※このSSは作品集60内『時には昔の話を その1&その2』及び作品集61内『時には昔の話を その3&その4』の続きであり、作者の俺設定を垂れ流す感じのSSです。ご注意ください。
目を開けると、薄汚れて染みの浮いた、博麗神社の母屋の天井が見えた。
霊夢はしばらくの間、状況が把握できずにぼんやりしていた。どうも自分は布団の中にいるらしい。何故だか
ひどく体がだるかった。
「お、起きたのか」
耳慣れた声が聞こえた。霊夢は目だけでそちらを見る。魔理沙が畳の上に胡坐をかいて座っていた。
「いやあ、心配したぜホント。キノコ食って急にぶっ倒れちまうんだもんなあ。さすがにヤバいと思ったよ」
早口にまくし立てながら、魔理沙は盛大に頭を掻く。霊夢が何も答えずにいると、その内気まずそうに問いか
けてきた。
「だ、大丈夫か? どっか、痛いとこないか?」
「……なんともない」
小さく答えて上半身を起こす。居間に寝かされているらしい。横を見ると、閉め切られた障子の向こうに朝の
日差しが透けて見えた。
「どのぐらい寝てた、わたし?」
「大体丸一日ってところだな……開けるぜ?」
魔理沙が一息に障子を開け放つ。差し込む朝日に、霊夢は目を細めた。散り落ちた葉が小さな庭に溜まってい
るのが見える。そう言えば季節は初夏ではなく秋だったな、と思い出した。
(ああ、帰ってきたんだ)
そう思った途端、一気に記憶が蘇ってきた。1万2千年後の幻想郷。変わっていたもの、変わらないもの。交
わした言葉、交わした弾幕、交わした酒杯、交わした笑顔。そして、二つの泣き笑い。
(……うそつき。ぜんぜん忘れてないじゃん)
そのことを喜ぶべきなのか嫌がるべきなのか分からず、霊夢は小さく唇を噛みしめる。
二人はあれからどうしたのだろう。すぐに泣き止んだだろうか。実はあれが嘘泣きで、自分がいなくなると同
時にケロッと表情を変えた魔理沙が、「へへ、バカ巫女様を騙してやったぜ! さーみんな、嘘泣き止めて宴会
にしようぜ!」なんて笑ったならいいのだが。そうであればいいと思うのに、しかしちっともその光景が浮かば
ないので、ひどく腹が立った。
どうせ、あの連中は自分がいなくなったあとも散々勝手に泣き喚いたに違いない。自分のいない博麗神社にた
だただ泣き声だけが響き続ける光景が勝手に頭の中に描かれて、霊夢はうんざりした。この想像の中に乗り込ん
でいって湿っぽい顔している馬鹿ども一人一人の首根っこをつかみ、一升瓶を無理やり口に押し込んでやりたい
ところだ。だがそれはできない。できるはずがない。
(……あいつら、本当にずっと、あんなこと続けていくつもりなのかな)
弾幕ごっこをするたび勝手に自分のことを思い出して、時には昔の話をして思い出に浸りながら、二度と会え
ない巫女のことを想って泣いたりするのか。そんな湿っぽい宴会を、ずっとずっと繰り返していくのか。
(ちくしょう)
布団の中で、霊夢は強く拳を握り締める。なんて自分勝手な連中だろう。あっちが後悔していなくたって、ど
れだけ満足していたって、こっちはちっとも納得できない。目の前にいたなら有無を言わさず酒を飲ませて黙ら
せてやるところなのに。
「どうした、霊夢?」
横を見ると、魔理沙が怪訝そうに眉をひそめてこちらの顔を覗き込んでいた。「なんでもない」と言いながら、
霊夢は小さく手を振る。
「あんたが変なモノ食わすから、ちょっと胃の調子がおかしいだけよ」
「いやー、悪い悪い。大丈夫かなーと思ったんだけどさ」
「そう思った根拠はなんなのよ?」
「勘」
「あんたの勘は当てにならないってことがよく分かったわ」
「まったくだぜ」
魔理沙は不満げに唇を尖らせる。
「ちぇっ、こんなところでもお前には敵わないってわけか」
「嫌なこと言わないでよ」
ほとんど反射的にそう言ってしまってから、後悔する。
(なに過敏になってるんだか……アホらし)
苛立ち紛れに舌打ちを漏らすと、魔理沙が頬を掻きながら言った。
「なんか、機嫌悪いな」
「別に」
「嫌な夢でも見たか?」
何気ない魔理沙の言葉に、霊夢は目を瞬いた。
「夢?」
「ああ。なんか嫌な夢見たんだろ? さっき起きる前、ずいぶんうなされてたぜ」
そう言ってから、「いや」と小さく首を傾げる。
「嫌な夢、ってわけでもないのかな。たまにニヤニヤしたりくすぐったそうに笑ったりもしてたし。怒ってるみ
たいにこう、眉を寄せてたりもしたっけ。泣きはしなかったけど」
どうやらこの時代の霊夢は、未来で過ごした時間と同じ分ぐらい、ずっと寝ていたものらしい。体ごと時間跳
躍した、というわけではなさそうだ。
(いや、この解釈は不自然か。むしろ)
すべて夢だったのではないかと考える方が、ずっと自然に思える。
(そうよね。そもそも、キノコ喰ってぶっ倒れて時間跳躍なんてありえないし。わたしの知り合いが全員あの
時代まで生きてたのも、弾幕ごっこがやたらと崇高なものみたいに扱われてたのも、わたしがあれだけみんなに
好かれたってのも、やっぱりあり得ない)
間違いない、あれは夢だったのだ。そう思いつつも、少し不安になった。
「ねえ魔理沙」
「おう、なんだ?」
掛け布団を巻き上げ、敷布団の上に座りながら、霊夢は魔理沙に問いかける。
「あんたさ。わたしが死んだら、泣く?」
「は?」
魔理沙はあんぐりと口を開けた。
「急になに言ってんだ?」
「いいから答えてよ」
「そう言われてもなあ」
「じゃあ、質問を変える」
もどかしい気持ちで見つめていることしかできなかった、知り合い連中の泣き顔を思い浮かべながら、
「レミリアやフランに、アリスに妹紅に幽々子に文に……それになにより、紫。あの連中、わたしが死んだら泣
くかしら?」
「……よく分かんないけど」
魔理沙は怪訝そうな顔をしたあと、馬鹿にするように鼻を鳴らした。
「泣くわけないだろ」
あっさりそう言ってのける。
「そうかしら」
「そうだって。あの連中の人格破綻者振りを考えてみろよ。どいつもこいつも、『霊夢が死んだから葬式やる
ぞ』って誘っても、『霊夢って誰だっけ?』とか言って、首傾げてそうな奴ばっかりだぜ? 三日も経てばお前
のことなんか忘れるさ。特に紫なんか」
魔理沙は心底嫌そうに首を振った。
「あいつなんてさ、『ふーん、それで?』ぐらいの反応を返してくれるかどうかさえ微妙だぜ? 『あっそ。
じゃあ次の道具を探さなくちゃね』ぐらい言ってくれりゃ上等だな。あんなインチキババァからすりゃ、わたし
らなんて道端の石ころみたいなもんさ。お前だって今は利用価値があるからコンビ組んだりしてるけど、それが
なくなったらポイだよ、ポイ」
「本当にそう?」
「そうだって。疑いようがないだろこんなの。で、最後にわたしだけどな」
魔理沙は白い歯を見せて、意地悪く笑った。
「お前が死んだら、葬式で大笑いしながら万歳三唱してやるよ」
「へえ。それは楽しそうね」
霊夢が笑うと、魔理沙はいよいよ調子に乗り始めた。
「そうだろそうだろ。でな、もし万一泣いてる奴がいようもんなら、そいつに無理やり酒飲まして酔いつぶれさ
せて、その格好見てみんなで笑ってやるのさ。世界で一番陽気な葬式だぜ」
「それは楽しみだわ。期待してる」
霊夢は小さく息を吐いた。少しだけ、肩が軽くなったような気がする。
そんな霊夢を見ながら、魔理沙が居心地悪そうに身じろぎした。
「……っていうか、なんだ? 自分の葬式の夢でも見たのか?」
「似たようなもんね。楽しくて、嫌な夢だったわ」
「どっちだよ」
「どっちもよ」
さて、と呟いて、霊夢は立ち上がった。ずっと寝っぱなしだったせいか、ずいぶん目がしょぼつく。下らない
夢のことなんか顔を洗って忘れて、しっかりと目を覚ましたいところだ。
「あー、霊夢?」
廊下に通じる襖に手をかけたとき、魔理沙が声をかけてきた。肩越しに振り返ってみると、しきりに鼻の頭を
こすりながら、どこか遠慮がちにこちらを見ている。気持ち悪いな、と思いながら、霊夢は答えた。
「なに」
「さっきの話、だけどさ」
表情を隠すように少し俯きながら、ぼそぼそと聞き取りづらい声で呟く。
「お前が死んだら、わたし、ちょっとはその……泣くかも、なんて」
上目遣いにこちらを見上げる魔理沙の顔が、一瞬、どこかの誰かの泣き笑いと重なった。
霊夢は小さく息を飲んだあと、何度か首を振って、その想像を追い払う。
「なに言ってんのよ、気持ち悪い」
霊夢が無理してせせら笑うと、魔理沙はちょっと顔を赤くして、唇を尖らせた。
「なんだよ。人がせっかく、ほんのちょっと罪悪感を感じて優しい言葉をかけてやってんのに」
「お生憎様、こっちはそんなもの全然必要ありません。罪悪感を感じてるなら、今度からもうちょっとマシな酒
を持ってきなさい」
「いいじゃん。水割り焼酎をまずいまずい言いながら飲んで、馬鹿話で無理矢理誤魔化すのがわたしらの流儀だろ」
「そうね。ま、わたしらにはそれがお似合いだわ」
笑って答えるのと同時に、泣きながら「まずい」と呟いた紫の姿が思い浮かぶ。霊夢は顔をしかめた。
「……いや、やっぱやめ。これからは普通に旨い酒飲みましょう、うん」
「なに言ってんだお前。さっきから変だぜ?」
「うるさいわね」
呆れ顔の魔理沙に「顔洗ってくる」と言い置いて、霊夢は母屋の裏口に向かう。
靴に履き替えて井戸に駆け寄り、冷たい水を汲んで何度も何度も顔を洗ったが、気分は一向に晴れなかった。
未来で、いや、夢で魔理沙に言われた通りだ。こんな記憶を抱えたままでは、到底今までと同じように彼女ら
と付き合っていくことなど出来そうにない。
(ええい、なにやってんだ。他人のことなんかどうだっていいってのが信条でしょうが、あんたは。忘れろ、あ
れは夢だった、心底嫌な夢だった。二度と思いだしたくもないぐらい、最低最悪の夢だった。忘れろ、忘れろ、
忘れろ……!)
皮肉なことに、目を閉じて念じれば念じるほど、記憶はより鮮明になっていくようだった。
ちくしょう、と声を漏らしたとき、不意に目が熱くなってきて、慌てて顔に水をかける。目から溢れた水とは
違うなにかが、水と混じってただの水と化す。霊夢はほっと息を吐いた。
(良かった。自分で湿っぽくなってどうすんのよ、ったく)
心の中で悪態をつくと同時に、困ったような藍の微笑みが頭の中に蘇った。
「泣くわけないでしょ!」
井戸の縁を強く握って、怒鳴る。周囲の木々から慌ただしく鳥が飛び立った。胸のざわめきがまだ治まらない
ので、霊夢は怒りに任せて一人言葉を吐き出し続けた。
「泣くわけないじゃない、こんなことで泣きたくなんてなるもんか。知らないわよ、あんなのただの夢だもん!
わたしは死んだらすぐ忘れられるし、みんなだって忘れてくれるし、わたしのせいで湿っぽい顔なんてしないし、
何年何十年何百年、何千何万年経ったって、あんなかなしいことになんか、絶対ならない!」
深い井戸の中で、霊夢の怒声が幾重にも反響する。そうやって吐きだしたせいか、怒りはほんの少しだけ薄れ
てくれた。肩を震わせながら、霊夢は呟く。
「そうよ。あんなの、ただの下らない夢なんだから。なによ、紫がわたしのこと愛してるだとか、魔理沙が弾幕
ごっこの第一人者だとか。あり得ないわよ。わたしは紫にとっちゃ単なる便利な道具だし、魔理沙は弾幕ごっこ
のことなんて遊びとしか思ってないだろうし。あんないい加減な奴なんだから、すぐに飽きるわよ。それでいい
のよ、それが本当なんだったら」
言い聞かせるように呟き続けていると、不意に母屋の中から笑い声が聞こえてきた。はっとして顔を上げ、耳
を澄ます。確かに、誰かが笑っている。あのよく耳慣れた、頭の悪そうな笑い声は、
(魔理沙だ)
霊夢はほっと息をつく。見る見る内に気分が晴れて、とても楽しくなってきた。微笑みながら駆け出し、靴を
脱ぎ散らかしながら母屋に上がる。廊下を小走りに駆けている間も、魔理沙はずっと笑い続けていた。
(そうそう、それよそれ。魔理沙って言ったらこういう頭の悪そうな笑い声に決まってんじゃない。あいつが恥
ずかしいこと真顔で語ったり泣いたり、なんて、全然似合わないんだから。ああ、それにしても魔理沙の泣き
顔って物凄く不細工だったな。二度と見たくないや)
それにしても、魔理沙の笑い声は本当に楽しそうだ。一体何を見てあんなに笑っているんだろう。
(なんにしたってずるいわ。わたしがいないのに楽しいこと独り占めしようなんて、いい度胸じゃないの)
心躍らせながら、霊夢は居間の襖を一気に開く。
「ちょっと魔理沙、なに一人で笑って」
息が止まるかと思った。
居間の真ん中、巻き上げられた布団の前に胡坐をかいた魔理沙が大笑いしている。その手に何か、薄っぺらい
ものを持って。
(そんな、なんであんなものがここに!?)
それは薄汚れた小冊子。紙が黄ばんでインクが掠れて、著者名すら読めなくなってしまった、古い古い、小さな詩。
詩人霧雨魔理沙の最高傑作、詩歌「我が弾幕」。
――お前に渡そうと思って大事に取っておいたんだ。
(知らないわよそんなの! 勝手に押し付けるな!)
