Coolier - 新生・東方創想話

妹紅危機一髪 前編

2004/10/25 11:10:03
最終更新
サイズ
14.94KB
ページ数
1
閲覧数
893
評価数
3/38
POINT
1470
Rate
7.67



 空にはまん丸な満月の出る晩。
 普段ならこんな綺麗な月を横になりながら見て眠りにつくはずだった。しかし、実際は鬱蒼と茂る竹林の中をひたすら逃げていた。
 何故あいつらに追われているのかも心当たりが無い。・・・多分。
 普段なら返り討ちに出来る相手だが今は非常にマズイ。むしろ、それを計算に入れて襲って来たのかもしれない。
 数刻前、肝試しに来たと言う人間と妖怪の妙な二人組と弾幕ごっこをしたばかりで体中が痛くてたまらない。十回、いや十一回近く目も当てられない状態にされ、リザレクションする体力もスペルカードを発動させる余力も残っていない。
 現に体を動かす度に全身に激痛が走りとても痛い。今すぐにでも止まって休みたい、が止まればあいつらに追いつかれて何をされるか分かったもんじゃない。
 休んでも地獄、逃げても地獄という感じである。
 ・・・とても泣きそうな気分である。
 それでもまだ後者の方が幾分ましである。今、追ってきている奴らには捕まる訳には絶対にいかない。特に後ろから追ってくる奴には捕まりたくない!というか
   ひゅっ
 捕まえる気があるのかも怪しい。
 何度目かとなる後ろからの攻撃を竹の影に隠れて回避した。
   カツンッ    じゅぅぅぅ~~~
 突き刺さる音と共に聞こえる嫌な音に何度目になるか分からない確認のため、恐る恐る覗くと向けると竹はまるで酸に溶かされたように溶解していた。

「あら、ハズレ。」
「・・・あんたら、本当に私を捕まえに来たのか。」
「ええ、もちろん。」
「嘘つけぇ~!」

 絶対に捕まえる気が無い!それだけは言える事は確かだ。あんな竹を溶かすようなものを投げながら微笑んでいる奴なんかの言うセリフじゃない。
 それになんだ。あの手に持つ妖しげな色のした液体の入った注射器は・・・。あんな色のした液体今まで見たことが無い。それに、あいつの通った後の竹林が枯れだしているのは気のせいだろうか。

   バンッ

「はっっ!!」

 カール・ルイスもビックリなダッシュ力で一気に前に走りこんだ。瞬間、さっきまで頭のあった位置を何かが物凄い勢いで飛んでいった。
 完全に避けきれなかったのか、はらりと後ろ髪を数本を持っていかれた。そして一瞬遅れて横にあった竹が派手に爆砕した。見事に木っ端微塵である。
 その光景を見て少しでも走るのが遅かったら、自分の頭もあんな感じになっていたんだろうなと他人事のように思いながらもさっき以上に全力で逃げる事にした。

「止まらないから当たらないじゃない。」

 止まっていたら死んでいただろうが!とつっこみを入れたかったが逃げる方が優先である。
 横合いからは手を銃のように構え座薬のような弾丸を撃つ兎の少女。さっきから頭や、心臓といった急所を狙いを澄まして狙ってくる。こちらも私を捕まえるために来たはずであるがそれも疑わしい。
 絶対にあいつらに捕まるわけがいかない理由がこれだ。むしろ、捕まる前に死ぬのが必至である。
 後ろからは何か訳の分からない環境破壊物質入りの注射器を投げる赤と黒の妖しげなナースと横からは座薬にしか見えない弾丸を乱射するうさ耳ヒットマン。彼らが一体なんの目的があってここに来たのか分からない。
 ただ一つ、こいつ等が来るという事はあいつが絡んでいるのは間違いない。あのギネスにも載りそうな引き篭もり歴千年を越えるわがまま姫、輝夜が絡んでいる事は確かである。
 ちらりと後ろを振り返るとそこにあったはずの竹林は見るも無残な状態になっていた。

「・・・・・・・・・」

 取り敢えず、今は考えるより逃げる方が先決だと改めて実感した。
 後方から近づく何がしたいんだか分からない連中。あいつ等に

「私が一体、何をしたっていうんだぁ~!?」



・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・



 妹紅が永琳と鈴仙から逃げる少し前、妹紅は人間と妖怪という妙な組み合わせの二人組に負けて冷たい地面の上に体を横たえていた。


「あ~、体中が痛い。痛い~。痛い~。」

 こうでも言ってないと痛みで発狂しそうである。
 いくら不死身といってもあんなに攻撃されれば痛いものは痛い。僅か数十分の間に十回近くも殺されたのは生きていて初めてである。

