アリスはベッドに腰掛けたまま、読みかけの本を自分の小脇に置き人形の名前を呼んだ。
少しすると、呼ばれた金髪の人形が机の下から顔を出した。
作りたての人形であった。
関節がまだ馴染んでいないため動きがぎこちない。
右へ左へ揺れながら近寄ってくる。
机からアリスまでは約3メートル程であるが、人形はまだ半分も歩けていない。
アリスは自分の手を広げると同時に人形の手も水平に広げさせる。
大きく手を広げた人形は、今度は前につんのめるようにしてアリスの方へ駆け出し最後は倒れ込んでアリスの膝に掴まった。
「まずまず。よく出来ました」
アリスは人形を抱え上げて今度は髪の手入れに取りかかった。
人形の髪はデリケートである。
アリスが背中を軽く叩くと、人形は小さく「アリス」と言った。
まだ舌が回っていないため「アイウ」に聞こえる。
「その通り」
突如、玄関を慌ただしく叩く音が聞こえた。
アリスの腕の中の人形が腕を伸ばして反応すると同時に、部屋の人形達が一斉に玄関の方を向く。
アリスは舌打ちした。
「アリス、いるんだろう」
魔理沙の大声が聞こえる。
アリスは人形を抱えたまま、わざと遅い足取りで玄関に向かった。
「マスタースパーク撃っちゃうぞ」
あの小心者に出来るわけがない。
やったらやったで、半殺しにしてやる。
「おい。早く開けろ、馬鹿。いるのは分かってんだ」
アリスは玄関に付けた覗き穴から、外の様子を覗く。
魔理沙がいた。
手には箒と何やら巨大な白黒の毛玉のようなものが抱えられている。
本は持っていない。ふざけてやがる。
「それ、何抱えてんの?」
外からパチン、と指を弾く音が聞こえた。
「よく聞いた。そう、それが用件だ」
アリスは手近な椅子に座って、人形の髪の毛を整えるのを再開した。
「おい。開けてくれよ」
「本は?」
「無い。そんなことは問題じゃないんだぜ。アリス先生。聞いてくれよ。実はこのぬいぐるみは一昨日、紅魔館で貰ったんだ」
盗んだのか。アリスは頷いた。
「盗んだのね」
「違うよ。聞いて驚け、馬鹿。このぬいぐるみは、落とし物でな。小悪魔が見つけたって。ほら、知ってるだろ。あの赤毛の」
「ええ」
「そう。それで落とし物ってことになったんだよ。だけど、誰も持ち主だって名乗り出なかった。だから、捨てたんだろうってことになったんだぜ。ほら、自分でわざわざ捨てて拾う馬鹿はいないだろ?」
アリスは半分上の空で、人形いじりに没頭する。
「なあ。ちゃんと聞いてる? 椅子に座ったりしてない?」
「聞いてる。いいから話しなさい。これから盛り上がりでしょう」
「うん。だから、誰が引き取るかってことになったんだけどさ。結局、拾い主の魔理沙にくれるってことになったんで貰ってきた」
あながち盗んだわけではないのか。
アリスは苦笑した。
それにしても、中古のぬいぐるみなどよくぞ貰う気になったものだ。自分だったら貰わない。
「それで? 私の本は?」
「本なら持ってないよ。あれはいい本だ。それでな、貰ったのはいいけどさ、こんなぬいぐるみは私の手には余るんだよな。そこでお前にやろうと思ったんだ」
ぬいぐるみは専門外である。
素人にありがちなことだが、ぬいぐるみと人形をごっちゃにしている。
アリスはつくづく嫌になる。
「仕方ない。入りなさい」
アリスがドアの鍵を外してやると魔理沙が入ってきた。
「おお。寒い。死ぬかと思ったぜ」
魔理沙の腕の中に収まっている50センチほどはあろう巨大な犬のぬいぐるみを見てアリスは驚く。
これ程、巨大だとは思わなかった。
「シベリアンハスキー」
「そう」
