注意書きっぽい何か
1、早苗さんの学校は普通課ですか?いいえそんな事はありません
2、捏造設定?すいませんアリまくりです
3、未来?のお話です
4、地味に前作『鬼の本分とは・・・』の続きですがシリアスではありません。
以上、思いつく限り
幻想郷にある山の中でもっとも高い山、妖怪の山。
ここには独特の文化を持つ妖怪が住まう。
1つは互いが役割をもち、巨大な『組織』を構成する『天狗』
1つは天狗の庇護(?)を受けつつも、幻想郷の中で屈指のそして唯一と言って良い『科学』を誇る『河童』
そしてなぜか巫女に退治されてしまう八百万の神のうちの何柱か。
どうやって一つの山に住んでいるのかは分からないが、とにかく妖怪の山は一つの社会として成立していた。
そんな中最近になって外界から湖ごと移り住むという大事を成し遂げた物たちが居た。
彼女達は瞬く間(?)に天狗と密約を結び妖怪の山に君臨する『神』となった。
一柱は山の神、乾を創造する程度の能力を持つ八坂神奈子。
一柱は祟り神、坤を創造する程度の能力を持つ洩矢諏訪子。
最後に一人
神でもあり、人でもある者。奇跡を起こす程度の能力を持つ東風谷早苗。
彼女たちは幻想郷に移り住んでからというものの信仰を得るために東奔西走した。あるときは博麗神社に分社を
建立したり、地下にすむ地獄烏に力を与えたり、その力を妖怪の山に還元したり。ほかにもいろいろ。
どこかの巫女も最近は少しはがんばろうとしているだろうか・・・
~博麗神社~
「くちゅん!
やーねー、風邪かしら?ま、いっか。あ~お茶がおいしい」
よく晴れたある日、早苗は友人(?)の霧雨魔理沙から教えられた店に足を運んでいた。
店の名は香霖堂。幻想郷には珍しく外の世界の品物を扱っているのだとか。興味をそそられてついていった
先は『魔法の森』の入り口の暗い雰囲気。しかしなぜか懐かしい雰囲気だった。
魔理沙に自分が『外』の人間だと店主の森近霖之助に紹介されてしまい。品物の内容について暗くなるまで
聞かれたときは少々辟易した。
なお、店主のトンデモ商品持論解説にはあいまいにうなずくことにした。幻想郷では常識にとらわれてはい
けないのだ。
幻想郷には幻想郷の考え方があるのだろう。
さて、それはさておきそれからも早苗はちょくちょく香霖堂に出かけた。
店の雰囲気が気に入ったのと、やはり外のものに触れられるのがうれしいからだった。ちなみに魔理沙はい
ない。
「魔理沙さんと行くと霖之助さんとイチャついていてイラッとするんですよね。こっちは彼氏なんていない
ってのに」
要するに自分にそういう相手がいないのが不満らしい。
一応彼女の名誉のためにいっておく。彼女はモテる。しかし、ある程度の仲になるとみんな離れていくのだ。
「巨大ロボットにあこがれることのどこがいけないんでしょうか?」
彼女の部屋にはプロが作ったとしか思えない精巧なガ○○ラのジオラマとか美少女フィギュアとか雑誌とかが
あるのだ。もちろん親しくなった相手とはそういう会話がマシンガンのように・・・
そんなこんなで彼女は独り身だ。仮に相手がいても二柱の神に厳しい視線で品定めされることは間違いないだろう。
しばらくして。彼女は香霖堂に到着した。
途中妖怪とかを2、3匹退治したからか彼女はホクホク顔だった。
「こんにちは~」
「いらっしゃい。今日は外界の雑誌というものが入ってきてるよ」
久しぶりのまともな客に店主の森近霖之助は機嫌がよかった。昨日は魔理沙が来て暴れていったため散々だったのだ。
(いったい魔理沙は何が不満だったのだろう?僕はただ霊夢の作った料理との違いを言っただけのに)
