Coolier - 新生・東方創想話

持ち駒

2008/09/24 04:25:46
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※ マリアリだっていいじゃない
※         ジャスティスだもの

※ いちゃこらしてるのが特に問題ない方はお進みください




「チェック。……これでチェックメイトね」
とん、と塔を模した白い駒が王を狙う位置に置かれる。

「むきゅ」

小さくため息を吐き、肩をすくめる紫の少女。

「ふぅ……。本当に強いわね、アリス」

紅魔館・談話室。
向かい合って座る私とパチュリー。
それを観戦するレミリアと咲夜。
ここ紅魔館では週に何度かチェスの試合が行われていた。
何でもチェスは貴族のたしなみ、とか。
きっかけはしばらく前に図書館を訪れた時のこと。
一勝負している所を見かけて以来、私もチェス目的で紅魔館に来る日ができるようになったのであった。


今のところ、紅魔館暫定王座は先ほどまで私と勝負していたパチュリー・ノーレッジ。
暫定と付いているのは「王座は王たるものが座らなきゃダメでしょ」というわけで。
夜の王と豪語するレミリアがパチュリーに勝利するまでは暫定であるらしい。
……まあその日はかなり先のことになるであろう。

ちなみに門番は麻雀派。
しかし紅魔館で卓を囲むと、だいたい美鈴が素っ裸になって終了するらしい。
運命選択・時間停止とゲームにおける2大チートに麻雀で挑むとは無謀にもほどがあるのだが。
そんな大層な能力を使わなくても、ポーカーフェイスすらできない美鈴では
まともにやったところで咲夜とパチュリーにかなうわけもなかったのであった。


閑話休題。

今の勝負をもって、対戦成績は私の勝率が6割を上回った。
並べてみると私>パチュリー>レミリア≧咲夜といったところか。
……咲夜は本気か怪しい気もする。

「そう? あなたもかなり強いと思うけど」
「……私はこれでも百を超える魔女よ。
 ことゲームにおいても、経験って点ではあなたよりずいぶんと上回ってるんだけどね」

パチュリーがそう口にした瞬間、ぴくりと眉を跳ね上げるレミリア。
そんなこと言われたら私はどうなるのよ的な顔をする500歳の夜の王。


◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

パチュリー・ノーレッジは考える。
アリス・マーガトロイドの最たる武器は何か。
単純な黒白あたりなら「そりゃ人形だろ」と答えるだろう。
大雑把そうな巫女なら「器用なとこじゃないの?」と言ったところか。

パチュリー・ノーレッジは思う。
アリスの最も優秀な武器はその頭脳、もっと言えば情報の処理能力である。
複数配置した人形の位置、そこから放たれる弾幕の効果範囲。
強力とは言えない要素を重ね合わせて相手を追い詰めていく戦術。
それらを支えているのは他者に数倍する情報を処理し得る頭脳だ。

そしてこのチェスというゲーム。
長い射程を持つ駒を動かし、その有効範囲を重ねて『王』を追い詰める。
詰まるところ――アリスがこのゲームで優秀なのも当然と言えば当然なのである。

「まあ、弱点がないわけじゃないんだけど」

だが、それにはアリスの読みを外す奇襲じみた一手が必要となる。
それは向かい合って構えた相手に不意打ちをしろというようなものだ。

「……無理な話ね」

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


紅魔館より帰宅してしばし。
我が家の時計はもうすぐ午後3時を指そうとしていた。

「ふむ、気分も良いし。
 たまにはこっちからお茶でも振る舞ってやるか」

そうと決まれば即準備。
お気に入りの紅茶と、今朝作ったクッキーの袋をバスケットに。
決まって3時のお茶の時間に乗り込んでくるヤツの住処へ飛び立った。


「魔理沙~。いないの、魔理沙~」
こんこんと霧雨邸のドアをノックする。

「……留守かしら」
わざわざ来てやったのに間の悪い。
別に約束してたわけでもなし、魔理沙が悪いわけではないのだが。

ノブに手を掛けてみれば、がちゃりと開くドア。
鍵はかかっていない。
……とは言え、それで魔理沙がいるかどうかは判断できない。

私も鍵は掛けてないし……と言うか、そもそも私の家に鍵は無い。
この魔法の森にまで入ってくるような盗人は、目の前の家の住人しかいないのだし。
その盗人は鍵を掛けていたら、ドアか窓を破って侵入してくる。
いちいち直すよりはもう開き直って鍵は付けないことにしたというわけだ。
どうしても籠もりたけりゃ結界張ればいいんだし。

