注) 従者と門番のある一日を先に読んでいると比較的分かりやすくなる(筈)
――気がついた時、私は暖かい水の中にいるような気分だった。
――なんだろう、この感覚。だけど・・・・・・とっても安らぐ。
――目の前が真っ暗だったけど、目を閉じているだけ、ということに気がついて。
――私は勇気を出して、目を開けて――
「目覚めたか、ジュディス」
「・・・・・・ん」
懐かしい声が聞こえたような気がして、私はゆっくりと目を開けた。
一瞬、自分がどういう状況なのか分からなかったけれど、すぐに机にうつぶせになって寝ていたことに気がついた。
どうやら、昨日本を読んでいる途中で眠ってしまったみたいだった。顔に跡がついてないか、後で確認しておこう。
それに、無理な体勢で寝ていたのが悪かったのか、体の節々が痛い。
私は大きく背伸びして体を伸ばして、
「・・・・・・あら?」
広げていた本の横に、トランプが置かれているのに気がついた。
私は首を傾げた。自分で出した覚えもないし、それ以前に、トランプ自体を持っていない。
「あの子か、レミィかしら」
なんとなくそう思ったけれど、実際に聞いてみることにした。
私は、すぐ側に置いてあった呼び鈴を鳴らす。
すると、十秒も経たないうちに、小悪魔の少女が、文字通り飛んできた。
呼び出された理由が分かっていないのか、首を傾げている少女に、私は尋ねた。
「このトランプ、あなたの物?」
私の問いに、少女は首を振る。
私は「そう、もういいわ」とだけ言って、下がらせた。
「だとしたら、レミィかしら?けど、だとしたらなんでまた・・・・・・」
考えたけれど、まったく分からない。
とりあえず本人に聞いてみよう。そう思って、私は立ち上がって、はたと気がついた。
「そういえば、今日は魔理沙が本を返しにくるって言ってたわね・・・・・・今何時かしら?」
時計を見てみると、針は丁度、12時をさしていた。
魔理沙が来る時間帯は決まっていないけど、咲夜がそろそろ昼食を持ってくる頃だった筈。
なら、ここで待っていて、咲夜に代わりに伝えてもらおう。
そう思い直して、私は再び椅子に座って、
「そう言えば・・・・・・懐かしい夢を見たような気がするけど・・・・・・なんだったかしら?」
思い出せないけれど、何故か懐かしいと言える夢を見たような気がする。
私は、近くにあった本棚から一冊の本を取り出して――見つかるかどうか分からないけど、探してみることにした。
「ええと・・・・・・夢を思い出す方法は・・・・・・」
――目の前にいたのは、一言で例えるなら『紳士』と呼ぶのに相応しい風貌の男性。
――聞き覚えのない名前で呼ばれて、思わず私は聞いた。
「ジュディス・・・・・・それが、私の名前?」
「そうだ。それがお前の真名。自分以外には決して教えてはならない、自分だけの名前だ」
「何故?」
「名前を持つと、どうしてもそれに縛られる。特に真名は、その者を象徴しすぎる名前だ。・・・・・・他人に支配を許してしまうほどに」
「じゃあ、その名で呼ぶあなたは?」
「私は、そうだな・・・・・・お前の生みの親にはなるか」
――なんでだろう。生みの親と言われて、私は素直に納得している。
――でも、悪い感じじゃない――
「でも、名前がないと、不便です」
「確かに。だから、改めて名前をつけよう。私の古き友人の名だ。お前の名前は――」
「パチュリー様、昼食をお持ち致しました」
「パチェ、入るわよ」
「ああ、ありがとう咲夜。と・・・・・・レミィ、どうしたの?」
レミィが昼間からここに来るなんて、珍しいような気がする。
私の言葉に、レミィはにっこりと微笑んで、
「たまには、一緒に食事でもしようかと思ってね。咲夜もね」
なるほど、と私は納得して、
「丁度よかったわ、レミィ、このトランプ、あなたの物?」
