このお話は前回私が書いた「背中に感じるその暖かさを」にちょっと繋がっていますが
前作を読まなくても全然問題ないというようなレベルの繋がりです
咲夜さんがへたれてます
咲×美です。おそらく、きっと、多分
「・・・・・・。」
十六夜咲夜は周知の通りメイドである
「・・・・・・・。」
さらに言えば紅魔館を管理するものの頂点
メイド長という役職についている
「・・・・・・・・。」
彼女の能力は高く、完全で瀟洒な従者と幻想郷内でも評判である
「・・・・・・・・むー。」
のだが、今現在彼女はその威厳も貫禄もない姿で
「・・・・・・いもうとさまいいなー。」
吸血鬼の妹さんの姿を羨ましげに見ていた
こ、これには深いわけがあってつまりえっとあのそn(ry
(注:上はタイトルです)
「美鈴分が足りない。」
妹様と美鈴が門のところで仲良くしていたのを見たその翌日
咲夜は唐突に、それでいて確信的にそう言った
端的に言えば彼女も美鈴に甘えたくなったのである
「でもどうしよう?」
自分はこの館のメイド長だ。そして美鈴は門番長である
以前、今の役職につく前は咲夜も美鈴に甘えられた
しかし今は無理だ。話をする、という程度ならできるだろう
お茶会をする、というのも問題ない
でも甘えることはできない
もしそうして誰かに見られれば示しがつかない
「ハー、こういう時メイド長ってのは面倒なのよね。」
本能では美鈴に甘えたい、しかし理性はそれを抑えようとする
「むーー。」
そうして彼女は
「みゅーーー。」
散々考え抜いた結果
「そうよ!これならいけるわ!」
何かを思いつき嬉しそうに仕事に戻った
その後の夜
「よしっ。」
寝巻きをつけ寝れる姿になった咲夜は自室で気合を入れた
「いくわよ!」
すうっと目を閉じて少し集中する
数秒後咲夜が目を開けたとき
「止まったわね。」
周りのすべての時間は止まっていた
もうお分かり、というか皆様は最初からわかっていたであろうが
種明かしをすると咲夜は自分の能力を使い時を止めて美鈴にあう事を思いついたのである
しかし時を止めれば美鈴も止まっているのではないかという問題も出てくるのだが
さすがにそこは咲夜も妥協した
今大切なのは自分が美鈴に甘えられるかどうかだと結論付けたのだ
「さあいこう。」
こうして咲夜は自室から出て美鈴の部屋へと向かった
「うふふ、寝てる寝てる。」
美鈴の下に着いたとき彼女はすでに寝ていた
下調べはしっかりした
自分が寝る時間と彼女の勤務空き時間がうまく重なる日を調べ
帳尻が合うように微調整もした
失敗することはありえないのだ
こんな所で完璧さを出されても困る所ではあるが
「めいりーん♪」
まあ細かいことは置いておいて
咲夜は美鈴に擦り寄った
「やっぱりいいわー。」
念願かなって甘えることに成功した咲夜
もし彼女に尻尾がついていたら千切れん限りにピコピコと振られていただろう
その後数十分間美鈴に甘えた咲夜は満足げに自室に帰っていった
そうした逢瀬(?)を何度か繰り返した後
咲夜は重大なミスをした
「つ、つかれたわ。さすがに」
その日咲夜はかなり疲労していた
その日の前日まで色々とやら無ければいけない仕事が重なり休む暇が無かったのである
「でも今日はあの日だし。」
今日の晩は美鈴の所にいける日だ
咲夜は疲れながらも嬉しげに微笑んだ
夜になって彼女はいつもどおりの手順をこなし
美鈴の部屋に行った
「疲れたときはこれねー。」
咲夜は美鈴のベットに入り彼女の胸で目を瞑りながら
癒されていた
「みゅーー。」
その後咲夜は語る
「みゅー。」
別に迷惑をかける気は無かったと
「みゅ。」
あの時私は疲れすぎていたのだと
「・・・。」
しかし理由が百、いや千あったとしても関係ない
「・・・・・。」
つまるところ結論として、彼女は
「・・・・スゥ。」
美鈴の胸の中で寝た
次の日の朝紅魔館では
「イ、いやね美鈴!?これには深い理由があって!??」
門番長の部屋のベットの上で真っ赤な顔をしながら言い訳をするメイド長の姿が見られたという
ここから作者が傍受したネタです
いやな方はお戻りを。お読みになる方はスルーする気でお読みください
さらにその後の紅魔館
「で、メイリンに散々そうやって甘えた挙句一緒に寝たと。」
吸血鬼の妹さん フランドール・スカーレットがすんごい怒ってた
どれくらい怒ってたかというと紅魔館の主であるお姉さんが
新月でもないのに恐怖でれみりゃ化するほどであった
「美鈴とは同僚ですのでこれぐらいは普通かと。」
対してこちら 十六夜咲夜も欠片も物怖じせずに対峙していた
彼女のほうは特に・・いや、やっぱりすんごい威圧感を出していた
威力としては図書館の主の喘息を悪化させて永遠亭に担ぎこませるほどである
「ほう?」
フランが咲夜を見る。その言外には
「キサンあんま調子こいてるとブチコロシたるからノー!!」
と目で語っている
「ええ。」
咲夜もフランを見る彼女のほうも
「アアン!?できるもんならやってみろやゴルァ!!」
と返している
明らかに堅気の使う言葉じゃないって言うか女性の使う言葉ではないが
誰も突っ込めない
ところで事の中心の美鈴といえば
「オゥゴッド、私は何か悪いことをしましたか?」
と神に嘆いていた
しばらく二人は睨み合っていた
そしてどちらかとも無く
「メイリンは私のものだ。」
と言った
すると相手は
「なるほど?ならば・・・」
力の限り
「こ ろ し て で も う ば い と る」
戦いのゴングを鳴らした
「さぁナイフの貯蔵は十分か人間!?その刃をもって私の心臓を刺してみろ!!
