花はさかりに 月はくまなきをのみ 見るものかは
雨にむかひて月を恋ひ たれこめて春のゆくへ知らぬも なほあはれに情け深し
咲きぬべきほどのこずゑ 散りしをれたる庭などこそ 見どころ多けれ
訳
花は満開のときだけを、月は満月のときだけを、ながめてみるものだろうか。
雨の降る夜にかくれている月を想ったり、御簾をおろして春の行方を知らないのもやはり趣き深いものである。
これから咲こうとしている梢を見あげたり、あるいは、すっかり花が散ってしまった庭をながめるのも、また趣き深いものである。(詠人:卜部兼好)
* * *
白玉楼の庭の広さは、自称ではあるが二百由旬にも及ぶと言われている。
そして、そこに在り続ける事が理である死人の姫、西行寺幽々子。
その力の強大さ……ではなく、お気楽ぶりと天然さで、白玉楼で知らぬ幽霊などいない存在である。
「……はぁ~。いい風ね」
屋敷の縁側で、幽々子は一人湯飲みを傾けていた。季節は秋、刻の頃は夜更け。
基本的には幽々子の側にいる庭師の少女は、現在台所で三度目の団子作りに追われている所である。なお、二度作られた団子の大半は幽々子の腹の中だ。
今宵は暦の上で中秋の満月……と言いたい所ではあるが、実際はその翌日。
僅かに欠けている月の姿を見つめ、幽々子は軽く笑った。
「そして、いい月ねー……ねえ妖夢」
そう言って後ろを振り返ると、白くて丸い団子の山が幽々子に向かって歩いて来ていた。
「幽々子様……やっぱり、わざわざ何も中秋の次の日にお祝いしなくても良いと思うのですけれど、満月も取り返して来たんですし。日付間違えてる人間以外で、わざわざ前の日にお祝いしようなんておっしゃるのは幽々子様くらいですよ、絶対」
団子を置いて、妖夢は自分の主人に先ほどから気になっている事を口にした。
その言葉に幽々子は小さく笑って妖夢に尋ねる。
「あら。でもいい月じゃない?」
「綺麗だとは思いますけど……どうせならば、満月でお祝いしたかったです」
妖夢はどちらかと言えば、満月の方が良かったらしい。
早速とばかりに出来たばかりの団子をつまみつつ、幽々子は空を見上げた。
「そうねぇ、妖夢の言う事も間違いじゃないと思うけど。妖夢はやっぱり完全な物が好きかしら?」
幽々子は何気ないように妖夢に尋ねた。
が、妖夢は少しもじもじとしている。
「……あの幽々子様。笑わないで聞いて頂けると嬉しいんですが……」
おずおずと切りだす妖夢。何かを恥ずかしがっているのか、少しだけ顔が赤い。
「ええ、わかったわ」
幽々子は既に5つめの団子を頬張りつつ言葉を返す。さらりと。
その幽々子の反応には大いに不安を感じる妖夢だったが、妖夢は主の問いに答え始めた。
「私はその……庭師としても剣士としても、まだまだ半人前ですから」
恥ずかしいのか、少し体をもじもじさせながらではあったが。
幽々子は、その言葉に団子をつまむ手を止めた。
「ですから……満月とか、幽々子様のなさろうとしていた満開の桜とかに少しだけ憧れが無い訳ではなくて……って幽々子様もう笑ってますしっ!?」
幽々子にとってはよっぽどツボだったのか、お腹を抱えて笑う幽々子。
団子が喉に詰まったのか、笑いながら転がる始末である。
「……笑わないで下さいって言ったじゃないですかぁ……」
あんまり力一杯笑われて、涙目になる妖夢。
笑いすぎでしばらく咳き込んでいた幽々子だったが、ようやく収まる。
「いやいや、これでも笑わないように努力はしたんだけどね。あんまり面白くて可愛くて、死ぬかと思っちゃったわ」
「…………うー」
妖夢は非難の視線を幽々子に送る。
が、幽々子とっては割といつもの事なのでそんなに気にしない。幻想郷の住人にしては珍しく生真面目な妖夢をいじるのは、幽々子の楽しみの一つである位だから。
