&月□日
今日は昨日の後片付けでほとんどを占めてしまった。
なにせどこぞの巫女がキレてしまい、手当たり次第に壊してくれたからね。
妖精メイドも妖精メイドで色々な仕掛けで壊してくれたし。
まぁ中だけなのでそこまで大作業にならなかったのはありがたいわ。
それとお嬢様、カキ氷にワインはまだいいのですが昼からあまり空けないでください。
妖精メイドの中にはすーぐ酒飲みたがる子もいますので。
&月△日
幻想郷夏祭りがあと三日と近づいてきている。
今年は神社二箇所、それと人里と三日間の祭りとして行われる事に。
妖怪の山の連中がよく山へ入る事を許したものね。
おそらく神二匹が強引に話を決めたか、パパラッチ辺りも入れて口八丁でやったか。
とりあえず今年は大掛かりな事になりそうである。
おそらくスキマ妖怪も一枚噛んでる可能性が高い。
まぁ幻想郷に住む者はお祭り好きである者が多いのも原因ではあるでしょうね。
それは紅魔館でも同じ事であるわけで。
お嬢様は咲夜、浴衣ってどうやって着ればいいのかしら?とお訪ねにいらしたり、
妹様は咲夜ー大きくなったほうが浴衣ってかっこいいのかなぁーとおっしゃっていたり、
美鈴は休みってどの日でしたっけ?とか仕事中にわざわざサボってきたり、(無論メイド式ビッグベンエッジをした)
妖精メイド達はもう仕事など上の空、といった感じである、無論怒った。
まったく・・・まぁ私も楽しみではありますけど。
祭り事なんて本当に久しぶりですから。
&月▽日
深くは書きたくない。
それでも一言だけ書いておこうと思う。
今日は本当に疲れた・・・
「ふぅ、庭の手入れもこんなところかしらね」
夏の陽気を受けてか花も元気に見える。
美鈴は相変わらず水をやりすぎてちょっと困る。
また言っておかないと、と思いながら館へ戻ろうと・・・もど・・・もど・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」(じーっとこちらを窺っている)
「・・・・・・・・・」(後ろへ下がってみる)
「・・・・・・・・・」(首をこちらに曲げてじーっと窺っている)
「・・・・・・・・・」(前に進んでみる)
「・・・・・・・・・」(やっぱりこちらに首を向けてじーっと窺っている)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁっ
「パチュリィィィィィィィィィィィィィィ様ぁぁぁぁぁ!!! 」
戻ろうかと思ったら何か普通よりどう見てもちょっと大きい向日葵にじろじろとガンつけられた。
こういう系統の犯人はあの人しかいないのよねぇ。
「ちょっとパチュリー様!また庭に妙な向日葵を・・・」
「あぁもう、こんなにきつくしなきゃいけないの?浴衣って面倒ねぇ」
「仕方ないですよ、それが浴衣ってもんですから」
図書館にいるであろう困った魔女をまた説教しようと入るとそこにはお嬢様もいらしていた。
それも浴衣試着中という感じで。
よく小悪魔が着付けを知っていたものだ。
・・・似合いますね。
意外と、と思ったのは内緒にしておく。
「あ、咲夜、どう?どう?似合うかしら? 」
くるりと着終わった浴衣を誇らしげに見せるようにお嬢様が回った。
藍色の浴衣がお嬢様の髪色の青とマッチし、
それをさらに紅の帯が際立たさせている。
紅の翼も浴衣の邪魔をまったくしていない、むしろお互いに共存している。
うん、よく似合っている。
「お似合いです、お嬢様。お祭りにはこれで? 」
「無論よ、もちろん最終日はお・と・なヴァージョンで行くんだから。
ふふふ、祭りの主役は私だってことを思い知らせてやるわ」
夏祭りに主役も何も無いのですがツッコミ入れないほうが主人の為よね、うん。
しかしここまで乗り気になられているとは。
ということはひょっとして・・・
「お姉様ーこんな感じでいいのかなぁー? 」
あぁやっぱりですか。
美鈴を連れて図書館にいらした妹様の浴衣は紅魔館の如き紅。
しかし、活発さを感じさせる赤、陰湿なものを感じさせるものではない。
やはりお似合いである。
「美鈴、あなた浴衣の着付けなんてできたの? 」
「昔は着物を着ていた事もあったんですよ、これでも。
小悪魔に着物や着付けを教えたのも私なんですから」
えっへん、といった感じで自慢げに語られた。
意外ねぇ・・・ん?あれ?でもちょっと待ちなさい。
「ところでお二人の浴衣はどっから出したのよ?
