Coolier - 新生・東方創想話

あまりにもオチが読める? 東方日本昔ばなし

2008/09/12 16:22:27
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 ※タイトル通り
 ※短編集形式
 ※下品、黒いオチあり!
 ※唐突に終わることあり
 ※間違ってるよ!(内容的な意味で)
 ※基本は一人一役ルール
 ※昔話の本人も登場(ルールの都合上)

 それでもよければさぁ来なさい!




 ●桃太郎

 桃太郎・れいむ
 鬼のリーダー・知っている人は知っている誰か
 本人出演・おじいさん、おばあさん、犬、猿、キジ、鬼


 むかーし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
 ある日おばあさんが川に洗濯へ行きますと、川の上流からどんぶらこ~どんぶらこ~と大きな桃が流れてきました。
 おばあさんはその桃をさっそく家に持って帰ると、おじいさんが帰ってくるのを待ってから桃を真っ二つにしました。
 すると。

 「ちょっと! いきなり真っ二つとか無いんじゃない!? 白刃取り失敗してたら死んでたわよ!」

 中からは腋を出した巫女服のかわいらしい紅白少女が生まれたのです。
 おじいさんとおばあさんはその女の子を桃太郎と、明らかに女の子でしたが桃太郎と名づけて大層可愛がりました。
 桃太郎は基本めんどくさがりやでしたが、そこそこ手伝いをして三人仲良く暮らしていたそうな。
 そんなある日。
 最近、人里に鬼がやってきて悪さをするという話が広まり始め、その話は桃太郎の耳にも入ったのです。

 「鬼? めんどくさ」

 桃太郎は本当にめんどうくさそうでした。
 しかし、放っておくとおじいさんと、おばあさんにも被害が及ぶかもしれないのでしぶしぶ鬼退治に行くことにしたのです。
 桃太郎はキビ団子などのお馴染みのアイテムを貰うとだらだらと鬼退治に向かうのでした。
 途中道中で会った犬、猿、キジにキビ団子ひとつやるから着いて来いと桃太郎はお願いします。

 「はぁ? キビ団子一つで命かけろだぁ? 馬鹿言うなよわん。そんな大事な事頼むならもっとマシな報酬用意しろわん。例えばその腋をなめさギャバァ!!!」

 犬、猿、キジ達は快くオトモを引き受け、そして桃太郎一向はついに鬼が島についたのです。

 「えーと、鬼の皆様。死にたくなければ奪った宝物をよこしてさっさと悪さをやめなさーい」

 桃太郎が鬼達の本拠に降服をせまると、鬼達の中からリーダーらしき者が進みでてきました。
 その者は女で、長い髪に三角帽子をかぶっていて足がありません。
 そして鬼のリーダらしき女は桃太郎に言いました。

 「わたしゃまだいるよ。いるんだよ」

 そう言うとどこか達成感あふれる表情で天に昇っていきました。
 その様子を見ていた桃太郎一向と鬼達は皆泣いていました。
 覚えてる人は覚えてるよと。今度こそは復活できるといいねと。
 その後桃太郎は鬼達と話し合いの末、和解しましたとさ。




 ●狼と狐

 狼・れみりあ(狼耳)
 狐・さくや(狐耳)
 家の人・めいりん


 むかーしむかしあるところに、大層腹をすかせた狼が歩いていました。
 腹の減った狼は普段から仲のいい狐に何か食べ物を手に入れる方法は無いのかと尋ねました。

 「なあ、狐どん。何かおもしろいことはないかしら」
 「お嬢様。今の話の流れですと何か食い物手に入れる方法はないのかね? が正解です」
 「お嬢様ではなく狼どんでしょ。だって、お腹なんてすいてないもの」
 「それは私がおじょ、狼どんにひもじい想いをさせる筈がありません」
 「あー話が進まないから」
 「申し訳ありません。おっほん! それなら狼どん。人里にいってみましょう」

 そんな訳で狼と狐は人里に下りて一軒の民家を覗いてみた。
 すると中では家の人がおいしそうなあんころ餅をせっせと作っては桶につめていました。

 「わぁ! 本当においしそうね。さっそくあいつをボコしていただくわよ」
 「お待ちを狼どん。それでは危険が大きくゆっくり食事もできません。ここは夜まで待つのが得策です」
 「えー!? 夜まで待ちたくなーい。それにアイツが食べちゃうわよ」
 「その点に関しましてはご安心を。あのあんころ餅は明日のお祭り用です。少なくとも明日の朝までは無くなることはありません」
 「でーもー」
 「ふぅ。しょうがありませんね。では時間を止めて」

 あっという間に

 「はい! 夜になりました」

 さっそく狼と狐は正面から家に入ろうとしましたが戸は開きません。
 しかたがないので別の入り口を探し、格子窓の隙間からなんとか入ることが出来ました。
 そして狼はすぐに桶を開けるとあんころ餅を食べ始めます。

 「もぐもぐ。うーん、甘くておいしいわ。むぐむぐ」

 それはもう物凄いいきおいで食べています。
 しかし、狐はすぐに食べず、狼の食事風景を見てでた鼻血をおさえながら家の様子をよく観察し始めました。

 (戸が開かなかったのは石臼が邪魔だったから。ほかに出口は…最初に侵入したせまい格子窓だけと)

 やがて観察が終わった狐はやっとあんころ餅を食べ始めました。

 「あら! これはこれは」
 「もぐもぐごっくん。ぺろっ」

 しばらくあんころ餅を食べ続ける二匹でしたが、狐は狼のあまりの食べっぷりが心配になってきました。

 「あのー狼どん。そんなに食べたら動けなくなるのでは」
 「むにゃむにゃ、大丈夫よ大丈夫」

 狼は狐の忠告にちっとも耳を貸しません。
 そのうち狐はもってきた風呂敷にあんころ餅を数個入れては格子窓から外に出るという行為を繰り返し始めました。
 そんな狐に狼は目もくれずひたすら食べ続けました。
 やがて、あんころ餅を最後の一個を残して平らげた狼はお腹いっぱいで動けなくなっていました。

 「けぷっ。あぁ甘くておいしかった。狐どんお茶ー」

 その時です。
 うっかり狼が蹴ってしまった桶が立てかけてあった農具を将棋倒しでなぎ倒してしまいました。

 ドンガラガッシャーン!

 「まずいです! 逃げますよ狼どん!」

 狐は急いで格子窓から逃げ出しますが。

 「ううっぷ。お腹いっぱいで動けない…お茶ー」

 食べ過ぎた狼はその場から動けないようでした。
 そんな中家の人が起きてきてこっちに来ます。

 「狼どん! 私が忠告したのに自業自得ですよ!」

 狐は外に出ると外に出したあんころ餅いり風呂敷を持って逃げ出しました。
 しかし、しばらく逃げると狐は足を止めました。
 狐の脳裏に浮かぶのは家の人に捕まった狼があんなことやこんなことをされている光景。

 「駄目! やっぱり置いていけない!」

 道に赤い模様を描きながら狐は家に引き返したのです。
 そして格子窓から家の中に入りました。

 「狼どん!」

 そして狼は…

 「おいしかったわ。はいお金」
 「へいへい、喜んでいただけたようで狼様」

 家の人にお金を払っていた。

 「…えぇ?」

 ボーゼンとする狐に気がついた家の人は狐の手をつかむと聞いてきた。

 「あなたもあんころ餅食べましたよね? お金払ってください」
 「いえ、その、なんで狼どんはお金もってるんですか?」
 「そりゃあご馳走してもらうならお金は払うのが普通でしょ」
 「野生動物が!?」
 「その様子だと狐さんは食い逃げする気だったと。それはいけませんね。お金がないなら体で払ってもらいます」

