みなさん、こんにちは。
ZUNチャンネル「幻想釣りロマン」のお時間がやってまいりました。
お伝えするのは、皆さまおなじみ射命丸でございます。
本日のゲスト・十六夜咲夜さんといっしょに、地下世界での一風変わった釣りに挑戦したいと思います！
咲夜さん、宜しくお願いしますね。
「はい、こちらこそ」
狙っている魚などはいますか？
「そうですね……出来れば大きいのが良いですが、おゆはんの材料になるなら何でもOKですよ」
大物を狙っていきたいところですねー。
では早速、目的のポイントへ向かいましょう。
今日は地霊殿の裏手にある大きな河が舞台です。
おっ、もう先客で賑わっているようですね。
少しお話を伺ってみましょう。
どうも！ 幻想釣りロマンの射命丸です。釣れてますか？
「……魚！ 釣らずにはいられないッ！」
先客の一人は霊夢さんでした。
「今日は流れも穏やかだし、なかなか調子が良いわよ。魔アジが多くかかってるわね」
なるほど。ここへはよく来られるのですか？
「そうね。山菜とか、陸のものばっかりじゃどうしても飽きちゃうから……魚を食べると頭も良くなるって言うし」
魔アジが好調のようです。
さて、咲夜さん。私たちも負けてはいられませんね！
「ええ。今日は奮発して、ちょっと良い竿を持ってきましたよ」
おっと、咲夜さんが銀色に輝く得物を取り出しました。
手馴れた仕草でエサを取り付けます……まずは何から試してみますか？
「ここはオーソドックスに、赤毛玉で行ってみましょうか」
さあ、今日の一投目です。
流れの中腹あたりに行きましたね。
ウキの動きを見守りつつ、周りの様子もお伝えしていきましょう。
では咲夜さん、ご健闘を！
（咲夜、片手で釣り竿を操りながら親指を立てて返す）
いやー、流石は瀟洒なメイド長。
表情一つ変えずに活餌を針にぶっ刺しましたね！
……おや、あちらにも見知った顔が。少し話を聞いてみましょう。
こちらでは黒谷ヤマメさんが魚を狙っています。
竿をお持ちでないようですが、どうやって？
「私は投網が専門だよ。うまく行けば一発でたくさん獲れるしね」
なるほど。おっ、行きますか？
「スパイダーストリング！」
鮮やかなお手並みですね。扇を広げるように網が開いていきます。
ここで獲れる魚では、どんなものがオススメですか？
「そうだねー、私はサン魔が好きかな。よく七輪で焼いてるよ。お燐もここのサン魔には目がないね」
あっ、私も食べたことありますよ。脂が乗っていておいしいですよねー。
おや、あちらでは珍しい方が水面を睨んでいます。
声をかけてみましょう。
なんと、幽霊楽団でお馴染みのルナサさんです。
今日はお一人でここへ？
「……ああ、うん。妹達が……魚が食べたいって言ってね」
見たところ、釣り竿も網もお持ちでないようですが？
「……私のやりかたは、ちょっと変わってるから。耳を塞いでおいてね」
む？
～♪ドナドナ（ルナサ独奏）～
……うわあ、憂鬱な曲ですねえ……。耳を塞いでいても応えますよ。
流れに向けてヴァイオリンを鳴らしていますが、何が起きるのでしょうか？
（数十秒経過）
む？
どうしたことでしょう、大きな魚が自らルナサさんに向けて泳ぎ寄っていきます。
見てください、あの死んだ魚のような精気のない目を。
……あっ、自分から陸に向かって飛び跳ねました！
ルナサさん、素早く魚を拾い上げます。
「……これは見事な魔ダイね。今日はついてるわ」
実に不思議な漁法ですね。
「私の曲を聞くと、生きる気力をなくして鬱になった魚が自分から寄ってくるのよ」
なんと……。
ルナサさん、微妙に唇の端が上がっていますが。
「……大きな魚が獲れたから。テンション上がってきた」
あなたが言っても、なかなかそうは聞こえませんよ……。
あっ、またルナサさんがヴァイオリンを構えました。
このままでは私も鬱になるかも知れません。早々に退散するとしましょう。
では、私はこれで！
（ルナサ、ぎこちない笑顔でそれに応える。傍らには死んだ魔ダイが転がっている）
―――― C M ――――
～♪SNAKE EATER～
「この先にはわが同志たちとZUNが待ち構えている。さぁ、こいっ！｣
