きようからにっきおかく。
おかあさんは、すぐあきるといって、いたけれど、ちやんとかこうとおもう。
◆
きょうはてんきが、いいので、こうくんやひろくんととおくのひろばにいった。
はじめてみるおねえさんがいて、とてもびじんだった。
おかあさんにそのことをいったら、さすがとうさんのこね、といった。
おとうさんはかっこいいからうれしかった。
なんかいかみたことあるおじさんが、けーねさま、っていってたから、ぼくもけーねさまってよんだ。
それからけーねさまといっしょにあそんだ。すかーとをめくったひろくんがおこられた。
こうくんはかおがまっかだった。ぜったいほれたな。
またけーねさまとあそびたいな。
◆
さいきんけいねさまが里にこない。お父さんは、
「里のまわりにわるいようかいがたくさんでるようになって、けいねさまはそれをたいじしているんだ」
って言ってた。
けいねさまはきれいなだけじゃなくてとてもつよいということがわかって、ぼくはうれしくなった。
でも、けいねさまに会えないのはさびしいので、早くわるいようかいをたおして、
里に来てほしいと思った。
◆
けいねさまといっしょにえんそくに行った。
ふつうなら、里の外はあぶないから、ぜったいでちゃいけないと言われてるのに、
けいねさまといっしょならいいみたいだ。やっぱりけいねさまはすごい。
こうやひろやみやちゃんたちもいっしょだった。
ほんとうはけいねさまとふたりで行きたかったけど、がまんした。
お父さんによると、これが「おとな」というものらしい。よくわからない。
おべんとうを食べたあと、たまけりをしたり、おにごっこをしたりしてあそんだ。
こうはやっぱりまっかだった。ぶきようなやつだ。
ひろは、じこのふりをしてけいねさまのむねにさわったので、なぐっておいた。
かえりに、けいねさまにわるいようかいのことをきいたら、けいねさまは
わるいようかいはたいじしたからあんしんだ、と言った。
やっぱりけいねさまはすごい。
◆
功のおじさんがようかいに食べられた。おじさんはうでのいいりょうしだったけど、
一人で山の中に入ったところをおそわれたそうだ。
おじさんはとてもいい人だったのでぼくは大好きだったけど、功はたぶんもっと好きだったから、
功はおそう式にもでないでずっと家からでてこない。
おそう式にはけいね様も来た。ぼくは、けいね様は里のみんなをまもってくれているのに、
功のおじさんはまもってくれなかったのではらをたてて、けいね様に、
どうしておじさんを助けてくれなかったの、悪いようかいはたいじしたんじゃなかったの、とおこった。
そしたらけいね様はとてもかなしそうな顔をして、すまない、と言った。
お母さんがやってきてぼくをたたいた。ぼくは、たたかれていたいのと、
けいね様がとてもかなしそうなので、ずっとがまんしていたけどないてしまった。
おそう式のあと、お父さんと話をした。お父さんはたたかなかったけど、
ずっと、けいね様が里のみんなをまもってきてくれていたことを話してくれた。
ぼくはかなしくなって、またないてしまった。
あした、ぜったいにけいね様にあやまろうと思った。
◆
今日は、しょう来のことで父さんとけんかをして里をとびだした。
でも、くらくなってきて少しこわくなったので、帰ろうかどうかまよっていると、
目の前に金色のかみの女の子が下りてきた。
最初は人間かと思ったけれど、
「あなたのこと食べていい?」
と言われたので妖かいだとわかった。ぼくは肉もあまりないしおいしくないと思うからだめ、と言うと、
「そーなのかー」
と言って、そう言ったくせにぼくのことを食べようとおそいかかってきた。
にげたけどすぐに追いつかれて、もうだめだ、と思ったら、
とつぜん慧音様(漢字を教えてもらった)がやってきて、ぼくをかばった。