霊夢は心の中で怒鳴り声を上げた。こんなものをこんなところまで持っていかせるなんて、最低の嫌がらせだ。
なんて勝手な奴だろう。
いや、そんなことはどうでもいい。何故あれがここにあるのかとか、そういう疑問すら、もはや大したことで
はない。重要なのはそこではない。
(夢じゃ、なかったんだ)
膝から力が抜けて、霊夢はへなへなとへたり込む。どうしようもなく理不尽で少しも理屈が通らないが、あれ
がここにある以上、あの未来も確かに存在するのだと、認めてしまうしかない。
「お? おお、霊夢、目は覚めたか?」
ようやくこちらに気づいたらしい魔理沙が、声に笑いを含ませたまま聞いてくる。顔を上げて彼女を見ること
すらできずに、霊夢はぼそぼそと答えた。
「……ええ。完全に、ね」
「そりゃよかったな。そうそう、これさ、お前の布団の下に落ちてたんだけどさ」
霊夢の様子がおかしいことになど気づきもせず、魔理沙はまた笑い始める。おかしくてしょうがないようだ。
「なんだよこれ。爆笑ものだぜ」
「……素人の詩、よ」
「博麗霊夢に捧ぐ、とか書いてあるぞ」
「そうよ。わたしの、友達が書いたものだから」
「へえ。どんな奴だ?」
「クソ野郎よ」
「は?」
面喰らった魔理沙の顔を憎々しく睨みつけながら、霊夢は呪詛を絞り出す。
「図々しくて自分勝手で史上最低に性格の悪い、極悪非道の、腐れ外道の、人間の屑の……!」
「お、おいおい、落ち着けよ。お前がそこまで言うのって珍しいな」
魔理沙はへたりこんだままの霊夢の腕をつかんで、ずるずると部屋の中央まで引っ張っていった。
「なに、どうした? そいつと喧嘩でもしたのか?」
「してない」
「……友達なんだよな?」
「ええ友達よ。もうどうしようもないぐらいの勢いで友達ですとも」
「わけが分からん」
首を捻ってから、魔理沙は馬鹿にするように言った。
「しっかしまあ、そう言いたくなる気持ちも分かるよ。こんな馬鹿らしい詩を捧げられちゃあな」
「……馬鹿らしい?」
霊夢はゆっくりと顔を上げた。魔理沙が驚いたように、ちょっと身を引く。
「おいなんだよ、顔怖いよ」
「……馬鹿らしいと思うの?」
「なに?」
「その詩。馬鹿らしいって、あんたは思うの?」
「ああ、そりゃそうだろ。だってよ、愛とか言ってんだぜ? ぷふっ」
口元を手で押さえ、我慢しきれないといった様子で頬を膨らませる。
「なーにが『弾幕は愛の表現である』だよ。言ってること完全にこいつの思い込みで、単なる妄想のこじつけ
じゃん。こんな風に考えて弾幕ごっこやってる奴なんかいないって。あんなんただの遊びだぜ、遊び」
ぴらぴらと、気楽に手を振りながら笑い飛ばす。
「まーったくさ。どんな顔してこんな恥ずかしいこと書いたんだろうな。きっとあれだ、自己陶酔しまくりの物
凄いナルシストだぜこいつ。なあ、これ書いたのどこの馬鹿だ?」
「目の前の馬鹿よ」
「え、なんだって?」
「なんでもない」
我ながら力の抜けた声だなあ、と霊夢は心の中でぼんやり笑った。それを見た魔理沙が、不満そうに身を乗り
出してくる。
「なんだよ、教えてくれたっていいじゃん」
「教えたらどうするのよ」
「決まってんだろ、そいつの家に突撃して、目の前でこいつを朗読して指さして大笑いしてやるんだよ」
なんだか殴りたくなってきた。
ああ、本当にこの馬鹿が、あんな風になるのだろうか? 目の前のバカ面を見ていると、とても信じられない。
いつまでもこうやって、弾幕ごっこなんてただの遊びさ、と嘯いて、気楽に生きてはくれないものだろうか。
だが、なるのだろう。魔理沙はあんな風になってしまうのだろう。
霊夢の与り知らぬところで弾幕に深い愛着を持つようになり、知らない間に真面目にそれを追求して、ついに
この詩に書いてあるような結論に辿り着いてしまうのだろう。誰が笑おうが何の関係もなく、深い満足と自信に
満ちた顔で、穏やかに筆を手に取るのだろう。
「でもまあ、あれだな」
不意に、魔理沙の声音が優しくなった。
「あの遊びにこんなに夢中になってくれる奴がいるとなりゃ、創始者冥利に尽きるってもんじゃないか、なあ霊夢?」
嬉しそうに問いかけられて、霊夢は即座に首を振った。
「別に。少しも嬉しくない」
「薄情だねえ、お前は」
魔理沙は気にした風もなく、また冊子に目を落とす。
本当に、嬉しさなど欠片も湧いてこなかった。弾幕ごっこなんて下らない遊び、みんなが飽きて、さっさと廃
れてくれればいい。
魔理沙は笑っている。その詩を書いたのが未来の自分であるということになど少しも気づかず、実に気楽に
笑っている。
(どうして、ずっとこのままでいてくれないの?)
魔理沙は変わってしまう。自分の葬式で笑ってくれると言った気楽でいい加減な魔理沙は、どこかに行ってし
まう。この瞳からひねくれた光が抜け落ちて、ただただ、かなしいぐらいに真っ直ぐなものだけが残る。
(ずっとこのままでいてくれればいいの。それがわたしの望みなの)
なのに、そんな声なんかちっとも聞いてくれずに、この自分勝手なバカ女は走っていってしまうのだ。未来永
劫届かない巫女様の背中を追って、本人の意志なんかまるで無視してずっと走り続ける。
(勝手よ。勝手すぎるわよ)
こいつがこんな自分勝手だからいけないんだ。
忘れてくれればいいのに、勝手にわたしのことなんか覚えていて、勝手に思い出を抱えて、勝手に愛して、勝
手に心に住まわせて、勝手に追いかけて。
少しは賢くなれ。なんでそんなに馬鹿なんだ。
そんな風に馬鹿だから。そんな風に馬鹿なことばっかりやってるから、あんなにもかなしいことになって、
「っ、うあっ…」
ぼたっ、と、重ったくて湿っぽい涙が、畳の上に落ちた。
「あ?」
「うぐっ……」
「……どした?」
「……っ」
「霊夢?」
呼びかけられたので、霊夢は顔を上げた。「なんでもない」と答えようとして、魔理沙の怪訝そうな顔を見た
とき、頭の奥で何かが決壊した。
視界が滲んで何も見えなくなる。胸の奥から何かがこみ上げてきて、とても息苦しい。空気を求めて口を開い
た瞬間、呼気の代わりに言葉にならない叫びが、喉の奥から迸る。
霊夢は大声を上げて泣き始めた。
「お、おい、霊夢!?」
魔理沙が仰天したような声を上げる。うるさいな、と霊夢は思った。耳元で必死に呼びかける魔理沙の声も、
誰かの湿っぽい泣き声も、何もかもがうるさくてたまらない。静かにしてくれと思うのに、その誰かが一向に泣
き止んでくれない。
(ああちくしょう。なんだこれ、ぜんぜん止まらない)
喉が壊れるのではないかと思うぐらい激しくむせび泣きながら、霊夢はやけに冷静だった。
(いや冷静じゃないか。冷静だったら、こんなみっともないことになってないし。ああ、ホントにみっともない。
これじゃバカ天人の方がよっぽどマシだったじゃない)
そんなことを考える間も、霊夢は泣き叫び続けている。大きく開いた唇から、涙と鼻水が入り混じって垂れ落
ちてきて、気持ちの悪いしょっぱさが口一杯に広がる。息が苦しくて吐きそうなほど気持ち悪いのに、どうして
も、泣くのを止めることが出来ない。腕に力を込めることも億劫で、涙を拭うことすらできやしない。
「だ、大丈夫かおい、やっぱりどっか痛いのか? 永遠亭行くか、永琳呼ぶか?」
魔理沙がすっかり混乱しきってあれこれ言っているのが、なんだかやけにおかしかった。同時に、ひどくもど
かしくもある。
(ああもう、らしくないなあ。頼むから、笑ってよ。ほら、わたしって今物凄く不細工な顔してるでしょ? 指
差して大笑いしなさいよ。そうすれば、笑うなり怒るなり、泣く以外のことができるかもしれないのに)
だが、魔理沙はいつまで経ってもそうしてくれなかった。滲む視界の向こうに、途方に暮れた顔が見える気が
して、ますます息が苦しい、胸が痛い。
(ああ、いやだ。いやだ、いやだ、こんなのいやだ。重ったいのはいやだ湿っぽいのはいやだ、かなしいのなん
か大っ嫌いだ)
だって、かなしいのはかなしいじゃないか。
「霊夢……!」
不意に、魔理沙以外の誰かの声が聞こえた。聞き慣れている声のはずなのに、誰の声だったっけ、と霊夢は心
の中で首を傾げる。少し考えて、ようやく分かった。
(ああそっか、紫の声だ。また隙間くぐって不法侵入してきたのね。なんで朝なのに起きてるんだろ?)
よし、いつものように怒ってやろう、と思うのだが、やっぱり涙は止まらない。それどころか、なんだかやけ
に深刻そうな紫の声を聞いたらまた胸の痛みが増してきて、泣き声がいよいよ酷くなってくる。
「ちょっと魔理沙、あなたいったいなにしたの!? 霊夢がこんなに泣くなんて、尋常じゃないわよ!?」
「し、知らないよ、わたしの顔見て急に泣き出したんだ」
「ああもう、そんな犯罪級に不細工な顔してるから……!」
「てめぇこのババァ」
(あはは、おっかしいの)
大慌てしている二人の間抜けな会話を聞いて、霊夢は心の中で大笑いした。だが顔の方ではやっぱり泣き止め
なくて、どんどん気分が落ち込んでくる。
そうやって馬鹿みたいに泣き叫んでいたら、急に視界が暗くなった。なんだか変に温かくて、それで誰かに抱
きしめられているのだと気が付く。
「よしよし、いい子いい子」
頭を撫でられ、頬ずりされる。しゃくり上げながら顔を上げると、そこに紫の微笑みがあった。鼻を啜りあげ
る霊夢の顔を、柔らかい微笑みを浮かべてじっと見つめている。
変な顔、とぼんやり見ていたら、またぎゅうっと抱きしめられた。
「かわいそうに、よっぽどかなしいことがあったのね。でももう大丈夫よ。霊夢がかなしくなくなるまで、わた
しがずっとそばにいてあげますからね。魔理沙だってそこにいるわよ、何の役にも立たないけど」
「おいババァ、さり気なくわたしを馬鹿にするなよ」
「うるさいわね、馬鹿は黙ってなさい」
紫の声音がころころ変わる。さっきまで異変のときよりよほど深刻そうな声を出していたと思ったら、今度は
やたらと優しそうな声でこちらに語りかける。
「いい子いい子。大丈夫だからね、我慢せずに、たくさん泣いてもいいからね」
(あはは、ババァがなんか気持ち悪いこと言ってる)
指差して笑ってやろうと思ったのに、紫がぎゅっと抱きしめているから、全く身動きが取れない。
いやだなあ、息苦しいから離してほしいなあ、と思って体に力を入れるが、やっぱり紫は離してくれない。そ
れどころか、ますます強い力で霊夢を抱きしめるのだ。まるで自分の温もりを霊夢に分け与えようとするかのよ
うに、強く、強く。
さらに、泣いている赤子を慰めるときのように、小さく体を揺すりながら、規則的なリズムで軽く背中を叩い
てくる。霊夢は心の中で唇を尖らせた。
(やめてよ紫。わたし、赤ちゃんじゃないもん)
抗議の声を上げようとしたら、代わりに嗚咽が漏れた。それを見た紫が、優しい手つきで背中を撫でる。
「いいのよ、無理して喋らなくても。本当に泣きたいときは、涙が枯れるまで思い切り泣いた方がいいんだから」
なんだか誰かと同じようなこと言ってるなあ、と霊夢はぼんやり考える。だが、その誰かが誰だったのか、ど
うも思い出せない。
まあどうでもいいか、と霊夢は思う。力を抜いてみると、紫の胸の中はやけに居心地がいい。泣きすぎてとて
も疲れているし、このまま眠ってしまってもいいかな、とさえ思えてくる。
(いや、ダメだ。全然、ダメだ)
霊夢は下がりかけた瞼を無理矢理押し上げた。どうしても、今言わなければならないことがある。眠ってし
まったら忘れてしまう。何故かそういう予感がある。
「ゆ、紫っ」
なんとか絞り出した声は、みっともなく震えていた。霊夢はとても恥ずかしくなったが、紫はそれを笑う気配
など微塵も見せなかった。ただ、あのどこまでも優しい微笑みを浮かべて、「ん?」と小さく首を傾げてみせる。
「どうしたの、霊夢?」
「あのっ、わたし、話さなきゃ、だから」
離してくれ、と言うまでもなく、紫は少しだけ、抱きしめる力を弱めてくれた。ほんのちょっと体を離し、霊
夢の顔をじっと見つめ、しなやかな指先で目元の涙をそっと拭ってくれる。
「うん、聞かせてちょうだいな。でも、無理しなくてもいいのよ。落ち着いて、ゆっくり話してくれればいいから」
こくりと頷きながら、霊夢はちらっと横を見た。魔理沙もちゃんと、そこにいた。畳の上で胡坐をかき、ぶ
すっとした、いじけたような顔でそっぽを向いている。子供みたいだなあ、と心の中で笑いながら、霊夢はゆっ
くり話し出す。
「あのね、わ、わたしっ、泣いた、のは、ねっ」
声を出したら、また涙が溢れてきた。紫がどこからかハンカチを取り出して、霊夢の目元を拭う。
「そう。泣いた理由を、わたしたちに教えてくれるのね?」
「う、うん。あの、泣いたのはね」
「ええ」
「ま、魔理沙がねっ、馬鹿だからっ!」
「ちょっ」
魔理沙がぎょっとしたような顔でこちらに振り向いた。それを哀れみの視線で眺めながら、紫がしみじみと呟く。
「良かったわねえ魔理沙。あなたの救いようのない馬鹿さ加減を哀れんでくれる、優しいお友達がいてくれて」
「ふざけんなババァ! お、おい霊夢、今のは冗談だよな? そういうんじゃないよな、な?」
あたふたと手を振り回して、魔理沙はなんだか必死だった。それをおかしく思いながら、霊夢は首を横に振る。
「ば、馬鹿だもん。魔理沙はすごい馬鹿だもんっ」
「えぇっ、な、なんでだよ!?」
「だ、だってっ、わたしのことっ……お、追いかける、からっ……」
そこまで言ったら、また涙が溢れ出して来た。目の奥に枯れない井戸が出来たみたいだった。
「え、ええ……と。ど、どういう意味だ?」
困惑しきりの魔理沙に答えるように、紫が「ふむ」と得心したような声を漏らす。
「つまり、魔理沙が粘着質でストーカー気質で吐き気を催すぐらい気持ち悪いから、それが嫌で泣いていたって
いうことね。ああ、こんなゴキブリみたいなのに付き纏われるなんて、かわいそうな霊夢。きっと今までずっと
我慢してきたのね。優しいわこの子ったら」
「そんな」
今度は魔理沙が泣きそうな声を出したので、霊夢は慌てて首を横に振った。
「ち、ちがうの、そうじゃなくって」
「お、おう、そうだよな!」
「霊夢、別にこんなのに気を使わなくてもいいのよ? こう、『率直に言ってキモイ』とかはっきり言っても」
「黙れババァ、変な曲解すんな!」
「だって、それ以外考えられないじゃない。霊夢は、魔理沙に追いかけられるのが嫌なんでしょう?」
霊夢は首を横に振った。
「魔理沙に追いかけられるのは、別に、嫌じゃない、けど」
「そ、そうか!」
「け、けど、ま、魔理沙が、わたしを追いかけるのは、いやっ」
「……ど、どっちだ?」
「自分で考えなさいな、お馬鹿さん。でもとにかく、魔理沙が原因で泣いてたのね?」
霊夢が鼻を啜りあげながらこくりと頷くと、紫は心底侮蔑した視線を魔理沙に向けた。
「ほら見なさい。少しは反省しなさいな、この黒白ストーカーゴキブリ魔法使い」
「くっ……ババァ……ッ!」
「っていうかあなたね、さっきから遠慮なくババァババァって」
「うるさいな、実際ババァじゃんか」
「クッ……フ、フフン、ま、ストーカーさんに何言われても痛くもかゆくもありませんけどね」
「こ、このっ……!」
魔理沙はぎりぎりと、実に悔しそうに歯軋りしている。結局なにがなんだか分からないので、上手く反論でき
ないらしい。
(やっぱりわたし、あんまり冷静じゃないなあ)