「それもこれも全部あいつのせいだ。覚えてろよ、輝夜ぁぁぁぁ~。」

 こんな体にした事もあるがあの妙な組み合わせの二人組も輝夜がけしかけた事も許せない。こっちが死なないと分かっていてこんな事をするのだから腹立たしい。
 まあ、こんなやりとりでむかつくのも今更ではある。奴の性格が見た目以上に凶悪である事はここ数百年でわかっている事だ。
 そうこうしている内に大分体の痛みが収まってきた。何時までもこんな冷たい地面で寝ていては風邪を引くと思い、起き上がる事にした。
 手をつき起きあがろうとして全身に痛みが走った。それでもなんとか立つ事は出来た。

「・・・家に帰ろ。」

 なんだか妙にお腹の辺りがすうすうするし、少しへこんでいた。そういえば、今日晩ご飯食べてなかったからなと思いながら痛みを堪えて帰宅することにした。
 が、

「あら、生きていたの。」
「会っていきなり失礼な奴だな。・・・で、なんであんたがここにいるんだ?」

 帰ろうとした矢先、出来れば会いたくないランキングトップ5に入る輩に会ってしまった。
 もちろん、1位は言うまでも無く輝夜だが・・・。

「いえいえ、ちょっとした用事で来まして。」
「へぇ~~~。」

 ポケットに手を忍ばせてスペルカードをいつでも取り出せるように準備する。今の状態でも一つぐらいは発動できる。
 こんな人里離れた竹林に用事で来るなんて一つしかない。また輝夜が私を殺せと言ったに違いない。

「今日はやりあうつもりは無いわよ。ほら」

 確かにひらひらと振る両手にはいつも携帯しているはずの弓矢は無い。その代わりに何か見覚えのある艶々した黒いものがぷるぷると震えていた。

「って、何を握ってるんだ、あんた」
「なにって。そこで新鮮な生き肝が落ちていたもんだから薬にでも使おうかと思って。」
「それは私のだ!返せ!」
「あ、せっかく拾ったのに・・・」

 人が痛みで苦しんでいる時に何をしてくれているんだ。これだからこいつには会いたくなかったんだ。
 奪い返して改めて見た自分の肝は素直に綺麗に思えたのは余談である。

「で、本当に何しに来たんだ。」

 何時までも自分の肝に見惚れていては変な人扱いされかねないので取り敢えずポケットの中に押しこんで話を戻した。ポケットに入れる時、肝が生地で擦れたせいかお腹の辺りがくすぐったいという妙な感触があった。

「まあ、冗談はこのぐらいにして。あなたに要があって。」
「私に何の要だ?(冗談だったのか?)」
「実は・・・その・・・」
「!」

 急にしおらしい態度を取る永琳にさすがの私も驚いた。それも頬をほんのり上気させもじもじとし目を潤ましている。
 まるで、恋する乙女のような感じだ。あの永琳がだ!

「・・・帰る。(まさかな・・・)」
「ま、待って!」
「なっ!」

 さすがに怖くなったのですばやく撤退しようと体を反転させた途端、袖を掴まれ物凄い勢いで元に戻された。
 それはもう体の骨がきしむような速さで。無理矢理振り向かされた目の前に永琳の顔があった。お互いの息を感じるほど近い距離である。
 もし、誰かが後ろから頭を押そうものなら・・・。
 それだけは全力で回避したい。しかし、掴まれた腕は万力のように私の腕を捕らえて離さない。
 そして、何を思ったのか目を瞑って近づいてくるではないか。
 マズイ、非常にマズイ。
 絵的にもかなりデンジャラスな部類に入る。私はこんなアブノーマルな世界の住人ではない。でも、永琳が可愛らしいと感じるのは何故だろうか。
 ・・・はっ!一体何を考えているんだか、私にそんな気は一切無い。輝夜と一夜を共にするほど有り得ない。
 ・・・って、何を考えているんだぁ~~、私は~!