そのあと慧音様が女の子の妖かいとたたかいはじめたけど、ぼくをかばったけがのせいで、
慧音様はうまくたたかえないみたいで、ぼくは慧音様がやられてしまうと思った。
そしたら、慧音様のかみの色が変わって、つのがはえて、あっというまに
女の子の妖かいをおいはらってしまった。(きずもいつのまにかなおっていた)
考えてみればへんな話だけど、ぼくはその時はじめて、慧音様が人間じゃないと気づいた。
変身した慧音様はちょっとこわかったけど、でもやっぱり慧音様なので、ぼくはお礼を言った。
慧音様は、こわくないのか、と聞いたけど、ぼくは、こわくない、と少しうそをついた。
そしたら慧音様はちょっと笑って、そのあと
「どうしてこんな時間に一人で外にいるんだ!」
と、怒った。こわかった。
そのあと、慧音様におんぶしてもらって(にげるときに足をくじいてしまったから)里へ帰った。
とちゅう、慧音様と色々話をしたけど、慧音様がすごくいいにおいなので、
息が止まりそうなくらいどきどきしていたから、正直言って、中身はよくおぼえていない。
父さんと母さんにもとても怒られたけど、今度はあまり腹が立たなかった。
◆
里に妖怪が攻めてきた。みんなで弓や、使える人はスペルカードを使って戦った。
功はおじさんを妖怪に殺されているので、まさしく親の仇のように戦っている。
慧音様ももちろんやってきてくれたが、なんだかふらふらしている。
なぜいつかのように変身しないのか疑問に思っていると、
(後で聞いたのだが、変身は満月の夜にしか出来ないのだそうだ)
後ろから慧音様を狙っている妖怪が見えたので、思わず弓を射掛けた。
普段はろくに当たらないのだが、今回は偶然うまく当てることが出来た。
その後、何とか妖怪を撃退すると、慧音様は突然倒れてしまった。
あわてて抱き起こすとすごい熱だったので驚き、すぐに僕の家まで抱えていった。
慧音様は意外と軽かった。こんなに軽いのにずっと里を守ってきたというのだろうか。
ぬれた手ぬぐいを額に当てると慧音様は目を覚まし、助けてくれてありがとう、と言った。
慧音様のその言葉を聞いて、僕はふと、どうしてそんなに人間によくしてくれるのですか、
と聞いてしまった。
慧音様は少し考えた後、私は人間が好きだから、と言った。
その言葉にはどんな意味が含まれているのだろうか。
聞いた話では、慧音様は僕の祖父のそのまた祖父の、更にそのまた祖父のころから里を
守り続けてきてくれていたそうだ。
僕らが知らない危機を人知れず解決したり、全身傷だらけになったり、
今日のように病気をおして助けてくれたことも数多くあったのだろう。
僕たちは果たして、それに足る存在であるのだろうか……
15ちょっとの僕の生ではまったくわからないことだ。
慧音様は少し休んだあと、家に帰ると言ったのだが、まだ足元がふらついていたので、
今度はいつかの逆に僕がおぶっていくことにした。慧音様は恥ずかしがったが無視した。
道の途中で僕は、好きだから、そんなにしてまで守るんですか、とまた聞いた。
慧音様はまた少し考えた後、そうだ、と答えた。
そういうものだろう、と言う慧音様の体が、急に重くなったように感じられた。
これは駄目だ。今の僕ではとても太刀打ちできない。
慧音様を家まで送った後、僕は明日から弓の訓練をしようと心に決めた。
好きなひとを守れるようになれば、慧音様の言うことがわかるようになるのだろうか。
◆
両親を雀の妖怪に食われた女の子を養子にとることにした。
まだ幼いので自分の身に起きたことはわからないだろうが、いずれは伝えなければならないだろう。
友人に散々理由を聞かれたが、(だが少なくとも、女の尻ばかり追いかけている尋には言われたくない)
まさかこうすりゃ結婚しなくてもいいだろうと思ったからだとは言えない。
