「さて皆に集まってもらったのは他でも無いわ。今、重大な危機が幻想郷に訪れているのよ」
幽々子に貸してもらった白玉楼の大広間に集合した幻想郷の代表者たち。彼女らに緊張が走る。
「今回はその危機について話し合う必要性があるの。今回の議題は…『何故私たちは年下が好きなのか!?』」
「あのー、紫?」
「幽々子、発言は挙手してからね」
幽々子が姿勢を正して挙手する。
育ちが良いから素直で助かるわ。
「その議題が幻想郷の危機なの?」
「勿論よ。良い?年下好きというのは一歩間違えれば『自分の思い通りになる弱い相手しか愛せない』事に繋がるのよ。私たちは幻想郷の重鎮。その私たちが弱い人しか好きになれないと言うのは問題よ。威厳に関わるわ」
「はぁ…」
納得がいかないみたいね。でもね最近、藍が私に構ってくれないのはこの事が原因じゃないかと思ってるのよ、私。きっと威厳不足。
「はい。私からも質問」
この子も意外と行儀良いわね。そういえばお嬢様育ちって結構多いような。
「どうぞ。門番からメイドに至るまで全員自分好みの女の子雇って侍らせた挙句、妹に愛想尽かされかけたレミリア」
「何!?その酷い紹介!?つまり紫が言いたいのは私たちがロリコンじゃないかって事でしょ?確かに私は紅魔館で最年長。フランを除けば100歳越えたばかりのパチェが年長者。
でも見た目は私が幼いわよ。私がロリコン扱いされるのは納得いかないわね」
「じゃあ…私が紅魔館でメイドしたいって言ったら?」
「は?年齢考えて喋りなさいよ」
レミリアが発言直後に慌てて口を押さえる。でももう遅いわね。発育途中の胸は地面にこぼれるとお盆には…あれ?まぁ良いか。
「はい。分かったわね。あんたもロリコンよ」
「私も質問です!」
「はい。幼女ストーカー文」
「私は犯罪者ですか!?まさか私とチルノちゃんの関係をロリコン扱いして此処に呼んだんですか!?」
「そりゃそうよ」
最近の貴女の新聞って『チルノちゃんピーマン嫌い克服』とか『チルノちゃん始めてのお料理』とかばかりじゃない。
「私はロリコンじゃありません!よく考えてみてください。妖精はそもそも凄く小柄な子が多いです。手の平サイズも珍しくありません。でもチルノちゃんは人間の子供くらいあるんですよ?チルノちゃんほど大柄な妖精はいません。あの子は立派な大人です。それなのにロリコン扱いは納得いかないですね」
「いや、人間の子供くらいしかない子が恋愛対象な時点で…」
流石にこの子は擁護しようが無い気がする。自分が新聞に載らないように心がけなさい。
「はーい。もう一回質問」
「どうぞ、赤ちゃんの妖夢を前に光源氏計画を話して妖忌をドン引きさせた幽々子」
「私にも酷い紹介が!…えっと此処に居る人たちって皆、年齢が4桁はあるで『私は500歳だ!』らね、どうしても好きな人が年下になるのは仕方ない事なんじゃないかな?」
来ると思ってたわよ。その質問。
「じゃあ聞くわね。その4桁の半生『500歳だって!』る間に年上、若しくは同年代と付き合った、または好きになった事がある人は挙手!」
一同静まり返る。お互いの顔を見合わせ首を振る。
「ほら、昔から私たちって年下好きなのよ。みんなも分かったでしょ。だからこそ一度徹底的に話し合おうと…」
「全く聞いて呆れるわね。幻想郷の管理者がこんな事でビクビクと」
永琳が大袈裟に肩をすくめる。あんたの奇行は有名よ。これを機に考え直しなさい。
「竹林に来た患者さんとの話題がほぼ輝夜の貴女に言われたくないわね」
「全然分かってないのね。そうよ、私は年下の女の子大好きよ。正確には輝夜大好きよ。伊達に姫様印のヤゴコロ製薬やってないわ。でもそれが何か問題なの?自分より弱い存在を愛しい、守りたいと思うのはそんなにいけない事?」
「それは…」
確かに永琳の奇行は輝夜大好きな事が原因の過保護によるものだけど。そういえば輝夜が迷惑してるって話は聞かないわね。
「私もその意見に賛成だね。諏訪子は私より少し年下だし見た目も幼いけど全く右も左も分からない子供って訳じゃないんだ。大切なのはお互いを大事に思う心。私は諏訪子の事好きだし、諏訪子も私の事を好きだって言ってくれた。これ以上何か必要なのかい?」
「うぅ」
流石に二柱で夫婦名乗ってるだけの事はあるわ。何よ、神奈子のこの無駄な威風堂々っぷりは。
しかも、いつの間にか私が間違ってるみたいな雰囲気になってるんだけど?
