この作品を処方するにあたってのご注意
この作品はキャラがキャラだけに、途中リタイアする可能性がございます。
もしそのような事態になってもけっして座布団、空き缶、弾幕などお投げになりませんよう、よろしくお願いいたします。
紅魔館
レミリア・スカーレットは今、機嫌が悪かった。
今日は吸血鬼にとって、最も力が上昇する日。
月に一度しか来ないこんな日には、親友であるパチュリーと、テラスで血のように赤いワインを片手に談笑したり、背に生えた大きな翼で悠々と空を飛翔し、月の光を一身に浴びる。
そんな日になるはずの日だ、いや、だった。
それなのに。
「まったく・・・なんなのよ、あの月は・・・」
月。
吸血鬼の力の源であり、今宵も幻想郷を優しくも禍々しく照らすはずのその光は。
作り物の光を発していた。
~東方永夜抄IF 紅魔と図書館長~
「出かけるわよ、咲夜」
「はい、お嬢様」
いつもの散歩に出かけるように、しかしその目は件の月を見つめている。
そして、いざ出かけようと一歩を踏み出した所に。
「あら?レミィ、出かけるの?」
そこに居たのは、動かない大図書館・パチュリー・ノーレッジ、普段はレミリアから誘いでもしない限り、図書館から出てこない彼女が、珍しく、本当に珍しく、しつこいようだが珍しく、本館の方に顔を出していた、珍しく。
「少し気が向いただけで、何でここまで言われなきゃならないのよ・・・」
「?何の話?」
「こっちの話よ・・・それよりレミィ、散歩にしては随分と怖い雰囲気ね?」
いつに無く真剣な表情のレミリアに、パチュリーはいつもの調子で問う。
「ん?そんなに怖い顔してる?」
気づいていなかったらしい、パチュリーの言葉にキョトン、とした顔をみせる。
「ええ、とっても、まあ、今は元に戻ったけれど」
「そう、ならいいわ」
今度はうってかわって微笑を浮かべるレミリアに、後ろで控えている咲夜も心なしか安堵した表情をする。
「で?貴女の殺気立ってた原因は・・・・後ろの妙な月、でいいのかしら?」
そう言ってパチュリーは、爛々と輝く、どこか作り物めいた月に視線を移す。
「ま、そういうこと・・・だから留守番お願いね、パチェ、行くわよ、咲夜」
「はい」
「待ちなさい」
咲夜を連れて出かけようとするレミリアを呼び止める。
「どうしたの?パチェ、咲夜の力で夜を止めさせるとはいえ時間は有限よ?」
「そう?なら咲夜にこれ以上負担をかけない方が良いと思うけど」
咲夜を見やり意味ありげに話す。
レミリアにはパチュリーの言いたい事がいまいち判らない。
長いこと親友として付き合ってきたが、こういう謎かけをしてくることは初めてのことだ。
「ああ、もう何が言いたいのよパチェ、咲夜に負担をかけるのは判ってる、だからこうして急いでいるの、謎かけも良いけど帰って来てからにしてちょうだい」
少し苛立たしげに羽をばたつかせて息巻くレミリア。
それを見やり、パチュリーは。
「私が同行するわ」
と、一言。
その瞬間、咲夜が時を止めた。
「・・・て、何してるの咲夜」
「演出ですわ」
微妙な空気。
「コホン・・・話が逸れたわ、で、パチェ、もう一回言って貰えるかしら?」
「だから、私が付いて行くと言ったの」
「・・・・・・マジで?」
