暖かな日が降り注ぐ
掴み取った日の光
全てを白日の元にさらす
日は、わたしの体をめぐりゆく。余すことなく
されども、心の闇は消えることなく。心に在りつく
深い根のように、わたしを蝕む如く・・・
眩しいほどに溢れる太陽の日の中、視界一面を覆う桜色
風が吹くたびに目が霞むほどの大輪の桜吹雪
見惚れてしまう程、たくさんの桜、桜、桜・・・
そして、その桜たちの長のように雄大に咲き誇る大きい
何千、何万という桜が咲き乱れようとその桜が褪せる事がないだろう
それほど、見事な桜だった
そして、その桜の下には一人の少女
幹に軽く当てられたその手は輝く日を受け、まるで雪の様に白くか弱かった
そんな彼女を包む、淡い水色の着物。桜の刺繍がされている。
胸元にはフリルのような物があしらわれ、紺色の帯が彼女の存在を明確にするかのごとく際立たせていた
しかし、最も際立たせるのは桜にも負けないほどの美しい桜色の髪と瞳
そんな、少女を知っている
片時も忘れた事のないその姿
幾つもの春を共に過ごしてきた少女
西行寺幽々子・・・外見こそ違えど間違えるはずがなかった
しかし、少女の桜色の瞳は何も映さない
その瞳が不意に私の方を向く
「・・・ようむ」
消え入りそうな声が辛うじて聞こえる
「・・・かえ・・・来て・・・・・・?」
しかし、すぐ、そよ風に当てられた桜のざわめきによって聞こえなくなる
「・・・・・・・・・」
微かに、動く唇
少女の紡ぐ言葉が、私に届く事がなかった
・
・
・
「・・・・・・さい」
懐かしい声が聞こえる
「・・・きなさい、・・・・・・」
「うぅ・・・もうちょっと・・・」
いつも私がしている事を主にさせてしまっている
起きようとするが、今日に限って物凄く眠い・・・
「起きなさい、陽夢!」
「は、はい・・・」
それでも、眠気を振り切って私は起きる事にした。何故って、私の名前を主が呼んだからである。陽夢と・・・
陽夢?
「? 幽々子様?」
「? 寝ぼけてないで、着替えが終わったら私の部屋に来てね。大事な話があるから」
用件だけ言うと幽々子様?は足早に私の部屋を出て行った
「・・・え?」
残された私は、ただただ戸惑うのであった・・・
*
「おかしい・・・」
何もかもおかしかった
確か、私は幽々子様をお助けしようとしていた筈である
でも、現実には白玉楼に戻ってきてしまっている
さらに、大変な事に私の半身がいないのである・・・
いくら呼んでも、戻ってこない。これは、一大事である
半身と言っても、魂を二分した片割れ。滅すれば、私もただでは済まない
私という半分の魂を失う事は、それだけ私という存在が希薄となり、やがて自然の波に淘汰されてしまい消滅してしまう
それは、勘弁である・・・
「それも、問題だけど・・・。『楼観剣』『白楼剣』も無くすなんて・・・」
いつも、片時も放す事が無い。寝る時も抱くように寝ているのだから
でも、今朝に限って自分の懐には弐本の刀は無かった
部屋をいくら探しても無かったので唯一部屋に置いてあった、なんの霊力も持たない二本の刀を持って行くことにしたのである
いつも着ている制服も部屋に無かったし・・・
腰に携えている刀がいつもと違うからか、服が普段と違うからか、妙に落ち着かない気分だった
気分が滅入りそうになりながら、幽々子様の寝室がある本堂に行こうと歩を進めている
「・・・」
が、精神を鋭くすればするほど、否応無く感じられる人の気配・・・
いつも幽冥楼閣にいる幽霊達とは違い、生きている人間の波動があちこちに存在するのだ
死者の住まう白玉桜・・・
生ある者が住まう事が無い。いや、住む事ができない場所であるのだから
それが、幽々子様の力でもある
例え、幽々子様が意識をしなくても、近くにいれば力無き者は死へ誘われる
それ故に生きている者が居るはずが無いのである
しかし、実際には何十人もの人の気配が存在する
・・・そう、何もかもがおかし過ぎたのである
騒がしく庭を闊歩する幽霊は一匹もおらず
あちこちに感じる生の波動
消えた『楼観剣』と『白楼剣』
真新しい床。そして、本堂
何もかも知っているはずの景色と食い違うのである
「(そして、自分自身か・・・)」
意識を集中して気がついた
それは、自分にとってありえない事