 ニヤンマリとイヤらしく笑う家の人を見て、己の身の危険を感じた狐は狼に助けを求めます。

 「お、狼どん! 私の分も払ってくださいませんか? 一生かけても返しますから!」

 しかし狼は首を横にふります。

 「ごめんなさい。自分の分しか用意してなかったわ」

 そしてがんばってねと狐に声をかけると狼は格子窓から出て行ってしまいました。

 「さあ、かわいい狐さん。あっちに布団敷いてありますからね。ヘッヘッヘ」
 「お、狼どーん」

 狐の叫びは虚しく響くだけでしたとさ。




 ●舌きり雀

 雀・みすてぃあ
 おばあさん・ゆうか


 むかーしむかし、おばあさんがのりをお米で作っていました。
 するとかわいらしい雀がおいしそうな匂いにつられてついついお米を食べてしまいました。
 それを見つけたおばあさんは怒って雀をぐるぐる巻きにしてそのかわいらしい舌をつまむとはさみでちょん切ろうとします。

 「ふふん。かわいい雀さん、あなたがいけないのよ。私が一生懸命作ったのりを食べてしまうから。だからこれはお仕置きなの」

 そう言うとおばあさんははさみに力を込めようとしますが。

 「ひんひん」

 うるうる。

 「うぐ!」

 雀はそのかわいらしい瞳を潤ませおばあさんを見つめます。

 「ひんひ~ん」

 うるうるうる。

 「そ、そんな目で見たって許してあげないんだから!」
 「ひんひんひ~ん」

 うるるるるるん。

 しばらくおばあさんは雀の舌とはさみを持って震えていましたが。

 「む、む、無理よ!! やっぱりこれはやりすぎよー!!!」

 そう叫ぶと涙をきらめかせながら何処かへ走っていってしまいました。

 「た、助かった~」

 ぐるぐる巻きにされたまま雀がホッとしているとおばあさんが涙をきらめかせながら戻ってきました。

 「私に出来るお仕置きといったらこの程度」

 そう言うとおばあさんはまた雀の舌をつまみだし、そこに練りワサビをにゅるんと塗りました。

 「!!!!!!?!?!??~」

 声にならない声をあげた雀はこれに懲りて二度とおばあさんが怒ることをしませんでしたとさ。




 ●花咲かじいさん

 おじいさん・あや
 ポチ・もみじ


 むかーしむかし、おじいさんは一匹の白い犬を拾い大事に大事にかわいがりました。
 ある日おじいさんが山にポチと一緒に薪を拾いに行くと突然ポチが地面の匂いをかぎ始めました。
 そしてある場所で止まると。

 「おじいさん。ここ掘れワンワン!」

 と話しかけてきました。
 お尻をふりふり、尻尾はぱたぱたとおじいさんのほうへ向けて。
 そのかわいらしいポチを見たおじいさんは

 「かわいいー! も、もう我慢の限界です。いただきます」

 ポチに襲い掛かりました。

 「あっ、そんな、駄目ですおじいさん! わふぅーん!!」

 その時、桃色花空間が咲き乱れたそうな…




 ●雪女

 雪女・れてぃ
 みのきち・しずは
 もさく・みのりこ


 むかーしむかし、猟師のみのきちともさくは突然の吹雪に襲われ、たまたま見つけた木こり小屋の中で吹雪が収まるのを待つことにしました。
 夜になり吹雪も強くなった頃、木こり小屋に近づく影があります。
 それは雪女という恐ろしい妖怪で、道に迷った人を凍え死にさせてしまうのです。
 雪女は木こり小屋に近づくと戸を開けました。
 みのきちともさくはどうなってしまうのでしょうか?

 「姉さん。吹雪うっとしいね」
 「姉さんじゃなくてみのきちつってんだろ。まぁいいや」
 「冬とかいらないよね」
 「秋だけあればいいよなぁ」
 「私、もしも神になったら季節を秋だけにする。そう思っていた時期がありました」
 「現実は非常だなぁ。人気投票とか」
 『…あはは』

 くらーい顔でくらーい話をする二人を見て、雪女は呟きました。

 「(場の空気が)寒いわー」




 ●むこの肝だめし

 若者・ようむ
 娘・ゆゆこ
 長者・ようき


 むかーしむかし、さびしいところに長者がすんでいました。
 長者には一人の絶世の美人である娘が居ました。
 長者は娘に相応しいイイむこはいないものかといつもそればかりを考えていました。
 その噂は瞬く間に広がり村々から我こそはむこに相応しいという若者が日々長者の屋敷へ訪れました。
 しかし、長者屋敷に泊まった若者達は一日泊まるとすぐに逃げ帰ってきてその皆が「あそこはバケモノ屋敷じゃ!」と言うのでした。
 ある日、嫁は欲しいけれど臆病な若者が長者の屋敷に向かっていました。
 その若者は噂のバケモノ屋敷にビクビクしていましたが、どんなバケモノでも落ち着いて見れば正体が解って恐くなくなるという教えを思い出してなんとか踏みとどまっていました。
 若者が屋敷につくと長者が出迎えてくれて「今日は娘と一緒の部屋に寝なさい」と言って、部屋に布団を並べて用意してくれました。
 そして夜になって若者が横になると、長者の娘も布団に横になります。
 その娘は若者に向かって微笑みましたがその笑顔の愛らしいこと愛らしいこと。
 若者は顔が熱くなってなかなか寝られませんでした。
 夜もふけてきてさすがに若者が眠くなってきた頃突然娘が立ち上がりました。
 そして音も無くどこかへと歩いていきます。
 気になった若者はこっそりと娘のあとについて行くことにしました。
 外にでた娘が行った先はなんと墓場。
 バケモノ屋敷の噂を思い出してブルブル震える若者がこっそり見守る中、娘は新しい墓を掘り始めました。
 墓から桶が出てくると娘は蓋を取り外して、中にはいっていた死体の腕を掴みます。
 そして、なんと娘はその腕を食べ始めたのです。

 「バ、バケモノ屋敷の噂は本当だったみょん!」

 若者は恐ろしさのあまりに逃げようとしましたが、腰が抜けて動けません。
 その時でした。
 若者は落ち着いて見ればバケモノの正体が解って恐くなくなるという教えを思い出し、恐い気持ちを抑えながら今だ死体を食べる娘を観察します。
 すると、娘が食べている死体はよく見ると、死体そっくりのお菓子ではありませんか。
 これは長者のむこ選びに仕込んだ肝試しであることに気がついた若者はホっとして、娘のほうに近づきます。

 「いやぁーたまげた。あなたが本当に死体を食べているのかと思いました」
 「ウフフ、これはお菓子よ。私、逃げ出さなかったあなたの勇気に感服しました。どうかおむこに来てくださいな」
 「ええ、喜んで」

