Coolier - 新生・東方創想話

鬼の在り方

2009/02/05 19:07:59
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注意!この作品は作品集68にある「不動明王の剣」の流れを汲んでいます。
   前作以上の俺設定満載で今回も旧作キャラが主人公です。
   苦手な方は自己責任でどうぞ。



   前作読むの面倒だよ!って方のための五行あらすじ。

  ・妖夢、一人での剣の修行に限界を感じ始める。
  ・幽々子、修行相手にコンガラを旧都から呼ぶ。
  ・色々あってコンガラと妖夢が師弟もどきに。
  ・妖忌の幽居先は旧地獄と言う俺設定。
  ・コンガラをもっと愛してあげてください。


   覚悟が出来たら本編をどうぞ。









 天を覆う、大きな大きな影。

 川が氾濫し、前に進めなくなる程の暴風雨。

 大きな影の前に立ち、必死で何かを訴えている人影が数人。

 ああ、私はそれを見ていた。

 確か……あの時……私は……










コンガラが白玉楼で妖夢を鍛える約束をしてから、三ヶ月が経っていた。
「おいコンガラ!どうした!?」
「ん……ぅ」
 少しの頭痛と誰かの煩い声で目が覚める。目を開けてみると、勇儀の顔があった。
「……何じゃ煩いのぅ……何故お主が此処におる」
 眠い目を擦りながらそう言うと、勇儀はやれやれと呟く。
「お前なぁ、冥界から戻ってきて『これから一ヶ月に一度冥界を訪れることにしたから眠っていたら起こしてくれ』って言ったのは誰だ?そしてこのやり取りは何度目だ?」
「ふむ……四度目……じゃったか?」
 その答えを聞いた勇儀はコンガラの背中を一叩きすると、笑った。
「三度目だよこの阿呆!うなされていたから何事かと思ったが、心配ないようだねぇ」
 ……懐かしい夢を見た。そう呟きながらコンガラは立ち上がる。
「では行ってくる。……留守を頼むぞ、おまえ」
 コンガラの言葉を聞いた瞬間、勇儀が腹を抱えて笑い出す。
「ハッハッハッ!ええ行ってらっしゃいあなた、おお寒い寒い!良い酒の肴をありがとうよ!」
 半泣きになりながら笑う勇儀に苦笑し、コンガラは冥界へと向かった。










「憎たらしい顔してるわねぇ、コンガラ」
 地底から出る途中、そう言って呼び止められた。
「何じゃ橋姫、儂は嫉妬を買うようなことをした覚えはないぞ?」
 コンガラがそう言うと、橋姫はクスクスと笑った。見る者を不快にさせるような、嫌な笑顔だった。
「だって貴女、月に一回そうやって楽しそうに地底を出て行って、嬉しそうにして戻ってくるんだもの。なぁに?冥界の姫と恋仲にでもなったのかしら?」
 そんなに楽しそうにしているのか、儂は。
「馬鹿を申すな、冥界の従者の修行に付き合ってやっているだけじゃ」
「ああ、娘さんの成長が楽しみなの。良いわねぇ親心って奴?」
 埒が明かない。コンガラは無視を決め込むと、そのまま地底を出て行った。
 橋姫はコンガラが去っていくのを見ながら、呟く。
「今日はどんな顔で戻ってくるのかしらねぇ」
 何処までも暗い縦穴で、暗い笑みを浮かべていた。










 冥界の風に乗って、甲高い剣戟音が響く。コンガラと妖夢が戦っている。
 状況をそのまま見れば、先程から妖夢の攻めが続いており、押しているかに見えた。だが内心は、妖夢の方が必死である。妖夢は過去三度の対戦から、コンガラに攻める暇を与えてはいけないことを悟っていた。……この鬼の剣は、一振りで勝負の流れを粉々に砕く力を持っている。だから妖夢は、ひたすらに攻めて攻めて攻め続けた。
「一つ!」
 妖夢は体勢を低くし、気合いと共に一歩踏み込んで剣を薙ぐ。コンガラはそれを受け止め、剣と共に身体を捻りながら上段から剣を振り下ろす。
「二つ!」
 妖夢は振り抜いた剣を引き戻しながら切り上げ、コンガラの剣を弾くと、そのままの勢いで飛び上がり、兜割りを打ち込む。コンガラは肘を曲げて剣を引き寄せ一歩下がりながらそれを受けた。
「三つ!」
 生死流転斬。妖夢の剣技の一つである。妖夢は着地後間髪入れずに弧を描くように切り上げる。コンガラは小さく後ろに飛び、それを避けた。
「隙ありぃ!人符!『現世斬』!!」
 目に見えぬ速さの斬戟が、隙だらけのコンガラを切り裂くはずだった。
「……嘘」
 ぽたり……ぽたり……と、血の滴る音が聞こえる。妖夢は呆然とした。かわされたのなら現世斬の勢いそのままに後ろに回り、攻撃を続けるつもりだったのだ。
 だがコンガラは、かわさずに腕で受け止めていた。妖夢が腕から剣を引き抜こうにも、まるで大木に深く突き刺さったかのようにびくともしなかった。
「……私の負け、ですね」
 妖夢がそう呟くと、コンガラはニヤリと笑った。
「うむ、儂の勝ちじゃ」
 鈍い衝撃が妖夢を襲い、その意識を刈り取った。










