キャラ崩壊など不愉快な描写などがありますのでご注意下さい
「最近、香霖の私を見る目が変なんだ」
神社の縁側でお茶を飲みながら最近気になってる事を霊夢に相談する。
霊夢は勘も良いし、私が気付かなかった香霖の事も気付いてるかもしれない。
「霖之助さんが?まさかあんたを嫌らしい目付きで見るようになったとか?」
「いや、そうじゃないんだ。私一人の時はいつもの香霖なんだ。でも何て言うか…」
香霖の様子を思い出し、一瞬言いよどむ。兄みたいな香霖のあんな様子なんて信じたくはないんだけど。
「何て言うか?」
「私と霊夢が一緒に居ると…うん、私を見る目が変なんじゃなくて私達を見る目が変なんだ。肩並べて一緒に品物見てたりはしゃいでいると妙に興奮した感じで見てるんだよ。
お前、香霖が何か様子がおかしい事に気付かなかったか?」
最近、暇そうに本を読む振りをしながらチラチラとこっちを見てくるので妙に気になったんだけど。
「うーん、言われてみればそうよね。本人は隠してるつもりだろうけど。まぁ私は特に気にならなかったけどね。でも魔理沙も気付くくらい熱心に見てたとなると面白い事になりそうね」
「面白い事って何だ?」
「私の勘だけどね。上手く行けば私たちのツケ綺麗に無くなるかもしれないわ」
「香霖の問題を解決すればツケが無くなるのか?そりゃ良いな。私は何をすれば良い?」
「じゃあ、あんたは今からアリスを香霖堂まで誘って。暫くしたら私も向かうから」
「それだけで良いのか?分かった」
飛び出してアリスを誘いに魔法の森へ向かう。
ふと後ろを見ると霊夢が陰陽珠を取り出しているのが小さく見えた。
誰を呼び出しているんだろう?
何人かで協力しないと香霖の問題は解決しないんだろうか?
「ゴメンなアリス、急に呼び出して」
「私は別に良いけど。それより魔理沙も今から何するのかは知らされてないの?」
詳しく理由を話さなくてもアリスは二つ返事で来てくれた。
アリスの人の良いところと何だかんだで私を信用してくれてるところ、好きだなぁ。
「うん。霊夢はツケが無くなるって言ってたけど」
「ふうん?」
「二人ともお待たせ」
何処からともなく霊夢の声がすると同時にスキマが開いて霊夢と紫が現れた。
「ごきげんよう」
「紫も来たのかよ。随分と大仰だな。今から何をするつもりなんだ?」
「実際見せたほうが早いわね。店に入りましょう」
状況が飲み込めないまま二人の後からアリスと入る。
「たのもーっ」
「いらっしゃい霊夢、おや今日は4人かい?」
「えぇ、そうよ。突然だけど霖之助さん、今から良いもの見せてあげる。満足したら私と魔理沙のツケを無くしてね」
香霖が読んでいた本を閉じて真っ直ぐに霊夢を見る。
「へぇ、勘の良い霊夢だから気付くとは思っていたけど、随分大きく出たね。よし、僕が満足したらツケは帳消しにするよ」
良い物?紫に外界の珍しいアイテムでも頼んだんだろうか。
見るだけで満足するものって何かな。
「じゃあ紫」
紫が頷き妖艶な笑みを浮かべて霊夢に近付く。
そして二人の顔が重なる。…いや、重なるのは変だろ!
「わわっ」
人が見てる前でキスなんて何考えてるんだ!?
慌てて目を逸らすとアリスと目が合った。赤くなってたアリスの顔がますます真っ赤になる。
今の私の顔もアリス以上に赤いだろう。何だよ、この状況!
てかいつまでキスしてるんだよ!目、逸らしてても粘着質な水音聞こえるし!
「ふぅ…さて、魔理沙とアリスもキスしなさい」
ちゅぽんと異常に濃厚な音を最後に霊夢の声がした。
…今、何と言いました?
「えぇっ!?」
「私はキスより手を繋ぐ方が好きよ」
アリスが赤い顔のまま自分から手を繋ぐ。さっきの霊夢と紫のキスを見てテンションが上がっているようだ。
しかもいつもと違ってお互いの指を絡めるような手の繋ぎ方だ。
「こうすると魔理沙と一つになれたみたいで…安心するの」
心臓が飛び跳ねた。あぁ…生きてて良かった!アリスが今日は積極的だ!
