「それでは、今日の授業はここまで」
ここは寺小屋、私はいつも通りの授業を終える。
今日は問題もなく、生徒達も熱心だった。喜ばしいことだ。
「けーねせんせー!」
授業をにざわざわと沸く教室内で、ビシっと手をあげた少年がいた。
「なんだ?」
けーねせんせーこと慧音先生、つまり私は答える。
「愛ってなんですかー?」
「…………」
「は?」
──────────────
「さて……」
困った。
何が困ったとは、もちろん先ほどのアレである。
とりあえず明日答えてやるとは言ったが、困った困った。
「愛……ね」
何か適当に辞書的な意味を述べて、はい終わりとしてやることは簡単だ。
だがそれは逃げなのではないだろうか。
しかし、私ごときが愛を語るなどと、おこがましいのではないだろうか。
様々な思案が頭をよぎり、去っていく。
「慧音~」
「妹紅……来てたのか」
「どうしたんだ、こんなとこで明かりも付けずに」
「……愛って何だろうな」
「ぶ」
言ってからしまったなと思った。
「いや、いやな慧音、わわたし達はなんていうか、あれだ……いや、お前の気持ちはうれし「おちつけ」
何を真っ赤になっているんだ…………こっちまで赤くなるじゃないか。馬鹿。
「今日生徒にな、聞かれて……しかしどう答えたらいいものかと」
「へ? あ、あぁ、そういうことか」
「何だと思ったんだ? ん?」
やヴぁい、自分でもニヤニヤが止まらない。
「……うぅ」
かわいいやつめ。
「で、でも、慧音に答えられないのに私に聞いてどうするんだ?」
「ん? いや、そんなことはないぞ、私は半分だが、妹紅は純粋な人間じゃないか」
「元、な。 慧音も元は純粋な人間だろ」
「細かいことはいいんだ」
「でもさ」
「うん?」
「それでもやっぱりおかしいな」
「何がだ」
「その様子からすると、自分は半人だから愛がわからないってようだけど、それは違う
人外でも愛はあると思う」
「そう……なのか?」
「まぁ…………何て言ったらいいかな、そう思えるようになったんだ。この幻想郷に来てから」
「そう……か」
「そうさ」
「…………なぁ妹紅」
「んー」
「明日私と一緒に寺小屋に来てくれないか」
「? いいけど」
「ありがとう」
──────────────
朝だ。
今日も寺小屋はざわざわとし始めた。
「よーし集まったな、はいみんな注目!」
ぱんぱんと手を打つと生徒達は全員、こちらを見る。
今、私の隣には妹紅がいる。
生徒達は見慣れない人物に多少戸惑っているようだ。
「今日は、昨日の質問の答えを教える! よく見ておくように」
「ん? 見ておくって何をd……んん」
今、目の前に妹紅の綺麗な顔がある。
今、目の前に妹紅の透き通る目がある。
今、私は妹紅の唇を奪っているっ!
「ぶはぁ! ちょ、ちょ慧音ちょ、ちょ」
「愛してるぞ、妹紅」
妹紅の顔が真っ赤だ、彼女の出す炎より真っ赤だ。
「な、何真顔で言ってるんだようわああ」
「みんな! これが! 愛 だああああああああああ」
私の一声で、水を打ったように静かだった教室は一斉にざわめきだした。
「うわあああああああ」
あぁ、何をする、これから授業だというのに
「今日は自習なー」
妹紅に連れられ、飛び出す私の声は教室に届いただろうか。
あぁ、今日は空が綺麗だなぁ。
ここは寺小屋、私はいつも通りの授業を終える。
今日は問題もなく、生徒達も熱心だった。喜ばしいことだ。
「けーねせんせー!」
授業をにざわざわと沸く教室内で、ビシっと手をあげた少年がいた。
「なんだ?」
けーねせんせーこと慧音先生、つまり私は答える。
「愛ってなんですかー?」
「…………」
「は?」
──────────────
「さて……」
困った。
何が困ったとは、もちろん先ほどのアレである。
とりあえず明日答えてやるとは言ったが、困った困った。
「愛……ね」
何か適当に辞書的な意味を述べて、はい終わりとしてやることは簡単だ。
だがそれは逃げなのではないだろうか。
しかし、私ごときが愛を語るなどと、おこがましいのではないだろうか。
様々な思案が頭をよぎり、去っていく。
「慧音~」
「妹紅……来てたのか」
「どうしたんだ、こんなとこで明かりも付けずに」
「……愛って何だろうな」
「ぶ」
言ってからしまったなと思った。
「いや、いやな慧音、わわたし達はなんていうか、あれだ……いや、お前の気持ちはうれし「おちつけ」
何を真っ赤になっているんだ…………こっちまで赤くなるじゃないか。馬鹿。
「今日生徒にな、聞かれて……しかしどう答えたらいいものかと」
「へ? あ、あぁ、そういうことか」
「何だと思ったんだ? ん?」
やヴぁい、自分でもニヤニヤが止まらない。
「……うぅ」
かわいいやつめ。
「で、でも、慧音に答えられないのに私に聞いてどうするんだ?」
「ん? いや、そんなことはないぞ、私は半分だが、妹紅は純粋な人間じゃないか」
「元、な。 慧音も元は純粋な人間だろ」
「細かいことはいいんだ」
「でもさ」
「うん?」
「それでもやっぱりおかしいな」
「何がだ」
「その様子からすると、自分は半人だから愛がわからないってようだけど、それは違う
人外でも愛はあると思う」
「そう……なのか?」
「まぁ…………何て言ったらいいかな、そう思えるようになったんだ。この幻想郷に来てから」
「そう……か」
「そうさ」
「…………なぁ妹紅」
「んー」
「明日私と一緒に寺小屋に来てくれないか」
「? いいけど」
「ありがとう」
──────────────
朝だ。
今日も寺小屋はざわざわとし始めた。
「よーし集まったな、はいみんな注目!」
ぱんぱんと手を打つと生徒達は全員、こちらを見る。
今、私の隣には妹紅がいる。
生徒達は見慣れない人物に多少戸惑っているようだ。
「今日は、昨日の質問の答えを教える! よく見ておくように」
「ん? 見ておくって何をd……んん」
今、目の前に妹紅の綺麗な顔がある。
今、目の前に妹紅の透き通る目がある。
今、私は妹紅の唇を奪っているっ!
「ぶはぁ! ちょ、ちょ慧音ちょ、ちょ」
「愛してるぞ、妹紅」
妹紅の顔が真っ赤だ、彼女の出す炎より真っ赤だ。
「な、何真顔で言ってるんだようわああ」
「みんな! これが! 愛 だああああああああああ」
私の一声で、水を打ったように静かだった教室は一斉にざわめきだした。
「うわあああああああ」
あぁ、何をする、これから授業だというのに
「今日は自習なー」
妹紅に連れられ、飛び出す私の声は教室に届いただろうか。
あぁ、今日は空が綺麗だなぁ。
ギャグとして読もうにも切れ味が……。
もうちょっと練ってから投稿したほうがいいと思います
面白いんですけどちょっと話が練り足りないですね。もっと練ればもっと面白くなる気がしますよ。次回作に期待!!
そもそも慧音に取っての愛が全くわかりません……
何故キスをしたのか、どんな思いと意図でキスをしたのか、その辺が全く。
その根拠になるものが何も書かれていないと思えたので。
最後の部分も何故行動にでようと思ったのか、一人で考えているシーンを入れるとかすれば良かったのでは?
リンク先に有った別のSSも界隈でよくあるネタを集めただけで、オリジナリティーが無い。