Coolier - 新生・東方創想話

懐中時計と吸血鬼ハンター

2009/08/19 13:37:36
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注意事項。

キャラ崩壊
新人がかいてます
すこし血だとかあるかも・・・?そんなにグロくはない
咲夜の過去=吸血鬼ハンター設定
日本語・・・・というか言葉の使い方間違ってるかもしれません

それでもおKですか?
























「ねえねえ、咲夜」
「何でしょう、お嬢様」
 
 ある日の紅魔館。
 何を思ったか、紅魔館の主「レミリア・スカーレット」は、その従者「十六夜 咲夜」を呼び止めた。

「いっつも疑問に思うんだけど」
「・・・・はい?」
「その懐中時計」
「はい」
「何時まで持ってるの?」
「・・・・・・あぁ」

 これですか、と手に取ってみせたその懐中時計は、ひびが入っていて、もう動かない。

「何時までも持ち続けますよ?」
「・・・・壊れてるのに?」
「だって、これは」
「私に貰ったから?」
「・・・・・・・・正解、と同時に、不正解です」

 何故か少し寂しそうな顔をしながら、その懐中時計を月の光に当ててみせる。
 すると、光が反射して眩しい光を放った。

「・・・・・何?じゃあなんでかしら。それと眩しいわ」
「ああ、済みませんお嬢様。・・・・・理由はですね。・・・・少し長くなりますよ?関係ないのも混じってますが」
「いいわ。・・・・・どうせ退屈だしね」

 咲夜は、過去の話を、「自分が吸血鬼ハンターだった時」の話をし始めた。
 それは、レミリアにとってあまり喜ばしい話ではなかった。









「くぅっ・・・・・・・!!」

 彩られた鮮血。月の光に当てられて、赤じゃない色をみせる。
 もはやこれまでか。私はそんなに無力なのか。

「まだ・・・・・まだァっ!!」
「もういいわよ・・・・・・いくらやっても無駄だから。しつこい」

 そんな獲物の言葉を無視して、ナイフを必死に投げつけた。
 でも、すべて当たらない。あの幼い紅い悪魔に、一弾とも当たらない・・・・!!
 あの光の無い目。紅く、暗闇に続いてる目。
 あの目が、あの恐ろしく紅い目が。私の怒りを狂わせた。

 他の吸血鬼などどうでもいい。あいつを殺る。
 あいつを殺れれば充分だ。

「くっ・・・・・そォオォオオオォォォォォ!死ねぇ!!私に狩られろ!!!大人しく狩られろォ!!」「あら・・・・・・負け犬の遠吠えかしら。・・・少し、使い方間違えたわね」
「うわああああああああああぁあぁぁぁぁぁあぁ!!もう、死んでしまえぇえぇえぇぇぇぇぇ!!」
「ああ、もう五月蠅いな。変な発狂してんじゃねぇよ。もうくたばれ。」
「死ね・・・・・ぐっ、か・・・・・は・・・・」

 喉も潰れて、声がカラカラになり、噎せた。それで、私の隙ができてしまった。
 私はそこで、死んだはずだった。
 
 
 
「・・・・・随分服が赤くなっちゃったわね・・・・」
「うぅっ・・・・・ぐぅぅぅっぅ・・・・」
「まだ、生きてたのね。どう?致命傷を負った気分は」
「・・・・・・・・くなぃ・・・・」
「は?なに?聞こえないわ」
「死に・・・・・たく・・・・・・ない・・・・・!!」
「・・・・・・・そう。」
「まだ・・・・やりたい、ことだってっ、げほっ、あるっ、んだっ!!げほっ、がぼっ!!」
「吸血鬼ハンターとして?」
「ちがっ・・・・うぅ、ぐ・・・・・ほんとは、狩、なんてっ、したく、なっ、かった!!」
「・・・・・・・・・・」
「皆と、いっっ、しょに、生きてっ・・・・・・う、うぅぅうぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
「そ。」
「うっ、げほっ、えほっ!!!がはっ!!!」
「・・・・もういいわよ。喋らなくていい。死ぬわ」
「そ・・・・・じゃなくてもっ・・・・・・・死、  あ」

 意識が朦朧とする中で。私はその言葉を聞き逃さなかった。

「人間なら・・・・・もっと、人間らしい生き方をすればよかったのに」




「ん・・・・・・」

 眩しい朝日に包まれて、ようやく私は目を覚ました。
 天国なのかな、ここ。朝日が気持ち良く感じる。
 
「ここは・・・い、ぎっ」
 
 体中が痛い。ヒリヒリする。よくみると、スカーフが血に濡れたままだった。
 私、生きてる?

「ああ、良かったわね。ちゃんと生きてる」
「うわっ!?ああ!?」
「そんなに焦らなくてもいいじゃない。さっきまで殺しあってた奴だからって」
「ああ、あああぁぁ・・・・」

 目の前にいるのは、紛れもなく、吸血鬼だ。それもさっき戦ってた。
 て、事は・・・・・生きてるのか。私。
 もしかして、吸血鬼が助けてくれたの・・・?