「マジで」
「ちなみに下のが私の性能ね」
魔女操術:パチュリー・ノーレッジ
移動速度:★
特技:紫もやし
ショット:火符「アグニシャイン」
スペルカード:月符「サイレントセレナ」
ラストスペル:日符「ロイヤルフレア」
「却下」
「早っ!?」
「行くわよ、咲夜」
「はい」
「ま、待って!、何がダメなの!?」
見なかったことにして再び歩を進める二人を必死になって止める。
ため息をついて振り返るレミリア。
「全部ダメ、大体何よ、移動速度星一つって、人間側のキャラで一番遅いわ!、それに何よ紫もやしって、特技ですらないわ!!、そして最後に、吸血鬼の私が居るのにラストスペルがロイヤルフレア?黒幕ごと私を焼き払うつもり!!!?」
「む、むきゅ・・・・・」
「まったく、頼りになるかもって一瞬でも思った私が⑨だったわ、貴女には自機キャラは無理なの!、大人しく部屋でむきゅむきゅとパチュってなさい!」
話はそれだけ、と三度歩を進める。
そしてそれを三度止めるのは、またしても「もやし」だった。
「紫ですらない!?」
・・・もとい、「紫」もやしだった。
「もう一回、もう一回だけチャンスを頂戴!」
「いや、紫もやしでいいの?パチェ」
「?何の話?」
「いや、パチェが良いならいいんだけど・・・」
リテイク。
「もう一回、もう一回だけチャンスを頂戴!」
「判ったわ、判ったから、もう一回だけよ?次変なの出したら絶対咲夜と行くからね?」
「判ってるわ、今度こそきめてみせる!」
何を?
「見なさいレミィ!これが生まれ変わった私の力!」
「いや、死んでないし」
魔女操術:パチュリー・ノーレッジ
移動速度:★★★
特技:点アイテム自動回収
ショット:火符「アグニシャイン」
スペルカード:月符「サイレントセレナ」
ラストスペル:火水木金土符「賢者の石」
「これならどう!?」
「うーん・・・これなら良いけど・・・」
「何?まだ足りない?なんなら使い魔で小悪魔もつけるわ」
「こあ!?」
どこからとも無く小悪魔をだしたパチュリーを見ながら。
「(まあ、体調も良さそうだし本人もやる気だし・・・・ね) ・・・・咲夜」
「はい」
「私はパチュリーと出かけてくるわ、貴女が夜を止めている間に帰ってくるつもりだから、留守を頼める?」
「・・・・お嬢様がそう仰るのであれば、私は黒も白と言ってごらんにいれますわ・・・留守はお任せください」
「頼んだわ」
「じゃ、出かけてくるわ・・・小悪魔」
「はい、お気をつけて」
「・・・何勘違いしてるの?あなたも来るの」
「こ・・こあー!?」
「使い魔:小悪魔」が追加されました。
次回予告
???「よくここまできたね!でもこれでおわりよ!」
偽者の月を元に戻すために飛翔する二人、だが、その前に謎の影が立ちはだかる!!
???「アイテム欲しさに前に出たのが運のつきだ!くらえ!!」
パチュリー「ムキュー!!」
レミリア「ぱ、パチェ-!!」
凶弾?の前に倒れるパチェ!
レミリア「我が親友をよくも足蹴にしたな!欠片も残さん!ここで消えろ!この虫野郎!!」
作品が違うぞレミリア!!
???「ひ、ひええ」
謎の影逃げてー!!
次回、~東方永夜抄IF 紅魔と図書館長~第2話、謎のGボウィ お楽しみに!
