-10-
魔理沙の傍に片膝をつくと、大きく溜息のようなものを吐く永琳。
アリスは押し黙ったまま、その横顔を見つめる。どこか憐れむような、悲しげな表情からは、その内心を窺い知ることはできなかった。
だが、どこかで見たことがあるような気がしてならない。
ああ、そうだ。
アリスは、竹林の奥にある庵で会った時のことを思い出した。月への旅から戻ってすぐ、魔理沙と二人で遊びに行き、それから夜中に肝試しに出かけることになったのだ。
あの時──。
あの時の永琳も、彼女の主が皮肉っぽい笑いを浮かべながら昔話をするその隣で、そんな寂しげな顔をしていたような気がする。
永琳は懐から黒い筒状の容器を取り出し、その蓋を開けた。
中には、白っぽいクリーム状のものが詰まっているのが見える。それを指の腹でたっぷりとすくい取ると、魔理沙の腕──見るも無残な傷跡へと近づける。
「それは…」
何かと尋ねようとしたアリスに、永琳は瞳だけを動かして一瞥する。
「…あれほど、非生産的なエネルギー──魔法なんて、何も生み出しはしないわ。だから、それを盲信する”あなたたち”は、いつまで経っても愚かだというのよ。」
永琳は、まるで誰かに言い聞かせるような言い方をした。アリスを諭しているようにも聞こえるが、それよりもっと広義の意味に受け取れる。
どうやら、本気で腕を切り落とすつもりはないらしい。
しかし、その手が動こうとした瞬間、
「ま、待って!!」
アリスは慌てて永琳の腕を掴もうとした。が、永琳は躊躇無く、それを傷口に塗りつけた。
「…この子は人間だ、と言った筈よ──黙っていなさい。」
穏やかだが、有無を言わさぬ口調。アリスはうなだれたように、魔理沙へ視線を戻す。
変化はすぐに現れた。
「あ…。」
アリスが目を見開く。無言で見守っていた霖之助も、驚いた表情でその傍らに歩み寄ると、魔理沙の腕を覗き込んだ。
傷口が淡い光を放ち始めたのだ。やがて、傷口全体を──魔理沙の上腕部全体を白い光が包み込んでゆく。
「…反応したわ、運のいい子ね。」
誰ともなく永琳が呟く。
そして、アリスと霖之助は信じられない光景を目の当たりにした。
光が中心に向かって徐々に小さくなっていくと、魔理沙の白い肌が、まるで潮が引いて陸が現れたかのように姿を覗かせたのだ。
「そんな…。」
霖之助が半ば呆然と呟く。アリスも、言葉を失ったまま、目を丸くしてそれを見つめていた。
やがて──長いような短いような時間が過ぎ去り、光が消えた。
魔理沙の腕は、何事も無かったのように、綺麗に元通りになっていた。ただ、輪郭を描くように残された乾いた血と、破れたドレスの肩口が、そこに確かに傷があったことを物語っている。
アリスが恐る恐る、魔理沙の腕に手を添えた。
あのおぞましい感触。見るに耐えない酷い傷は、跡すらも残っていない。何もかも、夢幻であったかのように、少女の細い腕は元の姿を取り戻していた。
「どうして…」
どうして助けてくれたのか──アリスがそう問い掛けると、
「…私も、それが知りたかったのよ。…なぜ、人外の魔であるあなたが、人間を助けたいのか。」
と、どこか遠くを見つめるような眼差しで、永琳は静かに答えた。
質問に対しての答えと呼ぶにはやや不適当の言葉に聞こえるが、ひょっとすると、彼女自身もその答えを持っていなかったのかもしれない。
冷酷を絵に描いたような先程の永琳と、今の永琳と、どちらが本当の彼女なのか。そして今の彼女が、本当にその心の内を吐露しているのか、居合わせたアリスにも霖之助にも分からなかった。
「…魔理沙。」
アリスが呼びかけるが、返事はやはり無い。
今度はその身体を揺さぶってみるが、やはり魔理沙の顔は生気を失ったままで、何の反応も返ってこなかった。
永琳は容器の蓋を閉めると、無造作に外套のポケットに放り込んだ。その拍子に、ふとアリスと目が合う。
まるで捨てられた子犬のような目だ。
永琳はふっと軽く笑うと、もう一度、今度は外套の内ポケットからガラスでできていると思しき、小さな瓶を取り出した。
「…どうやら、血を流しすぎたみたいね。」
