Coolier - 新生・東方創想話

幻想郷のとある一日・正月編2009

2009/01/03 15:23:11
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この話は一応、「幻想郷のとある一日・大晦日編2008」の続きに当たります。
が、見てなくても特に問題は無いと思われます。
















午前0時・博麗神社

ゴ~ン…………ゴ~ン…………

新年を告げる除夜の鐘が鳴り響く。
博麗神社は初詣が目的の人妖で溢れていた。
「魔理沙!いの7!妖夢は、はの3!」
アリスが御神籤(おみくじ)売場で魔理沙と妖夢に叫ぶ。
「はいよ」
「はい、これです」
言われて魔理沙と妖夢は御神籤をお客に渡す。
「大変そうだな」
お金を出しながらアリスにそう言ったのは慧音だった。
「あら、貴女は今年は手伝わないの?」
御神籤の入った箱をガラガラと揺らしながらアリスは尋ねる。
「去年の様に無理矢理引き込まれなければやる筈なかろう」
慧音はそう返す。
「思いやりがないわね~」
「ないね~」
アリスの言葉に慧音の隣に居た妹紅が賛同する。
「ほう?どうやら妹紅が手伝いたいそうだぞ?」
慧音は意地の悪い笑みを浮かべて言う。
「い!?」
「あらそう?じゃあ霊夢に伝えないと」
「じょ、冗談じゃない!!私はやらないぞ!!」
乗り気なアリスに向かって叫ぶ妹紅。
「解ってるわよ。冗談よ冗談。で、貴女は御神籤して行かないの?」
アリスは直ぐにいつもの表情に戻ると、妹紅にそう尋ねた。
「え?あ、ああ、頼む」
妹紅もお金を出してそう言った。
「私は本気だったんだがな………」
ボソッと呟く慧音。
「ん?なにか言った?慧音」
「いや、何も」
が、その呟きは喧噪に呑まれて妹紅に届く事はなかった。
「魔理沙、にの1。妖夢はほの9」
「はいはいっと」
「これですね」
魔理沙と妖夢がそれぞれ慧音と妹紅に御神籤を渡す。
「ふむ、中吉か。可もなく不可もなく、と言った所か」
「…………………」
慧音とは対照的に黙りこくる妹紅。
「どうした?」
慧音が尋ねる。
妹紅は無言で御神籤を慧音、ひいてはアリス達に見せる。
そこに書かれていたのは




大凶特盛り災厄付き




「なんだこれは?」
妹紅がやはり無言のまま尋ねる。
「まるで牛丼特盛り味噌汁付きって感じだな」
魔理沙がそう言う。
「そう言えば霊夢が、何個か自分で作った御神籤を入れておいたって言ってたわね」
アリスが思い出したように言う。
「じゃあ、何か?これは霊夢が作ったのか?」
妹紅が睨むような目つきで尋ねる。
「そのようね」
アリスがそう返す。
「ったく、ふざけた物を………まともな奴をくれ」
妹紅が別な御神籤を要求する。
「まともなのって、一応博麗の巫女が作ったんですから、それもまともな物になるんじゃないですか?」
妖夢がそう言う。
「……………」
沈黙する妹紅。
「まぁ、確かにこれら全部霊夢が作ってる訳だしな」
科学技術が発展して無い幻想郷では、当然御神籤も手作りだ。
博麗神社の御神籤は巫女の手作りとなっている。
無論、相当数あるので、日頃から少しずつ作っている訳だが。
「案外、これは本当にご利益があるかもしれんな。無論、凶だから悪い方向で」
慧音がそう言う。
「ぬぐ………不死身だから大抵の凶事には動じるつもりはないけど…………」
「不死身だからこそ、と言う事もあるんじゃないの?」
アリスが追い込むように言う。
「どうせだったらお祓いして貰ったらどうだ?今年も去年みたいに雛の奴が来てるみたいだしな」
「ん~……………乗せられてるような気もするけど……まぁ、高い金払う訳じゃないし、そうするか」
魔理沙の提案に妹紅は乗る事にした。
今年も妖怪の山に住む厄神の鍵山雛がこの神社に来ていた。
厄を集める神の居る前でのお祓いと来れば信憑性はとても高い。
それ故去年に続き、今年も厄払いのお客は長蛇を成していた。
「やっぱ、霊夢はこれ狙いで作ったのか?」
魔理沙が誰にともなく呟く。
「そうじゃないですか?」
妖夢がそう言う。
「何気に商売上手よね、あの子も」
アリスが呆れ気味にそう言った。

「押さないで下さ~い。はい、そこ列乱さない!」
鈴仙はお祓いの行列の整理をしていた。
普段ならそれ程でもないのだが、雛が居るお陰でかなりの長蛇になっている。
加えて早苗も居るので列が従来の1列から2列になっている。
となると、流石に列の監視が必要になってくる。
下手に割り込みなどをする輩が出て喧嘩になっては面倒だ。
神社の中では霊夢と早苗がお祓いを行い、二人の奥に雛が座っている。
この時ばかりはさしもの霊夢も真面目に仕事をしている。
因みに紫等の面々は温泉に入ったまま年越しを行い、そのまま酒盛りをしている。
暫くは外の世界と同じような初詣の様相が繰り広げられていた。



午前2時

「や~っと落ち着いてきたな」
肩をポンポンと叩きながら魔理沙が言う。
「そうね。大半のお客さんは帰るかそのまま宴会に加わってるわね」
一時間ほど前から神社の一角を使って宴会が始まっていた。
当然、すでに温泉に入っていた面々は出ており、その宴会に加わっている。
「そろそろ閉めますかね?」
妖夢がそう言う。
既に御神籤に来る客は殆ど居ない。
客足は多かったが、妖夢、魔理沙に加えてアリスが人形を使って捌いていたのだ。
それ故、思いのほかスムーズに事は進んだ。
「あ~…………疲れた」
神社から霊夢が顔を出した。
「あれ?もう終りなの?」
アリスが霊夢に問い掛ける。
「ある程度で客を区切ったわ。冬の夜中に外で待たせるのもあれだし、まだ機会あるしね」
「ん?雛は今日だけじゃないのか?」
「一応、3日間はこちらに顔を出す約束をしてるわ」
魔理沙の疑問に雛が出て来て答えた。
「泊まり込みか。大変ですね」
「まぁ、厄を集めるのは仕事みたいなものだから別に良いけれど」
妖夢の言葉に雛はそう返した。
「では、4日からはウチの方に来て頂いても良いですか?」
早苗も出てきて言う。
「ええ、構わないわよ」
雛は二つ返事で了承した。
「さて、それじゃ私達も宴会に混ざりましょうか」
「おう!」
霊夢の言葉に魔理沙が元気良く返事をした。

「は~い、霊夢!あけおめ~!!」
紫が言いながら覆いかぶさってくる。
「重い!酒臭い!!」
「失礼ね~軽いわよ~」
酒臭いのは否定しなかった。
「大体、あけおめって何よ?」
「ん?あけましておめでとう、の略よ。因みに今年もよろしくお願いいたしますの略で、ことよろもあるわ」
「ほう。それじゃあ霊夢。あけおめことよろ」
紫から聞いた事を早速使う魔理沙。
「そうそう、そんな感じ♪」
「えぇい、影響されるな」
霊夢はそう言った。
「すっかり出来上がってるわね」
一緒にやって来たアリスが呆れ気味に言う。
「だって、年越し前から飲んでるもの~♪」
「人が働いてる時に良い気なもんだぜ」
「お正月なんだから楽しく行きましょうよ~♪」
「それについては賛同だがな」
「お?終わったの~?」
萃香がいつも通り酔っ払ってやってくる。
「漸(ようや)くね。早苗とかは…………って、あらら」
辺りを見回して直ぐに早苗を見つける霊夢。
早苗は既に神奈子と諏訪子にやり込められて宴会に混じらされている。
妖夢も鈴仙もそれぞれの主の元に戻っていた。
「ほらほら、霊夢達も折角の宴会なんだから楽しもうよ~」
萃香がそう言った。
「ま、さんざ働いたし、そろそろ飲み食いしたいわ」
「そうね」
霊夢の言葉にアリスも賛同し、宴会が再開した。


霊夢達も宴会に加わってから少しして。
「よ~し!ここらで一発ゲームしましょ!ゲーム!!」
紫がそう叫んだ。
「ゲーム?何する気?」
レミリアが問いかける。
「3チームに分かれてのクイズゲームよ」
「クイズゲーム?」
今度はアリスが聞き返す。
「そう。ルールは至って簡単。3チームに分かれて頭の良い順に並んで問題を解いて行き、解いた者は抜けて行くのよ」
「つまり、一番最初に全員正解、あがったチームが勝利って事ね?」
紫の説明に輝夜が確認を込めて聞く。
「その通り。で、勝手に参加者と順番を決めたわ。左が先頭ね」
と言って、紫が境界を開いてホワイトボードを取り出し、チーム分けを見せた。