などと考えつつ早苗に1冊の雑誌を渡す。
「あ、この雑誌毎月買ってたんですよ。こっちに着てから見れるなんて思いませんでした」
日付が1年半前になっているのはご愛嬌だ。
「少し読んでみて気に入ったら買っていくといい」
「よろしいんですか?」
外界の大きな本屋ならともかく、商品や客の少ない店ではたいてい立ち読みは禁止なのだが。
「なに、君は上客なのでね少しはサービスというやつだ」
そういう霖之助の机の上には『できる!一流の営業マン』という本がおいてあった。
5分後
「へー、まさかこの漫画が・・・(ペロッ)・・・・ん!?」
早苗は読み進めていくうちにあるページで突如手を止めた。そして
「り、りりり霖之助さん!!!」
すさまじい勢いで目を血走らせつつ霖之助に詰め寄った。
「どうしたんだい一体?」
「この本今すぐ買います。お代はこれで!!」
さすがに引きつつも聞き返す霖之助に有無を言わせぬ勢いで商談を成立させる早苗。そのまま財布の中からお金を置
いてかえってしまった。
「な、なんだったんだろうか一体?おや?これは・・・」
机の上のものに気づいた。そこには500と刻印されたコイン。
「ふむ、これは・・・五百円玉というのか。用途は・・・」
幻想郷では通貨単位が違ったことを早苗はすっかり忘れていた。
~早苗の部屋~
「ねんてこと・・・私がいない間に・・・・お台場で。ガ○○ムなんて。」
ロボット大好き早苗さんはマジで凹んでいた。
「しかもよりにもよって肩に乗った人がいるなんて(ギリギリ)」
ものすごい嫉妬していた。
~地下~
「パルパルパルパr」
「どうしよう、パルスィが何かを放出してるよ~」
~守矢神社 居間~
「あ~う~。おなかへったよ~」
「ちょっと待ってなさい。今できるから」
「神奈子の料理なんてどれくらいぶりかねえ。本当は料理上手なのに最近作らないから」
「仕方ないでしょう。私だってめんどくさいからいやなの!」
「あ~、早苗が出てこないとねえ。一体何があったんだか」
~早苗の部屋~
「のりたい。のりたい。乗ってみたい。私だって巨大ロボットとかに乗ってみたい」
早苗は膝を抱えて窓際で縮こまっていた。
それほどまでに巨大ロボットは憧れだったのだろう。
「あ、お夕飯作らなきゃ」
すでに神奈子が作っているとは露知らず。早苗はふらふらと立ち上がり、机の上の本に気がついた。
「あ、高校の教科書」
そこには『アクチュエーターの原理と実用』と書かれた本があった。手にとってぱらぱらとページをめくっていって
「こ、これだあああああああああああああああああああああああ」
叫んだ!
ちなみにこの声を聞いた神奈子は割烹着+お玉+三角巾という三種の神器(二重の意味で)を携え駆けつけることになる。
その夜
早苗はこっそり神社を抜けて地下に降りた。
たまたま居たお空には『ごみが落ちたので拾いにきた』といったら納得してくれた。
そして、彼女はたどり着いた。
巨大人型伽藍堂『非想天則』の元に!
ふたを適当に開けて中に入る。そして
「ふふふふふふふふ。私の力は・・・今日!この瞬間のためにあったのね!!」
風を操る。両手両足はもとより小指の先に至るまで丁寧に。すると腕が動いた。足が動いた。伽藍堂のはずの非想天則が
立ち上がる。まるで自らの意思を持つかの用に!!!早苗は光輝く弾を非想天則の目の部分に放つ。外から見ると非想天
則の目が光ったかの用にも見えるだろう。
「巨大ロボ!非想天則!東風谷早苗!!!いきまああああす」
非常にキラキラした純真無垢な少女の瞳で彼女は、非想天則は幻想郷の空を舞った!!