そう言って瓶の栓を取ると、魔理沙の口元に近づけた。そして瓶を傾け、その唇に数滴の雫を垂らす。
今度の反応は劇的だった。
「うわっ!!」
まるで弾かれたように、魔理沙が飛び起きたのである。
「うえ~、なんだよ、この苦いの……って、あっ!!」
顔をしかめる魔理沙に、アリスが飛びつく。
そして、その身体をぎゅっと抱き締めた。
「──魔理沙、魔理沙…っっ!」
「ああ、おいっ!何だよ、アリス?!」
アリスはそれには答えず、背中に回した腕に力を込める。
そして、もう一度泣いた。
小さな嗚咽が魔理沙の耳元に届き、彼女の言葉を封じる。
もし──もし、魔理沙が起きたら、その時は真っ先に言う台詞は決めていたのだが、アリスはそれを口にしなかった。
ただ、今は感情の赴くままに、最も反りの合わない筈の人物──魔理沙の胸に顔を埋めて、静かに泣き続けることを選んだ。
いろいろと尋ねようと思った魔理沙だったが、言葉が出てこない。
泣いているアリスの姿を見るのはもちろん、そこまで感情を露にしている彼女を見るのも初めてだ。
だが、泣いているアリスをからかう気にはならなかった。
なぜなら──まだ自分の置かれている状況を把握できていないながらも、アリスがいったい誰の為に泣いているのか、その理由だけは魔理沙にも分かったからである。
-11-
僅かに微笑むと、瓶の栓を戻し、また無造作にそれをポケットに滑り込ませる永琳。だが、何故か、ひどく疲れたように見えるのは気の所為なのだろうか。
その傍に霖之助が近寄った。その表情は驚きに満ちている。
「待ってくれ、今のは…今のは永琳、あなたが?」
「…こういう場面は苦手なんだけど。」
苦笑しながらはぐらかす永琳。
「──っと、よく見りゃ香霖に、それにあんた、永琳なのか?」
魔理沙がアリスの頭の横から顔を覗かせてそう尋ねると、
「こっの……大馬鹿っっっ!!」
と、いきなり魔理沙の身体を突き飛ばすように立ち上がったアリスが、前もって用意していた台詞をやっとのことで叩き付けた。
「あんたねぇ!永琳が助けてくれなかったら、今頃は白玉楼であの脳天気な幽霊娘と会ってるところよっっっ!!」
さっきまでとは大違いの態度である。あまりの豹変振りに、魔理沙はしばらく唖然としていたが、
「ええと…ああ、そうか。私、確かあの犬みたいのにやられて…。で、アリスが助けてくれたんだっけか。」
と、思い出したように頬を掻きながらそう言った。
そこで言葉に詰まって、二の句が継げないアリス。何故か顔が真っ赤なのは、本当に怒っているからなのか、それとも今になって泣き腫らした顔と言うことを思い出したからなのかどうなのか。
そこへ、なんとも間の悪いアリスにとっては好都合なタイミングで、再び霖之助が割り込むと、永琳に詰め寄る。
「先程のは、あなたの魔法の触媒なのでは?」
もっともな推察である。魔法と一口に言っても、その分野は多岐に渡り、スペルカードを用いて爆発的に魔力を集積するものもあるが、触媒と呼ばれる魔力伝達物質を介して行使する魔法もあるのだ。
「違うわ。魔法などという歴史の浅い児戯とは違う、私の一族に伝わる薬よ。」
穏やかながらも、強い調子で否定する永琳。
彼女は薬と言ったが、霖之助には到底信じられなかった。それより、魔法だと言われたほうがまだ説得力があると言うべきだろう。”歴史の浅い児戯”などという、意味深長な言い回しを用いたことと関係があるのだろうか。
永琳は顔を背けると、目を伏せ、独白するように呟いた。
「地上の者は、『天上人の膏薬』と呼んでいたわね。」
その言葉に、霖之助の顔にさらに驚きの色が広がる。
「まさか…だとすると、あの水薬は、もしかして『命の水』では…。」
永琳は視線を戻すと、薄目で霖之助を見やった。
「…ふふ、博識ね。でも、もう驚かないわ。では、さっき私が出したナイフ──あれは何でできているか、お分かりかしら?」
その言い草が、先程の独白めいた言葉はわざと試すために口にしたものだと分かる。
霖之助は、挑発するような永琳の問いかけを厳しい表情で受け止めると、
