.
人里の何でもない風景の中、ぽつりと一人で歩く男がいた、
どこにでもいるような人間であり、もしかしたらあなたに似ているかもしれない、
何かをしているわけでもなく、気の向くままの散歩道、
男は見知った風景をただ無意識に眺めながら、あてもなく歩き続けた。
しかし、ある一点で男の足が突然に止まる、
ふと視線を向けた先には、店と店の間にある小さな道、
自分の記憶と会わないその町の光景に、男は引き寄せられるようにそこに向かった。
やがて細い道を抜けた先に見えるは、少し大きなつくりの屋敷が一つ、
頭を捻りながらもその門へと近づけば、大きな看板にこう書かれていた。
『確実に結ばれる結婚斡旋所』
男は頭をさらに捻った、これはまた珍妙な店ができたものだ、と、
しばらく考えた後、今度は男の頭の中に結婚という言葉が入り込む、
そういえばいい年なのに一人身だ、父も母も孫の顔が見たいと言っていた、
ぐるぐると男を取り巻く環境が思考を操り、ふらふらと体をそこに引き寄せる、
そしてついにその門を開き、男は中に足を踏み入れた、踏み入れてしまったのだ。
「いらっしゃいませ」
中で待ち受けてたのは、獣耳と九本の狐の尾が特徴的な美女だった、
彼女は丁寧にお辞儀をすると、にこりと男に微笑みかけた。
「確実に結ばれる結婚斡旋所にようこそおいでくださいました、
まずはこちらでご登録のほうをどうぞ」
あまりの美しさに呆けていたこともあり、
男は言われるがままに自らの個人情報を書いて女へと手渡した。
「ありがとうございます、それでは早速お見合いを始めますので、どうぞこちらのほうに」
お見合い、その一言で男の思考がようやくまともなものに戻る、
あまりの展開の速さに女へと慌てて詰め寄った。
「落ち着いてくださいお客様、当斡旋所の謳い文句は確実に結ばれる、でございます、
当店にお客様として足を踏み入れたのでしたら、お帰りになられる時には、
そのお隣に生涯を共にする伴侶がいなければなりません、ご理解いただけましたか?」
その説明で理解する事は出来ただろう、しかし納得はできなかった、
心の準備どころか全ての準備が出来ていないのだ、早急に過ぎると言うものである。
「ご安心ください、お客様が懸念なさることは何一つ問題になりません、
問題が問題と思わなくなるほどの相手をご紹介させていただきますので」
しかし女は巧みに言葉を操り、徐々にその気にさせて和室へと誘い込んだ、
やがて男は用意された座布団に座ってしまい、退路が断たれたことに遅れて気付く。
「私、案内と仲介を務めます、八雲藍と申します、よろしくお願いします、
では、これからお見合いをする上でもっとも重要な説明を致します」
女は仲介人の場所に腰を下ろし、懐からそっと半球上の物体を取り出した。
「身の危険を感じたときはこの突き出た部分を押してください、シャッターが下ります」
男が固まった、どうやら現状を理解できていないようだ。
「一度押しただけであれば私がシャッターを上げてお見合いは続行となりますが、
二度押した際は相手の方にガスが噴出し、お見合いはそこで次の方に移ります」
男は呆けている、どうやら何が何だか分からない、といった状況のようだ。
「これはお見合いを円滑に進めるための物でございます、
中々相手がお決まりにならない場合、結構なお時間をいただきますので」
段々と男は不安にかられ、困ったような表情で藍へと詰め寄る、
しかし藍は笑顔でそれをかわし、男をなだめて元の場所に座らせた。
「斡旋所という形ですので、礼儀に凝り固まった堅苦しいお見合いをなさる必要は
ございません、恋人同士の会話のような気軽な雰囲気でお楽しみください、
なお、こちらにはりせん、ぶちまけ用のお水、パイなど用意しております」