早く(ハーリィ)!!早く(ハーリィー)!!早く(ハーーーリィーーー)!!」
「小便は済ませたか、神様にお祈りは!? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK!?
壊せるものなら壊してみろ!!やれるものならやってみろ!!この咲夜に対してなぁ!!」
部屋の中に爆音が連続で起こる
窓がすべて吹き飛ぶ
この後「紅の争奪戦争」と紅魔館内で語り継がれる一対一の戦争は一昼夜続き
外にまで影響を出した上で異変認定した博麗の巫女の協力の下
美鈴が止めるまで終わらなかった
二人はシュンとして正座しながら美鈴のお説教を受けることになったと言う
前作を読まなくても全然問題ないというようなレベルの繋がりです
咲夜さんがへたれてます
咲×美です。おそらく、きっと、多分
「・・・・・・。」
十六夜咲夜は周知の通りメイドである
「・・・・・・・。」
さらに言えば紅魔館を管理するものの頂点
メイド長という役職についている
「・・・・・・・・。」
彼女の能力は高く、完全で瀟洒な従者と幻想郷内でも評判である
「・・・・・・・・むー。」
のだが、今現在彼女はその威厳も貫禄もない姿で
「・・・・・・いもうとさまいいなー。」
吸血鬼の妹さんの姿を羨ましげに見ていた
こ、これには深いわけがあってつまりえっとあのそn(ry
(注:上はタイトルです)
「美鈴分が足りない。」
妹様と美鈴が門のところで仲良くしていたのを見たその翌日
咲夜は唐突に、それでいて確信的にそう言った
端的に言えば彼女も美鈴に甘えたくなったのである
「でもどうしよう?」
自分はこの館のメイド長だ。そして美鈴は門番長である
以前、今の役職につく前は咲夜も美鈴に甘えられた
しかし今は無理だ。話をする、という程度ならできるだろう
お茶会をする、というのも問題ない
でも甘えることはできない
もしそうして誰かに見られれば示しがつかない
「ハー、こういう時メイド長ってのは面倒なのよね。」
本能では美鈴に甘えたい、しかし理性はそれを抑えようとする
「むーー。」
そうして彼女は
「みゅーーー。」
散々考え抜いた結果
「そうよ!これならいけるわ!」
何かを思いつき嬉しそうに仕事に戻った
その後の夜
「よしっ。」
寝巻きをつけ寝れる姿になった咲夜は自室で気合を入れた
「いくわよ!」
すうっと目を閉じて少し集中する
数秒後咲夜が目を開けたとき
「止まったわね。」
周りのすべての時間は止まっていた
もうお分かり、というか皆様は最初からわかっていたであろうが
種明かしをすると咲夜は自分の能力を使い時を止めて美鈴にあう事を思いついたのである
しかし時を止めれば美鈴も止まっているのではないかという問題も出てくるのだが
さすがにそこは咲夜も妥協した
今大切なのは自分が美鈴に甘えられるかどうかだと結論付けたのだ
「さあいこう。」
こうして咲夜は自室から出て美鈴の部屋へと向かった
「うふふ、寝てる寝てる。」
美鈴の下に着いたとき彼女はすでに寝ていた
下調べはしっかりした
自分が寝る時間と彼女の勤務空き時間がうまく重なる日を調べ
帳尻が合うように微調整もした
失敗することはありえないのだ
こんな所で完璧さを出されても困る所ではあるが
「めいりーん♪」
まあ細かいことは置いておいて
咲夜は美鈴に擦り寄った
「やっぱりいいわー。」
念願かなって甘えることに成功した咲夜
もし彼女に尻尾がついていたら千切れん限りにピコピコと振られていただろう
その後数十分間美鈴に甘えた咲夜は満足げに自室に帰っていった
そうした逢瀬(?)を何度か繰り返した後
咲夜は重大なミスをした
「つ、つかれたわ。さすがに」
その日咲夜はかなり疲労していた
その日の前日まで色々とやら無ければいけない仕事が重なり休む暇が無かったのである
「でも今日はあの日だし。」
今日の晩は美鈴の所にいける日だ
咲夜は疲れながらも嬉しげに微笑んだ
夜になって彼女はいつもどおりの手順をこなし
美鈴の部屋に行った
「疲れたときはこれねー。」
咲夜は美鈴のベットに入り彼女の胸で目を瞑りながら
癒されていた
「みゅーー。」
その後咲夜は語る
「みゅー。」