紅魔館に浴衣があるのを私は確認したことないのだけど」
「あぁ、私が作ったわ」
いつの間にかパチュリー様が横にいらしていた。
ちょっとびっくりしたわ・・・
「パチュリー様が? 」
とにかく今日は意外な事が続くわねぇ。
裁縫をするパチュリー様・・・想像できないわ。
「生地は元々あったものを使って魔法でちょいちょい、とね。
さすがにこの短時間じゃ縫うのまでは不可能よ」
あぁ、さすがに縫いはしませんか。
あら?でも何か話し振りからすると縫う事もしているような・・・
「言ってなかったかしら?私の服と小悪魔の服、私がやったものよ」
「知りませんでした・・・パチュリー様にそんな特技があったとは」
本当に新たな発見だわ。
これからはメイド服の修繕も頼もうかしら?
「でもパチュリー様の服は安心して着れないんですよ。
前なんて水に濡れたら溶ける服なんて作って私に着させたんですよ? 」
「あらこの服いいですねーなんて言って着たのはあなたじゃない」
「・・・・・・」
前言撤回、このお方に頼むのは止めておこう・・・
とりあえず、何事も無いといいのだけど・・・
あら?そういえば何をしにここに来・・・・・・あ、思い出した。
「そうそう、パチュリー様!?庭の件でお話が、っていないし!? 」
いつの間にかパチュリー様はどこぞへと消えていた。
「動かない大図書館という二つ名は逃げ足だけは速い大図書館になりそうですねー」
呑気な小悪魔の一言に私は盛大に溜息をついてしまった。
ちなみにだがこの後紅魔館内を私とパチュリー様の追いかけっこが始まることをまだこの時私は知らない。
毎度とっ捕まってるパチュリー様だが今回は能力を跳ね返す概念を持つ魔法石と
いつものぐーたら、というかのろのろというか、まぁそんなゆっくりなイメージというか実際そうなのだけど・・・な身体面での弱さを
魔法によって補い、まさにパーフェクトパチュリー様となって私から本気で逃げだしたわけだ。
その為、今回は捕獲するのにかなりの時間と労力を費やす羽目となった。
どうにか壁にナイフで貼り付けて御用にしたがこんなの毎度やられたらたまったもんじゃないわ。
後日談ではあるが、
パチュリー様の使った魔法は身体強化のものらしいが、副作用として解けたら体中が痛み出したなんていう定番の終わり方をパチュリー様がしていたのも追記しておく。
しかし、素早いパチュリー様というのは相当厄介だということを本当に思い知らされた感じだったわ。
&月#日
前の異常な暑さに比べればまだ余裕で過ごせる暑さではあったけど今日も暑かった。
お嬢様と妹様がかき氷の食べ過ぎてお腹が少しやられるほどであったぐらいだ。
まぁこの辺は自業自得なわけですが、私がいくら止めても聞いてくださらなかったわけですし。
祭り当日に色々とお食べになってお腹をお壊しにならなければよいのだけど。
それと久し振りに香霖堂にナイフの買い足しに行ったら夏場に外に食べ物を持ち出すのにいい品を見つけた。
クーラーボックスという名前だそうだ、氷などを入れて温度を一定に保ったまま運搬するのに適した物らしい。
この時期にぴったりなので買っておいた、これで神社での宴会時に生ものを安心して持ち運ぶ事ができそうだ。
この時期傷みやすいから困るわ、生ものは。
ついでにもう一つ書いておこう。
美鈴、いい加減いくら暑いからって時折下着一枚で館の中を歩かないようにしてほしい。
紅魔館の品位を門番が落としてどうするのよ・・・
&月$日
夏祭り第一日目、場所は守矢神社。
当初人それ程いないんじゃないかしらとか思ってたけど出店も人もかなりの賑わいを見せていた。
あの人をあまり寄せ付けない妖怪の山においてあれほどの人の出入りは未だかつてないかもしれないと犬っぽい天狗が呆れていた。
それ程にあの神二匹が色々と無茶な事をあそこの妖怪連中に言ったってことよねぇ。