「ただね。完璧な物も良いけれど、少しだけ欠けている物にも趣はあるものよ。どちらかと言えば、私は少しくらい欠けている方が好きかしら」
拗ねて下を向いていた妖夢が、その幽々子の言葉に驚いて顔を上げた。
西行妖を満開にしたいと言った幽々子にしては、相当に意外な言葉だったからである。
「あら。意外だったかしら? でもね、月や桜を見てたら分かるけど完全な物が一番良い物と決め付けてしまっては、後が寂しいわよ。悪くなる一方だものね」
幽々子の言葉はどこまでも事実である。満月や満開を最も優れた物としてしまえば、後は欠けて行く……或いは散っていくだけなのだから。
「それに、世の中には完全な物や変わらない物ってほとんど無いのよ。無いのが普通。妖夢は絶対零度って何度か知ってるかしら?」
急に問題を出されて、妖夢は軽く狼狽する。
「え? 絶対零度ってその……確か、一番低い温度ですよね。……-5000度くらいでしょうか?」
うんうんと頭を捻る妖夢を嬉しそうに眺める幽々子。
「はずれ。この間魔理沙が言ってたんだけど、正確には氷点下273.15度だそうよ。でも、絶対にそこまでは下がらないんですって」
知的な感じの話題ではあったが、所詮幽々子も魔理沙の受け売りである。
「高温と違って、その程度なんですねぇ。でもそこまでは下がらないって、どういう事です?」
幽々子の振った話にいい感じに食いついてくる妖夢。さっきまでのすね顔はどこへやら。妖夢の動かし方を幽々子は二番目に良く知っていた。一番は無論妖夢の祖父であるが。
「んー。魔理沙が言ってた事は、私にはほとんど分からなかったんだけれどね。なんでも絶対零度にしてしまうと、その物の『存在そのもの』が消えてしまう計算になるんですって。でも、冷やすだけでは存在を消せはしないから、どうやってもほんの僅か少し前で止まってしまうそうよ」
「……限界点は分かってるのに、その限界までは絶対に行けないんですね」
何となく神妙に妖夢は話を聞き、そして小さく頷いた。
「そういう事。でも、魔理沙は『そこにロマンを感じるぜ!』とか言ってたけどね。なんでもチルノと一緒に今度、限界に挑戦するみたい」
面白そうに幽々子は笑う。どうやら見学にでも行くつもりなのだろう。
その笑顔は、本当に楽しそうだった。
「私と紫が長い事友人やってる理由も、ひょっとするとそうかもしれないわね。あいつを見てると、完全な物なんて存在しないのがよーく分かるし。……何もかも、みんな隙間だらけよ。そうやって考えたら、私のカリスマが全然ないのも妖夢が剣技もコミで色々半人前なのも当然よねー」
「……幽々子様、言ってて悲しくなりませんか?」
中々に痛いところを突く妖夢。しかし、幽々子の言葉を否定できない辺り妖夢もやっぱり悲しい。
幽々子はというと、笑って誤魔化した。
「あー。ただ、中には完全な従者だって名乗ってる人もいますけど。真っ向から斬りあって私が負けた咲夜って人間でしたけど幽々子様もご存知ですよね」
正面きって切り合い……しかも、リーチの短いナイフとの戦いで完璧に負けて主人の前に辿り付かせてしまった咲夜の事は、妖夢の中でも相当に強く記憶に残っているらしい。
「あら。妖夢は気がついてないの? これだから庭師は愚鈍ってぼろくそに言われたりするのよ」
相変わらず鈍いのねーという感じで幽々子は妖夢を見た。
別にぼろくそに言ってるのは、妖夢をいじる時の幽々子くらいではあるのだが。
「……はい? 気がつくって、何がですか?」
「完全で瀟洒な従者。確かに態度からもそう見えるわよね。でも咲夜の名前って妖夢知ってる?」