人の身に、二分しない魂を持つ自分自身がそこにいることを・・・
*
「幽々子様?」
答えの出ない謎を抱えたまま、幽々子様の寝室を覗いたがそこはものけの空だった
また、違和感を感じる・・・
いつもと変わらない寝室のはずが、どこかが違う
机の上には書物が陳列し、筆入れが今さっきまで使われていたように置いてあった
そして、筆についた墨の匂いがする
「幽々子?面白い事を」
「・・・」
「ほう、主人に向かって刃を向けるとは・・・。妖忌の教育はなっておらんようだな」
とっさに、刀を抜いてしまっていた
ごく自然な動作で・・・
なぜ、そこまで過剰な反応をしたのかが分からなかったが体が反応してしまったのである
私を見下す様に・・・いや、実際、見下している目を向ける男が誰かか分からなかったが癪に障ることは確かである
刀を喉元に突きつけた私に臆した様子はなかった
逆に、愉快そうに私の一挙一動を観察するそんな印象だった
「何時まで私に刃を向けているつもりか。陽夢」
「あなたは、誰ですか?それに、私の名前は妖夢です」
「妖夢・・・。くくく、面白いものだな。妖忌同様、貴様も汚らわしい」
「何?」
突きつけていた刀に力を入れる
「私を切るか?お前の様な下等な卑人如きが」
「黙れ!」
「止めんか!陽夢!」
直ぐにでも刺し殺してやろうとした刀がピクリとも動かない
動かせなかったのである。怒気迫るその声に手が震えていたからだ
そして、声のした方を見て驚いた
自分の師でもあるお方。魂魄妖忌がそこにはいたのだから
「師匠?どうしてここに」
「すいませんでした。旦那様、私の不手際なばかりに・・・」
居るんですか?と聞く前に師匠は私の頭を掴んで地面に押しつけた
なんで、こんな奴に頭を下げなければならないんだと言いたかったが、師匠はこの男を旦那様といった
私には納得できなかったこんな男が師匠の主人なんて!
「妖忌。貴様が何故にこの西行寺に居るのか、陽夢にきちんと教えておくがよい」
「・・・」
「次はないと思うんだな。『妖夢』 」
「・・・」
地面に押しつけられ男の表情は見れないが、笑っているに違いない
人を見下す目をしながら、口元を厭らしく歪めながら笑っているに違いない
そう、自分をゴミの様にしか思っていないのだろう
私はこの男をどうしても許しておけなかった
自分を罵倒したから?師匠の悪口を言ったから?
違う・・・
もっと、この男を憎む理由があった。それを絶対に許す事ができなかった
それがどうしてか分からなかった・・・
― * ―
「くくく・・・」
ある者が笑う
「ははは・・・」
何がおかしいのか。それは狂気ともいえる笑いである
「『幽々子』か・・・。あいつにはお似合いな名前だな」
愚痴をこぼす。傍から見れば奇妙な光景だろう
真夜中、一人で何がおかしいのか狂ったように笑っているのだから
「そう思うだろ・・・」
しかし、その者の前には誰もいない
「・・・何?陽夢がどうかしたのか?」
それでも、まるで誰かと会話するかのように受け答えする
「うむ、気に留めておこう。それより、例の事は・・・。そうだ。それが良ければ後はどうでもいい」
顔の端まで裂けているかのように、ありえないほど吊り上がる口
「妖忌?確かに奴は厄介だ。しかし、心配する事はない。全て上手くいくさ。全て・・・ははは!」
そう、人とは思えないほどの奇怪な声を出しながら笑い続ける
大きな桜の木の元で・・・
― * ―
「・・・」
あの男から別れた後、師匠とともに庭を一角に来ていた
色々と聞きたい事が山ほどある。しかし、私が話そうとしら、師匠の一言で遮られた
『陽夢。あの桜から落ちる花びらを斬ってみよ』
と言ったのである。師匠が何をしたいのか分からないがそれはとても困難な命題であった
師匠のいった桜までは距離にして十由旬。いくら大きい桜の木でもここからでは確認できないほど小さい
ましてや、桜の花びらなど舞い落ちているのかすら確認できない
普通の人間ならばまず不可能だろう。普通の人間ならば・・・
「・・・」
極限まで研ぎ澄まされた私の精神は、音さえも届かない私だけの空間。そこにいるのは私と目標の桜のみ
一枚。そして、また一枚。桜から花びらが落ちるのが見える
ゆっくりと風と舞い踊るように・・・
そして、その一枚を斬る!