私の質問に、レミィは持っているトランプをじっと見つめて、首を振った。
「いいえ、違うわ。・・・・・・それがどうしたの?」
「ううん、なんでもないわ」
あの子の物じゃないから、てっきりレミィのだと思ったのに、違ったらしい。
「そんなことより、食事にしましょう。折角の料理が冷めちゃうわ」
「それもそうね。咲夜の料理は美味しいから、出来たてを食べないと」
「時を止めていますので、いつでも出来たてですよ」
誰の持ち物かを考えるのは後にしよう。そう私は思い直して、昼食をとることにした。
――なんだかめまいがする。そう感じたのは、名前をつけられて、体を与えられて、立ち上がろうとした時。
――おまけに、喉のあたりが少し痛い。
「・・・・・・ふむ、素体に問題があったのか知らんが、生まれながらに貧血と喘息か。普通に生きる分にはあまり影響はないが、魔法使いとしては致命的だな」
「私は、魔法使いなの?」
「潜在的な魔力は私を上回るだろうな。まあ、なりたくないというのなら、無理強いはせんが・・・・・・」
――そう言われて、私は――
「よう、邪魔するぜ」
私達が食事を終えた丁度のタイミングで、魔理沙が図書館に入ってきた。
貸した本は、両脇に抱えるようにして持ってきている。
「あら、いらっしゃい」
「お、レミリアに咲夜か。ここに三人が集まってるのは初めて見るな」
「まあ、私は夜に活動するのが主だったし。パチェも咲夜も、深夜には寝てるでしょ?だから、ね」
「お掃除や食事をお持ちする以外は、私も滅多に訪れませんしね」
「まあいいや、パチュリー、本を返しに・・・・・・て、何だそれ?」
魔理沙が、私が持っているトランプに気がついた。
私はジト目で答える。
「何って・・・・・・トランプよ」
「いやそうじゃなくてだな・・・・・・まあいいや」
どこか釈然としない様子の魔理沙。
と、その時、レミィがポン、と手を叩いて、
「そうだわ。せっかく人数が揃ってるんだし、ゲームでもしましょうか」
「「「ゲーム?」」」
私、咲夜、魔理沙の疑問の声が重なった。
「そう、久々にポーカーでもしましょう。ワイルドカード無しでね」
――今日は喘息の調子がいい。いつもなら途切れがちなスペルを、最後まで唱えきることができた。
「アグニシャイン上級!」
――私を中心にして、初級とは比べ物にならない程の火が現れる。
――満足して、私は魔法を消した。
「ほう・・・・・・一ヶ月で上級まで習得したか。喘息の調子に左右されるが、思っていた以上の才能だ」
――褒められたような気がして、私は笑顔になる。
「ふむ・・・・・・お前ならば、あるいは・・・・・・」
「?」
「お前ならば、あるいは、あの場所に行けるかもしれん」
「どこですか?」
「この世のありとあらゆる知識が眠る図書館。・・・・・・ヴワル図書館に」
「――ストレートフラッシュ」
「流石ね、咲夜。私は・・・・・・10のフォーカード。パチェは?」
「ジャックのツーペア」
「・・・・・・3のワンペアだぜ・・・・・・」
あれから二十分近く経過している。ほとんどが咲夜とレミィが勝って、私と魔理沙――特に魔理沙が負けている気がする。
落ち込んでいるように見えるのは、気のせいじゃない。
「お楽しみのところ申し訳ありませんが、ラストゲームにしていただけませんか?そろそろお掃除を始めないと、他のメイド達にまかせっきり・・・・・・という訳にもまいりませんので」
「あら、残念ね」
レミィがほんの少し、眉根を寄せる。
「まあ、仕事ならしょうがないわね。じゃあ、ラストゲームといきましょうか」
レミィのその言葉に、魔理沙が不敵に笑った。
「・・・・・・どうしたの?気味悪いわよ」
「分かってないな、パチュリー」
魔理沙は尚も笑いながら言った。
「私は後がないと強いんだぜ」
――私は、数少ない手がかりを頼りに、日本という国の、幻想郷と呼ばれる地へと赴いて。