「まさか、受け止められるとは思いませんでした。……傷の方は大丈夫ですか?」
「儂は鬼じゃぞ?この程度の傷ならすぐに塞がる。……それよりも妖夢よ、お主の剣は速いのぅ」
 妖夢は少し顔を赤くして俯いた。
「あ、ありがとうございます」
 ……褒められることに慣れていないのか。コンガラは片目を瞑って更に続けた。
「速いが、それだけじゃ」
「……え?」
 コンガラは、勝負の間桜の木に立て掛けておいた剣を持ってニヤリと笑う。
「速さとは、無駄を無くす事じゃ。無駄を無くすと言うことは、それだけ直線的な動きになると言うこと」
 コンガラが剣を振ると、低い風切り音が響いた。
「単純な動きこそ速く、故に読まれやすい。お主の剣は切る剣と言うよりも速い剣じゃな。それでは儂に勝つことは出来んよ」
 キッパリと言われて妖夢は狼狽した。
「で、ではどうすれば……」
「そこで、この剣……特別製の物干し竿の出番じゃ」
 コンガラはそう言って地面に剣を突き刺すと、持ってみろと促した。妖夢が恐る恐る剣に手を掛けて、引き抜く。
「な!?おもっ!……くっ!こ、れ……いっ、たい、なん、キロ……」
 構えるだけで一苦労、剣を正眼に構えた状態から全く動かせない。
 有り得ない、有り得ない、何だこれは?
「うむ、重さは成人した女ぐらいか……下ろすことは出来んじゃろうから手を放せ」
 妖夢がさっと手を放すと、剣らしからぬ鈍く重い音が響いた。妖夢は膝をガクリと落として息も絶え絶えである。
「要するにお主の肩の力を抜いてやろうという事じゃ。まずはとてつもなく重いものを構えて、それを身体に徹底的に覚えさせる。……少し重い木刀で素振りをするのとは比べものにならぬから、やるのなら覚悟しろよ?」
 妖夢はホッと溜息を吐く。
「よかった、やれと言われたらどうしようかと……ってそれなら何のためにこれを?」
 コンガラはそれを聞いて苦笑した。
「まあやっていることは師匠と弟子じゃが、お主の師は儂ではない。それを確認するためのお約束という奴じゃ。儂はこうしたらどうだろう?と助言するだけ、という形の」
 じゃから強制はせん、と言って腕を組む。
「やるというなら最初は出来るだけ長く構えること。慣れてきたなら正眼から上段へ上げて数秒静止、また正眼に戻して数秒静止、最後に下段に下げて数秒静止して正眼に戻す。これを繰り返すと良い。無理はするなよ?次に会うときには普通の物干し竿に変えてやるから、それまではゆっくりでいい。肩を壊すわけにはいかんからな」
 そこまで言うとコンガラはうんっと背伸びをして笑った。
「さて!帰る前に幽々子に挨拶をしていこうと思うのじゃが、行っても構わぬな?」
 妖夢は物干し竿を複雑な表情で見つめながら呟いた。
「ああ、幽々子様がコンガラは何時来ても構わないと言ってました。でも今日は……」
 そこで妖夢は一息ついて、しぼり出すように言った。
「閻魔様が……来ています」
「……何?」
 背中を冷たい風が撫でるような、嫌な感覚に襲われた。