もともとあってないような望みだが、絶たれてしまうのはごめんこうむりたい。
自分にも誰かを守ることは出来るのだろうか。すやすやと眠る赤ん坊を見ながらそう思う。
◆
娘とけんかをした。
きっかけは些細なことだったように思うが、売り言葉に買い言葉で、娘が、
私なんて慧音様に気に入られようと拾ったんでしょ、と言い出すに至り、つい追い出してしまった。
どうも昔の日記を見られていたようだ。まあわかるところに置いておく私も悪いのだが。
数刻後、娘はなぜか慧音様におぶさって帰ってきた。
娘は眠ってしまっていたので、慧音様に何を話したのか聞いたが、女の秘密だと断られた。
そう言われても、仮に娘が日記の内容を委細漏らさず慧音様に報告していたとすると、
私は今すぐ崖から飛び降りなければならない。
どうもそうではなさそうで安心したのだが。
目を覚ました娘はなぜかすっかり機嫌を直していた。慧音様は一体何を話したのだろう。
◆
慧音様が広場で子どもたちと遊んでいた。
私もかつてはあの場にいた。もう三十年も前の話になるのか。
最近は時間の流れが速く、夏だと思っていたらもう秋になってしまった。
自分も今では里をまとめるような立場になり、弓の腕も誰にも負けない自身はあるが、
しかし恋だの愛だのを語るには少々老いたかもしれない。
そう言うと尋は必ず、いやあまだまだだよ、というが、お前はいい加減落ち着け。
しかし、娘は笑うだろうか。私は今でも慧音様にあこがれている。
いや、少し違うか。私は慧音様を守りたい。
娘や里を守るのとは、また少し違った意味合いで。
先だっての妖怪の襲撃でも、やはり我々は守られる立場だった。
もっと、もっと強くならなければ。残された時間はそう多くない。
昔の日記を読み返したが、以前はこんなに感傷めいたことは書いていなかった。
やはり老いたのか。やれやれだ。
私が子どものころと変わらぬ慧音様に少し嫉妬した。
◆
ここ数年は心臓を患い、出歩くことすら随分おっくうになってしまったが、
窓から慧音様の姿を見かけると年甲斐も無く体に元気が充満し、杖を突きつつ外へ出た。
慧音様は人間と話していた。数度見かけたことがある。魔法の森に住んでいる魔法使いだろう。
しかし、妙なことに気づいた。人間に対しては常に慈愛を以って接する慧音様が、
この白黒装束の魔法使いに対しては露骨に嫌そうな顔で接しているのだ。
私は、魔法使いがよほど出来ていない人間なのかと一瞬思ったが、すぐにわかった。
あの魔法使いは、慧音様が守る必要の無い人間なのだ。
だからその人間には慧音様は、守護者としてではなく、ただの慧音様として接するのだろう。
私では、ついになれなかった役だ。
そのまま家に帰り、私と魔法使いや里のことについて考えた。
不満が無いといえば嘘になる。私が数十年かけて得られなかったものをほんの少女が持っているのだ。
だがやはり、私は私の人生を誇りに思う。
慧音様を守ることこそ出来なかったが、私は里を守り、娘を守ることが出来た。
この身は既に満足に動かず、しかし私の後には次の私が、功が、尋がいる。
彼らの命の、なんと輝かしいことか。
守るということは、次に繋げることだ。
古い歴史から、次なる歴史へ。それは我々が持つささやかな、歴史を創る程度の能力。
たとえこの身が朽ちようとも守らなければならないものは、確かにこの手にある。
そう、私はこの里と、人間が好きだから。
慧音様、ようやく、やっと私にもわかったような気がし
◆
彼の葬儀はよく晴れた冬の日、しめやかに執り行われた。
里中の人間が、老いも若きも皆瞳に悲しみをたたえ、彼の死を悼んでおり、
彼の人徳をしのばせる。
「慧音様、ここにいらっしゃいましたか」
声に振り返ると、喪主である彼の娘――正確には養女だが――がいた。
