八雲紫。妖怪である。
幻想郷誕生時以前より存在し、年齢は不詳。
物質や事柄の境界を操る程度の能力を有し、その力を用いてかつて幻想郷と外の世界を隔離した。その能力は汎用性に富んでおり、幻想郷の中でも1、2を争う強さを誇る。
普段はまったくのぐうたら者で、日の半分以上を自宅で寝て過ごしている。また冬になると冬眠期に入り、この間は基本的に何があっても起きることは無い。
寝ている間の彼女の仕事は全て式である八雲藍に任されている。
彼女の仕事には幻想郷と外とを隔てる博麗大結界の検査作業、外の世界で幻想化して流れ着いた物の危険性のチェック、幻想郷の住民間の諍いの仲裁等といったものがあり、かなりの多岐に渡る。
性格はめんどくさがり屋で、自分が楽しめる事以外にはほとんど執着を見せない。
人と話すことを好んでおり、突如目の前に現れてはなんだかわかるようなわからないような話を頻繁にする。ただし、仕事中や幻想郷に関わる異変などの際はその姿が一変し、厳格で一分の隙も見せない。
人間に対して友好的で人里近くにもよく出没するため、仕事中の姿を見た人間が彼女の信奉者となることも珍しくない。そういった人間からは『妖怪の賢者』、その他妖怪達からは『神隠しの主犯』『スキマ妖怪』などと呼ばれている。
彼女と懇意にしている博麗の巫女曰く、一言で表すなら『胡散臭い奴』。
こうして羅列した八雲紫の特徴だが、しかしこの僕、森近霖之助から言わせてもらうなら……彼女はドジっ子である。
もう一度言おう。彼女はドジっ子なのである。
とは言っても、幻想郷の住民のうち九割九分が僕のこの持論に首を傾げるだろうことは想像に難くない。特に彼女の仕事中の姿を知る者は、大いに反対するであろう。
しかしそういった者達もこの先へと目を進めれば180度考えが変わる、と断言しておく。(とは言っても現段階におけるこの文面を他人に見せるつもりは無いのだが)
これから綴るのは、いかにしていかにして僕が彼女のことをドジっ子だと考えるようになったか、その一部始終である。
ある晴れた日のこと、僕は長らく行っていなかった商品収集の旅へと出かけていた。
蒼天に輝く太陽は僕の白い皮膚をジリジリと焼き、べったりと口内に張り付いた舌は水を求め自己主張を続けていたが、無縁塚で拾い集めた収集物たちに満足していた僕はこれといって気にすることもなく歩き続けていた。
『目の前の映像を記録する』という『8ミリカメラ』。
『情報処理、演算をする』という『ぴゅう太』。
『バーコードを数値化し戦う』という『バーコードバトラー』。
台車に目一杯積んだそれらを香霖堂へ持ち帰って調べる、それを思い浮かべるだけでも炎天下を歩く苦労が報われようというものだった。
ひたすらに歩くこと一時間ほどだったろうか。香霖堂にほど近い、長い上り坂の最中で突如台車が動かなくなった。
「ずいぶんと大変そうですわね」
いつの間にやら台車の荷物の上に座っていたのは八雲紫だった。いつも持ち歩いている日傘を右手に差し、左手では小さな扇子で自身を扇いでいる。
彼女がこのように僕が収集した物たちを見に来ることは少なくはない。彼女の仕事である外来物のチェックから漏れた物が無いかを確かめに来るのだ。
「いつの間にやら一際重い荷物が増えていたようだからね。それが無ければ一気に楽になるんだが」
「あら、これはまたずいぶんな言いようですこと」
「事実だろう?」
「例え事実であっても女の子にはそのようなことを言わない方がよろしいですわ」
女の子なんていう歳か。と突っ込みたいところではあったが、その代わりに僕は疲れた仏頂面をアピールすることにした。彼女は意外と繊細なのだ。
「ところでいい加減にどいて欲しいものなんだがね。こちらも疲れているんだ」
「それではここらで一緒に休憩でも入れてみるのはいかがかしら?ちょうど道脇にはよさげな木陰もあることですし」
確かにそれも悪くは無い案だった。あまり時間の無い彼女としてはすぐにも収集物のチェックがしたいのだろうし、僕としてもチェックをする彼女を台車に乗せたまま坂を上るのはかなりの負担だったからだ。