どうも、言いたいことが上手く伝えられない。しかしそれでも、まだ言わなければならないことがあるのだ。
「ゆ、紫っ」
「なあに?」
「あ、あの、あの、ね、魔理沙、だけじゃ、なくて」
何を言ってるんだわたしは、と霊夢は心の中で歯噛みする。これでは全然意味が伝わらないではないか。
「そう。泣いていたのは、魔理沙だけが原因じゃないのね?」
しかし、ちゃんと分かってくれた。やっぱり紫は頭がいいなあ、と思いながら、霊夢はこくりと頷く。
「じゃあ、他にあなたをかなしませた人がいるの。誰なの、そのお馬鹿さんは」
「ゆ、ゆ」
「え、幽々子?」
「紫っ」
ようやくそう言ったら、紫は「へ」と間抜けに口を開いたあとで、
「わたし!?」
信じられないという表情で、自分の顔を指さした。
「おうそうだそうだ、言ってやれ霊夢。わたしだけ馬鹿呼ばわりは納得いかん!」
「うるさいわね、馬鹿は黙ってなさい」
ここぞとばかりに囃し立てる魔理沙に向かって噛みつくように言ったあとで、紫はまた、やたらと優しい微笑
みを浮かべて、霊夢を抱きしめた。
「そう。そうだったの。ごめんね霊夢、そうね、私がいけないのね。霊夢がどうして泣いているのかも分からな
いようなお馬鹿さんだから。ごめんね、霊夢」
その言葉を聞いたら、なぜか無性にかなしくなってきて、またぼろぼろと涙が零れ落ちる。少し静まっていた
嗚咽の衝動がまた胸の奥から突き上げてきて、こらえきれずにみっともない泣き声が漏れ出した。紫は慌てて霊
夢の頭を撫で、一生懸命背中を擦ってくれる。
「おおよしよし、いい子いい子。困ったわねえ」
「へん、慰めるつもりでもっと泣かせてちゃ世話ないぜ」
「うるさいわね、だったらあなたが慰めてあげなさいな」
紫が霊夢の肩をつかんで、やんわりと向きを変えさせる。だが、視界に魔理沙の帽子が映った時点で、霊夢は
いやいやと首を振ってまた紫の胸に逃げ込んでいた。
いまとても不細工でみっともない顔だと思うから、見られたくない。さっきまでは笑ってほしいと思っていた
けど、いまは物凄く恥ずかしい。
「嫌われてるわね、あなた」
「うるさいな、いちいち曲解すんなっての。ええと……な、なあ、霊夢」
こわごわと話しかける魔理沙の声が耳元で聞こえたので、霊夢はますます強く紫の胸にしがみつく。絶対こい
つに泣き顔を見せるものか、と。
「おいおいなんでそんな……あ、分かった! お前恥ずかしいんだろ、わたしに泣き顔見られるのが」
どうしてこういうときだけわたしの気持ちに気がつくんだ。
霊夢は悔しくなったので、ちょっとだけ紫の胸から顔を離した。鼻を啜りあげながら、すぐそばにいた魔理沙
の顔を思い切り睨みつけてやる。凄まじく不細工なこの顔を笑うかと思ったが、魔理沙はむしろほっとしたよう
に息をついた。
「なーんだ、やっぱりそうか。安心しろよ霊夢、別にいじめたりしないからさ」
そう言って、紫とは似ても似つかぬ乱暴さで、霊夢の頭をグシャグシャと撫でる。完全に子供扱い。魔理沙の
くせに生意気だ、と霊夢は思ったが、そうやって頭を撫でられると、なぜか安心できた。魔理沙はちゃんと、こ
こにいる。
「それで、紫がどうしたんだ、霊夢? ババァの臭いがキツすぎて嫌だとか?」
「このクソガキッ……!」
「おいおい怖い声出すなよババァ、霊夢が怯えるだろ」
「ぐぅっ……!」
急に攻守が逆転したようだった。霊夢は安堵していた。二人の間で二人の元気な声を聞いているのが、何故だ
かとても心地よい。今なら、少しはちゃんと説明できそうな気がする。
「ゆ、紫がねっ」
なんとか声が出た。相変わらず、みっともなく震えてはいたが。
「おう、紫が?」
「ゆ、紫が、馬鹿じゃないのに、馬鹿だからっ……」
「……ど、どっち?」
「知らないよ。自分で考えろこのババァ」
「……ええと、霊夢。ごめんなさいね、あなたの言っていることがよく分からないの。出来れば、もう少し、詳
しく説明してもらえるかしら? 無理しなくてもいいから」
紫に優しく言われて、霊夢は小さく頷いた。働かない頭を無理やり働かせて、少しずつ言葉を絞り出す。
「ゆ、紫は、頭がいいん、でしょ?」
「ええそうよ」
「謙遜しろババァ」
「黙ってなさい。そうね、頭がいいわね。それで、私の頭がいいと、どうして霊夢がかなしくなるの?」
「だ、だって、紫は頭がいいし、それに、長生きだし……だ、だから、わたしのことなんか、便利な道具とか、
道端の石ころとか、そんな風に、思ってればいいのに」
「お前ずいぶん悪い奴だと思われてんだな、ババァ」
「……さすがにちょっとショックだわ」
頬を引きつらせたあと、紫は不思議そうに首を傾げた。
「でも霊夢。あなた、『思ってればいいのに』って言ったわよね? つまり、私がそういう女だった方がいいっ
てことなの?」
霊夢が頷くと、紫はますます不思議そうな顔をした。
「どうして?」
「だ、だって、紫がわたしのこと、忘れてくれないから」
「忘れてほしいの?」
「……い、石ころのことなんか、忘れた方が、気が楽だもん」
なんとかそう言い切ると、紫はようやく納得した顔で、「そういうこと」と呟いた。少し潤んだ瞳で霊夢を見
つめながら、何度も何度も、頭を撫でる。
「そう。あなたが言いたいこと、よく分かったわ」
「本当? じゃ、じゃあ、忘れてくれる?」
「ううん。忘れないわ」
紫があっさり首を振ったので、霊夢は腹を立てた。
「どうしてよっ」
「だってね、霊夢。わたしは、幻想郷のことを愛してるから」
「知ってる」
それがどうしたんだ、と見上げると、紫は黙って穏やかに微笑んだ。
「私の愛する幻想郷は、たくさんのもので出来ているわ。その一つ一つが、私にとってはどうしようもなく愛し
い宝物なの。道端に落ちてる石ころ一つ一つの形まで、全部把握しているぐらいよ」
「うわぁ胡散臭ぇ」
「あら、でも本当なのよお馬鹿さん。あなたの枝毛の本数だって知ってるわ」
「気色悪いこと言うなよ」
「なんで、そこまで」
霊夢が声を漏らすと、「だってね」と、紫は少し寂しそうに微笑んだ。
「ここにあるものは、外の世界で忘れ去られたものばかりだもの。それならわたし一人ぐらい、覚えていたって
構わないでしょう?」
何も言い返せずにいると、「それにね」と、紫が霊夢の顔を覗き込んできた。
「あなたって、石ころなんかよりはずっと、ずーっと素敵な女の子よ、霊夢。少なくとも、私の中ではね」
だから忘れない。忘れてあげない、と、悪戯っぽく笑う。人間なんかよりもずっと長く生きている妖怪だとは
思えないぐらい、とても優しくて無垢な、それこそ少女のような笑顔だった。
「わたしもだぜ、霊夢」
魔理沙も、頭の後ろで腕を組みながら自信に満ちた笑みを浮かべる。
「何があったって、お前のことは忘れないよ。いや、忘れられないよ。今日散々泣きわめかれたおかげで、ます
ます印象強くなったしな」
「そうよねえ。そんな理由で泣いてたなんて、可愛いわよねえ」
二人がニヤけ出したので、霊夢は慌てて紫から離れようとした。しかし、この少女様ときたらずいぶん強い力
で抱きしめてくれやがるので、その腕の中からちっとも抜け出せやしなかった。
「は、離して、よっ」
「いやよ。絶対に離さないわ」
「紫が離したって、後ろにはわたしがいるしな。まあそういうわけだから」
実にいい笑顔を浮かべて、魔理沙が霊夢の肩を叩く。
「あきらめろ、巫女様」
ああ、こいつら何て酷い奴らなんだろう、と霊夢は思う。
(なんで……っ!)
鼻水が出た。涙が溢れた。
(なんで、寄ってたかってわたしのこと泣かせようとするのよ!)
また声を上げて泣き出した霊夢のそばで、二人が黙って微笑んだ。
そうして無闇やたらに泣き続けて、気づくと日が落ち始めていた。
「……ホントよく泣いたなあ、お前」
「うるさいわね」
鳥居の下で鼻を啜りあげながら、霊夢は呆れ顔の魔理沙を睨みつける。その横では、紫が扇で口元を隠してお
かしそうに笑っている。
「なにがおかしいのよ」
「ううん、別に。ただねえ、いい抱き心地だったなあ、とか、いい匂いだったなあ、とか」
顔が熱くなった。霊夢は近くにあった箒をひっつかんで、ぶんぶんと振りまわす。
「このっ、このっ! わ、忘れろ、ババァ!」
「忘れないって言ったじゃないの。ずっと覚えててあげるわ」
ずっと覚えてる、という言葉でまた鼻がつんとしてきたので、霊夢は慌てて後ろを向く。
「どうしたの?」
「なんでもない!」
鼻を啜りあげて向きを戻すと、紫が心配そうな顔でこちらを見ていた。
「大丈夫?」
「うるさいわね、その顔止めなさいよ! 率直に言ってキモイ!」
「それを言うのは、今更だわねえ」
からかうように笑う紫の横で、魔理沙が何か考え込むようにじっと地面を見つめていた。
「おい、霊夢」
顔を上げて、挑むような目つきで真っ直ぐにこちらを見つめてくる。
「なによ」
「お前、わたしに追いかけられるのが嫌みたいだけどな」
少し足を開いて大きく腕を伸ばし、魔理沙は霊夢に人差し指を突きつける。
「覚えとけよ、お前が嫌がろうが泣き喚こうが、わたしは絶対諦めないからな!」
「あんた、人にはあきらめろとか言っといて」
「うるさいな、ともかく諦めん。石にへばりついてでもお前を追いかけて、いつか絶対追い越してやる! 弾幕
ごっこだって今は4対6で負け越してるが、その内必ず全勝してみせるぜ!」
また鼻がつんとしてきた。
「……あんたじゃ無理よ」
「なんだと!?」
「無理無理、無理ったら無理、絶対無理、不可能! な、なにが全勝よ、あんたなんかね、どんなに頑張ったっ
て、せいぜい五分五分が、いいとこで」
また涙が零れ落ちた。霊夢が慌てて目元を拭うと、二人が困ったように顔を見合わせる。
「おいおい。しっかりしてくれよ、霊夢」
「本当に大丈夫なの?」
「うっさいわね、全部あんたらが悪いのよ」
「知らないよ。お前が勝手に泣いてるんだろ?」
「あ、あんたたちの方がよっぽど勝手じゃないの!」
再びしゃくり上げ始める霊夢を見て、魔理沙がやれやれと肩をすくめ、紫が苦笑いを浮かべる。
「困ったわねえ、これじゃ帰れないわ」
「だよなあ。とてもじゃないけど」
「う、うっさいって、言ってんの。い、いいから帰ってよ。っていうか帰れ」
「そう言われてもねえ……あ、そうだ」
紫が名案を思いついたと言いたげに、ポンと手を打った。
「ねえ霊夢、今日は添い寝してあげましょうか?」
「はぁ!?」
「そうだわ、それがいいわ。ね、今日はずっと一緒にいて、霊夢が泣くたびに慰めてあげるから」
「い、いらない! わたしもう泣いてないし! ほら!」
ごしごしと目を擦ってみせるが、「予備の布団って何枚ぐらいあるの?」と、紫はどこ吹く風である。それど
ころか、魔理沙も便乗し始めた。
「いいねえ。久しぶりに、博麗神社でお泊り会と行くか。三人揃ってぶっ倒れるまで安酒飲もうぜ」
「ちょっと、なんで安酒に限定するの」
「うるさいな、それがわたしたちの流儀なんだよ。な、霊夢」
「むう……まあ、それなら付き合ってあげてもいいけど」
霊夢は背筋を震わせた。そんなことをされたら、なんでだかはよく分からないけどまた酷く泣いてしまうよう
な気がする。
(冗談じゃない。どうにかして、こいつらを追っ払わなくっちゃ)
だがどう言えばいいのだろう。霊夢は必死に考えを巡らせる。考えに考えて考え抜いて、いい加減頭がパンク
しそうになったときにようやく出てきた言葉は、
「き」
「ん?」
「なに?」
「きらい!」
ああこれは誰かの真似だなあ、と思ったが、誰の真似だったかはよく思い出せなかった。
「嫌いだ嫌いだ、あんたたちなんか大っ嫌いだ!」
とにかく勢いに任せてそう吐き散らしたが、もちろんそんな言葉が通用するはずもない。
「あらそう? わたしは大好きだけど」
「だよな。わたしも大好きだぜ」
二人ともやたらとニヤニヤしている。すっかりからかう気満々のようだ。
「ああでも、どうしようかしら」
紫が少し頬を染めて、うっとりと呟く。
「今日の霊夢、なんだかたまらなく可愛いわ。昔の藍みたい」
「可愛くないわよ!」
「いや、今日の霊夢は可愛いなあ。うん、凄く可愛い」
魔理沙が手で口元を押さえている。ときどき指の隙間からぷふぅっと息が漏れ出していた。
霊夢は全身を震わせた。頭が沸騰したみたいに熱くなっているのを自覚しながら、両手で握り締めた箒をでた
らめに振りまわす。
「ちくしょう、こっち来んな! あっち行け!」
「おわっ、ちょ、あぶなっ!」
「お、落ち着きなさい霊夢!」
「うっさい、あっち行け、行けったら!」
いくら箒を振り回しても、二人はひょいひょい避けて、そのくせこちらと一定の距離を保ち続けるので、霊夢
は本気で我慢できなくなってきた。
「ええいもう、埒が開かない!」
箒を石畳に叩きつけつつ、懐からスペルカードを取り出す。
それを見た二人が顔を見合わせ、揃ってスペルカードを取り出しながら、挑発的な笑みを浮かべた。
「だよな、やっぱ、わたしらはこれでケリをつけなくっちゃな」
「そうねえ、ここは幻想郷だもの。さ、かかってきなさいな、霊夢。私が勝ったら添い寝よ、添い寝」
「おお上等よ、やったろうじゃない! わたしが勝ったら、わたしのこと忘れてもらうわよ!」
「それはそれは」
「絶対に、負けられないわねえ……!」
現代に戻ってきても、やっぱりやることは変わらない。
三人は揃って舞い上がり、博麗神社上空で激しく弾幕を交わしあった。
「うー、ちくしょう……」
一人で母屋の縁側に座りながら、霊夢は憎々しく呟いた。
あれから何度か弾幕勝負をやったので、太陽はそろそろ地平線の彼方に沈もうかという時刻だ。遠くに見える
山々も、博麗神社の母屋も、霊夢自身も、何もかもが赤く染まりつつある。
先ほどの弾幕ごっこの結果は、なんと全敗である。これほど調子が悪かったのは初めてだ。
いや、調子はむしろ絶好調だった、と思う。なのに何故か、二人は霊夢の弾幕をことごとく避けては彼女に近
づき、そのくせ撃ち落とすでもなく、からかうように笑いながら肩を叩いたり、あるいは軽く抱きしめたりして、
また距離を取るのだ。
結局、スペルカードを全て使い切っても、二人には一発も当てることが出来なかった。
「なんで、こんなことに」
疲れ果てて肩で息をしながら霊夢が言うと、魔理沙と紫はむしろ不思議そうに首を傾げていた。
「さあ。なんかよく分かんないけど」
「不思議と、今日のは簡単なのよねえ」
そういうわけで、霊夢としては全敗だったと思っている。だが、二人はそうではなかったようだ。
「今日のはノーカウントだ。なんでだか、勝負って感じがしなかったし」
「そうね。まあ霊夢も立ち直ったみたいだし、良しとしましょう。添い寝してあげられないのは残念だけど」
「気持ち悪いことばっか言うなよババァ」
「あなたよりはマシよお馬鹿さん」
憎まれ口を叩き合いながら去る二人を、霊夢は呆然と見送ったものである。ちなみに、紫は欠伸混じりだった。
そんなわけで、今はこの神社の母屋に一人だ。一人、今日のことを思い出して溜息をついている。
「ちくしょう」
また同じことを呟いた。
非常に悔しく、腹立たしい。泣いてしまったことも、二人に勝てなかったことも。
なによりも、ああして二人がそばにいてくれたことを、嬉しいと思っている自分に腹が立つ。
(ええい、しっかりしろ、博麗霊夢。嬉しがってる場合じゃないでしょ、心を鬼にするのよ。あんたがしっかり
しないと、未来がなんかひどいことになるでしょうが!)