Aチーム
紫、映姫、慧音、鈴仙、アリス、衣玖、早苗、メルラン、ミスティア、空

Bチーム
永琳、パチュリー、レミリア、妖夢、小町、天子、霊夢、ルナサ、橙、チルノ

Cチーム
幽々子、輝夜、藍、咲夜、妹紅、にとり、魔理沙、リリカ、フラン、ルーミア

「名づけて、クイズペンタゴン!!あ、因みに順番が僅差と思った者はサイコロで決めたわ♪」
アバウトな所が紫らしいとも言える。
まぁ、正確であったとしてもイチャモン回避の為だろう。
「そして、司会は私!清く正しい射命丸です!!」
司会役を買って出る文。
恐らく知名度アップの為だろう。
「待った。お前が企画を考えたという事は、出題もだろう?ならフェアじゃ無くないか?」
魔理沙の言う事は尤(もっと)もだ。
出題内容を知っている者が出ているなんてフェアじゃないにも程がある。
「勿論、その辺りは考えてるわ。だから、出題はこの場に居る誰かに適当に出してもらうのよ」
それは宴会の参加者が誰でも出題者になれるという事だ。
無論、知り合いなら贔屓(ひいき)も出来る。
「不満が無ければ始めるけど、どうかしら?」
お祭り好きの妖怪達に不満などなく、不満が上がりそうな映姫でさえ、今夜は無礼講と、特に反対するつもりはなかった。
唯一チルノだけが暴れ掛けたが、周りに何とかなだめられていた。
「それじゃ、全員配置について始めましょう♪」
紫はそう言うと、段差付きの舞台をドンッ!と出現させた。
一番低い先頭が解答者の場所で、一人抜けていくごとに後ろに居る者が一段ずつ降りて来ると言った感じだ。
勿論、回答は早い者勝ち。
台に付いているボタンを押すとギミックが作動し、一番早く推した台の回答者マークが起き上がる。
そして、ややして全員が配置に付く。
「それじゃ、始めましょうか♪」
紫の言葉に文は辺りを巡らす。
「僭越(せんえつ)ながら、指名は私、射命丸文がやらせて頂きます。あ、因みに解答権は一問につき一人一回のみですので」
文が最初にそう言う。
「では、最初は……………小悪魔さん、お願いします!」
「わ、私ですか!?」
突如として指名されて驚く小悪魔。
「はい。先頭の方々は幻想郷最優秀知能所持者決定戦みたいな人たちですから、難しい問題出して下さる方でないと」
文の説明に誰もが、確かに、と納得した。
改めて見ても層々たる面子である。
「う~……………あんまり難しいの無理ですよ?」
「あまり緊張なさらずに」
文がそう言う。
「それでは……………」
小悪魔はコホンッと咳払をし





「9,460,730,472,580,800。この数字が示す物は?因みにヒントは……」





ピンポーンッ!!


小悪魔が言い終えるより先に回答者のマークが上がった。
回答者は紫だ。



「1光年。光が一年掛かって進む距離をメートルにした数値ですわ」


「しゅ、出題者。正解は?」
文が驚きながら尋ねる。
「正解。流石ですね」
観客からどよめきが起こる。
「簡単すぎますわ」
事も無げに言うと、紫は台から去って行った。
永琳と幽々子も少し悔しげな様子を見える。
単に押す速さが遅かっただけ。
二人とも正解は解っていた。
「何か、他のお二人も解っていたようですね…………本当、なんなんでしょう、この人達」
芝居などではなく本気で驚いて文が言う。
Aチームは一人抜け、次は映姫となった。
「さ、気を取り直して次の問題ですね」
文はそう言って観客を眺める。
「はい、そこの貴方!」
そう言って文が指名したのは人の里の住民だった。
「え?俺ですか?」
流石に驚いている。
「もう紫さんが抜けてるんで、自分の知りたい事を聞いても良いかもしれませんよ?回答してくれるでしょうし」
文は紫を見ながらそう言った。
企画提案者だからそれくらいしてくれますよね?と目で言いながら。
「ええ、企画者ですからそれくらいは致しますわ」
紫もそう答えた。
「では…………空が青いのは何でですか?」

ピンポーンッ!!

これまた速攻でボタンが押される。
今度の回答者は永琳だ。
僅かに遅れてはいたが、映姫も幽々子もボタンは押していた。
「言葉だけだと難しいから、ちょっとボード借りるわね」
永琳はそう言って回答席から紫の出したホワイトボードの前に立つ。
「空を青く見せる大元として太陽の光が影響してるわ。太陽の光が地球の大気を通り抜ける時、散乱という現象が起こるの。日中は真上から光が通るから、通り抜ける大気は薄い。通り抜ける大気が薄い時は、太陽の光の中にある様々な色の中で波長の短い(エネルギーの低い)青色が散乱する為、青く見えるわ。因みに紫色はもっと波長が短いけど、短すぎて人間の目に届く前に散乱してしまうのよ。余談だけど、反対に夕方は斜めから光が通るので、通り抜ける大気が厚く、今度は波長の短い青は昼間の紫の波長の様に人の目に届く前に散乱してしまう。逆に今度は波長の長い(エネルギーの高い)赤色が散乱して赤く見える。これで良いかしら?」
永琳がホワイトボードに色々と書きながら説明をする。
「え~……………八雲紫さん。正否判定をお願いします」
文が紫に回答を求める。
「言うまでもなく、正解よ」
紫はサラッとそう答える。
やはりどよめきが起きる。
「はい、八意永琳選手、抜けです。本当、すっさまじいですね~」
文の言う事に皆同感だった。
Bチームはパチュリーが解答台に立つ。
「では、次は………そこの河童さん、お願いします」
そう言って文は次の出題者を指名する。
「ならば、これは知っているか?鉄の融点は?」
河童はそう出題した。

ピンポーンッ!!

やはり間髪入れずにボタンが押される。
今度は幽々子だ。
「簡単すぎね。1535度よ」
「せ、正解です………」
こう言った事は解らないだろうと思った河童だったが、あっさりと看破されてちょっとがっくり来ている。
「いや~、本当凄まじい人達です。私なんて全部解ってません!」
文がそう告げる。
と言うか、別にそれはおかしな事でも何でもない。
あっさりと回答できる回答者達が常識外れなだけだ。
しかも、御多分に漏れず、今回も全員ボタンを押していた。
つまり、解っていたという事だ。
そして、Cチームは輝夜が台に立った。
「では次は………そこの貴方!」
別の妖怪が指名された。
「え~………じゃあ、簡単でしょうが、この国を造ったとされる神は?」

ピンポーンッ!!

速攻でボタンが押される。
回答者は輝夜だ。
「本当に簡単ね。伊邪那岐神(いざなぎのかみ)と伊邪那美神(いざなみのかみ)ね」
「正解です」
髪をサッと掻き上げながら輝夜が台から抜け、藍が前に出る。
「はい、最初の方はサクサク行くでしょうから、次々行きましょう」
文がすぐに次の出題者を指名する。
「では、先の問題に続いて………伊邪那岐神が産んだ、通称「高天原(たかまがはら)の三役」と、その産まれてきた場所を……」

ピンポーンッ!!

出題が終わる前に映姫がボタンを押した。
「右目から月読尊(つくよみのみこと)、左目から天照大神(あまてらすおおみかみ)、鼻から須佐之男尊(すさのおのみこと)ですね」
「正解です」
映姫が台を降り、慧音が前に出る。
「いや~、本当、どう言う頭の構造してるんでしょうねぇ。さ、次行きましょ」
そして文がまた指名する。
「ちょっと試してみたいのでこの問題を………」
指名された人間はそう言ってから



「7756124×33423÷51246+21789012は?あ、小数点切り捨てて良いです」



一応、その人間はボードに計算式を書く。
「いや、それは幾らなんでも………」
文がそう言いかけた時だった

ピンポーンッ!

「え”?」
文が驚いて振り向くと、藍が回答権を主張していた。
「わ、解るんですか?」

「答えは26,847,610だ」

あっさりと藍は答える。
「え~と…………ん?何です?これ?ああ、瞬時に計算できる機械ですか」
文が困っていると、河童が電卓を持って現れ、文に渡した。
「少々お待ちを…………」
文が電卓をパチパチと打って計算する。
「……………………正解です」
文のその言葉に観客が大きくどよめく。
「三途の川の川幅を導き出したのは伊達では無い、と言う事さ」
藍はそう言って台を降りて行く。
流石に今の問題ばかりはパチュリーも慧音も解けなかった。
「さ、流石数学の魔術師………あ、因みに紫さん。小数点まで答えられます?」
戯れに文が尋ねると。
「26,847,610.377473363774733637747336…」
「ストップ!ストップ!解りましたから!!……何と言う知能。何と言う八雲家」
すらすらと答える紫に畏怖すら覚える文。
それはここに居た何人かを除いた全員が同じ胸中だった。
「さて、では気を取り直して次です………あ、咲夜さん。時間止めるの禁止ですからね」
藍の次に台に立った咲夜に文が釘を刺す。
「しないわよ」
咲夜はそう返した。
「では…………」
そして次の出題者が選ばれる。
「じゃあ、こっちも試してみるぜ」
指された妖怪がそう言って、

「十種(とぐさ)の宝を全部答えよ」

と出題した。

ピンポーンッ!!

歴史系統と来ればこの人。
上白沢慧音が回答権を得た。

「澳津鏡(おきつかがみ)、死返玉(まかるがえしのたま)、辺津鏡(へつかがみ)、道返玉(みちがえしのたま)、八握劍(やつかのつるぎ)、蛇比礼(へみのひれ)、生玉(いくたま)、蜂比礼(はちのひれ)、足玉(たるたま)、品物比礼(くさぐさのもののひれ)。以上が十種の宝だ」

これまたスラスラスラと答える。
「出題者は答えを知ってるんですか?」
文が尋ねると、出題した妖怪は首を横に振る。
「では、紫さん。あ、閻魔様でも良いです。正否判定を」
文がそう言うと、紫が映姫に答えてくれと言うような視線を送る。
「正解です」
映姫がそう答えた。
やはりどよめきが上がる。
見ると、パチュリーが悔しそうにしていた。
どうやら今のは解っていたようだ。
そして、慧音が下りて鈴仙が出てくる。
「はい、次行きます」
そう言って出題者が選出される。
「それでは、春の七草を全部答えて下さい」

ピンポーンッ!!

咲夜が回答権を得た。
「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」
「正解です」
あっさりと答えて咲夜が台から抜け、妹紅が出てくる。
鈴仙もパチュリーも今のは解っていた。
「はい、次~」
そしてまた次の出題者が選ばれる。
「じゃあ、また簡単なのを…………この国の三種の神器を答えよ」

ピンポーンッ!!

