Coolier - 新生・東方創想話

オーダーⅢ「オーダー」

2008/10/26 16:35:08
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紅魔館 悪魔が住む館

レミリアは窓をずっと見つめている

「フラン…遅い…道に迷ったのかしら…」

そこにフランの帰りを今かと待ち焦がれるレミリアがいた。

「まさか、危険な人に捕まった…それとも…」

顔から血が引いていくのがわかる

「咲夜、出かけるわ」
「お嬢様、お待ちください」
「フランが帰ってこないのに!?」
「妹様なら大丈夫ですよ」
「なぜ解るの!?」

完全に取り乱しているレミリア

その時――――

「お姉さまただいま~」
「フランお帰、グハッッ」

フランは扉を壊し、突進してきた。

「お姉さま新しい玩具見つけたの」
「フラン…良いから…降りて」

フランがレミリアを押し倒し上に乗っている状況だ。咲夜が鼻血をたらし手に持っている何かでひたすらレミリアたちを撮っている

「それは何?」
「ニトリ特製インスタントカメラです」
「後で没収」
「チッ」
「舌打ちしない」

深呼吸をして

「フラン新しい玩具って?」
「コレ」

そこには気絶したルーミアがいた。
「ルーミアねぇ…」
「良いお姉さま?」

「ダメ」

即答だった

「え~、なんで?」
「ルーミア養うのは亡霊の姫を養うぐらい大変なの」

そう、紅魔館の財政は良いものではなくどちらかと言えば火の車だ

「じゃあその分は私が稼ぐから」
「できるかしら?」
「やるもん」
「ならいいわ」
「お姉さま大好き」

こうして夜は明けていった――――

次の日 紅魔館 夜7時半

「もっと速く走って~」
「もう勘弁して欲しいのか~」

フランとルーミアがお馬さんごっこをしている。

「フラン、ルーミアが疲れているでしょう休ませて上げなさい」
「わかった」
「フラン、次の仕事にはこの髪留めをしていきなさい」

それはコウモリがついたヘアバンド

「なんで?」
「お守り代わり」
「わかった」
「じゃあねフラン」
「さぁ、ルーミア」
「ぜぇ…ハァ…疲れたのか~」
「まだよ、夜はこれからだ」
「あれ~~~」

「お楽しみのところ申し訳ございません」

咲夜が来ていた。

「何、依頼?」
「はい、そうです」
「じゃあ行きましょうか、ルーミア」
「休ませて欲しいのか~」

四日後 博麗神社

「困った」

霊夢は頭を抱えていた

「まさかこんなに評判が良くなるなんて」

人間はもの珍しいものには興味を示す

「お茶の在庫はあと少し、眼が霞んできた…」

騒がしい音が近づいてくる

「霊夢~、一緒にお酒飲もうよ~~」

近づいてくるのは神社に住み着いている鬼『伊吹 萃香』である

「スイカ…何か…食べるものを…」
「おつまみなら在るけど」
「よ~こ~せ~」
「解ったから落ち着いて」

萃香がおつまみを渡す

「いや~助かった」
「そりゃあよかった」
「最近仕事が来なくてさぁ」
「吸血鬼たちの仕業か?」
「そうなのよ、いずれ失敗して信用無くすでしょう」
「でも、霊夢より評判良いようだけど?」
「…」
「じゃあ私が邪魔してこようか?」
「お願い」
「チッチッ、ダメだよ、霊夢もっと迫力つけないと」
「わかった」

「我々は唯一絶対の神の地上代理人だ」

霊夢は続けて言う

「私は、博麗はずっと昔から奴らと戦ってきた」

「で、獲物は?」

「既に情報は入った、人間の里から遠くないところに化け物が巣くう館があるらしい、奴らにもその依頼が来ているだろう」

「(霊夢、キャラ変わりすぎ)