威厳回復の為に話し合いたかったのに。
「ほら紫もそんな顔しないで。実は今日みんなが集まるって事で面白いもの用意したのよ。ウチの幽霊がデザインした服があるの。ここに見本あるから注文受け付けるわよ」
幽々子の発言にみんな飛びつく。これじゃ話し合いは無理そうな雰囲気ね。威厳回復は今日のところは諦めようかしら…
「大正浪漫風の女中服ある?メイド達の気分転換になりそうな服」
「チルノちゃんってワンピースに麦藁帽子が似合うと思うんですよ。清楚な感じの服を1点!」
あぁ、完全に全員甘やかしモードに…私はどうすれば?
「紫もこっち来たら?可愛い服あげたら霊夢も喜ぶんじゃないかしら?」
霊夢の喜ぶ顔ですって?
「幽々子、私にも見せて見せてー」
「さて皆に集まってもらったのは理由があるんだ」
神社の境内にめぼしい人間が集まったので早速呼び集める。
「宴会の準備を手伝ってくれるんじゃないの?」
「いやその前に話し合いたい事があるんだ。お題は『何で私たちは年上好きなのか!?』」
途端に皆がざわつく。でも何か雰囲気が…
「幽々子様は私の主であって年上だから好きという訳では…」
「年上好きってそれ、魔理沙だけでしょ」
「そうよね。魔理沙はマザコンよね。魅魔様、魅魔様って」
「その魅魔様って人の前だと魔理沙ってどんな感じ?」
「咲夜が見たらびっくりするわよ。猫被って絶対に男言葉使わないもん。喋り方もなーんか甘ったるい感じになるし」
「わぁ、見たいわね」
畜生。なんで私の過去ほじくり返してんだコイツら。
「私の事は放っとけ!霊夢!」
「あによ」
「香霖から苦情来たぞ。店の中で紫を『お母さん』て呼んでいちゃつくのは止めてくれって」
「見られてた!?霖之助さん、倉庫の方に行ったから見られてないと思ったのに!いや違うわ、何か文句あんの!私だって人間よ!たまに寂しくなる時ぐらいあるわよ!」
「へぇ…霊夢もそうなんだ」
逆ギレした霊夢を妙に嬉しそうにアリスが見つめる。隠れS娘め。幽香が気に入るわけだ。
「アリス。今日の宴会、神綺が来るらしいぞ」
「え?やだ、お母様が?どうしよう、もっと可愛い服着てくれば良かった。今から戻って間に合うか………その顔、騙したわね」
今更睨んでも遅いぜ。これは誤魔化せないな。
「この分だと今度は私かしら?」
「察しが良いな。咲夜」
紅魔館のレミリア溺愛っぷりは有名だぜ。
「仕方ないわね。誤解されたまんまってのも嫌だから私が、いえ私たちがお嬢様を敬愛している理由を教えてあげる。お嬢様だからよ」
「どういう意味だ?」
「紅魔館の住人は皆半端者なのよ。呪文の詠唱が苦手な魔女、人間を食べられない人喰い妖怪、時を操れるのに自分は人の時の中でしか生きられない異能者。人の世界にも妖の世界にも私たちの居場所なんて無かった。そんな私たちをお嬢様は受け入れてくれた。半端で欠点だらけの私たちを家族と呼んでくれた。だから私たちはお嬢様が大好きなの。年上とかそんなのはどうでも良い。お嬢様の為なら何処までだって行くし何でもやるわ」
思わず言葉に詰まる。あの我が儘言い放題のレミリアが過去にそんな事を。