 そうして娘は死体の形をしたお菓子を若者に勧め、若者が食べるととてもおいしいお菓子でした。
 仲良くお菓子を食べ終わり若者が娘の手を引いて帰ろうとすると。

 「あら、まだ私は食べたいわ」

 そう言うと娘はまた新しい墓を掘り出して一抱えほどある桶を掘り出すと今度はカレーが入っていました。

 「娘さん。さっきのお菓子も大層な量がありましたが、まさかまだ食べるおつもりで」
 「そうよ。私少し大食いなもので」

 娘はあっという間にカレーを平らげるとまた新しい墓を掘り出すと今度の桶にはチャーハンが。
 そしてボーゼンとする若者の前でまたもやペロリとチャーハンをたいらげるとまた新しい墓を掘ります。

 「こ、この娘…食べすぎにも程がある!」

 その娘の底なしの食欲に若者は先ほどとは別の恐怖を覚えました。
 しかしもっと恐ろしかったのは、そんな娘の食いっぷりを見てカワイイと思ってしまっている自分の感性だったとさ。




 ●貧乏神と福の神

 貧乏神・ひな
 本人出演・わかもの、そのおくさん、福の神


 むかーしむかし、ボロい家に一人の若者が住んでいました。
 若者は決して怠け者では無かったのですが、どれだけ働いても暮らしが楽になることはありませんでした。
 その理由は若者の家の屋根裏にかわいらしい貧乏神が住んでいたからです。

 「どうも。私、今回は貧乏神です」

 そんなもんで、若者はすっかり働くのを諦めてしまい一日のほとんどをボーとして過ごすのでした。
 ある日、そんな若者は一人のかわいらしいお嫁さんをもらいました。
 この嫁さん相当な働き者で、若者が起きる頃にはご飯の準備をして昼間もよく働きました。
 若者も嫁さんに負けていられないと仕事に精を出すようになりました。
 さて、そうなると貧乏神は住みにくくてなりません。
 そして大晦日の夜。とうとう家から出て行かなくてはならなくなりました。
 若者と嫁さんが仲良く話しをしているとどこからともなくあーん、あーんという女の子の泣く声がします。
 何事かと思った若者がその主を探して屋根裏に登ってみるとそこには変な格好だけれどもかわいい女の子がひざを抱えて泣いていました。

 「あ、あんたは誰かね?」
 「私はこの家に住んでいる貧乏神です」

 男は自分の家に住んでいる神様が貧乏神ならば普通がっかりするところですが、かわいい女の子だったことに喜んでとりあえず話しを聞かせてくれと降りてきてもらいました。

 「私は長い間この家に住んでいました」

 くるくる

 「しかし、あなた方があまりにもよく働くので福の神が来ることになりとうとう私はこの家を出て行くことになりました。しくしく」

 くるくる

 話をしている最中もくるくる回転するのは正直うっとおしかった夫婦ですが、優しい二人はこの貧乏神がなんだかかわいそうになりました。

 「長い間ここに住んでたんじゃろ。だったらずっといてくれてもええよ」
 「そんな、私貧乏神ですよ。私が居たらずっと貧乏ですよ?」
 「そんなのええって。貧乏でもわしはかわいい嫁さんもらって幸せじゃ。それにかわいい子には親切にせんとな」
 「そうよ、ずうっと住んでてくれていいのよ」

 夫婦の優しさに貧乏神は今までこんなに優しくしてくれたことはないとうれし泣きするのでした。
 しかし、困ったのは福の神をどうするかです。

 「困ったなあ。福の神様は訳を話したら納得してくれるんか?」
 「いいえ、おそらく無理やりでも私を追い出そうとするでしょう。でも、私戦います」
 「戦って勝てるのかぇ?」
 「むっふっふ、任せてください!」

 妙に自信満々な貧乏神でした。
 しばらくすると鐘の音が聞こえてきました。
 その鐘の音は神様が交代するときの合図なのです。
 しばらくするとトントンと戸を叩く音がします。

 「こんな夜遅くに誰かね?」
 「わしじゃ、福の神じゃ。今日からこの家に住んであんたらを幸せにする為に神の国からきたぞ。この戸を開けてもらえるかの?」
 「戸には何も立てかけておらんから勝手に入ってきたらええ」
 「そうですかい。それでは」

 そう言うとヤクザのような風体の福の神が戸を開けて家に入ってきました。
 すると突然貧乏神は福の神に向かって走り出すと体を激しく回転させながら飛び上がりました。

 「くらえぇ! 必殺鍵山トルネードキィィック!!」

 貧乏神の蹴りを福の神が冷静に避けると勢いあまった貧乏神はそのまま地面に上半身を埋めて気絶してしまいました。
 その様子を福の神は鼻で笑いました。

 「往生際悪くまだ居おったか。さっさと出て行けぃ。さて、今日から私が来たからには幸せが約束されますぞい」

 夫婦に向かって微笑む福の神でしたが夫婦の顔は冷ややかでした。
 夫婦の表情に福の神が戸惑っていると夫婦は言いました。

 「あのなぁ、いくらあんたが福の神でもあんたのようなガラの悪い神様より、わしらはカワイイ貧乏神のほうがええんじゃけどなあ」
 「女の子に暴力を振るうなんて非道い神様ですね。あなたは」

 それを聞いた福の神はしょんぼり肩を落とすと「お幸せになぁ」と言ってとぼとぼ帰っていきました。
 その途中、こんあな扱いをされたのは初めてな福の神は何度も首を捻っていました。
 こうして福の神を追い払った夫婦は貧乏神と一緒に豪勢ではありませんが楽しいお正月を過ごしました。
 そうして、夫婦は子供にも恵まれ、貧乏神に見守られながら決して裕福ではありませんでしたが病気もせず幸せに暮らしたそうです。

 「結論。美少女は強いのよ!」




 ●だいだらぼっち

 村人1・るなさ
 村人2・めるらん
 村人3・りりか
 村人4・てんし
 本人出演・だいだらぼっち


 むかーし、むかし、浜辺の近くの村には時々だいだらぼっちという5メートル程の巨人がいたずらをしにやって来ていました。
 村人達はせっかく撮った魚などを食べられてしまうので大層頭を悩ませていました。

 「どーするのるな姉さん。このままだいだらぼっちにデカイ顔させてらんないよ」
 「そうだけど…あいつは大きくて戦っても勝ち目は無い」
 「ぷっぷー」
 「そうだけど私は悔しいよ!」
 「りりか…」
 「ぷふぉー」
 「める姉、めるぽって言ってみて」
 「?めるぽっ」

 ガッ!!!

 「ありがとうりりか」
 「ううん、いいのよるな姉」
 「ところで今いいことを思いついた。村にはだいだらぼっちよりデカイ奴が居た」
 「え?居たっけそんな奴」
 「うん。そいつに会えばだいだらぼっちもおとなしくなるハズ」

 そうして村人1は作戦を皆に話すのでした。
 それから数日後。
 だいだらぼっちはまたもやいたずらしに村へとやってきました。
 すると自分ほどの大きさもある草履があるのに驚きました。
 実はこの草履、村人達が作ったものです。
 そうとは知らないだいだらぼっちが驚いていると村人達が話しかけてきました。

 「ぷおぷおぷおぷおー」
 「なんて言ってるんだお前は?」
 「申し訳ありませんだいだらぼっち様。この馬鹿姉はすぐに黙らせます」
 
 トランペットでの会話を試みた村人2を村人3が殴っておとなしくさせたあと、村人1が改めて話しかけます。

 「驚きましたか? だいだらぼっち様。これは昨日やってきた巨人の忘れ物です」
 「な、なんだと! わしより大きな奴がこの村に来ているのか?」
 「それはそれは。しかも力も大変強くて喧嘩も負けしらずだとか」
 「そ、そんな奴が居たのか」
 「しかもその巨人よりもっと大きな者が今、村に居るのです」
 「ほ、本当か?」
 「えぇ、この者でございます」