「…あれは、流星の欠片を集め、それを鍛えて造ったものだ。違いますか?」
と、厳かに宣言するかのように、低い声で答えた。
それを聞いた永琳は、嘆息するように鼻で笑うと、くっくっと喉の奥で笑いを漏らす。
流星から採れる金属を鍛造したナイフ。
それが特別に珍しいものではない、という永琳の故郷。
先程、薬の正体について霖之助が核心部分だけを訊き返したのは、その答えも予想していたからだろう。”誰が”そう呼んでいたのかという点については、彼があえて言及せず、意図的に無視したように聞こえる。
「…やはりね、それがあなたの力というわけなのね。」
ゆっくりと頷く霖之助。それは単なる肯定ではなく、質問に対する答え以上の意味を多分に含んでいた。
「…どうやら、私の早とちりだったようね。詫びるわ。」
皮肉な笑みを投げかけると、永琳は霖之助との会話を一方的に打ち切った。
先程からのやり取りがまったく掴めず、呆然としている魔理沙とアリスの元に歩み寄る永琳。
「腕に酷い怪我をしたのだけれど、大丈夫かしら?」
永琳の意外な言葉に二人ともやや面食らったが、
「ああ…いや、大丈夫。何となく、経緯くらいは分かったよ。」
と言って魔理沙は立ち上がり、アリスのほうはというと、ばつが悪そうに腕組みをして横を向いてしまった。
「それより、どうやら治してくれたのは永琳みたいじゃないか。どういう風の吹き回しだ?」
魔理沙は首を傾げて尋ねた。少なくとも、この間遊びに行った時には敵意は感じなかったものの、その前はというと仮にも殺し合いまでやったのである。
「再戦を期するまで、その命を預かるってあたりで、どうかしら?」
永琳の顔に小馬鹿にしたような笑いが戻り、そう平然とうそぶく。
「…そういう台詞は、子供に聞かせる英雄譚の中だけにしてくれよな。」
魔理沙も不敵な笑いでそれに応えた。先程まで瀕死の体だったとは思えず、どうやらもう本調子を取り戻したようだ。
「一人ずつだったら、遅れは取らないわよ。」
「…だろうな。この前は、油断もあったと思うぜ。」
永琳の言葉は、決して負け惜しみでも虚勢でもなく、溜息混じりの魔理沙の言葉も、どちらかというと本心に近い。
「…まあ、同調できる魔法使い二人が相手では、さしもの私も分が悪かったかしらね。」
やはり皮肉っぽく笑うと、永琳は肩をすくめて見せた。
「同調って、魔力同調?魔理沙、そんなことができるのか?」
難しい顔をしていた霖之助が、ふと声をかけてきた。
「なんだそりゃ?」
「ああ、二人の魔法使いが一緒に使う魔法があるんだよ。魔力の相性がいい魔法使い同士だと、魔力同調といって──」
霖之助が言いかけた途端、
「相性がいい?!こいつとか?!」
「こんなのと相性がいいですって?!」
と、ほぼ同時に魔理沙とアリスとが叫んだ。そして、お互いを睨み付ける。
永琳はそれを見て、喉の奥でまた笑っている。その笑い方は、どうやら彼女の癖らしい。
「…仲がいいわね。いつもこうなの?霖之助。」
「え?…ああ、ええまあ、いつもこうですね。」
そう言って笑い合う永琳と霖之助を、同時に睨み付ける魔理沙とアリス。その動きは、まるで合わせ鏡に映っているかのように全く一緒だった。
「ちょっと待て、香霖!いくら兄弟子でも、言っていい事と悪い事があるぞ!」
「待ちなさいよ!事実を歪曲して言わないでよ!!」
またしても同時に叫ぶ二人。
話の腰を折られたにも関わらず、霖之助は苦笑しながら頭を掻いた。
いったい誰とそんな真似ができるのかと尋ねようとしたつもりが、どうやら聞くまでもなかった事のようだ。
-12-
「…ところで、魔理沙、アリス。あなたたちの知り合いで、本をたくさん持っている人はいないかしら?いたら紹介して欲しいんだけど。」
二人に身体を向け直すと、永琳がそう尋ねる。
魔理沙は逡巡したが、本と聞いて真っ先に思い付くのは、もちろん湖の孤島に浮かぶ屋敷だ。併設されている図書館の蔵書量は、おそらく幻想郷でも随一だろう。
アリスはちらっと永琳を見返し、顎に人差し指を当て、とある場所のことを考える。あそこなら、現世で失われた貴重な文献はもちろん、異世界から持ち込まれた書物なども見つかることがある。もっとも、生ある者が本来近寄る場所ではないが。
