作品集その41
東方恐々怖
作品集その43
東方恐々怖 ~弐日目前半~
の続きになります
ホラーというよりは戦闘ものになっていますが気にせず読める方はどうぞ
悲劇の七日間 弐日目後半~sprit contorer~
美鈴と妖夢の戦闘が始まった
妖夢は肩に背負っているパチュリーを降ろそうとせず
片手に楼斬刀を構えそのまま斬りかかってきた
一方美鈴は体力の消費を抑えるため必要最低限の動きで避ける
体調が悪い今はこうするしかないのだ
妖夢もいつもの機敏な動きが出来ず若干イラついてるようだ
「降ろしたらどう?」
余裕を見せるため挑発をしてみる
「逃げられたり、盗られたりしたら面倒だ」
そう答えると刀を振り下ろす
美鈴は避けそのまま足を払う
転びそうになるが立て直し
「なかなかやるな」
と言いつつ弾を放つ
当然美鈴は避け、弾を放ち返す
しばらく拳と刀と弾幕が交わる戦闘を三分ほど繰り返す
そんなことをしているうちに美鈴の息が切れてくる
ただでさえ怪我をして体調は万全ではないのに
疲れるのは当然である
疲れれば動きも鈍くなってくる
戦況が変わったのは美鈴が足に被弾してからだった
後ろから飛んで来た弾に反応できなかったのだ
足をとられそのまま後ろに尻餅をつく
その隙を突いて妖夢が斬りかかる
妖夢は勝利を確信した
完全に振り下ろされたはずの刀は空中で止まっていた
「館の中で勝手に武器を使わないでもらえるかしら」
十六夜咲夜が横にいた
「なにをした!!!」
「部分的に時間を止めたわ。動かすことも出来ないはずよ」
「くっ・・・」
「ちょっと、おくれたのだー」
ルーミア登場
気をとられたのか咲夜の視線がルーミアのほうへ
それと同時に妖夢の手が動くようになる
「これを頼む」
そういうとパチュリーを投げて渡す妖夢
「任されたのだ―」
軽々しくキャッチするルーミア
「待ちなさい。ただで帰すと思ってるの?」
「え?違うの?」
とぼけた顔で言うルーミア
「主の友達がピンチな以上見過ごすわけにはいかないでしょ」
「そーなのかー、でも手加減はしないよ?」
急に周りが暗くなる
横に居る咲夜さんですら目で確認できない
たまに相手にしてるはずなのだが
いつもと違い闇の範囲がかなり大きくなっている
気の流れを見てルーミアの位置を確認するが
妖夢が咲夜を斬ろうとするのが見えたので
それを阻止する
「見えてるのか!?」
妖夢は驚き攻撃を中止する
「何があったの!?」
いくら時を止めれるとはいえ人間である以上
咲夜に自分と敵の位置を確認する手段は無い
でもなぜか妖夢はこちらの位置が見えていた
気にするひまも無くルーミアがこちらに来る
何も考えていないのかまっすぐこちらに向かってきたため
顔面に思いっきり拳を食らわせる
そのまま地面に叩きつけられるルーミア
同時に回りの闇が消えていく
「咲夜さん!!パチュリー様を!!」
「うぉ!!まぶしっ!」
太陽の差し込む窓からの光で目が眩んで
つまずいて転んでしまった咲夜さん
おそらく目が急激な明暗の変化についていけなかったのだ
「撤退するぞ!!」
いつのまにかパチュリーを抱えている妖夢
「そ、そーなのかー?」
ルーミアがよろよろと立ち上がる
「ねぇ、なにしてるの?」
一番まずい状況に一番まずい人(吸血鬼)が来てしまった
「あ、わかった弾幕ごっこしてたんでしょ?私もまぜて!!」
その場にいた全員が顔を真っ青にした
「フラン様、弾幕ごっこしてたのではありません」
「え?でもパチュリーは弾幕ごっこで気絶したんでしょ?それよりあそぼ!」
その瞬間廊下一面に濃い弾幕が展開する
禁忌「クランベリートラップ」
この弾幕はある程度パターン化していれば交わせるようになる弾幕だが
初見ではさすがにつらい。
妖夢とパチュリーが被弾しないか
時々振り返える咲夜が物凄く危なっかしい
禁忌「レーヴァテイン」
妖夢が被弾しそうになる度に剣で弾を弾いているのをみて
安心したのか、咲夜が避けに専念していた
ルーミアが被弾してたがあの様子だと何とも無いらしい