別に迷惑をかける気は無かったと
「みゅ。」
あの時私は疲れすぎていたのだと
「・・・。」
しかし理由が百、いや千あったとしても関係ない
「・・・・・。」
つまるところ結論として、彼女は
「・・・・スゥ。」
美鈴の胸の中で寝た
次の日の朝紅魔館では
「イ、いやね美鈴!?これには深い理由があって!??」
門番長の部屋のベットの上で真っ赤な顔をしながら言い訳をするメイド長の姿が見られたという
ここから作者が傍受したネタです
いやな方はお戻りを。お読みになる方はスルーする気でお読みください
さらにその後の紅魔館
「で、メイリンに散々そうやって甘えた挙句一緒に寝たと。」
吸血鬼の妹さん フランドール・スカーレットがすんごい怒ってた
どれくらい怒ってたかというと紅魔館の主であるお姉さんが
新月でもないのに恐怖でれみりゃ化するほどであった
「美鈴とは同僚ですのでこれぐらいは普通かと。」
対してこちら 十六夜咲夜も欠片も物怖じせずに対峙していた
彼女のほうは特に・・いや、やっぱりすんごい威圧感を出していた
威力としては図書館の主の喘息を悪化させて永遠亭に担ぎこませるほどである
「ほう?」
フランが咲夜を見る。その言外には
「キサンあんま調子こいてるとブチコロシたるからノー!!」
と目で語っている
「ええ。」
咲夜もフランを見る彼女のほうも
「アアン!?できるもんならやってみろやゴルァ!!」
と返している
明らかに堅気の使う言葉じゃないって言うか女性の使う言葉ではないが
誰も突っ込めない
ところで事の中心の美鈴といえば
「オゥゴッド、私は何か悪いことをしましたか?」
と神に嘆いていた
しばらく二人は睨み合っていた
そしてどちらかとも無く
「メイリンは私のものだ。」
と言った
すると相手は
「なるほど?ならば・・・」
力の限り
「こ ろ し て で も う ば い と る」
戦いのゴングを鳴らした
「さぁナイフの貯蔵は十分か人間!?その刃をもって私の心臓を刺してみろ!!
早く(ハーリィ)!!早く(ハーリィー)!!早く(ハーーーリィーーー)!!」
「小便は済ませたか、神様にお祈りは!? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK!?
壊せるものなら壊してみろ!!やれるものならやってみろ!!この咲夜に対してなぁ!!」
部屋の中に爆音が連続で起こる
窓がすべて吹き飛ぶ
この後「紅の争奪戦争」と紅魔館内で語り継がれる一対一の戦争は一昼夜続き
外にまで影響を出した上で異変認定した博麗の巫女の協力の下
美鈴が止めるまで終わらなかった
二人はシュンとして正座しながら美鈴のお説教を受けることになったと言う
妹様VSメイド長 さぞ綺麗な弾幕が飛び交ったことでしょうなw
誤字報告。
博霊 → 博麗
・・・は三点リーダの…を使うといいかも。使う時は……と2つ並べて。
ならばなによりです
2008-04-12 14:12:09
咲夜さんはもっと子供っぽいと思う私
その妄想の結果がこれですw
2008-04-12 14:17:54
寝心地は作者が自ら確認しました
代償は足がなくなる事でした(つまり幽霊化
2008-04-12 14:41:26
ご指摘感謝です
弾幕って言うか「弾」が認識できるレベルの量だったかどうか
2008-04-12 14:57:42
その会話を書くためだけのおまけという
2008-04-12 17:22:53
美鈴はいぢられて輝く。そう思ってます
2008-04-13 23:24:09
よくおわかりで
(・∀・)人(・∀・)ナカーマ
とはいえ、展開が速すぎて「あれれ? もう終わり?」といった感が強かったですね。最後に入れた分はちゃんと東方風にして本編に入れても良かったかとー。
好みの問題なんでどうしようもないですが(楽しんでその部分も読まれている方もいますし)自分としては、なかったほうがスッキリ読み終えれたと感じましたので。
ただ、感想で書かれているように同じような雰囲気で通して書かれていたら、また違った読後感があったかもしれませんね。
あ、こういう咲夜さんは嫌いじゃないですよ。
サクメイバッチこいです。
なんだか癒されましたw