坂道の途中で台車を止めるのはかなり危険ではあるが、そこは彼女が言い出したことだしなんらかの境界を操ったりかで止めてくれるのだろう。
そう考えたのが甘かった。
「ふむ。まぁ悪くはないね」
「そうでしょうともそうでしょうとも。さぁさご一緒しましょう」
「じゃあ手を離すよ」
「……?えぇ、どうぞ―――をぉおおおおおおおおおおおおおおおい!!」
彼女を乗せた台車は途端に坂道を転げ落ち、小石に乗り上げたのかそのままの勢いで宙を舞った。
「ちょっ何こr――飛んっっだぅあああああぅっっきゃん!!」
台車がそのまま地面に激突する音と、彼女の断末魔の声が聞こえてくるまでにそうは時間はかからなかった。
八雲紫がドジっ子である根拠その一。『八雲紫は決して安全確認をしない』
吹っ飛んでいった台車と、乗っていた収集物は見事に全滅していた。
そして彼女は坂の麓の沼に頭から突っ込んでいた。黒だった、と付け加えておく。
何が、とは言わないが。
また、これもある日のことだった。
暑かった夏も終わりを迎え、だんだんと涼しくなってきていたその日、長らく読みかけのままにだった小説を読み終えてしまい、手持ち無沙汰だった僕は紅魔館へ行って新しく本を借りることにした。
とはいってもアポも取らずにいきなり行くのだから手土産くらいは持っていこうかと思い、僕は台所で揚げ菓子の製作をしていた。
以前香霖堂の商品と引き換えに貰ったさつまいもが余ってしまった事があり、その時試しに作ってみたところレミリア達に意外な好評を得たことがあったからだ。
手順はこうだ。
1.まずはさつまいもを等間隔に切り分け、水につけてアクを抜いたら茹でてしっかりと潰す。
2.よく練ったマーガリンに砂糖を加え、潰したさつまいもと混ぜ合わせる。
3.卵、牛乳、小麦粉、重曹を加えた物にさきほどのさつまいもペーストを合わせてさっくりと混ぜたら、適度な大きさに伸ばし油で揚げたら完成。
とても簡単だろう?
その日のさつまいもドーナツはかなりの出来栄えで、自分で言うのもなんなんだがどこに出しても恥ずかしくはない一品に仕上がった。
こんがりと狐色に揚がったドーナツを油から上げ、しばらく冷めるまで待とうかと思ったその時だった。
「いい匂いですわね」
いつの間に潜り込んだのか、つい先日出したばかりの炬燵で丸まっていたのは八雲紫だった。
「また君かい」
「あら、お邪魔だったかしら? それはそうですわよね、これから愛しの吸血鬼様のところへ向かうのですものね」
彼女はどうも僕と誰かがそういった仲であることにしたいようで、こういった言い草もこれまで一度や二度で済むものではなかった。
「別に彼女とはそういうんじゃないさ。ただ本を借りに行くだけだよ」
「本当かしらね。まぁそれはいいとして、私にも一ついただけないかしら?」
大量に作ったドーナツの一つや二ついいだろうと、皿に乗せて渡した僕を待っていたのは八雲紫の更なる法外な要求だった。
「食べさせてはくれないのかしら?はい、あーん」
僕をからかうのがよほど楽しいのだろう、彼女は笑みを浮かべたまま小さく口を開いた。
彼女がこういうことを言い出したらもはや絶対に止まることはない。僕が折れるまで頑として首を振らないのだ。僕は仕方なくドーナツを箸で一つ摘まむと、彼女の口元へ差し出した。
「あら、他人行儀ですわね。箸でなんて寂しいことですわ」
流石の僕もこの時ばかりは冗談じゃない、と息巻いた。直接手で食べさせるなんてのは勘弁願いたい。そんなことはできるわけがない、と興奮ながらに語ると、彼女は珍しく僕の空気を読み取ってくれたのか、箸で食べることを承諾してくれた。
肩を落とすほどがっかりとした彼女の姿には少し悪かっただろうか、と考えないでもなかったが、失敗して肩を落とすほど僕をからかいたかったのだと思うとすぐにそんな考えは消えてしまった。
「ほら、それじゃ口を開けてくれ」
僕は箸で摘んだドーナツを八雲紫の鼻先へ差し出した。ドーナツからはまだ油が内側へジュワジュワとしみ込む音が聞こえていた。
