(MGS3の無線会話のパロっていうか会話を見ながら丁寧にパクりました。知ってる人は思い出しながら読むと二重に美味しいかも)
METAL GEAR RABBIT 3 -FULLMOON EATER-
メタルギアラビット3 フルムーン・イーター
ウサ耳無線会話・えーりんは本当は○○○○? の巻
(異変の解決の最中、鈴仙が永琳にウサ耳ユニットで無線する)
「あの、師匠」
「何?」
「私が生まれるよりずっと昔の話なんですけど……。
師匠は最初は衛生兵?
それとも医師だったんですか?」
「れっきとした医師兼薬師(薬剤師)よ。
月の頭脳として崇められる様になる前までは、だけど」
「その時の評判はどうだったんですか?」
「ん?」
「評判です」
「あー」
「どうだったんです?」
「……私のこと信用してないの?」
「そういう事ではないですけど。
……まぁ、確かに酷い目にあった事もありましたけど。例えば国士無双」
「けど、あれは予想外の……でもそう、よかった」
「ええ。……で?」
「は?」
「どうだったんですか評判は」
「意外としつこい人ね……ウドンゲって」
「能力のせいで、よくスネーク呼ばわりされてましたから。
デフォでステルス迷彩とか、ソリトンレーダー要らずとか。
しかも今持ってるダンボールには『捨てうどん』なんて書いてありますし。で?」
「勿論上々よ。腕がよくて優しくてその上美人。
綿月姉妹みたいなファンクラブが出来るほどの大人気よ。当然でしょう?」
「……」
「本当よ」
(輝夜が無線に割り込む)
「ちなみに当時のあだ名は『ヤブ医者(QUACK)』だったわ」
「姫!」
「……そうなんですか?」
「えーと、何がかしら?」
「あだ名です」
「違うわよ!
いえ、まあ確かにそう呼ぶ人もいたけど……」
「師匠って本当はヤブ医者だったんですか!?」
「違うわ!
いや、違わないけど違うのよ。
そうだけどそうでないというか……」
「???」
(可愛く小首を傾げる鈴仙)
「イナバ、えーりんの薬師、医師としての能力は確かよ。
私が保障するわ。……と言うより、弟子である貴女が一番知ってると思ってたんだけど」
「そう!
そうよ、ウドンゲ、そうなの」
「それじゃあ、なんでヤブ医者なんて」
「それはつまり――」
「そんなこと、どうでもいいでしょ!
今は異変解決の最中で解決に集中するべきだしそもそもこんな話は異変とは何の関係もないわけで――」
「……あーなるほど。やかましい(QUACK)からですか?」
「そういうことよ。まぁ、自分の作った薬の効能を嬉々として説明する辺りも由来じゃないかしら」
「そんなことありません!
ねぇ、ウドンゲ、そんなことないわよね! 私を信じてるわよね!」
「……」
「何か言ってよ!」
「えーと。姫様、任務に戻ります」
「そうして頂戴。あ、異変解決が終わったら帰りに甘い物買ってきてね」
「ちょっと、ウドンゲ、待ってよ!
もう!!」
(おそまつ)
つまらん。
ニコニコに影響され過ぎ
れーせんじゃ異変解決も出来ない
でも嫌いじゃない
元々がパラメディックとの無線だったので、ゼロ少佐の様なセリフを言えるのは姫様だけじゃないかなと。でも会話中少佐が出てくるのは残念ながらあれだけでした。
確かに、ニコ動の某動画のパラえーりんの影響もありますが、最初にこれを思いついたきっかけはMGS4のローズとの無線会話でした。心理学的な部分からケアをする優しい永琳を夢想したんですね。
でも、永琳っぽくて一番面白そうな無線ネタはやっぱこっちだろう、と。
ていうか、某動画でもちゃんとこの会話は入ってましたよね? そこらはちょっと確認してないです。
鈴仙じゃ異変解決できないと思うのは偏見です!
内心否定しきれないのが悔しいですが。どっちかと言うと、衛生兵向けですよね。
無線が普通に地霊殿みたいな場合以外でできるのは鈴仙だけだったと言うのもありますが。
丁寧にパクりましたって……斬新なフレーズだなぁ。
ただ、もうちょっとボリュームがあるといいと思います。
「丁寧にパクリました」は本当に大事な事なので2度、本当に言ってます。
いや、またニコニコに影響され過ぎだ。
例え斬新でも、言いたい事は伝わるんじゃないかなと。
ボリュームに関しては元ネタがそもそも短いやりとりなので、どうしようもなかったです。
シリーズ化して書き留めておいて、一気に出せばよかったかもしれない。