余計な前置きなんかは無視するとしてだ。なんて言うか夏だ。
今の気持ちを一言で言ったなら暑い。とにかく暑い。
暑くて死ぬぜなんて言った奴はだれだ? おいおい、そりゃ私だ。そんなどうでもいい突込みを自分に入れるくらい暑いったらない。
「冬は着膨れでだるまになればいい、としてもだ。夏はこれ以上どうしろってんだか」
脱ぎ散らかした私の帽子や服やスカートが、まわりに派手に散っている。
とりあえず一応自覚だけはしている我が家のエントロピーとやらが、また少し増えたのは確かだ。
「まあ、こんな姿は知り合いにだけは見せらんないなー。特に霊夢とアリス」
人前じゃ常にいつものスタイルで通している私だって、そりゃあ自宅じゃ好き勝手している。
涼しい顔してたって、暑いもんは暑いんだぜ。
なんだかんだ言って長い付き合いになってる二人だからな。……風邪でもないのに頭に氷をのっけてしかも下着にぱんつだけで寝そべってる格好見たらどんな顔するやら。
いや違った、私がどんな顔になるやら。
「しかし、氷もすぐに溶けてダメになるな。確かどこかの本に溶けない氷の作り方が書いてた気だけはするんだが、何て本だったやら」
ソファーから体を半分だけ起こして近場の本の山に手を伸ばそうとしたが、ドサドサと山が崩れる音が部屋に響く。今日だけで同じ事を3回はやった。今のが4回目。
自慢じゃないが、置き場所がわかっていてもすんなり見つかるのは稀なのがうちだ。場所どころか本の名前も良くわからん本を一から探してたら、間違いなく見つかる頃には夏が終わる。
流石に無駄な努力をするのは気にいらない。まあ、だからと言って何もしないのもなんだから努力したフリだけやってるわけだ、やる気無いからすぐ終わるが。
それからしばらくの間ぼーっとしてたんだが。
そんな夏のくそ暑い時に、いきなりかん高い声が一つやって来た。
「たのもー!」
何てーのか、私も欠片も予想しなかったアホな掛け声に頭にのってた氷袋……というか既に水袋だが、それが頭からずり落ちた。
「わざわざ私、チルノさんがあんたの家まで来てやったわ。いつか湖で墜とされた借り、今日こそのしでもなんでもつけて返してやるわよ黒いのー!」
蝉よりも遥かにやかましいチルノの声が窓を突き抜けてこっちの耳にも届く。
おいおい、マジですか。こんなくそ暑い日にご苦労なこった。
「こら、いるのはわかってんだ出てこーい!」
「私はいないぜー」
だるさ120%の台詞を返してみる。
「やっぱりいるじゃん! そっちが来ないんならこっちからドア破って行くぞー!」
相変わらず氷精とも思えん無駄に熱い奴だな……。
というか、いるのはわかってんじゃなかったのか? やっぱりってなんだ、やっぱりって。
「しゃあない、少しだけ待ってろよ」
暑いのが8割、暇なのが2割。せめて2割くらいは解消しようと思って立ち上がる私だったが、それと同時にドアが派手に吹っ飛んだ。
せっかちな奴だな……まあ派手なのは良い事だが。
「おいおい。あんまり早いのは女の子に嫌われるぜ?」
「さあ、こっちから来たわ。今日こそ泣かせてや……」
ずかずかと入ってきたチルノの動きが固まる。
「なんだ? 急に氷の妖精らしく固まってみたくなったのか?」
「……」
反応が無い。ただの屍じゃないはずなんだけどな。
「おーい」
「……! 黒いの、あんたなんて格好してんのよ!」
びしっと指を指されて、はたと気が付いた。
上が薄手の白い下着1枚、下は水玉ぱんつ一丁。……おう、中々やばいなこれ。着替えるのをすっかり忘れてたぜ。
「あー。まあ、色々あってな」
ここに至って私、霧雨魔理沙はちょっと考える。どんなにくそ暑くてダレ気味の私だって、そりゃチルノには絶対勝つだろう。
問題はその後だ。霊夢の奴とこいつが顔を合わせたらどうなるか。ちょっと予想。
『あら、冷たいの。一体何の用?』
『あの黒いのと知り合いでしょ、あんた。少し前、ちょっとあいつの所に行ったんだけどさー。もう凄いの何のって』
『へー。……良かったら上がってく? 私もそれなりに暇だし』
『随分親切じゃん。あのさ、実はー』
とかなんとか負けた腹いせに言いふらしまくるに決まってる。んで速攻でアリスや他の連中にも伝播して、我が家に乗り込んできて容赦なく笑いまくるだろう。
パチェあたりは血相変えて飛んで来そうだし。うむ、もの凄い恥だな。
じゃあどうする。わざと負けてみるか?
