注意:以下、超濃厚U-1SSになります。
巨乳好きが祟って失明してしまった。若気の至りだ。
ああ、解っている。そんな馬鹿なと言いたいのだろう。私だって嬉しさの余り未だ半信半疑だ。
しかし起こってしまった今となっては空虚な妄想ではなく厳然たる事実である。
何故その様なことが起こるかを分かりやすく噛み砕くためには、まず私の人となりを知ってもらう必要があるだろう。
故に恥ずかしながら武勇伝自慢(じこしょうかい)から入らせていただくとする。
そう遠くも無い昔、寺小屋で半死半生になるほどの頭突きを食らったことがある。
別段深い理由は無い。隙を見計らって、背後から先生の胸を思いっきり揉み扱いたからだ。
死の淵からよみがえった後、少し反省した様子の先生が居た。
いきなり揉み扱く奴があるかと言うので、次はゆっくりと揉み扱きますと答えたら、また頭突きを食らった。
直撃間際に覗いた谷間と、直撃後にちらりと見えた巨乳の船頭に免じてよしとした。
紅魔館の門番に喧嘩を売ったことがある。
別段それ自体は珍しいことではないだろう。事実、弾幕や格闘を嗜む者が腕試しとしてよく挑戦している。
しかし、私は弾幕の一つも張れないし、ましてや格闘なんて以ての外だ。
では何故挑むのか? 簡単だ。
彼女が一歩踏み出すたびに揺れる富士の如く稜線は見ている者の心を揺さぶる。繰り出される音速の拳は私の意識を揺さぶる。
またも死に掛けた。
何度か三途を渡りそうになったが、それはそれで構わない。
私は己が望むものの為に死ぬのであらば本望であるし、再び出会った三途の渡しはやっぱりとってもおっぱいだった。
ここらで本題に向かおう。
あれは、そう、昨日のように思い出せる。
日光が何時も以上に強く光り輝いていた日だ。
右腕の時計は確か二時を指していた記憶がある。
ちょうど太陽が真上に立つ時間だから、日差しを強く感じてもおかしくは無い。
或いは香り立つ程度に残る、光への喪失の名残がそう思わせたのかもしれない。
私はふと何時ものように好奇心を抑えきれず、向日葵畑に赴いた。
好奇心の源に、向日葵畑にはとても強くて大きな妖怪が居ると聞いたというのもある。
大きいというのは、態度とか、率直に言えばおっぱいとか。
そうして私はすやすやと眠るその大妖怪を目にした瞬間、言いようの無いときめきを感じて駆け出していた。
そして目が覚めたら、私はいつの間にか永遠亭に居たようだ。
居たようだというのは、私はその時にはもう失明していたからだ。
ああ、失明と言ってしまってはいささか語弊がある。
一応、まだほんの少し、香りたつ程度には目に光は差す。
では、どのくらい見えるのか、と人は聞くだろう。
それに関しては何の事も無い。
はっきりくっきりと見ることが出来る。
なんだ、では問題が無いではないかとまたもや言うだろうが、それは違う。
何故か?
私の瞳はもう、おっぱい、それも巨乳しか映さないのだ。
それに気付いたのは、長い昏睡状態から目を覚ましたときである。
周りを見渡せば、服越しのおっぱい、おっぱい、おっぱい――それを見て、ああ、ここはきっと噂に聞いた楽園か、という想いを抱いた私を、誰が責められようか。
視界の端で、一際大きな赤と黒なす青をした二つの稜線が揺れ動く。
それは、紅魔の門番に匹敵するほどの大きさ――そう、彼女もまた、「富士」を有する者だった。
おっぱいが、もとい、彼女が近づいてくるのが解った。
おっぱいが下に揺れると、私の鼻から息が漏れ出す。揺れた反動でおっぱいが上に弾むと、私の鼻には桃色の空気が満たされる。
そればかりに気を取られていて、他の事は余り覚えていない。
それでも何とか思い出してみると、彼女は確か慈しむような声でこう言ったと思う。
――目が覚めたかしら。今回は、お気の毒としか言いようが無いわ。最善の手は尽くしたのだけれどね。光無き世界は苦痛かもしれないけど、どうにか自分を強くもって生きてくれないかしら?
私はその言葉に、馬鹿な、と言った。
その後にこういった感じのことを、鼻息を荒くして捲くし立てた覚えがある。
――何を言う。私はまだ光を失ってなどいない。この目に映る光は確かに狭まった。しかし、レンズを通した太陽の光のように、以前にも増して爛々と光輝いている。そうだ。おっぱいだ! おっぱいが見える! それだけで十分だ! 我が眼、最早雑念は捨てた。今はただ、己が心から愛するもののみをこの眼に映している。これは進化だ。私に適応して目が進化したのだ。嗚呼神よ、感謝しよう。私はまた一歩修羅に近づいた! 貴方の示したおっぱい道、今一歩を踏みしめ、今こそ参る!