 ・・・ふっ、私も男だ(?)。覚悟を決めたぜ。毒を喰らわば皿までって言うしな。

「永琳!私は」

   ぷすっ

 ・・・ぷすっ?
 覚悟を決めて見た永琳の顔はそりゃあもうこれ以上にないって位にニヤけていた。それに腕に感じる何かに刺されたような痛みはなんだろう。
 それに急に息苦しくなってきたような・・・。

「どうだった、ウドンゲ。私の完璧な演技は!」
「・・・ええ、すごかったです。(演技には見えないほど)」

 何時からそこにいたのか竹林の中からうさ耳の少女が出てきた。そして、何故か体には防護服を着用していた。
 そして、何時の間にか永琳も全身防護服を着用していた。

「妹紅も可愛い所があるのね。あの表情写真にでも撮っておきたかったわ。」
「それより師匠。そろそろ脱いでとっていいですか。少し動きづらくて・・・」
「う~ん、吸いこまないよう気をつけてね。」
「・・・一体、何を使ったんですか?」
「『ゲルセミウム・エレガンス 』よ。」

 ピンポーン♪
――― 解説 ―――
 ゲルセミウム・エレガンス、別名「冶葛」という名で呼ばれ、日本では正倉院の秘蔵されていた宝物である。
 その毒性は、「葉っぱ3枚とコップ1杯の水で死ぬ」と言伝えらる世界最強の植物毒を持つ神秘の花である。
 なんと、青酸カリの40倍という世界で最も強い毒性を持つ植物である。
 残念ながら日本で見ることはできなく、世界でもなかなか手に入れることの出来ない稀少植物。
 症状として、呼吸麻痺、嘔吐などといった症状が起きるが致死の原因は定かではない。

                                             ――― 八意永琳の毒々豆知識 より 
「と、いう効果よ。勉強になった?」
「はい、勉強になりました!」
「お、まえら・・・」

 呑気な事を言っている間にそんな危険な物を打ち込まれた私はスルーですか・・・。
 あぁ、そんな事言っている間に意識が遠のいてくるし。きっと、今なら冥界の門を叩けそうな気がする・・・。こんな意味も分からない状況で死んじゃうんですか、私は。
 お父さんお母さん長い間、待たせてしまってごめんなさい。
 でも、やっと私も天に召される時が着ました。ほら、小さな天使達が私を迎えにきたみたいです。
 あ~、天国のお父さんお母さん、今、私も行きますからね~~~

「師匠。さっきからこの人、ニヤニヤしながら痙攣してて怖いんですけど・・・。」
「おかしいわね・・・。確かに猛毒なのに死ぬ気配はないわね。(ツンツン)」
「やっぱり不死身だからでしょうか。・・・師匠ぉ~、早く連れて行きましょうよ。なんだか妖しげな液体が耳から出でますから。」
「う~ん、もう後ほんの少し待って。(ツンツン)」
「師匠ぉ~。(泣」
「わ、分かったから、もう少しだけ。(ツンツン)」
「少しだけですよ。(私もやってみようかな)」
「・・・(ツンツン)」
「・・・(つんつん つんつん)」
「・・・(ツンツン ツンツン ツンツン)」
「・・・(つんつん つんつん つんつん つんつん)」
「・・・(ツンツン ツンツン ツンツン ツンツン ツンツン)」
「・・・(つんつん つんつん つんつん つんつん つんつん つんつん)」
「・・・(ツンツン ツンツン ツンツン ツンツン ツンツン ツンツン ツンツン)」
「・・・(つんつん つんつん つんつん つんつん つんつん つんつん つんつん)」
「・・・(ツンツン ツンツン ツンツン ツンツン ツンツン ツンツン ツンツン ツンツ・・・)」
「お、お前ら!いいかげんにしろぉぉぉぉ~~~!」
「あ、生き返りましたよ。(つんつん)」
「ええ、これで死なないなんてゴキブリ以上ね。(ツンツン)」
「つんつんするなぁ~!」

 人のことを道端に落ちてる物みたいにつんつんしやがって・・・。
 しかし、さっきのは本気でヤバかった。不死身なのに死の世界が見えたぞ。おかげで体験できない世界を見ることが出来たが。
 それより、

「本当に、お前ら何しに来たんだ!」
「そんなに怒らないでよ。ちょっとした冗談よ。」
「冗談で殺されたくない。」

 もう、どうでもいいからこんな連中と早く別れたい・・・。

「じゃあ、そろそろ始めましょうか。うどんげ。」
「はい、分かりました。師匠。」
「ぅ、なんだお前ら。」

 二人とも目が血走っているし、なんだそのロープは!
 なんだか嫌な感じが

『妹紅、大人しく捕まりなさい!』



・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・



「全く、なんで私が追われなきゃならないんだ。」

 命からがらなんとかあの狂乱者達から逃げ切る事が出来た。
 しかし、おいそれと出て行けば簡単に見つかってしまう。せめて、スペルカードが十分に使えるようになるまで何処か安全な場所に身を隠したほうが得策である。
 と、言っても私が安全に身を隠せるところは慧音の所ぐらいしか思い当たらない。
 ここから近いし信頼も出来る。大怪我を負った時も献身的に看護してくれたし、今では私の一番の友達である。だからこそあいつ等に見つかった時、迷惑がかかるのが気掛かりであった。
 行くか行かないか悩んでいる間も後方から時折聞こえる狩猟者の声は着実に私に近づいてきている。
 捕まった時、今度は何をされるか分かったもんじゃない。