「ようやく捉えたわ。我らはザ･ボスの娘達……私はザ･ジェラシー。
おまえにこの世で最高の妬みをやろう。いくぞっ！｣
「怒りよ！ 私はザ・フューリー。
ロイヤルフレアでお前を焼き殺してやるわ！ 巨乳どもへの憤怒よ！｣
「ザ・ライアー、任せたわ｣
「私はザ・ライアー。あんたにまだ見たことのない、本当の詐欺行為を見せてやるわ。私の巣の中で……｣
「ザ・ソロー、いるの？｣
「悲しい……悲しい……名無しは悲しい……私はザ・ソロー。
お前が傷つけた脇役どもの悲しみを知るがいい｣
「ジ・エンドはすでに死んでいる。時が来ても寝ている。だから代わりに従者が出る｣
「蛇よ！ 聞こえるか。私はジ・エンド（の代打）。貴様に本当の気苦労を見せてやろう｣
「これで５人そろったわね。今度は地獄の底まで一緒……｣
「バストサイズはもともとひとつだったのだ。
引き裂かれたプロポーションをひとつにする。
そのためには力が必要だ……世界をまとめるに足る絶対的な補正下着が。
それが小ブラ部隊……そしてジェルパッド｣
ホタルギアソリッド3 スネークイーター Coming Soon……
――――番組再開――――
（カメラの前を、角に魚が刺さったままの勇儀が通り過ぎる）
おっと、CM終わりですか。
相変わらず、多くの太公望で河辺は賑わっています。
ここで再び咲夜さんの様子を見に行ってみましょう。
釣果は出ているでしょうか？
咲夜さーん、調子はどうですか？
「あら、丁度良い所に。これを見て、大物ですよ！」
おっ、何か凄いのが釣れ……あ、あれ？
（得意げな表情の咲夜の隣に、ぐったりとした衣玖が横たわっている）
えーっと……？
「上流のほうから流れてきたみたいね。私の竿に引っかかったの」
確かに、羽衣らしきものに釣り針がかかった跡がありますが……魚、なんでしょうか？
どこかで会ったような気もしますが……。
「今夜のおゆはんはウナギにしようかなぁ……いや、何でそう思ったんだろう？」
ウナギ……。
おや、霊夢さんがこちらへやって来ますね。
何かあったのでしょうか？
「どうも様子がおかしいわ。さっきから、魚の姿が全然見えないの」
む、そうですか？
カメラさん、ちょっと河を映してみてください。
（水中カメラも投入されたが、魚は全く映らない）
ほんとだ。
確かに、何かおかしいですねえ……。
ちょっと上流へ向かってみましょうか。
（文たち、霊夢も加わって上流へ向かう）
おや、さっき通り過ぎた勇儀さんの姿がありますね。
ちょっとお話を伺ってみましょう。
「おや、いつぞやの天狗たちじゃないか。どうしたね？」
釣りをしてたんですけど、急に魚がいなくなったらしいんですよ。
上流でなにかあったのかなー、と思って……。
「ああ、それならあいつのせいじゃないかな。ほら、あそこ」
ん？
あっ、あそこにいるのは酔いどれ鬼！
「萃香も釣りに来てたの？ さっきから魚の姿が見当たらないんだけど、何か知らない？」
「おー、霊夢。釣りって言うか、何て言うかね……」
カメラさん、萃香さんの足元をアップでお願いします！
（カメラのズーム。萃香の座っている岸辺の周囲が、妙に黒々と波立っている）
「なるほど……魚を萃めてたのね。なら、私もここで釣ることにしましょう」
おっと、原因に気付いた咲夜さんが魚群に向かって竿を振りました。
――――これは凄い、入れ食いです！
霊夢さんも後に続きます。
「おー、バシャバシャいってる。これは大漁の予感ね！」
……釣り番組的に、これってどうなんでしょうね。
おおーっと、何処からともなく聞き覚えのある憂鬱なメロディーが近づいてきます！
魚群の移動を追ってきたようです！
今度はもっとダウナーな選曲ですね。
～♪まっくら森の歌（ルナサ独奏）～
うわあ……。
あっ、生きる気力をなくした魚たちが大量に浮かんできました！
このままでは釣り番組の体裁を保てなくなりそうなので、今週はここら辺でお別れにしましょう。
それでは皆さん、幻想の水辺でまたお会いしましょう。
さよーならー！
ZUNチャンネル「幻想釣りロマン」のお時間がやってまいりました。