言い終わると同時。富士を有する彼女は、私に対して幾つかの質問を行った。
精神鑑定だった。
残念そうに「異常無しね……」と呟いた彼女の声は今でも忘れない。というか患者の前で精神を疑っていいのだろうか。
それを隠蔽するかのように、彼女は「じゃあ、目の検査をするわね」と言った。検査中に目の前でゆっさゆっさ揺れるのでそれどころではなかった。
目に良く解らんものを突っ込まれたり、腹にボディーブローを食らったり、意味も無く鼻と口にマシュマロを詰め込まれたりと色々あったが、検査は順調に進み、病名が発表された。
――おっぱいに至る病ね。
名前はもうちょっとどうにかならなかったのだろうか。
π
永遠亭の協力を得て、人里へ戻ってきた。四方八方おっぱいだらけだった。
居ても立ってもいられなくなって全力でおっぱいのある方向へ飛び込んだが、壁に遮られてしまった。
どうもこの病は、壁などの障害物は透過して、大きいおっぱいのみを映すらしい。真に便利だ。服越し限定仕様だが。
しかし、ここで一つの問題が生じた。
私は家に帰れない。当然だ。私の瞳に映るものは、有象無象のおっぱいだけなのだから。
さてこれは深刻な事態である。ああでもない、こうでもない。思考の徘徊は行動として出てしまったようだ。
私はその場でとりとめも無くぐるぐると廻っていると、何かの溝に足を踏み外してしまった。――と、同時にぬっとりした生温いものが顔に付着した。どうやら田圃に顔を突っ込んだらしい。
「災難だな……ってあれ?」
足、抜けない。
抜けようとして暴れれば暴れるほどに足は体を道連れにして嵌っていく。
田圃ではなく底なし沼ではなかろうかという懸念を抱いたとき、
――リィン。
「あの……大丈夫ですか?」
「……え? あ、あの、え、ええ」
鈴のようによく通る、美しい声だった。
聞き惚れていたせいで、逆に自分に向けられた声だとは気付けなかった。
心なしか心臓の鼓動が早くなった気がする。
足が田圃に食われているという事実すら忘れて無意識のうちに振り返った。
しかしそこには何も映ってはいない。
目を擦ってみても、やはり何も映りはしなかった。貧乳か。少しだけ恨めしい。
「すいませんが、手を貸していただけませんか? 田圃に足を食われて大変なんです」
「田圃……? はあ」
懐疑的な声。田圃ではなかったのだろうか。そうだとしたら持ち主に迷惑をかけなかっただけよしとしよう。
声のする方に左手を出した。
どこか迷うような雰囲気があるのを感じながら、彼女(声から察するにそうだろう)の両手が私の体を引き上げた。
「ありがとうございます。何かお礼でも出来たらよいのですが、急用があるので私はこれで。今度会ったときには必ず恩を返しましょう」
押し付けるように言って、私は慎重に歩き出した。
目のことを知られたくなかったという思いが自分の中にあるのを、確かに感じた。
解らなかった。どうせなら目のことを打ち明けて同情を誘い、私の家まで運んでもらうのが良かっただろう。
しかし彼女に私のことを話すのはなんとなく憚れた。
心地よくも気持ちの悪い感情。
自分でも、よく解らない感情に戸惑っているのが解る。
このもやもやした感情は、きっと彼女が私の目に映らぬ程度の貧乳だからだ、と自分に言い聞かせた。
「お待ちを」
凛、淋、そして鈴(りん)と彼女の声が響く。
それはまるで私の心を包み込むような甘美な響きだった。
振り向きたくは無かった。理性が叫ぶ。逃げろ、いやな予感がするぞ。
しかし、彼女の声をもっと聞いていたかったという本能に、私は負けた。
「……なんでしょう」
「……こんなことを言うのは失礼に当たるかも知れませんが……」
予感は当たっていた。
馬鹿、だから言っただろう、振り向かずに逃げろと。自分の中の理性が再び叫び声をあげて私を罵倒した。
あぶら汗が出てくる。顔が歪むのが解る。彼女の、これから声を出そうとする気配がする。理性が呆れたように手を上げた。
「目が、見えないのではないのですか?」
感情がひとりでに暴走するのがわかる。理性は精々、それを表に出さない程度にしか働かない。
無駄だと解っているのに、私は粗野で震えた声を出す。彼女とは対称的なその声が、酷く嫌だった。
「な、何故でしょう?」
最悪の言葉だ。認めたも同然だ。
耳を塞ぐように命令する脳と、それを聞き入れるかどうか迷っている体。長い長い一瞬は、彼女の次の句によって終わりを告げた。
「一つは、貴方がただの沼のことを田圃と言ったからです。冬ならともかく、今の時期に稲が無いことはおかしいですし、何より一目見れば冬場であろうと田圃とは思えません」
何故田圃だと思ったのだろう。
そんなどうでも良い、過去に対する愚かな後悔は、頭の中で冷たく処理されていった。
「もう一つは、貴方を田圃から引き上げるときです。右手を差し出したのに、貴方は左手を出してきた。手は両方開いていたのに、です」