せっかく来たんだし、中で少し待ってみてもいいか。

……実はいるけどお昼寝中だったりして。
もしそうなら寝顔つついてからかってやろう。

くすくすと笑いながら霧雨邸の中へ。
玄関を抜けて無造作に物が積まれたリビングを覗いてみれば、金色の髪が目に入った。
見慣れた頭は少しうつむいたまま動かない。
ベッドじゃなくてソファで居眠りだろうか。
などと思いながら近づいてみれば、左手に持った本を真剣な顔で見つめている。

「……何だ、起きてるんじゃない」
寝顔からかいプランが潰えたことに少しだけがっかり。

さっきのノックにも、私が入ってきたことにも気が付いていないのだろうか。
確かに魔理沙の集中力は桁外れであり、それがここ一番での大きな武器でもある。
しかし魔法使いが自分のテリトリーに踏み込まれ、
なおかつ背中まで取られてまるで気が付かないというのもいかがなものか。

魔理沙の肩越しに覗き込んでみれば、テーブルの上には縦横9マスに仕切られた板と何やら字が書かれた小片。
左手の本をめくりながら、時折右手が小片を摘んでぱちりと音を立てる。

……と、眺めていても仕方ない。
そろそろ気付きなさいよ、と魔理沙の耳にふぅっと息を吹きかけてみる。

「わひゃぁぁっ!?」
予想外に大きなリアクションで体が撥ね──
テーブルでしたたかにスネを打ち付けてソファの上をごろごろと転げ回る。
「ぬあああ……」

「……えっと。ごめん、大丈夫?」
さすがに悪いことしたような気がするので謝っておく。
「痛ぅ……。何だ、アリスかよ。いつの間に湧いたんだ」
「いきなり人を虫扱いとかケンカ売ってんの?
 ちゃんとノックして堂々と入って声まで掛けたわよ。
 全然気付かなかったのはそっちじゃない」
「おお、そか。ちっとばかりのめり込んじゃっててな。
 そんで、虫じゃないアリスさんは何しに来たんだ?」
「ちょっと気分良かったから、紅茶とお菓子持参でティータイムに来てあげたのよ。
 ……台所借りるわね」
「ああ、好きに使ってくれ」

了解を取って霧雨邸台所へ。
湯を沸かしながら、棚から紅茶用のティーセットを取り出す。

魔理沙は緑茶派だが、紅茶を飲まないわけではない。
今日のようにこちらから訪ねてみたり、魔法の研究なんかで魔理沙の家に泊まることがあったり、
この家で紅茶を飲む機会もたまにはあるので私のを持ち込んであるのだ。

「……ったく、耳は弱いんだよ。ばか」
しゅんしゅんとヤカンが音を立てる中でも、蚊の鳴くような小さいつぶやきを捉える私の耳。
デビル……もとい、ウィッチイヤーは地獄耳。
魔法使いの耳は侮らない方がいいわよ。

ティーポットに茶葉を入れて沸いた湯を注ぎ、蓋をしてしばし蒸らす。
暖めておいたカップ二つへ注げば、広がる香りが鼻をくすぐっていく。
クッキーの袋を開けて皿に取り、お盆に載せてリビングへ。

「はい、お待たせ」
紅茶をテーブルに移し、またも本を読んでる魔理沙の隣に腰掛ける。
「さんきゅ。
 ……んー、やっぱ紅茶はアリスが淹れた方が美味いな」
にっ、と笑って素直な感想を漏らす魔理沙。

魔理沙は料理には色々と注文を付けてくるが、こと紅茶とお菓子に関しては特に文句は言ってこない。
私の方が上手いと認めてるからかもしれないが。
まあ何だかんだ料理に文句付けられても、全部残さず平らげて
「ごちそうさん、美味かったぜ」とか言われりゃ許してしまう私も実に安いもんである。

「それで? さっきから一心に何やってたのよ」
「ん? 知らんのか、将棋」
読んでた本の表紙を見せる魔理沙。
タイトルには『将棋名人 棋譜集』と。
「交互に駒を動かして王を取った方が勝ちってゲームだよ」
「何だ、チェスみたいなものね」
「ああ、そっちは知ってるのか。
 んじゃだいたいわかるだろ」
ぽい、と本を放って頭の後ろで手を組みソファにもたれる魔理沙。

「霊夢のヤツがめっぽう強くてさー。
 定石無視なのにいつの間にか守りを崩されててなー」
何かズルしてるみたいだぜ、と口をとがらす。
「香霖も結構強いんだけどあんまり相手してくれないし。
 仕方ないから本でお勉強ってわけだ」