いかにも熱そうだ。というか揚げたてなのだから間違いなく熱い。少なくとも彼女が要求したように手で持てるような熱さではない。しかし彼女の方から欲しいと言い出したのだから、熱いのは十八番だったりするのだろう。
そう考えたのが甘かった。
「はい、あーん――っっつぁぁぁぁああああああああああああああああぁぁい!」
表面が冷めかけていて安心したのか、思い切り噛んだ彼女の口内を染み出た高温の油が蹂躙した。
彼女はとっさにスキマを開け、瞬間的にドーナツを吐き捨てた。
「っくぅ、ぁっつぅ……ちょっと!!なんて物を――っきゃん!!」
どう見ても油がまだ跳ねていたじゃないか。まったくどこを見ていたのか。そんな顔を隠しもしない僕に文句でも言おうとしたのか。そのまま立ち上がろうとした彼女は炬燵机で見事に後頭部を強打した。
八雲紫がドジっ子である根拠その二。『八雲紫は感情的になると一気に回りが見えなくなる』
相当な勢いだったのだろう、炬燵机はちゃぶ台返しでもされたかのように後方へ吹っ飛んで行き、香霖堂の商品のいくつかを昇天させた。
彼女はその場でカエルのようにひっくり返っていた。黒のT字だった、と付け加えておく。
何が、とは言わないが。
これまたある日のことだった。
僕はその日も無縁塚で商品の収集に明け暮れており、それらを一杯に積んだ台車を引いて香霖堂前の坂を上っていた。あとは以下略である。
八雲紫がドジっ子である根拠その三。『八雲紫は以前の失敗をすぐ忘れる』
台車と収集物はまたしても全滅しており、彼女もまた麓の沼に頭から突っ込んでいた。黒のローレグだった、と付け加えておく。
何が、とは言わないが。
以上が僕が彼女のことをドジっ子だと主張する三つの根拠である。ただ不思議でならないのは、彼女は決して僕以外の者の前でそういった姿を見せないということだ。
彼女の式神や亡霊の姫、里の人間などにも話を聞いてみたが、誰一人として八雲紫のそのような姿を見たことは無いと言う。
つまり僕の前でだけ彼女はドジっ子になるということで、それを鑑みてこの僕、森近霖之助が推理するに―――彼女は半人半妖が苦手なのではないだろうか。
人間に対して友好的な彼女ではあるが、彼女と個人的な関わりの無い妖怪達には意外と冷たいところがある。弱い人間達には手を差し伸べるが、妖怪達は自分のことはなるべく自分で片付けろ、ということなのであろう。
そんなスタンスの彼女にとって半人半妖たる僕は距離の測り辛い相手であり、適切な対処法が確立できていない故に焦りを生んでしまってドジをしてしまう、ということではないか。
一度慧音に会っている姿を確認してみたいものである。
最後になるが、ここまで述べたことはあくまで僕の仮説である。
もしこの仮説が事実であるならば、なるべく彼女がこちらに気を回さずに済むようしていきたいものである。
しかしこれは全くの蛇足であるが―――
「……で、なんなのかしら、これは」
さて、僕は今絶対絶命のピンチの中にいる。僕は森近霖之助、ここはなんでも売ります香霖堂。目の前で僕の日記を振りかざしながら猛り狂っているのは八雲紫。
手痛いことに。すこぶる手痛いことに。先日の僕は眠い中必死で書き上げた八雲紫に関する考察の日記を開いたままで寝てしまったのだ。
そして先ほど起きた今朝の僕を待っていたのは黙々とそのページを読み続ける八雲紫であり、読み終わった彼女は怒り狂って詰め寄ってきたのだった。
「人の知らない間にまったくとんでもない言い草ですこと。この私がドジっ子?『妖怪の賢者』『神隠しの主犯』と呼ばれるこの八雲紫が?なんともまぁ面白い冗談ですわね。一体全体どうして貴方はこのような日記を書いているのかしら?」
「いや、まぁ話せば簡単なことではあるんだが、実は天狗の新聞のコラムを頼まれてね」
射命丸に頼まれた、妖怪の賢者こと八雲紫に関するコラムを一つ、と言う依頼。そのための草案を日記に書いていたのだった。
射命丸がこのような依頼を僕にするのはもう五回目ほどで、ちゃんと商品を買ってくれる彼女は香霖堂の数少ない客の中でもかなり懇意にさせてもらっている方だ。
「……新聞……ですってぇ!?」