気合いを入れるつもりでそう考えたあと、霊夢は「あれ?」と首を傾げた。
(……なんかひどいこと、って、なに?)
数秒経って、顔から血の気が引いた。記憶の中から、未来で体験した出来事がすっぽり抜け落ちている。
「え、うそ、ちょっと、なによこれ!?」
立ち上がり、頭を押さえる。目を瞑って数十秒も唸ってみるが、どうしても思い出せない。
いつからこうなっていたのだろう。さっきの弾幕勝負のときか、それとももっと前か。涙と一緒に記憶まで流
れ落ちてしまったのか。
ほれ見たことか、と誰かが頭の中で笑ったような気がしたが、それが誰だったのかも、すっかりぼやけてし
まっている。
(ヤバい……!)
霊夢は慌てて箪笥に飛びつき、紙と筆を取り出した。完全に忘れてしまう前に、とにかく書きとめておかなくては。
(ええと、ええと)
備忘録。
わたしの死んだ日から数えて、ちょうど1万2千年後の未来に行って来た。
知り合い連中がほとんど全員生きていた。みんな底抜けに幸せそうだった。
でもそいつらがわたしのことを覚えていたせいで、なんかひどいことになった。
そういうわけだから、わたしは未来を変えなくちゃならない。
(おお、意外と書けるじゃない!)
喜ぶと同時に筆が止まった。これ以上詳しいことが、どうしても思い出せない。
(クソー、あ、そうだ、なんか証拠になるものがあったような……)
キョロキョロと周りを見回してみるが、お目当てのものは見つからない。なにか、本、のようなものだった気
がするのだが。蒐集癖のある魔理沙か、悪戯好きの紫が持っていってしまったのかもしれない。どちらにしても
再発見は困難だ。魔理沙が持っていったらのなら出てこないし、紫が持っていったのなら出してくれない。
(あー、もう)
当然、その本の内容だって思い出せない。なにか、とても重ったいことが書いてあった気がするのだが。
(仕方がない、か)
霊夢はため息をつき、自分が書いた備忘録の前に胡坐をかく。腕を組んで唸ること数分ほど、思い出せること
は何もなく、とうとう頭が痛くなってきた。
「ダメだーっ!」
霊夢は座ったまま仰向けに倒れた。薄汚れた博麗神社の天井を見上げながら、ぼんやりと考える。
(ああ、どうしよう、どうしよう。絶対未来を変えてやるって思ってたはずなのに。なんでこんなことに)
わたしのせいで重ったくて湿っぽいことになるかもしれないのに。
(やだやだ、そんなのやだ)
仰向けに寝転んだままじたばたと手足をばたつかせてもがいてみるが、もちろんそれでなにかがどうにかなる
わけもなく。
ぐすっ、と鼻を啜りあげながら、霊夢はごしごし目元を擦る。
「ええい、泣いてる場合じゃないでしょうが!」
気合いを入れて跳ね起き、また備忘録の前にどっかり座りこむ。
(とにかく、やるのよ。情報は少ないけど、絶対に未来を変えなくちゃ)
むむむ、と眉根を寄せて、唸る。
(ええと。みんながわたしを覚えてたからひどいことになった、ってことは、つまり忘れてもらえばいいわけよ
ね。忘れてもらうには……嫌われればいいのかな)
まずは自然とそう考えて、首を傾げる。
(……嫌われるのって、どうやるんだろ?)
この博麗霊夢ときたら、生まれてこの方他人の気持ちなんぞ考えたこともないような、根っからの自由人であ
る。好かれようとしたことはないが、取り立てて嫌われようとしたこともないのだ。
(嫌われる……つまり悪い女か。悪い女ってどんなのだろ? あ、唐突に創始者自らスペルカードルールとか無
視して、全力で相手を狩りにいってみる、とかどうかな)
名案だ、と思ったが、すぐに否定する。
(駄目だ駄目だ、それだと仕返しだの恨み殺し合いだの、重ったくて湿っぽいことになるじゃない。今ののん気
さを保ち、なおかつみんなに嫌われる女にならなくちゃ)
霊夢としては、「みんな底抜けに幸せそうだった」という部分には特に文句はないのだ。むしろそれは楽しく
ていいことだなあ、と思うぐらい。なのに自分のせいでひどいことになったらしいのが嫌なだけで。
(要するにわたしが嫌われて忘れられれば、万事OKなわけよ。うん、よく思い出せないけど、きっとそう)
そう決めつけながら、霊夢はなおも考える。考えるけれども、さっぱり案が浮かばない。
(くっそー、こんなんじゃまた紫や魔理沙に馬鹿呼ばわりされるじゃない。あんな勝手で嫌な連中……嫌な連中?)
霊夢は眉根を寄せた。
(……そっか。自分勝手な奴って、嫌な奴だ。あと、相手の気持ち無視する奴も、嫌な奴よね)
二つを組み合わせると、どうなるか。
「そっか。これだ」
霊夢は声を震わせながら、両手の拳を握り締める。
「そうよ。自分勝手で相手の都合なんか無視した行動を取ればいいんだわ。たとえば……そうだ、泣いてる奴と
か喧嘩してる奴とかって、それぞれなんか事情があってそれやってるわけよね? そこに第三者がしゃしゃり出
て行って、泣くのも喧嘩するのもよくないっていう通り一編な正論押しつけて、事情も分かってないのに無理矢
理場を収めようとする! やば、凄く嫌な奴だわ、これ!」
自分の思いつきに興奮しながら、霊夢は今後の行動指針をさらに具体的に固めていく。
「……たまに、誰も頼んでないのに幻想郷中を見回りましょう。んで、泣いてる奴やら喧嘩してる奴らやらを無
理やり引きずり込んで、話も聞かずに『いいから飲め』と、強引に酒を飲ませる! グデングデンに酔っ払った
連中は泣いたり喧嘩したりするどころじゃなくなるから、鬱憤が溜まる! その怒りは全部、しゃしゃり出てき
た巫女に向けられる! だけどわたしは素知らぬ顔でそれを聞き流して、ただただひたすら酒を飲む! これで
あっという間に嫌われ者よ! うはー、こんな名案思いつくなんて、ひょっとしてわたしって天才じゃないかしら!?」
一人で興奮しながら、霊夢は立ち上がった。夕陽に向かって腕組みし、ひたすら不敵に笑う。
「フッフッフ、見てなさいよ、未来でわたしにかなしい想いをさせた誰かさん! あんたたちが何を言おうが、
わたしは絶対に、未来を変えてみせるからね!」
気合いを入れてそう宣言したあとで、はて、と首を傾げる。
未来を変えるのは、重要なことのはずである。そうでなければ、いろいろとひどいことになるからだ。そのこ
とにはなんの疑いもない。
だというのに、何故だろう。
(なんか、変な安心感があるなあ?)
霊夢は自分の胸に手を押し当てる。とくんとくんと、心臓が健やかに脈打っている。緊張もしていないし、
思ったより興奮もしていない。ただただ、何もかもが穏やかだ。
困惑しながら、霊夢はこの安心感の出所を探る。そして不意に、胸の隅に宿る一つの確信に辿りついた。
「……失敗しても大丈夫だ、って?」
驚きながら呟いてみると、その確信がより鮮明になった。
今、霊夢は相反する二つの感情を持っている。
絶対に未来を変えなければならない、という強い決意と、失敗しても大丈夫だ、という揺るぎない安心感。
(え、なにこれ? 変だ。変、よね?)
それでも、やはり安心感は崩れないのだ。霊夢が混乱してしまうほど、彼女の胸の内にしっかりと根付いている。
「ちょっと、なんなのよ一体。少しも意味がわからな」
そのとき、ふと。
――何も心配しなくていいんだよ。
――楽しくのん気に生きていきなさい。
その声はもう遠すぎて、誰の言葉だったのかも思い出せないのだけれど。
それでも確かに、誰かが気楽に肩を叩き、誰かが優しく抱きしめてくれたような。
そんな気が、した。
「……そう?」
ぽつりと、呟く。
「そう? 本当に、そう?」
そうだよ、と力強く答えるように、胸の奥から熱い何かが湧き上がってきた。
「そっか、そうなんだ」
母の胸に抱かれる赤子のような気持ちで、霊夢は微笑んだ。
「大丈夫なんだ。何も心配いらないんだ。わたしたちの未来は幸せなんだ。楽しくのん気に生きていってもいい
んだ、生きていけるんだ!」
一つ言葉を重ねるたびに、霊夢の笑みは深くなる。笑みが深くなるたび、不安や恐れは小さくなっていく。
胸の奥から湧き上がった爆発的な喜びが、絶えることなき血流に乗って、霊夢の全身隅々まで行き渡った。体
が弾け飛びそうな歓喜。両手を広げて踊り出し、大きな声で歌でも歌いたいようなこの気持ち。
堪え切れなくなって笑いながら、霊夢は裸足のままで走り出した。母屋の横を突っ切って、境内に走り出る。
鳥居の下から見下ろす幻想郷の大地は、沈みゆく夕陽を浴びて真っ赤に染まっていて、とてもきれいだった。
昔も今もこれからも、ずっとずっと変わりない、楽しく愉快でのん気な故郷。飛び交う弾幕の隙間で誰もが手
と手を繋ぎ合う、笑顔に満ちたわたしたちの楽園。
ずっと遠くにいるたくさんの誰かと一緒に大笑いしながら、霊夢は高く高く、夕暮れの空に向かって勢いよく
両腕を突き出した。
「よっしゃ――――――――――っ! やったるぞ―――――――――――っ!」
カラスが優しく、アホウと鳴いた。
<了>
『HAPPILY EVER AFTER』じゃねぇかと思うっす。(間違ってたら隙間より深く謝罪を)
本当、貴方様の幻想郷は、好きです。
つーか霊夢がこんなだから類友しか来なかったんじゃなかろうか。
兎にも角にも泣き笑いしました。
ありがとうございます。
霊夢がとってもアホの娘っぽくて可愛かったです。
訂正しました。なにやってんだ俺orz
最高の作品だった。すごいとしか言いようがないぜ。
この霊夢は未来の出来事を忘れ、同じように愛される存在へと
なっていくのですね。
これからの霊夢に穏やかな日が訪れることを願いますが・・・無理かな?(苦笑)
あと、私的な感想ですが・・・・・ちょっと最後は急ぎすぎた感じが
あるようで、ちょっと残念な気分です。
霊夢だけじゃなく魔理沙や紫、その他の方々がすばらしく生き生きした最高の作品だと思います、これは100点以外付けれません。
最後に一言…。
感動をありがとうございました!
これ以外言葉に出来ない。
自分も一粒ほど涙がでました。
BGM聴いてみます
…なのになんで、ここまで引き込まれるんだろう。
素敵な楽園とその巫女に乾杯。
最後が少々まとめが急?だったような気がしてほんの少し盛り下がってしまいました。
それでも涙腺がヤバいです。感動をありがとうございました。
確かに少なからずツッコミ所も散見されますが、その事は作者御本人も承知の上だと思いますので。重ねて指摘する事でもないかなと。
読んでて目尻が熱くなった、心に何かが残った時点で、読者としては感服するのみです。
次回作も楽しみにしています。
こんな素晴らしい作品を生んでくれてありがとう。
もう一回最初から読み返してくる。
まさに神々が愛した幻想卿と素敵な巫女の姿が
目に浮かぶような作品でした。
次回作も期待してまってます。
大好きだわ。
すごく楽しめたんだ。
あとがきにもすこし励まされるたぁ思ってもいなかったが・・・
今回で終わるのがすごく残念だ・・・
個人的には橙の話はみてみたいかもしれない。
afterみたいなのを希望。
これまでのシーンで一番気に入ったシーンは
やっぱチルノが泣いたところ。
あのシーンは印象にすごく残った。
最後に、こんな神作品を作ったahoさんに感謝!!
これから、弾幕を見るたびに霊夢を思い出すようにします。
( ̄^ ̄ゞ
あと、ゆかりんは俺の嫁でした。
今後のSSも気楽に待っています。
うむ、幻想郷はこうでなくっちゃ
>俺自身は好き勝手書いたんでスゲー好きなんですけど
こういうのを書きたい!っていうのがすごく伝わってきました。そして純粋に面白かったです。
>構成は冗長だし語彙は貧弱だしそのくせ台詞は悶絶するぐらいクサいし
こんなのは何書いてもうけなくなってから考えましょう。5も今までの話を思い出しながら
よんだらニヤニヤしたりしんみりしたりもう本当に隅々まで楽しめました。
次回作も期待してます。頑張ってくださいねー!
でも霊夢が死後、どこに行ったのかは気になるなあ。
ようやく、紫のターン!ドロー!!そして集約するバカ騒ぎ。
ああ、本当に安心して読み終わったのに、
あとがきで泣かせんなよチクショウかわいいなぁ。
時々は省みるのも必要だとしても、好き勝手書いちゃってくれ。誰が何を言おうとも。
俺はあんたの書く幻想郷をもっと見たい。この話はきっとすげえ点数行くだろうけど、それも気にしなくていいと思う。
気楽に好きに書いてくれ。個人的にはそういうのが見たい。
好きなシーンと言われると、実はチルノのシーンより紫の泣き顔のシーンが好きだったりするな。
まあでも、全部良い。あんたの世界大好きだ。言いたい事多すぎるから全部割愛する。伝われ。
『
「言ったろ。お前が勝手にやってきたように、わたしらも勝手にやらせてもらってるのさ。勝手にお前の行動を
いいように解釈して、勝手にお前を愛して、勝手にかなしんで勝手に泣き喚くんだ。お前がどう思ってるかなん
て知ったこっちゃないね。好き勝手やってきた報いだ、ざまあみろってんだバカ巫女様め」
魔理沙は小憎たらしい表情で舌を出した。
』 その4から抜粋
表面的にはトゲトゲしいこの言葉が、実は誰よりも優しい配慮に溢れてるというのが素晴らしかった。これはツンデレなんていう生易しいもんじゃ断じてない。もっと大きな慈愛の片鱗を味わったぜ。執筆お疲れ様でした。
やたら美味しく感じるしトクトクと中身が流れてきます。
とても素敵な巫女様です。
近年忘れてた泣き読みをしっかり味わわせてくれて有難う。すごくいい話だった!
霊夢がどこにいったのか?などの伏線もあるので、それも出来れば消化して欲しいです・・・重要な伏線なのに消化されてない気がして消化不良で便秘になりそうです
皆言ってるけど、たしかに霊夢が死後どこ行ったのかも気になるなぁ。まぁでも、ただ「いなくなった」だけでもそれはそれで。
とにかく面白かったです。マジで。
ただただ新作を待つのみです。
ただ一点
未来の藍が言っていた紫の態度と本音を考えると
この時点での霊夢に対する紫の態度が素直過ぎるかなと感じました
その4の後半で大号泣でしたよ。魔理沙の「弾幕の隙間がおまえの場所だ。」ってセリフから最後の絶叫がクリティカルヒットすぎる。文句なしに百点です。
これからも楽しみにしてます。頑張ってください。
いい作品が読めて幸せです
ありがとうございました!