歌舞伎役者のようないかつい隈取り顔がかなりデフォルメされており、丸っこい可愛らしいぬいぐるみであった。
犬としての威厳を忘れたか尻尾は情けなく丸まっており、口は開きっぱなしでフェルト布製の赤い舌が見えている。
アリスが紅茶を淹れてやると、魔理沙は砂糖を勢いよく注いだ。
アリスはしげしげとぬいぐるみを見回す。
「ところで、アリス。夕食時だぜ」
知っている。
「待って」
高級品ではないらしく、お座りしたままのハスキー犬の真っ黒な目は安物である。
爪は無く、ひっくり返してみると肉球がまずまず精巧に作られていた。
しかし年季が入っている。
元々白黒であったらしい体毛は白い部分が灰色にくすみ、全体的に黒く汚れている。
全体的なイメージとしては、やはり可愛らしく低年齢向けに見え、紅魔館の住人に似合うような一品ではなかった。
「これ、洗ったんだけどあんまり綺麗にならないんだよな」
「よく貰う気になったわね」
「うん。何か気に入った」
「それが借本の肩代わりってわけ?」
魔理沙は何やら意味ありげに笑った。
アリスは夕食を作り始める。
手軽にホワイトシチューを作って、適当なパンをいくつか添えた。
やはり魔理沙は火が点いたようにがっついている。
「さっきの話しにまだ続きがある」
「は」
アリスは魔理沙につられて手を止める。
「紅茶を一杯くれ」
手元のポットを取ってよこす。
「実はあの犬、気に入ったから貰って来たんだ」
「借本の肩代わりにね」
魔理沙は神妙な顔になる。
「違うんだよ」
「何が」
「お前になんかくれるつもりは無かった。その証拠に私は気に入った本を一冊も返してない」
何を言い始めるのか。アリスは不機嫌さを表情に出した。
「これは何か気味が悪い」
「は? 何言ってるの」
「一昨日、この犬を貰ってから誰かに見られているような気がする。家に帰ってから、こいつをベッドの所に置いて寝たんだが。家の近くを誰かが歩き回っていて、終いには家の中に誰かいるような気がするんだ。いや、あれは確かにいた。それに奇妙なこともいくつか。感覚的な話しで悪いんだが、実際、私はこんな気持ち悪い目に遭うのは初めてなんだよ」
魔理沙はもどかしそうに身をよじった。
「他にも色々考えたんだが、原因はこれしか思いつかないんだ。だからこうしてお前の所に持ってきたんだ。今だって何だか気味が悪い」
「あんた、馬鹿でしょ。他にどれだけ恨み買ってると思うの?」
「違うんだ。絶対そんな誰かが狙ってるとかチャチな理由じゃない。私はオカルトなんか信じちゃいないぜ。だからお前も試してみれば分かる。本当にノイローゼ寸前なんだよ」
魔理沙が声を荒げた。
アリスはようやく事態を飲み込む。
「つまり、あなたは私を実験台にしたいと」
「人聞きが悪いぜ」
魔理沙は笑った。
「これ持って出て行きなさい」
シリアスとは無縁な顔で口からベロを出している犬を魔理沙に投げ返す。
人形達も剣を取り出して立ち上がった。
作りたての人形はずっこけた。
「止めろ。分かったから」
魔理沙の言い訳を無視して玄関から寒空に放り出す。ぬいぐるみは地面の上に転がった。
「分かったよ。帰る、帰る。だが、その犬は置いていくよ。ちゃんと抱いて寝ろよ」
「せいせした」と言うと、魔理沙はアリスの罵倒を無視して箒を掴み闇夜に消えた。
今晩は月が雲に隠されているのだ。
「ったく」
アリスは地面の上のぬいぐるみを拾い上げた。
結局、魔理沙の思い通りになってしまった。
魔理沙は何を考えているか分からない。
荒々しくドアを閉めて鍵をかけたアリスは残ったシチューをかき込み、皿を流しに放り込んだ。