と、文句を垂れながらもりもりとクッキーを頬張っていた魔理沙の顔がにわかに明るくなる。

「そーだ、アリス。
 チェス知ってるならこっちもできるだろ。
 駒の動き教えるから相手してくれよ」
「……まあ、いいけど」

ざっと駒の動きを教わる。
チェスと違って有効範囲の広い駒が少ない。
相手を追い詰めることより、いかに陣形を崩すかの勝負と言った感じだろうか。
魔理沙の向かいに座り直し、駒を並べ直して準備OK。

「よっしゃ、勝負開始だ!」









「ま、負けた……?
 『頭脳』を信条とする私が、知的ゲームで、魔理沙に敗北……?
 わ、私のアイデンティティが……わた、わたた……」

膝から崩れ落ち放心する私。
仰ぎ見た天井は焦点が合わず、ぼやけてハッキリ映らない。
体はかたかたと震え、蒼い瞳からこぼれ落ちる涙が止めどなく頬を濡らしていく。

「いや、そこまで落ち込まれてもな。
 一応私も数年やってるんだぜ。
 いくらチェスで強かろうと、さっきまで将棋の『し』の字も知らなかったヤツに負けたら私の方こそ立つ瀬がないぜ」

今の一戦を思い返す。
魔理沙の打ち筋はごく真っ直ぐな攻めであり、だいたい先の予測ができるようなものであった。
これなら特に問題なく──

ぱちん、と予想の範疇外の事態が起きた。
魔理沙に取られた駒が、私の陣に打ち込まれたのだ。
しかもわりと致命的な感じに。

「は? 何それ」
「何って……。あれ、言ってなかったっけ。
 将棋じゃ取った駒は好きなとこに打てるんだよ」
「ちょ、全然聞いてないわよそんなの!」
「そうか。じゃ今言ったってことで」
ゲームの根幹に関わることをさらりと流す魔理沙。
ついでに「それと将棋って時間制限あるんだよ。一手10秒までな」などと付け加える。

──結局、対処にまわる内に受け身にならざるを得ず。
そのまま押し切られてしまったというわけである。


「そもそも何なのよあのルール!
 取った駒が使えるだけじゃなく、好きなところに打てるなんて!」
「私に言われてもな」
「敵に捕まるどころかあっさり寝返って私を撃ちに来るとか
 裏切りもいいとこじゃない!」
「お前こそ何言ってんだ。
 戦って勝ち取ったならそいつのもんだ。当たり前のルールだぜ」
新たに淹れた紅茶を口にしながらしれっと言う魔理沙。

ああ、そうか。
魔理沙ルールですか。
このゲームは魔理沙度合いが高くないと勝てないとでも言うのか。

そう言えば、霊夢は魔理沙と並んで香霖堂の強奪常習者であるし。
その店主も拾った物に値段付けて店に並べてるような趣味人だ。
妖夢が落とした物に値段付けられて大変だったとか言ってたっけ。

……先に言っておくけど。
私も蒐集家で通っているが、少なくとも知り合いの所から強奪するような真似はしていない。
図書館で本を借りるときはパチュリーに許可を取っているし、返却もきっちり期限内。
香霖堂でもちゃんと対価を支払っている数少ないまともな客の一人だ。
魔理沙度は高くないのだ。
まあ、遺跡を見つけてそこから色々もらったりすることはあるが、
そのあたりは心に棚を作ってひとまずそっちに載せておく。


「だいたいお前だってそうだろ。
 前は敵だったけど、今じゃ私のもんじゃないか」

魔理沙が何やら不穏当なことを口走る。
さすがに聞き捨てならない。

「……はぁ!? 誰が誰の物ですって!?
 寝言は寝てからにしてくれない!?」

「何だ、違ったのか?
 じゃあもう一度撃ち落として、わかりやすいように私の名札貼っ付けてやるぜ」
にやりと不敵に笑ってソファから飛び降りると、帽子と箒を手にする魔理沙。

「弾幕上等よ! 表出なさい!」









──翌朝。

「ふぁ……」

だるい体を何とか起こすと、はらりと掛かったシーツがめくれて落ちそうになる。
半分眠った頭でも今の自分の状態は瞬時にわかり、反射的に動いた手がシーツの端っこを押さえた。

──私、素っ裸だ。

それだけで昨日の諸々が夢でなかったことも理解する。

「よ、おはよう」

隣に寝転がってにやにや笑ってるのは昨日私を撃墜したヤツだ。
お互いスペルカード3枚くらいまでは互角にやっていたのだが。
ふと、「あれ、これで勝ったら魔理沙が私の物になるの?」などと考えた瞬間、目の前が真っ白に輝いていた。