「!」
チンッ
抜いたと同時に聞こえる鍔ぜり音
腰の刀より、放たれた高速の居合。二百由旬の距離を一瞬で網羅する瞬速の太刀
狙うはただ一点。十由旬先の花びらのみ
「よしっ!」
手応えはあった
狙った花びらを切り結んだ確かな感触があった
「どうですか?師・・・」
「陽夢」
振り返り見た師匠の顔
そんな顔をする師匠を私は一度しか見たことがなかった
師匠が私に弐本の刀を手渡した時の、たった一度だけ見せた表情
「遊々子様の事が好きか?」
そんな顔をしながら私に聞いてくる。 「遊々子様の事が好きか?」と・・・
「いきなり何を」
チンッ
微かに聞こえた鍔ぜり音
一瞬の出来事であった。残影すら捉えられなかった
師匠の居合であった
しかし、刀を抜いたとは思えなかった
それほど速かった。まさしく目にも止まらない太刀
私が師匠が刀を抜いた事が分かったのは、腰に携えた長刀『楼観剣』に手を添えていたからだ
「己が斬った物を見てみて考えよ、陽夢」
「師匠?」
「我が教え。己の心に再度説いてみよ」
それがを最後に師匠は私の前から立ち去っていった
弐本の霊刀を携えて・・・
師匠の教えは今でも、覚えている
『鞘、刃を己の魂とせし』
それは、師匠の口癖でもある
『身は、無我に死とて魄と澄まし』
白玉桜から居なくなる晩の
『抜きたる刃。一閃の刃となり彼の者を討つ』
最後の言葉・・・
「『それが魂魄の名を持つ、我が教え』ですか・・・」
私の目の前には桜の木
その下には、二枚の花びらだったものが落ちている
寸分の狂いもなく真中で寸断された桜の花びら
「・・・」
そして、もう一枚は無残にも粉々に散った桜の花びら・・・
― * ―
「むぅ~」
「す、すいません」
辺りは既に夜
結局、あれから幽々子様の寝室が分からず、あちこちを探し回ったのである
すれ違う人たちに聞いても答えてくれなく、二十刻ほども経ってしまったのである
それも仕方ない事だと感じていた
何故なら、幽冥楼閣では今はもう使われていない離れだったのだからである
そう考えていた私は離れ以外の部屋をしらみ潰しに探していった結果がこれである
「全く、遅い、遅すぎよ。だから陽夢は・・・」
「うぅ~」
永遠と四刻ほどずっと説教をさせられているのである
でも、私にも言い分はある
「で、でも、この離れが使われているなんて知らなくて・・・」
「何言ってるの!十年以上、ここに出入りしているでしょ。全く、だから陽夢は・・・」
といった感じで説教をされているわけで、私には全くおかしな話である
師匠は居るし・・・
嫌味な男が師匠の主人だって言うし・・・
その師匠には怒られるし・・・
ここに人がいっぱい居るし・・・
みんな私の事を無視するし・・・
それに、
「聞いてるの!陽夢!」
幽々子様の説教は長いし・・・
本当におかしな事ばかりである
「(はぁ~)」
分からない事だらけで・・・
泣きたくなってくる
でも、まず目の前の状況を打破しなければならない
少し顔を上げると、永遠と説教を続ける幽々子様がいるのだから
そう、話題を変えるためにはここに呼んだ理由を聞くのが無難である
「ゆ、幽々子様。一つ良いですか?」
「何?その死んでそうな名前は・・・。私の名前は、遊々子よ。西行寺遊々子」
「西行寺遊々子?」
「そう。大好きな母様がつけてくれた大切な名前よ。ちゃんと覚えておきなさい!」
「・・・」
そんな、堂々とした格好でビシッと指を出されたら何も言い返す事が出来ないんですが・・・