「・・・やっぱり、慧音の所しかないか。」

 恐怖に負けた私は心の中で慧音に謝りながら、結局慧音の住む家に向かう事にした。

     *

 なるべく、あいつ等に見つからないように慎重に移動した結果、なんとか慧音の家に辿り付く事が出来た。
 月も沈み、後数刻で朝を迎えようとしているのに家にはまだ明かりが灯っていた。。

「慧音の奴。また夜更かしして・・・」

 朝まで明かりが灯っていた事もあるのだから別段珍しい事では無い。
 またいつも通り、机に向かって小難しい書物を読んでいたり、歴史書を綴っているのだろうと思い障子をほんの少しだけ開けて中の様子を窺ってみた。
 案の定、慧音は机の所にいた。ただ、本を読みながら寝てしまったのか顔を本に埋めた状態で寝ていた。

「・・・おじゃましま~す。」

 念の為、部屋を見回したが誰もいなかったので勝手ながら上がらせてもらう事にした。
 部屋には暖房器具などはもちろん無くとても寒い。せめて勝手に上がらしてもらっているので慧音が風邪を引かないようにと押入れから毛布を取りだし、かけて上げることにした。

「慧音、風を引く・・・ぞ・・・?」

 もっと早く気付くべきだった。
 慧音の腕が筆を持ちながら突っ伏しているのではなくだらんと力なく垂れ下がっている事に。
 そして、銀と青の綺麗な髪を持つ頭の登頂部に不自然なほどに膨れ上がったたんこぶがある事に。
 そして、当の慧音本人が寝ているのでなく目を廻して気絶している事に。
   ひたっ
 足跡が一つして背中にぴったりと張り付くように感じる誰かの気配。
 自分でも驚くほど手に汗をかいているのが分かる。もし、本当に私の推測があっているなら後ろにいる人物に該当するのは一人しかいない。
 後ろを振り返るのが怖い。
 でも、後ろを振り向かなくとも数秒後には私も慧音のように撲殺されかねない。なら、後ろにいる人物を説得して、この危機的状況を打開するしかない。
 覚悟は決めた。
 後はタイミングを見誤らなければ・・・・・・今だ!

「てゐ!話せば分か・・・」

 振り向いた瞬間、弁明の余地無く幼い少女の放つ木づちが私の意識を刈り取って逝った。

「・・・(にやにや)」


         ― * ―


「ねぇ、永琳。まだ駄目なの?」
「もう少し待ってください、姫。え~と、じゃあ、これぐらいでどう?」
「不死の血なんて珍しいから、これぐらいで貸してあげるわ。」
「ありがと。後で、借りたものと一緒に送るわね。」

 そこにいるのは永琳か?ということは私、捕まっちゃたんだ。それにしても、てゐの奴思いっきり殴って頭が今でも痛いじゃない。
 それになんだか身動きも出来ないし。また永琳の奴が何かしたのか?

「そうしてもらえるとこっちとしても助かるわ。わざわざ、こんな所まで来なくて済むし。」
「そこまでひどい所じゃないと思うけどね。あ、姫、危ないですから振りまわさないでください。てゐも勝手に持っていかないで。」
「永琳。早く始めましょうよ。(ザクザク)」
「・・・(ざくざく)」
「てゐも姫も顔に出さずそんな惨たらしい事をするのを止めてください。見ているこっちが痛くなってきますから。」

 痛い?
 惨い?
 何の事を言っているんだ。
 それに、脇腹と腕の辺りむずむずして・・・なんだか段々痛くなってきたような・・・

「って、痛い!痛い!痛い!」
「あ、おはよう妹紅。元気だった?(ザクザク)」
「・・・(ざくざく)」
「元気だったじゃない!あんた達のせいで、その元気が失われている所よ!」
「それは大変ね。(ザクザク)」
「・・・コクコク(ざくざく)」
「他人事のように言わないで刺すの止めろ!止めてください!止めてくださいませ!」

 そこまで言ってようやく止めてくれた。
 私って誰かに突つかれる運命の星の元に生まれてしまったのだろうかと本気で考えてしまった。
 本気で一発殴ってやろうかと思い、腕を上げようとしたがビクともしなかった。それもそのはず、頭だけ出して体がすっぽり巨大なタルの中に埋まっていたからだ。
 そして、そのタルには無数の穴。
 そこに刺さるように二本の長いナイフ?のような剣が刺さっていた。