「紹介してもいいけどさ、何を調べるんだ?」
魔理沙がそう尋ねると、
「…まあ、薬の材料についてね。さっき霖之助に面白い本を見せて貰ったから。」
と、永琳は霖之助のほうに視線を移しながら答えた。
「ああん?──そうだな、それなら紹介するよ。それと、調べものなら近場にも適した場所があるぜ。」
「へえ?どこかしら。」
魔理沙は歯を見せて笑いを浮かべると、
「私の家さ。すぐそこだし、この辺りで採れる材料に関する資料ならたくさんあるぜ。それに──もう遅いからな。永琳、うちに泊まって行くってのはどうだ?」
と提案した。
永琳は呆気に取られた顔をしたが、すぐにそれを崩すと、くすくすと笑いを漏らす。
「…そうね、せっかくのお誘いだし、じゃあお言葉に甘えようかしら。」
そこへアリスが割って入ってくる。
「ああ、待って。鉱物や植物に関する資料なら、私の家のほうが揃ってるわよ。魔法の森の生態分布も、編纂途中だけど役に立つかもしれないわ。泊まって行くなら、私の家のほうへどう?」
言いながら、アリスは鼻で笑うような視線を魔理沙に投げる。
「魔理沙の家なんて、そりゃあもう滅茶苦茶な散らかりようで、最近じゃ掃除する魔法を研究しているくらいなんだから。」
やれやれ、とでも言いたい風に、わざとらしく肩をすくめてみせるアリス。
「横からしゃしゃり出てきて勝手言うなよ!──あ、ほら、行こうぜ永琳。」
「待ちなさいって!あんたの家のどこに客を泊めるってのよ!」
言い合いながら、騒がしく二人が出て行く。
永琳も、笑いながらその後について出て行こうとした、その時。
「…永琳。」
不意に、霖之助が永琳を呼び止めた。
肩越しに振り返ると、彼の手には一冊の本があるのが目に入った。黒い表紙に銀の刺繍が施された本。ずっと永琳が読みふけっていたあの本だった。
霖之助の顔を見やり、僅かに小首を傾げる永琳。その目が、”いいの?”と尋ねている。
彼は何も言わず、穏やかに微笑むと少しだけ頷いた。
「…ありがとう。」
短く礼を言うと、永琳がその本を受け取る。
「その本は、あなたの役に立つのですか。」
「…いろいろな意味に取れる質問ね。訊きたい事があるなら、単刀直入に訊いてはどうかしら。」
霖之助は一瞬だけ躊躇したが、それでも切り出した。
「…いかなる病魔も退ける『命の水』は、薬学では究極の物質と呼ばれている物の前段階だと聞いた事がある。…あなたは、もうその先に辿り着いたのではないのですか。」
また苦笑する永琳。
本当に博識な青年だ。
「それは違うわ。──私は、毒を作りたいのよ。」
「毒ですって…。」
意外な返答に、霖之助はどう返事をしていいものかと戸惑う。
比喩的な意味にも取れるが、言葉そのままに毒物を作りたいというのか。これ程の薬を生み出せる力を持った彼女が作りたい毒とは、一体どういう毒なのだろう。
「──”癒すもの”がない薬は、毒に過ぎないの。だから、その毒の薬を癒す薬があるとしたら、それはやっぱり毒でしょう?」
霖之助が、はっとした表情を浮かべる。遠回しすぎる言い方だったが、質問の答えとしては充分過ぎた。
そして、永琳は何事かを小声で口にした。
霖之助は、喉元まで出かかった言葉を強引に飲み込むと、そのままかけるべき声を失って押し黙る。永琳の言葉はとても小さな声だったが、それでも彼の耳に届く位には事足りていた。
呆然と立ち尽くす霖之助の姿に、永琳は目を細めて穏やかな微笑を浮かべ、そのまま踵を返すと振り向きもせず、後ろ手にドアを閉めて出て行った。
カラン…と、鐘の音だけが静かに響き渡った。
しばらく、霖之助はその場にじっと佇み、永琳の最後の言葉を反芻していた。
ずっと人を馬鹿にしたような、嘲るような言動ばかりだったが、それが何かを装い、内心を包み隠していたような気がする。魔理沙を助けた理由について答えた時も、本当は別な理由が彼女を動かしたような、そんな風に思わせてならない。