禁忌「フォーオブアカインド」
とうふ「ぱーふぇくとふりーず」
新入蹴符「ファイブカード」
処理落ちしそうな勢いで放たれた三つスペルはそれぞれ術者が違う
状況から説明すると
四体に分身したフランが弾幕を放ち始めた頃
突如現れたチルノが「弾の動きを止める」という荒業をやってのけ
同じく門に居るはずの五人の門番が飛び蹴りをフラン(+分身)に食らわした
余った一人の門番が狙いを外して壁に激突しなきゃかっこよかったのだが・・・
まともに食らったフランは目をぐるぐる回して伸びていた
「無事ですか?メイド長に門番長」
新入り門番の一人が心配そうに言う
「ええ、なんとか」
かすり判定がおおきいためか所々服が破けているメイド長がそう答える
「ごほっ!ちょっと無理しすぎたみたい・・・」
咳き込む門番長、苦しそうだ
「咲夜ー、トマトジュースなくなってるよー」
すぐ近くの食糧倉庫から出てきたレミリア
手には握りつぶされた紙パック
「何してんの?」
驚いた様子で聞く
当たり前だ、
廊下はめちゃくちゃで、
招待してもない客がきていて、
おまけに妹が気絶という、
予想もつかないことが三つ同時におきていたからだ
「隙あり!!」
ピチューン
「さっ咲夜!!」
「逃げるぞ!!ルーミア!!」
「そーなのかー」
「ま、待ちなさい!」
彩符「彩光乱舞」
人符「現世斬」
「きゃ!」
間一髪のところで避ける美鈴
さすがに門番をやってるだけはあるようだ
「最強のなにかけてこのさきにいかせないよ。」
ひょうふ「アイシクルフォール」 Easy
「馬鹿にしてんの?」
「ちょ、めのまえにこないでよ!!」
ピチューン
「「「「「いかせるものか!!」」」」」
門番五人がルーミアの前に立ちはだかる
「わはー」
「ひっ」
EXルーミアがわは―といっただけで大抵の生き物が気絶することはあまりに有名
門番五人も例外ではなく、気絶は免れたが足ががくがくしていてまともに戦える状態じゃない
「まっ、待ちなさい!!ここまで好き勝手やられて、あんたたちどうなるかわかってんの?」
「せっかく逃げようとしたのに横槍入れないでよ、グンニグルだけに」
「うまい事いったつもり!?そして微妙に間違ってるし!!」
「そーなのかー、でもうまい事言ったつもりもないし、名前なんてどうでもいいや。」
「会話してる余裕があったら普通は止めると思うんだが・・・」
敵であるはずの妖夢でさえあきれ返るほどのカリスマの低さである
「妖夢、ここで何してるのかしら?」
いつのまにか幽々子が妖夢の後ろにたっていて質問を投げかけていた
何処から来たのか?この亡霊はつかみ所がまったくない
つかみ所のないその顔は今は笑っているが後ろにある殺気のオーラが危険度をあらわしている
「え、あの、・・・」
「主人をほっとく部下がこの幻想郷で何人居るかしら?」
「すみません、どうしても外せない用事が・・・」
「うそは言ってないようだけど、図書館の主を気絶させてまで遂行させなきゃいけない用事ってなにかしら?」
「そっそれは・・・」
「言いなさい、私の能力が何かあなたが一番知ってるわよね?」
「・・・」
とうとう何もいえなくなった妖夢
「・・・そう、じゃあお別れね・・・さよなら」
「・・・!」
どさりと倒れる妖夢
「あんた、どこから入ってきたの?それと従者は?」
「あの子逃げたわよ、おいかけなくていいの?」
「え?あっ!」
パチュリーを抱え逃げていくルーミアが視認出来た
「妖夢は平気だから行きなさい、取り返しが出来なくなるわよ」
「行って下さい、救護班には私が連絡します!」
自分もかなり消耗してるはずだが、大丈夫といわんばかりの大声で紅美鈴がレミリアを押した
「わ、わかったわ」
飛んで行くレミリア
「あなた、魂抜けかけてるのに良くそんな大声出せたわね・・・」
「え?」
「気づいてない無いようだから言うけど、さっき妖夢に斬りかかられたとき数ミリでもずれてたら魂抜けてたわ」
「どういうことですか?」
「妖夢の剣に別の能力が付け加えれているの