男ははりせんで藍をしばきたい衝動に駆られるが、
そこは大人としてぐっと堪える、そして退けぬ事を理解し、
深呼吸を二度、三度としてお見合いに望む事を決心した。
「ではシャッターを下ろします、準備が整うまでしばらくお待ちください」
がしゃん、と勢いよく机を二つに分断するようにシャッターが降りる、
やがてふすまが開く音がシャッターの向こうから聞こえた。
「相手の方にはお客様の情報をあらかじめ伝えておりますので、
名前などは言わなくても大丈夫です、ではシャッターを上げます」
藍が手元のスイッチを操作し、今度は勢いよくシャッターが天井に消えた。
「はじめまして、紫と申します、ゆかりんと呼んでくださって結構ですわ」
お見合いの相手として現れたのは、まさしく絶世の美女と言うに相応しい方だった、
しかし男は彼女と顔をあわせるや否や、石になったようにぴくりとも動かない。
「……どうなされました?」
紫が男に問うと、男はややどもりながらも紫に苗字を問う。
「ふふ……苗字なんてどうでもいい物ですわ、これから互いの良い所も悪い所も
分かり合うのです、もしかしたら私はあなたの苗字を名乗るかもしれませんのに」
男はその返答を聞き、ぐいと首ごと動かして視線を逸らすと、
そっと傍らに置かれたスイッチの上に掌を乗せる。
「八雲紫と申します、そこの式の主で、巷で有名な大妖怪でもありますわ」
紫が折れて正体を明かした、当然ながら男の見等通りの正体でもあった、
なぜこの方がここに、という感情を抱きながらも、男はそっと手を膝の上に戻す。
「あら、私が八雲紫と知ってなお、距離を置こうとはしないのね」
その言葉に、男の頭には様々な思いが浮かぶが、
とにかくそこは紫の目を真っ直ぐに見つめ返す事に終始した。
「……嬉しいの一言ね、少しだけ、熱いものがこみ上げてきましたわ」
ふふりと紫は微笑み、男の視線に答えた。
「さあ、何でも聞いてくださいな、私の知りうる事全てを教えてさしあげます」
まずは自分を知ってもらおうと質問を誘う紫、
対して男は緊張もあり、まずは差し障りの無いよう年齢を問う。
「っ……」
しかし紫は冷や汗を浮かべたまま答えない、やがて試案が纏まったのか、
扇で顔を半分ほど隠しながら視線を逸らすと、ぽつりと呟いた。
「え、永遠の十七歳よ」
直後、がしゃん、と冷酷にシャッターが下ろされた。
「あぁぁ! やっぱり!」
「紫様、そういう確実にばれる嘘はお止めくださいとあれほど!」
「だ、だって実年齢なんか言ったら確実に引かれるわ! 即お見合い終了よ!」
「控えめに言うとかでいいじゃないですか!」
藍がシャッターの向こうを覗き込んで紫と言い合いの真っ只中、
男はお茶を飲みながら、ここに来た事を少し後悔しているようだった。
「それでは再開します」
「先ほどの年齢の事ですが、千年以上は生きている、で……駄目かしら?」
恐る恐る反応をうかがうように紫は答える、
すると男はそうですか、と答えて自らの年齢を返した、
途端に紫は呆けたような表情を浮かべ、藍のほうを向く。
「……藍、殿方に年齢を伝えてこうもあっさり受け入れてもらえたことってあったかしら?」
「私の記憶にはございませんが」
「ううっ……」
「紫様!?」
ぽろりぽろりと紫の目から大粒の涙が零れ落ちる、
その光景に男も藍も戸惑い、その身を案じる。
「御免なさい、あまりにも嬉しくて……も、もう大丈夫ですわ」
紫は涙を拭き取り、男のほうを向き直した、
そしてにこりと心の底からの微笑みを送る、
男はその表情に少し心を奪われつつ、続けて問うた、
これもまた差し障りの無いもので、好きな食べ物は何ですか、と。
「人肉の香草焼きですわ」
がしゃん、ぷしゅー。
「…………」