 コンガラは客間の前で、大きく息を吸った。
「コンガラじゃが、入っても?」
「どうぞ」
 間髪入れずに幽々子の返事が返ってきて、少々たじろぐ。
「失礼する」
 襖を開けた瞬間、コンガラは絶句した。幽々子と四季映姫ともう一人、見知った人物が居たのだ。
「……八雲紫」
「随分と久しぶりねぇ……コンガラ。大結界を張ったとき以来かしら?」
 紫は微笑んでひらひらと手を振った。コンガラはそれを無視して、四季映姫の前で跪く。
「お久しぶりです、四季映姫様。……幻想郷の閻魔王よ」
コンガラを見て、映姫は悲しそうに微笑む。
「相変わらずですね、コンガラ。……最後に会ったのは、貴女が鬼神長の職を譲渡したときですから、十数年になりますか。旧都の居心地はどうですか?」
 紫の笑顔が引きつったが、見なかったことにしよう。
「妖怪も鬼も、新参者の私に良くしてくれております。面白い剣士にも会いまして、毎日が充実しておりますよ」
 映姫はそうですか……と呟くと、クスクスと笑った。
「しかし貴女も、十数年会ってないだけで久しぶり……なんて。寂しがり屋なのですね」
 コンガラも笑って答える。
「ええ……寂しがり屋な私は五年も経つと昔、と思うことにしています」
 ついに紫が、幽々子の胸に縋り付いて啜り泣きを始めた。……非常に嘘くさい。
「それと何度も言いますが、私は只の閻魔に過ぎません。そして貴女は私の部下でもない。……そのように謙る必要はないはずです」
 コンガラは首を横に振る。
「いいえ、貴方様は閻魔、死者を裁く絶対の存在です。だからこそ、権力に縛られてはいけません。……是非曲直庁での立場がどうであれ、私たちにとって貴女は幻想郷の閻魔、即ち王なのです。十王全てが閻魔王を名乗るようになった理由も、突き詰めればそこにあるのではないかと思いますが」
 映姫は目を瞑ると、溜息を一つ。
 一方紫は、いじけてうーうー唸っている。
「……今から貴女に説教をします。……いいですね?」
「それは……命令ですか?」
 映姫はカッと眼を見開いて、悔悟の棒でコンガラの肩を打ち据えた。
「ぐぅ!」
 凄まじい痛みがコンガラを襲う。側で見ていた幽々子と紫が、ビクリと肩を震わせた。どうやら二人とも、この棒で叩かれるともの凄く痛いと言うことを知っているようだ。
「いいですか?……貴女は秦広王の部下であると同時に鬼なのですよ?鬼とは本来欲深く、自分勝手で獰猛な妖怪です。秦広王に言われた言葉を思い出しなさい。……そう、貴女は少し、鬼らしくなさ過ぎる。……このままでは鬼としての存在意義が薄れ、地獄に堕ちることになるでしょう。……鬼らしく振る舞うこと、これが貴女が積める善行よ」
 コンガラは苦笑する。自分は何故鬼なのだろう?なんて自己問答はもう何度もしたはずだった。
「最後にあの方は私にこう言いました。……悪戯ばかりする制多迦童子を見習え、お前は少し忠義者すぎると」
 映姫は更に続けた。
「貴女の場合不動三尊としての役割もありますから、存在が消え去るなどと言うことは無いでしょう。……ですがこのままでは確実に地獄行き。短い間とはいえ地獄の鬼神長だった女が、全ての力を失って地獄に行けば、罪人共がどんな行動を取るか」
 想像するのは容易すぎた。鬼神長は地獄の罪人にとって恐怖と憎しみの象徴だ。
 ここで、今まで黙っていた紫がポツリポツリと喋りだした。
「……私も、貴女には感謝してるのよ。百二十年程前、私達妖怪の賢者が龍神様に平和を訴えたとき、最後の一押しとして貴女は言ったわね」
 そう、あの時私が何と言ったかを。










