地霊殿の片隅に作られつつある大きな建物、ここでは地霊殿で起きた守矢神社の人々と、地霊殿の人々が仲直りと友好の証しと言う事で日々核融合炉の建設を進めている真っ最中。
そんな中、お空はちょっと暇していた。
「……うにゅーー、なんか暇ーー……退屈~~。」
そう言いながら大きな建物の周りをぶらぶらと……ただあてもなく回っている。
「私の力が必要だからココに残ってなきゃいけないのはわかるんだけど、それにしたって、話し合いの殆どはさとり様と向こうの神様達メインだし、私が聞いてもちっともわからないし」
そう言いながら適当にぶらぶらとしていると目の前に神社の巫女さんが現れた。
「あれ?、お空さんも暇してるんですか?実は私もなんです」
えっと……確か赤い巫女さんと緑の巫女さんがいてーー。
名前は……うにゅ……??
まぁ、巫女の名前なんて覚えててもしょうがないし、適当に挨拶。
「こんにちは……巫女さん」
お空が目の前の巫女さんに挨拶をすると、巫女さんはちょっと呆れたような表情をして、
「多分お空さんは鳥頭みたいですし、言ってもきっと覚えてくれないんでしょうけど、私には東風谷早苗……って言う名前があるんで、次からそう呼んでくれると嬉しいです……どうせ言っても無駄なんでしょうけど」
……と、私に名前を教えてくれた。
なんだかいつもこの巫女さんは口が悪い気がするけれど、きっと問題ない。
「ああ……お空さんの相手をしている暇はありませんでした」
「うにゅ……何か事件?」
「なんでも、融合炉の調子が悪くなってて、私が現場の様子を調べるように頼まれたんです」
「暇だし、私も着いてきたい……」
「良いですよ。まぁ、邪魔だけはしないでくださいね」
「大丈夫、私の核の力があればどんな事件も一瞬で解決」
「なんかお空さんがいるとどんな事件も失瞬で迷宮入りしそうなんで
ついれこないでくれます?」
「ヤダ……私も着いてく」
「あーーもう……多分その様子だと絶対ついてきそうですし、こっそり着いてこられて変な事されるのも困りますから、着いていくのは許可しますけど、変な事だけはしないでくださいね」
お空と早苗は、そうして一緒に現場の方に向かう……。
そうして目の前に見えたのは真っ赤な溶岩池。
どうも、灼熱地獄の制御機構の一部が壊れて、中の物質が流れ出したらしい……。
「あのーー諏訪子様、神奈子様……見えます?」
「見える?」
「私の体を媒介として諏訪子様と神奈子様は私が見ている景色を見ることができるんですよー」
「なんか楽しそう、私もその能力ほしい……」
「んーー、お空さんはお空さんで色々便利な能力持ってるじゃないですか……」
「ヤダ、私も能力欲しい」
……そうやって、お空が心の中で思っていると、急にさとりの声がお空の脳内に響いた。
(まったく……お空は何でも忘れる上に物を欲しがるんですから……ホントに手がかかる子供のようね)
「え?」
(私の方もお空の様子を感じることくらいはできるようになったんですよ……)
「でもさとり様、どうして急に?」
(この間拾ってきた謎のベルトと棒のせいじゃないでしょうか?)
「なんかよくわからないけど、試しにって事で私が装着してみたあのベルト?」
(ええ……あのベルトです)
(こちらの方でその細かい解析をヤマメたちにも頼んで進めていたのですけれど……どうやら、あの棒にはその棒を持った人に力を借りる事によって様々な奇跡を起こすことが出来るようになるような力が備わっていることがわかったのですよ)
「良くわからないけど凄いんだね、あのベルト」
(それで、勇儀に力を貸してもらって、その溶岩池の吹き出し口に岩を投げ入れようと思うのですけれど……)
「私、幾らなんでも大岩とか持ち上げられないよ」
(そうですね……でも騙されたと思って、私の言うとおりに叫んでくベルトの横についているボタンを押してください)
「うにゅ??良くわからないけど、叫べばいいのね」
「ええとーー」
「メルトーーーーー!!」
そう私が叫ぶと、私の頭の中にさとり様の声が響く
(パワーーーーーー!!)
その声が響くのを確認した私は、ベルトの横にあるボタンを思いっきり叩いた。
すると……どうだろう。
私の体の中央にある八咫烏の目の半分が黄色に変わると、私の体の中に何やら強力な力が溢れてきた。
(これで勇儀の力があなたに備わりました)
「なんか、これなら余裕で岩とか持ち上げられそう」
(それなら早速ですが、適当な大岩を指定した場所に持っていってもらえますか)
「うにゅ……大岩ってどのくらいの?」
(お空、とりあえず、空を飛んでみなさい)
お空が適当に空を飛ぶと、それなりに大きな岩っぽいものが幾つか見えた。
「どれ持ってくの?」
(そうね……右の方にあるのが多分適当でいい感じの大きさかしら)
右の方……っと。
とりあえずそれっぽい大岩の前に立つと
(その岩です)
「これ持って……で何処に持ってくの?」
(溶岩池と陸地の分岐点っぽい処が左上の方にあります殻そこに持っていってください)
「おっけーー」
こうして、融解炉で起きた事件は解決した。
お空が見つけた謎の正体はわからないけれど、きっとその力はこれからも役に立つ事だろう……。
と言う事で頑張れお空。
END
そんな中、お空はちょっと暇していた。
「……うにゅーー、なんか暇ーー……退屈~~。」
そう言いながら大きな建物の周りをぶらぶらと……ただあてもなく回っている。
「私の力が必要だからココに残ってなきゃいけないのはわかるんだけど、それにしたって、話し合いの殆どはさとり様と向こうの神様達メインだし、私が聞いてもちっともわからないし」
そう言いながら適当にぶらぶらとしていると目の前に神社の巫女さんが現れた。
「あれ?、お空さんも暇してるんですか?実は私もなんです」
えっと……確か赤い巫女さんと緑の巫女さんがいてーー。
名前は……うにゅ……??
