Coolier - 新生・東方創想話

レミリア・スカーレットの昔話

2008/09/01 17:12:09
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片手間に読めるくらいの文章量です
色んな意味で痛い(+ちょっと妄想設定)ので注意。。。















これはレミリア・スカーレットが幻想郷に来る前のお話
十六夜咲夜も『まだ』従者ではない頃
そこには小さな吸血鬼と人間の国がありました



むかしむかし、とある国に「夜の王」と呼ばれる王様が居ました
その王様は吸血鬼で、二人の娘が居ました
あるときその王様が病気で死んでしまいました
これを幸いとそこの領地を狙っていた人々がそこに攻め入ってきましたとさ、これはそのときのお話



事の始まりは父の病気。ちょっとした病気のはずだった
その筈が気がつけば手遅れ、本当にあっけなく「夜の王」は死んでしまう
それを待っていたみたいに周りからこんな声が起った

『お前らなんかにはこの国のこの土地は勿体無い。私達に渡せば有効に使える』

これが全ての始まり。簡単なことで戦争の火蓋は切って落とされた
自分が正しいと主張するために、"人"は"化け物"を殺し"化け物"は"人"を殺す。
最初はレミリアたち吸血鬼が優勢。攻めて来た人間達は拠る所も無く倒れてしまう

このまま一方的に戦いは終わるものだと皆がが思った
しかしそう簡単にはいかないしそれでは"面白くない"
誰が原因かは知らないが、吸血鬼たちが仲間割れを起こし始めてしまった
最初の問題は本当に小さな事かもしれない。でもダムに出来たアリの巣のようにそれは音を立てて崩れてしまう
あれよあれよと言ううちに戦況は反転。味方だと思っていた者達まで皆敵になってしまった
もう残っているのは旧友、パチュリー・ノーレッジと自分の妹だけ
たった3人になってしまった。だがその逆境が彼女を覚醒させた

『成長には経験が必要だ、しかし戦うための成長にはまだ必要なものがある
それは"狂気"と"殺意"。その中で圧倒的狂気が彼女を覆いつくした』

既に彼女は誰の味方でもない。以前の仲間には寝返られ、人間とは最初から
そして反転した戦況はたった一人の狂人によって再びひっくり返される
自身以外全てを殺しつくす殺戮。見境なんてものは無かった
辺り一面は死体が転がっている。立っているのは彼女だけ
その死地へ誰が呼んだのかひとりの少女がやってきた
彼女は後にレミリアから「十六夜咲夜」の名前を貰う者。今はまだ名前は無い

遠くで誰かが叫ぶように言った
「"化け物殺し"を呼んだんだ!これでやっとあの忌々しい化け物すら殺しきれる!」

聞こえたかどうかは分からない、レミリアは"化け物殺し"に問いかけた
「オマエは誰だ?」
それに機械みたいに淡々と答える
「何?ちょっとした"化け物"退治の専門家よ」

瞬きをするような一瞬で死地はまた戦場になった
人の目では到底追えない超スピードの戦いの世界に

でもひとつだけ違う事があった。少しずつ冷静になったレミリアがまず驚く
さっきまでは降り掛かる火の粉を払う様に有り余る力を振り回すだけで事は足りた
しかし今は必死に考えている。すこしづつ冷静になってきた頭で考える
そうしなければ自分が狩られてしまう事に何かが気付かせたから

既にもうxxx歳となるレミリアだが、見た目は到底そうは見えない
実際に彼女は浅はかだった。見た目どおりの年の子供のように
今までは"王の娘"として。あるいは"化け物"として居て、なんでも手に入った
心のどこかで自分が一番強いと思っている。実際にそれほど強かった
・・・それも彼女が現れるまでは

本当の意味で時を止められたかの様な瞬間移動、いくら投げても尽きない銀のナイフ。
吸血鬼は銀に弱い。触れれば肌は焼け爛れてしまう
まさに死と隣り合わせ。でもそこには恐怖とは違う想い、感情があった
全く戦っているように感じない、そこにあるのはひたすらに"楽しい"と言う感情
この戦いがずっと続けば良いのにとまで思っている。そう思っていたのだが・・・

この時彼女らとは別に動く少年が居た
そこは彼女からも見えるかどうか程の遠く、そこから弓でレミリアを狙う少年
「ここからなら見付からないだろ・・・あの女の子だって頭に矢が刺さったらきっと終わりだ」
呟いて、力いっぱいに弦を引き絞り・・・射る。

ヒュンッ・・・カッ!・・・"メキャッ"

飛ぶ音と、刺さる音。
それと一緒に"何かがへし折れる音"が聞こえた気がした
「ソれで私に勝テルとでも思ッたの?ゴ算も良イ所ね。―――邪魔をスるなよ、ニンゲンが」
少年はその"音"が自分に向けられた攻撃だという事を理解できなかった
それほどに速い。言葉通りの意味で何一つ考える前に少年は事切れた
突き刺さる腕、えぐれる体。まるで噴水みたいに血が噴出す
「ハナすダけ無駄ね、もウ聞こエテない。さあ、お楽シミの続きをシまショうか」
もう既に血で真っ赤になった服に少年の鮮血が加わる。更に紅く。どす黒く染まる
そう言って振り向いたら"化け物殺し"と目が合った。狂気に満ちた目。眼。め。
狂っている、あまりにも狂っている。その狂気に気圧されたのか"化け物殺し"に一瞬の隙が生まれた
それをレミリアは見逃さない