『あの黒いのにとうとう勝ったわよー! やったやったやった~!』
とか、やっぱりこいつは言いふらしまくるな。んで、きっちり恥になる。どのくらい恥かって、チルノのEasyアイシクルフォールの失敗が記録に残るくらい恥だ。ん、記録って何だ?
まあ早い話が。どっちもロクでもない。さてどうしたもんか。
その時、ピンといい方法が浮かぶ。口封じと、さらには涼みまで同時に行えるまさに名案。あんまりやりたくはないけどな……まあ、チルノ相手だったら後々でも冗談で通じるだろうし。
「いや、実は前からお前に言おうと悩んでいたんだが……」
右手は口元に、そしてちょっと下を向く。大体38度くらい。
ついでに顔までほんのり赤くしてみる。
「な、何よいきなりマジな顔して。そんな事より早く服着なさいよー!」
おーおー、慌ててる慌ててる。でも本番はこっから先だぜ。
「私に全部言わせるなって……わかってくれよ『チルノ』?」
そして、ちらっとチルノの顔を見てすぐに下を向く。ついでに両手を下ろして膝のあたりでもじもじと動かす。服を脱いでたシチュエーションを最大限に使った併せ技だ。
まあ、実際はただの偶然を利用してるだけなんだが。
「!」
お。チルノの奴がまた固まった。
考えてみれば相当久しぶりに、チルノの奴を名前で呼んだ気がする。しかも、こーゆーシチュエーションで言う事になるとは思わなかったが。
「きゃ、却下却下きゃっかー! 私はそんな事言われる為に来たんじゃな……わきゃあっ!」
チルノの言葉を途中から強引に遮る感じで、抱きついてみる私。
おー冷たくて凄く気持ち良いなやっぱり。
「こら、は、離せー!」
んー。もうちょっとだけこのままでもいいな。なんて考えて、さらにぎゅっとぎゅっと。でも本当に涼しくて良いな、これは。
「……ダメか?」
ついでにちょっと目じりに涙まで浮かべてみたりしている内に、段々チルノの抵抗が減ってくる。
「……や、だ、ダメだってば……」
しかしチルノの奴も、そこまで顔を赤くしなくてもいいだろうに。見ていて面白いけどな。
んでまあ。私も当初の予定じゃこの辺りまでのつもりだったんだが……。ちょっと悪ノリしてみたくもなったりして。
「ねえ、ちょっと冗談きつすぎよ、離してって……んー!!」
「ん……」
これが本当の口封じってやってみたかっただけなんだが、ちょっとチルノとキスしてみる私。
勢いとその場のノリとはいえ、チルノとキスするとは思わなかったぜ。ちょっとだけ反省だな、何て言うか爪の垢くらい。
「ぷはっ! ……な、なななな……」
「急にごめんな。まあ……考えてみてくれ。それから、な。今日のことは誰にも言うなよ」
「わ……私帰るっ!!」
それだけ言うとチルノの奴は顔を赤くしたまま、いつもの倍くらいの速さで飛んでいった。
目的は一番最後の台詞を言いたかっただけなんだが、その割に相当色々な事をやった気がする。まあ目的は達した事だし良しとするか。
空を見てみると、多少は時間も経って日も陰ってきていた。
「最近暑くて寝不足だしな……昼寝でもするか」
さっきまでの事をとりあえず忘れて目を閉じる。
新しく引っ張り出してきた頭の上の氷は、チルノのほど気持ち良くは無かった。
……でだ。話はこれで終わる……はずだった。はずだったんだが。
それから1週間くらいして。
「そういえば魔理沙。最近良くこの辺りで見かけるんだけど、チルノの様子が変なのよねー」
霊夢の神社を冷やかしに行った所、霊夢からそんな言葉が飛んでくる。飲んでいたお茶を一瞬噴出しそうになったが、どうにかこらえた。