霊夢が死後どこへ行ったのかは気になるけど。
東方で残酷な話を書く人がいますけど、自分的にはこっちのほうが、らしい、と思います。
こんなすばらしい話を書いて出してくれた作者に、感謝と尊敬の念を送ります。
こんな設定書いたの、後にも先にもあなただけじゃないでしょうか(笑)
あとテーマソングが好きな歌ばっかりで嬉しかったです。
窒息するほど笑いました。
大切な楽しい思い出とそこにはもう戻れない寂しさが本当に心に染み渡りました。
魂が震えました。
久しぶりに物語の中に入り込む醍醐味を思い出されさせてくれたSSでした。
素晴らしい時間をありがとうございました。
が、実際には-1点しときたい、やはり霊夢が最後何を思って輪廻の輪から外れて何処に行ったのかが知りたいのでw
ともあれお疲れ様です、泣いて笑ってまた泣ける良い幻想郷でした。
ティッシュ買ってこないとなぁ。
親友への思いを込めた弾幕を、霊夢が「理解」してくれた時の魔理沙の気持ちを想像すると、涙が止まりません。
好きな台詞に関しては……沢山あって選びきれないです。
素晴らしい物語を、ありがとう。
霊夢も魔理沙もゆかりんも、みんなみんな大好きだこの野郎ー!!
我魂魄一万二千年生まれ変わっても、このSSを覚えているからなァァァァァァッ!!
お疲れ様でした。
本当に有り難うございます。
作品の素晴らしさについては、もう言い尽くされている感すらあるので敢えて述べません。
なので、あと一言だけ。
みんな君のことが大好きだよ、霊夢。
個人的には紫と魔理沙と霊夢の3人で対談するあたりが気に入ってます。
紫ってどうしても(精神的にも)強いってイメージがあるので
ぼろぼろと泣いている姿はなんだか新鮮で。
なにはともあれ、執筆お疲れさまでした。
弾幕は愛、か……。素晴らしい解釈だと感心はするがどこもおかしいところはない。
では早速ゆかりんの愛に応えるために妖々夢やってきます。
本当にさ、文で泣いたのすっげ久しぶりだった。魔理沙はどこまでもマブダチだしゆかりんはどこまでもお母さんだし霊夢はどこまでも愛されてるし…。こんな幻想郷が何時までも何時までも続いて行くといいなぁ。
欲張った事言えばゆかりんが泣かない歴史も見てみたい気もしないでもない…。ゆゆさまに怒られない歴史!
ただ、その3が静かに盛り上がりすぎていて、それに比べると、その4およびその5が少しだけ盛り上がりに欠けた気がしなくもないです。ピークがその3になってしまってるというか。
それというのも、神綺さんのあの台詞があるからです。
時には昔の話を。このお話の題名でもあるあの台詞を、作者さんが何を思いながら書いていたのか──それを考えるだけで、読んでいる自分としても盛り上がらざるを得ないじゃないですか。
褒めてるのかダメ出ししてるのか微妙な感じになってしまいましたが、間違いなく褒めています。
素敵なお話を、ありがとうございました。
直接的なつながりは無くとも、過去作品読んでるとより楽しめるのもいいですね。
ホント100点じゃ足りないです。
好きなセリフは妹紅の「わたしたちは永遠に生きるのであって、永遠に息してるんじゃあ、ないんだ」
好きなシーンはチルノの叫びに始まる別れのシーン。あと地味に霊夢がどどめをいじめてるところとか、霊夢の土下座とかもw
そして、未来の連中の話を聞いてもいまいち納得できなかった霊夢が、失敗しても大丈夫、未来はちゃんと幸せになってると心から理解できたラストシーンはあまりにも感慨深かったです。
こうして霊夢は不安なくのんきに生きて、見事に大失敗するわけですねw
なんだかんだ言っても、その無茶な俺設定でこれだけ多くの人を楽しませたんだから、十分に凄い事だと思います。私には到底不可能ですし。
作者様には笑いと感動の時間を与えてくれたことに深く感謝しつつ、また新しい作品を読めることを楽しみにしています。(というか外伝も読みたい
泣こうとも喚こうともこの点数を入れさて貰います。
GJ!
霊夢が死後何処にいってしまうのかとか微妙に気になる事も残ってるけど、俺には
この点数しか入れられないZE!もし気が向けばこの話しの後日談として霊夢が幻想郷を飛びまわって
愛され・・・もとい嫌われようとする話なんかも見て見たい今日この頃。
出来ればこの後の話も見てみたい・え
個人的に「その4」で心から涙し、今回の「その5」で心が優しく満たされた…そんな感じです。
外伝的なお話にも期待しております。
このお話を書ききった貴方にに心よりの感謝を。
読まさせてもらい本当にありがとうございましたッ!
前作4で語られていなかった1万2千年後に対しての各キャラの真意が丁寧に描かれていてとても分かりやすかったですし、何よりアプローチが非常にシンプルで斬新だったと思いました。
特に、前作から気になっていた「霊夢が幻想郷の者から嫌われるよう行動するに至った経緯」が大変面白かったです。
作品中で紫たちも言っていたように「何をしても霊夢は霊夢」という彼女らしさが良く出ていて、とても印象的でした。
霊夢が泣き出した理由も面白く、その後それがキッカケで夢の事を忘れてしまうその様はいかにも「人間の子供」特有の症状(?)で、どこか懐かしさも覚えたり……。
幸せで楽しい事だけじゃない、そのほかの悲しい想い、寂しい心、辛い出来事。そういった、生きていく上で遭遇する様々な出来事がぎゅっと詰まった、非常に人間じみた(いい意味で)思いが詰まったとても素晴らしい最後だったように思えます。
素敵な物語を、ありがとうございました。
字がよくみれないじゃないか
ただ、欲を言うならば霊夢が死ぬ時の話と、そして死後にみんなが泣かないですむ方法を霊夢がとる話が見てみたい。
なぜならそれっぽい伏線がいくつか見られたから。
まぁ、とにかく、今回はお疲れ様でした。またあなたの作品が読めることを願って。
やはり未来は変わらないんですねww
素敵なお話ありがとうございました!
あとは皆まで語るまい。
総評として、この点数。正味100点じゃ足らん。
せつなくてやさしいものがたりをありがとう
幻想郷とそこにすむすべてのものに、乾杯!
ただ一言。
幻想郷とaho氏、そして我らの素敵な巫女様に乾杯!
終わり方としては、死んだ霊夢が消えたことが伏線でそれ関係のENDを書くのかなとも予想してましたが、こういうENDも余韻があってよかったです。欲をいえば、一万二千年と81年目に「みんな」仲良く笑ってるENDともみてみたいと思ったりです。
ですが、なにはともああれGJな物語最高でした。
見事っす
でもよくよく考えたら魔理沙が変なキノコを食べさせなければ全てが程ほどで済んだような・・・
この点数を。最後はあっさりしてて
「これぞ東方!」って感じが自分の中でしました…
ちょっと魔理沙のキノコもらって来るよ。
こんなの書かれたら100点出すしかありません。
>「し、知らないよ、、わたしの顔見て急に泣き出したんだ」
、が一個多いのぜ
れーむいいよれーむ
霊夢の弾幕を楽々避けてる二人が素晴らしい
まさに愛あればこそ!
死後の行方だけが気になるなー
いやまあたしかに、斬新な設定でも巧緻な構成とも言えませんでした。
しかしahoさんの語る未来の幻想郷に、昔話を聞く子供のようにのめり込んで続きをせがみ、そしてただ余韻だけが残る最終章で、ひたすら霊夢に感情移入ができたという……。
自分は今まで創想話投稿作を何百と読んできましたが、この作品は屈指の名作でした。
作者様に、惜しみない感謝を。
のん気に、愉快に、豪快に、ちょっぴり暴力的に、自分の表情をそのまま表現する、
そんな巫女が、このちんけな心を掴んで放しやがりません!
ホントに素敵な巫女だな!!
他の人妖達も、もちろん良かったです。
読んでいると私も同じように、笑って、泣いて、う~む…て考えてたり。
楽しくて、切なくて、何というか、愛っていいもんだ。
友符「ディアマイフレンド」の最中と、
魔理沙が泣きながら霊夢にさよならを言うところが、
気持ちがものっそ熱くなっちゃった場面ですね。
本当、読めて良かったです!ありがとうございました。
> 萃香もまた、濁音が混じった声で絶叫する。
>「友達と別れるのがかなしくない奴なんているもんか! 何年生きてようが、人間だろうが妖怪だろうが宇宙
>人だろうが、そんなのなんの関係もない! 大事な友達と別れるのは、いつだって死ぬほど辛いんだ。涙が
>千切れそうなぐらいにかなしいんだ! あんただってそうじゃないのかよ、霊夢!」
ここで泣いた
面白いSSをありがとうございました
次作も期待してます。
SSで泣く、というのをしばらく忘れていたのであなたの作品に出会って本当に良かったと思っています。
すばらしい作品をありがとうございました。
私は読み終えてから、SOUND HOLICさんの 『KAZE NO KIOKU』を聞いて泣きました
この設定のいろいろと補完したSSも読んでみたいな。
大まかな話でも決めておかないと書けないよ、こんなレベルの作品は!!
作者、自分を下に見すぎ。ってか、国語の評価4か5だったろ?
俺、アヒルさんだよ、良くて3だよ。文才無い人間には、うらやましい一言です。
できれは、その霊夢の軌跡を、少しだけでもいいから読んでみたいです。
無茶苦茶な設定だろうが、少しオリジナル設定を無視しただろうと、良い作品は良い作品です。
この点数の山が、その証と言えます。
他の感想を読んでいて、本編と照らし合わせると――友符「ディアマイフレンド」の原型は、霊夢本人ではなかったのでは?
紫や魔理沙が、「今日は簡単に回避できた」見たいな発言と行動から、まさに魔理沙がたどり着くと思しき答えの原型では?
プロット無しなのに、どこと無く深い作品です。
最後に、カラスが優しく、アホウと鳴いた――傍から見れば、大声を出した馬鹿である。
けど、元を辿れば、とてもとても深い意味を紡ぎ出す、始めの一歩。
4では流しましたが、5では涙を流す事は無かったものの、目元が熱くなりました。
人生、まだまだ捨てたもんじゃないと、感じる今日この頃。
心残る作品を具現化し、公開してもらった事に感謝します。
ありがとうございました。
でもまだまだあなたの幻想郷は続くんですよね?伏線いっぱいあったし、後書きでも仰ってますし。
それがsideやafterの形になるのか、全く別のお話になるのかはわかりませんがちょっぴり期待してます。
あんまり大きな期待をかけると作者様のプレッシャーになりかねないので「ちょっぴり」です。
ひとまず、お疲れ様でした。そして、ありがとう。
確かにこんな暖かさは滅多にお目にかかれませんが、現代にも生きていると信じたいですね。
とてもいいお話でした、ありがとうございます。
誰もが一度は考えてもそれを形にすること適わなかったであろうものが見事に形にされていると思います。他の方も言ってらっしゃいますが、作中の霊夢と作者様の態度が似てる気がしてなりませぬ。今回の〆方も実に霊夢らしさを残して好感触。
>「だけど、さよなら! ずっとお前と一緒に歩いて行くけど、もう二度と会えないから!だからさよなら、霊夢!」
>「だからさよなら、霊夢。あなたは何も背負わずに、私の愛しい博麗霊夢のままで、あなたの時代にお帰りなさい。あなたこそ、私たちのことは全て忘れてね。私たちのことを想って泣いたりせず、楽しくのん気に生きていきなさい。さよなら、霊夢」
萃香の正論で危なくなって上の台詞でとどめ。幻想郷よ永遠なれ。
二次に限らず創作というものがいかにあるべきかを痛感させられました。これからも作者様の仰る「史上最高に頭の悪い、馬鹿で間抜けな」作品を作っていってくださることを願って止みません。
蛇足ですが霊夢と橙が如何に絡むようになったかは個人的にすごく気になるところです。
点数は桁が足りませんがこれにてご容赦を。
最後に、お疲れ様でした。そしてありがとう。
その4まで読んでそこまでの素晴らしさに、〆が期待と不安が半々という感じだったのですが。
点数の通りです。ありがとうございました。
ただ、魔理沙「ババァ」言いすぎだw
好きなシーン・台詞は
>「わたしは、あんたのこと、結構好きよ」
の所ですね。
最後のフラグ収集も綺麗にまとめられるのだから驚きです。
続編を期待して待っていた人は私だけではなかったでしょう。
次の作品も勝手ながら期待して待っています。
>「さあ。なんかよく分かんないけど」
>「不思議と、今日のは簡単なのよねえ」
友達としての霊夢の避けられる弾幕、深い台詞です。
文章も構成もとても自然体だったのが読み易かった理由なのかなあと思ったりします。
下手な技巧を凝らさなくても対象を惹きつけてやまないモノが書けるというのは、羨ましい限りです。
あと確かに「ババァ」言い過ぎで少し気になったかも(笑)
個人的に、
>「だけど、さよなら! ずっとお前と一緒に歩いて行くけど、もう二度と会えないから!だからさよなら、霊夢!」
この台詞だけでお茶碗何杯でも一杯にできそうです(涙で)
あとは挙げられていない箇所で言うと、
>「それでも、あんたはわたしを忘れないのね!? 絶対に届かないと知りながら、わたしの背中を追い続けるの
ね!? あんたの杯に涙が落ちても、わたしはもう二度とそこに酒を注いでやることができないのに!」
一歩間違えれば台本の読み上げのような読者を白けさせうる台詞なのに、前後の感情表現などで
ギリギリその感覚を薄れさせていることで、霊夢の抑え込まれた優しさがこの上なく伝わってくるように感じました。
素晴らしい作品をありがとうございました。
できれば死ぬ直前からの部分も見てみたかったですが・・・・・・
しっかりとフラグも集められていて、世界観もしっかりしてました
点数がとてもじゃないですが足りません・・・
二次創作だからこその名作だと思いつつ、次回作も待ってますね~
無駄に謙遜した作者め、ざまーみろ!
ガチで泣いてる俺、おおキモいキモい
ただその言葉に尽きる。
お疲れ様でした。
そのうちにその思い出を大事にしてまた元気に笑って生きていくんだろう。
結構な作品ありがとうございました。
葬式までいくのかな、とも思ってましたが、この方が色々憶測ができて、この作品の締めとしてはいい感じでしょうか?
これから先のSSも楽しみにしてます。がんばってください!
そして出来れば、補完SSも欲しいかな…やはりahoさんなりの解釈というか、結末を見てみたいですw
良いSSをありがとうございました。
素晴らしい作品をありがとうございました。
もう言葉がでねぇぇぇよぅぅっぅ・・・・
『書きたいものを書く』ということは、やっぱり大切なことだなぁとしみじみ感じました。
自分が楽しめないものを、どうして他人に楽しんでもらえるでしょう。
冗長とおっしゃっていますが、それを読ませてしまうあなたの文章には愛があったとそう思います。
素晴らしき哉幻想郷。素晴らしき哉弾幕愛。
その1の投稿からこれまでの間、本当に楽しい時間をありがとうございました。
現在の世界に戻った後、未来の事を知ってしまっても、霊夢は同じ行動を
取ってしまうのだろうとは思っておりましたが、未来を変えようとしていた霊夢が
どのようにして同じ行動を取ってしまうのか気になっておりました。
なるほど、こういう事でしたか。
全編を通して、相当な俺設定であるにも関わらず、これだけ長いSSの中で
霊夢が一貫して霊夢らしく、その他のキャラ達も、設定が崩壊せずにとても生き生きと動いていたように思います。
ahoさんはご謙遜なされてますが、少なくとも私の中では創想話の
霊夢が主人公の話の中では5本の指に入る名作であると言えます。
次回作も期待しております。ありがとうございました。
最後に、一番印象に残ったシーンですが
その4の後半部分で、魔理沙の涙腺大決壊の場面ですね。
ここまで私は幻想郷が大好きだ!って気持ちを前面に出した作品はそうはないんじゃないかと。
私自身も物書きで、スペルカードルール制定時期の話でも書こうかと思っていたところにこの話。
書く前に読んでしまって私の心はズタズタです、どうしてくれる。
スペルカードルールの解釈に涙がボロボロ溢れてもうダメでした。
他の皆さんが書いているような場所でも泣きに泣いたんですが、私にとっては魔理沙の詩が一番の泣き所。
もうどう表現して良いのか。これだから東方はやめられないってのが一番良いのかな。
これだけストレートに東方愛が伝わってくる作品はそうはない、私は貴方の作品が大好きです。
これからもどうか、自らの欲のままに、書き続けて下さい。なんかもう皆さん大好きだ!愛してる!