お嬢様も妹様も終始物珍しさと独特の熱気にえらく興奮なさっていたようである。
りんご飴やあんず飴を美味しそうに食べるお二人は見ていて微笑ましいものであった。
初日はほぼ何事も問題は無かったようである。
ただ、詐欺兎とか魔理沙が天狗に摘まみだされてた辺りなんとも嫌な予感がするけどね。
「咲夜ーまーだー? 」
「はーい、今終わりますからー」
妹様はもう待ちきれない様子。
妖精メイドも早く終わらせたい感じだけど仕事はちゃんとやりなさい、もう時期終わるでしょ。
今回はお嬢様、妹様、美鈴、私の4人で行く事に。
パチュリー様は一昨日の件でまだ調子がよろしくないそうだ、だからもやしっ子って言われるんですよ・・・
それに伴い小悪魔も留守番に、まぁお土産は持ってくるとは言っておいたけど。
逸る気持ちを抑えさせて掃除も終了、さて、では・・・
「それではメイド長また後でー! 」
「ねぇねぇ、どうする? 」
「よぉし、かき氷全種類制覇してやるわよぉ! 」
今日休日の妖精メイド達が我先にと出て行った、後片付けもせずに・・・
「・・・・・・・・」
後で全員お仕置き部屋に連行ね。
「仕方ないとはいえ主人を待たせるなんて酷い従者もいたものね」
片付けも終わってお嬢様と妹様のお迎えにあがるとお二人とも不機嫌です、って感じを惜し気もなく出されていた。
それは道中も変わらず、こうしてチクチクとお嬢様が辛言を私におっしゃってくる。
美鈴は触らぬお嬢様に祟り無しという感じで我関せずだし・・・困ったものね。
む、むぅ・・・困ったわ。
「だいたい咲夜は最近私に冷たいのよ、フランばっかりに目を向けすぎなんじゃないの?
少しは私のほうも・・・」
「お嬢様、私はお嬢様と妹様にお仕えする身、片方に力入れしすぎなどしておりませんわ。
ですが、そうお思いになられていたとは・・・申し訳ありません」
私の言葉にお嬢様はわかればいいのよ、わかればと幾分か機嫌を直していただけたようだ。
ちなみに妹様はまだかまだかと祭りのことばかり考えており、先程の不機嫌など当にお忘れのようだ。
「うわぁーこれが夏祭りなんだー!? 」
夕暮れがもう夜へと変わりそうな頃に私たちは守矢神社に到着した。
守矢神社の境内はまさに普段とは全く違う趣となって私たちの前に広がっていた。
目の前に広がる屋台に的屋、そして人妖問わずいる状況。
ここが妖怪の山の中とは到底思えない光景よねぇ。
「盛況ねぇ、あの神二匹、よほど力を入れてると見える」
「そいつはもちのロン、祭り事は神にとっちゃ大イベントさね」
声のしたほうを見ると何時の間にやら守矢神社表の神が。
最近よく奇襲されてる気がするわね・・・ちょっと気を引き締め直さないといけないかしら。
「よくぞ来たな紅魔館一行、守矢神社を纏める神として歓迎しよう。
神が悪魔を歓迎するってのも妙な話だがまっその辺は無礼講って事で楽しんでくれ」
「これはご丁寧に、主の代わりに受け取っておきますわ」
「・・・あれ?お前さんの主人は? 」
既にお嬢様はこの場にはいない。
なぜならば・・・
「咲夜ー!置いて行くわよー! 」
「そうだよー!置いてっちゃうぞー! 」
「咲夜さーん、私だけじゃ無理ですー!早く来てくださーい! 」
お二人ともこの神の事など放置して屋台に突撃したくてしょうがないのですから。
その光景を見てこの表の神が大笑いし始めたことは大いに私の眉を細めてくれたが何も言えなかった。
こんな場で問題を起こすのはまずいのもあるけど・・・この状況では何も言うことができないでしょ・・・
「咲夜ーこの果物が何か微妙に固まってるのなーにー? 」
「これは杏飴という食べ物ですよお嬢様・・・すいません、一つくださいな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ねぇねぇ咲夜ーこの魚っぽいのはなーに? 」