お伝えするのは、皆さまおなじみ射命丸でございます。
本日のゲスト・十六夜咲夜さんといっしょに、地下世界での一風変わった釣りに挑戦したいと思います！
咲夜さん、宜しくお願いしますね。
「はい、こちらこそ」
狙っている魚などはいますか？
「そうですね……出来れば大きいのが良いですが、おゆはんの材料になるなら何でもOKですよ」
大物を狙っていきたいところですねー。
では早速、目的のポイントへ向かいましょう。
今日は地霊殿の裏手にある大きな河が舞台です。
おっ、もう先客で賑わっているようですね。
少しお話を伺ってみましょう。
どうも！ 幻想釣りロマンの射命丸です。釣れてますか？
「……魚！ 釣らずにはいられないッ！」
先客の一人は霊夢さんでした。
「今日は流れも穏やかだし、なかなか調子が良いわよ。魔アジが多くかかってるわね」
なるほど。ここへはよく来られるのですか？
「そうね。山菜とか、陸のものばっかりじゃどうしても飽きちゃうから……魚を食べると頭も良くなるって言うし」
魔アジが好調のようです。
さて、咲夜さん。私たちも負けてはいられませんね！
「ええ。今日は奮発して、ちょっと良い竿を持ってきましたよ」
おっと、咲夜さんが銀色に輝く得物を取り出しました。
手馴れた仕草でエサを取り付けます……まずは何から試してみますか？
「ここはオーソドックスに、赤毛玉で行ってみましょうか」
さあ、今日の一投目です。
流れの中腹あたりに行きましたね。
ウキの動きを見守りつつ、周りの様子もお伝えしていきましょう。
では咲夜さん、ご健闘を！
（咲夜、片手で釣り竿を操りながら親指を立てて返す）
いやー、流石は瀟洒なメイド長。
表情一つ変えずに活餌を針にぶっ刺しましたね！
……おや、あちらにも見知った顔が。少し話を聞いてみましょう。
こちらでは黒谷ヤマメさんが魚を狙っています。
竿をお持ちでないようですが、どうやって？
「私は投網が専門だよ。うまく行けば一発でたくさん獲れるしね」
なるほど。おっ、行きますか？
「スパイダーストリング！」
鮮やかなお手並みですね。扇を広げるように網が開いていきます。
ここで獲れる魚では、どんなものがオススメですか？
「そうだねー、私はサン魔が好きかな。よく七輪で焼いてるよ。お燐もここのサン魔には目がないね」
あっ、私も食べたことありますよ。脂が乗っていておいしいですよねー。
おや、あちらでは珍しい方が水面を睨んでいます。
声をかけてみましょう。
なんと、幽霊楽団でお馴染みのルナサさんです。
今日はお一人でここへ？
「……ああ、うん。妹達が……魚が食べたいって言ってね」
見たところ、釣り竿も網もお持ちでないようですが？
「……私のやりかたは、ちょっと変わってるから。耳を塞いでおいてね」
む？
～♪ドナドナ（ルナサ独奏）～
……うわあ、憂鬱な曲ですねえ……。耳を塞いでいても応えますよ。
流れに向けてヴァイオリンを鳴らしていますが、何が起きるのでしょうか？
（数十秒経過）
む？
どうしたことでしょう、大きな魚が自らルナサさんに向けて泳ぎ寄っていきます。
見てください、あの死んだ魚のような精気のない目を。
……あっ、自分から陸に向かって飛び跳ねました！
ルナサさん、素早く魚を拾い上げます。
「……これは見事な魔ダイね。今日はついてるわ」
実に不思議な漁法ですね。
「私の曲を聞くと、生きる気力をなくして鬱になった魚が自分から寄ってくるのよ」
なんと……。
ルナサさん、微妙に唇の端が上がっていますが。
「……大きな魚が獲れたから。テンション上がってきた」
あなたが言っても、なかなかそうは聞こえませんよ……。
あっ、またルナサさんがヴァイオリンを構えました。
このままでは私も鬱になるかも知れません。早々に退散するとしましょう。
では、私はこれで！
（ルナサ、ぎこちない笑顔でそれに応える。傍らには死んだ魔ダイが転がっている）
―――― C M ――――
～♪SNAKE EATER～
「この先にはわが同志たちとZUNが待ち構えている。さぁ、こいっ！｣
「ようやく捉えたわ。我らはザ･ボスの娘達……私はザ･ジェラシー。