『斬った者の魂を抜く』
おそらく別の者がつけたものでしょうね」
「???」
話がまったくわからず混乱していた
「まあ、今のあなたには分からなくていいわ、それよりも手当てをしたほうがいいわよ?」
「あ、はい」
胸元から笛のようなものを取り出すとそれを吹いた。
ピーッと言う音のあとに現れたのは白い服を来た妖精たち
救護班なのだろう
せっせと咲夜とチルノとフランと妖夢を運んでいく
「待って・・・何か重要なことを忘れている気がする・・・」
「そういえば魔理沙は?図書館にいくとか言ってた気がするけど・・・」
幽々子の言葉にはっと気が付く
「パチュリー様があの様子じゃ・・・!!」
急いで走る美鈴、後をフヨフヨと追いかける幽々子
図書館についた二人は目の前の状況に愕然とする
「ま、魔理沙さん・・・!!」
「あらー、妖夢の刀の錆になっちゃったみたいね~」
リットローラーと書かれた血が魔理沙のものというのは言うまでもなかった
ほぼ同時刻の正午頃
妖怪の山
「こりゃひどいな・・・」
山火事のため駆け回っていた椛が
鎮火し始めたときに見つけたものは悲惨なものだった
「飛んで火にいる夏の虫に、焼き鬼斬り(やきおにぎり)にこの姉妹は・・・一緒に焚き火でもしてたのかな?」
リグル・萃香・秋姉妹が文字通り焼けていた
萃香に至っては斬られている
「とりあえず、報告を・・・」
山のほう飛んで行く白い影
一時間後・・・
紅魔館の湖岸上空
季節はずれの雨と落ちていく紅一点
「こちらパチュリー、目標の殲滅に成功」
四角い箱から聞こえる声
「そーなのかー」
~~赤い屋敷攻略~~
「隠密に解決したかったのですが・・・仕方ないですね」
竹林のほうに飛んで行く
四季映季という幻想郷の閻魔様
彼女の目的は一つ
「地獄ヨリ脱走シタ幽霊ヲ捕縛セヨ」
弐日目後半 ~終~
東方恐々怖
作品集その43
東方恐々怖 ~弐日目前半~
の続きになります
ホラーというよりは戦闘ものになっていますが気にせず読める方はどうぞ
悲劇の七日間 弐日目後半~sprit contorer~
美鈴と妖夢の戦闘が始まった
妖夢は肩に背負っているパチュリーを降ろそうとせず
片手に楼斬刀を構えそのまま斬りかかってきた
一方美鈴は体力の消費を抑えるため必要最低限の動きで避ける
体調が悪い今はこうするしかないのだ
妖夢もいつもの機敏な動きが出来ず若干イラついてるようだ
「降ろしたらどう?」
余裕を見せるため挑発をしてみる
「逃げられたり、盗られたりしたら面倒だ」
そう答えると刀を振り下ろす
美鈴は避けそのまま足を払う
転びそうになるが立て直し
「なかなかやるな」
と言いつつ弾を放つ
当然美鈴は避け、弾を放ち返す
しばらく拳と刀と弾幕が交わる戦闘を三分ほど繰り返す
そんなことをしているうちに美鈴の息が切れてくる
ただでさえ怪我をして体調は万全ではないのに
疲れるのは当然である
疲れれば動きも鈍くなってくる
戦況が変わったのは美鈴が足に被弾してからだった
後ろから飛んで来た弾に反応できなかったのだ
足をとられそのまま後ろに尻餅をつく
その隙を突いて妖夢が斬りかかる
妖夢は勝利を確信した
完全に振り下ろされたはずの刀は空中で止まっていた
「館の中で勝手に武器を使わないでもらえるかしら」
十六夜咲夜が横にいた
「なにをした!!!」
「部分的に時間を止めたわ。動かすことも出来ないはずよ」
「くっ・・・」
「ちょっと、おくれたのだー」
ルーミア登場
気をとられたのか咲夜の視線がルーミアのほうへ
それと同時に妖夢の手が動くようになる
「これを頼む」
そういうとパチュリーを投げて渡す妖夢
「任されたのだ―」
軽々しくキャッチするルーミア
「待ちなさい。ただで帰すと思ってるの?」
「え?違うの?」
とぼけた顔で言うルーミア
「主の友達がピンチな以上見過ごすわけにはいかないでしょ」
「そーなのかー、でも手加減はしないよ?」
急に周りが暗くなる
横に居る咲夜さんですら目で確認できない