「ほう、どんな風に変なんだ?」
「それがねー。うちに来るなり空でうろうろして、何か言いたそうにしてるから声かけたらあっという間に飛んで行っちゃったりして。もう3回くらいかしら。魔理沙、何か知ってる?」
「いや、これっぽっちもすっかりさっぱりだぜ」
ちょっと焦ったせいか、良くわからない台詞になる。……おいおいおい、まさかアレ本気にしたとか言うのはやめてくれよ。
「どんな日本語よそれ。あら、チルノ」
「ん?」
霊夢が指差した方向を見ると、確かにチルノがいた。ただ、飛び方がどうにも危なっかしいな。あれじゃ落ちるぞ……。
ゴン!
「きゃあー!」
そう思ってたら本当に木に当たって、私達のすぐ側にチルノが降って来る。
「もう。何なのよあんたは、うちの周りでうろうろと」
「いたあ……う、うるさいわね、私がどこ飛んでたっていいじゃな……!」
チルノが私のほうを向いてすぐ、固まった。
「よう、久しぶりだな」
普通に挨拶をしてみる私。が、チルノの顔がどんどんトマトのように赤くなる。
ははは、まさか……な。
この期に及んでまだ楽観視していた私に、それからすぐ現実がびしっと突きつけられた。
「あ……あのさ魔理沙」
「ぶ――っ!」
お茶を傾けていた時にいきなり名前で呼ばれて、今度こそ止まらず一気にお茶を噴き出した。
やばいぜ。チルノに名前で呼ばれたのなんて、自慢じゃないが初めてだ。
縁側に立てかけていた箒をちらっと見る。いざとなったらすぐ逃げるしかないな、これは。
「うわ、何やってんのよ魔理沙!」
「いや、ちょっと器官に入ってだな……」
けほけほとまだむせていると、チルノがそっと背中の方にやって来た。
そして、トントンと背中を叩く。
「何やってんのよ、大丈夫?」
おまけに、心配そうにこっちを見るというおまけまで付いてくる。……一瞬、全身に寒気が走った。弾幕よりもよっぽどこっちの方が怖いぞ。
「……?」
げ、霊夢が横で首かしげてやがる。まあ、雰囲気が変だから当たり前なんだが。
そんな周囲などお構いなしで、チルノは言葉を続けていく。
「でさ。あれから1週間考えたんだけど……」
やばい、これはやっぱりアレだ。……逃げるしかないぜ。
横の箒を掴んで飛び上がろうとする私だったが……チルノの奴が服の裾をつかんでいた。
『……待て。待ってくれ。せめて、他の連中の前ではそれを言ってくれるなー!』
そんな絶叫も、口に出すわけにはいかなくて我慢するしかないんだが。
しかし、チルノの台詞は私の予想とは違っていた。
「やっぱりいきなり急にそういうのは、何だか違う気がするんだよねー」
それを聞いて、全身から力が抜ける。はは……は。
流石にそんなバカな事言うわけないわな。仮にも女同士だってのに、あんなの本気にする訳なんか無い。私とした事が何を取り乱してるんだか。
そう思った。しかし……だ。
「だからさ、時間をかけてそこまでなれればいいかな……って」
初撃は実はフェイントで、本命は次だった。あったりまえだが、一度安心したせいで避けきれずにもろに食らう。
「で、これからは魔理沙って呼んでいいかな……? さっきも呼んだけどさ」
そしてチルノが私の方に寄ってくる。いや、来るのはいいぜ来るのは。
照れて頬を赤く染めてさえいなきゃ。
「こ、こら、やめろ。私にそんな趣味はないぞ!」
「別にいいんじゃん、紅白の前だからってそんな恥ずかしがらなくてもさ」
だ、ダメだ。チルノの奴完璧にアレ本気にしやがった。
くそ、どうする!?