自分では気にしていないと言ったが、あんな話しを聞いた後ではどうも気味が悪い。
アリスはぬいぐるみを自室に置くと、手早く風呂に入った。
しかし、このぬいぐるみが本当にでかくて置き場に困ることに気付く。
どこぞの持ち主が捨てたのも頷ける。
湯冷めしない内に、ハスキー犬を抱えてベッドに入る。
が、眠れない。
まだ9時過ぎなのも確かであったが、魔理沙のセリフがどうにも気持ち悪いのだ。
プレゼントくらい素直に渡せ、とアリスは頭を掻く。
どうにもこうにも眠れない。
アリスは立ち上がった。
億劫であるが、鍵を閉めてくるのだ。
アリスの家は2階建てで、主にアリスが過ごすのは1階である。
2階は大部分が収納スペースで、魔法書やら人形、様々な道具が置かれていた。
1階は毎日戸締まりをしているが、2階に関しては適当である。まず立ち入らないし掃除もしない。
換気だと言って窓を開けたきり、一週間閉め忘れたこともある。
2階には大きな部屋が3つある。
実は、それぞれの部屋に人形がいる。
侵入者に反応して即座に剣を抜いて突き刺す。または魔法弾をぶっ放す。従順である。以前、魔理沙が肩口に刺さったエストックを抜こうと苦戦していた。
それでもやはり、根本的に鍵が閉まっていないと気持ち悪い。
アリスは一つ目の部屋に入って灯りを付ける。
自分でいうのも何だが、かび臭い。
どこぞの図書館ではないが、大量の本棚があり、本がぎっしりと詰まっている。
「魔法と色彩」シリーズがごっそり無くなっているのは、魔理沙が持って行ったからだ。
5つある窓には、全て鍵が掛かっていた。
2体の人形がちゃんと本棚の上で目を光らせていた。
さて、二つ目の部屋である。
ここには作りかけの人形が置かれている。肩半分無い者、上半身しかない者、顔が無い者。あるいは目玉だけ。
他人には見せられない部屋である。
ここにも見張り役の人形がいる。
鍵は全て閉まっていた。
そして3つ目の部屋である。最奥に位置していることもあり、もっともアリスの足が遠い部屋だ、
ここには不要な家具が置かれている。
鏡、大きすぎるテーブル、来客用の椅子、ティーセット。人形作成のための道具も端っこに置かれていた。
人形が2体、焼き物の眼球を光らせて鏡の裏に待機していた。
3つある窓の鍵は全て開いていた。アリスは溜息を吐いて全て閉める。
全く不用心にも程がある。
ようやく落ち着いたアリスは自室に戻ってミルクティー一杯淹れて飲み、ベッドの上でお座りしている件のハスキー犬と、金髪の人形を抱えてベッドに入った。
「お休み」
安心したためか、先ほどは感じなかった眠気が襲ってきた。
と、その時2階から、みし、と人の体重が移動するような音が一つ聞こえた。
アリスの体がこわばる。
人形達が反応した気配は無い。
気のせいだ。アリスは寝返りを打つ。
寝てしまおう。
が、眠れない。
アリスは今すぐ寝入るのを諦めて読みかけの本を開いた。
しばらく没頭していたが、半刻程した頃である。
2階から、どさ、どさどさ、と何かが落ちるような音に続いて、ばたばた、と明らかに走る音が聞こえた。
今度は人形も反応した。
2階、最奥の部屋で「待機中」の人形が「索敵中」に切り替わる信号を送ってきたのである。
こうなれば、「排除開始」に変わるのも時間の問題だ。
人形は侵入者を逃がさない。
人形達はフォーメーションを組み替えているようだ。
しかし、アリスも寝室で我慢してはいられない。
自らの家に侵入者がいるのは気持ち良いものではない。
すぐさま2階に駆け上がり、例の部屋へ飛び込んだ。