「…………」
即断即決迅速シャッター、ガスも加えてあわせ技一本、
数秒の後、男と藍は顔を見合わせると、藍は片手で額をおさえた、
そのまま小さな溜め息を付くと、すぐに営業スマイルを浮かべなおす。
「では次の方の準備が整うまで、そのままお待ちください」
シャッターの向こう側に藍の姿が消える、男も溜め息を付いていると、
何やら話し声が聞こえてきたのでそっと聞き耳を立てた。
「紫様、わかってますね?」
「うん……」
「人間の方に向かって人肉が好物です、って馬鹿ですかあなたは」
「そうね、私は馬鹿よ……のたれ死んでミジンコに生まれ変わりたい……」
「ほら、早く立ってください、次の方がお待ちなんですから」
ガスで氷まみれな状態の紫を、無理矢理にふすまの向こうに送り返す、
自業自得ではあるのだが、主の失態ゆえに藍もすこし心が重い。
「お待たせいたしました、では次の方です」
先ほどのことはまるで何も無かったかのようにお見合いを進める藍、
男もこういう物だと理解できたのか、気楽な心持ちになったようだ。
「はじめまして、八意永琳と申します」
次に男の前に現れたのは、青と赤の独特な衣装が特徴的な白髪の女性。
「あら? あなたは確か少し前に私の医療所に来た事があったわね」
永琳は男の事を覚えているらしく、その時の事を語り始めた。
「あの時は恥ずかしそうな表情でこう仰られてましたわね、痔――」
がしゃん。
「……何でしょうか、私は何も聞いておりませんが」
藍は顔を逸らし、知らぬ存ぜぬを突き通すだけで精一杯である、
気まずい空気の中シャッターが上がると、男の前には机に突っ伏した状態の永琳が。
「永琳さん、再開してますよ」
「えっ!? あっ……その、他の方と間違えてしまいましたわ、おほほほ」
必死に取り繕う永琳だが、セーフかアウトかで言えばアウトに限りなく近い、
それでも何とか話題を逸らし、差し障りの無い質問を男に問わせた。
「好物は兎肉です、あ、年齢ですか? 『幻想郷倫理委員会によって削除されました』歳です」
がしゃん、ぷしゅー。
「ええっ!? 何故!? どうして!?」
シャッターの向こうから永琳の叫びが聞こえる、
男は驚いていた、藍も驚いていた、無理もなかった。
「……まあ、限度がありますよね、あ、次の方の準備が出来たようです」
結局は藍の一言が全てを物語っていた、男は気を取り直すと次の相手を待つ、
そしてシャッターがあがると、そこには何故か和室に似合わぬ洋風の椅子が。
「ふぅん、あなたが私とお見合いの相手?」
「お前は何をやっているんだ」
椅子の上でふんぞり返っている可憐な少女に藍がツッコミを放つ、
少女の背中からは羽根が生えており、肌も死体のように白く透き通っていた。
「別に構わないでしょ、仲介人は黙ってなさい」
「うぬぬ……」
「自己紹介がまだだったわね、私はレミリア・スカーレット、スカーレット家の当主よ、
ま、人間なんか興味ないんだけど、折角だし私の足を舐める資格ぐらいくれてやるわ」
がしゃん。
「お見事です」
「ちょっ、私を何だと思ってるの!! 早く上げなさい! 上けろ!!」
「新しいお茶菓子です」
「上げてーー!!」
男も藍もレミリアの声を完全に無視してお茶をすする。
「ひくっ……ごめんなさい……謝るから上げてよぅ……」
「上げますか? ……はい、では」
レミリアの泣き声が聞こえてきたところで、シャッターを上げる、
反省しただろうと思い顔を合わせた矢先、吸血鬼がにやりと笑った。
「かかったなあほがっ!! 貴様がスイッチを押す前に取り押さえてくれるわ!」
がにゅっ。
「……は、挟まれた!?」
「ご安心くださいお客様、反射神経には少し自信がございまして」
「お、おのれぇぇ! この程度のシャッターごとき! ……う、動けん!!」