それより、『遊々子』と幽々子様は言った
そして、幽々子様は母様がつけてくれたとも言っていた
「(まさか・・・)」
今は、居ないはずの師匠が居たり
居ないはずの生きている人間が居たり
居ないはずの幽々子様のお母様が居たり
する事から、一つの答えに辿りついた
「(ここは過去の幽冥楼閣?)」
という事になる
「幽々・・・。じゃなくて、遊々子様。今、幽暦何年でしょうか?」
「は?幽歴?今は、桜花暦一二五二年 卯月弐の日よ。それがどうしたの?」
「い、いえ」
「?そんな事よりね、陽夢。貴方に・・・」
桜花暦・・・
確か、倉庫を整理していて幾つかそのような暦代の書物を見たことがある
生前の荷物を持ってくる霊たちがいるため、倉庫には様々な物があるのだ
―――桜花暦―――
それは西行寺が歴史的に注目を集めた
彼らの神の使いともいえるような奇跡を各地に残した
観音手ともいえるその力は人々の怪我を治し、不治の病すらも癒した
もちろん、死者といえど例外ではなかった
まさしく彼らは神であった
彼らのその力は神の化身である桜より授かったという
その桜の名は『西行妖』という
万年、咲き乱れるその桜からは雅な歌声が聞こえるという
そんな彼らがこの国の頂点を極めるのにさほど時間を有さなかった
その年から、彼らの絶対的な支配の時代が始まった
それが、桜花暦の始まりである・・・
もちろん、彼らを快く思わないもの達もいた
しかし、戦争すら起きなかった
そんな彼らは皆、原因不明の奇怪の死を遂げていたからである
ある者は、一夜で骨だけを残して死んだ者
またある者は、一夜でミイラの様に干からびて死んだ者
そう、たった一夜では考えられない現象が企てた全員に起こったのである
皆一様に死んだのである
桜の花びらを眼の穴に積め込まれて・・・
そう、彼らはまさに神であった
彼らに逆らう者はいなくなり、皆、彼らを崇めていた
そんな、絶対的な力にひれ伏した
しかし、彼らは歴史上から突如居なくなった
二百由旬はある楼閣ごと無くなってしまったのである
やはり、一夜のうちに・・・
そして、誰もが何事も無かったように暮らすのである
なら、私は書き綴らなければならない
なぜなら、私は『罪人』だから・・・
・
・
・
・
・
最後まで、読んでいないがここだけは印象的で覚えていた
この事が本当ならば私は過去の西行寺にいる事になる
それが意味することが何なのか分からなかった・・・
― * ―
「・・・て、陽夢!」
「え、なんですか?」
「き、聞いてなかったの!」
考え事をしていて話を全く聞いていなかった
そんな私を見て、茫然と立ちすくむ幽々子様もとい、遊々子様がいた
そして、何故か顔が赤い・・・
「だからね・・・もう一回しか言わないからね・・・」
そう言った遊々子様は何か言おうしては止めたりと何度も繰り返している
「・・・一・・・って・・・・・・夢」
「・・・も、もう一度お願いできますか」
「~~~!」
そう言うと、本当に真っ赤になってしまった
別に苛めている訳じゃないが本当に聞こえなかったからしょうがない
こんな、幽々子様を見るのは初めてであったため、妙に可愛く思えた
「だから、『私と一緒になって』って言ってるのよ!」
「はい、そうですね。・・・って、え~~~!」
そんな、遊々子様からの驚愕の言葉
いきなりの告白?を受けて、今度は私の方が真っ赤になってしまった
当の本人は真剣その者でずっとこちらを見つめている