優雅に扇を開き、手に持って軽くあおぎながら幽々子は妖夢の質問を質問で返した。
「名前って。あの。十六夜咲夜、で良いんですよね?」
その妖夢の反応に、幽々子は苦笑する。
まるで騙し絵をじーっと見つめながら、いつまでも別の絵に気がつかない幼い子供を見るように。
「そうね。言っておくけど、十六夜って今夜の少しだけ欠けた月の事よ。つまり咲夜は自分の名前で『私は完全じゃありません』って言ってるのよ、面白いでしょ」
「あ――!!」
ここまではっきり言われてようやく気がついた妖夢が、思わず大声を上げる。側にいる魂魄に至っては空中でバタバタと派手に踊っているようにさえ見える程だった。
冷静で忠実で仕事も完璧なメイドだが、実はそんな事をこっそりと、それでいて堂々と言っているのだ。これほど面白い例もむしろそんなには無いだろう。
だから幽々子はそんな咲夜に初めて出会った時、ちょっと可愛いと思ったのだった。まあ、口に出して言うとナイフが飛んでくるだろう事は容易に想像が付くので今も本人の前では黙っているのだが。
「じゃあ妖夢。もう一回お願いねー」
「……え? ああ――! 幽々子様ったら、いつの間に全部食べてるんですかー!」
綺麗さっぱり消えた団子の跡を目の当たりにし、時を待たずにさらにもう一度叫ぶ羽目になる妖夢。
みょん、と小さく鳴いて妖夢は台所に戻る事になる。
そうして、縁側には再び幽々子一人。
少し冷めた茶をゆっくりと飲みながら、幽々子は湯飲みを置き、縁側にゆっくりと倒れこんで空を眺める。こうすれば、見上げる必要も無く月をずっと見ていられるから。
その時、幽々子の脳裏に先ほどの妖夢の意外そうな表情が浮かんだ。
『てっきり幽々子様は、満月や満開の桜の方が好きだと思っていましたよ』
そう、言葉には出さなくても表情が雄弁に語っていた。
完全な物や永遠に続く物なんて無いが、それでも人はそれらを求めずにはいられない。それは人間としての本能なのだろうか。
しかし幽々子自身も全く無自覚であるのだが、幽々子の感情は明確にそれらとは違うのだ。
「完全かどうかは知らないけど、変わらない『もの』なら妖夢の目の前にいるけどねー」
そう、誰に言うでも無しに幽々子は小さく呟いた。
輪廻から外れた幽々子は永遠に西行寺のお嬢様として、ここに住み続けるのだろう。今の季節は梢だけになっている、この西行妖と共に。
だからこそ幽々子は満月ではなく、十六夜に心惹かれるのかもしれない。
自分にはもう、ああして欠ける事は出来ないから。
しかし幽々子はそのような事は別に考えない。そもそも知らないのだから。
幽々子のできる事はただ、十六夜の月を見やってこれもまた趣き深いなと思うのみである。
寧ろ満開の花を求めたあの春こそ、幽々子にとっては非日常だったのだ。あれがただの好奇心だったのか、それともたった一つの出口を探す幽々子の本能のようなものだったのか。
何も知らない事が幸福なのか、それとも不幸であるのかを判断できる者は誰もいない。
とその時。急に幽々子の肩が揺らされた。
「幽々子様、起きてください。こんな所でお休みになられては風邪を引きますよ」
どうやら眠り込んでいたらしく、妖夢に揺り起こされる。
ぼんやりとした頭で、むっくり起き上がる幽々子。
「おはよう、妖夢」
そう言って目を軽くこすった時に気が付いた。眠りながら、自分が泣いていた事に。
「幽霊は風邪なんか引かないわよ、別に馬鹿じゃなくても」
しかし、割と良くある事なので幽々子はもうそんな事を気にはしない。理由が分からないから。
だから幽々子はとりあえず眠気覚ましも兼ねて妖夢の頭を撫でる。わ、幽々子様~、と妖夢の情けない声が上がるのを構わずに。
「髪型がすごい事になってしまいました……」