夜に飛び出した早苗はガシャンガシャンとロボットらしい足音に満足していた。しかし、その楽しみを妨害するものが現れ
た。
「いい加減に静かにしてくれようちの子が起きちゃうじゃないか!!!」
現れたのは子連れ鬼。伊吹萃香であった。ちょっと前からやっと一緒に暮らせるようになったのにこんな邪魔が入ったのだ
から彼女の怒りもひとしおだ。とりあえず自分の分身を家においてきて早苗の前に立ちふさがる。
「やっと一緒に暮らせるようになった親子の間を裂こうってんだね!だったら容赦はしない」
鬼神「ミッシングパープルパワー」
光が走った!その光の中から巨大な幼・・・少女が現れた。
一方早苗は非想天則の中で歓喜に震えていた。
「巨大ロボだけじゃなく相手役の怪獣まで出してくれるなんて。神様仏様感謝いたします!」
神奈子&諏訪子
「「ん?呼んだ?」」
星
「誰か呼びました?」
「さあ、こい巨大酔いどれ怪獣!この非想天則が退治してくれる!」
「なにおう!誰が酔いどれ怪獣か!その変な伽藍堂もろとも粉砕してやる!」
幻想郷巨大バトルが開催された!
結果から言おう。非想天則は敗北した。完璧に。
いまさらの話だが早苗はアクチュエータの原理を応用し風圧を操って非想天則を動かしていたわけだが、それには重大な欠陥が
ある。外傷に弱いのだ。小さな傷でもつけばそれだけで動きが怪しくなる。早苗も最初に入った穴や、関節部、接合部には注意
してたものの予想外に傷が多く対処しきれなくなり、動かなくなったところを萃香に踏み潰された。
それから先は散々だ。
諏訪子は神奈子がとめるのも聞かず地獄のような説教を5時間にもわたりし続け、河童には非想天則を壊したことを怒られ、天狗
にはいい新聞のネタにされた。そして
「萃香さーんお水くんできました~」
「おーその辺においといてくれ」
早苗は諏訪子の命により萃香のところで1月の無料奉仕を言い渡された。萃香はその間ずーーっとわが子と遊ぶという。
幸せそうな親子を見ながら想った。
(河童たちはなんだかんだ言っても非想天則が負けたのが悔しかったんでしょうね)
今、山では第二の非想天則、非想天則弐式が鋭意製作中だった。
(萃香さん。幸せそうにしているのは今のうちですよ。ふふふふふ)
そう、早苗はすでに第二の非想天則を駆って萃香にリベンジする気だった!今回は敗北したが何のことはない、巨大ロボは敗北後
の2号メカが本命なのだから。
つづ
1、早苗さんの学校は普通課ですか?いいえそんな事はありません
2、捏造設定?すいませんアリまくりです
3、未来?のお話です
4、地味に前作『鬼の本分とは・・・』の続きですがシリアスではありません。
以上、思いつく限り
幻想郷にある山の中でもっとも高い山、妖怪の山。
ここには独特の文化を持つ妖怪が住まう。
1つは互いが役割をもち、巨大な『組織』を構成する『天狗』
1つは天狗の庇護(?)を受けつつも、幻想郷の中で屈指のそして唯一と言って良い『科学』を誇る『河童』
そしてなぜか巫女に退治されてしまう八百万の神のうちの何柱か。
どうやって一つの山に住んでいるのかは分からないが、とにかく妖怪の山は一つの社会として成立していた。
そんな中最近になって外界から湖ごと移り住むという大事を成し遂げた物たちが居た。
彼女達は瞬く間(?)に天狗と密約を結び妖怪の山に君臨する『神』となった。
一柱は山の神、乾を創造する程度の能力を持つ八坂神奈子。
一柱は祟り神、坤を創造する程度の能力を持つ洩矢諏訪子。
最後に一人
神でもあり、人でもある者。奇跡を起こす程度の能力を持つ東風谷早苗。
彼女たちは幻想郷に移り住んでからというものの信仰を得るために東奔西走した。あるときは博麗神社に分社を
建立したり、地下にすむ地獄烏に力を与えたり、その力を妖怪の山に還元したり。ほかにもいろいろ。
どこかの巫女も最近は少しはがんばろうとしているだろうか・・・
~博麗神社~
「くちゅん!