 そこには気は強そうですが普通の大きさの村人4がいました。
 呆気にとられただいだらぼっちの前でその村人はわめき始めます。

 「ちょっと! 気高き天人の私の役が村人4ってどういうことなのよ!! しかもこの話はバケモノ退治の話じゃないんでしょ? 私がでるには花が無さ過ぎる!!」

 ポカーンとするだいだらぼっちに村人1は言いました。

 「ご覧の通り、この者は誰よりも態度がデカイのでございます」

 ぎゃーぎゃーわめく村人4を見る皆の視線といったらそれはもう冷ややかでした。
 その光景を見ただいだらぼっちは自分が今までどれだけ器が小さかったのかを反省しました。 それからは体の大きさと力を利用して村人達を助け、村は平和になったそうです。
 ちなみに村人4の態度のデカサは相変わらずでしたとさ。




 ●鶴の恩返し

 おじいさん・えいき
 つる・こまち


 むかーしむかし、あるところにおじいさんが住んでいました。
 ある日おじいさんが山に薪を拾いに行くと一羽の鶴が猟師の罠にかかっていました。
 苦しむ鶴を見てかわいそうになったおじいさんは鶴を助けました。
 すると鶴はうれしそうに一声鳴くと空高く飛んでいくのでした。
 その日の晩は雪の降る寒い夜でした。
 
 とんとん

 誰かがおじいさんの家の戸をたたきます。

 「こんな夜遅くにどなたかな?」

 おじいさんの呼びかけに戸が開きます。
 そこにはすらりと背が高く胸の大きい大きい美しい娘が立っていました。
 おじいさんが驚いていると娘は旅の途中で迷ってしまったので家に泊めて欲しいと頼みます。
 娘を気の毒に思ったおじいさんは快く泊めてあげることにしたのでした。
 家の中で娘から詳しい話を聞くと行くアテが無くて彷徨っているとのことでした。

 「それならここに住むといいです。私も一人では寂しいですから」
 「本当ですか? おじいちゃんありがとうございます」

 こうして娘はおじいさんの家に住むことになったのです。
 しかしこの娘、おじいさんが朝早くから起きて仕事へ行っているのに昼間まで寝ていて、起きている時はほとんど手伝いもせずに飯を食い終わったら寝るというとんでもないぐうたらなのでした。
 そんな娘に我慢していたおじいさんですが娘があまりにも大飯食らいなのとやたらと大きい胸に何故か腹がたってとうとう堪忍袋の緒が切れました。

 「ちょっと、あなたいいかげんにしなさい! 恩返ししろとまでは言いませんが食べる分ぐらいは何かしら働くなり手伝うなりはしたらどうです!? あと胸がやたらデカイ!! ぷんぷん!」
 「やれやれ、そう怒らないでくださいよ」

 そう言うと娘は優しくおじいさんの肩を抱きます。

 「えっ? あの、ちょっと!?」
 「ぶっちゃけあたいはおじいさんに助けてもらった鶴です。それじゃぁそろそろ恩返しするとしますかね」

 娘はおじいさんをお姫様抱っこすると寝室の襖を開けました。
 すると一枚の布団に枕が二つ用意してあります。

 「!!!? こ、これは」
 「今夜は寝かせませんよ」

 おじいさんと娘は襖の奥へと姿を消しました。

 しばらくしておじいさんと娘はかわいい女の子を授かって幸せに暮らしたそうです。




 ●地獄のあばれんぼう

 医者・りぐる
 山伏・ちるの
 鍛冶屋・るーみあ
 本人出演・閻魔大王、地獄の鬼達


 むかーしむかし、干ばつが続いてたくさんの人が死んだ年がありました。
 その中で医者と山伏と鍛冶屋も病気にかかってぽっくりと死んでしまったのでした。
 三途の川を渡った三人は閻魔大王に天国行きか地獄行きかを決めてもらわければばりません。
 最初は鍛冶屋です。

 「私は特に悪いことはしてないのだー」
 「どれどれ閻魔帳で調べてみるぞ…むむむ! お前は悪いことどころか鍛冶屋としての仕事もしとらん! というかなにもしないで人から世話してもらっていた怠け者ではないか!」
 「私が頼まなくても皆『かわいいなー』って色々してくれたのだー」
 「黙れ! 怠け者のお前は地獄行きじゃー!!」
 「そーなのかー……チッ、クソが!」

 次は山伏です。

 「おい山伏! お前は生前どんな山伏であったか?」
 「アタイはさいきょーだったよ!」
 「嘘つきめ! 地獄行きだ!」
 「なんでさーブーブー!」

 最後は医者です。

 「閻魔様。ボクは虫を使って様々な人々の病を治してきました。どうか天国へ行かせてください」
 「黙れ! お前は台所などに現れてはたくさんの人々を恐怖に落としいれているではないか! 地獄行きじゃ!」
 「そ、それって、なんか別の生き物と間違えてませんか!? ボクはホタ」
 「問答無用!!」

 こうして三人は地獄行きとなってしまいました。
 
 「くっそー、あの閻魔! ボクはゴキじゃないやい。しくしく」
 「しょうがないじゃんりぐる。本当のことだし」
 「ボクは医者! それに本当のことじゃないよ! ボクはホタ」
 「黙れ馬鹿共」
 『…はい』

 お喋りをしながら三人が地獄を歩いていると剣の山が近づいてきました。
 三人はこの剣の山を登らなくてはなりません。

 「こっ、こんなの登ったら足がなくなっちゃうよ」
 「さ、さすがのアタイでもこれは勘弁ね」
 「ふっ、ここは私に任せるのだー」
 「おー、るーみあがこの剣で鉄の草鞋を作ってくれるの?」
 「ハッ! これだから⑨は」

 そう鍛冶屋は言うとそこらへんに居た鬼に近づいていきました。

 「鬼さん鬼さん」
 「ん? なんだ、さっさと登れい」

 すると鍛冶屋はかわいらしい瞳に涙を浮かべ鬼を上目遣いに見上げます。

 「私達、あんな剣の山恐くてのぼれないのだー」

 うるうる

 「そ、そんなこと言われてもここは地獄だからしかたがない」
 
 うるるん
 そのかわいらしさに鬼はついつい

 「しょうがない、俺が道をこっそり造ってやるから。このことは内緒だぞ」
 「わーい鬼さんありがとうなのだー」

 こうして鬼が剣を倒して細い道を造ってくれたのでした。

 「さっ、行くのだー」
 「るーみあすげぇ!」
 「あぁ、美しいって罪なのだー」
 『うわー』

 こうして無事に剣の山を登り終えた三人でしたがこのことはすぐに閻魔大王の耳に入るのでした。

 「なにー! あいつらは地獄をなめとるのか!? 釜茹でにせーい!」

 三人は鬼達に捕まり釜の中にぶち込まれました。
 鬼達はどんどん薪をくべます。

 「と、とけるー」
 「あついのだー」
 「いまこそ山伏の出番だよ!」
 「そ、そうか!」

 山伏は氷の塊をいくつも出現させるとお湯の中にいれます。
 するとちょうどいい湯加減になりました。

 「さすがアタイ! 天才ね!」
 「いやーさすが山伏。いい湯だなー」
 「…なにやってんだよ⑨が! もっと自分のキャラを考えて行動しろよな。ここは周りの鬼共を氷の塊で叩き潰すべきだろうが!」
 「るーみあがなんか恐い!」