ああ、光が広がっていく……

墜落した私の所にやってきた魔理沙に「大丈夫か」と問われ。
とりあえず「ちょっと頭に血が上って油断しただけよ」と適当に言っておいた。
顔赤くなってたから他にごまかしようがなかったのよ。


魔理沙が私より先に起きてたということは、おやすみからおはようまで寝顔を見つめられてたということか。
……まあ、もうどうでもよくなってきた気もするけど。

「起きてすぐで悪いけど、朝ご飯よろしくなー」
「人使い荒いわね……」

ベッドから出て、投げ捨てられていた下着をもそもそと身に付ける。
見下ろせば、わりと自慢の白い肌に赤い所有印がちらほらと。
ひとつ、ふたつ……。
10を超えた時点でバカらしくなってやめる。
どうせ背中は見えないし。
朝食が済んだらシャワー浴びて汗とかいろいろ流そう。

「それと、今日はだな……」
「はぁ!?
 あんたあれだけ人をおもちゃにしておいて、まだ足りないっての!?」
弾幕その他で体力気力ともかなり減退してる今日の私。
て言うかコイツは人間なのに何でこんなタフなのよ。

「今日はいつも通り過ごしてもらってかまわないぜ」
「ほんと?」
「ああ、ただし──」

満面の笑みを浮かべる魔理沙。
ロクでもない予感しかしない私はそろそろ鍛えられてきたと思う。

「首筋のそれ、隠さないでな。
 誰かに聞かれても『いつも通りの私ですが何か』的な感じで自然に振る舞えよ」
「……本気?」
「魔理沙さんはいつでも本気がモットーだぜ」

頭が痛い。
神綺様、私何か悪いことしましたか。

「まあ、どうしても隠したいならこういう物がだな……」
取り出したるは革の首輪。
御丁寧に魔理沙と書かれた名札がぶら下がってる。
「……遠慮しておくわ」
「ちぇ、せっかく用意したのに」

期待はずれ、みたいな顔をする魔理沙。
何? その提案に私がうなずく余地があったとでも思ってるの?
もはやツッコミを入れる気力も無いわ。
もう今日は家に籠もって誰にも会わないようにしよう。

「いやならとっとと私に勝つこった。
 お前が勝つまで今のままだぜ」

最後の命綱までバッサリ断たれました。

……ほんとにどうしよう。
私が一方的に有利なことで勝負したところで納得しないだろうし。
昨日の今日で弾幕ごっこは体力的に御免被る。
魔理沙のフィールドに踏み込んで、なおかつ私が五分以上になり得ること──。
疲れ切った頭ではこれくらいしか思い浮かばない。
……昨日の雪辱もあるし、これでいいか。

そうなると今日の行動案は3つ。

1.図書館に参考になりそうな本を借りに行く
2.神社で特訓
3.香霖堂で特訓

1は速やかに却下。
この首筋さらけ出してあの魔女に会いに行くなど、カモがネギどころか鍋とダシ汁まで担いで行くようなもの。
姑のいびりよりねちねちとからかわれることを考えたら、
今すぐ閻魔に黒判決出してもらって地獄巡りでもする方が気が楽だ。

3……もないな。
店主は決して悪い人物ではないのだが。
デリカシーという単語が抜け落ちたような男に「おや、どうしたんだいそれ」とか尋ねられたら店ごと爆砕しかねない。
逆に露骨に目を逸らされたりしても、それはそれで顔面にブーツの雨を降らせてしまいそうだ。

消去法で2か。
上記二人に対することを鑑みれば、霊夢にからかわれる方が数段マシ。
奇跡的に私の心情を察してくれる可能性もなきにしもあらず。

脳内会議終了。
本日の行動予定は決まったので、とりあえず──

「なー、アリスー。ご飯まだー?
 腹減ったよー。早くしてくれよー」
「……わかった。わかったから胸揉まないで」

背中に抱きついて下着の上から遠慮無くわさわさやってる手をひっ掴む。

「……ねぇ、ひとつ聞きたいんだけど。
 あんた『勝ったら私の物』とか他の人にも言ってるの?」
「お? ヤキモチか?
 魔理沙さんが他の人を見るのがイヤなのか?」
背中にくっついてるから顔は見えないが、にやにや笑ってるのは容易に想像できる。