 天を引き裂く雷鳴と、洪水のような雨の中、妖怪の賢者達は必死に訴えていた。
「私は何が起こっても、静観し続けます」
 かつて神々と交流した兎が言った。
「私は結界を管理する巫女を見守り、育てます」
 かつて玄武と呼ばれた亀が言った。
「私は変わりゆく日々に抗い続けます」
 鬼が消えた妖怪の山を統べる天魔が言った。
「私はこの地に住む人妖の移ろう心に合わせ、日々より良い変化を目指します」
 幻想郷を尤も愛する女が言った。
 だが雨は止まず、光は差し込まなかった。私はその時一歩前に踏み出したが、龍神の咆吼によって吹き飛ばされた。
 当時の私は、秦広王にこんな命令を下されていた。
「幻想郷の閻魔になる四季映姫に協力し、幻想郷に永住せよ」
 今思えば、秦広王は私の存在の危うさに気付いていたのだろう。事実上の首宣告である。そんな新参者の私が、龍神に意見することなど出来ない。
 その時私は、確かに思った。……ああ、私が鬼である意味はこの時のためにあるのだと。この地から他の鬼が消え去り、鬼として不十分な私一人が取り残された意味は。
「龍神様!私達鬼は古来より、人間の恐怖の象徴として存在し続けておりました!私のような者以外は皆、地上で悪行の限りを尽くし消えていった!だから私は此処に誓う!私は鬼として、この地で人間の敵であり続けると!そして何時か、人と妖怪が互いに酒を酌み交わすような、そんな楽園にこの地がなったなら。……その時私達鬼は、人と共に酒を酌み交わす!そしてこの地は、真の楽園となるのです!」
 私は只叫んだ。たとえ届かなくとも、資格が無くとも。だって私達妖怪には、もうこの地しかないのだ。この幻想郷を、楽園へと変えたい。それはきっと、誰もが思っていることだ。此処にいない者達も、それを願って止まない。
 最後に、紫が叫んだ。
「私は、私達妖怪は!この地を愛している!幻想郷を愛しているのです!龍神様!」
 その一言で、雨は止み、風は止み、雲が割れて光が差し込んだ。
 こうして幻想郷は創られたのだ。










「……その後すぐに、貴女は地獄の鬼神長になった。まあ、巫女に負けて鬼神長の座を降りたって聞いたときは、吃驚したけど」
 紫は苦笑して、映姫にウインクする。
「フフ……鬼は嘘を付かないのでしょう?」
 映姫がそう言って微笑むと、コンガラも苦笑するしかなかった。
「私は鬼でもあり、忠義の騎士でもありますからな。……私、いえ儂の性格は変わらんでしょうが、努力は致しますとも。……さて、そろそろ儂はお暇します」
 コンガラはそう言って立ち上がると、逃げるように客間を出ようとする。
「コンガラ」
 幽々子が呼び止めて、一言呟いた。
「映姫様は鬼らしくないと言ったけど、私は誰よりも鬼らしいんじゃないかと思うわ」
「それはどういう意味じゃ?」
 コンガラがそう言っても、幽々子は只笑みを深くするだけだった。










 白玉楼から出たコンガラは、桜の木の下で物干し竿を構えている妖夢を見つけた。
「ふむふむ、頑張っておるようじゃの」
 コンガラはそう呟くと、妖夢に気付かれないようにコッソリと冥界を出て行った。










「ああ、今日は随分いい顔で戻ってきたのね」
 地底に入ってまもなく、行きと同じ場所で橋姫に声を掛けられた。
「……閻魔様にお説教をくらってなぁ……流石に笑顔で帰っては来れまいよ」
 橋姫はコンガラの頬にそっと触れると、優しく微笑む。
「哀愁と、諦めと……そういう表情は大好きよ。……本当にいい顔」
 コンガラは苦笑と共に溜息を吐くと、少し俯いた。
「なあ橋姫よ。……嫉妬によって鬼と化した女よ。……鬼の在り方とは何じゃ?」
 その言葉を聞いて、橋姫は笑う。
「なぁにそれ?説教の内容かしら?……私にとっては傲慢さ、強欲さかしらね」
 なんとも橋姫らしい答えだった。
「ふむ、参考にする……ではな」
 地底の奥深くへと沈んでいくコンガラを、橋姫は暗い笑みで見つめていた。
「貴女も十分鬼らしいから、安心すると良いわ」









