Coolier - 新生・東方創想話

東方心闇郷 第二章

2004/11/16 08:41:34
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「おーい、霊夢ー、いるかー?」
「んー、魔理沙?今、温泉に入っているから、ちょっとこっちへ来て」
魔理沙は霊夢の入っている温泉に向かった。
「霊夢ー、大変なんだ!」
ガラッ
魔理沙は温泉の扉を勝手に開けた。
魔理沙の目には霊夢の控えめな胸が映っていた。
「きゃっ・・・魔理沙、いつも言っているけど勝手に開けないでよね」
「いいじゃないか、初めて見るわけじゃないし・・・」
「ちょっ・・・魔理沙!」
「二人の仲がそこまで進展しているなんて・・・」
「まっ・・・待って、変な風に思わないでね」
「霊夢、実は境界が無いらしいんだ」
魔理沙が唐突に話を切り出した。
「え・・・何ですってええぇぇぇぇ~!」
霊夢は温泉から立ち上がり、早々と着替えにいった。
「どうしてそういう大事な事を早く言わないの」
「いや・・・取り込み中だったし・・・」
霊夢は裸なにをなんにも気にせず二人の前でさっさと巫女服に着替える。
「ねえ、霊夢・・・下着、つけないの?」
「下着?下着って何?」
「その・・・ブラジャーとかショーツとか・・・」
「そんなものこの幻想郷には珍しいわよ」
「そうなんだ」
話している内に霊夢は着替えが終わった。
「と、いうことで魔理沙。境界が無いってどういうこと?」
「言ったとおりの事だぜ」
「それじゃ詳しく分からないでしょ!?」
「分かった。教えてやる」
「いつもは幻想郷と人間界の間にバリアみたいのがあるだろ?」
「ええ、あるわね。なんで在るかはしらないけど?」
「それは私にもわからないな…ただ、それが無くなった…簡単に言うと消滅したらしいんだ」
「ちょっ…ちょっとまって!境界が無くなったってことは幻想郷の妖怪達が人間界に行くってこと!?」
「まあ、それもありうるな」
「大変じゃない!私は仮にも幻想郷の巫女なんだから、責任は全部私の所に来るんだからね!」
「そうだな…今回は私も手伝ってやるから」
「本当?…何もあげないわよ」
「いいぜ、境界が無いことには私達幻想郷に住んでいる奴には大変なことだろ?」
「そうね…ねえ、パチュリー、あなたがここに来たときの事を教えて」
「実は私もいつ入ったのかがわからないの」
「入口らしい所は何も無かったの…ただ、入ったら自分の中のなにかがはじけたの」
「こう…なにか…体が熱くなるような…」
「それは魔力解放ね…」
「なあ、霊夢…実際に行って見たほうが早くないか?」
「そうね…行きましょう」
そうして、私達三人は境界へ向かった。
「着いたぜ」
「早いわね」
「こんなもんだろ?」
「そうかしら?」
「で、どうだ?境界は?」
「ものの見事に無いわね」
「だろ?」
「じゃあ、私は境界を張るから」
「ちょっと離れてていてね」
「…………………」
「大丈夫なの?霊夢は?」
「なーに、気にすんなって。境界が無くなったらいつもこうやって張っているんだから」
「ただし、魔力をかなり使うから次の日はほとんど寝てるけどな」
その間も霊夢は呪詛を唱えている
「………………はっ!」
霊夢が気合を入れて印を組んだ。
「これで、だい…じょう…ぶ…」
ドサッ
霊夢が倒れた
「お、おい、霊夢!」
「霊夢!」
魔理沙とパチュリーは霊夢のもとへ向かっていく
魔理沙は霊夢の事を抱きかかえ
「あはは…やっぱり辛いわね」
「まったくこれを見るのも何回目だ?」
「うーん、3回目くらいじゃない?」
「とにかく!ゆっくり休め」
「うん…そうする」
「じゃあ、パチュリー行くぞ」
魔理沙は霊夢を背負い、博麗神社へと向かった。
魔理沙は神社へ着き、霊夢を布団に寝かした。
「目が覚めたら連絡ぐらいしろよ」
「分かった」
「ゆっくり休んでくださいね」
「ありがとう、パチュリー」
「じゃあな」
魔理沙とパチュリーは神社を出た
霊夢はそのまま眠りに着いた。
「パチュリーにプレゼントがあるんだ」
「え?」
いきなりな事にあっけにとられるパチュリー
「自分の家に着いたら出してやるよ」
「?」
魔理沙の家に着いたら
「………………よっ!」
ボンッ
「これは…?」
「パチュリーにプレゼントがあるって言っただろ?」
「ありがとう、魔理沙」
それは小さな家だった。
「それじゃあ、今日は寝るからパチュリーも早く寝ろよ。もう夜遅いから」
「うん、おやすみ。魔理沙」
「まあ、明日になれば霊夢も目が覚めるだろう」
二人は別れ、それぞれ眠りについた
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