やーねー、風邪かしら?ま、いっか。あ~お茶がおいしい」
よく晴れたある日、早苗は友人(?)の霧雨魔理沙から教えられた店に足を運んでいた。
店の名は香霖堂。幻想郷には珍しく外の世界の品物を扱っているのだとか。興味をそそられてついていった
先は『魔法の森』の入り口の暗い雰囲気。しかしなぜか懐かしい雰囲気だった。
魔理沙に自分が『外』の人間だと店主の森近霖之助に紹介されてしまい。品物の内容について暗くなるまで
聞かれたときは少々辟易した。
なお、店主のトンデモ商品持論解説にはあいまいにうなずくことにした。幻想郷では常識にとらわれてはい
けないのだ。
幻想郷には幻想郷の考え方があるのだろう。
さて、それはさておきそれからも早苗はちょくちょく香霖堂に出かけた。
店の雰囲気が気に入ったのと、やはり外のものに触れられるのがうれしいからだった。ちなみに魔理沙はい
ない。
「魔理沙さんと行くと霖之助さんとイチャついていてイラッとするんですよね。こっちは彼氏なんていない
ってのに」
要するに自分にそういう相手がいないのが不満らしい。
一応彼女の名誉のためにいっておく。彼女はモテる。しかし、ある程度の仲になるとみんな離れていくのだ。
「巨大ロボットにあこがれることのどこがいけないんでしょうか?」
彼女の部屋にはプロが作ったとしか思えない精巧なガ○○ラのジオラマとか美少女フィギュアとか雑誌とかが
あるのだ。もちろん親しくなった相手とはそういう会話がマシンガンのように・・・
そんなこんなで彼女は独り身だ。仮に相手がいても二柱の神に厳しい視線で品定めされることは間違いないだろう。
しばらくして。彼女は香霖堂に到着した。
途中妖怪とかを2、3匹退治したからか彼女はホクホク顔だった。
「こんにちは~」
「いらっしゃい。今日は外界の雑誌というものが入ってきてるよ」
久しぶりのまともな客に店主の森近霖之助は機嫌がよかった。昨日は魔理沙が来て暴れていったため散々だったのだ。
(いったい魔理沙は何が不満だったのだろう?僕はただ霊夢の作った料理との違いを言っただけのに)
などと考えつつ早苗に1冊の雑誌を渡す。
「あ、この雑誌毎月買ってたんですよ。こっちに着てから見れるなんて思いませんでした」
日付が1年半前になっているのはご愛嬌だ。
「少し読んでみて気に入ったら買っていくといい」
「よろしいんですか?」
外界の大きな本屋ならともかく、商品や客の少ない店ではたいてい立ち読みは禁止なのだが。
「なに、君は上客なのでね少しはサービスというやつだ」
そういう霖之助の机の上には『できる!一流の営業マン』という本がおいてあった。
5分後
「へー、まさかこの漫画が・・・(ペロッ)・・・・ん!?」
早苗は読み進めていくうちにあるページで突如手を止めた。そして
「り、りりり霖之助さん!!!」
すさまじい勢いで目を血走らせつつ霖之助に詰め寄った。
「どうしたんだい一体?」
「この本今すぐ買います。お代はこれで!!」
さすがに引きつつも聞き返す霖之助に有無を言わせぬ勢いで商談を成立させる早苗。そのまま財布の中からお金を置
いてかえってしまった。
「な、なんだったんだろうか一体?おや?これは・・・」
机の上のものに気づいた。そこには500と刻印されたコイン。
「ふむ、これは・・・五百円玉というのか。用途は・・・」
幻想郷では通貨単位が違ったことを早苗はすっかり忘れていた。
~早苗の部屋~
「ねんてこと・・・私がいない間に・・・・お台場で。ガ○○ムなんて。」
ロボット大好き早苗さんはマジで凹んでいた。
「しかもよりにもよって肩に乗った人がいるなんて(ギリギリ)」
ものすごい嫉妬していた。
~地下~
「パルパルパルパr」
「どうしよう、パルスィが何かを放出してるよ~」
~守矢神社 居間~
「あ~う~。おなかへったよ~」
「ちょっと待ってなさい。今できるから」
「神奈子の料理なんてどれくらいぶりかねえ。本当は料理上手なのに最近作らないから」
「仕方ないでしょう。私だってめんどくさいからいやなの!」
「あ~、早苗が出てこないとねえ。一体何があったんだか」
~早苗の部屋~
「のりたい。のりたい。乗ってみたい。私だって巨大ロボットとかに乗ってみたい」
早苗は膝を抱えて窓際で縮こまっていた。
それほどまでに巨大ロボットは憧れだったのだろう。
「あ、お夕飯作らなきゃ」
すでに神奈子が作っているとは露知らず。早苗はふらふらと立ち上がり、机の上の本に気がついた。
「あ、高校の教科書」
そこには『アクチュエーターの原理と実用』と書かれた本があった。手にとってぱらぱらとページをめくっていって
「こ、これだあああああああああああああああああああああああ」
叫んだ!