昔から可愛らしい子だったが、熟年期に入った今でもどこか少女めいた魅力を漂わせている。
「ああ……この度は、ご愁傷様」
私がそう返すと、娘が問うた。
「お線香は上げていかれないのですか? 父も喜ぶと思いますが」
その言葉に、私は仏壇を見やった。彼の生涯を通じての親友二人が、泣き崩れていた。
私は首を振って言った。
「私は里の住人ではないからな。皆が上げたあとでさせてもらうよ」
娘は私をじっと見つめ、しばし目を閉じ黙考し、そしてまたじっと私を見つめる。
「慧音様、慧音様に見ていただきたいものが」
娘は私の袖を引き、歩き始めた。
「いいのか? 喪主が席をはずして」
「なに、かまいやしませんよ」
そこはどうやら彼の書斎のようなところらしかった。机のほかはびっしりと本棚で埋められており、
なにやら圧巻という言葉を体全体で感じる。
里をまとめる立場にあり、また勉強熱心な彼のことだ。方々から集めた本がこんなになったのだろう。
娘はその中から一冊の本を取り出した。
「これを見てください」
渡されたその本をぱらぱらとめくる。どうやら日記であるようだが……
「これは日記じゃないか。私が見ていいようなものでは――」
娘はいえ、と私の言葉をさえぎった。ここを見てください、と指差された箇所を見る。
「……」
「次はここです」
「…………」
次はここ、次はここと娘の指定する部分を次々と読む。
ページは終わり、本は続き、一冊、一冊、また一冊。
これは――駄目だ。こういう展開は私には向いていない。
娘の顔を見ると、あの白黒魔法使いのようなにやにや笑いを浮かべている。
「慧音様、顔が赤いですよ」
「うるさいな」
今まで何度か思いを寄せられたことはあったが……大抵は断るか、ハクタクの自分を見せるかすれば
向こうから「引いて」いったのだが。
まさか一生がかりでこんな思いを抱かれていたとは。
下手すれば、1ページに10回は私の名前が出てきているじゃないか。
「父は」
目を閉じ、歌うように娘は紡ぐ。
「子どものときからずっと、慧音様を追い続けていたのでしょう」
それは、控えめに言っても無謀なことだった。
特別な素養も無い普通の人間が、妖怪を追いかけて追いつけるはずも無い。
だが、娘はこう続けた。
「ですが私は不遜ながら、父は慧音様に追いついたのではないかと思っているのです」
娘は最後の一冊の、最後のページを開いて私に見せた。
「……」
「父はずっと、私たちを守ってきてくれました。もちろん、完全とは言いがたいですが」
私は目を閉じ、彼と最初に会ったときのことを思い出そうとした。
あれも今日と同じような、天気のいい冬の日ではなかったか……
「でも、父は最後に答えを出したのでしょう。命がけで人間を守る、その意味を
合っているかどうかは別としても、父は自分の出した答えに満足して逝ったのです」
「……違う。追いついてなどいない」
娘が目を丸くする。私は笑みを浮かべ、告げた。
「彼は私など、とうに追い越しているさ。
……私は里を守っているだけだが、彼は未来の歴史も、守ってくれていたのだから」
私がそう言うと、娘は徐々に表情を崩し、そしてその場に泣き伏した。
私はそんな娘をじっと見続けた。遠くから読経の声が聞こえる。
……ひとしきり泣いた後、娘は顔を上げた。
「慧音様、覚えていらっしゃいますか。私が家出したときのこと」
「ああ、覚えているさ。全く、親子そろってなんて無鉄砲なんだと呆れたものだ」
二人で苦笑を浮かべる。娘は日記のページをめくり、私に問う。
「ああ、やっぱり書いてあった。まったくマメというかなんというか……
……慧音様、ではあの時私がなんと言ったかも覚えていらっしゃいますか?」
「忘れられるはずも無い。人の家にいきなりずかずか入ってきたかと思えば
『私の父さんは私と慧音様のどっちが好きだと思いますか!?』ときたものだ」