???「って・・・私は女だぁー!!」
今日のNG
「出かけるわよ、咲夜」
「はい、お嬢様」
いつもの散歩に出かけるように、しかしその目は件の月を見つめている。
そして、いざ出かけようと一歩を踏み出した所に。
「た、大変です!!、妹様がー!!」
「な、何いぃぃぃ!?」
「A班、弾幕薄いぞ!!なにやってんの!」
「す、すみません!!ミノフ○キー粒子が濃くて」
「「ねえよそんなの!!」」
結局この夜、紅魔組の参加は無く、異変は巫女が解決しましたとさ。
「ねえ、あなたは遊んでくれるの?」
この作品はキャラがキャラだけに、途中リタイアする可能性がございます。
もしそのような事態になってもけっして座布団、空き缶、弾幕などお投げになりませんよう、よろしくお願いいたします。
紅魔館
レミリア・スカーレットは今、機嫌が悪かった。
今日は吸血鬼にとって、最も力が上昇する日。
月に一度しか来ないこんな日には、親友であるパチュリーと、テラスで血のように赤いワインを片手に談笑したり、背に生えた大きな翼で悠々と空を飛翔し、月の光を一身に浴びる。
そんな日になるはずの日だ、いや、だった。
それなのに。
「まったく・・・なんなのよ、あの月は・・・」
月。
吸血鬼の力の源であり、今宵も幻想郷を優しくも禍々しく照らすはずのその光は。
作り物の光を発していた。
~東方永夜抄IF 紅魔と図書館長~
「出かけるわよ、咲夜」
「はい、お嬢様」
いつもの散歩に出かけるように、しかしその目は件の月を見つめている。
そして、いざ出かけようと一歩を踏み出した所に。
「あら?レミィ、出かけるの?」
そこに居たのは、動かない大図書館・パチュリー・ノーレッジ、普段はレミリアから誘いでもしない限り、図書館から出てこない彼女が、珍しく、本当に珍しく、しつこいようだが珍しく、本館の方に顔を出していた、珍しく。
「少し気が向いただけで、何でここまで言われなきゃならないのよ・・・」
「?何の話?」
「こっちの話よ・・・それよりレミィ、散歩にしては随分と怖い雰囲気ね?」
いつに無く真剣な表情のレミリアに、パチュリーはいつもの調子で問う。
「ん?そんなに怖い顔してる?」
気づいていなかったらしい、パチュリーの言葉にキョトン、とした顔をみせる。
「ええ、とっても、まあ、今は元に戻ったけれど」
「そう、ならいいわ」
今度はうってかわって微笑を浮かべるレミリアに、後ろで控えている咲夜も心なしか安堵した表情をする。
「で?貴女の殺気立ってた原因は・・・・後ろの妙な月、でいいのかしら?」
そう言ってパチュリーは、爛々と輝く、どこか作り物めいた月に視線を移す。
「ま、そういうこと・・・だから留守番お願いね、パチェ、行くわよ、咲夜」
「はい」
「待ちなさい」
咲夜を連れて出かけようとするレミリアを呼び止める。
「どうしたの?パチェ、咲夜の力で夜を止めさせるとはいえ時間は有限よ?」
「そう?なら咲夜にこれ以上負担をかけない方が良いと思うけど」
咲夜を見やり意味ありげに話す。
レミリアにはパチュリーの言いたい事がいまいち判らない。
長いこと親友として付き合ってきたが、こういう謎かけをしてくることは初めてのことだ。
「ああ、もう何が言いたいのよパチェ、咲夜に負担をかけるのは判ってる、だからこうして急いでいるの、謎かけも良いけど帰って来てからにしてちょうだい」
少し苛立たしげに羽をばたつかせて息巻くレミリア。
それを見やり、パチュリーは。
「私が同行するわ」
と、一言。
その瞬間、咲夜が時を止めた。
「・・・て、何してるの咲夜」
「演出ですわ」
微妙な空気。
「コホン・・・話が逸れたわ、で、パチェ、もう一回言って貰えるかしら?」
「だから、私が付いて行くと言ったの」
「・・・・・・マジで?」
「マジで」
「ちなみに下のが私の性能ね」
魔女操術:パチュリー・ノーレッジ
移動速度:★
特技:紫もやし
ショット:火符「アグニシャイン」
スペルカード:月符「サイレントセレナ」
ラストスペル:日符「ロイヤルフレア」
「却下」
「早っ!?」
「行くわよ、咲夜」
「はい」
「ま、待って!、何がダメなの!?」
見なかったことにして再び歩を進める二人を必死になって止める。
ため息をついて振り返るレミリア。
「全部ダメ、大体何よ、移動速度星一つって、人間側のキャラで一番遅いわ!、それに何よ紫もやしって、特技ですらないわ!!、そして最後に、吸血鬼の私が居るのにラストスペルがロイヤルフレア?黒幕ごと私を焼き払うつもり!!!?」
「む、むきゅ・・・・・」
「まったく、頼りになるかもって一瞬でも思った私が⑨だったわ、貴女には自機キャラは無理なの!、大人しく部屋でむきゅむきゅとパチュってなさい!」
話はそれだけ、と三度歩を進める。
そしてそれを三度止めるのは、またしても「もやし」だった。
「紫ですらない!?」
・・・もとい、「紫」もやしだった。
「もう一回、もう一回だけチャンスを頂戴!」
「いや、紫もやしでいいの?パチェ」
「?何の話?」
「いや、パチェが良いならいいんだけど・・・」
リテイク。
「もう一回、もう一回だけチャンスを頂戴!」
「判ったわ、判ったから、もう一回だけよ?次変なの出したら絶対咲夜と行くからね?」
「判ってるわ、今度こそきめてみせる!」
何を?