言い逃れは出来そうになかった。
いや、心のどこかでこれを望んでいたのかも知れない。白々しくため息をついて、私は白状した。
「……その通りです。私の目はもう光を映しません。微かに映るものといえば私が愛したおっきなおっぱいのみ。これで満足でしょうか?」
知らぬうちに言葉が荒々しくなっていた。
回りくどく、そして嫌味な言い方だ。自惚れに聞こえるかもしれないが、私らしくも無い言い方だった。
「……それでは今度こそ失礼します」
「待ってください。沼にはまるということは、まだ暗い世界に慣れては居ないのでしょう? ひょっとすると日常生活すら、ままならないのではないのですか?」
それがまるで婉曲的に聞こえたのは、もしかするとそう望んでいたからかもしれない。
「どういうことですか?」
「もしよろしければ、手伝わせていただけませんか? 貴方の、日常生活を」
「お断りします。私の目に貴方の胸は映りません。貴方のその貧相な胸は、文字通り眼中に無いんですよ」
「それでもっ!」
「っ!」
急に後ろから抱きつかれた。
昨今のギャルゲーもびっくりの展開の速さと強引さに作者の力量不足を感じつつも、私の胸がときめいた。
「それでも……それなら、一緒に居てくれるだけで良いんです。貴方のことを含めた全てのことは、自分でしますから」
鈴のような声が耳から伝わり、脳を溶かした後に心臓を大きく跳ねさせた。
もしかしたら私は、声をかけられたときにはもう、負けていたのかもしれない。
「貴方を、なんと呼べば良い?」
少し、間があった。
その言葉の意味を理解したのか、彼女は嬉しそうに言った。
「リン……リンと、呼んでください」
「そうか、貴方に相応しい名前だ」
まるで鈴のように美しい声を持つ貴方に――という言葉は飲み込んだ。さすがに気障だろうと思ったからだ。
リンの手に導かれて、私は家路についた――
π
「じゃあ、行って来る」
「行ってらっしゃい」
リンが家に来てからもう一月がたつ。月日の流れとは早いものだ。一秒でも長く生きるごとに、強くそれを感じる。
やはりというかなんと言うか……私はリンに恋を……いや、愛している。
それ故かは解らぬが、眼前に広がる巨乳の群れを見ても、もはや何の魅力も感じることは無くなった。
これで完全な盲人だな、と呟くように自嘲した。
沈みかけた心を引き上げるために、顔を上げてみると、どこか不自然なおっぱいが約39.8度方向から高速で飛来してくる。
しまった、これは――!
「偽乳特選隊……!」
それは、自らの貧乳に嘆き、自他もろともに偽った者の隊。私はそれに狙われているのだ。
理由など決まっている。
奴らは私の、この目が疎ましいのだ。彼女らの気にしている、巨貧を見抜くこの目が。
自らの秘密の暴露――それは、平穏極まる今の幻想郷にとって、死刑に値する行為。
故に私が変に口を割らぬうちに始末をつけねばならぬというわけだ。
ちなみに、先程から隊だの奴らだの言っているが、隊員はただ一人。十六夜咲夜のみだ。
彼女の、氷以上に冷たくナイフのように鋭い視線が、きっと私を貫いている。恐怖の余り笑みがこぼれ、それに乗じて膝が笑う。
世界が黒を飲み込むほどの黒に染まったような、背筋の凍る感覚。
絶望的な恐怖だったが、それ以上に今更パッドネタを、しかもオリキャラにそれを弄らせるという最悪の行為を仕出かすことによる読者の反応の方が数倍は怖い。
「……何のようだ」
自分でも愚問だと思える程度には、頭に余裕はあった。
十六夜咲夜の巨乳、もとい虚乳が揺れる。
「解りきったことを聞かないで頂戴。貴方を始末しに来たのよ。私の秘密を握る貴方を、ね」
もう周知の事実だぞ、とは決して言えなかった。
「見逃しては、くれないだろうか」
「愚問ね。貴方は例外なく、死あるのみよ」
全身から汗が吹き出て、逆に涼しくなった。
「それに、そんなに堂々と出歩かれちゃあ、こっちとしても放っておけないのよね。殺してくださいと言わんばかり。注意不足だったわね」
「……全くだな。不覚だ……」
最初はグーでパーを出したらチョキに負けた時くらい不覚だ。
「そういうこと。死の恐怖で怯える毎日を過ごして、それに耐えられず発狂されて、大声で秘密を暴露されても困るしね」
「……そうか。ならば仕方が無い」
ナイフの触れ合う音が聞こえる。
右のおっぱいが下を向いたから、きっと右手に一つナイフを持ったのだろう。
「諦めが良いわね。それじゃ――!」
体を、殺気が貫いた。
その殺気が顕現し、ナイフとなって私の体を貫く光景が浮かんだ。
おっぱいが揺れる。
右のおっぱいは高速で斜め下を向き、それに伴って左のおっぱいも少し揺れ動く。
覚悟を決めた。
戦わねばなるまい。
先程の光景を刹那の間に高速再生、及び高速演算処理。
再生された映像(おっぱい)より角度算出。