幽々子が妖夢を解放する頃には、妖夢の言う通り髪型が相当みょんな事になっていた。
「あら。そんな髪の妖夢も可愛いわよ、寝起きっぽくて」
「幽々子様っ!」
妖夢同様、魂魄の頭部らしき個所も寝癖のように乱れていた。眠り込んでいた幽々子の髪型はそのままであるのに、団子作りに勤しんでいた妖夢の髪型が乱れるというのは中々不条理な話ではある。
「でもどうします? お疲れになったのでしたなら、お休みになられますか?」
「まさか。夜は結構短いのよ、それに食べ物を前に寝るなんて勿体無いじゃない」
主のその言葉に妖夢は軽く笑う。普段通りの主人の言葉に。
「じゃあ、そろそろ御酒もお持ちしますね。月見に酒が無いのも風情が無いですし」
その妖夢の言葉を、幽々子は少し不思議に感じた。
「あらら珍しいじゃないの。いつもは『少しは御酒の量をお控えください!』なーんて宴会の席でも言う妖夢が自分からそんな事言い出すなんて」
「……先に言っておきますが五本までですよ」
照れ隠しに頬を掻きながら、妖夢はそう付け加えて酒倉に向かう。
相変わらず誤魔化すのが下手だ、と幽々子は思った。妖夢なりに気を使ってくれたのが幽々子には良く分かる。そんなちょっとした気遣いが幽々子には嬉しかった。
「さて。月見もいよいよ、ここからが本番ね。妖夢、今日は飲み比べでもやりましょうか」
一升瓶を抱えて戻ってきた妖夢を、宴会モードのスイッチが入った幽々子が出迎える。
「何言ってるんですか、底無しの幽々子様に私が勝てるわけ……って、もう注いでますし!」
白玉楼の月見の宴はこれからが本番。
いつものように庭師や多くの幽霊をも巻き込み一晩中飲んで騒ぐ陽気な祭り。
今宵中天に輝くは十六夜の月。どんなに満月に憧れても、決して満月になれない十六夜の月。
その月が、白玉楼の夜を淡く淡く照らし出す。
くまなき月 欠けし月との差はあれど
照らす真下に 差はあらじ ただ願わくは とわに照らさむ (西行寺幽々子)
妖夢への愛情表現に嫌がらせをする、そんな幽々子嬢の株が自分の中で急上昇中。
ついでにカリスマ上がれー(ぉ
はね~~さんの文章構成はどうやら私向きらしく、頭の中に違和感なくどんどん入ってきます。
ストレスなくサクサク読めますね~。
誤字があまりないのも好感触です。
前作品ではかなり細かいところを指摘しましたが、強引にその箇所を見つけたようなものですしw
さて、久々の物悲しいシリアス物ということですが、こういう話もいいものです。
コメディから一転してどこかしんみりするお話。
幽々子の周りのある共通点に、不意に気が付いたのでこの話を、とのことですが・・・案外、どこぞの妖怪にコメディとシリアスの境界を曖昧にされたのかもしれませんよ?
ほら、そこの隙間かr(深弾幕結界
以上、実は深い氏の4コマを即座に連想してしまった読者からの感想でした、まるっ!
作者誰ーーー!!?(ぉ
……失礼しました。
何も知らない事が幸福なのか不幸なのか、確かに分かりませんね。けれど、「何も知らない人(この場合は幽々子)」を傍から見る事は、哀しいものがあります。幸か不幸か、読み手は「知ってる人」でいる事しか出来ませんから。
でも何故でしょうね。一升瓶を何本も空けるうわばみ幽々子を想像すると、そんな哀しみも、幸福も不幸も、なんだかちっぽけなものの様に感じられてしまいます。
咲夜さんの肩書きと名前の対比に関しては、私の知る限りでは見たことは無いです。
どうも、レス遅くなりましたー。ちなみに人気投票で誰にいれるべきか、真剣になやんでます私。
八雲一家の式神コンビには何も考えなくても投票するとして、あと1票を誰に入れるか……。魔理沙にすべきか幽々子様にすべきか……くぅ~、悩むー!