「私もよ。お祖父ちゃんは『新しい時代に自分の剣はもう必要ない』って白玉楼から出て行ったの。私もその事を知って同じように出て行こうって思った。私も必要ないって。その時、幽々子様は笑って仰ったの。『これからの時代は妖夢ぐらいで調度良いの』と。そして優しく抱きしめてくれた。あの笑顔に私はいつも救われているんだ」
「私は皆とは少し違うかな。魔界神であるお母様は私の理想であり誇り。そして目標なの。いつか自律人形を作り上げて魂の創造に成功してみせる。その時私はお母様の隣に立てる。娘としてではなく同じ創造の力を持つ者として」
皆ただの年上好きだって思ってたけどまともな理由があったのか。何だか私一人で空回ってるな。考えが浅すぎたのかな。
「魔理沙の事だからどうせ『英雄列伝にも載った私がマザコンなんて恥ずかしいかも!』とか思って今回の話し合いやろうと思ったんでしょ」
「何で分かった?」
「私は勘が良いからねー。…見られてるとは思わなかったけど。でも気にする事ないわ。悔しいけど紫の方が私より強いし色々知ってるもん。あんたも魅魔に比べたらまだまだでしょ。あんたも私も未熟なのよ。だから少しぐらい甘えてもウチの神社はバチは当てないわよ。魅魔があんたにバチ当てるとは思わないけどね」
「…そうだよな。考え過ぎてたみたいだ。私たちはまだ甘えて良い年だよな。皆ゴメンな。変な事言っちゃって」
「気にしない気にしない。お酒呑んで忘れなさい。それじゃ宴会の準備始めるわよ」
幽々子に貸してもらった白玉楼の大広間に集合した幻想郷の代表者たち。彼女らに緊張が走る。
「今回はその危機について話し合う必要性があるの。今回の議題は…『何故私たちは年下が好きなのか!?』」
「あのー、紫?」
「幽々子、発言は挙手してからね」
幽々子が姿勢を正して挙手する。
育ちが良いから素直で助かるわ。
「その議題が幻想郷の危機なの?」
「勿論よ。良い?年下好きというのは一歩間違えれば『自分の思い通りになる弱い相手しか愛せない』事に繋がるのよ。私たちは幻想郷の重鎮。その私たちが弱い人しか好きになれないと言うのは問題よ。威厳に関わるわ」
「はぁ…」
納得がいかないみたいね。でもね最近、藍が私に構ってくれないのはこの事が原因じゃないかと思ってるのよ、私。きっと威厳不足。
「はい。私からも質問」
この子も意外と行儀良いわね。そういえばお嬢様育ちって結構多いような。
「どうぞ。門番からメイドに至るまで全員自分好みの女の子雇って侍らせた挙句、妹に愛想尽かされかけたレミリア」
「何!?その酷い紹介!?つまり紫が言いたいのは私たちがロリコンじゃないかって事でしょ?確かに私は紅魔館で最年長。フランを除けば100歳越えたばかりのパチェが年長者。
でも見た目は私が幼いわよ。私がロリコン扱いされるのは納得いかないわね」
「じゃあ…私が紅魔館でメイドしたいって言ったら?」
「は?年齢考えて喋りなさいよ」
レミリアが発言直後に慌てて口を押さえる。でももう遅いわね。発育途中の胸は地面にこぼれるとお盆には…あれ?まぁ良いか。
「はい。分かったわね。あんたもロリコンよ」
「私も質問です!」
「はい。幼女ストーカー文」
「私は犯罪者ですか!?まさか私とチルノちゃんの関係をロリコン扱いして此処に呼んだんですか!?」