・・・おお、俺キモイキモイ・・・
スペルカードルールの意義(我々プレイヤー側にとっても)。
そして、住人全員の心にあり続ける、創始者への敬意。
本当に、読みながら泣きそうになったのは久しぶりです。
完結お疲れ様でした。
そして、ありがとうございます。
出来ることならば、番外編という形ででも魅子との出会いや、
霊夢の嫌われようとする計画の詳細が見たいですね。
決して薄くはならず、それでいて重たくも無い絶妙な雰囲気が素敵です。
そこだけ外伝書いてくれ、頼む!
一番キたのはやっぱり、その4の最後ですねえ。
その1のそのぼのしたノリも大好きだけど。
それでも今までの一万点台に値するかなぁという疑問がどうしてもある
フリーレスですが気持ち的には100点です
「ラストまで泣くんじゃない!」と心の仲の糸井重里が叫び続けていましたよw
やっぱり死後の霊夢がどこに行ったのか気になりますね…ハッ!もしや伏線なのか!?
それ以外に何か言えるかい?
言えないね、うん
P,S外伝待ってます
霊夢嫌われようと努力する→結局はより好かれる→遺言残して魂事身をくらます→未来に過去の自分が迷い込む→
過去の自分のあやまちを知る→未来を変えようとするも、肝心の記憶が消失する→結局嫌われようと努力する事により歴史の輪廻を繰り返す
個人的には、どこかでこの歴史の輪廻を断ち切って欲しい所なんですけどね
でもまぁ、お疲れ様でしたGJでした…が、正直に言うと…
第5話も良かったですけど…~第4話と比べるとチトなんだかなぁ~って気がしないでも…でも全般的に良かったと思います。
忘れてなんかやるものか。
ああ、それにしても、実に頭悪くて馬鹿で間抜けな話だった。ああ、本当、楽しい時間だった。今ほど、鏡を見たくないのは初めてだ。
ED風味某東方アレンジを聴きながら、aho氏に生涯最高のGJを送る。いつか一緒に安酒飲もうぜ。
この長編に対する最高のオチだと思います。
作者に感謝を
すげーありがとう!
これほど長い話にも関わらず途中で、中だるみする事無く読めました
次回作も期待して待ってます!
久しぶりに涙腺が崩壊しました。
なんか、うまく言えないですけど、ありがとうございます。
ここまで続きが気になった作品も久々です
良い物をありがとうございました
俺の顔もめっさぶさいく
元からとか言うな
どこまでも暖かくて楽しくて、愛がビシバシと伝わってくる作品でした。
印象に残ったシーンは、他の方が挙げられたシーンは勿論ですが、個人的にはその5の、
>昔も今もこれからも、ずっとずっと変わりない、楽しく愉快でのん気な故郷。飛び交う弾幕の隙間で誰もが手
>と手を繋ぎ合う、笑顔に満ちたわたしたちの楽園。
>ずっと遠くにいるたくさんの誰かと一緒に大笑いしながら、霊夢は高く高く、夕暮れの空に向かって勢いよく
>両腕を突き出した。
このシメ方が素晴らしいなあと思いました。
これからもahoさんの「創想話史上最高に頭の悪い、馬鹿で間抜けな幻想郷」を楽しみにしております。とても素敵な幻想郷です。
作中の
>何も心配しなくていいんだよ。
>楽しくのん気に生きていきなさい。
という台詞をそのまま、貴方にお送りしたいです。
何人かの方が書いてますが、最後の最後で急ぎすぎた(もしくは小奇麗にまとめすぎた)感があって、物凄く、ものすごくもったいなかったです。
話として4で完結できないのは分かっていますが、4までなら文句なしの100点を入れられたのに・・と残念に思ってしまいます。不満点がある以上100点は入れられません・・・
とはいえ、今後Coolierで100点を入れることはまずないだろうなと思えるだけの作品だったのは確かです。非常に楽しませて頂きました。ありがとうございます
なんていうかさ幻想郷っていいよね!!
幻想郷は東方ファンの一人一人の中に強くあると思います、でも一つ一つ違うんです。
一人一個の幻想郷を持っていて、それをそれぞれが紫少女様の如く愛してる。
それを魔理沙みたいな情熱を持って良くしていきたいし、霊夢の様に自由に、そして底抜けに明るくしたい。
そんな私達の世界をまた少し広げてくれたのが貴方の幻想郷です。
久々に筆と絵筆を持って、これでもかと自分の幻想郷を愛してやりたいと思います。 ありがとうございました。
ゆかりんってやっぱ可愛いよな。 頭良すぎて一回転して馬鹿になってんだこのババァ大好きだ!!!
いいなぁ、こういう台詞。とても、何気ないのに。
誰かが覚えてくれているというのは。
>・時には昔の話を
> 紅の豚のED。郷愁溢れるいい曲です。タイトルの元ネタ。
凄く久しぶりに聴きたくなった、聴いてこよう。
よい作品をありがとうございました。
完結、お疲れ様です。こんなにもいい作品をありがとうございました。
前門の魔理沙、後門のゆかりん、そして更に包囲する幻想郷在住の方々とか、
楽園すぎて辛い!重い!!でもそのうち受け入れてクセになっちゃううううう!!!
みんなの霊夢に対する好感度が振り切れてますよね。
友情とか愛情とか言葉であらわすことができるレベルを超えた愛され方ですよね!
特にゆかりん!挙措すべてがいとおしいと言わんばかりの霊夢愛には、
「率直に言ってキモイ」と感じると同時に、ああ、あなたと合体したい・・・な気分になってしまうという
アンビバレンツでヤキモキなフィーリングですよ!
これが超美人の母や姉を持った思春期の少年が感じる気持ちなんでしょうか?
僕にはわかりません!!
この幻想郷は霊夢に偏りすぎていて、フリーダムさとナンセンスさが足りない!!
しかし、抗いようのない魅力をビンビン発してます!
愛の一本勝ちですね!!!
我が脳裏によぎる二人の女性……
紅魔郷で初めてミスディレクションを見切った時に、「動かずにかわす」という事を
咲夜さんに教わったあの熱い一夜。
永夜抄でオールド・ヒストリーの弾幕パターンをしのいだ瞬間に「相手の弾幕(パターン)
を信じる」という事を教えてくれた(キモイほうの)慧音先生。
「STGは眼で見て反応してナンボ」だと思っていたかつての自分を男にしてくれた
彼女達の姿がまぶたの裏に浮かんだ……(本宮ひ○しタッチの絵で)。
これは……ッ!弾幕・俺の空……ッッッ!!
そんな在りし日の思い出を甦らせたのは俺だけじゃあないはずだ!!!
作品に対してはもう皆さんが言いたいこと言っちゃってくれてるんで、最後にちょっと思ったこと。
作者さんのあとがきのコメント、なんかこの作品の霊夢と似てるなぁ。
特にその4のチルノのくだりでガチで涙出たし鼻水止まらないし(今も)
後書きで謙遜なさっていますが、はっきり言って凄い作品です。
余計な飾りが無く、ストレートに「こんなのが書きたかったんだ」という思いが伺えました。
私の感覚の方がおかしい気がしてきたので点数は控えさせていただきます。
何にせよ、これだけの大作を大きな破綻なくまとめ上げられた力量には素直に感服するところです。
要素を噛み砕き、純化し、沃野に散りばめられた解釈。そこに一貫して裏打ちされた物語。その積み重ねの上で、
>「不思議と、今日のは簡単なのよねえ」
この一文のなんとうつくしい/かなしい/いとしいことか。
東方愛のひとつの究極形を見せて頂きました。
それでも、霊夢の魂の行方が気になります。作者さんよりも俺はもっとずっとアフォなので1万年と2千年後の
幻想郷の皆に一日なんてけちくさいことせず霊夢と一緒に那由多の時間を過ごして欲しいのです。たとえ
この話が全てぶち壊しになったとしても…
という思いと反しているようですが、一番のお気に入りは霧雨魔理沙著 「我が弾幕」の詩篇です。
よい作品を本当にありがとう、どっかで握手しましょう。
筆者さんの文の書き方って、泣きと笑いが交互ですよね。
けど、その笑いも涙を誘う哀愁の笑い。
キャラクターの心理描写が見事です。
やはり、幻想郷っていいわ…
もう一度、紅魔郷から全キャラの弾幕愛を感じ取れるくらいやりこみたくなった。
ちなみに
これで、この話は「終わり」ではありませんよね?
これで、「終わり」だったら私はとんだ道化師だよ。
期待して待ってます。
私には想像することも出来ないので、重いかもしれないけど期待してます。
それはそうと。
作品から作者の愛が伝導率80%で伝わってきました。
あと感想のみんなのデレデレぶりを見て向こう一週間の愛が補充されました。
本当にありがとうございました。
この直球なのがいい
そういう感覚です、素敵な素敵なssでした。
僕は「トップをねらえ!」をBGMにしてましたよー。
霊夢の魂の行方とか、不明な部分が残っていたので亡くなる所まで書いてくださるかな、と思っていたのはここだけの話。
魂が昇華してこの幻想ワールドの神さまになったのかなぁ、とか色々妄想していたのでちょっと残念。
と、個人的動機を加味しても、十分以上に伝わってきましたよ、愛が。
自分は生きていてもいいんだっていうことを、愛されているんだということを知った霊夢は幸せでしょうね。
作者さんと霊夢、そして一万と二千年後の人たちにこの点数を送ります。
幻想郷への愛に溢れた作品だったと思います。
全く忘れられないものでした。
前々からそうでしたが、タイトルがここに来てもうねw
素晴らしい作品を、ありがとうございました。
理屈で作品を評価して点数をつけることはもちろんできますが、そんな気分にはとてもなれません。
魂に響く作品というのは、そう出逢えるものじゃないですから。
満点以外、つける気がおきません。
細かい理屈も、書く気がしません。
ただ、すばらしかった。
個人的に咲夜とレミリアの主従に思い入れが強いので、最も印象に残った場面としては、その3の
> そこはあの子の場所か、と。
ここを挙げさせてもらいます。
泣けた作品や爆笑した作品は数あれど、心が震えるような感覚というのは久々。
点数まわりに関しては真上の322の方に被っちゃうんで省略します。
作者さんには、本当に、これからも好きなモノを好きな様に書いて欲しいと思います。
ここまでストレートな話なのに、セリフとかも臭いはずなのに、うはぁ……
帰ってきた時の紫の慰めがもう駄目です。この時のゆかりんの気持ちを考えたら、鼻の奥がつんとしてきた。
ど真ん中で気持のよい作品をありがとうございました。
本編補完の外伝など激しく希望します。
100点しかあげれなくてすいません!
できれば外伝的な何かを期待したい、いやするしかない。
本当にお疲れ様でした!!
できれば外伝お願いします平にお願いします!!!
だからさよなら!
もうこれには勝てない。7週目行って来ます。
博麗の巫女はこんなんで泣くような少女じゃないんだよ!!
こんな可愛い霊夢なんて、霊夢なんて……くっそ。涙止まんねぇ。
明日を考えると徹夜なんてしてられないのに
一話から後書きまで勢いに任せて読んでしまった
感動のあまり言いたいことは山ほどあるけど一言、
素晴らしい、感服しました
貴方の頭の中どうなってるのか一回見てみたい。
いやはや、素晴らしいSS、ありがとうございました
理由がイマイチ分からなかった。何となくは分かるんだけど……心情的な理由で良いのかな?
とても面白かったです
紫の優しさが…俺は…くそ、言葉に出来ない!
涙で、キーボードが打てない
しかし、それでもいい話でした。
東方幻奏祀典2"Canon"のTr.15 紅薙旅人アレンジの「おてんば恋娘」を聴きながら読んだら涙腺が・・・・・・・
すげぇな。別に文章上手いとかそんな訳でもないんでしょうに
あんたは俺を変えました。変わった俺が誰かを変えるかもしれません。そしてまた誰かが誰かを変えて…ってどんどんいくかも
そういう力がある気がする。あんたが書いたものを誰かが読んでなんか力が生まれてる気がする
すごい。
細かい理屈は抜きにして、
すばらしい作品とは、このように魂のこもったものを言うのだと思います。
私ごときの言葉ではうまく伝えることは出来ませんが、
とにかく、よきSSをありがとうございます。
ahoさん乙っす!
何だこの引き付けられる文章力は・・・?
・・・こんな事書いて顔崩れてる俺。おお、キモイキモイ☆
学校の食堂で携帯ガン見の俺キモすぎワロタ
しまいにゃ携帯の充電切れるし
友情って素晴らしい、生きてるって楽しい、愛は偉大だ、人の想いは無限だ
そう思える作品でした
今まで霊夢は少し苦手なキャラ位置づけだったのですが、好きになってきました。
心の汗が目からはらはらと。素晴らしい話しご馳走様でした。
本当にいい作品
これはそんな作品でした。
素晴らしいとしか言えない。100点以上つけられないのが悔しい。
あと、あんた最高だよ
でもおかげで心にとんでもなく上質な栄養が行き渡りました。
ありがとうございます。
↑訳・4までで涙腺が崩壊してしまっている。
この作品は心に刻んだ。
てかもうおれの中の公式設定だ。
てかもうおれの中の公式設定だ。(大事な事なので2か(ry))
魔理沙が夢を追いかけてる自分と微妙に重なってすごく泣けました。
自分の親友とか思い出したりして涙ぐんでる俺感化されやすすぎワロタ
HAPPILY EVER AFTER聞いたらまた泣いたよ!
ほんととんでもないSSだなあ!点数が足りないよ!
本気で泣かされた。咲夜で泣いた。魔理沙とかチルノとか紫とか、我々の愛すべき能天気な隣人達に本気で泣かされた。某異説以来の話になる。
俺も最高の作り手を目指す者として、いつか絶対に、アンタを越える世界を作り上げてみせる。
心から作者さん、貴方を尊敬しているよ。
ありがとう。本当にありがとう。
痛いレスになってスマン。では。
魔理沙も、紫も、藍も、橙も、萃香も、レミリアも、フランも、略したくないけれど他の人間・妖怪たちも。
みんな、霊夢のことが大好きなんですよね。
あなたの幻想郷は、私の幻想郷に、ちょっと変化を起こしたような気がしました。ありがとう!
色々考えてコメ遅れましたが、コレがこの点数の最大の理由です。
涙が止まらない…
霊夢は馬鹿だねぇ…
こんなに素敵な幻想郷で、こんなに素敵な人妖達に、こんなに素敵な楽園の巫女が嫌われるはずなんてないのに…
きっとどれだけの、それこそ永遠に等しい時間が過ぎても忘れられることはないんだろうな…
楽園の巫女が創り愛した幻想郷が、楽園の巫女を慕う者達によって守り継がれていくことを願います
愛に泣いた
俺は泣いたぞ!
ただ一言ありがとうございました。
作者さん謙遜されてますけれど、そんなことないです。
作者さんが勝手に自分の設定で書かれたように、私も勝手に読んで勝手に感動しているだけなんですからね!
気の利いた感想は得意ではありませんが、ありがとうございました、と言わせてください。
すばらしい作品をありがとう。
哀しいけど、なんというか、言葉に出来ない。
涙が出てくるよ。何故?