「あぁ。ただもちろんこれは草案だよ。射命丸に出す前段階の、あくまでもただの僕の日記だ。ここから問題のある部分や僕の個人的な感情等を差し控えて変更したものを公開してもらう」
例えば黒だとかT字だとかローレグだとか。流石に他人にそんなことをバラすつもりは無い。
「当たり前でしょう!他人にバラされたりしたらたまったもんじゃないわ!私がなんのためにあんな物を履いていたと――いえ、まぁいいですわ。その話は置いておきましょう。それより公開ですって?新聞に?ふざけないでいただきたいですわね」
「問題のある部分は消すと言っているだろう。なんだったら君がこの場で添削をしてもいい」
「全部よ!全部削除に決まっているでしょう!そもそも公開どころかこんなものを書くこと自体が問題よ!!」
「ちょっと待ってくれ。それはつまり僕が『八雲紫はドジっ子である』と日記に書くことすらダメだというのかい?」
それは言論の自由だけでなく、思想の自由すらも奪うと言うことだ。
相手がかの八雲紫とはいえど、そんなことは到底認められない。
「そうは言っても貴方はこうして人目につく場所に置いていたわけでしょう?でしたら日記に、などというのは言い訳にもなりませんわ」
「それに関しては僕が悪かったと思っている。しかし君だって君じゃないか。読んでいる途中で自分にとってあまり面白いものではない、とわかったのなら読むのを止めることだってできたろう。それを自分から読み切っておいて僕に文句を言うのは筋違いというものだよ」
「えぇ、えぇ。貴方はそう言うでしょうね。でも考えてもみてもらえるかしら?もし貴方の前に誰かの日記が開かれていて、しかもそれが自分、あるいは自分が気にしている誰かに関することが書いてある。そんなことがあったら貴方は途中で読むのを止められるのかしら?」
「あぁ止められるね。それにそんなものは読んでも読まなくても一緒さ。その人の考えが紙の上で表されているだけで、その人が普段そう考えているということには変わらないだろう?君がドジだと考えるのはいいけれどそう書くのは駄目だというのかい?そんなのは支離滅裂だよ」
「考えることも駄目なのよ!」
「無茶苦茶だ!」
「無茶苦茶で結構よ!2ページにも渡ってこんなもの書いて!こうしてやるわ!」
そう言って彼女はその2ページを破り捨て、ビリビリになった紙片達は床へと散っていった。あぁ、色々と葛藤しながら苦労して書いたのに。
「いいかしら!天狗の紙面にはあくまでフィクションだと!ノンフィクションじゃなくて頭に何も無いフィクションよ!そう言って公開なさい!それならみんな与太話だとしか思わないでしょうからね!」
「それじゃコラムじゃなくて小説の類じゃないか……」
「いいのよそれで!……まったく何よ、こちらに気を回さないようにとか……こっちがなんで……」
眼光鋭くこちらを睨め付けたままブツブツと何やら呟くと、彼女はいつも通りに虚空にスキマを開いた。
あぁ、これはやるな。うん。間違いない。
彼女はそのまま視線をこちらへ向けたまま、スキマへと一歩進め―――
「いい!次来る時までに――きゃんっ!!」
自分がバラ撒いた紙片で見事に足を滑らせた。
八雲紫がドジっ子である根拠その四。『八雲紫は足元を確認しない』
黒のヒモだった、とだけ付け加えておく。何がとは言わないが。
「……つっ、次来る時までに必ず私の機嫌を直すようなものを用意しておきなさい!必ず貴方自身が考えるのよ!いいわね!」
そうして八雲紫はスキマの奥へと消えていった。
紫様、またですか?次は履かずに行きますか?等と閉じ際のスキマから式神の声が聞こえたが、まぁ僕にはさして関係ないことだろう。
僕は床に散らばったビリビリの紙片を拾い集め、ゴミ箱へ捨てた。
その夜。
「おーーっす香霖、邪魔するぜ。ついでに飯もいただくぜ」
唐突に訪れた魔理沙と遅まきながらの夕食を取っていると、魔理沙は机の上に置いてあった一枚の紙片を目敏く見つけた。
「おい香霖、なんだこりゃ? 恋文の練習か? だとしたら大爆笑なんだが」
「それは天狗に頼まれたコラム―――いや、小説だよ。ちょっと気にいらなくてね。前のページは破り捨ててしまったのさ」