「安心していいぜ。
 これでも私はアリスひとす──」
「てりゃ」
渾身の背負い投げでベッドへお帰り。

「ええ、安心したわ。
 他の人があんたのワガママに振り回されてたら気の毒だもの」

足取りが少し軽くなった私は、朝食の支度をするべく寝室を後にする。
我ながら現金なものだ。

今日の朝食は多少豪華にしてやるか。




──博麗神社。
霊夢はいつものように縁側でお茶をすすっている。
その光景は、もはやそんな感じのオブジェとか言われても納得しそうなくらいだ。

「霊夢~。将棋の特訓してくれない?」
「別にかまわないけど。
 ……それより首筋の痕くらい隠したら?」
「う、うふフふ。な、何のことかしら。
 私はごく自然ないつも通りの私よ?」
「……そう。あんたもいろいろ大変なのね」

努めて平静を装った演技で察してくれてありがとう。
霊夢のやさしさに私と上海が泣いた。


その後。
神社が人妖集まる集会所であることを思い出したのは、小一時間ほど経ってから。
スキマ妖怪と鬼が揃って顔を出す頃であった。


私のバカ。
マリアリだっていいじゃない
     ジャスティスガンダムだもの
          なら書くしかないじゃないか!
                         あすらん

(訳:マリアリ分が不足してきた。なら自分で書けばいいじゃない)


魔理沙:A。アリス大好き。アリスの胸、略してアリぱい大好き。
    アリスと遊んだりアリスで遊んだりするのが三度の飯より好き。
アリス:C。お隣の世話焼きお姉さん。いじられるのがわかっていても、つい世話を焼いてしまう。
    そろそろ達観してきた。諦観かもしれない。

アリスかわいいよアリス。
初投稿がこんなのとかバカなの? 死ぬの? なんなのぜ?
死ぬときはアリスの膝枕がいいよ!
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コメント



0.3660簡易評価
9.90名前が無い程度の能力削除
きみはじつにエロイな(未来から来た猫型ロボット風に)
11.100名前が無い程度の能力削除
ナイス、エロス!(訳:いいぞもっとやれ!)
16.90名前が無い程度の能力削除
ジャスティスなら(ry
18.100名前ガの兎削除
イイヨイイヨー!
23.90名前が無い程度の能力削除
その日のうちに将棋で勝利するものの
結局、魔理沙のものでおちつくアリスまで読んだ。
25.無評価名前が無い程度の能力削除
いいぞもっとやれ
26.80名前が無い程度の能力削除
すんません失礼しました
30.100名前が無い程度の能力削除
よくやった!!褒美に俺の尻枕で寝るといい。なあに遠慮は要らないさ。
34.100名前が無い程度の能力削除
最近不足しがちの糖分を補えました
37.90名前が無い程度の能力削除
首筋の痕www
38.100名前が無い程度の能力削除
負かされたから負かして、
   負かしたから負かされて、
      それでほんとに最後はアリマリになるのかよ!
                    かがり・ゆら・ざら

麻雀で運命操作をして、チェスではしない!流石はカリスマw
42.無評価名前が無い程度の能力削除
アリスが魔理沙に好意を持っていると思われる表現がありますが、
これって東方の公式設定と矛盾しませんか?
43.100名前が無い程度の能力削除
そう言えば2つ前は釣りの話だったなあ・・・特に関係ないけど。

将棋で持ち駒について説明しないのは酷いと思いますw
二歩どころか成りすら説明してないんだろうな・・・
44.100名前が無い程度の能力削除
アリス可愛いよアリス。GJ!
47.100名前が無い程度の能力削除
ふむ、なかなかエロイ
60.無評価名前が無い程度の能力削除
将棋ファンなので、こういうお話はちょっとうれしかったりします。ありがとうございました。
63.100名前が無い程度の能力削除
ふむ私と同じ道を進む者がいたとわな。
マリアリっていいよね!
68.10名前が無い程度の能力削除
なんだかなぁ
70.10名前が無い程度の能力削除
露骨な肉体関係まで書くなら注意書きに一言欲しかった…
精々キスくらいだろうと思ってたら大ダメージだよ
73.100名前が無い程度の能力削除
アリスかわいよアリス。
83.100名前が無い程度の能力削除
いちゃこらいいじゃない。
これはいいマリアリですわ。
87.70名前が無い程度の能力削除
広がらないなら、チェス(紅魔館)の部分は別にいらなかったんじゃ?
96.100名前が無い程度の能力削除
実に2828しましたw

私は、「犬猿の仲と豪語しつつ異変の時には必ず魔理沙をパートナーに選ぶ原作のアリス」なら
この仲良くなってるって設定もアリだと思ます。
あくまでゲームをプレイした上での感想ですが。