「この仕事は餓鬼の遊びじゃない、私の仕事だ、萃香、奴らを打ちのめせ、化け物は我々の獲物だ!!」
「う、うん解った」

どうやらこの巫女は空腹で頭のストッパーが外れてしまったらしい

午後九時 化け物の巣くう館

「クックック」

フランが化け物たち相手に弾幕(殺傷能力アリ)を連発している

「飽きた、ルーミア、あと任せた」
「わ、わかった」


ルーミアが入ってきてスペルカードを取り出す
「月符『ムーンライトレイ』」

化け物たちは数を減らしていく

「さて、あとは親玉を倒せば終了か…」

つまらなそうに言う

「フフフ」

笑い声の方を見てみるとルーミアが笑っていた。

「どうやら化け物とは何なのか解ってきたらしい」

フランは楽しそうな笑みを浮かべた

だが―――――

何かがルーミアを殴りつけたそれは『札』

「!!」

「私は霊夢の代理人――私の使命は――霊夢の邪魔をする奴を――打ちのめすこと」

それはで萃香あった。

「ここにいた化け物の親玉はどうした?」

「お前たちの到着が遅いから倒した、とんだ雑魚だった」

「そう」

「後はお前たちだけだ」

「そう」

二人はどちらも笑顔である

「「ハァァァ」」

フランのレーヴァテインと萃香の拳が激突する
だが、フランは拳を体で受け止め、レーヴァテインを翆香の顔面に切りつける
翆香はふきとんだ。

「まったく、夜に吸血鬼に挑もうとはとんだ『少女』だが愚か者だ」
「起こして欲しいのか~」
「わかったわ―――!!」

翆香はいつの間にか立ち上がっていた。
フランは弾幕を張ろうとするが遅かった。拳がフランの溝にヒットする

「ガハッ」

「残念、私は鬼だ、こんな傷はすぐに治る」

萃香はフランの首をつかむと

「じゃな」

同時刻 紅魔館

「博麗が動いたの!!」
「そのようです」
「霊夢が?」
「いいえ、鬼だそうです」
「そう…」

フランにつけた髪留め通信機能付きカメラ「コウモリン」からの情報である (パチュリーが一晩で作ってくれました。)

「状況は最悪」
「どうしますか」
「増援が必要ね、咲夜、行きなさい」
「御意」

咲夜が行った後、月を見ながら呟いた

「フラン、がんばってね」







化け物が巣くう館 午後9時

フランの腹には大穴が開いていた。

「終わったか」

フランは力なくその場に崩れた。

「あとはそこの小娘を…、少々舐めてなぁあの宵闇娘を」

ルーミアがいたところには誰もいなかった。

「早く逃げなきゃ」
ルーミアは逃げていた。


フランの持っていたレーヴァテインがルーミアの足元に刺さった。

「どこに行く?別に殺しはしないよ、半殺し程度で済ませるから」
「いや…(逃げなきゃ早く)」

ルーミアは窓から逃げようとするが何かに阻まれた。

「それは霊夢お手製の結界だよ」
「いや、いや、来ないで」

萃香はルーミアに近づいて拳を振り上げた。だが拳はナイフによって防がれていた。

「それは妹様の玩具よ?」
「誰かと思えばメイドか、主人はどうした?」
「貴女ごとき私で十分ですわ」
「それは楽しみだ」

「疎符『六霧夢中』」
「メイド秘技『殺人ドール』」

ナイフと弾がぶつかり合う
萃香は咲夜に接近して

「お前らの妹様は私が殺した、腹に大穴を空けてやった」
「穴を空けた?それだけなの?」
「!!」
「その程度でお嬢様の妹が死ぬわけない(昔、あれだけナイフを使っても倒せなかった)」