 三人が釜の中でくつろいでいるのを見た閻魔大王は

 「えーい! お前らは地獄を極楽と勘違いしておるのか! こうなったらワシが食ってやるわ!」

 そう言うと三人は閻魔大王に丸呑みにされてしまいました。

 「どーしよう、このままじゃアタイ達溶けちゃう」
 「むむむピンチなのかー」

 ただ慌てることしかできない鍛冶屋と山伏でしたが

 「ふっふふふ、ここはボクの出番だね」

 なにやら不適に笑う医者でした。

 「地獄に落ちたG達よ! ただGというだけで地獄に落とされたもの達よ! 今こそ我の元に集い復讐を果たすがいい!!」

 医者がそう言うと地獄の隅々から地獄に落とされたゴキブリ達が閻魔大王にむかって殺到し始めました。
 閻魔大王はたまったものではありません。

 「ぎゃー!! な、なんじゃこれは!!」

 ゴキブリにまとわりつかれた閻魔大王はあまりのおぞましさに思わず三人を吐き出してしまいました。

 「脱出成功なのだー」
 「りぐるすげぇ!」
 「さぁ、閻魔大王! 僕達を地獄から解放しろ!」
 「わ、わかったから、このゴキブリをなんとかしてくれー!」

 こうして三人は生き返って三人仲良く暮らしました。
 そして地獄のゴキブリ達は天国へ行きましたとさ。




 ●蛙の恩返し

 娘・さなえ
 蛙・すわこ
 蛇・かなこ


 むかーしむかし、あるところに美しい娘がおりました。
 ある日娘が道を歩いていると蛇が蛙を食べようとする光景に出くわしました。

 「さぁ、観念して食われるさね! じゅるり」
 「やかましいわこの変態蛇!」

 娘は蛙がかわいそうになり蛇に見逃してやるように言うのでした。
 すると蛇はお前が嫁にくるなら見逃してやると言い娘が承諾するとその場から去っていきました。
 蛙は娘にお礼を言います。

 「かわいい娘さん。ありがとうございます。お礼に嫁になってくれませんか?」
 「台詞違いますよ?」
 「ごほん! 失礼しました。だからその爆竹はしまってください」

 蛙はこの恩は必ず返すと言って何処かと去りました。
 それから何日かしたある晩のこと。
 どんどんと娘の家の戸を誰かが叩きます。

 「こんな夜遅くにどなたですか?」

 戸を開けるとそこには立派な注連縄と御柱を背負った美人な女が立っていました。

 「約束通りお前を嫁に貰いにきた」

 娘は蛇とした約束を本気にしていなかった為、大変驚きました。
 しかし、約束したからには守らなければなりません。
 それに蛇がとても好みのタイプだったので悪い気はしませんでした。

 「分かりました。どうぞ私を嫁に貰ってください」

 娘の言葉に蛇は頷くと自分の住処に向かって歩きだしました。
 娘もそれに続きます。
 二人はしばらく歩きましたが、山を越えてもなかなか目的地に着きません。
 疲れた娘は湖で休ませてくれるように頼むと近くの岩場に腰掛けました。

 「ふぅ。疲れた」
 「お困りのようだね」

 突然の声に娘が振り返るとそこにはケロちゃん帽をかぶったかわいらしい女の子が居ました。

 「あなたは?」
 「私はあなたに助けてもらった蛙です。あなたをあの性悪蛇から助けに来ました」
 「いえ、あの」
 「皆まで言うな! あんな年増に嫁ぐなんてつらかろう! しかし大丈夫。私に任せなさい」

 そう言うと蛙はひょうたんと千本の針を取り出しました。
 そして針をひょうたんに入れ娘に渡します。

 「いい? このひょうたんを蛇に沈めるように言いなさい。それができないとあなたの嫁にはならないって脅迫つきでね」
 「何を馬鹿なことほざくかねーこのアホ蛙は」

 二人の背後にはいつの間にか蛇が立っていました。
 話を聞かれたことでバツが悪そうな顔になった蛙ですがすぐに気を取り直すと。

 「ふん、なら話は早いわね。おい蛇。このひょうたんを沈めなさい」

 蛙は蛇にひょうたんを渡します。
 受け取った蛇はしばらくひょうたんを眺めていましたが。

 バカーン!

 地面に叩きつけて割りました。

 「あー! それってずるーい」

 ブーブー文句を言う蛙でしたが、娘と蛇は聞いていませんでした。
 割れたひょうたんからは先ほど入れた針と何か時計のようなものが付いた筒が入っていたのです。

 『…わー!!』

 娘が慌ててそれを湖に捨てると。

 ボッガーン!!!

 大爆発が起きました。

 しばらくボーゼンとしている一同でしたが、我に帰った蛇は蛙の頬をつねります。

 「てめぇ! このロリ! 私を殺すきかい!?」

 負けじと蛙も蛇の頬をつねり返します。

 「むぎぃー! あんたあの程度じゃ死なないでしょ! 原作どおりにくたばりなさいよ!」
 「いでで、やっぱ殺る気満々じゃないのさ!」

 そのうちポカスカと殴り合いを始める二人を娘はしばらく眺めていましたが、近くにあった手ごろな丸太を掴むと。

 「えい!」

 ドゴッ、ガスッ!

 蛇と蛙の後頭部を殴りつけました。
 不意打ちを喰らった二匹はうーんと唸って気絶してしまいました。

 「うふふ、これで二匹ともゲットです」

 娘は不適に笑うと奇跡の怪力で二人を引きずり何処かへと消えていきました。
 その後娘の姿を見た者はいないそうです。




 ●?

 万吉・めでぃすん
 本人出演・大工さん


 むかーしむかし、人里離れた古いお堂に万吉という一人の桶売りが住んでいました。
 身寄りがない万吉は家を建てるのが夢で二十年働けば家が建つという話を信じて一心不乱に働いていました。
 そしてとうとう二十年目。お金が貯まり家を建てることにしたのです。
 しかしながら大工と打ち合わせをすると柱一本分のお金が足りませんでした。
 大工は柱一本分のお金を貯めてから出直すように言いましたが、万吉は二十年目の明日にはなんとか家を建て始めたかったので大工に一日待ってもらうように頼むと、どうにかならないものかと考えました。
 しばらく考えていると柱の代わりになるものを思いついたのです。
 それはお堂の近くの墓にある立派な施餓鬼柱です。
 万吉はさっそく墓場に行くと施餓鬼柱を引っこ抜き首を切り落すと表面を綺麗に削りました。
 そして出来た柱を大工に見せると。

 「いやーこれは立派な。大黒柱にぴったりだ」

 こうして家の建設は始まりとうとう万吉は念願の家を手に入れたのです。

 「やった、とうとうやったわ! 私は家を手に入れたのよ!! コンパロコンパロー」

 万吉は興奮のあまり少々ラリッてその晩はなかなか寝付けませんでした。
 それでもいつかは眠くなるもので万吉が眠りにつこうとすると。

 万吉ー、万吉ー

 と地面の中から響くような不気味な声が周りから聞こえてきます。
 その声に万吉が目を覚ましても声は続きます。

 万吉やー首はずせー、万吉やー首はずせー

 声を無視して寝ようとする万吉でしたが声はどんどん近づいてきます。
 とうとう痺れを切らした万吉は

 「もう、うるさいわね! はずせばいいんでしょはずせば!」

 そう言うとすぽん! と自分の首をはずしてそのまま寝に入ってしまいました。

 ………

 あまりの事に絶句していた謎の声でしたが。

 そりゃないわー

 と言い残して消えていってしまいました。
 朝になって万吉が家の中を見てみると、大黒柱の表面には削ったはずのお経が逆さまに浮かび上がっています。
 これは逆さ柱といって大変縁起の悪いもので更に霊を沈める為の施餓鬼柱を家の柱にしたのですから罰当たりにも程があるのですが。