「感謝しなさいよ。この私が助けたのだから」
「はぁ・・・・・・でも、何故?」
「何故?って聞かれても。・・・・まぁ、あなたが後悔したからじゃない?」
「じゃない?って・・・・・」
「あなたが吸血鬼ハンターになった事を後悔した。だから、私が運命を変えた。それだけの事」
「特に、なにも変わってない気が・・・・」
「変ったわよ。みんな歓迎してるわよ?」
「歓迎!?・・・・何が・・・・」

 わけの分からない歓迎に一瞬うろたえたが、その理由が、すぐに分かった。

「懐中時計・・・?」
「これから貴方はその時計を持ち、私の従者として共に過ごす事」
「・・・・・・・」
「運命を変えた。貴方の運命を。もう貴方は、吸血鬼ハンターなんかじゃない。」
「え・・・・・?」
「私たちスカーレット家の、従者。完璧な従者なの。時を止め、ナイフを扱う。ね」
「・・・・・・・」
「私と貴方は・・・・・家族。よ」
「かぞ・・・・く」
「そう。家族」

 私はその誘いを断らなかった。何故って?それが、私の運命だから。
 この優しい心使いを、無視なんてできないし、ね。







「だから持ってるんです」
「全部関係なくない?それ」
「えー?そうですかー?・・・・ふふ、ならば説明しますよ」
「手早く頼むわよ・・・」
「私が、十六夜咲夜で在る為に、です」
「・・・・・・・・・・・ふふっ、くすくすくす!!!今更なによー!ふふふふっ!」
「今更って、私は真剣に話してるのに・・・・」
「あ、ごめん咲夜、本当にごめん」


 この時、レミリアは知らなかった。
 咲夜が、ひっそりとナイフを隠していることを。


「じゃあさよならです、お嬢様」















そしてスカーレット家の終焉へ・・・・・
 
はじめまして、初投稿です。よろしくお願いします。
実はシリアス系の小説かくの初めてです。だからうまくできてないです・・・・はい。
まあこのストーリー、単刀直入に言うと、咲夜さんがおぜうさまの命狙ってた、みたいな。
まあ、咲夜さんとお嬢様汚してごめんなさい、お嬢様大好きです(
機会があればギャグとかコメディ系かきたいです・・・・・
それでは、失礼しました。
紅月
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コメント



0.190簡易評価
2.10名前が無い程度の能力削除
この終わり自体が悪いとは言いませんが、唐突過ぎて。

咲夜は狩りなんてしたくないと言っているのに、何故今でもレミリアの命を狙うのでしょうか?

全体的に心中の描写が少なすぎると思います。
3.無評価名前が無い程度の能力削除
話の流れと命を狙い続けてた事がどうしてもつながらないorz
7.10名前が無い程度の能力削除
話自体がどうしようもなくベタなうえになんのヒネリも無くしかも尻切れトンボ。
文章も読みやすさを考えておらずぐちゃぐちゃ、一人で泣き言を言ってる暇があったらもっと腕を磨きましょう。
10.50名前が無い程度の能力削除
読みやすかったよ~
14.30名前が無い程度の能力削除
最後の唐突さに驚いてしまいました… やはり会話と最後の行動に繋がりがなく、恨みなり何なり抱いていた、的な描写が無いためだと思います。 それに、まず出会いの部分からレミリアを憎んでいたというような設定を創るのは東方のSSを書く上では厳しいかと。
反逆に至るまでのすれ違い等のエピソードを考えるなどしていけば、全く無理なアイデアではないと思うので、次に期待しています。
15.無評価紅月削除
コメント、ありがとうございます!皆様の感想を参考にしたいと思います!
読んでくださって、ありがとうございました!!
17.70名前が無い程度の能力削除
文章はかなり読みやすいと思います。
ただし、人によっては簡略化しすぎで中身が薄いようにみえるかも。
セリフ回しもあんまり見たこと無いタイプ。悪くはないと思います。
展開に関して言うと
 ・なぜ咲夜は「十六夜 咲夜」であることを突然やめたのか
 ・懐中時計は「何時までも」持ち続けるのに「十六夜 咲夜」を今やめるのは矛盾?

という点が気になりました。
でも、その辺りの不整合性も含んだ上の(咲夜)発狂タグなんだろーかコレ。
では、長々と失礼しました。

P.S 「じゃあさよならです、お嬢様」には(驚き&タイミング的な意味で)ふいた。
そしてれみりゃ。眩しい、ってそれは月の光だww
18.30名前が無い程度の能力削除
いいギャグでした。

すでに良い指摘が上がっているのでアレですが。
>ことだってっ、げほっ、あるっ、んだっ!!げほっ、がぼっ!!」
>「うわああああああああああぁあぁぁぁぁぁあぁ!!もう、死んでしまえぇえぇえぇぇぇぇぇ!!」
等々、台詞はなにやら凄そうなんですが、描写がまったくないので臨床感0でした。17.さんの言うようにアリなのかもしれませんが。