まぁ、巫女の名前なんて覚えててもしょうがないし、適当に挨拶。
「こんにちは……巫女さん」
お空が目の前の巫女さんに挨拶をすると、巫女さんはちょっと呆れたような表情をして、
「多分お空さんは鳥頭みたいですし、言ってもきっと覚えてくれないんでしょうけど、私には東風谷早苗……って言う名前があるんで、次からそう呼んでくれると嬉しいです……どうせ言っても無駄なんでしょうけど」
……と、私に名前を教えてくれた。
なんだかいつもこの巫女さんは口が悪い気がするけれど、きっと問題ない。
「ああ……お空さんの相手をしている暇はありませんでした」
「うにゅ……何か事件?」
「なんでも、融合炉の調子が悪くなってて、私が現場の様子を調べるように頼まれたんです」
「暇だし、私も着いてきたい……」
「良いですよ。まぁ、邪魔だけはしないでくださいね」
「大丈夫、私の核の力があればどんな事件も一瞬で解決」
「なんかお空さんがいるとどんな事件も失瞬で迷宮入りしそうなんで
ついれこないでくれます?」
「ヤダ……私も着いてく」
「あーーもう……多分その様子だと絶対ついてきそうですし、こっそり着いてこられて変な事されるのも困りますから、着いていくのは許可しますけど、変な事だけはしないでくださいね」
お空と早苗は、そうして一緒に現場の方に向かう……。
そうして目の前に見えたのは真っ赤な溶岩池。
どうも、灼熱地獄の制御機構の一部が壊れて、中の物質が流れ出したらしい……。
「あのーー諏訪子様、神奈子様……見えます?」
「見える?」
「私の体を媒介として諏訪子様と神奈子様は私が見ている景色を見ることができるんですよー」
「なんか楽しそう、私もその能力ほしい……」
「んーー、お空さんはお空さんで色々便利な能力持ってるじゃないですか……」
「ヤダ、私も能力欲しい」
……そうやって、お空が心の中で思っていると、急にさとりの声がお空の脳内に響いた。
(まったく……お空は何でも忘れる上に物を欲しがるんですから……ホントに手がかかる子供のようね)
「え?」
(私の方もお空の様子を感じることくらいはできるようになったんですよ……)
「でもさとり様、どうして急に?」
(この間拾ってきた謎のベルトと棒のせいじゃないでしょうか?)
「なんかよくわからないけど、試しにって事で私が装着してみたあのベルト?」
(ええ……あのベルトです)
(こちらの方でその細かい解析をヤマメたちにも頼んで進めていたのですけれど……どうやら、あの棒にはその棒を持った人に力を借りる事によって様々な奇跡を起こすことが出来るようになるような力が備わっていることがわかったのですよ)
「良くわからないけど凄いんだね、あのベルト」
(それで、勇儀に力を貸してもらって、その溶岩池の吹き出し口に岩を投げ入れようと思うのですけれど……)
「私、幾らなんでも大岩とか持ち上げられないよ」
(そうですね……でも騙されたと思って、私の言うとおりに叫んでくベルトの横についているボタンを押してください)
「うにゅ??良くわからないけど、叫べばいいのね」
「ええとーー」
「メルトーーーーー!!」
そう私が叫ぶと、私の頭の中にさとり様の声が響く
(パワーーーーーー!!)
その声が響くのを確認した私は、ベルトの横にあるボタンを思いっきり叩いた。
すると……どうだろう。
私の体の中央にある八咫烏の目の半分が黄色に変わると、私の体の中に何やら強力な力が溢れてきた。
(これで勇儀の力があなたに備わりました)
「なんか、これなら余裕で岩とか持ち上げられそう」
(それなら早速ですが、適当な大岩を指定した場所に持っていってもらえますか)
「うにゅ……大岩ってどのくらいの?」
(お空、とりあえず、空を飛んでみなさい)
お空が適当に空を飛ぶと、それなりに大きな岩っぽいものが幾つか見えた。
「どれ持ってくの?」
(そうね……右の方にあるのが多分適当でいい感じの大きさかしら)
右の方……っと。
とりあえずそれっぽい大岩の前に立つと
(その岩です)
「これ持って……で何処に持ってくの?」
(溶岩池と陸地の分岐点っぽい処が左上の方にあります殻そこに持っていってください)
「おっけーー」
こうして、融解炉で起きた事件は解決した。
お空が見つけた謎の正体はわからないけれど、きっとその力はこれからも役に立つ事だろう……。
と言う事で頑張れお空。
END
途中から早苗さんが消えてることで違和感が物凄いことに・・・
それ以前に自分で駄目だと思う作品を他人が面白いと感じると思いますか?
出来はともかく。
今後に期待!
……ここは貴方のゴミ箱かなんかですか?
空「星がどれだけ輝こうと、太陽には適わんぞ」