回答権は妹紅だ。
「簡単。草薙の剣、八尺瓊(やさかに)の勾玉、八咫(やた)の鏡だね」
「正解」
難なく答え、妹紅も抜けてにとりが台に立つ。
鈴仙とパチュリーはやはり解っていたが、速さで負けた。
「では、次~」
「毒草と有名なトリカブトですが……」

ピンポーンッ!!

出題の途中で鈴仙が回答権を得た。
「お?良いんですが?出題の途中ですよ?」
「どうせ、特に毒を持っているのは何処の部分か?でしょ?答えは根よ!!」
鈴仙はそう答える。
「せ、正解………」
出題者が多少鈴仙の迫力に押され気味にそう答えた。
因みにトリカブトは全草(植物の全ての部位)に毒をもっているが、特に強いのが根だ。
危険なので、決して素人が取り扱ってはいけない植物の一つである。
正解した事により、小さくガッツポーズを取って鈴仙も抜けた。
そして、アリスが前に出る。
「ちょっと、パチェ。私の出番まだ?」
パチュリーの後ろでレミリアがぼやく。
「う、うるさいわね………答えは計算以外は全部解ってたわよ!!」
そう、パチュリーは計算以外の答えは全部解っていたのだ。
今の問題も一瞬鈴仙に遅れただけだった。
「まさか、ここで知能よりも身体能力で後れを取るはね」
レミリアの言うとおり、魔女であるパチュリーは身体能力が低い。
当然、反射神経も。
つまり、答えを導き出してからボタンを押そうとしても、同タイミング、あるいは若干早い程度だと他の妖怪達に勝てないのだ。
「お~っと、二番手のパチュリー選手。まさかの大苦戦」
「答えは解ってるのよ!!」
パチュリーは抗議するように叫ぶ。
「はいはい。答えられなければ意味ありませんからね~。さ、次行きましょ」
文はそう言って次の出題者を指名する。
「じゃあ、先程鉄の融点が出たので今度は…………」
勿体ぶって溜めを作って出題者は次の言葉を出す


「ど…」


ピンポーンッ!!


一言出た瞬間、にとりが回答権を主張した。
隣でパチュリーがバンバンッ!と虚しくボタンを叩いていた。
「銅の融点は1083度!!」
そしてそう答える。
「せ、正解………」
「キューカンバー!!」
勝利の雄叫びの様な物を上げてにとりが台から降りる。
流石に色々開発している河童だけに、そう言う事は詳しいようだった。
そして次の回答者の魔理沙が出てくる。
「お~っと、Cチーム好調です。このまま勝利してしまうのか!?」
文はそうやって宴会場を盛り上げる。
「さぁ、次です。っと、奇しくも魔法使い対決になりましたね~」
今出題者の台に居るのはアリス、パチュリー、魔理沙だ。
「さぁ、最初に抜けるのは誰でしょうか!?運命の問題は!?」
文がそう言って次の出題者を指名した。
「では、この文字は何と読みますか?」
そう言ってその出題者はボードに漢字を書く。
その字は



「青生生魂」



ピンポーンッ!!


「おっと!魔理沙選手、回答権を得ました!答えは!?」
隣でパチュリーがバンバンッ!と必死にボタンを叩いていた。



「………あおいいくたま?」



「はずれです」
どうやら読めないが、とりあえず答えておこうと思ったようだ。
そして

ピンポーンッ!!

パチュリーがついに回答権を得た。
「おおっと、ついにパチュリー選手が回答権を!!答えは!?」



「あぼいたから!!」



パチュリーらしくもなく叫ぶ。
「正解です」
会場からどよめきが上がる。
流石に殆ど読めるものが居なかったようだ。
「よしっ!!」
これまた柄にもなくガッツポーズを取って台から降りるパチュリー。
どうやら何時までも残ってるのが大分プライドを傷つけられたようだ。
「やれやれ、やっと私の出番ね」
レミリアが台に立って言う。
「お?お譲様がクイズなんて出来るのか?」
魔理沙が馬鹿にするように言う。
「ふん、直ぐにその顔を驚愕に変えてやるわ」
レミリアはそう言い返した。
「さぁ、Bチーム、このまま勢いに乗れるのか!?では、次の問題です」
次の出題者が指名された。
「では、現在公開されている幻想郷縁起より出題です」
その主題者はそう言ってから
「幻想郷縁起内で、人間以外で人間にとって最も安全な存在は?」

ピンポーンッ!!

魔理沙が回答権を得る。
「慧音!!」
魔理沙は即答した。
「はずれです」
「何!?」
魔理沙は驚いていた。
他にも驚いている者が何人が居る。
まぁ、確かに人の里に住んでいて人に協力的なのだからそう思うのは無理はない。
が、あくまでこの問題は「幻想郷縁起内」での事だ。

ピンポーンッ!!

続いてレミリアが回答権を得た。
「たしか、春告精。リリーホワイトだったかしら?」
「正解です」
レミリアは見事に正解し、台を去って行った。
去る直前に。
「はっ」
と、魔理沙を鼻で笑ってから。
「くっそー!!」
魔理沙が悔しそうに唸る。
「因みに解説しますと、慧音さんは危険度が低、人間友好度は高ですが、リリーホワイトは危険度が極低で人間友好度も高なので、リリーホワイトの方が安全と言う事になります」
文がそう解説した。
レミリアの後には妖夢が台に立つ。
「さて、それでは次の問題は………おや?」
文が辺りを見回すと、紫が手を挙げて居た。
「紫さん、立候補ですか。構いませんが、公平な問題でお願いしますよ」
「勿論ですわ」
文の言葉に紫はそう答える。
「では、問題」
そして紫は出題を始める。
「先程と同じ幻想郷縁起に関してですわ」
それなら確かに不公平はない。
皆同じような胸中だった。
「今度は先程とは反対に、人間にとって最も危険な者を上から3名、答えなさい」


ピンポーンッ!!


妖夢が回答権を得た。
「レミリア・スカーレット。フランドール・スカーレット。そして風見幽香!」
妖夢はそう答える。
「……………………………」
一方、紫は沈黙。
「え?あれ?」
動揺する妖夢。
「……………………………」
まだ沈黙する紫。
周りも固唾を呑む。
「……………………正解♪」
そしてたっぷり間を取ってから紫はそう言った。
「はぁ…………脅かさないで下さいよ、紫様」
溜息を吐(つ)いてから妖夢は台を降りる。
「くっそー!解ってたのに!!」
魔理沙が悔しそうにする。
アリスも表情から悔しさが読み取れた。
そして、妖夢の次に小町が台に立つ。
「Bチーム。パチュリー選手以降、破竹の勢いで進んでいます!」
やはり、ボタンを押すのに必要な反射神経の面でも妖怪などは有利の様だ。
「こうでなくては面白くありません!さぁ、次です!」
文はそう言って次の出題者を指名する。
「え~…………じゃあ、光の三原…」

ピンポーンッ!!

問題の途中でアリスが押した。
「光の三原色ね?赤、緑、青よ」
そしてそう答えた。
「正解です」
出題した河童はそう答えた。
アリスが抜けて衣玖が台に立つ。
「速攻ですね~。この辺はまだ知識が多い方が居ますからねぇ。さ、次の問題行きましょう」
そして次の出題者が立ち上がる。
「では、先程春の七草が出たので、今度は秋の…」

ピンポーンッ!!

またもや出題の途中でボタンが押される。
回答者は小町だ。
「秋の七草だろう?萩(はぎ)、薄(すすき)、桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、葛(くず)、藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)。違うかい?」
スラスラッと小町は答える。
「正解です」
「なんか、知ってるのが意外だな」
魔理沙は小町に向かってそう言う。
「永く生きてるからねぇ………そう言うのも覚えてるもんさ」
小町はそう言って台を降り、そして天子が台に立つ。
「では、次に行きましょう」
そしてまた出題者が指名される。
「では、良く、草木も眠る丑三つ時と言われますが、丑三つ時とは…」

ピンポーンッ!!

天子が回答権を得た。
「簡単ね。丑三つ時は今で言う午前2時から2時半の事よ」
「正解です」
天子が抜けて霊夢が台に立つ。
「え?お前って結構頭良かったの?」
魔理沙が天子に向かったそう言う。
「あんた、天人ナメてんの?」
対する天子はそう言った。
「いや、だって普段のお前見てると我儘なお子様って感じだし」
これは天子を知っている者は皆同感だった。
「失礼ね。少なくとも知識だって人間の比じゃないわよ」
そう言って天子は去って行った。
「さて次は……………ん?おっと、これはライバル対決か!?」
見ると、解答台に霊夢と魔理沙が並び立っていた。
観客も沸き立つ。
一方、霊夢達の横で衣玖は何やら考えて居た。
「さぁ、どっちが先に抜けるのか!?」
「好い加減抜けたいんだがな」
随分と足止めを食らっている魔理沙がぼやく。
「生憎、暫くはそこね」
対して霊夢がそう呟く。
「両雄火花を散らしてます!さぁ、次の問題は!?」
そして次の出題者が指名された。
「では、この字は何と読むでしょうか?」
そう言って出題者はボードに字を書く。



「小鳥遊」



霊夢も魔理沙も頭を捻っている。
「因みにヒントは……」

ピンポーンッ!

ヒントが言われるより先に衣玖が回答権を主張した。
「小鳥が遊べるのは捕食者たる鷹が居ないから。よって、その字の読みは「たかなし」です」
そしてそう答える。
「正解です」
「ちょっ!おまっ!空気読め!!」
魔理沙が衣玖に文句を言う。
「失礼ですね。ちゃんと読みましたよ」
衣玖はそう言って台を去る。
「ったく、何処が…………あ」
魔理沙が気づく。
その場に居た者全員も気づく。
衣玖の次に出て来たのは早苗だった。
「おおっと!ここで山の巫女の登場です!霊夢選手にとって第二のライバル!これは面白くなって来ました!!」
会場も沸き立つ。
「なるほど、気を利かせてくれるじゃない」
皮肉交じりに霊夢が言う。
「それ程でも」
が、衣玖にはその皮肉は通じなかった。
因みに、霊夢も魔理沙も小鳥遊の読み方は全く解ってなかった。
「さぁ、この三人で誰が一番最初に抜けるのか!?再び運命の問題をどうぞ!!」
そして出題者が指名される。
「では、今度はこの漢字の読みを当てて下さい」
そう言ってその出題者はボードに字を書く。



「月見里」



ピンポーンッ!!