・みっくすさん
どうもありがとうございますー。読者の皆さんへストレスを与えない話、というのは私が心がけてる事の一つなのでそうおっしゃって頂けてとても嬉しいです。
誤字は……いやー、昔(4年前)はこのくらいの短編でも誤字20箇所とか、ザラだったんですよ。ああ誤字が少ないと言われて褒めて貰える位になったのか、自分……(感涙)
なおシリアスは本当に1年ぶりくらいでしたが、自分的には書いてて
「あー、ギャグやラブコメばかりじゃなくてこういうのもいいなぁ……」
と本当にしみじみと思ったり。
でも唐突にシリアスネタ降ってきましたからねー。境界をいじられた可能性かなりあるかもです。でもそういえば紫様って一体何歳なn(神隠し
>寝癖魂魄そして幽々子様のカリスマ
寝癖魂魄はもう趣味というか、深い氏へのファンとしてのラブコール以外の何者でもなかったりw あの方の絵って凄いですよねー。もう影の付け方が天才。さらに私のギャグなんかよりも遥かに面白い4コマのネタ。はーい、完璧に大ファンでーす。
あとカリスマは……無くはないと思うんですよ。ええ。ゆゆ様の曲である、幽雅に咲かせなんてカリスマの塊ですし。
ただ、あのドリキャスマークが(笑)シリアス調で書いてても、ついギャグをいれたくなる私っぽさが出ているとも言えますね、わはは。またお読み頂けましたなら嬉しいですっ。
・裏鍵さん
はぅーっ!(汗)
でも私もそう思いますです、誰でしょうこの作者。
名前伏せたら、多分誰も私だと気が付かないでしょうねぇ。それでいいのか自分っ。……といいつつこんぺでもしっかりラブコメ書いて出陣した私ー(ダメじゃん!)
・いち読者さん
どうも、作者のはね~~ですっ(爆笑)
ああ、しっかりと読み取って頂けたようで嬉しく思います。ありがとうございますー。幽々子も妖夢も何も知らない。でも私達は全部を知っている。
書いててその辺り凄く胸が締め付けられるような思いがしました。ただ、それでも幽々子は今を楽しく生きて(ん!?)るんです。だから、過去を気にすることはないのかもしれません。
これからも幽々子は楽しく暮らして行くでしょうからっ。
>咲夜さんの肩書と名前
おおー。これが初出だとしたなら凄いです。……ただの私の勘違いだったりして(汗)このネタを全面に押し出しての咲夜さんシリアス、近いうちに書くと思います。頑張ろうー。
そんな訳で、約1年ぶりのシリアス。お読み頂けた皆様と感想を書いて頂いた皆様へ最大級の感謝を述べたいと思います。ありがとうございましたっ。
最後に和歌の訳を載せたいと思います。興味がおありの方は、ご覧頂けますと嬉しいです。
くまなき月 欠けし月との差はあれど
照らす真下に 差はあらじ ただ願わくは とわに照らさむ (西行寺幽々子)
表の訳
満月と欠けた月 姿形に差はあるけれど 月の光が照らしだすこの世界は同じものだ
ただ願うことは 永遠にこの世界を明るく照らし続けて欲しい
裏の訳(幽々子様の気持ちです)
生きていた昔と幽霊である今 生死という違いはあるけれど
こうして楽しんで暮らしているのは今も昔も変わらない
だからこうやってずっと楽しく過ごしていければいいと、ただそれだけを願いたい
重みがあり、説得力がありました。