリオ漫才・荒野の3人が優勢かと見えたが、アリマリ渾身のファイナルツッコミが勝敗を分けた。
◎第2試合
○不夜城レッズ VS ×ネームレス
(5分11秒 メイドローリングアタック)
◆不夜城レッズ
「そろそろお茶が欲しいわ」
「お任せください。はい、こうしてお湯を沸かして、こうやってカップを用意して……っと」
「それはジェスチャーじゃないの」
◆ネームレス
「まぁしかし、私なんか名前もないんですけども」
「名前なんて飾りのようなものです。名前に縛られないあなたは、永遠に自由でいられるのですわ」
「あぁ……」
(寸評)優勝候補・不夜城レッズが堂々の戦いで一回戦を突破した。
◎第3試合
○摂氏-273.15℃ VS ×ヤクモシスターズ
(60分19秒 雪国シュート)
◆摂氏-273.15℃
「見て見て! 最近新しい芸を身につけたわ!」
「へぇ、どんな?」
「一人ナダレ~~」
「怖っ!」
◆ヤクモシスターズ
「お酒ばかり飲んでると、頭がニャコッとなりますよ!」
「仕方ないだろう……私も苦労が多いのだ」
「しっぽも多いのにね」
「しっぽは関係ないだろうがァーーー!!」
(寸評)ロスタイム終了直前、摂氏-273.15℃が逆転ゴールを決め、一回戦突破を決めた。
◎第4試合
×ラララ・ラッキー VS ○ゴースト列車
(3分8秒 融通無碍自我自在剣)
◆ラララ・ラッキー
「長生きには運動が一番ですぞにゃー」
「へぇ。たとえば?」
「タラッタラッタラッタ、ウサギのダンスぞにゃー」
「何よ、ぞにゃーって」
◆ゴースト列車
「死に誘いました」
「誘われました」
「残念、ふられました」
「えぇーー!?」
(寸評)第死(4)試合だけあって、優勝候補筆頭・ゴースト列車が注文相撲で勝利を収めた。
◎第5試合
×鳥のおくすり VS ○S・G・G・K
(12分40秒 リアル背水の陣)
◆鳥のおくすり
「その耳長いのよ」
「だってウサギですし」
「引きずってるし!」
「ウサギですし!」
◆S・G・G・K
「まぁ門番言いましてもね、いろいろこれがね」
「ガンガンガン、お前のおねえちゃんだよ」
「アネアネ詐欺は間に合ってるわ」
「ガーン」
(寸評)S・G・G・Kが、アクシデントにもめげずに奮戦、見事二回戦最後の切符を掴んだ。
〈2回戦〉
※ダブル二重結界はシード。
◎第1試合
△はぐれ人妖コンビ VS △不夜城レッズ
(30分 両者リングアウト)
◆はぐれ人妖コンビ
「そのリボン、趣味悪いわね」
「ふん、悪かったな」
「私のと交換しようか」
「……好きに、すればいい」
◆不夜城レッズ
「従者や従者。たまには飲むより飲まれたいわ」
「と、申しますと?」
「ほら……飲んで頂戴」
「あぁ……お嬢様……ン……」
(寸評)玄人筋をうならせる、今大会屈指のベストバウトとなった。
結果、引き分けで両チーム3回戦へ。
◎第2試合
×S・G・G・K VS ○アリとマリサリス
(17分20秒 掟破りの逆彩雨)
◆S・G・G・K
「――もうお身体はよろしいので?」
「ぜ、全然、平気、よ……うぐぐ……」
「さぁ、なにかネタを振ってください。私が間を持たせましょう」
「ごめん……ネタは、ないの……ネタギレダ……ネタギレラ……セラギネラ……くッ!」
「………ごゆっくり………お休みに……」
◆アリとマリサリス
「この色情狂! 恥ずかしくないのか!?」
「な、何よいきなりっ?」
「お前のフェロモンのせいで私は毎晩モンモンだ!」
「知らないわよ!」
「責任取れよ!」
「わかったわよ! ……ん、くちゅ……ふ……っ」
「……ん、あっ……あ……はぁ……ああ~っ……」
(寸評)正規S・G・G・Kの復活も、隠れた優勝候補・アリ×マリの前に屈した。
◎第3試合
×ゴースト列車 VS ○摂氏-273.15℃
(9分36秒 フリーズアクトレース)
◆ゴースト列車
「死人でーす」
「半死人でーす」
「この半人前!」
「怒られてる!?」
◆摂氏-273.15℃
「今度はちゃんとしたナダレを身につけたわ!」
「まだ引っ張るの?」
「ナダレで、うナダレた!」
「それはナダジャレジャ」
(寸評)抜きつ抜かれつの熾烈なデッドヒートも、紙一重の差で摂氏-273.15℃がゴールテープを切った。
一説には鼻差ならぬ胸差の勝利ともされる。
〈3回戦〉
※ルール変更により、人間vs妖怪の5vs5対抗戦となった。
◎先鋒戦
×霧雨 魔理沙 VS ×チルノ(○魂魄妖夢)
(4分30秒 掟破りの逆アイシクルフォール)
「ゲー!? 下から……!!」
「ネタスペルは、お前の専売特許じゃないってことさ……!」
(寸評)魔理沙が掟破りの逆アイシクルフォールで勝利。
しかし他人の技をパクった精神ダメージは大きく、棄権した。
リザーバーとして魂魄妖夢が準決勝へ進出。
◎次鋒戦
