.
空を見上げる。
遮るものは何も無かった。
暑い。
もうすぐ十月だというのにまだ暑い。
これでは門番の仕事もたまったものではない。
直射日光か。
この燦々と降り注ぐ直射日光が悪いのか。
よろしい。
ならば天龍脚だ。
1。
2。
天龍脚!
3。
4。
5クト拳!
無駄に汗をかいただけだった。
何故私はこんな日に技を太陽に向かって放っているのだろうか。
届くわけもないのに。
木陰からチルノが見ていた。
何やら口を掌で覆って笑っている。
うざい。
ああ暑い。
こんな時はあれをするに限る。
守っている門は鉄製。
日が当たってないところは冷えている。
ゆらりと近寄って。
ほっぺを当てる。
あふぅ。
咲夜さんに見られた。
脱がないでください。
身の危険。
危なかった。
大鵬拳でお帰りいただいた。
持ってて良かったスペルカード。
チルノがこっちを見てにやにや笑っている。
すごくうざい。
泳ぎたい。
目の前には湖がある。
泳ぎたい。
大事な事だから二度言った。
しかし私は門番である。
泳げない。
しばらくしてから隣を見たら咲夜さんが立っていた。
なぜか私の服を着ている。
門番でもやってくれるのだろうか。
足元には布が落ちていた。
広げたら水着だった。
着ろということか。
こっちをちらちら見ないでほしい。
頬を赤らめないでほしい。
息遣いを荒くしないでほしい。
チルノがこっちを見て小悪魔のように微笑んでいる。
闘勁呼法。
飛ばれた。
畜生。
水着の種類が増えている。
咲夜さんはこちらをじっと見ていた。
自重してほしい。
館内から咲夜さんを呼ぶお嬢様の声が聞こえる。
怒っているようだ。
咲夜さんに動く気配は無い。
そのまま半刻ほど門前に立ち続けた。
咲夜さんが少し涙目になっている。
館内から咲夜さんを呼ぶお嬢様の声が聞こえる。
心配しているようだ。
咲夜さんに動く気配は無い。
さらに半刻ほど門前に立ち続けた。
咲夜さんは水着を手に持って私に熱い視線を送っている。
館内から咲夜さんを呼ぶお嬢様の声が聞こえる。
泣いているようだ。
咲夜さんに動く気配は無い。
根負けした。
一番布地の多い水着を選ぶ。
上から下までほとんど紺色の水着だった。
咲夜さんが私を拝んでいる。
胸元の白地の部分にめいりんと書いてあった。
少し胸が窮屈。
チルノが自分の胸をぺたぺた触りながら頭を捻っていた。
どこかスカッとした。
湖に向けて走り出す。
咲夜さんがカメラ片手に追ってくる。
門番の枷から解き放たれた私はそれを受け入れる。
咲夜さんが涙を流しながらシャッターを切る。
私も合わせてポーズをとりながら湖に近づく。
そしてとうとう飛び込んだ。
凍ってた。
チルノがゲラゲラ笑っている。
全身が痛い。
咲夜さんが切れた。
その怒声が耳を切り裂く。
お嬢様がその声を聞いて号泣しながら走ってきた。
こけた。
パチュリー様も日傘を持って必死に追いかけてきた。
倒れた。
チルノの悲鳴が聞こえてくる。
薄れいく意識の中で空を見上げた。
やっぱり穿いてなかった。
.
空を見上げる。
遮るものは何も無かった。
暑い。
もうすぐ十月だというのにまだ暑い。
これでは門番の仕事もたまったものではない。
直射日光か。
この燦々と降り注ぐ直射日光が悪いのか。
よろしい。
ならば天龍脚だ。
1。
2。
天龍脚!
3。
4。
5クト拳!
無駄に汗をかいただけだった。
何故私はこんな日に技を太陽に向かって放っているのだろうか。
届くわけもないのに。
木陰からチルノが見ていた。
何やら口を掌で覆って笑っている。
うざい。
ああ暑い。
こんな時はあれをするに限る。
守っている門は鉄製。
日が当たってないところは冷えている。
ゆらりと近寄って。
ほっぺを当てる。
あふぅ。
咲夜さんに見られた。
脱がないでください。
身の危険。
危なかった。
大鵬拳でお帰りいただいた。
持ってて良かったスペルカード。
チルノがこっちを見てにやにや笑っている。
すごくうざい。
泳ぎたい。
目の前には湖がある。
泳ぎたい。
大事な事だから二度言った。
しかし私は門番である。
泳げない。
しばらくしてから隣を見たら咲夜さんが立っていた。
なぜか私の服を着ている。
門番でもやってくれるのだろうか。
足元には布が落ちていた。
広げたら水着だった。
着ろということか。
こっちをちらちら見ないでほしい。
頬を赤らめないでほしい。
息遣いを荒くしないでほしい。
チルノがこっちを見て小悪魔のように微笑んでいる。
闘勁呼法。
飛ばれた。
畜生。
水着の種類が増えている。
咲夜さんはこちらをじっと見ていた。
自重してほしい。
館内から咲夜さんを呼ぶお嬢様の声が聞こえる。
怒っているようだ。
咲夜さんに動く気配は無い。
そのまま半刻ほど門前に立ち続けた。
咲夜さんが少し涙目になっている。
館内から咲夜さんを呼ぶお嬢様の声が聞こえる。
心配しているようだ。
咲夜さんに動く気配は無い。
さらに半刻ほど門前に立ち続けた。
咲夜さんは水着を手に持って私に熱い視線を送っている。
館内から咲夜さんを呼ぶお嬢様の声が聞こえる。
泣いているようだ。
咲夜さんに動く気配は無い。
根負けした。
一番布地の多い水着を選ぶ。
上から下までほとんど紺色の水着だった。
咲夜さんが私を拝んでいる。
胸元の白地の部分にめいりんと書いてあった。
少し胸が窮屈。
チルノが自分の胸をぺたぺた触りながら頭を捻っていた。
どこかスカッとした。
湖に向けて走り出す。
咲夜さんがカメラ片手に追ってくる。
門番の枷から解き放たれた私はそれを受け入れる。
咲夜さんが涙を流しながらシャッターを切る。
私も合わせてポーズをとりながら湖に近づく。
そしてとうとう飛び込んだ。
凍ってた。
チルノがゲラゲラ笑っている。
全身が痛い。
咲夜さんが切れた。
その怒声が耳を切り裂く。
お嬢様がその声を聞いて号泣しながら走ってきた。
こけた。
パチュリー様も日傘を持って必死に追いかけてきた。
倒れた。
チルノの悲鳴が聞こえてくる。
薄れいく意識の中で空を見上げた。
やっぱり穿いてなかった。
.
水着を着てくれるのを粘る咲夜さんや時間の経過と共に変わっていく
レミリアの状況など楽しかったです。
しかもスク水ジャスティス、もうだめだwww
そして80作品目おめでと。実にあなたらしい作品ですた
これからも笑わせてくださいな
相変わらず貴方様の作品は素晴らしいwww
ことさら驚くほどの事ではない
でも改めて確認できると安心する
今後の作品にも期待しますっ!
これは面白いww
テンプレの悪乗り気味の所を並べた以外に何があるの?