レミリアは丁度腰の辺りをシャッターと机に挟まれてうつ伏せになった状態である、
この体勢で抵抗できぬと言う事はまさにまな板の上の鯉。
「うー! うぅー!」
「このシャッターは特別製、妖怪の力を封印する呪印を施してある、では続きをどうぞ」
「ううっ!?」
もはや人間の少女と同等まで弱ったレミリア、
さらに動けないとなれば男が弄らぬ道理は無い、
なでなでされたりぷにぷにされたり可愛がられたり。
「あっ、やっ、駄目ぇ、そんなとこ触らないでぇ! ああんっ」
特に羽根は弱いようで、指を滑らせたりさわさわすると艶っぽい声をあげた。
「はぁ……はぁ……うう、純白の体を人間なんかに汚された……、
貴様! この責任はどう取るつもりだ! 分かっているんだろうな!?」
レミリアはきつく男を見据えて怒鳴る、
対して男はとぼけた振りをしてそれをかわした。
「こうなれば貴様には無理矢理にでも私とけぇぇぇぇ……!」
何やら言いかけてる途中で空間に開いた裂け目に落ちていくレミリア、
止めるものが無くなったシャッターが降り、誰も居ない場所にガスが噴射される。
「今のはお気になさらずに、では次の方です」
男も慣れた様子で次の相手を顔を合わせる、
しかし今度の相手は何かが違っていた、むしろ見た目が凄かった。
「はじめまして、八坂神奈子と申します」
「あの、室内ですのでしめ縄と御柱は外していただきたいのですが、特に御柱」
「何か言いました?」
「言ってません、ですから御柱の先をこちらに向けないでください」
自在稼動する御柱、それは微妙に男の心の琴線をくすぐる、
神奈子はしずしずと御柱を収め、柔らかくも強い瞳で男を見る。
「年齢はその……紀元前からということで、守矢の神社の神をしております、
特技は風雨を操ること、家事はなんでも出来ます、炊事も洗濯も裁縫も得意です」
矢継ぎ早に自分をどんどん紹介していく神奈子、
男は何か鬼気迫るものを感じるのか、何も言い出せずにいた。
「一生大切にします! 浮気も二百回までなら堪えます! 私の全てを捧げます!
ですから! どうか私と結婚してください! この通りです!!」
一体何が彼女をこうさせるのか、座布団から離れて土下座までする山の神、
男は反応に困っている、藍もどうすればいいのか答えが纏まらない。
「どうかお願いします!」
神奈子は頭を下げたまま動かない、二人もどうしていいのか分からない、
そのまま時だけが過ぎていくと思われたとき、神奈子の御柱が少しずつ動き出した。
「(御柱で何をするつもりだ……?)」
御柱は段々と向きを変え、神奈子の前方に、つまり男の方に先端を向けつつある。
「八坂様? 八坂様ー?」
藍が呼びかけるが神奈子の返事は無い、頭を下げたままである、
やがて男に御柱の照準が合うと、その先端が神力を帯び始めた。
「結婚してくださらないと御柱がどうにかなってしまいそうです」
がしゃん。
「……お客様、本当に申し訳ございません、八坂様にも深い事情がありまして」
あまりにも見ていられない状況に藍がシャッターを降ろす、
仲介人の彼女だからこそ知っていることもあるのだろうが、
男からすればもう何が何だか分からないの極みである。
「ほら御柱しまって! しめ縄もです! 渋ってる場合ですか!」
藍はシャッターの向こう側で神奈子から装備品を剥ぎ取っている、
男もこれで一安心かと思った矢先、後ろのふすまが開く音がした。
「神奈子様は上手くひきつけているようですね……動かないでください、
このままあなたを神社へと拉致させていただきます」
後ろを確認すれば、青と白の巫女服を着込んだ緑髪の少女、
彼女はスペルカードを構えたまま男へとにじり寄る。