×上白沢 慧音 VS ×レミリア・スカーレット(○フランドール・スカーレット)
(7分15秒 姉がボケて妹がツッコむ)
「……何ィ!? 最後のページに……!」
「これが私の、最後の切り札……!」
「『レミリア・スカーレット 妹にツッコまれる』……だと!!」
(寸評)秘本「ヒスノート」と魔冊「デスティノート」をめぐる頭脳戦が展開され、最後にはレミリアが一歩先んじて勝利。
しかし魔剣によるツッコミを受けたことで大ダメージ、棄権。
代替選手として妹のフランドールが勝ち上がった。
◎中堅戦
×十六夜 咲夜 VS ×レティ・ホワイトロック(○パチュリー・ノーレッジ)
(5分40秒 ジト目ツッコミ)
「………………」
「………………」
「……あんたまで止まってどないすんねん」
「………………はっ!!」
(経過)咲夜の秘策「時間停止ボケ」が発動、しかし勢い余って自分の時間も止めてしまい、全宇宙が停止。
しかし時間操作対策を行っていたパチュリーのツッコミにより、宇宙は救われた。
結果的に両者敗北、パチュリーが準決勝へ進出。
◎副将戦
×藤原 妹紅 VS ×八雲 紫(○永遠亭てる夜)
(10分0秒 なよ竹フィーバー)
「なよ竹のぉ~~、よぉぉぉぉ~~、翁はよぉぉ~~~」
「それ漫談じゃないだろ!」
(経過)紫が寝過ごしたことで妹紅の不戦勝となるはずが、謎の美少女覆面話芸師『永遠亭てる夜』が乱入。
漫談「なよ竹フィーバー」で妹紅を破って準決勝へ進出した。
◎大将戦
×博麗 霊夢 VS ×アリス・マーガトロイド
(14分15秒 人形みだれ地獄)
「霊夢! どれに……なりたい?」
「アリスゥゥゥゥゥゥ……!!!」
(経過)霊夢のボケとアリスのノリツッコミが千日手となり、両者失格。
〈準決勝〉
※四人による大喜利合戦。
◆最終得点結果
フランドール……1万点+満点+◎+ニヤリ
永遠亭てる夜……はなまる+60点+逆赤点+クスリ
パチュリー………甲+合格+ええでええで+プッ
妖夢………………5点+ファール+ピーッ+(苦笑)
「……というわけね。わかったかしら、蓬莱?」
「モキュモキュ……モキュ……クッチュ……ズズーーッ……」
「まだ食べてるの? ……まぁいいけれど。では、いよいよ、最後の一戦……決勝戦の開始よ」
(場内歓声)
「それでは、決勝を戦う選手たちの入場ね。まずは、青龍の方角から……」
(入場曲
♪広有射怪鳥事 ~ Till when?
&
♪幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life)
「合体テーマで入ってきたのは、半人半霊・『魂魄妖夢』と、華胥の亡霊・『西行寺幽々子』。いったん2回戦で敗れながら、いろいろあって復活してきた、死人だけにアンデッドなコンビね。コンビ名は『ゴースト列車』……あ、変更されているのね。『ゴーストとトレイン』だそうよ。……微妙ね」
「…………」
「あら、蓬莱、食べ終わったの……と思ったら、いないわ。どこなの、蓬莱?」
「幽々子さま! ここまで来たら何としても優勝を狙いましょう!」
「パキ……モニュ……ポリポリ……クチャ……」
(何か食べてるーーーー!?)
「では続いて、白虎の方角から……このチーム!」
(入場曲
♪シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome
&
♪ヴォヤージュ 1970)
「派手な合体テーマで入場してきたのは、両者とも覆面をつけた正体不明のコンビね。背の高いほうが『永遠亭てる夜』、低いほうが『永遠亭てゐ夜』だそうよ。まぎわらしいわね。コンビ名は……『ルナティックス』? 芸名とマッチしてないわね。どうでもいいけれど」
「優勝したら寿命延ばしてくれますぞにゃー?」
「ぞにゃーをやめるならね」
「辺境最笑を目指したすべての選手の頂点に立つ、この2チーム。果たして、いかなる笑いを見せてくれるのかしら? すべては、これからのお楽しみというわけね。……あら蓬莱、どこに行っていたの」
「私は、リンゴの気持ちを理解した……」
「?? ……まぁ良いわ。見事優勝したチームには、祭壇最上段に置いてある棺桶の中に収められた黄金の死に装束が与えられ……ああっ! 棺桶の中が空!? 代わりに誰かが!? あ、あの人影は……!!」
「ふっふっふ……あっはっはっはっ……私たちを差し置いて、辺境お笑いナンバー1だなんて、おこがましいにもほどがあるんじゃないかい?」
「あ、あれは……まさか……」
「知っているの、魔理沙!?」
「あの、緑髪の姿は…………!!!」
( NEVER END )
途中で幽々子が蓬莱人形を食べていたのかと思ったんですが…、
気のせいだったようです。
で、最後に乱入したのって、魔理沙によく関係のある「アノ」二人ですよね?