おまえにこの世で最高の妬みをやろう。いくぞっ！｣
「怒りよ！ 私はザ・フューリー。
ロイヤルフレアでお前を焼き殺してやるわ！ 巨乳どもへの憤怒よ！｣
「ザ・ライアー、任せたわ｣
「私はザ・ライアー。あんたにまだ見たことのない、本当の詐欺行為を見せてやるわ。私の巣の中で……｣
「ザ・ソロー、いるの？｣
「悲しい……悲しい……名無しは悲しい……私はザ・ソロー。
お前が傷つけた脇役どもの悲しみを知るがいい｣
「ジ・エンドはすでに死んでいる。時が来ても寝ている。だから代わりに従者が出る｣
「蛇よ！ 聞こえるか。私はジ・エンド（の代打）。貴様に本当の気苦労を見せてやろう｣
「これで５人そろったわね。今度は地獄の底まで一緒……｣
「バストサイズはもともとひとつだったのだ。
引き裂かれたプロポーションをひとつにする。
そのためには力が必要だ……世界をまとめるに足る絶対的な補正下着が。
それが小ブラ部隊……そしてジェルパッド｣
ホタルギアソリッド3 スネークイーター Coming Soon……
――――番組再開――――
（カメラの前を、角に魚が刺さったままの勇儀が通り過ぎる）
おっと、CM終わりですか。
相変わらず、多くの太公望で河辺は賑わっています。
ここで再び咲夜さんの様子を見に行ってみましょう。
釣果は出ているでしょうか？
咲夜さーん、調子はどうですか？
「あら、丁度良い所に。これを見て、大物ですよ！」
おっ、何か凄いのが釣れ……あ、あれ？
（得意げな表情の咲夜の隣に、ぐったりとした衣玖が横たわっている）
えーっと……？
「上流のほうから流れてきたみたいね。私の竿に引っかかったの」
確かに、羽衣らしきものに釣り針がかかった跡がありますが……魚、なんでしょうか？
どこかで会ったような気もしますが……。
「今夜のおゆはんはウナギにしようかなぁ……いや、何でそう思ったんだろう？」
ウナギ……。
おや、霊夢さんがこちらへやって来ますね。
何かあったのでしょうか？
「どうも様子がおかしいわ。さっきから、魚の姿が全然見えないの」
む、そうですか？
カメラさん、ちょっと河を映してみてください。
（水中カメラも投入されたが、魚は全く映らない）
ほんとだ。
確かに、何かおかしいですねえ……。
ちょっと上流へ向かってみましょうか。
（文たち、霊夢も加わって上流へ向かう）
おや、さっき通り過ぎた勇儀さんの姿がありますね。
ちょっとお話を伺ってみましょう。
「おや、いつぞやの天狗たちじゃないか。どうしたね？」
釣りをしてたんですけど、急に魚がいなくなったらしいんですよ。
上流でなにかあったのかなー、と思って……。
「ああ、それならあいつのせいじゃないかな。ほら、あそこ」
ん？
あっ、あそこにいるのは酔いどれ鬼！
「萃香も釣りに来てたの？ さっきから魚の姿が見当たらないんだけど、何か知らない？」
「おー、霊夢。釣りって言うか、何て言うかね……」
カメラさん、萃香さんの足元をアップでお願いします！
（カメラのズーム。萃香の座っている岸辺の周囲が、妙に黒々と波立っている）
「なるほど……魚を萃めてたのね。なら、私もここで釣ることにしましょう」
おっと、原因に気付いた咲夜さんが魚群に向かって竿を振りました。
――――これは凄い、入れ食いです！
霊夢さんも後に続きます。
「おー、バシャバシャいってる。これは大漁の予感ね！」
……釣り番組的に、これってどうなんでしょうね。
おおーっと、何処からともなく聞き覚えのある憂鬱なメロディーが近づいてきます！
魚群の移動を追ってきたようです！
今度はもっとダウナーな選曲ですね。
～♪まっくら森の歌（ルナサ独奏）～
うわあ……。
あっ、生きる気力をなくした魚たちが大量に浮かんできました！
このままでは釣り番組の体裁を保てなくなりそうなので、今週はここら辺でお別れにしましょう。
それでは皆さん、幻想の水辺でまたお会いしましょう。
さよーならー！
ガチンコ漁やビリビリ漁なんてメじゃないね。
飾らない文章も良い味出してる。
吹いたｗｗ
やっぱうどんげか？
>角に魚が刺さったままの勇儀が通り過ぎる
どうやったらそうなるんだww