・・・戦っている間は時間がもの凄く長く感じた。それはたった数分の出来事だというのに
案外人は簡単に死ぬ、それも一瞬の不注意やミスで
「チェックメイト、私の勝ちよ?"化け物殺し"さん?」
狩る側だと思っていた彼女にとってそれは完全なイレギュラーだった
自分の隙に気付いた時にはもう遅い。彼女の"凶器"は自分の喉元まで迫っていた
「あらら、負けちゃったわ。どうぞ?"まだ"殺すなら好きにして良いわ」

"まだ"殺す

聞こえていなかったのかも知れない。レミリアは彼女にトドメを刺した

「ば・・・"化け物殺し"が負けた・・・にッ、逃げろ!」
生きている者はわれ先にと逃げ出す。最後の手段が倒されてしまったのだ
ともあれ戦いは終わった。レミリアにとてつもない虚脱感を残して・・・

―――時計は廻る。

夜も深くなった。しかしレミリアはまだそこに惚けた様に立っている
「もう屋敷に戻ったら?」
後ろから声がした。声の正体は旧友、パチュリー・ノーレッジだった
「・・・そうね、全部終っちゃったのよね」
そう言って屋敷への帰途につく・・・その時
「ゲホッ!ゴホゲホッッ!!」
急に咳き込むような声に旧友は焦って振り向く。しかし咳き込んでいるのは彼女ではないようだった。
「誰!?」
その声の元は・・・トドメを刺したはずの"化け物殺し"からだった
「あ・・・あぁ・・・」
レミリアは泣き崩れる。彼女には聞こえていたのだ
『"まだ"殺す』、あの声が・・・
とりあえず屋敷に抱えて連れて行き、手当てを施した
「これで一命は取り留めたわ。この子をどうするの?レミィ」
ともあれ彼女は助かったようだった。そしてレミリアは重い口を開く
「これは私の罪。一生かかっても返しきれないわ」
「そう・・・」
「彼女には名前が無かったわね?"化け物殺し"なんて呼ばれてたし」
そう、まだ彼女には名前が無いのだ。十六夜の名も"今は"まだ貰っていない。
「まず名前をつけましょう、パチェ。
この子の名は「十六夜」今日の夜みたいに美しい月、そしてそこに咲いている綺麗な華の様に「咲夜」でどうかしら」
十六夜に咲く一輪の華。パチェにはこれを否定する理由は無い
「いい名ね。十六夜咲夜・・・」
夜が明ける、窓からゆっくりと柔らかい日が差し込む
まるでそれは一枚の絵画の様に彼女らを照らしていた・・・



後に裏切りなど全てを知ったフランドールが生き残った同族を全て滅ぼしたのは、また別のお話。



その後ふとある日、レミリアが言った。
「そうだ、探しに行きましょう。こんな私達でも住まえる世界を、もしかしたらそれは儚い夢かもしれないけど」
それはあまりにも唐突だった。しかしそれに咲夜は答える
「はい、お嬢様。喜んで。私は何処までもついて行きます」
それから彼女らが幻想郷にたどり着いたのはそれほど遠い未来でもない。



「ねぇ咲夜?パチェ?」
「何かしら?レミィ」「なんですか、お嬢様?」
「あなた達はまたあの頃に戻りたいと思う?・・・ふと思い出しただけよ」
その問いには、どちらも何も答えなかった。
初投稿なので、ちょっと(かなり)イミフになってるところが多かったかもしれませんorz
中二病SSなので、駄目なところはガンガン叩いてください。
『手を加えたつもりが加える前より悪化した』感が否めないorz
俺の足りない頭の中では
「咲夜さんは時間を操る能力(の暴走?)でほぼ老いない」
なんて設定があるからフランの同族皆殺しを後回しに出来るんだ、きっと。
あと「夜の王」のくだりは無くても良かった気がする・・・
また今度「そして誰もいなくなった」を読み返す事にします。
多分家のどこかでほこりを被ってるんで(´・ω・::;...