たまに相手にしてるはずなのだが
いつもと違い闇の範囲がかなり大きくなっている
気の流れを見てルーミアの位置を確認するが
妖夢が咲夜を斬ろうとするのが見えたので
それを阻止する
「見えてるのか!?」
妖夢は驚き攻撃を中止する
「何があったの!?」
いくら時を止めれるとはいえ人間である以上
咲夜に自分と敵の位置を確認する手段は無い
でもなぜか妖夢はこちらの位置が見えていた
気にするひまも無くルーミアがこちらに来る
何も考えていないのかまっすぐこちらに向かってきたため
顔面に思いっきり拳を食らわせる
そのまま地面に叩きつけられるルーミア
同時に回りの闇が消えていく
「咲夜さん!!パチュリー様を!!」
「うぉ!!まぶしっ!」
太陽の差し込む窓からの光で目が眩んで
つまずいて転んでしまった咲夜さん
おそらく目が急激な明暗の変化についていけなかったのだ
「撤退するぞ!!」
いつのまにかパチュリーを抱えている妖夢
「そ、そーなのかー?」
ルーミアがよろよろと立ち上がる
「ねぇ、なにしてるの?」
一番まずい状況に一番まずい人(吸血鬼)が来てしまった
「あ、わかった弾幕ごっこしてたんでしょ?私もまぜて!!」
その場にいた全員が顔を真っ青にした
「フラン様、弾幕ごっこしてたのではありません」
「え?でもパチュリーは弾幕ごっこで気絶したんでしょ?それよりあそぼ!」
その瞬間廊下一面に濃い弾幕が展開する
禁忌「クランベリートラップ」
この弾幕はある程度パターン化していれば交わせるようになる弾幕だが
初見ではさすがにつらい。
妖夢とパチュリーが被弾しないか
時々振り返える咲夜が物凄く危なっかしい
禁忌「レーヴァテイン」
妖夢が被弾しそうになる度に剣で弾を弾いているのをみて
安心したのか、咲夜が避けに専念していた
ルーミアが被弾してたがあの様子だと何とも無いらしい
禁忌「フォーオブアカインド」
とうふ「ぱーふぇくとふりーず」
新入蹴符「ファイブカード」
処理落ちしそうな勢いで放たれた三つスペルはそれぞれ術者が違う
状況から説明すると
四体に分身したフランが弾幕を放ち始めた頃
突如現れたチルノが「弾の動きを止める」という荒業をやってのけ
同じく門に居るはずの五人の門番が飛び蹴りをフラン(+分身)に食らわした
余った一人の門番が狙いを外して壁に激突しなきゃかっこよかったのだが・・・
まともに食らったフランは目をぐるぐる回して伸びていた
「無事ですか?メイド長に門番長」
新入り門番の一人が心配そうに言う
「ええ、なんとか」
かすり判定がおおきいためか所々服が破けているメイド長がそう答える
「ごほっ!ちょっと無理しすぎたみたい・・・」
咳き込む門番長、苦しそうだ
「咲夜ー、トマトジュースなくなってるよー」
すぐ近くの食糧倉庫から出てきたレミリア
手には握りつぶされた紙パック
「何してんの?」
驚いた様子で聞く
当たり前だ、
廊下はめちゃくちゃで、
招待してもない客がきていて、
おまけに妹が気絶という、
予想もつかないことが三つ同時におきていたからだ
「隙あり!!」
ピチューン
「さっ咲夜!!」
「逃げるぞ!!ルーミア!!」
「そーなのかー」
「ま、待ちなさい!」
彩符「彩光乱舞」
人符「現世斬」
「きゃ!」
間一髪のところで避ける美鈴
さすがに門番をやってるだけはあるようだ
「最強のなにかけてこのさきにいかせないよ。」
ひょうふ「アイシクルフォール」 Easy
「馬鹿にしてんの?」
「ちょ、めのまえにこないでよ!!」
ピチューン
「「「「「いかせるものか!!」」」」」
門番五人がルーミアの前に立ちはだかる
「わはー」
「ひっ」
EXルーミアがわは―といっただけで大抵の生き物が気絶することはあまりに有名
門番五人も例外ではなく、気絶は免れたが足ががくがくしていてまともに戦える状態じゃない
「まっ、待ちなさい!!ここまで好き勝手やられて、あんたたちどうなるかわかってんの?」
「せっかく逃げようとしたのに横槍入れないでよ、グンニグルだけに」