「お恥ずかしい話です。
いえね、私あのころ、本気で父のお嫁さんになるつもりだったんですよ……」
四方山話はそれからしばし続き、そして日が傾いてきたころ、娘は切り出した。
「慧音様、お願いがあるのですが、この日記もらっていただけないでしょうか」
「それは……冥界で父上が恥ずかしがるのではないか?」
「いえ、いいのです。私の乙女心を踏みにじったんですもの、それくらいは
我慢してもらいます」
そう言って娘はころころと笑った。その姿の、なんと輝かしいことか。
「そうか。では、遠慮なくいただくとしよう」
私は数十冊に及ぶ日記の束を受け取った。その重さに、少しよろけた。
かくして一人の男の生は終わった。
太陽はまさに山の端にかかろうとし、
旧き一日が終わりを告げ、そして幻想郷に新たな歴史が紡がれようとしている。
その甲斐あってか、ここ一番に於いて、大層心地良く土下座が出来るように。
では、ブラウン管を通して、流麗なる我が土下座フォームを幻視していただきつつ。
(超参りました> orz
大変、面白く拝読いたしました。
これ以上は何も申せません。ええ、自分如きに言えようものですか(反語)。
歴史とはすなわち 出会いと別れ 。人間を守りたいと思う反面、別れという絶対的な歴史を変えることが出来ない悲しさ。
慧音ほど自分の能力について考えさせられた人(妖怪?)はいないのではないでしょうか?
・・まぁ、こんなヘタレの戯言なんて評価にも入らない・・私如きがあつかましく返事するのさえ・・OTZ
最初は日記形式ながら漢字が増えて行く様が唐突に感じられましたが、読み進めて行くうちに納得。
(勝手に日記=一日ごとと思っていた自分の負けです)
数十冊の日記を受け取った慧音は、その重さに何を感じたのでしょうか。
素晴らしい物語をありがとうございました。
人の儚さ、それを見守り続ける慧音の優しさ。そして、人が紡ぐなけなしの歴史と、そこに続けられる新たな歴史。
慧音が人間を好きなのは、あるいはこうした人の姿を見続けているからなのかもしれませんね。
日記を通して成長する様子が窺えるのも読んでて楽しいし、友人との対比とかで主人公の人となりが想像できるのも楽しい!
でも楽しさの中にもしんみりとした感情があったりと、感想書くのすら憚られるほど色々大切なものが詰まってる感じです。うん、これ以上書けません。
とりあえず一言で表現するなら、これだ!
GJ!>orz
娘の「父は慧音様に追いついたのでは~」の部分で目頭が熱くなりました。
感服しました
そういえば東方のキャラには男がほとんどいないから
なんか新鮮な感じです
さらに拙が休んでいた間の作品をこれから一つ一つ読んでいくのかと思うとすげー楽しみでなりません。
という訳で復帰第一発目の感想を述べさせていただきます。
降参です。
上手い上手い上手い上手い、もう一つ言っておこう上手い。
場面の進め方が素晴らしいです。
急ぎすぎるでなく、かといって遅すぎもせず。
男が守護者として生きる原因、過程、懊悩、迷い、そして悟り。
それらが読み進めていくうちに程よくこちらの胸に染みこんできます。
これぞ歴史。
そんな短い言葉で表わせる中に、これほどのものを詰め込む手腕に降参です。
着眼点、描写の巧さ、読後感。
どれも申し分ない作品でした。ああ上手い。
最初の子供らしさといい、死に際といい、表現がうまいですね。
長いから読むのをやめようかと思ったら、意外と読みやすくてびっくり。
しかも他のキャラもうまい具合に盛り込んであってまたびっくり。
次回作にも期待してます。
こういう展開弱いです
ほかに言うことないです
この涙を評価に変えて
文字通り『琴線に触れました』。
淡々としてるのに読み終わった後、どこかじんわりと優しい気持ちになれます。
まさに、GJ!