先に到着していた人形達が暗闇の中でアリスを確認し、ユーモラスに首を傾げて敬礼する。
良かれと思って設定したのだが、この状況ではいささか間抜けだ。
侵入者はまだ家の中にいるようである。
おそらく魔理沙だろう、とここに来てアリスは確信した。
夕方見せたあの不可解な態度。薄汚れたぬいぐるみ。魔理沙が自分を驚かせようとしているのだと考えれば合点がいった。
ふざけた野郎だ。
「魔理沙、いるんでしょ?」
アリスは2階全体に響き渡る大声で叫ぶ。
返事は無かった。
ならば、やってやろう。
アリスはむきになる。
「第一大隊、集合」
指令を受けて、家中のアリスファミリーが集結する。
大小様々、300余体の人形がベッドの下から、花瓶の裏から、棚の中からアリスの元に集結して指示通りに班を作り、剣を片手に家捜しを始めた。
作りたての金髪人形は参加せず、アリスの腕の中に収まる。
「クローゼットの中、戸棚、ベッドの中。余さず捜索。見つけたら報告後、即攻撃を加えてよろしい。散れ、散れ」
別に口に出す必要はない。
これぞ、人形遊びの醍醐味である。
いつかはやってみたかった。
アリスはこの機会を与えてくれた魔理沙に感謝すらし始めていた。
本は返さず、騙して怯えさせた挙げ句、家宅侵入とはいい度胸だ。
うっかり刺してしまうのには十分な動機である。
そう。私も実は恐かったのだ。認めよう。
こんなに怒りを与えてくれてありがとう、魔理沙。
「よく見ていなさい。ネズミ狩りよ」
アリスは胸の中に収まるアリスファミリーの末っ子に話しかけた。
そして彼女は、全魔力を解放した。
「行け、行け。やれっ」
2階の最奥の部屋で声を張り上げる、青いパジャマを着たアリスの姿は正に神であった。
「魔理沙、今なら許してあげるわ。謝りなさい」
第二陣の人形150体がアリスの元を離れて外に向かった。
さらに第三陣の人形10体がアリスを取り囲み跪き、警護する。
「逃がさない。逃がさないわよ。魔理沙」あはははははは。
人形達の足音が規則正しいテクノミュージックのように館を揺るがす。
アリスはさらに昂ぶる。
2階の書物置き場の入り口近くの本棚の上にいた人形が「排除開始」に変わった。
アリスは破顔する。
「もう終わりよ。魔理沙」
しかし、次の瞬間には「索敵中」に変わった。
逃げ足の早いことだ。
アリスは舌打ちしつつ、内心ほくそ笑む。
これで捕まっては面白くない。
いいぞ、魔理沙。ありがとう、魔理沙。
続いて人形置き場奥の人形達が「索敵中」に続いて「排除開始」の信号を送ってくる。
が、これもすぐに「索敵中」に戻ってしまった。
はて、どういうことだろう。
アリスも流石に首を傾げた。
現在、階段上部の人形が「排除開始」に変わったと思いきや、「索敵中」になり、いきなり階段中腹の人形が「排除開始」になった。人形達は、階段一段置き以上の緻密さで配置されている。
線状の動きならともかく、この家に忍び込んだ魔理沙は点から点に飛ぶようにして動いている。
その度に、人形達は標的を見失う。
魔理沙の移動は余りにも早く、まるで瞬間移動をしているようである。足音も途切れ途切れにしか聞こえて来ない。だが、所詮は移動距離に限界があろうというもの。
頭を使うのはかくも楽しい。
「魔理沙。これなら、どう? 受け取って」
アリスは微笑んだ。
「点じゃなく面よ。面。面なのよ。立体で攻めなさい。かつ集中的に攻めるのよっ」
家中の人形達は一斉に飛び立ち、ある者は低空飛行、ある者は高度を上げ、ある者は壁すれすれ、床すれすれに飛んでいく。現在1階の侵入者に向けて、四方八方から約300体の人形が突っ込んでいった。