速攻で早苗がボタンを押した。
「里から月が良く見えるのは山が無いから。よって、その読みは「やまなし」です」
「正解です」
会場から歓声が上がる。
「お~っと!最初に抜けたのは山の巫女!流石に外の世界の出身だけあって教養が高かったか!?」
「読めないでしょ、普通」
「だよな」
抗議するように霊夢と魔理沙が呟く。
そして、早苗の後にメルランが登場する。
「では、次の問題です」
そして指名された出題者が指名された。
「では、試しついでに………陰陽道などで使われる九字。全部答えて下さい」

ピンポーンッ!!

やはりと言うか、霊夢が回答権を得た。
「兵(いくさ)に臨みて闘う者は、皆、陣列前(すす)みて在り。臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前(りん・びょう・とう・しゃ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん)」
霊夢はスラスラッと答える。
「流石。正解です」
「よしっ!」
小さくガッツポーズを取って霊夢が去る。
そして後ろからルナサが出てくる。
「さて、魔理沙さんが随分長く居座っているように見えますが、大丈夫なんでしょうか?」
「大丈夫なの~?魔理沙~」
フランも後ろから声を掛ける。
「う、うるさい!問題が悪いんだよ!!」
魔理沙はそう言う。
「はい、次行きますね~」
文は次の出題者を指名した。
「では、正月に因んで…………この字は何と読むでしょう?」
魔理沙は内心、またか、と思っていた。
そして出題者が字を書く。



「注連縄」



ピンポーンッ!!

魔理沙が素早くボタンを押した。
メルランとルナサも連打していた。
「それなら解るぜ!しめなわ、だ!!」
魔理沙が叫ぶ。
「正解」
「よっし!!」
ガッツポーズを取って魔理沙が台から去る。
「人の事馬鹿にしておいて随分時間かかったじゃない?」
台から降りてきた魔理沙にレミリアが勝ち誇った表情で言う。
「問題悪すぎだろ。何個か解るのあっても妖怪に反射神経で勝てる訳無いしな」
全くもってその通りであった。
早解きで無く、全員に回答権があったのなら魔理沙とて大分前に正解している。
が、それでもこのゲームが早押しである以上、言い訳に過ぎない。
「おっと、これは………!?」
文の言葉に魔理沙達が台を振り向くと、そこにはプリズムリバー三姉妹が揃っていた。
魔理沙が解いてリリカが出てきたからだ。
「ライバル対決の次は姉妹対決!長女が威厳を見せるのか!?次女が下剋上か!?はたまた三女の逆襲なるか!?これは目が離せません!!」
文の言葉に会場も盛り上がる。
「さぁ、またしても運命の問題です!いかなる問題になるのか!?」
そう言って文は次の出題者を指名した。
「では、問題。干支を最初から順番に答えなさい」


ピンポーンッ!!


三人全員ボタンを押したが、ルナサが一瞬だけ早かった。
「簡単ね。子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)」
「正解」
「ま、当然かしら?長女として♪」
メルランとリリカを勝ち誇った表情で見ながらルナサはそう言って去って行った。
「むきー!!」
「速さが……速さが足りない!!」
メルランとリリカは唸っていた。
そしてルナサの次にミスティアが台に立つ。
「三姉妹対決は見事に長女がその威厳を守りました!!」
文の言葉にまた会場が沸く。
「さて、お次は次女と三女の対決。それともミスティア選手が食ってしまうのか!?」
「何時もは食われる立場だけどな~」
魔理沙が呟く。
「いや、食われてないでしょう」
アリスが突っ込む。
「時間の問題だと思うけどね~。ねぇ妖夢?」
霊夢が妖夢に尋ねる。
「ノーコメントで」
妖夢は黙した。
「さて、次の問題は!?」
そして次の出題者が指名される。
「問題。除夜の鐘は何回叩くでしょうか?」

ピンポーンッ!!

メルランが回答権を得る。

「確か…………100!!」

「はずれ」
「ガッ!!」
呻くメルラン。

ピンポーンッ!!

次いでリリカが回答権を得た。
「108!!」
「正解」
「いぇーい!お先にね、姉さん」
リリカがメルランにそう言って台を降りる。
そしてフランが台に立つ。
「どうやら三姉妹対決はメルラン選手の敗北の様です」
メルランは台に突っ伏している。
「では、次の問題お願いしま~す」
そして次の出題者が問題を出す。
「では、その除夜の鐘を叩く回数の108と言うのは何から来てるでしょうか?」

ピンポーンッ!!

またもやメルランが一番に回答権を得た。
「それは知ってたのよ!!煩悩の数よね!?」
「正解です」
「は~………ドジったなぁ……」
そう言ってメルランが台から降り、橙が台に立つ。
「さて、ここからは知識レベルが下がりますので、出題者の方も難しいのはご遠慮願います」
文がそう言った。
確かに、今並んでるのはミスティア、橙、フランとあまり知識レベルが高くない者達だった。
「では、行きましょう」
そして出題者が指名される。
「では、ちょっとサービス問題を………」
指名された者はボードに何やら書き込む。
「虹の色でここに書かれて居ない色を答えて下さい。ヒントは残り二色です」
ボードに書かれて居るのは



「赤、橙、黄、緑、青」



「お~っと、これは確かにサービス問題だ!!」
文がそう言う。


ピンポーンッ!!


ミスティアが一瞬早くボタンを叩く。
他の二人もボタンを叩いている。
「あ~………フランドール選手、あまり強く叩き過ぎないで下さい。壊れるので」
吸血鬼の力は半端ない。
一応、妖怪達が叩く事を見越してある程度強化はしてあるだろうが、念の為文は忠告した。
「さて、では気を取り直して………ミスティアさん、回答は!?」


「白と黒!!」


「はい、違いますね~」
出題者の代わりに文が答えた。


ピンポーンッ!!


次に回答権を得たのはフランだった。
やはり橙は必死にボタンを叩いていた。
「はい、フラン選手、答えをどうぞ」



「茶色と黄土色!!」



「はい、違いますね~。と言うか、そんな色の虹は見たくないですね」
文がそう答える。


ピンポーンッ!!


ついに橙が回答権を得た。
この問題は橙に対するサービス問題だ。
「さぁ、ついに橙選手に回答権が来ました!橙選手、回答は!?」






「金と銀!!!」




「チェェェェェェェェェェェェェェェン!!!」


藍の絶叫が響き渡った。
同時に会場のほぼ全員がずっこけるか爆笑するかしていた。
紫はジト目で藍を見ていた。
「橙!!違うだろ橙!!!」
「え?え?」
藍の絶叫に橙が解らないと言った表情をする。
「はい、全員不正解でした。出題者、正解をお願いします」
文に言われて出題者が答えをボードに書き込む。
書かれた文字は



藍、紫



「アッーーーーーーーーー!!!!」
橙が絶叫する。
「はい、もうお解りですね。藍(あい)と紫(むらさき)。読み方を変えると藍(らん)と紫(ゆかり)」
「あああぁぁぁぁぁぁぁぁ………………」
橙は頭を抱えて台に突っ伏した。
「主と主の主の名前が答えと言う橙選手へのサービス問題。物の見事に間違えましたね~」
橙の頭からプシュ~と煙が上がっている。
「と言うか、フラン選手も自分の翼の色見て気付かなかったんですか?」
文が突っ込む。
フランの翼は虹の色を模していた。
「あ」
言われてフランも気づく。
「はい、ご覧の通りの知識レベルですので、出題者の方は優しいのをお願いしますね~」
文がそう言う。
保護者の面々は抗議したかったが、今まさにそれを肯定するような場面があった為、何も言えずじまいだった。
「さ、次行きましょう。次」
そう言って次の出題者が選ばれる。
「え~…………じゃあ、水は一般に何度で凍ると言われるでしょうか?」


ピンポーンッ!!


フランが回答権を得た。
橙も必死にボタンを押していた。
「慧音先生に習ったよ!!確か、0度!!」
フランはそう答えた。
「正解です」
「やったー!!」
フランが飛び上がって喜んで台を去る。
家庭教師の慧音のお陰で、ある程度の知識は積んでいるようだった。
「おおっと、Cチーム!ついにリーチです!!」
フランの後に最終回答者のルーミアが台に立つ。
「さぁ、このまま勝負が付くのか!?それとも他の2チームがまだ終わらせないか!?」
文はそう言ってから次の出題者を指名する。
「え~………では、この計算式を解いて下さい」
そう言って出題者はボードに計算式を書く。


「3×7×8÷4=?」


ピンポーンッ!!

橙が回答権を得る。
「おおっと、主及び主の主が計算に強い橙選手です!さぁ、答えは!?」


「42!!」


「正解です」
「やった!!」
流石に藍や紫ほどではないにしろ、計算には強かったようだ。
あっさりと解いて台を降りる。
そして橙の後からチルノが台に立つ。
「ふん!サイキョーのあたいが出て来たからには、しょーぶは見えたわね!!」
どういう根拠でそう思うのかは知らないが、チルノはそう叫ぶ。
「その自信が何処から出てくるのかは解りませんが、Bチームもリーチです!!」
そう言って文は次の出題者を指名した。
「じゃあ、サービス問題を………これは何と読みますか?」
そう言ってボードに字を書く出題者。



「鰻」



ピンポーンッ!!

チルノが速攻でボタンを押す。
答えが解っているであろうミスティアはボタンを連打している。
「おおっと!チルノ選手だ!!これで勝負が付くのか!?さぁ、答えは!?」



「さかな!!」



「はい、予想通り外れです」
文はそう答える。


ピンポーンッ!!