「そりゃそうよ」
最近の貴女の新聞って『チルノちゃんピーマン嫌い克服』とか『チルノちゃん始めてのお料理』とかばかりじゃない。
「私はロリコンじゃありません!よく考えてみてください。妖精はそもそも凄く小柄な子が多いです。手の平サイズも珍しくありません。でもチルノちゃんは人間の子供くらいあるんですよ?チルノちゃんほど大柄な妖精はいません。あの子は立派な大人です。それなのにロリコン扱いは納得いかないですね」
「いや、人間の子供くらいしかない子が恋愛対象な時点で…」
流石にこの子は擁護しようが無い気がする。自分が新聞に載らないように心がけなさい。
「はーい。もう一回質問」
「どうぞ、赤ちゃんの妖夢を前に光源氏計画を話して妖忌をドン引きさせた幽々子」
「私にも酷い紹介が!…えっと此処に居る人たちって皆、年齢が4桁はあるで『私は500歳だ!』らね、どうしても好きな人が年下になるのは仕方ない事なんじゃないかな?」
来ると思ってたわよ。その質問。
「じゃあ聞くわね。その4桁の半生『500歳だって!』る間に年上、若しくは同年代と付き合った、または好きになった事がある人は挙手!」
一同静まり返る。お互いの顔を見合わせ首を振る。
「ほら、昔から私たちって年下好きなのよ。みんなも分かったでしょ。だからこそ一度徹底的に話し合おうと…」
「全く聞いて呆れるわね。幻想郷の管理者がこんな事でビクビクと」
永琳が大袈裟に肩をすくめる。あんたの奇行は有名よ。これを機に考え直しなさい。
「竹林に来た患者さんとの話題がほぼ輝夜の貴女に言われたくないわね」
「全然分かってないのね。そうよ、私は年下の女の子大好きよ。正確には輝夜大好きよ。伊達に姫様印のヤゴコロ製薬やってないわ。でもそれが何か問題なの?自分より弱い存在を愛しい、守りたいと思うのはそんなにいけない事?」
「それは…」
確かに永琳の奇行は輝夜大好きな事が原因の過保護によるものだけど。そういえば輝夜が迷惑してるって話は聞かないわね。
「私もその意見に賛成だね。諏訪子は私より少し年下だし見た目も幼いけど全く右も左も分からない子供って訳じゃないんだ。大切なのはお互いを大事に思う心。私は諏訪子の事好きだし、諏訪子も私の事を好きだって言ってくれた。これ以上何か必要なのかい?」
「うぅ」
流石に二柱で夫婦名乗ってるだけの事はあるわ。何よ、神奈子のこの無駄な威風堂々っぷりは。
しかも、いつの間にか私が間違ってるみたいな雰囲気になってるんだけど?
威厳回復の為に話し合いたかったのに。
「ほら紫もそんな顔しないで。実は今日みんなが集まるって事で面白いもの用意したのよ。ウチの幽霊がデザインした服があるの。ここに見本あるから注文受け付けるわよ」
幽々子の発言にみんな飛びつく。これじゃ話し合いは無理そうな雰囲気ね。威厳回復は今日のところは諦めようかしら…
「大正浪漫風の女中服ある?メイド達の気分転換になりそうな服」
「チルノちゃんってワンピースに麦藁帽子が似合うと思うんですよ。清楚な感じの服を1点!」
あぁ、完全に全員甘やかしモードに…私はどうすれば?
「紫もこっち来たら?可愛い服あげたら霊夢も喜ぶんじゃないかしら?」
霊夢の喜ぶ顔ですって?