愛にあふれてるよ
しかし少し時間を置いて、1から見直してみるとこのまとめ方でよかったんだなーと改めて感心させられました。
世の中にssの大作は数あれど、何度も何度も読み直したくなる作品はそうあるもんじゃない。
いつか僕が東方といった漫画やアニメ、ゲームの世界から離れていったとしても、ふと思い立ってこのssを読み直すんだろうな、という漠然とした予感があります。
いい作品でした、ありがとう。
最高ですねこれは…
一番泣いたところと言うと、やはりお別れのシーンになるのですが
>「いつだって会えるよ、霊夢。お前とはずっと一緒に、どこまでも歩いていくさ」
>「なんでよ?」
>「弾幕の隙間が、お前の場所だからだ」
> 霊夢の頭の中で、手をつないだ吸血鬼姉妹が嬉しそうに笑った。
このセリフ、地の文に心奪われました。
素晴らしい作品でした。
そんなことを全く気にせずに読ませるエネルギーがありました。
友符『ディアマイフレンド』からの一連の流れが大好きです。
作者様の幻想郷と弾幕への深い愛情を感じる作品でした
霊夢主点とした作品なのだが霊夢の感情を出しすぎたねぇ
本気で5話めで台無しになったと思う。
正直マイナス点を付けたい気がするのだが、四話目まで『は』よかったので10点で
だが、>>420さんが言うとおりあの台詞は良かったねぇw
美鈴の扱いヒドスwww
何故此処までこの話(その5)が評価されるのだろうか?
4の別れ際のシーンは良かったが、何故霊夢の重いのと湿っぽいのは嫌いをそう押し出そうとする?
紫との会話のシーンも残念極まる。
あと、かなりディテールが間違っている。霊夢は初代博霊ではないし……
それじゃあ言わせていただこうか?この作品以外は良かった。おおきもいきもいwwwww
それでもaho氏の作品を読み続けさせていただこうと思います。だってファンシィ☆ゆかりさまは意外とオモしろかったですし、友符「ディアマイフレンド」もよかったですしwww
5(と、正確には4の後半部分)で台無しになっていたものの、一万と二千年『後』の幻想郷はいいね、けーねには驚いたけれどね
あ、勿論他の作品(その1.2.3)には100評価を付けさせていただきますよ?
>>429氏
ご指摘の部分について返答いたします。
まず初代博麗、についてですが、作中で霊夢を初代「博麗」と書いているところは一つもありません。
この話で霊夢が「初代様」と呼ばれているのは、初代「霊夢」だからです。
この辺りはその1に全部書いてありますので、お時間ございましたらもう一度読み返してみてください。
その他の部分で初代「博麗」と書いている部分がありましたら修正いたしますのでまたご連絡ください。
次にその4でご指摘いただいたレミリアの日傘についてですが、
このとき時間帯はもう夜ではなくて明け方です(これも地の文で描写してあります)ので、
日傘を差しているのは特に間違った描写ではないです。
その他のご指摘に関しては「確かにその通りだなあ」と頷く部分も多々ありました。
今後も読み続けて頂けるというのは大変ありがたいです。また次の作品もよろしくお願いします。
4からの流れがすばらしかったです
感動しました
asakiさんの描かれた「ねぇ、ひっぱらないでよ。」という絵を拝見し、
そのキャプションに書かれていたはむすたさんのssを熟読し、
えらく感動して絵のコメント欄を見直してahoさんのコメントを発見し、
作者検索でahoさんのssを探し出して読みました。
ahoさんもはむすたさんのssがきっかけで創作話の世界へ飛び込んだのでしょうか。
言いたいことは多々ありますが、とりあえずこの素晴らしい縁に感謝します。
素敵なssをありがとうございました
紫様ほどではないでしょうが、パソコンの前で啜り泣いてました
家にだれもいなくてよかったよ…
点数つけたいのですが、0が足りないのでとりあえずこの点で
まあ、揃いも揃って・・・最高だぜ、この⑨野郎ども!!
読み直しに順繰りで読んでいったら、まさかaho氏からレスが有ろうとは……凄まじくモニター越しに緊張汗を流しまくりデスヨもう。発汗しまくりデスヨもう。
ってか、あれですね、マジですね。なんか調子に乗ってましたね私。殴ってイイですよ。痛くない範囲d(殴
…なるほど、そういえば初代「霊夢」ですね。初代「博麗」は別の方でって事ですか。『名前』が霊夢ってのが初代って意味ですか。なるほど。
静かに注ぐ朝日の中って書いてありますね。見落としていました。殴ってイイですよ。骨が砕けるくらいで構わないので
ってか恥ずかしい!恥ずかしいですよ!いっそ殺して…
何週も読んで内容も分かってるのに涙がとまらねぇ…
パトラッシュか、パトラッシュなのか、コレ!!
まだ余韻が抜けねぇっすよ…ぶっちゃけ今4とかに戻ったらまた涙腺崩壊するっていうね。
感想読んでるだけでもきてたし;;
確かに5だけを読むとやや性急か…?とも取れなくはないですが、
1から続けて読んだときにこう…すとんと収まるというか…
最高だった。
あぁもう、霊夢があまりにも良すぎる…こんな幻想郷のが大好きだよ俺は。
魔理沙と紫や、スカーレット姉妹と咲夜の辺りが良すぎるだろ
5で多少性急とかなんとかいってるが、何も気にならないぐらい引き込まれちまった
東方の最高難易度、いってくるわ
こいつぁ、やべぇ…
…すんませんでしたァーッ!!
ちょっとお空でも見上げつつ散歩に行こうかしら…。え?キモい?
ハハハでもなんか清々しいんだ
貴方は此れほどの作品を書きながら自分より読んだ人を凄いだとと言う。
気付いてないのかい?貴方が素晴しい作品を書く凄い奴だからこそ読んだ人皆を凄いと思える事に。
謙遜するのは構わんが自分で自分の才能を卑下すんのは、ここに感想を書き込んだ俺達が許さねーよ。
誰が何と言おうが、これだけの人を感動させる事が出来たんだ。自分の才能を曇らせないで。
一番最初にあとがき含めて最後に思った事が、
作者と霊夢が同じじゃまいか、という事です。
そして此処までコメント読んでて思った事は、
まるでこの作品は幻想郷みたいな所なんだなと思った所です。
愛溢れた作品で、読んでる間ずっと目頭が熱いまんまですよ。
一番感動した所が実はあとがきでしたね。
どうも変な所で感動してる俺、おぉキモイキモイ。
それにしてもこの作品、誰もが可愛いですねぇ。まさに幻想郷。
有難うございました!
いやあ、2次創作で泣いたのは何年ぶりだったでしょうか。
ああもう、お前らみんな。ばかなんだから。
100点というより∞点にしたい心境でした。
ありがとうございました。
途中から涙が止まらなくなり、4でとうとう紫様状態になりました。おかげさまでハンカチが涙と鼻水でずるずるです。
この作品、そしてあなたに出会えたことに感謝。
皆さんが言っているように、その5が急ぎ過ぎな感じはしましたが、
むしろもっと読んでいたい、これで終わって欲しくないと好きなマンガの最終回を読んでいるときのような気持でした。
ああどうしよう、寝なきゃいけないのに読み返したい気分に…
読み終わって皆さんの感想を読んでいるうちに、
自分でも気付かない程度に目頭を熱くさせていました。
つかキモくてなんぼです・・・。そうだ!俺も更にキモくなろう!
BGMなんですが親父が横で「千の風」弾いてるせいで・・・。はっはっは・・・。
それと好きなシーンは霊夢がリアルタイムの幻想郷に帰ってきたところですね。。
ありがとう。
4以降は私的にgdgdだったかな・・・
未来で霊夢が帰るシーンと帰ってきた霊夢が泣くシーンの書き方が心にきました。
本当に素晴らしい作品です。
こんなもの作ったaho氏は氏ね!バカ!天才!愛してる!
100点にできない!GJ
幻想郷は何時までも幻想郷なんだなぁ、と思った作品でした。紫や幽々子の心情もいいですし、霊夢が泣くというのも感動してしまいました。
もしアレなら霊夢がいない間の一万二千年の小説も見てみたいですね。みんながどのように過ごしているのか……
ただ賛辞だけを
「このSSを読んで東方が大好きになりました」
嘘みたいで嘘でない、そんな誇大広告のような自己申告
これまで東方は僕にとって同人誌の一ジャンルでしかなかったのになぁ
その1から一気に読んでしまいました。
この作品を今まで読んでなかった事を後悔しています。
神賽のパロディだよなぁ
きっと霊夢がきのこを食べた瞬間に
幻想卿をマイクロブラックホールが横切ったに違いないw
誰も指摘しないのは神賽がSFでないように
この話の本質がパロディではないからかな
パロディだろうがなかろうが良い話
素晴らしかったです
本当にありがとうございました
でも点数は付けれる!
他にも感動したシーンや台詞はたくさんありますが、一番熱くなった台詞は萃香の「負けんなよ」でした。少し萃香が素っ気無いかな?と思ったその時にこの一言。妙に嬉しい気持ちになりました。
有意義な時間を本当に有難うございました。
チルノが泣いた所で涙線崩壊しました
素晴らしい作品でした
4では本気で泣いてしまいました。
こんな素晴らしい作品を書き上げてくださったことを感謝します!
こんな素晴らしい作品を作られたaho氏に感謝
この作品に出会えてよかったと心から思う。
皆が一万二千年守り続けてきた幻想郷を霊夢と魔理沙が周っていく場面で泣いた。
それしか言えない俺を許して欲しい。
家にはもうほとんどなくなってしまった
めでたし めでたし
『おお、キモイキモイ』
感動の超大作ゥゥゥゥぅぅぅ!!!!
あの、本当にありがとうございました。
霊夢の魂は死んだあと未来にいったってなればいいなあなんて。
そして夜が明けちゃった・・・
今日仕事なのに・・・
でも全然後悔してない!なんてさわやかな気分!
ありがとう!
文句なしの点数
僕は、スカーレット姉妹の在り方が印象に残りました。
いなくなった人のことを想い続けるのは、とても大切で、必要なことなんじゃないかと気付かされました。だって、咲夜はもういないのに、レミリアもフランもあんなに幸せだったから。
これから、弾幕の隙間に愛を感じに行って来ますw
何度読んでも素敵なお話です
だからみんな死んでなお忘れないんだ。そこに気付け…いや、気付くな。
絶対に気付くな。何回やってもこの結末にしか辿り着くな。
でないと大泣きできなくなるじゃないか。
消化不良もありましたけど(霊夢の死後とか)それとは違うのですが、未来の幻想郷の霊夢のいない日々が知りたいですね―。
あと未来のその後とかも。
あまりにも好きな物語でしたので続編希望せざるを得ないです。差し出がましいとは思っていますが、まだまだ読みたいのです。
この話についての感想を忘れてました。ああ欲深い自分の馬鹿。
凄く愛にあふれているのがいいですね。
今までの流れからしてちょっと軽すぎるのが少し残念でした。
しかし紫の愛が汪溢していたのでこれはこれで萌ゆる…!
霊夢と魔理沙と紫の遣り取りのズレも面白かったです。
俺の涙腺からマスタースパーク……!!
今まで感動こそすれ涙は出なかった私のドライアイが目を覚ましました。
ここずっとahoさんの過去作品を読ませて頂いていて、長編のこの作品が最後なのですけど、後悔しています。
私は何故もっと早くこの素晴らしい作品を見つけられなかった、読まなかった!!
もう・・・最高です。この作品に出会えた事とahoさんに心から感謝を。これからも頑張って下さい。
そんなに読者を泣かせたいかよぅ
感動をありがとう!!
無限ループってこわくねww
aho氏の、特にこの作品は、私の東方観の根底となっています。
最高の作品です。
ええい、言葉など不要! 数字を見よ!
うん、うん・・・
これはaho氏が私を泣かせようとした罠だ!
ち、ちく・・・しょう
目から陰陽玉とはこのことか。
久しぶりに本気で泣きました。
自分の描きたい幻想郷や霊夢をこんなに上手く書いてくれて本当に感謝です。
自分もいつか頑張ってこんな話を書きたいです
すごいのは間違いなくahoさんです
そのハンパない筆記力をこれからも奮っていってください
ごちそうさまでした!
涙腺がそこで暴走しました
あとは藍が霊夢にキレかかった時の描写がすごいうまかった気がします
素人意見ですが
ありがとう
BGMはひぐらしの「you]です。
ただただ作者様に敬意と感謝を。本当にありがとうございました。
素晴らしい作品をありがとう!!
やっぱ最高ですね。愛溢れてますね。作者さんほんと心から有難う。
基本書き込まない人間なんで、今まで点数付けなかった横着な自分を許してね
を読んで見返してきました。いいものですね、友情とか。
魔理沙が良い味を出してます。友達想い、いいじゃあありませんか。美しい。
でもやはり、4の最終局面が一番泣けました。涙腺崩壊。
では最後に一言。
ahoさん素敵!抱いて!(ぁ
『勧酒』だよねぇ…。泣いた。最高。
あくまで個人的にだけど、俺の趣味全東方でこの作品が一番よかった
有難う!本当に有難う!
ついでに二次創作で泣いたのも初めてだw
この感動を、どう伝えようか。全然上手くまとまらないけれど。
まぁ、なんだ。貴方の作品はみんな、本当に愛に満ち溢れているなぁ……。
おかげでさらに東方が好きになりました。
素晴らしい物語をありがとう。
言葉に出来ません。
心が洗われるような話を
ありがとうございました。
自分も1年後くらいに東方のSSを作ってみます。
楽しく泣けました。この話を書いて頂き、有り難うございました。心の底から、そう思います。
やっぱこの作品は最高ですね!
要するにこの話の全てが素晴らしい。
好きなシーン?ありすぎて書けねえぜばかやろい
もう一つ一つがベストマッチしてて最高でした。
…やべえあとがき読んでさらにキタ、なんだこりは
なんていうかもうすばらしい作品をありがとうございます。
間違いなくこの作品は今後の自分の人生の大きな糧となるでしょう。
惜しむべきところははここでは100点以上の点数を付けられないことだけです
素敵な幻想郷を、ありがとうございます。
まともに・・・目に・・・入ってこれないじゃねえかよ・・・
私は、その4では涙腺が崩壊したのですが、その5ではむしろ晴れやかな気持ちになっていました。
というのも、私にとって、その5の感じがとても「幻想郷」然としているように思えたからです。
ahoさんの描く幻想郷はとても優しく、それでいて少し馬鹿馬鹿しさが含まれているような気がします。そんな幻想郷が大好きです。
もしよければ、この続き(霊夢のその後など)を書いて下されば、私は嬉しい限りです。
素晴らしい作品を提供して下さったことに感謝します。
ちなみに、その4の魔理沙の号泣シーンがベストシーンです。
ahoさんの俺設定であるってことは重々承知してるんですが、それでも胸が熱くなりました。
うん。なんだかこれからも、弾幕を避けたり非想天則で戦ったり。
くじけず先駆者の背中を追い続けれる気がしてきました。
執筆、本当にお疲れ様でした。そして有難うございました。
一番好きな台詞はその3の
「それじゃあいくぜ! 友符『ディアマイフレンド』!」
でした。
アニメとか映画とかにしたら、たぶんあの場面がもっとも鳥肌立つんじゃないでしょうか。
自分が演出するなら、多分あそこでBGMとか一番盛り上げるようにすると思います。
っていうか、やっぱり主人公は霊夢なんだなと思いました。
なんか1~3あっての4の感動だったと思います。
ほんとに4の別れのシーンはもう……
今更ですが、本当に読みふけった作品でした。
(*>ω<*)
俺東方にわかなのに、ぼろぼろ泣きながら読んでたよ。
イメージソングを考慮してるあたりが俺と似てて、知らぬ間に感情移入しすぎちまったようだぜ。
俺にはこんな文章書けんがな!!
伏線を回収できているかどうかなども、私には分かりません。
設定の矛盾があるかどうかも全然気付きません。
正直、それらを指摘できる方々はすごいな感じます。
そんな文章素人の私が言えることは、せいぜいこんなことぐらいしかありません。
GJ
>>「なーにが『弾幕は愛の表現である』だよ。言ってること完全にこいつの思い込みで、単なる妄想のこじつけ
じゃん。こんな風に考えて弾幕ごっこやってる奴なんかいないって。あんなんただの遊びだぜ、遊び」
この部分のセリフがどっちかというと作者(aho様)が自分に突っ込んでいるのかな? という印象を持ちました。
ある意味で魔理沙は作者の代弁をしたのかもしれない。
そう考えると少し引っかかりを感じますが、ここまでの話を書きあげたことに感服しました。
……こんな、笑いながら感動して涙した作品は今までにもこれからもない!!凄いよ!