 「うん、なかなかイカス模様ね」

 と気にいってしまいました。
 こうして罰当たりな万吉でしたが特に何事もなく自分の家で一生暮らしたそうな。

 ちなみにこの昔話のタイトルは万吉や首はずせです。

 


 ●浦島太郎

 太郎・まりさ
 乙姫1・ありす
 乙姫2・ぱちゅりー
 乙姫3・ふらん
 亀・にとり
 竜宮城の魚・いく
 本人出演・いじめっこ達


 むかーしむかし、あるところに浦島太郎という若者がいました。
 ある日太郎が歩いていると亀がいじめられていました。

 「てめーが持ってきたきゅーかんばーまずいんだよ!」
 「こんなもん飲みもんじゃねーよ」

 亀を哀れに思った太郎は亀を助けてあげました。

 「ありがとうございます。お礼にこのきゅーかんばーを」
 「いや、それはいらない。本気で」
 「そうですか…だったら竜宮城にご案内します」

 太郎は噂に聞いていた竜宮城に行けることを喜び是非連れて行って欲しいと言いました。
 亀の背中に乗って太郎は海の中を潜っていました。
 不思議なことに海の中でも息ができます。
 そして美しい竜宮城に着くと中には竜宮城の美しさに劣らない三人の姫がいました。

 「ようこそいらっしゃいました。さっそく私と人形で遊びましょう」
 「いいえ、私と本を読むの」
 「ねぇねぇ! 弾幕ごっこしよう!」
 「いやはや、ここは天国だぜ!」

 こうして太郎は時間を忘れて竜宮城で遊び暮らすのでした。
 そにうち三人の姫とどさくさに紛れて亀をお嫁にもらって幸せを謳歌していた太郎でしたがそのうち地上が恋しくなって急に帰りたくなりました。
 そのことを姫達に話すと。

 「そんな、帰らないで! でないとあなたを五寸釘ではりつけにしないといけなくなるわ!」
 「そうよずっとここにいて実験をつづけましょう」
 「やだやだ帰っちゃいやー!!」
 「私からもお願いです。きゅーかんばーあげますから」

 姫達はなんとか太郎を説得しますが、太郎の意思が固いことを知るとしぶしぶ了承するのでした。
 姫達は魚に命じて一つの玉手箱を持ってこさせ、これは絶対開けてはならないと太郎に言います。

 「そう言われると開けたくなるのが人の性なんてな」

 太郎が玉手箱をしげしげと眺めていると魚が口を開きました。

 「ちなみに太郎様が地上に帰ってもすでに何百年も経っているので誰も知り合いは生きていません。その玉手箱をあけたら老人になります」
 「な、なんだってー!!」

 あまりの事実に呆然とする太郎。
 姫達は『なんてこと言うのよ! このKY!』などと魚を責めますが魚は涼しい顔です。
 しばらく呆然としていた太郎ですが玉手箱を魚に返すと晴れやかな顔で言いました。

 「だったら帰ってもしょうがないな。ずっとここに居るぜ!」
 『た、太郎ー!』

 こうして太郎は竜宮城に留まり、姫達や魚達といっしょにずうっとずうっと幸せに暮らしているそうです。

「これにて一件落着です。フィーバーフィーバー」




 ●一寸法師

 一寸帽子・こあくま
 姫・大妖精
 鬼・すいか
 本人出演・おじいさん、おばあさん

 
 むかーしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
 二人は仲は良かったのですが子供がいませんでした。
 それでも子供が欲しかった二人は毎日お天道様にお祈りしていました。
 ある日、二人が稲を刈りに行くとなんと親指ほどのかわいらしい赤ん坊がいるではありませんか。
 最初は驚いた二人でしたがこれはお天道様からの贈り物だと喜んで大事に大事に育てるのでした。
 それから十数年経ち赤ん坊は成長しましたが一向に大きくなりません。
 そんな赤ん坊に二人は一寸法師と名づけ大層かわいがっていました。
 ある日一寸法師は二人に「都に行って修行したい」と頼みました。
 小さくてかわいい一寸法師に何かあっては大変と二人は心配しましたが、一寸法師が本気さに都へ行かせてあげることにしました。
 針の刀を持つと、おわんの船に乗って一寸法師は川を下っていきました。
 あともう少しで都という時におわんがひっくり返ってしまい、一寸法師は川を流されてしまいそうになりました。
 そこにたまたまお忍びで遊びに来ていたお姫様に一寸法師は助けられました。

 「こあー、た、助かった」
 「あらあら、なんてかわいらしい。あなたの名前は」
 「私の名前は一寸法師と申します。都へ修行に参りました」
 「そうですか、それならば私の元で働きなさい」
 「ほ、本当ですか!?やったー!」

 こうして一寸法師はお姫様の世話係となって働くことになりました。
 綺麗なお姫様に一寸法師は一目ぼれし、お姫様もかわいい一寸法師が大変気に入りました。
 ある日のこと、観音様のお参りにお姫様は一寸法師をお供にして行きました。
 お参りの済んだ帰り道、人手のない薄暗い道に差し掛かった頃。

 ズシーン、ズシーン

 なにやら大きな音と振動が近づいてきます。
 その正体は大きな鬼でした。

 「ういーひっく。そこのおんにゃのこ。一緒に飲もうよー」
 「ちょっと、やめてください! うっ、酒臭い」

 鬼は酔っ払っていて、お姫様にしつこく絡んできます。
 その息が酒臭いやら大きくて危ないやらで大変です。

 「やい、酔っ払いの鬼め! 姫様に狼藉をはたらくなどこの一寸法師が許しません! 覚悟!」
 「おーおー、なんともかわいいのが」

 鬼はひょいっと一寸法師をつまむと物珍しそうに眺めます。
 
 「ちょ、ちょっと、離せ! は、離してくださいー」
 「そんなに怯えなくてもいいじゃーん。食っちまうぞー」

 ごくり。

 『あっ』

 なんと鬼は誤って一寸法師を丸呑みにしてしまったのです。

 「い、いやー!」
 「やや、これはしまったなー」

 お姫様半狂乱になって鬼の腹をぽかぽか叩きます。
 鬼は頭をぽりぽりとかいて困ってしまいました。
 しかし、何も起こらないのでお姫様と鬼は顔を見合わせます。

 「おかしいな。そろそろ私の腹の中でちくちくする筈なんだけど」
 「本当ですね。おーい、こあくまさん! じゃなかった一寸法師!?」

 お姫様が鬼の腹に呼びかけても何の反応もありません。
 不審に思ったお姫様が鬼の腹に耳を当ててみます。
 すると

 あっぷあっぷがぼがぼ。

 なんと一寸法師は鬼が飲んでいる酒で溺れていたのでした。

 「きゃー!! ちょっとすいかさん!! なんでお酒飲んでるんですか!」
 「いやーついつい」
 「くっ、こうなったら!」

 お姫様はおもむろに鬼を近くの茂みに誘導すると。

 「覇!!」

 ドゴッ

 「ぐへぇ」

 ※しばらくおまちください…



 鬼は見事にお姫様に撃退され、その時落としていった打ち出の小槌で一寸法師は大きくなりお姫様の婿になりました。
 そしておじいさんとおばあさんを都に呼んで皆で幸せに暮らしたそうです。