経験者が語る

「――そうよ―――」

もの凄い数のコウモリが廊下を飛ぶ、その中に狂った少女がいた。

「まったく、酷い事するわね」
「これは不利だわ(逃げ道忘れた)」
「形勢逆転ね」
「どうする小鬼?」
「ヤバイ」

萃香は個室に逃げ込んだ

「やっぱり鬼は低脳ね」
「お酒を飲むと脳が縮むと云いますし」

扉を開けた、そこには誰もいなかった、そこには扇子が堕ちていた。

「ババ臭い扇子」
「隙間で逃げられましたね」
「そのようね」
「ルーミア早く帰りましょう」
「う、うん」

フランたちは紅魔館へと帰って行った

同時刻 博霊神社

「ふぅ~助かった」
「貴女無茶しすぎよ」

萃香と話しているのは隙間妖怪のババ…『八雲 紫』である。

「霊夢の頼みが無かったら助けないわ」
「今度は負けないよ」
「そう、がんばってね」

紫は隙間に消えて行った。

午後10時 紅魔館

「この趣味の扇子、紫ね」
「そうです」
「なるほどスキマも敵ってこと?」
「彼女は中立だと思います」
「だったらいいわね」

咲夜が帰ろうとする

「咲夜」
「何ですか?」
「明日に備えてゆっくり休みなさい」
「わかりました」

咲夜が行った後呟く
「何か…忘れているような」

レミリアは何か一つ忘れていることがあるような気がしていた。


三日後 紅魔館 午後5時 フランの部屋

「咲夜?」

ルーミアを虐めて遊んでいるところに咲夜が大きな箱を持ってきた

「妹様にこれを、私の昔、使った物ですけど」

それは黒い剣だった。

「これは?」

「『ダーインスレイヴ』です」

「能力は?」

「この剣は的を外す事がありませんし、斬られると傷が治りません」

「パーフェクト、これならあの鬼すらも殺せる」

フランは渡された剣を見ている

「ルーミアにはこれね」
「?」
「はい、弾幕強化装置、これで妹様の援護をよろしく」

「そーなのかー」

同時刻 紅魔館 正門前

「最強のあたいがレミリアを倒しに来たよ」

氷の妖精『チルノ』言った

「まぁ、そう言う事ね」

冬の忘れ物『レティ・ホワイトロック』が言う、対応をしているのは門番隊の妖精メイドだ。

「困ります、今、お嬢様は忙しいのです」
「それは仕方が無いわ」
「解っていただければ―――」
「じゃあ実力で行かせてもらうわ」

レティの弾幕がメイドに降り注ぐ、しかしほかのメイドたちが来た
「数はこちらが不利ね」

「ねぇレティそろそろいい?」
「いいわ」
レティは笑みを浮かべた
「よーし、皆かかれ」

チルノが呼んだのは紙でできた『式』だった。

同時刻 紅魔館内部 レミリアの自室

「!!」

外から爆音が聞こえる
「そこの妖精メイド、どうなっている!!」
「はい、敵の襲撃です」
「兵力は?」
「チルノとレティ―――」
「それだけ?」
「いいえ、式、四百匹です」
「なぜ、妖精がそんなものを!!」
「解りません、今はご支持を」
「解ったわ、メイド02隊で図書館を防御、門番部隊でできるだけ敵を足止めメイド01隊は速やかに防衛の準備を」
「御意」

妖精メイドは出て行った
「式を使った紅魔館の襲撃…」

レミリアは考えていた。
その時コウモリンから通信が来た

「お嬢様、敵の襲撃です」
「解っているわ、咲夜…紅魔館はこれで終わり?」
「ありえません、こんなもの魔女狩りの時と比べたら子供の遊びです」

妖精メイド01隊から通信が入った

「門番隊は壊滅、現在、敵と交戦中」

「咲夜こちらに帰還できるか?」
「お嬢様、お嬢様は秘密で妹様に会うときどうしていますか?」
「何故それを…隠し通路か」
「はい、私とルーミアが正面から敵を迎え撃ちます、そして妹様が後ろから敵を撃滅します」