「神奈子様の悲願成就のため、あなたにはこれから神社で結納をををっ!?」
男まであと数歩といった所で巫女がつんのめる、
慌てながらもその足元を確認すれば、両足に巻きついたピンク色の物体。
「神奈子には独身姿がよく似合う」
「す、諏訪子様っ!? 何故ここに!!」
「ふ……神奈子が結婚したら苛めるネタが無くなっちゃうじゃない」
「そんなっ! このお見合いを応援していたではありませんか!!」
「ごめんね、気にしないでね、それじゃあねー」
「諏訪子様ぁぁー……」
ずりずりと帽子から伸びる舌に引きずられ、ふすまの向こうに巫女が消えていく。
「何かありましたかっ!?」
藍が騒ぎに気付いたのか男の方に飛び出してくるが、
男は何も無かった、とだけ伝えてお茶をすすっていた。
「そうですか、ではお見合いを再開致します」
次に見た神奈子の顔は、まるで何かの作戦が失敗したかのような表情であった。
「……う、うわぁぁぁぁん!!」
「八坂様!? どこにいかれるのですか!! 八坂様ぁーー!!」
自分からお見合いを放棄してふすまの向こうに消えていく山の神、
男は静かにそれを見送ると、スイッチを一押し。
「……で、では、次の方です」
それから男の前には幾人ものお見合いの相手が現れた。
「私と共に死後の人生を楽しみませんこと?」
がしゃん、ぷしゅー。
「そもそも結婚というものはくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくど……」
がしゃん、ぷしゅー。
「私の難題を解いてくれれば、この身と心を全て差し上げてもよろしくてよ?」
がしゃん、ぷしゅー。
「趣味は苛めることね、特に強者を地面に這い蹲らせて踏みつけたときなんか最高よ」
がしゃん、ぷしゅー。
「はじめまして、アリス・マーガト――」
がしゃん、ぷしゅー。
「文々。新聞をとってくだされば今なら天狗で美人な新聞記者がついてきますよ!!」
がしゃん、ぷしゅー。
「結婚してくれなきゃ祟るよ?」
がしゃん、ぷしゅー。
―――――
「……今の方で最後です、お疲れ様でした」
冥界の姫、閻魔、新聞記者に祟り神、様々な女性達が男と話を交わしたが、
その誰もが非道なシャッターの向こうに消えていった。
「長い間お客様を拘束してしまい申し訳ございませんでした」
やがて男は玄関に戻り、あとは見送られるだけとなる。
「ですが、このままお客様を帰すわけにはまいりません」
しかしそこまで来たところで藍は男の手を掴み取った。
「当店の謳い文句が確実に結ばれる、である以上……いえ、余計な言葉は要りませんね」
藍は男を振り向かせると、自らの両手で男の両手を握り締め、
少々顔を赤らめながらも強い瞳で男を見つめて口を開いた。
「私と結婚してくだぁぁぁぁーーー!!」
直後、藍の足元に謎の大穴ができ、その身を吸い込んでいく。
「な、なんのっ!! ど、どうか私と結婚してもがっ!!」
「駄目よ藍、あなただけ幸せになるなんて許さない」
藍は尻尾や両手で穴の淵を掴んで粘り、男へと求婚しようとするが、
穴の後ろから延びた一本の腕が彼女の口を塞ぐ。
「さあ帰りましょう、私達のいるべき場所はここじゃないわ……」
「むがー! むががー!!」
藍を引きずり込もうとする腕はどんどん増え、
やがて尻尾も両手も淵から引き剥がして彼女を完全に飲み込んでいった、
男はその光景を呆然と見詰めながらも、我に返るとゆっくりと屋敷の外に出る。
夕暮れの光に目を晦ませて、瞬きした後には見慣れた人里の光景が広がる、
後ろを振り返ればそこには店と店の間にわずかな隙間があるばかり、
狐にでも化かされたのだろうか? 男はそう思いながら帰路へとつく。
それは大した噂にもならぬ奇妙な屋敷の話であった。
.