同上に速度算出。
殺気感知。首の一点のみに集中。油断して殺気を漏らしたと思われる。
以上の要素を以って、命名符(スペルカード)発動条件完遂とする。
――乳符(スペルカード)、発動――
――恋の不思議と理系の極致(おっぱいアナライズ)――
「はぁッ!!」
「私のナイフを……ッ!?」
ナイフを、左の手で掴む。血が滴った。痛みは感じない。
タイミング、位置ともに須臾の単位にすら狂いは無く、完璧だ。
自らを奮い立たせるようにナイフ強く握り、今が期とばかりに自信満々の虚勢(はったり)を張る。
「交渉が決裂したのなら仕方が無い……。私もはっきりと心が決まったよ。貴方に殺される恐怖に怯えながら過ごす日々は御免被る」
「あ、あんな馬鹿な芸当……」
「出来るさ。愛するものの存在が、私に力を与えてくれる」
「なん……ですって……?」
そんな解りにくいボケはいい。
「どうしても私の命を奪おうと言うのなら……この場で貴方を倒すまでだっ!」
リンの声が頭をよぎる。
自分を奮い立たせるために精一杯に叫んだ。
「私を嘗めるなぁッ! 十六夜咲夜ァッ!!」
「……フン」
縮こまった体に活を入れるため、左手のナイフで思いっきり足を切りつける。血のついたナイフを捨てて、暴れだす苦痛を握り潰して薄く笑った。
はったりも繰り返せば真になる。
勝機は今しかない。
十六夜咲夜(のおっぱい)目掛けて一直線に駆ける。
次第に近づく。
微動だにしないおっぱい。
勝機とばかりに左手を振り上げる。
振り上げるのと同時に激痛が走った。
「ひっ……!」
情けない声が漏れる。
何だ? 何が起こった?
手の甲を触った瞬間、身に覚えの無い不純物が突き刺さっていた。それがなにかを悟った瞬間、全身から力が抜け、色褪せていた本能が急激に目を覚ました。
絶叫を上げて悶える私に、十六夜咲夜がゆっくりと語りかけてきた。
「なるほど……冷静に考えれば簡単なことだわ。胸を狂人の如く好み、そして天才的な数学者の貴方のこと。胸を見て全てを計算したのね」
冷静に考えてもそんなこと解るはずはない上、天才的な数学者などというのは誰がどう見ても後付け設定だったが、進行に支障をきたすので十六夜咲夜の頭の回転が並外れて速いと思い込むことにする。
「なら、簡単なこと。私の能力で……投擲する瞬間を見せなければいいだけの事」
まともに呼吸すら出来ない。
苦しみの余りまともに声を聞くことすら出来なかった。
今の私は、まさしくまな板の鯉(貧乳に好き勝手されるがままの人物、または物、の意)。すぐさま殺されるだろう。だがそれでも、いやそれならば、言っておかねばならぬことがある。すうっと吸い込んだ空気を、腹の中で度胸と混ぜて、声として吐き出した。
「っ……! 自分で勝手に絶望を感じ、直ぐに希望を見て……私は初めから、道化に踊らされていたと言う訳か……」
「もしくは、貴方が演じることの出来ない道化だったのかもね」
どっちにしろ、遊ばれていたことには変わりは無い。
畜生……! リン……!
「じゃ、これでもうお仕舞ね。何か言い残すことはあるかしら? 内容次第では減刑出来るかも知れないわよ。秒単位だけど」
頭の中で、これまで靄のように渦巻いていた思いを言葉として形作る。
痛みに少しづつ慣れてきたせいか、不思議なことにすんなりと要点がまとまった。
それでも自分の声の振動にすら激痛を味わわされるので、搾り出すように言った。
「何故……貴方は自分を偽るのだ……」
「何ですって……?」
「何故……貴方は自分のおっぱいを偽らなければならなかったのかと言っている……!」
それは心からの叫び。
完全で瀟洒な彼女の、唯一不完全な部分。
もう時間は無いのだ。畳み掛けるように、私は言葉を紡ぐ。
「人には、いや全ての者には分相応というものがある……! おっぱいの場合は尚更だ……。それは我らが軽々しく手を加えても良い部位ではない……! おっぱいの全ては……どんな大きさであろうともそれは神からの贈り物なのだ! 大きければ良いと言うものではない!」
「貴方に何が解る! 持たざる者は持つ者に憧れるのよ! 彼女達の持つ富士の如く稜線がどれだけ美しいか……そして私は手に入れた! この完璧な富士の胸を!」
「憧れる気持ち……解る、解るさ。だが貴方は不必要に大きくある必要は無い! その完全で瀟洒な体に相応しいのは他との調和を引き立てる、程よい大きさのおっぱいだということに何故気づかない! 認めるんだ十六夜咲夜! お前のそれは富士山ではない! お前ははさしずめ天保山(標高約4メートル。日本一小さな山)だああああぁぁぁぁ!!」
あ、ナイフが、いっぱい刺さ、いた、いたいって……アフン……。
私はどうやら死ぬようだ。最後の言葉が天保山になるとは……などと存外落ち着いたことを考えていた。
――ひいぃ! 皆来てくれ! 腰が抜けちまった!