良いものを読まさせて頂きました。
主人公が素敵過ぎる…慧音を慕う一人の男の一生、思い。
主人公の残す言葉、一つ一つ、どれをとっても何かしら感じるものがあり、
彼の想いがしっかりと伝わってきて、気付いた時には完全に話に没入してしまいました。
話の長さも丁度良く、とにかく本当に素晴らしい物語でした…次回作、期待させていただきます!
私も慧音と人間という似たようなテーマで一作書いたことがあるのですが、発想の差ゆえか地力の差ゆえか・・・・・・。感銘を受けると共に、己の非力さを痛感している最中です。色々と有難う御座いました。
いや、創想話とは良い場所ですね。
ただ一言、本当に面白かったです とだけ…
慧音をこれほどに想う主人公に感服。
慧音が感じた日記の重さは主人公の想いの重さ。
いや、きっとそれ以上だったでしょうね。
こんなに魅了される文章を読ませてもらい、本当に有難うございます。
文章に魅せられたといった感じで主人公の慧音や里に対する気持ちが綴られた日記。
慧音はどんな気持ちで受け取り、主人公はどんな気持ちで書いたのか。
それが非常に胸を打ちましたね。
新鮮なというか斬新な感じがして、とにかく良かったの一言。
自分はあまり何かで泣いたりしないのですがこれは本当によかったです
人がいなければ確実に泣いていたと思います。
多くない文章で沢山の事物や流れる時間をありありと想像させる構成、
そのアイデアを一気に昇華させる力はお見事というよりありません。
文章も小難しくなく読み易くて、一気に読ませる力を持っていると思います。
すっぱり切ったことで却って余韻の残るラストもすごく好みです。
自分の中の慧音のイメージがこの作品で定まってしまいそうで、怖いくらいですが(笑)
素晴らしい一時をありがとうございました。
慧音の持つ歴史に負けないほどの重みを、主人公の人生に感じました。
こうゆう雰囲気を感じるような作品すごく好きです。
本当に素晴らしい作品をありがとうございました。
最後が見えてる気がするのに
カタルシスまで本当に引き込んでいく作品ですね…。
手法と言い、内容と言い、完成度が素晴らしいです。
こんなヘタレ読者でも、もりもり読めました!感謝!
>古い歴史から、次なる歴史へ。それは我々が持つささやかな、歴史を創る程度の能力。
話の内容もさることながら、何よりこの一文が、私の心を打ちました。それだけは伝えたくて。
私は基本的に感想を書くと長くなります。そして100点も滅多にだしません。
(過去ではBarragejunkyさんのみですね、私が100点付けたのは)
しかし、私は今回そのどちらも破ろうと思います。
ただただ、素晴らしい話でした。そして完膚無きまでに負けました。
人の一生をここまで書き切ることができるなんて、
読み終わってもなお信じられないくらいです。
またとてつもなく素晴らしい作品ですね。
本来100点を付けるのが正しいのでしょうが、敢えて辛口で。
しみじみと読ませていただきました。
守りたいもの、守るもの。過ぎ行くもの。生まれる歴史。
それら一つ一つのなんと深きことか…
語れば語るほど気持ちが消えていく気がするので、一言だけ。
ありがとうございました。
その生涯を貫いた一つの想いに揺さぶられました。
良いお話をありがとうございました。
きっと、いや間違いなく、彼は自身の生き方に満足していることでしょう。
最後に、この素晴らしい物語の作り手と、感動させてくれた主人公に…
ありがとう。
とても良い話でした。
無駄に長くなく、読みやすい文です。
メッセージとは裏腹にこれは当時練りに練った文でしょう。
あと、一つだけ。「さすがとうさんのこね」の所ですが、
これは別に慧音がアレな関係で生まれた訳でなく、
とうさんに似てませてる子ね。って意味ですね。