「し、しかし、遊々子様と私ではその・・・、なんと言いますか・・・」
何を言おうとしているのか自分でも分からない
そんな私をよそに、遊々子様がゆっくりと私のほうに近づいてくる。潤んだ目をしながら・・・
「(マズイ、非常にマズイ・・・)」
後ずさりながら逃げる私であったがすぐに壁に背をぶつけてしまった
逃げ場無しである
「陽夢~♪」
意気揚揚と近づく遊々子様が、何時も以上に危険に感じる
そして、私の頬に手が近づいてくる
「~~~ッ!」
たまらず、目を閉じてしまった
微かに聞こえる布の擦れる音だけが妙に大きく聞こえる
そして
「出来た♪やっぱり、黒にして正解だったわ♪」
恐る恐る目を開けた私の前には一枚の鏡があった
そこ映るには見なれた自分の顔
そして、そこにはいつも見なれていたはずのリボンのついた髪留めがしてあった
「陽夢も刀の事ばかりじゃなくて、お洒落もしないとね。あとね。それ誓いの品だから大切にしてね」
「誓い?」
「私も明日で十六歳。私達の一族が一生を共にする者を選ぶ日。私は陽夢、あなたに決めたの」
「私は」
喋ろうとした私の唇を遊々子様の人差し指によって防がれた
「駄目よ、今は。断ることも受け入れる事も明日。それが習わしだから」
「・・・」
「・・・って言いながら誓いの品を渡しちゃったんだっけ私」
その時、照れくさそうに笑う遊々子様がとても眩しく見えた
蝋燭の照らし出された透き通るような顔
そして、桜のような髪と瞳、私は守りたかった
遊々子様を・・・
― * ―
―――桜花暦―――
それは西行寺が歴史的に注目を集めた
彼らの神の使いともいえるような奇跡を各地に残した
観音手ともいえるその力は人々の怪我を治し、不治の病すらも癒した
・
・
・
なら、私は書き綴らなければならない
なぜなら、私は『罪人』だから・・・
世に咲かせてしまった大きな過ち
欲に眩んだ私の罪
でも、その代価は大きすぎた
私は、死ぬ事の許されない身となった
しかし、それも今日で終わりだ
妖忌。儂らを良く支えてくれた。感謝の言葉もない
そして、陽夢。己が使命を果たす日が来ない事を願おう
あの時に起こった災厄を再び起きぬよう
桜の精は清く純粋である
純粋であるが故に染まりやすい
桜の精は心が脆い
支える者が必要だ
それが『魂魄』
共に生きる者
『桜花暦一二五二年、卯月 参の日』
この日、私の罪も清算されたのだろうか
これも、桜に魅了された儂の、我が一族の因果なのか
やっと、私も解放される・・・
―――――――― 『失われた桜花暦』 初代当主 西行寺 ・・・・・・ ―――
そして、『桜花暦一二五二年、卯月 参の日』の朝を迎える・・・
・・・・・・・・・ A girl's last day fascinated with the cherry tree
過去にさかのぼって、今後どうなるのか興味深いです。
>誤字・こうした方がいいと思う文
白玉楼が所々、白玉桜に。これは過去、という事でわざとですかね?
男が誰かか分からなかったが→男が誰なのか分からなかったが
または、誰かかのかを一つ取る。別にこのままでも意味は通じるので、ここは作者様の好みで。
すぐに壁に背をぶつかってしまった→すぐに壁に背をぶつけてしまった
または、すぐに壁に背がぶつかってしまった
一生を共にする者を選ぶの日→一生を共にする者を選ぶ日
ところで、幽々子と遊々子、妖夢と陽夢って会話じゃ区別できないよなぁと。ほんとにどうでもいいことですけどね。