羽音が美しい。アリスは「ああ」と声を漏らした。本当に、本当にありがとう。魔理沙。
次々に「索敵中」が「排除開始」に変わり、ついには「排除中」に変わった。
そして1階の寝室前から、爆発音が聞こえる。
「いぇああっ」
アリスは敬礼する人形達の前を駆けて行き、階段を駆け下りる。
「魔理沙っ」
煙が立ちこめ、ドアの吹っ飛んだ寝室前に人形に囲まれて倒れていたのは魔理沙ではなく、銀髪の女だった。
銀髪の女が犬のぬいぐるみを抱えて倒れている。
アリスは「はあ」と素っ頓狂な声を上げた。
何だ、この場違いな女は。
この場にふさわしくない。
「うっ、う。もう終わりよ」
女は自力で立ち上がり、アリスに手を伸ばした。
アリスは手を避けて、口を開く。
「あんた、誰?」
いや、アリスはこの女を知っていた。
思い出した。
十六夜 咲夜である。
「このぬいぐるみはあなたの物なのね?」
咲夜は頷いた。
「どうして、あなたが忍び込んで」
咲夜はハスキー犬のぬいぐるみを抱えたまま、頭を下げた。
「ごめんなさいっ。笑われると思ってずっと言い出せなかったの、私はこれを取り返しにきただけなのよ。許して」
その瞬間、アリスは全てを理解した。
数日後アリスが人形の入ったバッグを抱えて出かけようとすると丁度、魔理沙がやって来た。
「おお、アリス。例の人形じゃないや、ぬいぐるみどうした?」
魔理沙はしたり顔であった。
何か言って欲しそうに目を輝かせている。
「何もなかった」
「ええっ、嘘だ? 何かやったんだろ」
魔理沙は大袈裟に驚いた。
「本当に何も無かったってば」
アリスは素知らぬ顔で手を振る。
「今日の私は機嫌が良いから、全部許してあげる」
アリスは急に笑って、地面を蹴った。
「えっ、何だよ。何かあったんだろ。お前、そんなでかいバッグ持ってどこ行くんだよ」
困惑した表情の魔理沙は空のアリスを見上げて叫ぶ。
「おい、何なんだよっ。私にも教えてくれたっていいじゃないか。おうい、どこに行くんだよお」
もう少し書いてほしかった
咲夜さん視点を想像すると、さらに楽しくなった。
それが書いていないためとても拍子抜けしたような気分になりました。
yuz様としては「敢えて書かなかった」のでしょうが私はむしろ「書くべきであった」と。
もっともそれは『シークレットサービス』という題名ゆえなのかもしれませんが、
その“シークレット”部分には非常に面白い一つの話となるだけの情報量が秘められているように思います。
「真相編」という形でその辺のことを書いていただけないでしょうか?
このままではとてもとても勿体ない。
点から点に飛ぶようにして動いている」でオチを確信できました。
彼女は可愛らしいものが好きというギャップ設定は二次創作によくあるので、仕方ないかな?
魔理沙が本を返さない件が放置されているのが気になりました。
自分の持ち物だと恥ずかしくて良い出せなかったのは良いのですが
面白かっただけに、あの後どうなったのか?などが無いのが残念。
己の満足と読み手の満足、どちらもやらなくてはいけないのが作者の辛いところですね
私にはまだまだ無理です、創想話に投稿されている作者様方は本当に尊敬します
咲夜さん視点で追い詰められていく
様子を書いてほしい
裏編として
陣取りゲームみたいな頭脳戦が見たい
応援してます。
アリスすげええ
淡々としたセリフ回しもグッド。それでいて画面に展開されてるのは
かわいらしい人形人形人形。まさに幻想郷と言う感じで素敵でした。