 「しくしく、ゲピー塗れになるなんてあんまりです」



 
 ●赤ん坊になったお姉さん
 ※訳あってタイトルのおばあさんの部分がお姉さんになりました。

 おじいさん・らん
 お姉さん・ゆかり
 猫・ちえん

 むかーしむかし、おじいさんとお姉さんと猫が住んでいました。
 お姉さんは家事の全てをおじいさんに任せてひたすら寝ているだけでしたが、おじいさんは元々世話好きで、かわいいかわいい(しゃべる)猫もいるので幸せでした。
 ある日、おじいさんが森に出かけて奥のほうに行ってみると綺麗な泉がありました。

 「これはなんとも綺麗な水なんだ」

 おじいさんが泉の水をすくって飲んでみるとなんだか体が軽くなったような気がします。
 不思議に思ったおじいさんが泉に自分の顔を映してみると。

 「やや、これはいったい?」

 なんと幼女になった(おじいさんですが幼女です)自分の姿が映っているではありませんか。
 そう。この泉は若返りの泉だったのです。
 おじいさんはさっそく家に帰りました。

 「お姉さまーお姉さまー」
 「なーに、ってちょっとおじいさん!? なんともまぁかわいくなって」
 「わーおじいしゃまかわいい! 頬ずりしちゃお」
 「くすぐったいよ」

 お姉さんはおじいさんから泉のことを聞くとすぐさま自分もと出かけて行きました。
 ところが、夕方になってもお姉さんは戻ってきません。
 心配になったおじいさんと猫は泉に行ってみることにしました。
 泉に着くとそこには前と変わらない姿のお姉さんが居ました。
 ほっとしたおじいさんと猫でしたが次の瞬間絶句します。
 なんと泉が枯れていたのです。
 おじいさんと猫がボーゼンとしているとお姉さんはボソリと呟きました。

 「私も本物の幼女になりたくて頑張って泉を飲み干したんだけどね…このザマよ」


 ※タイトルに誤りがありました。
 正・赤ん坊になれなかったお姉さん




 ●天狗と赤かぶら

 女の子・あきゅう
 おじいさん・りんのすけ
 本人出演・天狗、村人、殿様


 むかーしむかし、あるところに秋になると大きくておいしい赤かぶらがとれる村がありました。
 しかし、最近この村の近くに人を騙すのが得意な天狗が住み着きました。
 その天狗は赤かぶらを大層気にいって、殿様へ届ける赤かぶらを村人から横取りしていました。
 しびれを切らした殿様からの催促はくるし、天狗が邪魔するしで村人達は困ってしまいました。
 そこに名乗りを上げたのは村はずれにすむおじいさんとその孫の女の子でした。

 「ここは私達にどーんと任せてください!」

 そう言うと女の子は荷車を用意してもらい、赤かぶらをたくさん積んで殿様の元へ届けに行くのでした。
 
 おじいさんがたくさんの赤かぶらを積んでいるのを見つけた天狗は旅人に化けて近づきます。

 「おじいさんや大変そうじゃのう。わしが引いてやろう。そのかわりひとつわしにくれんかのう」
 「それは助かります。その一番大きなやつなんかいかがです?」

 おじいさんが示した先にはほかの赤かぶらより一回りおおきなものがありました。
 欲張りな天狗はそれに手を伸ばします。 
 するとその赤かぶらは突然天狗に襲い掛かりました。

 「うひゃー!!」

 驚いた天狗は慌てて逃げていきました。

 「やれやれ、君のずるがしこさには感服するよ」

 その大きな赤かぶらは女の子が入った赤い袋だったのです。
 こうして無事に女の子とおじいさんは無事に殿様の元へ赤かぶらを届けることができました。

 「いやーよくぞ届けてくれた。あっぱれあっぱれ」

 喜んだ殿様は褒美をたくさんくれました。
 しかし、女の子は不満そうです。
 そして懐から何か紙を取り出すとスススと殿様に近づきます。

 「お殿様。この紙をみてください」
 「ん? なんじゃ?」

 殿様が受け取った紙には何か書いてあります。
 それを読んだ殿様は顔面蒼白になりました。
 女の子は不適に笑っています。

 「ここここれ、お前この情報はどこで?」
 「さあ、ただし褒美があと少し増えたらその情報が漏れることはないでしょうね」
 「わ、分かった! 褒美は倍じゃ!」
 「さすが殿様。太っ腹です」

 褒美をたくさん貰った女の子とおじいさんは村へ向かっていました。

 「まったく、君の将来が末恐ろしいよ」
 「ふふ、情報を持つものは強いのです」

 その時でした。
 突然巨大な天狗が現れたのです。
 
 「おいお前たち。よくもこのわしを騙してくれたな! 食ってやるわ!」

 そのあまりの恐ろしさにおじいさんは気を失ってしまいました。
 女の子はというと震えながらも天狗に話しかけます。

 「どうか、おじいさんは助けてください。そのかわり私を食べてもいいですから」
 「確かにお前のほうがうまそうだ」

 天狗は女の子を自分の住処へと女の子を連れて行きました。
 さて、天狗は本当に女の子を食べるつもりはありませんでした。
 ただ、騙されたのが悔しくてなんとか驚かせたかったのです。

 「さて、まずはその白い足から食ってやろうか」
 「駄目です。この足はおじいさんのケツを蹴っ飛ばすためにあるのです。ですから食わせるわけにはいきませんこのロリコン」
 「で、ではそのかわいい手を食おうか」
 「いけません。この手は情報を書いて相手を脅迫するのに必要なのです。なのであげません。
変態」
 「むむむ、ではその頭を…」
 「NO! この頭は妄想に必要です!」

 天狗は女の子のかわいらしい外見とは裏腹の腹黒さに大層おびえました。
 そんな訳でさっさと女の子をおじいさんに返すとすたこらさっさと村の近くから逃げ出したのでした。

 「幼女強い!」
 「君の場合は違うと思うよ」




 ●輝夜姫

 輝夜姫・本人
 おじいさん・てゐ
 おばあさん・うどんげ
 ?・えーりん
 本人出演・月の使者


 むかーしむかし、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
 二人には子供がおらず寂しい想いで暮らしていました。
 ある日のこと。
 おじいさんが竹を切りに行くと一本の竹が黄金に光っていました。

 「やや、これは何かすごいものが入っているに違いない」

 おじいさんは気合一線竹を切りました。

 ブシャー!!