いや、万に一つ私と同じ勘違いをされた方のために。
気持ちのいいすばらしさがあったと思います
面白い作品をありがとうございました
読後の静かな感動は、とても心地よいものでした。ありがとうございます。
心を揺さぶられながら読ませていただきました。
これ以降の展開は涙が出ました
人間の歴史も捨てたもんじゃありませんね。
なんか、これまで以上に人生頑張れる気がします。
歴史を作る程度の、些細だけれど人として十分に価値のある能力が、私にも備わっているんだということを、この作品を読んで初めて知ったように思います。
ありがとうございました。
もっと賞賛したいですが言葉が見つからないので。
がんばってください
この主人公のように次の世代に何かを伝えていく、ということにはまだ実感を持てないでいますが、こんなにも短く簡潔な文章を通して、男性のかけがえのない一生というものが確かに伝わってきたような気がします。
作品の投稿から随分と時間が経っているので、もはやこの感想を目にしていただくこともないかと考えもしましたが、ただただ想いを残しておきたいと、慣れないながらも感想をつけさせていただきました。
しかし、娘のセリフに思いっ切り吹いた。
ど直球だなぁ…。良いね!
赤面する慧音かわいいわぁ。(日出ずる国の天子
素晴らしかったです!
最初はひらがなの文書が少しずつ漢字が増えていく所が特に。
慧音様がこの日記を読んだとき
心から喜び、心から悲しんだ事でしょう。
内容だけではなく、文字からも主人公の成長が伺えて序盤はとてもほほえましかったです。微妙にませた発言があったのも良かったwww
慧音の存在を慧音自身ではなく、里の一介の人間を通して書くというのはそう簡単なものではないでしょうが、とても上手くできていました。すばらしい
自分もこの男のようないい人生を送りたいものです
似たようなテーマの作品も作られたでしょうが、高い文章力に裏打ちされたこれに及ぶものはあるかどうか。
最初にして最高、ですね
おもわず泣きました。
この場合は半人半獣だけど
私はハクタクけーね好きだけどなー
彼らは、妖怪や神様から見れば本当に小さな存在なのだろうけれど、それでも精一杯生きて死ぬことができる、素晴らしい存在なのですね。
いやはや、何はともあれGJです。
この感動を表現したかったので…遅まきながら感謝と共にこの点数を。
こんな風に満足して往生できたらいいなあ。
それから、無駄が全く無くてテンポが良くて書きたい事がよく伝わる
作文もできるようになりたいなあ。
私の父も、己のやってきたことに誇りを持って精一杯生きていましたから
ダブって見えてしまったのでしょうか
心に響くものがあったので、満点をつけさせていただきます
たまにここに読み直しに来るのですが、その度に涙が浮かびます。
人のことを想うことって、とっても素敵なことなんだ。
たまに昔の作品を見直すのもいいのかもしれない
二次創作ということを忘れるレベルでした
すげえ、これ四年以上前に書かれたのか。
見つけられて良かった。
読み終えた後の充実感がなんとも・・・
二次創作を超えてひとつの作品になっています。
素晴らしかった。
一万字ぐらい、感想を書きたい気分です。
心に残る名作でした。この作品を見つけられた事が今日一番の幸運です。
これだからそそわはやめられない
ちょっと泣いてしまいました。
漢字も書けんガキンチョが恋心を知り青年になってじーさんに
途中、ふとタイトルを見て思わず、かーっ!と変な溜息が漏れた
良いお話でした…
自分の話じゃないのにけーね様が出てくるたびにドキドキしてしまいました
本当に素晴らしかったです!!
素晴らしいお話でした。
こんなに短い文量なのに
人は誰しも歴史を作る程度の能力を持ち合わせているのですね。