――おい、大変だべ……! 人が血まみれで倒れているだ!
――や、八意さまー! こっちですこっちー!
どこか遠くから聞こえるその声は、確かに自分の事を言っていた。
先程からさほど時間が経った様には思えないが、次第に大きくなる喧騒がそれを否定していた。
――……これは酷いわね。
どこかで聞いた声。
……ああそうか八意永琳か。おぼろげに見える、奇天烈な配色の稜線がそれを雄弁に物語っていた。
――でも大丈夫よ。運が良いわね、この子。ちょうどつい最近、とある書物の解読に成功して、復活呪文を習得したのよね。
……ああ、オチが読めたぞ。
これはきっとあれだ。ザオラルを何回も唱えるけど全く成功せずに、こうなったら、と思ってザオリクを唱えたけどMPが足りないというパターンだ。
うん、OK、OK。全部解ってる。MPが足りないって表示された後に、突っ込みを入れて死のうじゃないか。お約束は、完璧に決まるからこそ美しいのだ。
――ええ、すごい呪文だわ。生きていようが死んでいようが、たちまち復活させる大呪文よ。
ほら来た……と思ったが、どうやら想像していたものとは大分違うらしい。
確信を抱くような口ぶりに一抹の希望を抱く。俄に空気が張つめる気配がした。八意永琳が、厳かに呪文を詠唱する。空気を読んだおっぱいは制止している。
――王大人(ワンターレン)流奥義……。
でも揺れた。
――死亡確認!
おいこら天才――
π
何も感じなかった。
周りは静まり返っており、自分の呼吸の音すら聞こえない。酷く陰気な世界。
光が失せた私でも、ここがどこかぐらいかは解る。彼岸だ。世話になったのは全て、日常の中の非日常。
その上三度目の邂逅なので、違う筈も無い。
以前の二度は冗談の範疇で済んだが、今回はそうはいかないだろう。
次第に輪郭をはっきりさせる死という存在が、私の心をどこかセンチメンタルな気分にさせた。
――おいで、おいで……。
だから、突如聞こえたそんな声にも、無い耳を塞いで聞こえないふりをした。
――おいで、おいで……巨乳の子が待ってるよ……。
行きたくない。巨乳に対する蝋燭の炎のように儚く、しかし滾るような情熱はもう失せている。
――おいで、おいで……可愛い子が待ってるよ……。
何を馬鹿な。世界三大美女であろうとも、私の心はもう既にリンが全てを占めている。
私は、あの短くも強く光り輝く日々をもう一度やり直したかった。リンの為に生き、リンの為に死にたかった。
しかし現実はどうだ。実にあっけない死に方だった。勝手に絶望し、勝手に希望を見出し、勝手に自分の主張だけを残して、私は死んだのだ。
やはり、道化のような最後だ。どうせ道化になるのならリンを笑わせて見たかった。もっと一緒に居たかった。
どうせもう会えないのなら、今ここで消滅してしまいたいと思うほどだ。
――おいで、おいで……ガイルが待ってるよ……。
怖いな、それは。
反射的に突っ込みをしてしまい、立ち上がる。
その手前、無視を決め込むことも出来ないので、船頭に向かって歩いていった。
「三度目の正直……って言ったところかねぇ。とうとう死んだか。それにしてもこんなに彼岸に顔を出した奴なんて、久しぶりに見たよ」
船頭がゲラゲラと笑う。
自分のような愚か者が過去に居たのかと思うと、自然と笑みが零れて来た。
「さて……前の二回とは違って、今回のあんたはお客さんだ。あんたの人生を聞くのは楽しそうだし、特別に運んであげるよ。さあ、有り金全部頂こうか……まあ、前が前だから期待はしちゃいないけどね」
と、言うのも、私は前にここに来たとき、たったの三文しか持っておらず、この船頭に大層呆れられたのだ。
早起きすれば得られる程度の額……私の人生は精々その程度で、つくづく他人に迷惑をかけてきたのだと思う。
自分の懐をまさぐって、掴んだもの全てを船頭に差し出した。
せめてこれ以上、下がってくれるなよ……そんな後ろ向きな考えを抱きながら。
「どれどれ……あれ? ちゃんと六文あるじゃないか。善行を積んだんだね。それともあんたを想ってくれる人が出来たか……いやぁ、どっちにしても感心だね。こんな短期間で三文も増やすなんて。よっぽどのことをしたんだね、あんた」
最初は耳を疑った。いや、それよりは寧ろ、と思い今度は脳を疑った。
しかし順調に進む三途の船がそれを否定する。戸惑う私を他所に、船頭は暢気に、とうちゃ~く、と呟いた。
地に降り立つと、義務なのかそうでないのかは解らないが、暫く船頭が先導してくれた。あ、上手いこと言った。