 「なーんてね。今スプラッタな光景を想像した奴残念でした。今の効果音は口マネでーす」

 竹の中からはかわいい女の子の赤ん坊がケガ一つなくすやすやと寝ていました。
 おじいさんは大喜びで家につれて帰るとおばあさんも大層喜んで二人は輝夜姫と名づけ大事に大事に育てました。
 それからというもの不思議なことに、竹を切ると中からは大判小判が出てくるようになり輝夜姫は驚くべき速さで成長し美しい女性になったのです。
 その輝夜姫はおばさんの手伝いをよくして、おじいさんから詐欺のノウハウを習うと完全にマスターし、馬鹿な男を騙して遊び色んな意味で最高の女性になりました。
 そんな輝夜姫の噂を聞きつけ各地からお偉いさん方が嫁にしようとやってきましたが、輝夜姫は無理難題を押し付けて軽くあしらいました。
 そんなこんなで楽しい毎日を過ごしていましたが、そのうち輝夜姫は月を見て泣き出すようになりました。
 心配になったおじいさんとおばあさんは輝夜姫に話しかけます。

 「どうしたの? うざい男がいるならこのおじいさんが埋めてきてあげるよ」
 「無理する必要はないけど、何か力になれるかもしれないわ」

 すると輝夜姫は涙を流しながら、満月になると月から向かえが来て自分は月に帰らなければならない。でもおじいさんとおばあさんの元からは離れたくないと話すのでした。
 輝夜姫とずっと暮らしたいおじいさんとおばあさんは月からの使者を追い返す為に兵を雇うことにしました。
 そして満月の晩。
 武士を屋敷の周りに配備して、おじいさんとおばあさんは輝夜姫を守るようにして優しく抱きしめて月の使者を待ち構えます。
 すると月から使者が降りてきました。
 武士達は一斉に矢を放ちますが矢は弾かれ、まぶしい光が瞬いた瞬間武士達は気を失ってしまいました。
 それを見た輝夜姫は優しくおじいさんとおばあさんをふりほどくと月の使者のほうへ歩いていきます。

 「まって、輝夜姫! 行かないでよ!」
 「お願い輝夜姫、ここにいてちょうだい」

 二人の必死な懇願に輝夜姫は悲しそうに首をふると二人に綺麗な小さい袋を渡しました。

 「おじいさんおばあさん。今までありがとうございました。これは蓬莱の薬といって、一口舐めれば不老不死になれます。どうかいつまでもお元気で」

 そう言うと呆然と立ち尽くす二人に背を向け、輝夜姫は空飛ぶ馬車に乗り込もうとしました。
 しかし。

 「こんな薬いらないよ! 私達は輝夜姫と一緒に暮らしたい!!」
 「絶対に帰さない!!」

 薬を捨てた二人は輝夜姫を帰すまいと必死に抱きつきます。

 「おじいさん、おばあさん」

 月の使者に取り押さえられても二人は諦めようとしません。
 その様子を見た輝夜姫はおもむろに右手を振り上げました。
 そして。

 「助けてえーりーん!!!」

 大声で叫びました。
 すると月から何かが猛スピードで落ちてきました。
 それは一人の銀髪の美しい女性です。
 そしてその女性は。
 
 ドカバキズガーン!!

 と月の使者達をやっつけてしまいました。
 唖然とするおじいさんとおばあさんの前で輝夜姫とその女性は嬉しそうに抱き合います。

 「ありがとうえーりん! 助けてくれると信じてたわ」
 「もちろんですとも! 姫様のピンチにはいつでも駆けつけます」
 「…でも、えーりんも月には戻れないわね。ごめんなさい」
 「何をおっしゃいます。姫様といられるならもう何処だってかまいません」

 こうして無事に月の使者を追い返し、えーりんを新しく家族に加えて皆楽しく暮らしているようです。

 「うーん、しかしいいのかな…お師匠様の登場とかかなり強引すぎるような」
 「いいじゃんいいじゃん。何事もハッピーエンドが一番だと思うよ」
 「まあ、それもそうね」

 めでたしめでたし。

 
 
 けーねっていいな

 作詞・妹紅

 
 白沢どこかで覗いてる

 お尻を出したら狙われる

 満月の夜は気をつけろー気をつーけーろー

 いいないいなけーねっていいな

 言う事聞かなきゃ頭突きで指導

 あーやしい雰囲気こーじん授業

 この子掘ろーうあの子も掘ろう

 プルプル

 おちちはでかいでかいでかい


 「…我ながらなんというセンス! 才能が恐ろしいよ」
 「本当にイイセンスだ。先生嬉しいよ」

 一人戦慄する妹紅の背後にはいつの間にか慧音が立っていた。
 笑顔だがこめかみには血管が。

 「け、慧音これはジョーダンだよジョーダン。だから満月でもないのに出てるツノはしまってくれないかな?」
 「…妹紅のお尻ゲットだぜ!」
 「ちょっ! 誰か助けてー!!」

 めでたし、めでたし?





 三月精は姿を消して物語の何処かに居ます。
 たぶん。
ゴウテン
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コメント



0.1070簡易評価
1.90名前が無い程度の能力削除
なんて下品な……桃色話が多すぎる!!もっとやれ!!
2.100煉獄削除
あ、うん。不覚にも色々な場面と後書きで笑ってしまいました。
色々な昔話が何気にそのキャラの役で途中でめでたしになってたり。(苦笑)
面白かったです。

脱字の報告。
>二度とおばさんが困ることをしませんでしたとさ。
 本来は「おばあさん」なのに「あ」が抜けて「おばさん」になってしまってます。
以上、報告でした。(礼)
3.100名前が無い程度の能力削除
全作品面白い。
5.90RYO削除
これだけの数があってネタが息切れしないのが凄いです。
「桃太郎」・・・・・・覚えてるよ、覚えてるよ。
 
ゆかりん、泉の水でも若返り切れないほどの年m(ry
7.100名前が無い程度の能力削除
後書きの歌がメロディー付きで流れました(笑)
9.100名前が無い程度の能力削除
色々と吹いたww
キャラのイメージと、昔話が上手く絡んでて
良かったと思う。

しかし、ピンクな話が多過ぎるww
11.100名前が無い程度の能力削除
いかがわしい話いいぞもっとやれ
いや、実に読みやすく最高でした
21.無評価ゴウテン削除
あとがきはあの形を保ちたいのでここで誤字修正の報告を。
読んでいただけた方には楽しんでいただけたようで嬉しい限りです。
この東方昔ばなし。
紅~風までの登場人物は全員出演させたつもりでいました。
が!
一人ナチュラルに忘れていた人物がいましたので慌ててお話を一つ加えました。
誰とは言いませんが本当にごめんよ!
22.90名前が無い程度の能力削除
コンパロさんのことかーーーー!!!!
23.80名前が無い程度の能力削除
補足すらされない儚月抄キャラに全俺が泣いた。
あとどうでもいいことなんだけど
>「ふぅ。しょうがありませんね。では時間を止めて」
>あっという間に
>「はい! 夜になりました」
時間を止めて時間が進むのか?
25.90名前が無い程度の能力削除
禁止事項なので良くない事だが・・・
>23
自分たちの時間を止めたってことじゃね?

後書き吹いた
あとお姉さん(笑)・・・っと、誰だこんな時間n
28.80名前が無い程度の能力削除
突っ込み所が多すぎて何も言えねえwww
墓の下にカレーとチャーハンの時点から止められなくなったwww
29.90名前が無い程度の能力削除
まんが日●昔ばなしっていいよね。ゴウテン氏も、かなりの数を見ているようで。

早苗さん美味しすぎwww
31.100名前が無い程度の能力削除
これは上手いww
33.100名前が無い程度の能力削除
落ちなんて予想つきませんでしたよw

てっきり咲夜さんは瘤取り爺……うわなにをすr
35.80名前が無い程度の能力削除
うん、面白かった。
ところで、リリーが見当たらんような。
桃色話が多いのはそのせいかな。