※この作品には、割と多くのオリジナル設定を含ませています。そういうのが苦手な方は、ご遠慮ください。また、今回の文章は、見ての通りとても短いです。これには(後書きで書いている通り)わけがあるので、そっちを先に読んだ方が良いかもしれません。
序章 我は知るこの芳草の名の謂れ今話しせむ知り給はねば
まだ人が神を恐れていた時代、一人の娘おりました。聡明にして美しく、慎ましやかに暮らしては、村の祭祀を司る父に教えを受けていた。
ある年の夏雨降らず、牛を奉げて祈ったがとうとう雨は降ってこない。仕方がなしに父親は夭き自分の娘をば神に奉げることにした。
柴を積み上げ、その上に、娘座らせ火をつける。火神アグニは奮い立ち、娘を包み呑まんとす。天にまします雷神は、名をインドラとおっしゃって、数ある神でただ一人、アグニを止めうる者である。いわれもなしに罪も無き人を呑まんとする彼に、インドラとうとう激怒して、青い光を打ちつけた。続いて彼の配下なる雨を大いに降らせられ、火を消し止めてしまわれた。村人大いに喜んで、娘を称えその骨を弔わんとて探したが、とうとう骨は見付からない。黒焦げなりし焼け跡に一株残った芳草を、娘の名をば頂戴し、名づけることはパチュリーと、そういう風に申し上げます。
間章 暗転
―足元で火が起こり、ふと空を見上げる。静かに、静かに祈りの言葉を唱える。次の瞬間、天空から青い電光が降ってきて、五肢満身を衝撃が貫いた。同時に、私の視界は暗転し、足元の火も、柴も、それを支えていた大地さえ消え去ってしまった。次の瞬間、凄まじい勢いで私の記憶が吸い出され始めた。祈りの言葉さえ、息継ぎをしようとした瞬間に脳内から完全に取り除かれた。私は思わず蹲る。体重が下に移動した瞬間、足の力が抜けて、私はうつ伏せに倒れこんだ。薄れ行く意識の中、私が辛うじて覚えていたのは、自分の信じた神々の名前と、自分の名前、「パチュリー」だけだった―
序章 我は知るこの芳草の名の謂れ今話しせむ知り給はねば
まだ人が神を恐れていた時代、一人の娘おりました。聡明にして美しく、慎ましやかに暮らしては、村の祭祀を司る父に教えを受けていた。
ある年の夏雨降らず、牛を奉げて祈ったがとうとう雨は降ってこない。仕方がなしに父親は夭き自分の娘をば神に奉げることにした。
柴を積み上げ、その上に、娘座らせ火をつける。火神アグニは奮い立ち、娘を包み呑まんとす。天にまします雷神は、名をインドラとおっしゃって、数ある神でただ一人、アグニを止めうる者である。いわれもなしに罪も無き人を呑まんとする彼に、インドラとうとう激怒して、青い光を打ちつけた。続いて彼の配下なる雨を大いに降らせられ、火を消し止めてしまわれた。村人大いに喜んで、娘を称えその骨を弔わんとて探したが、とうとう骨は見付からない。黒焦げなりし焼け跡に一株残った芳草を、娘の名をば頂戴し、名づけることはパチュリーと、そういう風に申し上げます。
間章 暗転
―足元で火が起こり、ふと空を見上げる。静かに、静かに祈りの言葉を唱える。次の瞬間、天空から青い電光が降ってきて、五肢満身を衝撃が貫いた。同時に、私の視界は暗転し、足元の火も、柴も、それを支えていた大地さえ消え去ってしまった。次の瞬間、凄まじい勢いで私の記憶が吸い出され始めた。祈りの言葉さえ、息継ぎをしようとした瞬間に脳内から完全に取り除かれた。私は思わず蹲る。体重が下に移動した瞬間、足の力が抜けて、私はうつ伏せに倒れこんだ。薄れ行く意識の中、私が辛うじて覚えていたのは、自分の信じた神々の名前と、自分の名前、「パチュリー」だけだった―
ところどころ古文調に現代っぽいニュアンスが微妙に混じってるのと、
最初だけ敬語なのが少し気になりました。
本編がまだないので、とりあえずフリーで。
百年程度しか生きてない若輩が親友として・・・という意味か、百年程度生きているというだけの理由では親友として・・・いう意味か、どっち?
とりあえず一章が長くなるというので切ったんですね。
ただ私からするとこの文章からも期待できると思っています。
続き、待ってます。評価はこの点数の意味も込めてコレにします。
キャラクターの名前こそ東方projectのものだが
本質は妄想で練り固められて変質してしまっているように思える
極端に読む人を選ぶのであればここに投稿するのは適切ではないかと
それと話と言うよりネタと設定がぶっ飛び過ぎで、
現時点読者が付いていけそうにありません。
書く自分は楽しくても創想話に来る読者を少しでも理解し、
労わる気持ちだけは忘れないで頂きたく存じます。
今後の改善を期待して50点入れさせて頂きます。
続きに期待します。