次いでルーミアがボタンを押す。
やはりミスティアはボタンを叩き続けて居た。
「おっと、今度はルーミア選手だ!さぁ、答えは!?」



「ぎょ!」



「そんな回答をする貴女にぎょっとしましたよ。はい、はずれです」
文はそう言って最早確実に次の回答者になるであろうミスティアの方を見る。

ピンポーンッ!!

そして、当然と言うか、ミスティアが回答権を得る。
「さぁ、ミスティア選手、答えは!?」


「うなぎ!!」


「正解です」
出題者がそう答える。
「よっし!!」
ガッツポーズをとってミスティアが台から降りる。
流石に八つ目鰻を扱っているだけあって読めない筈がなかった。
そして、ミスティアの後に空が台に立つ。
「おおっと、ついに幻想郷三馬鹿トリオが揃い踏みました!!」
それぞれのチームが最終回答者になった。
「誰が三馬鹿とりおだ!!」
「うにゅ?」
「そーなのかー」
文の解説に三者三様の反応を見せる。
「さぁ、どんな面白おかしな回答が飛び出すのでしょうか!?今から期待が止まりません!!」
そんな三者、と言うか、チルノの叫びをさらっと流して失礼な事を言う文だが、他の者たちも似たような胸中だった。
「さぁ、問題行ってみましょう」
そして出題者が指名される。
「では、外の世界のなぞなぞを………」
出題者はそう言って問題を出す。
「最初に4本、次に2本、最後は3本。これな~んだ?」


ピンポーンッ!!!


空が回答権を得た。
「おっと!解けたんでしょうか!?空選手、答えは!?」



「私!!」



「何でですか?」
文が問いかける。
「だって、私は妖怪になる前の鴉の時は足が二本!妖怪になってからは手足が4本!!そして、力を手に入れてからは足が三本!!」
空はそう力説した。
「問題聞いてました?最初が4本ですよ?今の聞くと最初が2本じゃないですか」
「…………あれ?」
空は首を傾げた。
「はい、はずれです」
文がそう言うと

ピンポーンッ!!

今度はチルノがボタンを押した。
「はい、チルノ選手、答えは?」



「あたいね!?」



「はい、次行きましょう」
「なんでよ!?」
サラッと無視する文にチルノが叫ぶ。

ピンポーンッ!!

そしてルーミアが回答権を得る。
「はい、ルーミア選手」



「じゃあ、私!!」



「貴女達、ちゃんと問題聞いてました?まぁ、聞いてないんでしょうけど」
自己完結してしまう文。
「はい、出題者答えを」
「答えは人間です。最初は赤ん坊の四つん這いで地面に着ける手足が四本、次は歩けるようになって二本足。最後に老人になって杖を突いて、足と杖の三本」
「はい、と言う事です」
流石に答えを知っていたのであろう文がそう言う。
「惜しかったわ……」
「何処がですか」
空に突っ込む文。
「まぁ、気を取り直して次に行きましょう」
そう言って文が次の出題者を指名する。
「では………紅魔館の主は?」
「お~っと、これは流石に簡単すぎるか!?」
出された問題に文がそう言う。


ピンポーンッ!!


チルノが回答権を得る。
「はい、チルノさん」

「十六夜咲夜!!」

自信満々に叫ぶ。
「はい、はずれです」
「何でよ!?天子が言ってたわよ!?紅魔館のじっけんはあいつが握ってるって!!」
チルノが叫ぶ。
瞬間、レミリアが天子をジロッと睨む。
睨まれた天子は、してやったり、と言った感じでニヤリと笑って返す。
「まぁ、否定はしませんけどね。ですが、はずれです」
「否定しなさいよ!!」
文の言葉に流石にレミリアが叫ぶ。
が、文は無視。

ピンポーンッ!!

今度はルーミアが回答権を得る。
「はい、ルーミアさん」
「えっと、何か紫っぽい魔女!!」
パチュリーの事を指しているのであろう。
「パチュリーさんですか?まぁ、確かに彼女もそれらしい感じはしますが、はずれです」
「私は!?」
レミリア叫ぶも、文またしても無視。
と言うか、先程もそうだが、レミリアが自分がそうだと暴露しているのだが。
気付かない所が三馬鹿クオリティ。

ピンポーンッ!!

そして最後に空が回答権を得る。
「はい、空さん」
「さとり様!!」
「紅魔館だっつってんでしょうが」
自分の主の名を叫ぶ空に文が突っ込む。
「はい、全員不正解。ってか、レミリアさんがさっきから自分で暴露してるじゃないですか」
無視はしていてもちゃんと聞いている文だった。
「と、言う訳で正解はとてもそうは見えないレミリア・スカーレットさんでした」
「あんた、一遍死んどく?」
レミリアが今にもグングニルを投げそうな様相を醸し出していた。
「来訪者に「ぎゃおー」と言う人が主だと言っても説得力ありませんよ~」
「ちょっ!?あんた!!」
「ぎゃおー?」
霊夢がレミリアに尋ねる。
「ち、ちがっ!あ、あれは違くてね!?」
「はい、次行きましょうか」
レミリアをあしらってから文は次の出題者を指名しようとする。
「あ、私良いかしら?」
そう言って幽々子が挙手する。
「お、構いませんよ~」
文の許可を得て幽々子が出題者となる。
「それじゃ、今から各4人の内、仲間外れを探して頂戴。勿論、その理由も答えてね」
そう言って幽々子はボードに名前を書く。
ついでに文が解答用に幽々子に答えを聞きに行く。
書かれた名前は

八雲紫、四季・映姫・ヤマザナドゥ、八意永琳、レミリア・スカーレット

だった。

ピンポーンッ!!

速攻でチルノがボタンを押す。
「ちゃんと考えてるんでしょうね?では、答えは?」
文が尋ねる。
「仲間外れはレミリアよ!!」
「して、理由は?」





「他の三人はおばあちゃん!!!」





会場が一気にシーンッとなる。
全員の胸中は

(なんちゅう事言うのか!この⑨は!!!)

だった。
因みに天子、レミリア、輝夜、霊夢、魔理沙、その他強力な力の持ち主辺りは爆笑していた。
「全然違います」
一瞬、惜しいです、と言いそうになった文だが、何とか飲み込んだ。
映姫は気にしてる様子はないが、紫と永琳は笑顔だった。
そして、その笑顔こそが空恐ろしかった。

ピンポーンッ!!

今度は空だ。
「はい、空さん」
「同じくレミリア!!」
「理由は?」



「他全員ババァ!!!」



(もうお前ら黙れ!!!)


力を持たぬ者たち全員の心の叫びだった。
紫と永琳の笑顔の素敵っぷりが若干上がったのは気のせいでは無いだろう。
「だから違うって言ってるでしょうに」
文はそう言う。
が、顔が少しヒクヒクいっている。
笑うのを堪えてるようだ。

ピンポーンッ!!

最後にルーミアが回答権を得る。
「今度こそまともな回答をお願いしますよ」
「レミリア!!」
ルーミアも同じ人選だった。
「理由は?」
文が尋ねる。



「一人だけカリスマが無い!!!」



今度は紫と永琳が爆笑する側になった。
一方のレミリアはこめかみに血管が浮かんでいる。
「はい、違います。幽々子さん、答えお願いします」
「皆人選は間違ってなかったわよ~。ただ、理由はレミリアだけ名前に数字が無い、よ」
「「「あ~」」」
三人して納得したように口にする。
「言われてみれば、同じおばあちゃんならさいぎょーじもほーらいさんも同じだもんね~」
再び会場が凍る。
「貴女少し黙ってください」
流石に文が突っ込んだ。
「好い加減に正解して下さいよ、本当………」
そして溜め息交じりに呟く文。
「それじゃ、私が問題を出すぜ」
魔理沙が立候補する。
「公平にお願いしますよ?」
「公平にはならないが、私のチームに有利にはならないな」
「まぁ、自分のチームに有利じゃなけりゃ構いませんけど………どんな問題で?」
「サービス問題だ」
魔理沙はそう言ってから問題を出す。
「軽い核種同士が融合してより重い核種になる反応。これを何と言う?」
「おおっと、確かにサービス問題だ!」
何故なら空の能力に関する問題なのだから。
当然、チルノとルーミアは頭の上に?を浮かべている。
そして、当の空を見ると。



「何それ?」


頭を捻っていた。



「お前の能力だろう!!!」



思わず空の能力を知る者達から一斉に突っ込みが入る。
「私の?……あ、解った!!」

ピンポーンッ!!

空がボタンを押す。
「漸く決着がつきそうです」
文がそう言う。
「さぁ、答えは?」





「フュージョンね!?」



「ちっげぇぇぇぇぇぇ!!!!」

やはり一斉に突っ込みが入る。
「うにゅ?」
頭を捻る空。
「あんたの能力だって言ってんでしょうが!!!」
霊夢が怒鳴る。

ピンポーンッ!!

その瞬間、ボタンが押された。
「おお!?チルノさん、解ったんですか!?」



「鳥頭ね!?」



「そうだけど違う!!!」

またまた一斉に突っ込みが入る。

ピンポーンッ!!

最後にルーミアだ。
「はい。解ってると思いませんが、ルーミアさん」



「鳥目!!」



「全然関係ねぇ!!!」

再三の一斉突っ込み。
「はい。全員はずれです。正解は?」
文が魔理沙に尋ねる。
「核融合、だぜ」
「「「あ~」」」
三人がさっきと同じような反応を見せる。
「あ~。じゃないでしょうが!!あんたの能力でしょうがお空!!!」
別チームだと言うのに思わず怒鳴る霊夢。
「ってか、他の二人なんて絶対解ってないぜ?」
魔理沙の言うとおり、なんとなく、あ~、と言っただけのチルノとルーミアだった。
「好い加減本気で勝負付けて欲しいんですが…………」
ちょっと呆れ気味に文が言う。
「なら、私に任せなさい!」
霊夢が叫ぶ。
「お?霊夢さん、お願いします!」
文が霊夢に頼む。
「これ、すっごく簡単よ。ってか、間違ったら夢想封印ぶちかますわ」
「霊夢さん、脅迫は止めて下さいね~」
文が注意を呼びかける。
「じゃあ、行くわよ。」
霊夢がそう言い、三人が唾を呑む。




「あんた達!!私の名前を言ってみなさい!!!勿論、苗字も含めて!!!」



「お~っと!流石にこれは間違えないでしょう!!!」

ピンポーンッ!!!