――そこで、私は見つけた。ヴワル図書館を、そして紅く、幼い悪魔の少女を。
――彼女は、私が事情を説明する前に、全てを聞いていたようだった。
「ようこそ、紅き魔が支配する館、紅魔館へ。パチュリー・ノーレッジ。貴女のことはスペードのキングから聞いてるわ」
「スペードのキング?」
「貴女を生みの親であり、育ての親でもある男性よ」
「あの人が・・・・・・スペードのキング?」
「ええ、そうよ」
――頷いて、少女は私に微笑みかけた。
「私はレミリア。レミリア・スカーレット。早速だけど、ヴワル図書館に案内してあげるわ。パチュリー」
「パチェでいいわ」
「じゃあ、私もレミィでいいわ」
――少女、もといレミィはそう言って、手を差し出してきて、私は躊躇いなく、その手をとって――
「フルハウスです」
「ストレート。相変わらず咲夜は強いわね」
「ジャックのツーペアだわ・・・・・・」
最後の最後まで散々な結果だった。
そこで、ふと魔理沙が気になって、視線を向けてみると、不敵な笑みを浮かべていた。
「・・・・・・どんな役が出来たのかしら?」
聞くと、魔理沙は言葉では答えず、行動――すなわち、カードを公開させることで答えた。
魔理沙が持っていた手札は、ハートの10、ジャック、クイーン、キング、エース。――これって!
私だけじゃない、咲夜も、レミィも驚いて言葉もでない中、魔理沙は特徴的な帽子の端を指で上げて、
「言ったろう?私は後がないと強いってな。――ロイヤルフラッシュ、だぜ」
――気がついた時、私は暖かい水の中にいるような気分だった。
――なんだろう、この感覚。だけど・・・・・・とっても安らぐ。
――目の前が真っ暗だったけど、目を閉じているだけ、ということに気がついて。
――私は勇気を出して、目を開けて――
「目覚めたか、ジュディス」
「・・・・・・ん」
懐かしい声が聞こえたような気がして、私はゆっくりと目を開けた。
一瞬、自分がどういう状況なのか分からなかったけれど、すぐに机にうつぶせになって寝ていたことに気がついた。
どうやら、昨日本を読んでいる途中で眠ってしまったみたいだった。顔に跡がついてないか、後で確認しておこう。
それに、無理な体勢で寝ていたのが悪かったのか、体の節々が痛い。
私は大きく背伸びして体を伸ばして、
「・・・・・・あら?」
広げていた本の横に、トランプが置かれているのに気がついた。
私は首を傾げた。自分で出した覚えもないし、それ以前に、トランプ自体を持っていない。
「あの子か、レミィかしら」
なんとなくそう思ったけれど、実際に聞いてみることにした。
私は、すぐ側に置いてあった呼び鈴を鳴らす。
すると、十秒も経たないうちに、小悪魔の少女が、文字通り飛んできた。
呼び出された理由が分かっていないのか、首を傾げている少女に、私は尋ねた。
「このトランプ、あなたの物?」
私の問いに、少女は首を振る。
私は「そう、もういいわ」とだけ言って、下がらせた。
「だとしたら、レミィかしら?けど、だとしたらなんでまた・・・・・・」
考えたけれど、まったく分からない。
とりあえず本人に聞いてみよう。そう思って、私は立ち上がって、はたと気がついた。
「そういえば、今日は魔理沙が本を返しにくるって言ってたわね・・・・・・今何時かしら?」
時計を見てみると、針は丁度、12時をさしていた。
魔理沙が来る時間帯は決まっていないけど、咲夜がそろそろ昼食を持ってくる頃だった筈。
なら、ここで待っていて、咲夜に代わりに伝えてもらおう。
そう思い直して、私は再び椅子に座って、
「そう言えば・・・・・・懐かしい夢を見たような気がするけど・・・・・・なんだったかしら?」
思い出せないけれど、何故か懐かしいと言える夢を見たような気がする。
