「これはまぁ……」
二人の眼前は白一色。
とある冬の日、博麗神社はゆうに例年の倍以上の積雪に見舞われていた。
「ははっ、見事に積ったもんだな」
「うざい」
「へぶう!」
後頭部に強い衝撃を受けた魔理沙が、弾かれたようにもんどりうって縁側から転げ落ちる。体いっぱいに雪の冷たさを感じながら見上げると、次弾の装填が完了した博麗霊夢が逆さまに映った。
「元はと言えばあんたのせいでしょうが。今日中に何とかしないとあんたの家、吹き飛ばすわよ」
「そいつァぞっとしない話だな」
魔理沙は、よっ、と身を起こして、そして再び後ろに転んだ。
足元は雪が既にカチコチに凍っており、直立する事すら難しい。
「確かに不便だ」
「いいからさっさと何とかしなさい」
スタン! と襖が閉まる音が聞こえた。霊夢が家の中に入っていったのだろう。このままトンズラしても良いのだがその場合、かなりの確率で魔理沙の家は吹き飛ぶだろう。霊夢ならば本気でやりかねない。
(面倒くさいことになったなあ……)
澄んだ冬の空を見上げながら、魔理沙は今に至る経緯を思い返していた。
* * *
朝。
霧雨魔理沙の冬の一日は、暖を確保する事から始まる。ベッドからのそのそと起き上がると、寝ぼけ半分に手早く暖炉に薪を放り込む。その後、ミニ八卦炉で適当に放火。点火を確認すると八卦炉をぽぃ、と無造作に投げ捨てそのまま急いで再びベッドへと向かった。
「うううー、寒いぜー」
もそもそと、まだ温もりの残っている布団へと再び潜り込む。
まどろみの中、魔理沙は今日はヤケに冷えるな、等と呑気にも思っていた。
束の間の二度寝を堪能した後、ぼゥぼゥと燃える暖炉の音で再び魔理沙は目を覚ました。いつもなら漸くにして朝食の準備に取り掛かる所なのだが、
(寒すぎる)
とても進んで布団から出る室温ではない。これはまるで、外にいるかのような――
ひュうう。
急に風が舞い込んだ。寝巻きのままの魔理沙の体温を、容赦なく奪いにかかる。
(んん?)
目をシバシバさせながら部屋を見渡すと、窓が景気良く開け放たれている事に気が付いた。先ほどから感じていた異常な寒気の原因に、魔理沙は脱力する。
昨夜、施錠を忘れて何かの拍子で開いてしまったのだろう。これではもう暫くは布団から出る気になれない。
自分で窓を閉めに行くのも億劫なので簡単な使い魔を行使する構成を練っていると、
「すー……、くぅー……」
妙な息遣いが聞こえてきた。
その音源を辿ると――何故今まで気が付かなかったのか――ベッドの上では、見慣れた氷精がヨダレを垂らしながら快眠を貪っていた。
「てめぇ……」
一瞬で窓を開けた犯人を断定した魔理沙は、自らの拳に怒りと魔力を乱暴に込めて、
「開けたら閉めろォー!!」
「うえあああ!?」
全力で、無防備な氷精――チルノをぶっとばした。
「うえ? え、あ! いきなり何すんのよ!」
チルノは暫く何が起こったか把握できていない様子だったが、自分へのダメージと魔理沙のグーを振り切ったポーズを見て、漸く理解したようだった。
「それはこっちの台詞だ」
そう言って、バキバキと拳を鳴らしながら魔理沙はチルノに近づく。
「こちとら人間なんだぜ。ヒューマン舐めんなよ、寒い事が一番嫌いなんだ」
寝起きの悪さもあってか、かなりの不機嫌である。
そんな魔理沙を他所に、
「冬だよ!」
「知ってるぜ」
「冬だよー!」
「だから?」
「ふ、ゆ、だ、よー!」
「……」
両手を上げて満面の笑顔で宣言するチルノ。
その一連の言動で魔理沙は一匹の春呆けした妖精を連想し、推理、納得した。
「あぁ、そうか。そうだな畜生」