三人の中で一番身体能力の高い空がボタンを押した。
「さぁ、空さん、正解は!?」



「博麗霊夢!!!」



「正解っ!!!」
文が叫ぶ。
「よって、優勝はAチームになりました!!!」
観客から歓声が上がる。
「さぁ、後は幻想郷お馬鹿決定戦です」
文がそう言う。
「なら、今度は私が問題出そうかしら?」
そう言って立候補したのは幽香だった。
「おっと、難しいのは無しですよ?」
ドSで有名な幽香に釘を刺す文。
「解ってるわよ。じゃあ、問題」
幽香はそう区切ってから問題を出した。
「そこの司会者の名前を答えなさい。苗字も含めて」
そう言って幽香が指さしたのは言わずもがな、文だった。
「あやややや。私ですか。さぁ、解りますか?」
笑顔で言う文。


ピンポーンッ!!


一瞬早くチルノがボタンを押した。
「はい、チルノさん」





「文々。!!!」


文がずっこけた。
「それは私が出版している新聞の名前です。覚えて頂いてるのは光栄ですが……私の名前も覚えて下さい」
軽く抗議する文だった。

ピンポーンッ!!

そしてルーミアがボタンを押す。
「はい、ルーミアさん。正解して下さいよ?」
流石に自分の名前をはずされると悲しい文だった。



「じゃあ、射命丸文!!!」



「じゃあって言うのが気に掛かりますが、正解です」
恐らくルーミアも文々。と答える気だったのだろう。
ついに決着が付き、観客から歓声が上がる。
「はい、これにて終了です。ビリはBチームで、幻想郷お馬鹿王はチルノさんに決定しました!!」
その言葉に笑いと歓声が巻き起こる。
「それでは、司会はご存じ、清く正しい射命丸文でお送りしました。それでは皆さん、御機嫌よう!!」
文が最後にそう締めて、ゲームは終了と相成った。



「ったく、なんであんたは自分の能力を答えられないのよ」
ゲームが終わって霊夢が空に言う。
「だって覚えてないもん~」
「本当に鳥頭だな………」
魔理沙が呆れて言う。
「お空ちゃんは、考えるな、感じろってタイプだしね~」
燐がそう言う。
「あんたの能力を考えなしに使うって結構危険な感じするんだけど?」
霊夢の言うとおりだった。
「ったく、力授ける相手間違えたんじゃないのか?」
魔理沙が非難を込めた目で近くに居る神奈子を見る。
「逆に頭が良すぎる奴に授けた方が危険な気もするけどねぇ」
自己弁護するように神奈子が言う。
「それは………確かに」
やはり空の能力を知るアリスが賛同する。
頭が切れる者が核融合なんて能力を持った日には何をするか解った物では無い。
確かに、頭の弱い空なら性質の悪い悪用はしない、と言うか考え付かないであろう。
「けど、あんたって本当、力と頭がアンバランスよね~」
「だな~」
霊夢と魔理沙が空を見ながら言う。
「うにゅ?」
当の空は解っていないようで、頭を捻る。
「ま、ある意味それで良いのかもしれないけど」
「そうだな。レミリアみたいのがこんな力持つ方が怖いな」


「へくちっ!!」


離れた場所でレミリアがクシャミをした。
「お譲様?お寒いですか?」
「いえ、違うわ。きっとどこかで誰かがこのカリスマ溢るる私の噂をしていたのよ」
咲夜の言葉にそう返すレミリア。
(さっきカリスマが無いって言われたのがそんなに気になってるのかしら?)
(じゃないですか?普段からも気にしているようですし)
小声で会話をするパチュリーと小悪魔。
「それはそうと、美鈴だけ出番なかったわね」
レミリアが思い出したように美鈴に向かって言う。
「ですね~。ま、見てて面白かったですけど」
美鈴は特に気にした風もなく返す。
「案外、八雲紫に忘れ去られていたりして」
咲夜がそんな事を言う。
「そ、そんな訳無いじゃないですか!!ない……筈ですよ?ええ、多分」
段々弱くなる美鈴。
「まぁ、そんな事はさて置き」
「そんな事!?」
レミリアの言葉に美鈴が非難がかった声を上げる。
「あの闇の妖怪、どうしてくれようかしら?あと、鴉天狗も」
レミリアの笑みが邪悪なものに変わる。
「レミィ。そんな仕返しとかすると余計にカリスマが無いって言われるわよ」
「余計にとは何よ!余計にとは!!け、けど、そうね………カリスマの持主たる者、小さな事は気にするべきじゃないわね」
パチュリーの言葉にそう言うレミリア。
(カリスマと言う事に固執している時点でダメな気もするけど………)
流石に口には出さないパチュリーだった。



午前4時

初日の出まではまだ早く、ゲームの後もまだ皆飲んだりしていた。
「なぁ、紫。他に何か盛り上がる事無いのか?」
魔理沙が紫に問い掛ける。
「私を誰だと思ってるのかしら?八雲紫よ?」
紫はそう言うと、境界を開いてドンッ!と舞台の様な物を呼び出した。
そして、一旦プリズムリバー三姉妹の所に寄ってからその舞台の上に立つと



「皆~!!私の歌を聴け~!!!」



舞台の上でそう叫んだ。
「サジタリウス・PM9:00遅れないでね!行くわよ!!」
紫がそう叫ぶとプリズムリバー三姉妹による演奏と共に紫の歌が始まった。
紫の歌が上手い事も有り、あっと言う間にみんなそちらに集中した。
「相変わらず歌上手いわね~」
霊夢が酒を飲みながら呟く。
「そりゃまぁ、声帯の境界弄ってどんな声も出せるしな。音感リズム感だって当然の如くお持ちだ」
藍がそれに応える。
「宴会に便利な能力だな」
「安っぽく聞こえるからそう言う表現は止めて頂こうか」
魔理沙の言葉に藍がそう返す。
「ってか、これって外の歌じゃないかい?」
音楽の曲調から神奈子が呟く。
「ああ、紫様は向こうとこっちを行ったり来たり出来るからな。向こうの音楽にも詳しいのさ」
向こう、とは、言わずもがな、外の世界の事である。
「なるほどね~」
神奈子は納得しながら酒を飲む。
「早苗。あんたもなんか歌いなさいよ」
諏訪子が早苗に言う。
「え!?な、何言ってんですか!!出来る訳無いじゃないですか!!」
早苗は必死になって抗議する。
「カラオケと一緒よ。別に恥ずかしくないでしょ」
「は、恥ずかしいですよ!!大勢の知らない人達の前で歌うんですよ!?」
「からおけ?」
「空の桶がどうかしたって言うの?」
諏訪子と早苗の会話に魔理沙と霊夢が疑問符を浮かべている。
「ああ、カラオケと言うのは、外の世界にある好きなように歌を歌える施設の事だ」
主のお陰で外の世界に詳しい藍が説明する。
「?別に、歌なんてどこでも歌えばいいじゃないか」
「こっちと外では環境が違うからな。外でいきなり歌ったら、おひねり所か冷たい視線と罵声が飛んでくるぞ」
魔理沙の質問に藍が答える。
「不便ねぇ………」
「まぁ、その辺りは否定しませんが………」
早苗がそう答える。
「一曲ぐらい歌いなよ~早苗」
諏訪子がしつこく誘う。
「い~や~で~す!」
だが、早苗は断固拒否する。
「それじゃ、これなんてどう?」
「はい?んぐぅ!?」
何時の間にやら歌を歌い終えて戻って来た紫が早苗の口に瓶に入った酒を流し込む。
「っぷはぁ!!」
「ちょっ!?大丈夫!?早苗!!こら!隙間!!無理させんじゃないよ!!」
流石に諏訪子も紫に向って怒鳴る。
「まぁまぁ。で、歌ってみない?」
紫が早苗に問い掛ける。
「ん~………何か良い気分ですし、いっちょ歌いますか~!!」
一瞬で酔っ払った早苗がそう叫ぶ。
「早苗!?隙間!!あんた何飲ませたんだい!?」
神奈子が紫に向かって叫ぶ。
「こ・れ♪」
そう言って紫が見せたのは
「ぶっ!?八塩折(やしおり)の酒!?何飲ませてんのよ!!」
諏訪子が叫ぶ。
八塩折の酒とは、あの八岐大蛇を酔っ払わせた酒だ。
そりゃ人間ならあっさり酔っ払うに決まってる。
「あ、そうそう。山の巫女、これに着替えなさいな」
そう言って紫がパチンッ!と指を鳴らすと、一瞬で早苗の服がオレンジと白のヒラヒラの服に着替えさせられた。
「あ~…可愛いですね~これ♪」
早苗は気に入ったようだ。
「良く似合ってるわ。じゃあ、盛り上げて来てね~」
「だ、大丈夫なの?」
諏訪子が心配そうに呟く。
「大丈夫よ」
紫はそう答える。
そして再びプリズムリバーの所に行くと、また戻って来た。
「何しに行ったの?」
霊夢が尋ねる。
「ん?あの子が歌う歌の演奏を頼みに行っただけよ」
「何歌わせるんだい?」
神奈子が尋ねる。
「始まれば解るわ」
紫はそう返すだけだった。
次は誰かと期待している衆目の前に早苗が姿を現す。
そして同時にプリズムリバーの演奏が始まる。