八雲紫が読まずに終わった、最後の一文だけ書かれた3ページ目。僕がつい先ほど日記帳から破いておいたものだ。
2ページ目の最後あたりで僕が起きてきたため、最後までは読めなかったのだろう。
読まれていたらもしかしたら彼女の機嫌は直ったかもしれないが、酷く気恥ずかしい思いをするところだった。まったく不幸中の幸いといったところか。
「香霖がこんな恋愛物みたいのを書くなんてなぁ。もしかして私小説か?」
「いや、そんなわけはないさ。頭に何も無いフィクションだよ。単なる失敗作さ」
そう。頭に『何も無い』が付く、フィクションだ。
「……んじゃまぁ、香霖も他人には見られたくないだろうし、私が帰り際に適当な場所に捨てておいてやるぜ」
「適当じゃなくて適切なところへ頼むよ。それより今日はわざわざどうしたんだい?」
「あぁ、そういえば香霖が中々に美味いドーナツを作るとレミリアに聞いてな……」
1時間ほどかけて揚げ菓子のコツを教えてやると、何故だかやたらとニヤニヤしながら魔理沙は満足そうに帰っていった。
いつもなら日記を書いている時間だが、僕はそのまま床に着いた。日記を書く気力などもうどこにも残っていなかったからだ。
翌日、早いうちからしっかりと寝た僕は早朝から起きてしまい、せっかくだからとゴミ出しに励んでいた。
ゴミといえば、魔理沙が持っていった3ページ目は一体どこに捨てられたんだろうか。別に香霖堂のゴミ箱でもよかったのだが。
まぁあの子は本当に他人が嫌がるようなことはしない子だから大丈夫だろう。
そんなことを考えながらゴミ出しを終えて自室へ戻ると、まだ薄暗い早朝の香霖堂のカウンターの上に八雲紫が座っていた。
「ご機嫌いかがかしら?」
そう言う彼女の顔は先日の別れ際と違ってずいぶんとご機嫌の様子だった。
……まったく魔理沙の奴、本当に一番適切な所へ捨てていってくれたもんだ。
クスクスと上機嫌に笑う彼女に、僕は昨晩作ったドーナツと、少しばかり上等なお茶をご馳走した。
んな考察がどーでも良くなるほどニヤニヤしてしまいました。ありがとうございます。
実にニヤニヤさせていただきました。
やまかつでやってたよねー
気になる人の前だとドジっ娘ゆかりんww
ここには神がすんでおられる!!!
真面目に淡々とドジっ娘考察しているのがシュールだw
霖之助が自然体でSだなw
もとから少女じゃないかって?
じょうだ(ry
ユカリンカワイイヨ
思い出す度にニヤニヤ出来る秀作をありがとう!
つああああああぁぁいwwww
…すまん興奮し過ぎたぜ
あんたは最高だ
ドジッ娘ゆかりんとか素晴らしい萌えをありがとう!!
文句無しの百点です。
ただ、計算高いゆかりんだけに、「見えた」のでは無く、「見せた」という可能性もあるかもとか思ったり。
デレた霖之助も良かったです。
はいてないは色々やめておけ藍さま
……いいな、私もこういうナチュラルなゆか霖が書けるようになりたいです。
最高ーーー!!!!
どう責任とってくれますかw
ここの所をkwsk
なんかすげぇ少女臭がするww
お腹が捩れるかと思いました
霖之助の淡々とした口調が笑いのつぼをさらに刺激しますね!
そんな二つ名ができる一月ほど前の話である
つまり100点
いつの間にか考えていることが黒の何某ばかりになってしまった
霖之助は目ざといのお
しかし、最弱の存在がSで最強の存在がMだと
ダメダメ感がただような、この二人。
うちにもあるな……。
しかしこの霖之助は色々な意味ですごい奴である。
昔やったよ……相手はいなかったけどね。(ふっ
で、感想……無言で親指を立てる。
ドジっ娘――
ありがとう。私はまたひとつ真理に到達することができた。
それはともかく、ゆか霖作品の紫はどれも可愛すぎて困る
ゆかりん最高!!!!!
それでいて最後の手記のページはデレてるようにも見えるよね。
霖之助・・・恐ろしい子・・・。惚れてまうやろー!
GJwwwww
>>56
知ってるか?少女は黒しか選ばない(∵)
腹黒計算臭いのが
ゆかりんクオリティ
こーりん、一回顔洗って来い!
一番好きなお話です