それでも、最後の言葉だけは、本心からそう言ったのだと霖之助に感じさせた。理由は漠然としすぎていて説明できないが、そんな気がするのだ。
だが、それが何を意味し、彼女のどんな想いが込められていたのかは、知る由も無い。
表も裏も無く、ほかに語の意味を取り違えようも無い程、ひどく単純な言葉。
「どうしても、殺したい人がいるの──。」
そう呟いた永琳は、ひどく寂しげで、深い悲しみに満ちた目をしていた。
(つづく)
レミリアに一発で悪党顔って言われた師匠のキャラをしっかり
つかめていると思います。
他の人が言ってくれると思うからきっぱり省略
ただ一言―――アリスのこの萌えは仕様ですか!?(*´Д`)ヤバイヨ
最後の一言。これに尽きます。師匠は悪人以外何者でもないと思っていたのですが、イメージが大きく変わってしまいました。
文章について書くのは野暮ですが、霖之助との会話の中であの最後の弾幕の名前が出てこないのに、ストーリーが成立しているところが素晴らしい。
霖之助に対して、永琳の素性を伏せ続けたのは演出なのかもしれませんが、それがゲームには絡んでいない霖之助と、永琳との関係を不自然なものにすることなく、逆にお互い本音で話さない大人の駆け引きのようなものを感じました。
特に、永琳が差し出したナイフは、前回では一気に場を凍りつかせましたが、それをもう一度使って和やかにするとは、氏の構成力の高さには毎回驚かされます。
そして今回も話の雰囲気が・・・前回で落としておいて、ここでまた一気に上げますか!
魔理沙に抱きついてアリスが泣いているシーンは最高にイイ!!(笑)
ここまで惹きつけられれてしまうとは、もうお見事としか言い様が無いです。
全話を通しての話ですが、永琳の素性が香霖に明かされていくその過程が非常に上手い。
伏線の貼り方が素晴らしいです。そして、ところどころに挟まれる笑い。
さらにアリスの可愛らしさがもう…限界です(*´д`*)
土下座しつつ次回…最終話?をお待ちしております。 orz マイリマシタ
とりあえず、何に謝っているのですかMUIさん(苦笑)
あーもう。こういうの読むと、下手なもん書けないなぁ……と思わせます。幻想郷の非日常。アリス×魔理沙はどーしてもBarragejunkyさんの似た者同士と比較してしまう私ですが、そこまでは及ばないものの、二人の関係をここまで書けるのかと強く思わせるレベルまで来ています。
地の文の技術力に関しては……もう語る必要ないんで省略(笑)
魔理沙の治療に関して、ちょっと万能過ぎかしらと思ったりもしましたが(必ず成功する訳では無いというのを匂わせてはいますが、もうちょっと強く出しても良かったのでは。その方が魔理沙が起き上がった時のシーンが劇的ですw)
正直、展開予想では第4話の展開まででラストと思ってました。しかし、さらにここから上昇かけますか! 最後にどういう纏め方をしてくるか、期待しつつ待ちたいと思います(あえてこれ以上は語りません)
なおマリス砲はバグや偶然ではなく、私も相性だと信じたかったり(笑)
……おほん。ミスです、すいません(汗)
でもやっぱりアリスの可愛らしさに瞬殺されました。
このアリスは色んな意味でやばいですね。
香霖もめちゃめちゃかっこいい。
で、最後の殺したい人って、まさか・・・・・・。
この先、この謎が解かれるのを期待しながら待たせてもらいます。
永琳の殺したい相手と言うのはやはり、あの方なのでしょうか。
永琳と霖之助との二人ならではの会話が非常に見所があり、なにかを抱えこむ永琳にイメージが文章を通じて伝わってきました。
続きが気になる…
と大声で訊ねたくなるこの上手さ。
アリスが可愛くて永琳が悲しくて霖之助は知的で魔理沙は素敵。
微笑ましいシーンとシリアスなシーンを、こんなにも高い水準で同時進行させるたあ本当に何者ですか?
事によるとお兄さん貴方のファンになってしま……っていますよとっくの昔に。
締めで一気に読者の心情をも塗り替えましたね。
はね~~氏然りshinsokku氏然り作者様然り、ラストにふっと場面の転をもってこられる方は本当に憧れます。
第六話も楽しみです。