「あのさ、魔理沙。できたら説明して欲しいんだけど? できなくても説明してもらうけど」
「そ、そうだな……できるが説明しない、これでいいか?」
「良いわけないでしょ」
当然のように霊夢の奴がしっかり聞いてくる。しかもにこやかに。
冗談よしてくれ、誰が答えるか誰が。
「えー。少しくらい教えたっていいじゃない。魔理沙ったら、いきなり私に抱きついてもがっ!」
チルノの口を強引に塞ぐ。むろん手でだぞ、手で!
「魔理沙、あんたまさか……?」
「んじゃ私は帰るぜ、じゃあな!」
ここまで徹底的に状況が混乱した以上、もうやる事は一つっきゃない。
チルノを強引に後ろに乗せて、全力で箒を飛ばす。
「こら逃げるなー、気になるじゃないの!」
「逃げるなと言われて逃げないバカはいないぜ、霊夢ー!」
まあ何て言うか。あまり暑いからと言って、手っ取り早く涼もうなどと考えるのはロクでも無い事になる。
要するに、それが今回の教訓だ。ん? 私とチルノがそれからどうなったかって?
「おーい、魔理沙。遊びに来たよー」
「だからなあ。この間のあれは冗談だって何度言えば分かるわけだ?」
「もう大丈夫大丈夫、そんな照れなくても分かってるって」
「人の話を聞けよ……」
……それは聞いてくれるなって。
【続かない……と思う】
初めの入りが特に。
これからも頑張って下さい。期待しています。
あと、僭越ながら誤字指摘。
『紅魔境』→『紅魔郷』。
さて感想を。
いや、夏ですねー。特にチルノの頭の中が(笑)。こんな状況を説明しろと言われても、そりゃ魔理沙でなくとも困ります。けど逃げたって、次に霊夢と会った時にも間違いなく説明を求められるだろうに。どうするんだ魔理沙?
あと、誤変換の指摘を。
・『器官』→『気管』
まあ、呼吸器官なので間違ってはいないですが、一応。
とりあえず応援しておきますね。
チルノ頑張れ!(ぉ
ラジオドラマのように、セリフに頼りっきりのほうがうまくまとまったと思います。その意味では、三人称一元視点のほうがラブコメ度もアップしたんじゃなかろうかとも思えますが、魔理沙が面白すぎるのとチルノが可愛いのとでぜんぜんOKです(笑)。
東方は設定やバックストーリーが希薄な分、書きやすいと思っているのは私だけですかそうですか…(お前のはやりたい放題だという突っ込みは無しの方向で)。
さすがおてんば恋娘ですね、恋愛になると賢い。
魔理沙も相当面白かったです。
案外バカそうだから?いや、実際バカなのかw
あそこまで本気にされるとこっちが照れてくるぜ。(お
チルノって案外一途かもね・・・
ところで魔理沙に連れ去られたチルノはどうなったんだ?