フランが通信に出る

「お姉さま、オーダーを…オーダーを頂戴」
「オーダーはバカ共を発見しだい壊せ!!」
「了解だ」

通信が途切れた。

「(…フラン性格、前と違うような?)」

同時刻、紅魔館一階

「ねぇ、レティ」
「何、チルノ」
「この紙の奴ら何処から貰ってきたの?」
「秘密よ」

チルノは今日のレティはどうも変だと感じていた。

「チルノ、敵よ」

「あ、うん」
また、戦闘が始まった。

「チルノ貴女は部隊を指揮して頂戴、私は別の道を行くわ」
「わかった」

同時刻 レミリアの自室

「第一防衛ライン突破されました」
「第二防衛ライン交戦中、増援を」

「第二防衛ライン突破されました!!」
「メイド部隊を再編成、敵を最終防衛ラインで迎え撃つ」
そう支持した時

「お嬢様、ただいま到着しました」
「そーなのかー」
「これで逆転ね」
「はい」
「咲夜、最終防衛ラインが突破されたら敵にルーミアと共に奇襲をかけなさい」

「御意」

同時刻 紅魔館地下
レティが螺旋階段を降りて行く

「ココね」
前にあるのはフランの部屋の扉それを粉砕する
「どこ?隠れているの?」

「フフフ、隠れる?私は貴女の前にいるわ」

フランはレティの前にいた

「!!」
「怯えなくてもいいのよ?ところで貴女なぜ紅魔館を狙ったの?」
「そんな気がしたからよ」
「そう」
「そして私は貴女を倒す」
レティが言う

「くくく…アハハハハッハハハハハッハハ」

フランは大いに笑った

「何がおかしい?」
「だって貴女が私を倒す…無理だわ」
また笑う

「やってみなければわからない!!」
「寒符『リンガリングコールド』」

フランのネックレスに当たった、石が半分砕けた

「やるじゃない禁弾『スターボウブレイク』」

午後3時 紅魔館レミリア室前の廊下

最終防衛ラインを破ったチルノ軍はさらに進んでいた。

「あれが吸血鬼の部屋ね」

さらに進もうとした時
「幻世『ザ・ワールド』」

声と共に目の前に大量のナイフが現れた。
「!?」
ナイフは前方二列目で止まった。

「あのメイド、攻撃だ~」
チルノの式達が咲夜に弾幕を放つ

「ルーミア」
「了解なのか~」

ルーミアはムーンライトレイを放つ

ムーンライトレイが列をなぎ払った

「あとは貴女だけ、チルノ?」
「何でここを襲った~?」
「何でルーミアがここに居るのよ!?」
「お仕事なのか~」
「何故、紅魔館を襲ったの?」

咲夜が眼力を強める

「う…、あたいはレティに付いてきただけよ」
「じゃあこの式たちは?」
「レティが連れて来た」

あの温厚なレティが何故?疑問が咲夜の頭の中に残った。

同時刻 フランの部屋

未だフランとレティは戦っていた。余裕そうなフランに対してレティは苦しそうであった。

「(後何発当てればいいの!!)」
「どうした?こちらから行くよ?」

フランは腕をレティ方に向ける

「上手くできるかわからないけど」
フランは能力を使う、レティの足が片方壊れた。

「なッ」
「足…全部壊すつもりだったけど…まあいいや」
再び、悪魔の笑みを浮かべて

「まだまだ遊びましょう?」

「貴女、狂てる」
「よく言われる」

「化け物…」
「それもよく言われる」

フランはレーヴァテインを振り上げ――――

「フラン、そこまでよ」

「お姉さま…何で?」
「気になる事があるの」

レミリアがレティに近づいて行った。

「何故、紅魔館を襲ったの?」
「何と無くだけど…」
「そう…」
レティの帽子を取ったら気絶してしまった。

「やはり、洗脳されていたか」
「お姉さま、洗脳って?」
「帽子の中に式が潜ませてあったの」
「そう…じゃあ敵は」

「巫女か…スキマか…」

続けて言う

「フラン、オーダーは唯一つ――――

月が紅く不気味に光っている、あと一週間で満月だろう


                                  続くのか~?
長くしたら時間がかなりかかりました
とてもグダグダです。
そしてギャグ分が足りない、次回はギャグ満載にしたいです。
ヘルシングネタ満載だ

誤字などがあったら指摘してください

そして前にあった
ヴラド三世の血縁じゃなかったり、とありましたがヴラド・ツェペシュと同一人物だったと思います。

時間が無い、助けてパチュえも~ん(ごめんなさい)  
黒い人
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コメント



0.370簡易評価
6.10名前が無い程度の能力削除
『ツェペシュの末裔と名乗っていますが、本当にブラド=ツェペシュの血を引いているかは、誰も分かりません。というか引いてないです。』
これ紅魔郷のキャラ設定のテキストです。ちょっと調べれば何処でもわかります。どうにも根本的に勘違いなさってるようで。

話自体は何もかも中途半端、ヘルシングネタ満載どころかそれしかなくて作者の味を全く感じません。
10.10名前が無い程度の能力削除
思ったことは上の方にほとんど言われました。

あえて付けたのすならば、元ネタがあったりする場合は、冒頭に注意書きしたほうがいいかもしれないですね。

クロスオーバーとか、インスパイアとか苦手な方もいらっしゃいますので。
11.10名前が無い程度の能力削除
美鈴の存在感と実力は雑魚妖精と同レベル。不憫です。
12.10名前が無い程度の能力削除
話の展開が唐突すぎて何が何だか
~だと思います、じゃなくてgoogelで検索するくらいの努力はしても損はありませんよ。続かなくていいです
14.30名前が無い程度の能力削除
文章がまた良くなり、一遍の長さも心地よい程度になっていますが……
うーん。ここにいたって全編でヘルシングネタというのは、ちょっと残念です。以前の作者オリジナルのノリが好きだったので、そちらに戻して欲しいような。
あと話の展開が急すぎるような。もうちょっと説明文や情景描写を増やした方がいいと思います。
ともあれ、次回に期待。
17.20名前が無い程度の能力削除
前までこんな作品じゃなかったよな?
ま、感想としてはそんなとこ。
原作やりゃいいんじゃない?
18.10名前が無い程度の能力削除
誤字……かな?これ。

少々舐めてなぁ>「舐めてたなぁ」とか?
あと、萃香ですよ。翆香ではありません。

感想としては、ありがちネタに+して、あまり起伏のない場面ばかりで正直飽きます。
伏線貼るにしたって、これではあんまりです。