久しぶりにSS読んで泣きました。というかこんなに真剣に泣けたのも久々です。
めっちゃ感動しました!
ありがとう!
泣き疲れてしんどい・・・どうしてくれるんですか!
本当面白かったです
弾幕の隙間がお前の場所だ
これだよ.これが幻想郷だよ。
弾幕の隙間は欠陥じゃなくて愛なのかもね
チクショウ名作だ!全部読んだ俺の睡眠時間を返せ!
涙がぽろぽろでた
もう既にいろんな方がいろんなことを書かれているのでただ一言。
いい話だった……
主に霊夢が泣いたところで泣いたな…
ありがとう!!
本当にありがとう。
一周目-にわかの癖にボロ泣
二周目(今)-BGMつきで読んでたらまた泣いてた。笑いながら。
因みに曲は星色夜空、霞舞う月の丘に、東方緋想天、悠久の蒸気機関、ヴォヤージュ1970、暮色蒼然
おかしいな…なんだか自分の打ってる文字が怪しくなってきた
泣き笑いしたのは何年振りだろうか
ああ、なぜ再加点できないんだ…
何度でも読み返したくなってしまいますね。
これだからahoさんの幻想郷は大好きなんだ!
本当に、東方プレイヤーで良かったと思いました。
こんなにも心が暖まる、素晴らしい作品に出会えたんですから。
すばらしいです。まさに幻想郷、まさに紫、まさに魔理沙…
自分が東方を知っていてよかったと心から思う作品でした。
圧巻の一言です。
未来の幻想郷、霊夢が消えたあとや、さらにその先を想像するだけでも何かこみ上げてくるものがあります。
スキマの先には無限の世界が広がっている、的な言葉を作中の紫様が言っていたように
物語では語られなかった空白もまた、様々な人妖の出会いがあるんでしょうね。
『不在』を先に読んだ私としては、スカーレット姉妹が咲夜の話をするたび、ほろりとしました。
なんでか時間を作ってる、あるぇー?
ahoさんめ、タヒね!人生で最高に良い笑顔で
ここに居る奴らから一生幸せになる呪いを受けて
その呪いが解ける事無く最後まで堪能してから、タヒね!
うん、何処かにありそうなコピペだね。
でもでもとっても楽しかったです、また何かありましたら
ココに来て思いっきり楽しませてもらいます。
御疲れ様でした。
の所で紫や魔理沙の心情とかスカーレット姉妹の咲夜に対する想いとか、
これからもずっとこの幻想郷は続いていくんだろうと考えると、
涙腺爆発しました。
一番良かった(泣いた)部分は
>「弾幕の隙間が、お前の場所だからだ」
霊夢の頭の中で、手をつないだ吸血鬼姉妹が嬉しそうに笑った。
です。
氏の幻想郷観はもう言葉では言い表すことができません。
いつかは外伝か何かで霊夢の行き先を書いて欲しいです。
何事にも囚われない霊夢はそれ以上に相手を自らの死、思い出で縛りたくなかったのですね
作者GJ。
感情むき出しの霊夢が可愛すぎる。
何物にも縛られないゆえ位に誰も自分のせいで縛りたくない霊夢。
そして泣いてしまう霊夢。
「さあ。なんかよく分かんないけど」「不思議と、今日のは簡単なのよねえ」
無意識下で弾幕とは何かという答えが影響していたんだろうなと思った。
「大丈夫なんだ。何も心配いらないんだ。わたしたちの未来は幸せなんだ。楽しくのん気に生きていってもいい
んだ、生きていけるんだ!」
そうだとわかった霊夢は、安心して嫌われようとするのか、それともそんなおかしなことはしなくなるのか。
ただこの幻想郷なら、どう転んでも未来がhappyendになる結末しか見えない。
残念だけどね霊夢、君がどんなに嫌われようとしても、魔理沙も紫も他の幻想郷のキャラ達も、
そしてここに書き込んでるみんなも、君のことを忘れないし、好きでい続けるよ。
前の作品にも書きましたが、改めて素晴しき世界を作り上げたZUNさんと、
素晴しい作品を作り上げた貴方に、最高の感謝を送ります。
良い作品というのは、ずっと読んでいたいと思わせるもの。この作品は心からそう思えました。
素晴らしいお話をありがとうございます。
マイナスもあるけどプラスもたくさん。
よって100点だ。
話の作りや感情表現が非常に上手い。1万2000点。
ahoさんの幻想郷はまさに楽園だなぁ
あと評価の量すげぇな…^^;
それほどの良作か・・・
笑ってるんですけど、なんで涙が頬を伝うんでしょ?
無性に弾幕が避けたくなった
目がかすんで避けられそうにないが
ahoさん ありがとう
あなたの幻想郷が大好きですわ。
これからもよろしく頼みます。
何とも凄まじい破壊力です。もう何度も読み返してるはずなのに、全く色褪せない。
創想話作品の中で、否、東方二次創作作品の中で、間違いなく五指に入る名作でありましょう。
霊夢のキャラが変わってたのが気になったが良い話でした。
唯この物語のために歴代300以上の巫女の扱いがやたら軽いのが少しだけ残念でしたが…
雀の涙程しか描写がなかったけど、霊夢が養子云々は他のSSでかなり使えそうですね。
とてもあたたかく、幸せな幻想郷でした。
言葉だけでは語りきれません。
紫の心境を思うとかなしくなる。
ifもので紫と霊夢が優しく笑い合う未来を夢想したぜ(´;ω;`)ブワッ
ぼたっ、と、重ったくて湿っぽい涙が、畳の上に落ちた。
一番良いと思ったのはここです。
そんな当たり前すぎる理由からなぜあんな解釈が生まれ、なぜこれほど愛に満ちた作品が生み出せるのか。
作者様はきっと東方が大好きなのだろう。そうでなければこれほどの作品は書けないと思います。
感想すら満足に書けない自分……おお、キモイキモイ……
面白い。感動した。最高最高最高です。
これを読んだあと、明日からどんな気持ちで生きていけば良いんだろう。宗教家にでも、なってみるか……?
なんとか噛み砕いて、やっていこうと思います。ありがとうございました。
そう言える程、自分にとって印象深く良い作品でした
この作品を読めたこと、そしてahoさんへ最大の感謝を
ありがとう御座いました。
ssにこんなスバラシイ作品があったとは
久しぶりに泣きました。もうマジ泣きです。ここまで泣いたのは十年ぶり位ですね。
素晴らしい感動を与えてくださり、大変有難う御座います。
そして最初この作品を読んだときに「一万二千年後の未来?‥‥はぁ?どこのアクエリオンだよ、プゲラwwww」などと思った私をお許しください。
ほんとに素晴らしかったです。私の少ない語彙では上手く言えませんが、ほんとに最高でした。作者さんの東方の愛が伝わってきました。有難う御座います。
およそ一年置きに読んでる気がする
最初は笑い最後に泣いて締めでハァ… って一息というテンプレをよく飽きもせずに続けるなぁ…
また懐かしい気分に浸りにきますね
実際のところそれは間違いで、何が間違いかってこのSSが「超」名作だったことと、得られたものが満足感を超えたもっとすごいものだったこと。
表情豊かなキャラクター達に、私の表情も自然と気持ち悪く動いていたことを実感しています。笑って泣いて、たったそれだけのことかもしれませんが、読んでいた時間はとても充実したものに出来ました。本当にありがとう。
壊滅的に語彙能力の無いクソな頭で書いた感想なので多分意味不明だと思いますさーせん┏○
でも、何が何でもこれだけは伝えておきたい。本当に面白かったです!
こういう名作があるからss漁りはやめられないんだぜ。
「ええ友達よ。もうどうしようもないぐらいの勢いで友達ですとも」
やけくそでこぼれおちた言葉に、万感の思いがこめられているような気がします。
勿論すきな場面はもっともっとあるのです。
さあ、アホウでクソッタレな優しい幻想郷に、乾杯!
だけど何か言いすぎると霊夢さんになんかいわれそうなのでやめときます
凄い文章でした
自分の稚拙さが身に染み入ります
この作品との出会いとahoさんに心からの感謝を。
ありがとう御座いました。
マジョリティにウケる文を書けば、マイノリティはマイノリティに没するのを恐れ同調せざるをえない、そんな印象を受けました
霊夢の心情描写が個人的には苦手でした。どうも受け入れ難いものを感じました。それはあんたの主観だろう、と言われればそれもそれまでですが、絶賛している方のレビューもその方の主観なのでご容赦をば
マジョリティ、マイノリティの話ではなく、やはり、合う合わないというものがあるのでしょうか
リアルタイムで読んだ当時も、再読を重ねた今もその思いは変わらず、ここから派生する作品群を含めたahoワールドと紫や魔理沙を初めとする魅力的なキャラ達に愛しささえ感じます。
ただ、当時もやはり今も霊夢の性格だけが納得できません。
湿っぽいのや重ったいのを嫌うあまり自分に対する思い出の価値を(紫と魔理沙の想いを知った後でも)否定する霊夢。
そんな彼女が果たして魔理沙の「ディアマイフレンド」を理解することができるのか?
それが霊夢であり、そういう愚者であるから愛される、と言ってしまえばそれまでですが。
ahoワールドの中で霊夢だけが、4年経とうとする今でももにょもにょして腑に落ちてくれません。
ahoさんGJ
思わず涙してしまいました。
この作品に出会えてよかった。
霊夢はもらい泣き?
12k年待った理由は霊夢好きだから?
12k年も待つほどの執念はいったい何?
泣けた読者はどこで泣けるの? 登場人物が泣いてるから?
どこを楽しめばいいのかわからんです
4話目までは霊夢が泣く要因はなんだろ? って楽しみだったんですが
それぞれの想いをぶつけあう描写が丁寧でよかった。
良いシーン>未来の3人宴会
個人的には数千年後ならもっと素直に入り込めたかも?
こんな作品を残してくれてありがとう
もしこれのアフターの話とかあったら最高です。
このような素晴らしい作品を生み出して下さり、本当にありがとうございました。
涙が止まらない
そうですね、ただ息をする為に存在しているなんて惨めすぎる
タイトルと合わさってものすごくいいお話でした。
泣けるお話だと紹介されて読んでいたので、
細かい伏線が出るたびに色々気づいてもうずっと泣きっぱなしでした。
よっしゃー、俺もやったるぞー!
素晴らしい幻想郷でした!
作者様も幻想郷も大好きです!!ありがとうございました!
aho氏の書く幻想郷が大好きです
この話のafterが読みたいです
単純純粋に最高です。
長編かつ2次である以上どうしても解釈の違いによる欠点も見え隠れしますが、それを吹き飛ばすプラスのほうがあまりにもたっくさんあって、もうね、とにかく最高。
後半になるにつれてポロリとさせられる、このクサさがたまらないです。
未来の魔理沙が最後こらえきれなかったとこが個人的にはお気に入りのシーンです。
あたたかさをもらえるストーリーをありがとうございました。
東方のSSの中で、最も好きな作品の部類。何度も読み返しています。
ahoさんの作品は、人間臭さが出ていて、落ち着くのです。
最初読み始めた時は何だこれ?って思いました。
違和感だらけで始まってもしやこれ私が嫌いなテーマじゃないか?と思いつつ、読み進んでいって 、段々と引き込まれました。
以下、キャラについての感想。
・橙の美人姿に驚嘆、想像できないわ。
・妖夢も美人だと...惚れてまうやろー!
・レミリアとフランの美人姿も想像もできないわ。でも現在の姿のほうがいいと私は思います。
・早苗は神になったのか。まあ妥当だな。ちなみに御利益は?
・ゆゆさまの紫を想う心が健在でなによりです!そしてその美しさも!
・文は相変わらずだな、まったく。
・神綺様の優しさにはかないませんわ。アリスは...何やってんだか。
・人情的なのは相変わらずですね、萃香は。
・藍は変わらずだな、だがちょっと情に脆くなったかな?
・紫の霊夢を想う気持ちがひしひしと感じられました。紫の霊夢への愛はどこまでも深いですね。
・魔理沙も霊夢への想いは強いですね。だからこそ本当の今生の別れで泣けるんですよね。やっぱこの二人の友情は何にも勝るね。いや、勝るものなしと言った方がよろしいですね。いずれにしろ、魔理沙の行動は霊夢を思ってのことであることは間違いないですね。
・第318代目博麗霊夢も美人かあ、初代霊夢よりは巫女らしいだろうなあ。思いやりの強い方ですね。
・そして霊夢。彼女もまた、この幻想郷を愛しているが故に、あのような遺言を遺したのだと私は思います。でも何より幻想郷に棲む人妖たちが霊夢は好きなんだと思います。だからこそ現代に戻ったら泣けるんですよ。取り分け好きな魔理沙と紫のことを思って、ね。でも最後、前向きで明るい霊夢になってくれてほっとしてます。そっちの方が霊夢らしくて良いですね。霊夢はやっぱり元気が似合ってますよ。うん、本当に良かった。
私としてはいえろ~ぜぶらさんの君のための幻想歌が似合ってると思います。
特にこの歌詞↓
君のため 輝くはずの明日が暗闇に染まっても 覆ってる 分厚い雲を突き破って この手で 抱いて
これはまさしくこの作品の霊夢に当てはまると私は思います。
そう思うと感動するなあ...。
自己陶酔してしまった、すみません。
なにはともあれ良い作品でした。
色んな意味で感動できました。
素晴らしい作品をありがとうございました。
これにて失礼いたします。
読み終わった今もまだ涙が止まりません。
こんな素晴らしい作品に出会わせてくれて本当にありがとう。
感動をありがとうございました。
この作品に逢えて良かったです。
本当にありがとう。
こういう系は自分にとって印象深く、多分わすれないでしょう。
本当に尊敬しました!
やべぇ、涙がとまらねぇ、ちくしょう。
Great work!
ahoさんの新作、早く読みてぇなぁ
ずっと待ってるよ。(・ω・)
久しぶりにめちゃくちゃ泣いた!
おもしろいところとかもたくさんあったし、作者様が文才あって頭すごくいい感じするし、本当に本当に尊敬してます!!
色々と友情とかそういうのを考えさせられる話でした!!
個人的には全部のシーン好きですが、特にチルノが泣くところとか(あれはまじで涙腺崩壊)、ゆかりんがいちいち泣いちゃうところとか、まりさが泣くところ、霊夢が泣くところ…とにかく感動のシーンが好きです!
あと、まりさの霊夢を思う気持ちが伝わってくるセリフとかかっこいいセリフとか大好きです!
もう本当に伝えたいことたくさんありますが、とりかく、こんなに素晴らしい作品を作っていただいてありがとうございます!!!!!
(もっと評価されるべき…文庫化されて商品になっていいレベルw)
そして一定の壁を到達した作品に泣いたり笑ったりというリアクションに人を誘います。
しかし、この作品はそれぞれの人が持つ千差万別の感情の壁を優しく通り抜ける風の様な作品でした。ありとあらゆる名作に通ずる人を揺り動かす力を持った作品でごさいました。
ahoさん、どうか自分を誇りに。貴方と貴方の作品は多くの読者の心を感情を見事に躍動させることが出来たのですから。最大級の感謝と尊敬を貴方に贈らせて頂きます。
できれば返信してほしいと思います。
そしてこの作品が傑作だったということもあり、自分の中の「東方観」みたいなものをその時完全に決定付けられてしまいました。
それが悪いというわけでなく、むしろこの作品に早くに出会うことができて本当に良かったです。
それなのに感想を書いていなかったと気付いてこの度こうしてキーボードを叩かせていただきました。
最後に、このお話を書いて下さって本当にありがとうございました。
感謝に堪えません。
この霊夢が考えた嫌われる女になる方法が回り回って好感度upに繋がるわけですね、やだもう自分なにいってるか分かんないや
何が言いたいかというと、これは神作です(語彙力)
深夜なので勢いに任せて書きました。ホントにすみません