Coolier - 新生・東方創想話

壊愛(コワシアイ)

2004/10/10 08:18:41
最終更新
サイズ
1.66KB
ページ数
1
閲覧数
1244
評価数
1/31
POINT
1040
Rate
6.66
レミリア様、朝食のお時間でございます。
レミリア様、習い事のお時間でございます。
レミリア様、昼食のお時間でございます。
レミリア様、習い事のお時間でございます。
レミリア様、夕食のお時間でございます。
レミリア様、お休みのお時間でございます。


「貴方達は私にばかり構うのね。少しは妹に構ってあげたらどうかしら?」


それは駄目です。フランドール様は禁忌の存在でございます故。
それは駄目です。フランドール様は我々を壊してしまいます故。
それは駄目です。フランドール様は気が触れています故。
ソレハダメデス。フランドールサマハオカシイデスカラ


「酷い言われ様ね。私のフランはとてもとても可愛いわ。貴方達も少しはフランの事を理解しておあげなさい」


レミリア様がそう仰るのであれば、我々はフランドール様を理解しましょう。
レミリア様がそう仰るのであれば、我々はフランドール様に壊されましょう。
レミリア様がそう仰るのであれば、我々はフランドール様を壊しましょう。
レミリア様がそう仰るのであれば、我々もフランドール様とコワレマショウ。


「ああ、可哀想なフラン。誰もあなたを解ってくれないわ。あなたは私を慕うけど私以外を慕ってくれないわ」


レミリア様、フランドール様の朝食のお時間です。
れみりあさま、ふらんどーるさまとこわれるおじかんです。
レミリア様、フランドール様と一緒にオカシクなってください。
我々はもうおかしいのでお2人もオカシクナッテクダサイ。


「はぁ。貴方達も失敗ね。自分達と同じ考えで私達を理解しようとするから壊れてしまうのよ」






「起きなさい、フラン。朝食の時間よ」

「姉様、一緒に食べてもいい?」

「ええ、あなたがそれを望むなら」

「姉様、大好き!」

「えぇ、私もよ。フラン」



あなたは だれにも わたさない

わたしの わたしだけの フランドール

あなたをとじこめて こわれても わたしだけが あなたをあいしてあげる






ざれごとというか駄文

人間の私には悪魔の感性なんて解らないので、私達からみて狂っているような
日常でも彼女達には、ごくあたりまえの生活ではないのでしょうか。
ちょんまげ
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.960簡易評価
19.80MIM.E削除
こういう話大好きです。
悪魔の気持ちは分かりませんが、壊れるくらい好きな人に壊されたいくらい好き、と思ったことならあります。