まさか!?あっちの世界に・・・!?(どんな世界だよw)
(完成した物では)実質これが東方SSの処女作ですから反応がドキドキだったんですよ、実は(汗)そんな訳でレスです~♪
>斑鳩さん
書き出し(も)ベタな私ですが、今回は珍しくすっと入っていけそうな書き出しで書けたなぁ……と思ってました。どうもありがとうございますー。
そして……レミリア様ごめんなさい(汗)←紅魔郷の誤字
>いち読者さん
とりあえず、別人のフリしてレス書こうかとも思いましたが、完膚なきまでにバレバレなんでやめときます(苦笑)でも夏ですねー本当。チルノの頭の中は真夏です、いや全く。……私の頭も多分真夏です、年がら年中(ぉ)
正確にはチルノは魔理沙に抱きしめられて温められたせいで、ぽわぽわしてます(笑)魔理沙がどうするかですか~。ネタは一応ありますが、続き書いた方がいいですかね? 百合っぽくなりそうで怖いですけれど(汗)
なお、器官は誤字です。すいませんー。書いてる時に
「あ、これ違う。直さないと」と思ってたんですが、丁度その時にネタが頭の中で固まって一気に書き上げて……その後直すの忘れてました(汗)推敲ちゃんとやれ、私ー!
>EXAMさん
感想ありがとうございます。私も勘違いSS大好きですー。そして、勘違いがそのまま本当に発展するのはもっと大好きですー(ちょっと待て)
チルノ共々わたしも頑張ります、はい(笑)
>ライドさん
いいですよねー、魔理沙。でも、これからさらにすごい事にっ……!(ぉ)
>MUIさん
ええ、実はその通りなんですよ。元来一人称を主体に書いてた私が、つい最近三人称もかなり書くようになったとはいえ、まさか「一人称で書いていて書き辛い!」などとぼやく日が来るとは思いませんでした。三人称一元視点の方が、まず間違いなくこの倍はラブコメ比率はUPしただろう事は疑いありません(笑)
ただ、今書いている東方の長編2本(橙が主人公の長編と、プリズムリバー三姉妹の話ー)が両方とも三人称なんで「今度こそ一人称で東方処女作を書くぞ!」という事で無理に一人称に仕上げました。
ちょっと後悔もしてますが、楽しかったからまあ良いかとも思ったり(笑)気にいって頂けたようで嬉しいです、ありがとうございましたー。
※今だに書いている、私の東方処女作である橙の長編は執筆総時間が200時間楽勝でオーバーしてて現在57KBなのに、今だに終わる気配が見えません。電撃に送ったオリジナルの方がかけた時間少ないという(汗)やりたい放題って事は無いと思いますよー、私が変な所まで気にしすぎなんでしょう、間違いなく(苦笑)
>MSCさん
おおぅ! 実はこの話、チルノのテーマ曲である「おてんば恋娘」のイメージをこめて……というのが裏テーマなんですよ。まさかバレるとは思いませんでしたが(笑)魔理沙もチルノも、書いてて凄く楽しかったですー。……でも続きどうしようかな……(汗)
>RIMさん
チルノは、まあバカかそうじゃないかと聞かれたらまず間違いなくバカだと思いますです。
が、そういう子(妖精)に限って思い込んだら一途だったりするんじゃないかなー、と。すいません、こういうの思いっきり私の趣味です。ちなみに、書いてて作者も照れました(笑)
>電脳の狭間に生きる者さん
はわわっ! ま、参られるほどのものでは(ぺこぺこ)
魔理沙とチルノがどっちの世界に行くのか……やりすぎるのも何だと作者は思ってますが、でも幻想郷ですからね。……百合もコミでなんでもありなのかなー(ぉ)
ぜひ書いてくださいハァハァ
会話だけでなく地の分からも笑いがずばんずばんと撃ち出されてきます。
どれもストライク、剛速球に三球三振の山を築き上げてしまいました。3アウトじゃたらねえ、延長戦もってこーい。面白すぎてちょっと錯乱中。
すごく書き慣れた文だなあという印象を受けました。
一人称は書き辛かったと仰られていますがそんな事は無い、上手な描写であったと思います。
そして何より、チルノが可愛い。もうたまりません。
自ずと長編にも期待が高まってしまいます。頑張ってください。
>200時間楽勝でオーバーしてて
( Д ) ゚ ゚