「あたいが運んでやれるのはここまでだ。あんたの目の前に扉がある。この大きな扉を開ければ法廷だ。ああ、勝手に開くから心配しなくてもいい」
実感は全く湧いてこなかった。そのくせ、無いはずの心臓が息切れをしているような緊張感を感じる。
それを悟ったように、船頭が言った。
「はっきり言うと……多分あんたは地獄行きだ。自分の欲に素直すぎたんだよ。愚直なまでにね。でも、それがあんたの魂の気質だ。愚直な性格の奴はみんな、地獄行きか天国行きかを閻魔様が決めるまでも無く、明らかな奴ばっかりだ。良くも悪くも極端だからね。あんたは悪い方だったが……まだマシなほうさ。地獄に行っても、ちゃんと得を積めばきっと、再び輪廻の輪に戻れる。今度は、人の為になることに素直になるんだね」
礼を言おうとしたが口は無いので、頭を下げた。
船頭は――きっと二カッと笑いながら――気にするな、と言った。
何故そう思ったかは解らないが、彼女の天職はきっとこの仕事だろう。
半歩程度、扉に向かって進む。
心の中で政権を握る臆病という感情は、少数で連立政権を組んでいる見栄や意地といった感情にほんの少しだけ譲歩したのだ。
それが不味かったのだ。譲歩すべきではなかった。まるで罠を踏んだかのように、扉は盛大な、しかし厳かな音を立てて開いていった。
失策をした臆病党の議員は議席を全て取り払われて、新たに恐怖党が私の心を支配した。
視界は全て闇に覆われているが、扉の一歩手前と奥では、まるで次元が違う。
本能が感じ取るほどの境界がそこにはあるのに、私はそれを見ることすら叶わない。
境界のない世界。光の無い世界。それがまるで自分の未来(おわり)を表しているようで、酷く恐ろしかった。
「……被告人、前へ」
一度聞くだけで理解した。高く、どこか幼さの残る声でありながらも、他人を、有無を言わせないままに威圧させる声。紛う事無く、閻魔様の声だ。
身がすくんだ。
恐怖が心の中で踊った。
情けなく辺りを見回しても、何も見えない。何も、何も、何も。
やっとの思いで一歩を踏み出す。
法廷に入った瞬間、そう遠くは無いのに、懐かしい感触が戻ってきた。体が生前のものに戻ったのだ。
突然のことに呆然としていると、扉が閉まった。それと同時に、再び声が聞こえた。
――リィン。
「……久しぶりですね」
言葉を失った。
先程の閻魔様の声とは違う。聞き覚えのある声。愛しさで狂いそうになる声。鈴のようによく通る、美しい声。
「…………リ、ン?」
「はい」
何故ここに? 何をしている?
言いたいことは山のようにある。
しかしこれが最後の言葉だと思うと、それらが全て崩れて、結局何も言えなかった。
どのくらい沈黙が続いただろうか。あるはずの無い時間と戦う。何か言わねばならぬと思うほど、それは焦りとなって放られた。
必至に言葉を探る。一番最後に会った時から、少しづつリンとの記憶を遡って行く。
そういえば、リンとの出会いはどんな風だっただろうか……。そう思ったときに、リンが声を発した。
「あの、大丈夫ですか?」
――ああ、そうだった。
始めて会った時も、リンはこう言ったんだ。
あの時、リンはあくまで私の心配をしたんだ。溝にはまって足掻いている、不審者のような私を。
今からでもやり直せる。それは須臾のように短い時間で終わる邂逅だが、時間は大した問題ではない。それはリンとの過ごした、儚くも一生分を詰め込んだような時間が答えを出していた。
だから――
「リン……ありがとう、三文」
「……はい」
だから私も、お礼から始めようと思う。あの時と同じように。
π
泣き声が響いていた。
リン、リン、とみっともなく叫ぶ声が、次第に薄れていく。
最後に一つ、嗚咽と笑いが混じったような、行ってきますという声が聞こえたきり、もう何も聞こえなくなった。
終わったか、と小町は思って、法廷の扉を開けた。
中では、映姫が何事も無かったかのように書類を整理していた。
小町が、四季さま、と声をかける。
「何ですか、小町」
機嫌は良い様だ。
何時もなら、サボってないでとっとと仕事をしなさいと言うのに。
もっとも、機嫌が悪くとも今回ばかりは引く気の無い小町だったが。
「四季さま……浄頗梨審判使ったでしょ。それも本人以外に」
「それが何か?」
書類を机で、トントンと鳴らす映姫。
俯いて、荒っぽく髪を撫でる小町。
間接的な言い方では無駄だと悟ったのか、小町は頭の中で整理してきた言葉の道筋を全て放棄し、簡潔に言った。
「閻魔様が、あんな温情を与えて良いんですかって言っているんです」
「温情……というと、被告人に浄頗梨審判で最愛の人に会わせた事でしょうか?」
「ええ」