「うまい事いったつもり!?そして微妙に間違ってるし!!」
「そーなのかー、でもうまい事言ったつもりもないし、名前なんてどうでもいいや。」
「会話してる余裕があったら普通は止めると思うんだが・・・」
敵であるはずの妖夢でさえあきれ返るほどのカリスマの低さである
「妖夢、ここで何してるのかしら?」
いつのまにか幽々子が妖夢の後ろにたっていて質問を投げかけていた
何処から来たのか?この亡霊はつかみ所がまったくない
つかみ所のないその顔は今は笑っているが後ろにある殺気のオーラが危険度をあらわしている
「え、あの、・・・」
「主人をほっとく部下がこの幻想郷で何人居るかしら?」
「すみません、どうしても外せない用事が・・・」
「うそは言ってないようだけど、図書館の主を気絶させてまで遂行させなきゃいけない用事ってなにかしら?」
「そっそれは・・・」
「言いなさい、私の能力が何かあなたが一番知ってるわよね?」
「・・・」
とうとう何もいえなくなった妖夢
「・・・そう、じゃあお別れね・・・さよなら」
「・・・!」
どさりと倒れる妖夢
「あんた、どこから入ってきたの?それと従者は?」
「あの子逃げたわよ、おいかけなくていいの?」
「え?あっ!」
パチュリーを抱え逃げていくルーミアが視認出来た
「妖夢は平気だから行きなさい、取り返しが出来なくなるわよ」
「行って下さい、救護班には私が連絡します!」
自分もかなり消耗してるはずだが、大丈夫といわんばかりの大声で紅美鈴がレミリアを押した
「わ、わかったわ」
飛んで行くレミリア
「あなた、魂抜けかけてるのに良くそんな大声出せたわね・・・」
「え?」
「気づいてない無いようだから言うけど、さっき妖夢に斬りかかられたとき数ミリでもずれてたら魂抜けてたわ」
「どういうことですか?」
「妖夢の剣に別の能力が付け加えれているの
『斬った者の魂を抜く』
おそらく別の者がつけたものでしょうね」
「???」
話がまったくわからず混乱していた
「まあ、今のあなたには分からなくていいわ、それよりも手当てをしたほうがいいわよ?」
「あ、はい」
胸元から笛のようなものを取り出すとそれを吹いた。
ピーッと言う音のあとに現れたのは白い服を来た妖精たち
救護班なのだろう
せっせと咲夜とチルノとフランと妖夢を運んでいく
「待って・・・何か重要なことを忘れている気がする・・・」
「そういえば魔理沙は?図書館にいくとか言ってた気がするけど・・・」
幽々子の言葉にはっと気が付く
「パチュリー様があの様子じゃ・・・!!」
急いで走る美鈴、後をフヨフヨと追いかける幽々子
図書館についた二人は目の前の状況に愕然とする
「ま、魔理沙さん・・・!!」
「あらー、妖夢の刀の錆になっちゃったみたいね~」
リットローラーと書かれた血が魔理沙のものというのは言うまでもなかった
ほぼ同時刻の正午頃
妖怪の山
「こりゃひどいな・・・」
山火事のため駆け回っていた椛が
鎮火し始めたときに見つけたものは悲惨なものだった
「飛んで火にいる夏の虫に、焼き鬼斬り(やきおにぎり)にこの姉妹は・・・一緒に焚き火でもしてたのかな?」
リグル・萃香・秋姉妹が文字通り焼けていた
萃香に至っては斬られている
「とりあえず、報告を・・・」
山のほう飛んで行く白い影
一時間後・・・
紅魔館の湖岸上空
季節はずれの雨と落ちていく紅一点
「こちらパチュリー、目標の殲滅に成功」
四角い箱から聞こえる声
「そーなのかー」
~~赤い屋敷攻略~~
「隠密に解決したかったのですが・・・仕方ないですね」
竹林のほうに飛んで行く
四季映季という幻想郷の閻魔様
彼女の目的は一つ
「地獄ヨリ脱走シタ幽霊ヲ捕縛セヨ」
弐日目後半 ~終~
特に登場人物が多い部分を会話だけで成立させようとして、もう訳が分からなくなってしまっている部分もありますし。
あと元ネタがある部分とかが多いんでしょうか? さっぱり状況がつかめない部分が多々あるのですが……。
この様子だと完結するのにどれだけかかるのか……