「さあ!どうかしら霖之助さん」
霊夢の声で我に返る。あ、香霖の事一瞬頭から消えてた。あれ。何か香霖、机に突っ伏してるんだけど。
いきなり知人のキスとか見せられてショックを受けてるんじゃないのか?
「ちょっと待ってくれ。これが香霖の問題とどう関係するんだ?」
「魔理沙も鈍いわねぇ。霖之助さんは女の子同士がイチャイチャするのを見るのが好きなのよ。紫とのキスとアリスの歯が浮くような台詞、これで完璧!」
「歯が浮くようなって…」
アリスの言葉、本当に嬉しかったんだけどな。
「もう…女の子なんて霊夢も上手なんだから」
紫が身体をくねらせる。女の子扱いに喜ぶな。
「違う…」
喉の奥から搾り出すような声が聞こえた。
「え?」
「違うんだ!僕が好きなのはレイマリなんだ!ゆかれいやマリアリじゃないんだ!」
香霖が絶叫する。レイマリ?ユカレイ?何処の言葉だ?
違うんだ…と呟きながら香霖が机を叩く。泣いてるみたいで怖いんだけど。
「えーと失敗したみたいね」
バツが悪そうに霊夢が呟く。
え?何?失敗なの?状況が飲み込めないんだけど。
「私たちさっきので身体が火照ってきたから神社に帰るわ。あとよろしく」
「えー」
火照ったって何だよ。紫の目が爛々と輝いてて怖い。
そしてスキマが開いて二人とも消えた。後始末してくれよ。香霖まだ泣いてんだけど。
「魔理沙…」
「はい!?」
突然後ろから声を掛けられて飛び上がる。
アリスってこんな艶っぽい声だったっけ?
「私たちも…ね?」
アリスが上気した顔でゆっくり近付く。身体が動かない。
見るといつの間にか全身を魔法の糸で縛られている!何この技!
ちょ、待っ、そんな、ここで
そして、あのあと魔理沙はアリスに何をされたのか…。
彼女はそういうことには純情そうですからね。
見てみたい気もしますが。
そして次は永遠亭の……。
あそこは色々とありそうですからねぇ。
スッキリと読めて面白かっと思います。
うふふ
という訳で7角関係熱烈歓迎! ドンと来いやぁッ!!
激しくお友達になれそう
アリスがいるカップリングならなんでもオッケー!!!!
そして七角関係ばっちこい!
みたいなシーンがあるともっと迫力出た気もするけど、
それを挟むとキャラが作者の自己投影っぽくなる
リスクを抱えざるを得ない
トータルバランスだとこれくらいがちょうどいいのかなぁ
想定外の話で面白かった。
さあ、どこだどこだその七角関係とやらは!?
もうお兄さん今からドキワクが止まりませn(スキマ送り
ギャグでも不快です
永遠亭は一番人間関係が複雑そうな気がします。
>>13様
その手がありましたか…!
>>15様
輝夜・永琳・鈴仙・てゐ・妹紅・慧音・阿求の7人による…
>>18様
全く同意見です。
>>22様
(・ω・)人(・ω・)
>>奇声を発する程度の能力様
幽アリとかも良いですよね。
>>29様
実際7角関係書くのは力量的に無理ですけど妄想なら。
>>32様
二人を見守っている→もし邪な気持ちで見守ってたらどんな感じかな、と思ったのが切っ掛けです。
>>33様
それも面白そうですね。
問題は百合語りで100kb超えそうな事ですが。
>>34様
筋肉や褌ではなく自分と同じタイプの変態にしてみました。
>>GUNモドキ様
書けるなら7角関書きたいですねぇ。
>>38様
一応ギャグです。はい。
>>39様
ご不快な思いをさせてしまい大変申し訳ありません。
前文に注意書きを追加いたします。
斬新な発想だなw七角関係まってるんだぜ!
注意書きは百合好き霖之助とか書いとけば大丈夫かと
マリアリもレイアリも大好物です
>>45様
注意書きは本当に迷います。
ネタバレとかありますしね。
>>46様
嘘ハ付イテマセンヨ?
>>47様
パラダイス!ですね。
(#罪)<表へ出ろ、こーりん
>ゆかれいむ&マリアリ
(*罪)<いいぞ!もっとやってください!お願いします!