「それはたい焼きですわ妹様・・・店主、餡子とクリームを一つ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「「ねぇねぇ咲夜咲夜ーあれなーにー? 」」
「あれは・・・」
なんとも忙しい。
初めての夏祭り、初めての屋台にお嬢様と妹様はまるで子供のようにキラキラと瞳を輝かせてはしゃいでおられる。
心の底から楽しんでおられる、その事に私は安堵と、そして喜びを感じていた。
無邪気な、それこそ失礼ですがその幼きお姿のような子供のような笑みを、私は待っていたのかもしれないと思うくらいに。
「はむはむ、んーなんだか、んくっ、やっぱり、あちっ、咲夜さんは、んぐんぐ、母親に見えそうですよねぇ」
「美鈴、まず食べるか喋るかどっちかに、というか、何時の間にあなたそんなに買ってたのよ・・・」
人があっちこっちお二人への説明をしてる間この子は何時の間にか色々と買い込んで食べていた。
夜になって傘がいらなくなったとはいえ主人の事を放っておいて買い食いとはいい度胸ね・・・
明日3食抜いてやろうかしら、とか考えていると知った顔を見つけた。
「あらアリス、ここでも人形劇のお披露目かしら? 」
屋台が並ぶ一角にアリスを見つけた。
おそらく前に人里でやっていた人形劇をやっているのだろう。
「こんばんわ、そっちは・・・あぁ、大変そうね」
今はかき氷を美鈴に買わせているお嬢様と妹様を見てアリスは状況を理解したようだ。
「そうでもないわよ、好きに色々としてもらった方がこちらとしては嬉しいから」
私の言葉に相変わらずできたメイドさんね、と言って人形劇を再開させた。
いつも使っている人形とは違った様々な人形がまるで生きているかのようにワルツを踊っている。
人形師とは人形に命を吹き込むことができる唯一の者とパチュリー様に聞いたことがある。
そしてそれが並大抵の努力ではできない事ということも。
きっとこの人形全てを作れるように、そして操れるようになるまで血の滲むような努力をしてきたんでしょうね。
「咲夜ーこれおいしいーってあ、アリスだ」
妹様が黒蜜のかかったかき氷を持ってこちらにいらした。
向こうではかき氷をなるべく崩さないようお嬢様が四苦八苦なさっていた、なんとも可愛らしい。
「こんばんわフランドール、お祭りは楽しんでるかしら? 」
「とっても。アリスは何して・・・うわー凄い! 」
妹様が人形たちのダンスを見て目を輝かせた。
まさに幼子のように・・・
「気に入ってもらえた様ね・・・それじゃ、人形達の舞踏会をお楽しみくださいませ」
そういって曲を流し、華麗に、そして優雅に、人形達はアリスの手によって舞台を踊り出した。
まるで物語の舞踏会のように人形達が踊る。
その光景は本当におとぎ話のようで、そして、とても・・・美しい。
幻想となった世界で、さらに幻想の世界を見るなんてね。
何時の間にか周囲には人だかりができていた。
アリスの流した音楽からか、はたまた人形達のダンスに魅入られたのか・・・
祭りの中に置いてこの場所だけが刈り取られたようなそんな錯覚を覚えるような感じだわ。
やがてアリスと、そして人形達の一礼により舞台の幕が下りた。
周囲からは喝采の嵐、妹様も大きな拍手でアリスを称えた。
「凄い凄い!あんな風にできるなんて! 」
「どうも、喜んでもらえたようで何よりだわ」
妹様は興奮冷め止まぬ様子でアリスのところへ。
私は少し後ろでそれを眺めている。
そう・・・495年生き長らえておられるとはいえまだ妹様は・・・
「まだ・・・幼子よね」
何時の間にかお嬢様と美鈴が私の後ろに立っていた。
「私がもっとしっかりしていれば、あの子にもっと前にこういうことをさせてあげられていたのよね・・・
ありがとう咲夜、やっぱり咲夜は完璧なメイドね」
「勿体無きお言葉ですわお嬢様、私は・・・」
先を言おうとするとお嬢様が目の前で指を立てた。