「皆!抱きしめて!!世界の、はちぇまれ!!」



早苗はそう叫び、そして歌が始まる。
「水面が揺~らぐ 風の輪がひろ~がる~♪」
「曲名はプラネットフライトよ♪」
紫が霊夢達にそう説明する。
「と言うか、早苗はどこでこの歌を?」
聞いた事もない、しかし、外の歌を歌う早苗に神奈子は訝(いぶか)しむ。
「私が睡眠学習で覚えさせたわ。この時の為に」
「あんた、本気で何してんのよ」
紫の行動に突っ込む霊夢。
ふと、妖怪達がざわめき始めている。
「おお……早苗ちゃんだ」
「山になんていけないから、俺、諦めてたのに………」
「ヤックデカルチャー………」
そんな声が妖怪達から上がる。
「何者だ?あの娘は………」
そんな様子に一匹の妖怪が呟く。
「ご存じないのですか!?」
隣に居た妖怪が驚いて尋ねる。
「彼女こそ、外の世界から来訪し、妖怪の山の巫女として認められた、幻想☆正統派巫女………早苗ちゃんです!」




「キラッ☆」



『うおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』

妖怪達から凄まじい歓声が上がる。
その様子に
「馬鹿共が!!飼いならされやがって!!!」
「アキラメロン!!!」
などと言う霊夢と魔理沙のやり取りがあったが、そこはスルーされていた。
「これで信仰率アップは間違いないわね」
パシャッ!パシャッ!!と、天狗顔負けの勢いで早苗を撮影しながら神奈子が言う。
無論、天狗達も負けじと撮影している。
「しかし、八雲紫。人に無理矢理飲ませて歌わせるのは感心しませんよ?」
映姫がやって来て紫にそう告げる。
「盛り上がってるみたいですし、良いじゃないですか♪」
が、紫はまったく悪びれずにそう返す。
「大体貴女は………」
「もう、お正月から堅い事言わないの♪」
「むぐぅ!?」
紫は言うが早いか、映姫にも早苗と同じように酒を流し込んだ。
早苗と同じ八塩折の酒を。
「あ~あ~あ~………」
その様子を諏訪子は何も出来ずに眺めて居た。
「っぷはぁ………」
瓶は空になっていた。
「あら?飲ませすぎたかしら?」
明らかにわざと全部飲ませてから紫は言う。
そして、その間に早苗の歌が終わった。
「じゃ、今度は閻魔様行きましょ♪」
「にゃ、にゃにをしゅりゅんでしゅか」
物の見事に呂律(ろれつ)が回ってない映姫だった。
「完全にベロンベロンだねぇ」
神奈子が呟く。
「だね~」
諏訪子も同意する。
「はい、じゃ、次閻魔様適当にお願いね♪」
舞台の上に映姫を置き去りにして紫は立ち去る。
「待ちにゃしゃい、やきゅもゆきゃり(八雲紫)。まったきゅ、あにゃたはいちゅもいちゅも………ん?」
映姫は自分が注目されてる事に気づく。
「にゃんでしゅか?私ぎゃそんにゃにめじゅらしい(珍しい)でしゅか?」
酔っ払ってるせいか、半目の状態で映姫は観客に問い掛ける。
元々小柄な事も相まって、呂律の回ってないその姿は可愛らしくすら見える。
「にゃんでしゅきゃ?そにょ目は………あにゃた達もこみゃち(小町)みたいにきゃわいいときゃ言うんでしゅか?」
観客から既に小声ながら可愛いという声が漏れて居る。
「みんにゃそう言うんでしゅね…………良いでしゅ、良いでしゅ……………」
映姫はいじけてしまったようだった。
しかして、それがまた可愛らしさを上げる。
が、次の瞬間




「ばん(卍)…………きゃい(解)」




ボソッと映姫はそう呟いた。
「ちょお!?四季様ぁ!?」
小町だけが気づいて悲鳴に近い叫びをあげる。
いや、幽々子と紫あたりも気付いていたが、面白い為止めなかった。
映姫の周りに只ならぬ力が発生する。


「平伏しにゃしゃい!!!」


映姫は叫ぶ。
同時に映姫の背後にとてつもなく巨大な何かが立ち上る。




「きょくじょうてんぎぇんみょんおう(黒縄天譴○王)!!!」



それは巨大な鎧武者の様な姿となって現れた。
流石に宴会場に居た面々もビビる。
「ぎゃー!!!四季様!!ストップ!!ストップ!!!」
小町が慌てて映姫を止めようとするが、距離が遠い。
小町の距離を操る能力を持ってしても、小町の制止より早く映姫が動く。
「みんにゃまとみぇて(皆まとめて)………」
鎧武者が剣を振りかぶる。



「光になりぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」



そして剣が振り下ろされ



「せいっ!!」


る前に永琳が背後から映姫の口に布を当てた。
瞬間、映姫はカクッと倒れ、鎧武者も姿を消した。
「し、四季様!?」
距離を縮めて辿り着いた小町が映姫の元に向かう。
「心配しないで。応急処置よ」
永琳は小町にそう言う。
「睡眠薬か………まぁ、助かったよ。ありがとう」
小町は永琳に礼を言う。
「別に良いわ。それにしてもあの隙間。解っててやったわね?」
永琳が紫を睨むように見る。
当の紫は扇子で口元を隠して微笑んでいた。
「ったく………以上、閻魔様の新春一発芸でした」
誤魔化し切れてるかは微妙だが、そう言って永琳は場を締める。
映姫は小町に負ぶられて退場となった。
舞台が出来た事も有り、その後もそこに登って歌やら踊りやら一発芸やらをやる者が現れ、宴会は続いて行った。



午前6時

「お?そろそろ日が昇る時間か?」
魔理沙の呟きに、皆その時間に気づく。
「あら、本当。もうそんな時間ね」
レミリアがそう言う。
「あんた達、今年は日除け対策してるんでしょうね?」
霊夢が問いかける。
去年はそれを忘れて偉い事になったからだ。
「安心なさい。今年はバッチリよ」
レミリアはそう返す。
「考えてみたら、地上で日の出見るのって初めてかも」
天子はそう呟いた。
「え?そうなんですか?」
大妖精が驚いた様に問い掛ける。
「いっつも上に居るからね~。それに、別に日の出なんて意識して見た事ないし」
「ふ~ん………もったいないわね~」
チルノがそう返す。
「かもね~」
天子も否定しなかった。
「ま、偶には良いんじゃないの?」
レティがそう言う。
「ん、そうだね」
天子はそう返した。
「う~………私は何をしてたんですか?」
永琳の薬により酔いを覚ました早苗が諏訪子に尋ねる。
「後で教えたげるよ」
「じゃあ、何かしたんですね?」
「変な事はしちゃいないから安心しなって」
神奈子がそう言う。
「う~………紫さんの歌を聞いていた辺りから記憶がぁ…………」
どうやら無理矢理飲まされたのは覚えていないようだった。
「師匠、閻魔様は起こさないんですか?」
鈴仙が永琳に尋ねる。
「今起こしたら色々騒々しくなるでしょう?これから初の日の出だって言うのに」
「そうそう。閻魔様だって何回も見てるし、これから何回も見れるんだから一回くらい良いのよ」
永琳に言葉に輝夜がそう繋げる。
「まぁ、それはそうでしょうが………」
しかし、鈴仙とて、ここで映姫を起こせば紫と一悶着あるのは裕に想像できる。
なので、それ以上の言及は止めた。
「ん?今年は阿求は居ないのか?」
妹紅が慧音に尋ねる。
「ああ、途中で寝てしまってな。家まで送り届けて来たよ」
「ま、流石に子供にゃ辛いか」
「だろうな」
妹紅の発言を首肯する慧音だった。
「そういや私、初日の出って初めてだ!」
「あたいも~」
空と燐がそう言った。
「そういやあんたら地底に居たもんね~。ご主人様は出てこない訳?」
霊夢が空と燐に尋ねる。
「さとり様は人が沢山居る所嫌いだからね~」
「あ~」
さとりの能力を知る霊夢は燐のその発言に納得する。
無意識に心を読めてしまう能力は、人ゴミの中ではさぞ鬱陶しい事だろう。
「萃香。あんたの知り合いは?」
今度は萃香に尋ねる霊夢。
「ん~?鬼が地上に出てくる訳無いでしょ。ま、これから新年会に参加しに行くけどね~」
「まだ飲むの?」
萃香の発言にアリスが呆れ気味に問い掛ける。
「鬼はお酒が大好きですからね~」
それに対して文が答える。
「そういやお前、今回は積極的に実況やら司会やらしていたな」
魔理沙が文に尋ねる。
「そりゃ、名前を売るチャンスですから!利用しないと!」
そう答える文だった。
「ほら、橙。起きなさい。そろそろ日が昇るわよ?」
藍に負ぶられて寝ている橙を紫が扇子でつついて起こす。
「んにゃ~…………」
「ほら、起きなさい。ってか、藍。尻尾退けなさい。それじゃ起きないでしょ」
藍は、橙が寒くないように尻尾でくるんでいた。
「ほら、橙。起きるんだ」
藍は尻尾を解いて橙に呼びかける。
寒気で思わず目を覚ます橙。
「はぅ………寒い……」
「ほら、日が昇るわよ?」
紫に言われて橙は藍から降りた。
「もうそろそろですかね?」
妖夢が幽々子に尋ねる。
「そうね。あと数分もしない内に日が昇るわ」
幽々子はそう答える。
「また新しい一年の始まりですね」
「さて、今年はどんな異変が起きるのかしらね?」
袖口で口を隠しながら幽々子は楽しそうに笑う。
「私達に影響が出ない異変なら良いのですが………」
「あら、私達に影響が出ないと楽しくないじゃないの」
「楽しいって………」
「異変も楽しむのが幻想流と言う物よ」
「まぁ、確かに妖怪達はそんな感じがしますけどね」
辺りを見回してそう言う妖夢だった。
「妹様、見えますか?」
「うん!これなら良く見えるよ!」
フランは背の高い美鈴に肩車をしてもらっている。
別段飛べるのだから問題無さそうな気はするが、気分の問題なのだろう。
「今年はどんな一年になるんでしょうね?」
咲夜が誰にともなく呟く。
「ま、退屈しない事を願うわ」
レミリアはそう返す。
「私はもう少し静かにしたいのだけれど」
「それは魔理沙さんに言いましょう」
パチュリーの呟きに小悪魔がそう言う。
「お、日が昇るぜ」
魔理沙の言葉に皆一点を睨む。