私は、近くにあった本棚から一冊の本を取り出して――見つかるかどうか分からないけど、探してみることにした。
「ええと・・・・・・夢を思い出す方法は・・・・・・」
――目の前にいたのは、一言で例えるなら『紳士』と呼ぶのに相応しい風貌の男性。
――聞き覚えのない名前で呼ばれて、思わず私は聞いた。
「ジュディス・・・・・・それが、私の名前?」
「そうだ。それがお前の真名。自分以外には決して教えてはならない、自分だけの名前だ」
「何故?」
「名前を持つと、どうしてもそれに縛られる。特に真名は、その者を象徴しすぎる名前だ。・・・・・・他人に支配を許してしまうほどに」
「じゃあ、その名で呼ぶあなたは?」
「私は、そうだな・・・・・・お前の生みの親にはなるか」
――なんでだろう。生みの親と言われて、私は素直に納得している。
――でも、悪い感じじゃない――
「でも、名前がないと、不便です」
「確かに。だから、改めて名前をつけよう。私の古き友人の名だ。お前の名前は――」
「パチュリー様、昼食をお持ち致しました」
「パチェ、入るわよ」
「ああ、ありがとう咲夜。と・・・・・・レミィ、どうしたの?」
レミィが昼間からここに来るなんて、珍しいような気がする。
私の言葉に、レミィはにっこりと微笑んで、
「たまには、一緒に食事でもしようかと思ってね。咲夜もね」
なるほど、と私は納得して、
「丁度よかったわ、レミィ、このトランプ、あなたの物?」
私の質問に、レミィは持っているトランプをじっと見つめて、首を振った。
「いいえ、違うわ。・・・・・・それがどうしたの?」
「ううん、なんでもないわ」
あの子の物じゃないから、てっきりレミィのだと思ったのに、違ったらしい。
「そんなことより、食事にしましょう。折角の料理が冷めちゃうわ」
「それもそうね。咲夜の料理は美味しいから、出来たてを食べないと」
「時を止めていますので、いつでも出来たてですよ」
誰の持ち物かを考えるのは後にしよう。そう私は思い直して、昼食をとることにした。
――なんだかめまいがする。そう感じたのは、名前をつけられて、体を与えられて、立ち上がろうとした時。
――おまけに、喉のあたりが少し痛い。
「・・・・・・ふむ、素体に問題があったのか知らんが、生まれながらに貧血と喘息か。普通に生きる分にはあまり影響はないが、魔法使いとしては致命的だな」
「私は、魔法使いなの?」
「潜在的な魔力は私を上回るだろうな。まあ、なりたくないというのなら、無理強いはせんが・・・・・・」
――そう言われて、私は――
「よう、邪魔するぜ」
私達が食事を終えた丁度のタイミングで、魔理沙が図書館に入ってきた。
貸した本は、両脇に抱えるようにして持ってきている。
「あら、いらっしゃい」
「お、レミリアに咲夜か。ここに三人が集まってるのは初めて見るな」
「まあ、私は夜に活動するのが主だったし。パチェも咲夜も、深夜には寝てるでしょ?だから、ね」
「お掃除や食事をお持ちする以外は、私も滅多に訪れませんしね」
「まあいいや、パチュリー、本を返しに・・・・・・て、何だそれ?」
魔理沙が、私が持っているトランプに気がついた。
私はジト目で答える。
「何って・・・・・・トランプよ」
「いやそうじゃなくてだな・・・・・・まあいいや」
どこか釈然としない様子の魔理沙。
と、その時、レミィがポン、と手を叩いて、
「そうだわ。せっかく人数が揃ってるんだし、ゲームでもしましょうか」
「「「ゲーム?」」」
私、咲夜、魔理沙の疑問の声が重なった。
「そう、久々にポーカーでもしましょう。ワイルドカード無しでね」
――今日は喘息の調子がいい。いつもなら途切れがちなスペルを、最後まで唱えきることができた。
「アグニシャイン上級!」
――私を中心にして、初級とは比べ物にならない程の火が現れる。
――満足して、私は魔法を消した。