「幽々子、私にも見せて見せてー」
「さて皆に集まってもらったのは理由があるんだ」
神社の境内にめぼしい人間が集まったので早速呼び集める。
「宴会の準備を手伝ってくれるんじゃないの?」
「いやその前に話し合いたい事があるんだ。お題は『何で私たちは年上好きなのか!?』」
途端に皆がざわつく。でも何か雰囲気が…
「幽々子様は私の主であって年上だから好きという訳では…」
「年上好きってそれ、魔理沙だけでしょ」
「そうよね。魔理沙はマザコンよね。魅魔様、魅魔様って」
「その魅魔様って人の前だと魔理沙ってどんな感じ?」
「咲夜が見たらびっくりするわよ。猫被って絶対に男言葉使わないもん。喋り方もなーんか甘ったるい感じになるし」
「わぁ、見たいわね」
畜生。なんで私の過去ほじくり返してんだコイツら。
「私の事は放っとけ!霊夢!」
「あによ」
「香霖から苦情来たぞ。店の中で紫を『お母さん』て呼んでいちゃつくのは止めてくれって」
「見られてた!?霖之助さん、倉庫の方に行ったから見られてないと思ったのに!いや違うわ、何か文句あんの!私だって人間よ!たまに寂しくなる時ぐらいあるわよ!」
「へぇ…霊夢もそうなんだ」
逆ギレした霊夢を妙に嬉しそうにアリスが見つめる。隠れS娘め。幽香が気に入るわけだ。
「アリス。今日の宴会、神綺が来るらしいぞ」
「え?やだ、お母様が?どうしよう、もっと可愛い服着てくれば良かった。今から戻って間に合うか………その顔、騙したわね」
今更睨んでも遅いぜ。これは誤魔化せないな。
「この分だと今度は私かしら?」
「察しが良いな。咲夜」
紅魔館のレミリア溺愛っぷりは有名だぜ。
「仕方ないわね。誤解されたまんまってのも嫌だから私が、いえ私たちがお嬢様を敬愛している理由を教えてあげる。お嬢様だからよ」
「どういう意味だ?」
「紅魔館の住人は皆半端者なのよ。呪文の詠唱が苦手な魔女、人間を食べられない人喰い妖怪、時を操れるのに自分は人の時の中でしか生きられない異能者。人の世界にも妖の世界にも私たちの居場所なんて無かった。そんな私たちをお嬢様は受け入れてくれた。半端で欠点だらけの私たちを家族と呼んでくれた。だから私たちはお嬢様が大好きなの。年上とかそんなのはどうでも良い。お嬢様の為なら何処までだって行くし何でもやるわ」
思わず言葉に詰まる。あの我が儘言い放題のレミリアが過去にそんな事を。
「私もよ。お祖父ちゃんは『新しい時代に自分の剣はもう必要ない』って白玉楼から出て行ったの。私もその事を知って同じように出て行こうって思った。私も必要ないって。その時、幽々子様は笑って仰ったの。『これからの時代は妖夢ぐらいで調度良いの』と。そして優しく抱きしめてくれた。あの笑顔に私はいつも救われているんだ」
「私は皆とは少し違うかな。魔界神であるお母様は私の理想であり誇り。そして目標なの。いつか自律人形を作り上げて魂の創造に成功してみせる。その時私はお母様の隣に立てる。娘としてではなく同じ創造の力を持つ者として」
皆ただの年上好きだって思ってたけどまともな理由があったのか。何だか私一人で空回ってるな。考えが浅すぎたのかな。
「魔理沙の事だからどうせ『英雄列伝にも載った私がマザコンなんて恥ずかしいかも!』とか思って今回の話し合いやろうと思ったんでしょ」
「何で分かった?」
「私は勘が良いからねー。…見られてるとは思わなかったけど。でも気にする事ないわ。悔しいけど紫の方が私より強いし色々知ってるもん。あんたも魅魔に比べたらまだまだでしょ。あんたも私も未熟なのよ。だから少しぐらい甘えてもウチの神社はバチは当てないわよ。魅魔があんたにバチ当てるとは思わないけどね」
「…そうだよな。考え過ぎてたみたいだ。私たちはまだ甘えて良い年だよな。皆ゴメンな。変な事言っちゃって」
「気にしない気にしない。お酒呑んで忘れなさい。それじゃ宴会の準備始めるわよ」
しかし平和ですねぇ幻想郷……。良きかな良きかな。
…の前にちょっくら幻想入りしてきます。探さないでくだしあ。
百合なら三人で婦婦婦(女三人で婚姻状態の表現)でも問題ないと思います。
かしこ
早苗さん…オチまで空気…