映姫は小町の目をじっと見た。小町の真意を探っているようだ。
それが少し長かったので、小町が待ちきれずに何かを言おうとした時、唐突に映姫が言った。
「浄頗梨審判は、対象者のありのままを映し、それを具現化するものです。隠した嘘も悪意も実力も本性も、果ては貴方のサボりまで」
小町は表情を変えないまま、言葉を探す。
その最中に泳いでいた目を映姫に向けると、事も無げに言った。
「量ったんですか? 二人を」
答えない。
眉一つ動かさない映姫はしかし、先程の小町と同じように言葉を吟味している様子だった。
やがてため息を一つ吐くと、懺悔するように呟いた。
「難しかったのよね」
「難しかった?」
小町は何とか驚愕の表情を表に出さずに済んだ。
難しかった、という言葉自体も映姫の性格と実績を見れば信じがたい言葉だったが、まさかあの地獄行きが決定したような奴がその言葉を出させるとは思えなかったのだ。
小町は言った。
「だから、リン……でしたっけ? そいつの本性に全てを委ねたんですか?」
「ええ、その通りです。リンが少しでも被告を嫌うところがあったのなら地獄。そうでなければまた人間に生まれ変われるように、輪廻に戻します」
「四季さまは、どっちの方が良かったんですか」
結果も……どちらに行ったのかも気になったが、それよりも悪戯心が勝った。
「ん? どっちでも良かったわよ? 裁判関係なく、私情だけで言えば地獄行きだったけど」
が、返ってきた返事を聞くと、小町は顔をしかめた。
もしかしたら、自分のせいで段々いい加減な性格になっているのではないか、と割りと深く反省した。
「だってねえ……本当に難しかったのよ。決して褒められた一生を過ごした訳でも無い者が、突如として、一週間程度で三文も荒稼ぎするもの。総合的な評価を下して来世を絶つか、可能性を信じて再び歩ませるか……とっても難しい」
もうちょっと長生きしたのなら簡単だったんだけどね、と映姫が呟く。
小町は何となく手持ち無沙汰だったのか、無意識のうちに髪を弄っていた。
「で、使ってみたら……驚いたわ。嫌うどころか、ひたすら楽しい思い出ばかり語り合ってた」
髪を弄る手が止まった。
予想外の言葉に小町が面を喰らっていると、映姫がクスッと笑って言った。
「素晴らしいじゃありませんか、小町。ひたすら巨乳のみを追いかけていた者が、ただ一人の者を愛し、愛されることで得を積むなんて」
それは解っている。一週間に三文、などといった明らかに常識外の数値を持ち出されてはそれを信じざるを得ないのだろう。
しかし、主観と客観が別物であるように、理性と感情も別物なのだ。
「ええ、解ります。解りますが……あの二人の間には、数え切れないほどの障害がある。あのまま平和に暮らしていても、必ずいつかは破綻します」
「何故貴方が断言できるのです。もしも、に意味はありませんよ」
「リンは被告を騙しているんですよ?」
「騙している、というのはいささか語弊があります。リンは自分の中では当たり前だったことを話さなかっただけです。浄頗梨審判のリンですら、そのことを話さなかったのですから」
映姫は一息ついて、言った。
「人間が人間に、わざわざ自分が人間であるとは言わないでしょう? リンにとっては、そのくらい当たり前だったのでしょう。私は、あの二人ならばきっと、世間の差別や下衆な好奇の目に晒されようと、強く関係を維持したと思いますよ」
長い間視線が絡み合っていた。
何十分と思える数秒が過ぎて、小町は深く深くため息を吐いた。
「ああもう、解りましたよ。何言っても無駄でしょうし」
そもそも閻魔さまに文句を言うこと事態間違いだったんだ、と小町は誰に言うとも無く言った。
「あら、結構諦めが早いわね」
意外だ、といった感じの映姫。
「別に判決自体には文句があるわけでは無いんですよ。ただ、あたいがどこと無く釈然としないって事を知っておいて欲しかったんです」
「そういう姿勢も大事ですよ。裁判に興味を持てば、サボることも少なくなるのかしらね」
映姫は童女のように笑った。
しかしすぐに表情を切り替えて、さて、と言った。
「そろそろ仕事に戻りましょうか。普段サボっている者にサボる口実を与えたのでは、私の面子も立ちませんしね」
そうして法廷を出ようとした映姫だったが、おっと、と言って再び小町に向き直った。
「小町。差別というものは無くなりません。人や妖怪が、考えることが出来る限り、ね。だからこそ、このようなことを職とする私たちが彼らに差別を行ってはならないのです。どのような形の愛であろうと、私たちは平然と受け止めようではありませんか」