ちなみにこの声を聞いた神奈子は割烹着+お玉+三角巾という三種の神器(二重の意味で)を携え駆けつけることになる。
その夜
早苗はこっそり神社を抜けて地下に降りた。
たまたま居たお空には『ごみが落ちたので拾いにきた』といったら納得してくれた。
そして、彼女はたどり着いた。
巨大人型伽藍堂『非想天則』の元に!
ふたを適当に開けて中に入る。そして
「ふふふふふふふふ。私の力は・・・今日!この瞬間のためにあったのね!!」
風を操る。両手両足はもとより小指の先に至るまで丁寧に。すると腕が動いた。足が動いた。伽藍堂のはずの非想天則が
立ち上がる。まるで自らの意思を持つかの用に!!!早苗は光輝く弾を非想天則の目の部分に放つ。外から見ると非想天
則の目が光ったかの用にも見えるだろう。
「巨大ロボ!非想天則!東風谷早苗!!!いきまああああす」
非常にキラキラした純真無垢な少女の瞳で彼女は、非想天則は幻想郷の空を舞った!!
夜に飛び出した早苗はガシャンガシャンとロボットらしい足音に満足していた。しかし、その楽しみを妨害するものが現れ
た。
「いい加減に静かにしてくれようちの子が起きちゃうじゃないか!!!」
現れたのは子連れ鬼。伊吹萃香であった。ちょっと前からやっと一緒に暮らせるようになったのにこんな邪魔が入ったのだ
から彼女の怒りもひとしおだ。とりあえず自分の分身を家においてきて早苗の前に立ちふさがる。
「やっと一緒に暮らせるようになった親子の間を裂こうってんだね!だったら容赦はしない」
鬼神「ミッシングパープルパワー」
光が走った!その光の中から巨大な幼・・・少女が現れた。
一方早苗は非想天則の中で歓喜に震えていた。
「巨大ロボだけじゃなく相手役の怪獣まで出してくれるなんて。神様仏様感謝いたします!」
神奈子&諏訪子
「「ん?呼んだ?」」
星
「誰か呼びました?」
「さあ、こい巨大酔いどれ怪獣!この非想天則が退治してくれる!」
「なにおう!誰が酔いどれ怪獣か!その変な伽藍堂もろとも粉砕してやる!」
幻想郷巨大バトルが開催された!
結果から言おう。非想天則は敗北した。完璧に。
いまさらの話だが早苗はアクチュエータの原理を応用し風圧を操って非想天則を動かしていたわけだが、それには重大な欠陥が
ある。外傷に弱いのだ。小さな傷でもつけばそれだけで動きが怪しくなる。早苗も最初に入った穴や、関節部、接合部には注意
してたものの予想外に傷が多く対処しきれなくなり、動かなくなったところを萃香に踏み潰された。
それから先は散々だ。
諏訪子は神奈子がとめるのも聞かず地獄のような説教を5時間にもわたりし続け、河童には非想天則を壊したことを怒られ、天狗
にはいい新聞のネタにされた。そして
「萃香さーんお水くんできました~」
「おーその辺においといてくれ」
早苗は諏訪子の命により萃香のところで1月の無料奉仕を言い渡された。萃香はその間ずーーっとわが子と遊ぶという。
幸せそうな親子を見ながら想った。
(河童たちはなんだかんだ言っても非想天則が負けたのが悔しかったんでしょうね)
今、山では第二の非想天則、非想天則弐式が鋭意製作中だった。
(萃香さん。幸せそうにしているのは今のうちですよ。ふふふふふ)
そう、早苗はすでに第二の非想天則を駆って萃香にリベンジする気だった!今回は敗北したが何のことはない、巨大ロボは敗北後
の2号メカが本命なのだから。
つづ
大変笑わせていただきました。
しかし、早苗さんが工業か同性少ないだろうなあ……