おいwwwどこのCGアニメだよwww
皆頑張ってるなあ……どうして今更必死になるのw
テンポ良く読めて面白かったです。
サクサク読めていいですね!
永琳…
読みやすくて楽しい話でした。
藍様に求婚されてみたい……
でも男が羨ましすぎる件wwwwwwwwww
ハリセンとパイの使用機会が無かったのがちょっと残念でした(笑)
ラスボスさん達がはっちゃけるから。
先ず言えることは一つ。
そう、かにゃこたまがとてもとてもかわいかったよ!
泣いちゃったトコなんか胸がときめいたぜ!
もし結婚して浮気して怒ったり拗ねたりするかにゃこたまが見られるなら御柱なぞいくらでもブチ込みやがれぇ!
でも姑のケロ神様と風祝は勘弁。
レミリアお嬢様とゆかりんも可愛くて個人的にはとっても嬉しいのですが、アリス………………………強く、剛く、毅く、生きろよ。
>アリス・メガトロン
えぇい、誰か子安ゴリラを呼んで来て!
それが駄目なら二代目獅子でも三代目万年象でも良いから!
ええい見ちゃおれん俺と代われ
初対面で説教と難題なんて嫌がらせでしかないwww
これも一種の異変なんだろうか?w
メガトロンwww
ぶっちゃけ、俺なら一発目のゆかりんでOKさ!!
名乗っただけでしめられたアリスカワイソスwwwww
絶対に「ボタン」は押さないからーーーーーー!!!!!wwwwwwww
あと諏訪子様テラヒドスw
あとアリスの声はやっぱり千●繁氏?wwwww
だとしたら名乗った時点でシャッター下ろされるのも頷けるwwwww
だってこんなやつらと結婚したって長続きしねえもん!
テンポが無茶苦茶よかったですw
それはそうと確かに神奈子は(神話の名目上でも)旦那がいるから重婚になっちまわないか?
神様だから一妻多夫でもいいのか。そうか。じゃあいいや俺ケッコンするよ幸せにしてくれ神奈子ーーーーーー!!!
神奈子様!!
子宝の神:神崎
この神奈子様は普通にアリだと思うんです(><)
その中でアリスがかわいそう…
あ、メガトロンだからいいのか
あ、あとアリスが不憫すぎたので僕がもらっていきますね。
皆、落ち着けwww
とりあえずお前ら変な組織作ってるんじゃねーよw
どっかのへんたいが出てきそうだw
や、かなり若作りだけどそろそろ適齢期ですよね?絶対そうに違いない。
誤字らしきものが
我に変えると→我に返ると?
あとがきのアリス・メガトロンで爆死したwwwwwwwwwwwww
どうみてもへんたいです、本当にありがとうございました。
会員の中からなら断然神奈子様っ!
吹いたww
他の奴らは結婚ナメてんだろwwww
>「結婚してくれなきゃ祟るよ?」
すまんがこの2人誰?
なにげにえーりんもとんでもないこと言ってるw
そして諏訪子様は人の事をバカにしといてコレかよwwwww
似てない! ぜーんぜん似てないよ!
むしろ譲って下さいお願いします
幻想郷が一夫多妻ならなぁ…
子供できる⇒浮気される⇒橋の下でパルパルパル⇒鬼化⇒橋姫伝説
>「はじめまして、アリス・マーガト――」
挨拶でNGって、アリスかわいそう
シャッターで答えてあげる様式美
美女だろうが押すしかないわ