 家に帰ると、勇儀が酒を飲んでいた。
「あら、お帰りなさいあなた。ご飯にする?お風呂にする?それとも?」
 ニヤニヤと笑いながら勇儀が近付いてくる。
「フフ……ハッハッハ!あーもうたまらん!ククク……クッ」
 何やら一人で盛り上がっている。まだそのネタで楽しんでいたのか。
「どうしたしけた顔して?会社で上司に文句でも?」
 くっくっと笑いをかみ殺しながら、バンバンとコンガラの背中を叩いた。
「似たようなモノじゃ……閻魔様に説教されてな……」
「ほぅ?……どんな内容だ?」
勇儀は興味津々と言った感じで、ニヤニヤ笑っている。
「……鬼の在り方とは……お前は鬼らしくない、と。お主のとっての鬼の在り方とは一体何じゃ?」
 勇儀は笑う。片手に持った杯をグイッと傾けて自信満々に。
「確かにお前さんは鬼らしくないね。主に忠誠誓いまくってて素直じゃないし、主の命令なら平気で嘘も付けるだろう。……でもお前さんは、今の地底では私の次に鬼らしい奴だと思うよ?」
 私の次に、と言うのがまた勇儀らしい。幽々子にも似たようなことを言われが、一体儂の何処が鬼らしいと言うのか。
「鬼にとって一番大事なのは何か?傲慢さでも獰猛さでも誠実さでもない。……一番大事なのは意志の強さ。自分の生き方を貫く、誇り高い強さなのさ」
 コンガラはその答えに、妙に納得してしまった。
「ふ、む……では、儂は鬼で、大丈夫かの?」
 何故か、言葉が途切れ途切れになっていた。
「ああ、四天王の私が保証するとも」
 ああなんだ、そうだったか。
 コンガラは地底の薄暗い空を仰いで、ポツリと呟いた。
「貴方様の元に帰るのは……まだまだ先になりそうですよ……秦広王」
 儂はまだまだ、こんなにも未熟だ。
 コンガラは、主が最後にポツリと呟いた言葉を思い出し、噛み締めていた。


   幻想郷で自分なりの鬼としての在り方を見つけて、必ず戻って来い












                  終
二作目の投稿となります、和菓子炬燵です。
続きは未定とか言いながら、すぐに書いちゃう私は映姫様に裁かれるべき。そして今回も色々詰め込んでやっちゃった感が。

設定で言えば、鬼神長と玄爺まさかの玄武化。鬼神長については靈異伝で戦う理由付けで良いのはないかと探していたら、閻魔の所に鬼神長の設定があるじゃないかと小躍り。これで書くぞと思って書いてたら、あれ?この設定だとコンガラ様旧都でもの凄く新参者?幽居した妖忌よりも新参?やばいなこれ……と、大慌てでフォロー台詞を入れる。前作で「妖忌も昔は酷かった」今作で「五年もすれば儂にとっては昔さ!」苦しい、凄く苦しい(苦笑)妖忌が酷かった理由は幽居生活で身体が鈍っていたからに違いないと結論付け。

玄爺に関しては、妄想した賢者達の中で浮いていたのでそれっぽい異名として。結界術が得意だったら良いなぁ。

妖夢の剣術は、緋想天で妖夢の気質である蒼天で色々試して、コンボもへったくれもなく気持ちよく連続ガードしたので採用。C弧月斬キャンセルスペカの格好良さは異常ですな。

ではでは、今回はこの辺で。読んでくださった方に感謝を示しつつ、私の拙い文章でコンガラ様に少しでも興味を持ってくださることを願ってさらばです。……誤字脱字ありませんように(節穴フラグが立ちました)
和菓子炬燵
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コメント



0.560簡易評価
12.100名前が無い程度の能力削除
面白かった! 次あんなら期待しとくぜ
13.無評価和菓子炬燵削除
12様
ありがとうございます!
コンガラ様の話自体は、私の中の設定を今回で書ききってしまったので続きは……どうだろう?ちょっと分かりません。他の子の話が書きたい欲望も今の所は無いですし、暫くはコンガラ書く人居ないかな、と期待しながら読み専に戻ることにしようと思います。ご感想ありがとうございました!
14.80名前が無い程度の能力削除
面白いと思いました。

幻想板でもそそわでもコンガラの存在を知っている人は多分ほとんど居ないんじゃないかなーと思うので、もし次回描かれる事があれば少女らしさを仄めかす描写をもう少し増やした方が良いかも知れない?
15.無評価和菓子炬燵削除
14様
ありがとうございます。
もっとコンガラ様が広まってくれたら、何も望まないぞ私は!
少女らしさというか、今回はキャラの心理を殆ど書かずに行動表現のみ書いてしまった感があるので、次はそこら辺を何とか出来たらなーと思います。コンガラ様可愛いよ!
ご感想ありがとうございました!
16.100名前が無い程度の能力削除
鬼らしさとは、意思の強さ...
読んで震えが来ました、いい話です。

次回作もあれば、大いに期待します。