理想論かも知れないけどね――そういって映姫は、今度こそ法廷を出て行った。執務室へ向かったようだ。
取り残された小町はしかし、すぐには仕事に戻らなかった。
生来のサボり癖が言葉とは裏腹に働いたということもあるが、やはりどこか釈然としない思いがあったのだ。
小町は裁判長の席に立ち、法廷を一望した。
楽しい思い出ばかりを語っていたというが、あの二人は一体あの短い期間でどれほどのものを積み上げたのだろう。
そう思うと、不意にあの二人が子供のように、そして楽しそうに語り合う光景が小町の頭に差し込んだ。
――酷く、美しい光景だった。
美談ではないか。
一生をかけて追い続けたものへの思いをすぐさま捨てて、いままで興味の欠片も無かった者に、一生分の愛を全て注いだのだ。
しかし……いや、だからこそ、釈然としない思いがあった。
事情を知らないものは、二人の、外面に現れる目新しさのみを見る。そして、飽きた時には異端である彼らを用いて自らの鬱憤を晴らす。悪いところばかりを見つけて叩く。映姫の言う事だって正しいだろう。
あいつは、死んで正解だったのかもしれない、と不謹慎なことを思った。
死んだからこそ、美談になれるのだ。
足元のスペルカードを拾う。浄頗梨審判だ。リンの本名を含んだそれは、こう書いてあった。
―― 審 判 「 浄 頗 梨 審 判 - 森 近 霖 之 助 - 」 ――
小町は何度も何度もそのスペルカードに目を走らせた。
そしてただ一言、
「恋は盲目……か」
とだけ呟いて、小町は法廷を出て行った。
世の中には、見えないほうが良い時だってある。
とりあえず構成は良かったと思いますが・・・。
あと題名が長すぎです、もう少し短くなりませんか?
でも、それが間違いだった。
そう、作者は最初から最後までずっと、カオスで電波な小説を書き続けていたんだから…。
スカッとさせてもらいましたw
途中でオチが見えちゃったけど、それでも最後まで読まずにはいられなかった。
いいよね、おっぱいw
けどな、そんなことが清々しく感じられるくらい、
アンタのパンチ、効いたぜ…!!
小町だって多くのSSでえーきともにょものにょしてるんだし、このssでこーりんでもありの筈だ。
ありの……筈だ。
まぁリンの時点でオチが読めてしまったのでこの点数で
リンの正体にまったく気付かなかったので、ラストで一瞬頭の中が真っ白になりました。
が、このSSのキモはそんなところにあるんじゃないので無問題
むしろガチで人殺ししてるメイド長自重
…そしてオチで見事にずっこけた…。いやまこと恋は盲目です~(笑
ギャグかと思ってやっぱりギャグだと思ってシリアスだったのかと思ったらオチが!?
もうなんていうか勢いで突っ走った感じですね。
だが、それがいい。
そもそも題名からして真っ当な展開を望む方が悪かったんですねww
とにかく、このSSにはこの言葉が相応しい。
こ れ は ひ ど い w
うpろだも含めて突っ走りましたね
いや、いかれたの嫌いじゃないんです
むしろ好きなんですけど・・・
うーん・・・うーんwwwwww
良いですよね、貧乳。
作者に見事にやられた。
だが、とても満足しています。(笑)
それにしても作者天才ですね。
一見適当に見えて実はじっくり編まれた表現とストーリー、
非の打ち所がありませんな。
何故だこーりん!!orz
もうおっぱいがいっぱいで夢いっぱいです。
だがリンお前は許さんww
良い意味で。
そこがちと残念。
ソニックで飛ばされたところを見事にサマソで迎撃されましたよ
非の打ち所が無いwww
最後のオチでちゃんと吹き飛べたのでよかったです
しかも、読んだあともどこかすっきりします。私も出てるs(ゴホン
あと、最後のあたりが完璧におっぱい関係なしでいい話にw
そしてオチに愕然した。
それに、トゥルーEDを見たら何もかもがどうでもよくなったから…
オチでふいたわこんちくしょうっw
綺麗にいい話で終わると思ってたのに。
ばかやろう。
あと、ところどころにある小ネタ、よかったです
オチは読めたけどそれでも展開に魅かれて最後まで読んで吹いたwww
小町・映姫の絡みがシリアスでかっこよかったのにwww
馬鹿だ、馬鹿過ぎる。作者は⑨をも超える最強の大馬鹿野郎だ(褒めてます)
おっぱいに対する情熱に敬意を表し、乾パイ!
リンの時点で何となく判っていたけど感動した。
目と一緒に耳までイカレタのかw
完璧作者様の術中ですよ
アッチ逝ってからも目は見えないほうが幸せかもしれない。リンの顔、というか全体を見てしまうよりは。
リンは俺が殺しておくから安心しろ