おそらくソレの話でも聞いたチルノは”冬を知らせに”知人を片っ端から訪問しているのだろう。チルノが何の突拍子もなく周りを巻き込んでお祭り騒ぎを起こす(騒ぐのは当人だけなのだが)のは、珍しい事では無かった。
「で、お前のおかげで私はいま十分に冬を噛み締めている。もう帰っていいぜ」
「天才のあたいの計画がこの程度なワケないでしょう」
ふふン、と腕を組み威張るチルノ。
怒気の籠った声で、しかし半ば呆れたように魔理沙が続ける。
「わざわざ寝床まで冷やしに来ておいてまだ何かあるのか?」
「いや、それは魔理沙がなかなか起きないもんだから眠くなっちゃって。そんな事より――」
チルノがふわふわと玄関のほうへと向かい、
「これを見なさい! あたいに辞書という文字は不可能よ!」
意味不明な事を叫びながらチルノがバーン、と玄関の扉を開け放った。
「冬を言えば雪。どう、すごいでしょ? レティに雪の作り方を教えてもらってうえあああー!」
再び殺意の籠った魔力の塊にかっ飛ばされたチルノは、百二十パーセントの笑顔のまま玄関から外へと綺麗な放物線を描く。
ドシャア、と音を立ててチルノが着地する頃、ちょうど魔理沙は目の前のケタ外れの豪雪をなるべく見ないようにしながら頭を抱えていた。
「まだ途中だったんだけど」
「北欧か」
再びチルノを家の中に連れ戻した後(外は寒いからだ)締め上げた魔理沙はげんなりと突っ込んだ。どうやら、この程度の雪ではまだまだ足りぬ、と言っているらしい。
見事に魔理沙の家の周囲だけを包み込んだ雪は、彼女の身長の半分にまで迫ろうとしていた。昼にもなれば溶けるだろうが、まだ日が昇ってからそんなに時間は経ってはいない。
(止めろといって止めるこいつでも無いし……)
結構な威力の魔法が直撃したにも関わらず何事も無かったかのようにけろっとしている所を見ると、力ずくでチルノの馬鹿げた計画を止めるのは不可能だろう。いつぞやの閻魔がチルノの事を評した言葉『力を持ちすぎた妖精』を胡散臭く思っていたのだが、こんな形で思い知ることになろうとは思わなかった。
が、所詮チルノはチルノである。
魔理沙ブレインはすぐに一つの解答を導き出した。
(うちの周りじゃなければ私は困らないじゃないか)
要するに、誰か他の人に押し付けようという魂胆である。
「そういえばチルノ、霊夢が『今年は雪が少ないわねえ』なんて言ってたぜ。あいつの神社に降らせてやれば喜ばれるんじゃないか?」
「うっ、あたい、アイツは苦手なんだよね」
それは初耳だった。
「皆が一目置いてる霊夢に評価されてみろ。皆、お前の事を天才だと認めるぜ」
他に誰がいるわけでもないが、こっそりと耳打ちするようにチルノに言った。
『天才』というキーワードに惹かれたのか、チルノは目を輝かせるやいなや、
「よォし霊夢、待ってなさい! この天才で最強のあたいが雪という雪を降らせまくってやるんだから!」
と叫び、玄関扉を爆竹のようにぶち開けて、ロケット花火の如くあっという間に飛んでいってしまった。
「もう帰ってくんなよー」
すぐに見えなくなったチルノを見送った後、しっかりと玄関と窓の施錠をした魔理沙は、三度寝をするために再びベッドへと足を運んだ。
* * *
「私はあまり悪くないじゃないか」
言うべき相手はこの場に居ないのだが、そう呟く。
魔理沙はある場所に向けて箒で空を飛んでいた。
あの後、魔理沙は日が天頂を過ぎる頃まで家で過ごし、朝の事などすっかり忘れて(思えばこれが一番の過失だ)いつものように博麗神社にお茶をたかりに赴いたのだった。が、そこで待っていたのは可哀相な程にボコボコにされた氷精と『話は全て聞かせてもらったわよ』と顔に書いてある霊夢だった。