2人の娘=養女、父=義父くらいで考えてもらえると嬉しいです

まだ圧倒的に描写力が足りない俺でした、以後精進します。ありがとうございました。
憐華
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コメント



0.220簡易評価
1.10名前が無い程度の能力削除
まさしく作者が後書きで言ってる通りの作品でした。
自分で解ってるなら特に何も言いません。


……ああでもタイトルに「東方~」とは使わない方がいいですよ。大概痛いから。
5.無評価名前が無い程度の能力削除
文章が酷すぎます。誰が話してるのか、誰が行動してるのか、誰の視点なのか、この辺をもう少し整理したほうがいいと思います。
あと話の流れがテンポ悪いです。違う写真をもたもたと出しながらこれは映像ですと言い張ってるように感じます。
自分で駄目だと思うものを投稿しないほうがいいですよ。推敲という言葉を知ってますか?
7.無評価名前が無い程度の能力削除
ただ何が起きたか、という「結果」だけが並べられた、プロットの段階を読んでいる様でした。

・周囲の様子や、キャラクターがどういう動きをしたか、という状況の描写
・何故その結果になったのか、という原因となるキャラクターの心情の描写
が無かったので、読み手としては話の場面を想像したり、キャラクターに感情移入する事が難しく、また、
・第三者視点とキャラクター視点の切替えが唐突で分かりにくい
ので、余計に混乱してしまいました。

長々と偉そうな事を書いてしまいましたが、今作が初投稿との事で、是非次作も頑張って下さい。
9.40煉獄削除
え~っと・・・・とりあえず私としてはそこまで「酷い作品だな」とか「中二病」と感じるような
作品ではなかったかな。
ただ、面白いか面白くないかと問われればどちらとも言えません。
それと脱字のような部分も見受けられました。

ただ、どうしてレミリアが同属をも殺しているのかが解りませんね。
それと9の方が言っておりますが視点の切り替えが少々解り辛いです。
こんどは素面の状態でしっかりと煮詰めた作品を期待してます。
10.30名前が無い程度の能力削除
折角名前を貰うシーンを書かれているのに
「十六夜咲夜」の由来に関する作者様なりの解釈が見られなかったことが残念です。
原作の会話など見ている限りでは、ただ名づけただけではないような気もします。

継続は力なり。次も頑張ってください。
11.30名前が無い程度の能力削除
どっかの誰かと違って自覚がある分、他の方の注意やアドバイスをしっかりと受け止めれば、
今後の作品で良くなるところもあると思います。今度は素面で頑張ってみてください。
12.40名前が無い程度の能力削除
今は自分でも書いてて意味が分からなくなることがあっても、書き続ければ自然と洗練されるはず。
低い評価でも諦めたらそこで成長は止まってしまいます。頑張ればいい事ありますよ。
今後の成長に期待を込めて、今回はこの点数にしようと思います。
13.30冬に咲く雪だるま削除
こういう話は好きです、でも人に見せるならもうちょっときちんと書いてほしかった。
14.無評価書いた人削除
色々と指摘ありがとうございます。
推敲している内にだんだん違う話になってきたぞ・・・orz
15.40名前が無い程度の能力削除
文章力とか表現方法はもう少しってとこだけど、別に中二病とかは感じなかったな。
話としては面白かったと思うので、今後の作品に期待。
次は素面でw
17.無評価名前が無い程度の能力削除
チェックメイトしたのはレミリア?
だが咲夜がレミリアを背負ってる?
!?
19.40名前が無い程度の能力削除
紅魔郷をもう少し理解なさった上で書かれたら良かったかなと思います。

紅魔郷の公式設定から察しますと、同族を破壊したのはレミリアではなくフランドールではないでしょうか?
推理小説【そして誰もいなくなった】の登場人物【U.N.Owen(Unknown)】を元ネタにフランドールがいるみたいですし。

後、スイーツネタはどうかと思います。
20.40名前が無い程度の能力削除
 495年幽閉されていたフランが関係してるのかな? お嬢様の同族殺し。
 確かに全体的に粗く、作り込まれてないように感じますが、作品を見直せる作者さんの態度と、今後の成長への期待(10)を加えまして。
21.20名前が無い程度の能力削除
「私こそが完璧な月(十五夜)だから、腹心の名は十六夜にするわ」て言うくらいのカリスマレミィが見たかった。
22.無評価書いた人削除
・・・その方がよっぽど良かった・・・
語彙ねぇなぁ俺orz
23.無評価名前が無い程度の能力削除
orz をつければ
同情してもらえるとでも思ってるのか?
24.50名前が無い程度の能力削除
↑その言い方はさすがに無いと思います。
きちんと言葉を選んだ方がいいですよ。

私的には話は面白かったので、一つ一つの出来事を掘り下げてほしかったです。
これから頑張ってくださいね。期待してます!
27.50名前が無い程度の能力削除
悪くは、ないと思います。
まあたしかに「良作」とは言い難いかもしれませんが、皆さんがおっしゃるほどではないと思います。
初投稿、とのことでしたので・・・まあ皆さんのおっしゃってる点を直せば、次からはいい作品が書けるようになってくるはずです。
あまりくどくど言うのもアレですし、まあ作品自体の40点と今後を考えた10点で、50点入れさせていただきます。
あ、あとひとつ。あとがきのところではあまり自分を卑下しすぎないほうがいいですよ。そちらのほうが印象もよくなると思います。
29.70名前が無い程度の能力削除
批判を言うのは誰にでもできる
けれどもその批判をどう受け取るかで作者様のこれからの差は天と地だと思います
もちろん批評する側は作者様の悪い点をちゃんと理解して、それを上手く伝えることだと。
ただ罵詈雑言を飛ばすだけなら小学生でもできるので。
文を理解してそれを生かすのが大事だと思います
これからに期待してこの点数を。