「ほう・・・・・・一ヶ月で上級まで習得したか。喘息の調子に左右されるが、思っていた以上の才能だ」
――褒められたような気がして、私は笑顔になる。
「ふむ・・・・・・お前ならば、あるいは・・・・・・」
「?」
「お前ならば、あるいは、あの場所に行けるかもしれん」
「どこですか?」
「この世のありとあらゆる知識が眠る図書館。・・・・・・ヴワル図書館に」
「――ストレートフラッシュ」
「流石ね、咲夜。私は・・・・・・10のフォーカード。パチェは?」
「ジャックのツーペア」
「・・・・・・3のワンペアだぜ・・・・・・」
あれから二十分近く経過している。ほとんどが咲夜とレミィが勝って、私と魔理沙――特に魔理沙が負けている気がする。
落ち込んでいるように見えるのは、気のせいじゃない。
「お楽しみのところ申し訳ありませんが、ラストゲームにしていただけませんか?そろそろお掃除を始めないと、他のメイド達にまかせっきり・・・・・・という訳にもまいりませんので」
「あら、残念ね」
レミィがほんの少し、眉根を寄せる。
「まあ、仕事ならしょうがないわね。じゃあ、ラストゲームといきましょうか」
レミィのその言葉に、魔理沙が不敵に笑った。
「・・・・・・どうしたの?気味悪いわよ」
「分かってないな、パチュリー」
魔理沙は尚も笑いながら言った。
「私は後がないと強いんだぜ」
――私は、数少ない手がかりを頼りに、日本という国の、幻想郷と呼ばれる地へと赴いて。
――そこで、私は見つけた。ヴワル図書館を、そして紅く、幼い悪魔の少女を。
――彼女は、私が事情を説明する前に、全てを聞いていたようだった。
「ようこそ、紅き魔が支配する館、紅魔館へ。パチュリー・ノーレッジ。貴女のことはスペードのキングから聞いてるわ」
「スペードのキング?」
「貴女を生みの親であり、育ての親でもある男性よ」
「あの人が・・・・・・スペードのキング?」
「ええ、そうよ」
――頷いて、少女は私に微笑みかけた。
「私はレミリア。レミリア・スカーレット。早速だけど、ヴワル図書館に案内してあげるわ。パチュリー」
「パチェでいいわ」
「じゃあ、私もレミィでいいわ」
――少女、もといレミィはそう言って、手を差し出してきて、私は躊躇いなく、その手をとって――
「フルハウスです」
「ストレート。相変わらず咲夜は強いわね」
「ジャックのツーペアだわ・・・・・・」
最後の最後まで散々な結果だった。
そこで、ふと魔理沙が気になって、視線を向けてみると、不敵な笑みを浮かべていた。
「・・・・・・どんな役が出来たのかしら?」
聞くと、魔理沙は言葉では答えず、行動――すなわち、カードを公開させることで答えた。
魔理沙が持っていた手札は、ハートの10、ジャック、クイーン、キング、エース。――これって!
私だけじゃない、咲夜も、レミィも驚いて言葉もでない中、魔理沙は特徴的な帽子の端を指で上げて、
「言ったろう?私は後がないと強いってな。――ロイヤルフラッシュ、だぜ」
後がないと強くなる魔理沙には、理由はないですけど同意したくなりますね。
内容についてもいくらか……。この作品、パチュリーの過去話と、現在の紅魔館の日常(トランプ話)の2つを順々に織り込んだ話の構成になってますが、その双方の話について、関連性が薄い気がします。スペードのキングとトランプ話が両者を繋いでいますが、それだけでは弱いかと。現在の話の方にもう少し、何らかの意味のあるエピソードがあれば良かったのでは、と思いました。
それと、まだ『パチェ』のままになっている箇所がいくつかあるので、ページ検索などでご確認を。
レミリアはパチュリーを「パチェ」って呼んでたんですね。ほんっとごめんなさい。
指摘する前に確認しようよ自分…。
ああ、下の感想マジで無かったことにしたい…。
でもGJ!