そして



幻想郷にて新年初の日が昇った。



「ん~………いつ見ても綺麗ね~」
霊夢が言う。
「だな」
「さて、今年はどんな異変が起きるのかしらね?」
人事の様にアリスが呟く。
「まぁ、程々になら構わないんだけどね~」
霊夢はそう返す。
「そいつは異変を起こす奴に言うべきだな」
「それが解ってたら起こす前に潰すっての」
「それもそうよね」
霊夢の言葉にアリスが同意する。
「さて、それじゃ私は寝ようかな。3日間は働き詰めだろうし」
「おいおい、宴会の後片付けはどうするんだ?」
魔理沙が霊夢に問い掛ける。
「萃香。ゴミ集めておいて。紫、は手伝わないだろうから、藍。掃除お願いね」
霊夢はそう言って指示を出すと神社へと戻って行った。
「鬼と最強の妖獣を顎で使う、か」
魔理沙がその様子を眺めて呟く。
「案外、あいつが幻想郷最強なんじゃないの?」
アリスもそう呟く。
「否定出来んな」
魔理沙はそう返した。
萃香は素直に霊夢の言う事に従い、藍は紫に命じられて霊夢の言う事に従った。
こうして、幻想郷はまた新しい一年を迎えた。
はてさて、今年はどんな事が起きるのであろうか?
それは誰にも解らない。



それでは皆様。
今年も一年よろしくお願いいたします。





オマケ



「ちょっ!?何ですかこれ!?」
妖怪の山の守矢神社に早苗の悲鳴に近い叫びが響き渡る。
「何って、それがあの時の早苗だよ?」
ニヤニヤしながら神奈子は言う。
「う……うそ……………」
早苗は顔を赤くしたり青くしたりしている。
早苗の絶叫した原因。
それは、今早苗の前にある文々。新聞にある。
書かれている見出しと内容はこうだ。



『幻想郷にアイドル出現!?』
先日の新年会で思わぬ超新星が登場。
その名も、幻想☆正統派巫女・早苗ちゃん。
外の世界から来訪し、妖怪の山の巫女となった彼女に興味を惹かれていた妖怪は多かったようだ。
だが、他者の侵入を許さない妖怪の山に住む彼女にはそうそう会う事は出来ず、噂を耳にするだけで終わっていた。
そこに、先日の新年会だ。
可憐な服を着て突如として歌い出した彼女に人妖問わず惹きつけられた。
今までの噂も相まってか、彼女への信仰者が人妖問わず一気に増えたようだ。
博麗の巫女の時代は終わり、守矢の巫女が幻想郷を牛耳るのか!?
これからの巫女達の動きに目が離せそうにない。



因みに載っている写真は、歌っている姿と、「キラッ☆」の瞬間のアップ写真の二つだった。
「いやあぁぁぁぁぁ……………」
当の超新星は恥ずかしさで机に突っ伏していた。
「どうする神奈子?」
「決まってるじゃないか」
そんな早苗をよそに、諏訪子とは神奈子は話し合っている。
「早苗には素質があったんだ。そもそも素材が良いし」
「だよね!だよね!これは一気に行くべきでしょ!!」
何やら盛り上がってる二柱。
「早速次を考えないと!!」
「よし!八雲紫と相談だ!!」
「な、何をするつもりですかぁぁぁぁぁ!!!」
早苗の悲鳴に近い叫びが木霊する。
どうやら、早苗にとってはあまり嬉しくない一年が幕を開けようとしていた。



あけましておめでとうございます、華月です。

元旦は無理でしたが、なんとか3日に上げる事が出来ました。
まぁ、例によって例の如くネタとか入ってますけどね。
あと、色々言われそうな知能レベルですが、まぁ、極めて個人的な解釈の下に並べてます。
人によっては有り得ないと思ったり不快に感じたりするかもしれませんが、あくまで華月の中の設定と割り切っていただけると助かります。
作中にも書いてある通り、ほぼ同等と思っている人たちは適当に並べました。

まぁ、今年もポチポチと作品を書き連ねて行く予定です。
気が向きましたらお付き合いください。

それでは、好評不評問わず、待ってます。
華月
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コメント



0.1810簡易評価
1.80名前が無い程度の能力削除
こんなお話待ってました。
あけましておめでとうございます。
5.90名前が無い程度の能力削除
サナッ☆
11.100名前が無い程度の能力削除
いやあ、とても面白かったです
みんな可愛いなぁ
14.100名無し削除
日本最古の神が違うかも、あの二柱は六、七番目だった気がする
でも、凄く面白かっったッス
18.100名前が無い程度の能力削除
いいですね、呑んで唄って騒いで幻想郷。
しかし橙、なんというヘキサゴ○ww
早苗には是非次回作でサナッ☆を復活してもらいたいですねww
19.無評価華月削除
>日本最古の神が違うかも、あの二柱は六、七番目だった気がする
ご指摘の通りでしたので、修正いたしました。
日本を造った神と言う事で最古の神だと勘違いしてました。
20.100八咫猫削除
自分の能力をフュージョン、とボケる空最高!
映姫様は酒が入ると危険過ぎるwww

そして『キラ☆』自重wwwwwwwwwwwww
21.無評価名前が無い程度の能力削除
クイズの後確実に妖夢死んだなw
22.100名前が無い程度の能力削除
評価付けるの忘れてました。
25.60名前が無い程度の能力削除
「外の世界のネタ」の割合が多いような気がします。
もちょっと幻想郷特有なネタを入れたら良かったかと思います。
31.70名前が無い程度の能力削除
クイズの中盤が完全に消化試合になってますね。

あと鉄の融点間違ってます。
32.無評価華月削除
>鉄の融点間違ってます。
ご指摘の通りでしたので、修正いたしました。
調べはしたのですが、どうやら、およそ1500度と書かれていたのをそのまま融点と勘違いしてしました。
33.90名前が無い程度の能力削除
こういう宴会的な話好きです


トリカブトのとこですが薬に使われるのは根っこですが毒自体は花から根っこまで全部含まれているはずです
34.70名前が無い程度の能力削除
幽々子の頭の良さだけ引っかかった。いや、頭良いのは否定しないけど、
元々は1000年以上前の人物だし、亡霊になってから化学方面の勉強なんて
しそうにないような。
35.無評価華月削除
>毒自体は花から根っこまで全部含まれているはずです
えっと、一応作中の
トリカブトは全草(植物の全ての部位)に毒をもっている
に表記してある「全草」がそれに当たってると思います。

全草=葉っぱや茎、根のひげ根の先までの全てを言い、花や蕾もあればそれらも含まれる。

こちらは調べましたので確かだと思います。
41.90名前が無い程度の能力削除
うにゅほの名誉のためにも一つ
「フュージョンね!?」に対する突っ込みは
「惜しいけど違う」ってな感じであるべき
48.無評価華月削除
>ALL
総じて高めの評価有難うございます^^

>こんなお話待ってました
>いやあ、とても面白かったです
>凄く面白かっったッス
>こういう宴会的な話好きです
お気に召していただいたようで、何よりです^^

>サナッ☆
>『キラ☆』自重wwwwwwwwwwwww
>早苗には是非次回作でサナッ☆を復活してもらいたいですねww
すみません、どっかで一度使いたかったんです^^;

>クイズの後確実に妖夢死んだなw
まぁ、妖怪達にとって危険視される=ステータスみたいなもんですから、退場部下と^^;

>もちょっと幻想郷特有なネタを入れたら良かったかと思います。
そうですねぇ……そっちの方も今後考慮していきます。ご指摘有難うございます。

>クイズの中盤が完全に消化試合になってますね。
ん~……折角名前出したからには全員回答する所を書こうと思いまして、そしたら、なんか幻想郷の人達って頭良い人多いってイメージがあって、間違える事少ないんじゃね?って事になってこうなりました。
が、消化試合といわれると確かにその通りですね。
次があったらもうちょっと捻って見ます。

>元々は1000年以上前の人物だし、亡霊になってから化学方面の勉強なんてしそうにないような。
言われて納得しました。
まぁ、気まぐれか何かで見たのを覚えてた、とか、そんな感じで………だめですかね?(´・ω・`)

>「フュージョンね!?」に対する突っ込みは「惜しいけど違う」ってな感じであるべき
まぁ、そうなんですけど、ここは自身の能力を間違えたゆえの突っ込みということで^^;
49.無評価華月削除
>まぁ、妖怪達にとって危険視される=ステータスみたいなもんですから、退場部下と^^;
退場部下→大丈夫か です。

自身の書き込みに対する事なんでアレなんですが、パスワード打ってから文章確認しようと思ったら誤って送信して、読み返して気付いたので補足しましたm(__)m
50.90名前が無い程度の能力削除
一人だけカリスマが無いで吹いたwww
53.100時空や空間を翔る程度の能力削除
いや~笑った笑ったwwwwwww
また「テキサゴン大会」開催してると信じてますぞww
55.100名前が無い程度の能力削除
ユカリ・ノームとサナエ・リーですね、わかりますww
あとホン・ミンメイとかミスティー・ジーナス、森近バサラでww
57.80名前が無い程度の能力削除
笑ったー
58.100名前が無い程度の能力削除
おもしろかった
59.100名前が無い程度の能力削除
楽しく読ませていただきました。
やはり幻想郷1の⑨はチルノで決定なんですねww

細かいですが、えーりんの解答にある「波長の短い(エネルギーの低い)青色が」の部分は、
「エネルギーの低い」→「エネルギーの高い」
が間違えではないでしょうか?