「見なさいレミィ!これが生まれ変わった私の力!」
「いや、死んでないし」
魔女操術:パチュリー・ノーレッジ
移動速度:★★★
特技:点アイテム自動回収
ショット:火符「アグニシャイン」
スペルカード:月符「サイレントセレナ」
ラストスペル:火水木金土符「賢者の石」
「これならどう!?」
「うーん・・・これなら良いけど・・・」
「何?まだ足りない?なんなら使い魔で小悪魔もつけるわ」
「こあ!?」
どこからとも無く小悪魔をだしたパチュリーを見ながら。
「(まあ、体調も良さそうだし本人もやる気だし・・・・ね) ・・・・咲夜」
「はい」
「私はパチュリーと出かけてくるわ、貴女が夜を止めている間に帰ってくるつもりだから、留守を頼める?」
「・・・・お嬢様がそう仰るのであれば、私は黒も白と言ってごらんにいれますわ・・・留守はお任せください」
「頼んだわ」
「じゃ、出かけてくるわ・・・小悪魔」
「はい、お気をつけて」
「・・・何勘違いしてるの?あなたも来るの」
「こ・・こあー!?」
「使い魔:小悪魔」が追加されました。
次回予告
???「よくここまできたね!でもこれでおわりよ!」
偽者の月を元に戻すために飛翔する二人、だが、その前に謎の影が立ちはだかる!!
???「アイテム欲しさに前に出たのが運のつきだ!くらえ!!」
パチュリー「ムキュー!!」
レミリア「ぱ、パチェ-!!」
凶弾?の前に倒れるパチェ!
レミリア「我が親友をよくも足蹴にしたな!欠片も残さん!ここで消えろ!この虫野郎!!」
作品が違うぞレミリア!!
???「ひ、ひええ」
謎の影逃げてー!!
次回、~東方永夜抄IF 紅魔と図書館長~第2話、謎のGボウィ お楽しみに!
???「って・・・私は女だぁー!!」
今日のNG
「出かけるわよ、咲夜」
「はい、お嬢様」
いつもの散歩に出かけるように、しかしその目は件の月を見つめている。
そして、いざ出かけようと一歩を踏み出した所に。
「た、大変です!!、妹様がー!!」
「な、何いぃぃぃ!?」
「A班、弾幕薄いぞ!!なにやってんの!」
「す、すみません!!ミノフ○キー粒子が濃くて」
「「ねえよそんなの!!」」
結局この夜、紅魔組の参加は無く、異変は巫女が解決しましたとさ。
「ねえ、あなたは遊んでくれるの?」
高速移動不可は難度の高い機体ですね
次に期待
以前は子悪魔表記の作品あったし
まあ、誤字という可能性も棄てきれないけど・・・
それより、
>レミイ
レミィ
紫もやしはスペルカード木土符あたりで復活してほしk
てか日符だよなパチェさんなら。相方が魔理沙とかなら普通にいけそうなものを。
個人的にはショットは賢者なイメージだったり次回に期待してたりで