「主役もお目覚めのようだし、私は帰るはね。」
「ご苦労様でした。」

 まるで、瞬間移動でもするかのようにメイドような人影はあっという間に消えてしまった。そして、残ったのは私と永遠亭のいつものメンバー四人だけ。
 それも、みんな私に刺さったナイフと同じナイフを両手に握って血走った目でこちらを見ている。
 背筋が凍るように寒いと感じるのはこの瞬間のことを言うのだろう。

「じゃあ、始めましょうか。」

 意気揚揚と近づいてくる宇宙人達。

『黒髭危機一髪の開始よ!』

 今度こそ本当に死ぬかもしれません。最後にもう一度朝日を拝みたかったです。
 このろくでも無い宇宙人に囚われた私に明日はあるのでしょうか?

え~と、まず謝罪をしときます。
キャラがかなり凶悪化していて読者の方々のイメージをぶち壊してしまったかもしれません。
もはや、ギャグなのかホラーなのかも微妙な作品。
はぁ、もう少し国語の授業をまともに受けておくんだったとしみじみと後悔する今日この頃。
キャラ支援期間をズラして投稿したのも読んでいただければ分かりますよね。

取り敢えずどうしてこんな作品になったのか?
妹紅をいじりたかったからで、それに色々とくっついてこんな事に・・・悲惨な出来ですね。
てゐもかなりの腹黒キャラに・・・。
中ボスであんな凶悪な弾幕は反則だ!という事も入り、撲殺木づち娘に。ちなみにてゐは自分の中では無口という設定です。
永琳・・・は、もろに某マジカルアンバー娘化してます。
最初、あの格好を見た時、ナースに見えたのはマジです。本人の年を考えるとかなり無理があるとおもいますがw
少しでも、笑えてもらえれば幸いです。

余談
ゲルセミウム・エレガンスは本当にある猛毒植物ですよ~。架空ではないです。
現存する毒の中でもトップです。
昔、正倉院に保管されていたそうで。14㎏近くあったそうですが現在300gぐらいしかないそうです。
青酸カリは僅か0.5gであの世行きなので、その40倍って一体どれくらいなんでしょう。
試してみたい気がするが死にたくないので遠慮しときますw
エレガンスはラテン語で簡潔とかいう意味らしいです。簡単に死ねるからそんな名前が出来たんでしょうね。

人気投票で妹紅と慧音にはもう少しがんばって欲しかったです。でも、あのメンバーならあれくらいか。

10/27 誤字脱字を修正。
     細かな脱字が多いです・・・
     こういう書き方は初めてなのでご指摘を下さった方々ありがとう!です。
10/29 文章構造を大幅に修正。
     改めて見ると、明らかに文章が滑らかでは無い。書き直すと原文が残らないほど感じた。
     その辺は今後の精進で直していきますので、今回は勘弁(汗
RIM
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.1330簡易評価
4.60SETH削除
この殺意だけでサスペンス映画が5・6本は作れそうなのに

雰囲気がトムとジェリーみたいなのはなんかすごいw
16.30MSC削除
妹紅逃げて、妹紅逃げてぇぇ~~~~!
そうとう黒いですね、でも永遠亭のキャラはきっとこんな感じ(ぉぃ
ネタは非常に面白いと思います。
永琳なんか冷静でいて残酷とかなり怖い。
ただ、それだけに非常におしい。
中の文章は読んでいて楽しいんですが、何処か風味に欠けると言うかギャグ要素が少々少ない感じがしました。
キャラの動きは良い、ただその中身が薄かなと思いました。
例えば、考えているんだぁ~~、私は~!から ・・・ふっ、私も男だ(?)
の間にもうちょっと文があった方が面白味があったかなと。

誤字・・・・?
討ちに出来るの相手→討ちに出来る相手
これぐらいで貸したあげるわ→これぐらいで貸してあげるわ
これは微妙ですね。文章としては通じない事もないですし。

色々と人の事言えない馬鹿が喋ってもうしわけないです。
続編期待して待ってます。




19.50MUI削除
永琳より、終始マイペースな鈴仙のほうが私は怖いです。殺れと言われれば殺っちゃいそうなあたりが。
危機一髪というより、ほぼ絶体絶命!という感じに書かれていますが、むしろ妹紅も境遇を楽しんでいるような気がしてなりません(笑)。
私はギャグセンスがないので素直にウケました。

冒頭、二人にとっ捕まるあたりまで、改行をいくつか入れると文が引き締まって、全体の流れにもスリリングな雰囲気が出ると思うのですが、いかがでしょう。