それ以上はわかっている、何も言うな、ということだろう。
「あの・・・お嬢様、私は・・・? 」
忘れられていると思ったのか美鈴がおずおずと手を挙げた。
「あら、もちろん忘れてないわよ。
あなたも、パチェも、小悪魔も、そして屋敷の妖精メイド達も・・・今の紅魔館には必要な者たちよ」
ほっとした様子で胸を撫で下ろす美鈴。
そんな美鈴を見てお嬢様がにたりと笑いながら「けど・・・」と繋げ
「あんまり昼寝ばっかりしてるとちょっと待遇が悪くなるかもしれないわよー」
くっくっくっ、とお嬢様が笑い、美鈴はすいませ~んと頭を下げまくった。
そんなお祭りの中の一時を私はとても楽しく堪能させてもらった。
たまにはこういうのも・・・必要ですから。
「咲夜さんいんですか?よければ私が・・・」
「いいわよ、よいしょっと」
背中の妹様を背負い直す。
初めてのお祭りにはしゃぎ疲れてしまったようだ。
出店の物を色々と見ては堪能し、アリスの人形劇を見て、最後は緑巫女の舞を見て、本当に楽しかったのでしょう。
私の隣を歩くお嬢様も少しお疲れのご様子。
無理もない、昼前からずっと起きていらっしゃるのだ。
それほど楽しみにしていらしたということであるのですが。
「ん~・・・うにゅぅ・・・」
「うーむ・・・」
さっきから難しい顔をお嬢様がしている、何かあったのでしょうか?
「如何なさいましたお嬢様、何か考え事でも? 」
「え!?い、いやなんでもないのよなんでも・・・ちょっとフランが羨ましいとかそういうことじゃないのよ! 」
妹様が羨ましい、ですか。
「お嬢様はお楽しみになられませんでしたか? 」
「え、いやそういうことじゃなくって・・・私も楽しかったわ、初めての事だったしね」
バツの悪そうな顔でお嬢様が顔を背けた。
おそらく照れていらっしゃるのだろう。
「よかったですわ、妹様だけ楽しかったとおっしゃられては困っていたところです」
「・・・・・・咲夜、あんた本当はわかってるでしょ」
「はて、私には何のことやら」
もういいわよ!とお嬢様は先に飛び去ってしまった。
何か気に障るような事を言ったかしら私。
「咲夜さんて・・・意外と鈍いのかも・・・」
この時こんな事を美鈴が言っていた事を私は気付かなかった。
良いな、良いな、紅魔組の浴衣姿。
皆楽しそうですね。
もう、祭りなんてどのくらい行ってないんだか・・・・。
お嬢様はやっぱりストレートに我儘を言うのを躊躇っているのでしょうねぇ。
そしてそんな咲夜さんも若干鈍いというか天然が入っている部分もあって・・・。
この後どうなっていくのかが気になるところですね。
続き、楽しみに待っています。
待ってましたよ~
とりあえず、いつもどおりのそのノリに安心しつつ、ポイントを。
浴衣姿のスカーレット姉妹がはっきり想像できて、とても楽しめました。
咲夜さんや美鈴さんは浴衣じゃなかったのかな? と疑問もありましたが。
しかし今回もやってくれちゃいましたねパチュリー様……;;
館に直接的な被害がなかった(?)だけ良しとしましょうよ、咲夜さんw
後編も楽しみにしています♪
でも今まで通りのほのぼのほんわかな紅魔館で安心しました。
個人的には20までと言わずずっと続けて欲しいです。
新作も出て新キャラも増えたことですしね。
てのは冗談ですが、またーりと続き楽しみにしてます。
ところでカリスマってなんだっけ?
さくやにっきは既に俺の中で創想話のサザ○さん的存在っす。
続きがきていて驚き喜びw
咲夜さん鈍すぎで素敵だ。
本文のほうではなく、おまけの霊夢と魔理沙の会話の部分にありました。
>「全くうらやまし・・・じゃない彼女達が胸がでかい理由はけっと何かあるはず。
きっと何か豊胸剤のようなものが・・・」
この部分ですが「けっと」ではなく「きっと」ですよ。
毎度毎度、誤字を見つける私ってなんだかなぁ………。
以上で報告を終わります。(礼)