結局、家を吹き飛ばされては適わないので渋々霊夢の要求に従う事にしたのは良かったが、肝心の氷精はノびていて使い物にならなかったし、「それなら私がマスタースパークで全部吹っ飛ばしてやるぜ」と八卦炉を構えた時には、既に八方から襲い掛かかってきていた札弾を避ける余裕は無かった。
未だに残る後頭部と全身の鈍痛に涙をこらえている内に、そろそろ目的地が見えてきたようだった。
氷の張った湖に囲まれた紅魔館は、寒さで植林を枯らしながらも尚、毅然として建っている。
その正門の脇で、門番が大層な塀にもたれ掛かりながら居眠りをしていた。この寒い中よく寝ていられるもんだ、と魔理沙は感心した。妖怪は人とは違い、肉体面が強靭なので寒さの耐性にも優れているのかもしれない。この冬の空の下、人間たちがベッドでやっと得られるような安息を、妖怪たちは易々と獲得できるのだう。
機能しているとは言い固い正門を抜け、ヴワル魔法図書館へとまっしぐらに突き進みながら魔理沙は考える。
ならば果たして妖怪に”家”は必要なのか。
考えて、そして馬鹿馬鹿しい、とすぐに思考を止めた。
妖怪の基本的な感性は自分達のそれと非常に近い事は知っていたし、それならば必須ではなくても欲して当然だろう。紅魔館の主は、毎日暖かい紅茶を優雅な部屋で嗜むのだ。魔法図書館の書痴は、快適な状況での読書を生きる上での至上としている。
否、それこそが必要なのだ。
やはり妖怪たちにも、自分たちと等しい理由で”家”が必要なのだろう。
欲求を持つことがつまり生きるという事。魔理沙が最近読んだ哲学本から、唯一吸収する事ができた教えだった。
それならば。
魔理沙は箒に跨ったまま魔法図書館の窓をブチ破り開口一番、
「ようパチュリー! 私を助けたくはないか?」
高らかに叫び、
「イヤよ」
返事と同時に本棚へと激突した。不時着した魔理沙の頭上に、ドサドサと大量の本が棚から降り注ぐ。
「新手のプロポーズ? どうでもいいけど本はキチンと直しておきなさいよ」
図書館の主、パチュリー・ノーレッジは視線を手元に落としたまま、騒がしさを意に介せず依然として読書を継続している。
「そりゃあ酷いぜ」
ケホ、と咳き込みながら魔理沙が言う。
「大体、入ってくるときはちゃんと館のほうから来なさいって何回言えば分かるのかしら?」
「おっかないメイド長に見つかると後が面倒なんでな」
「誰がおっかないメイド長ですって?」
「げ」
魔理沙が振り返ると、そこには半眼でこちらを睨みつける”おっかないメイド長”が居た。
「パチュリー様、紅茶をお持ち致しましたわ」
「ありがとう。そこに置いておいてくれる?」
馴れた手付きで素早くパチュリーの机にカップを置き、紅茶を入れる。
忘れがちだが、メイド長こと十六夜咲夜はこの広い紅魔館の中で唯一の人間である。こいつの存在こそが、人間だの妖怪だのという考察を全て馬鹿馬鹿しいと思わせる元凶でもある。妖怪じみた人間、というのが一番正確な表現かもしれない。
「あんな派手な侵入に気付かないワケがないでしょ」
と咲夜が、こっそり逃げ出そうとしていた魔理沙の背中に向けて言った。
「門番は気付いてなかったぜ」
「アレはいつもの事だからいいのよ。それより――」
いつの間にか咲夜の手には魔理沙の箒が握られている。魔理沙にはいつ奪われたのかが分からなかったが、時を止めてひょい、と奪い取ったのだろう。そんな事はどうでも良い。
「窓を直しなさい」
魔理沙愛用の箒を足でメキメキとしならせながら、咲夜は命令した。
* * *
結局パチュリーに助けを乞うも『寒い』の一言で断られ、”効率的に積雪を散らす方法”なんてものも魔法図書館に有る文献からは見つける事ができなかった。
魔理沙が魔法で図書館の窓を修復し、本を元通りにする間じゅう曲げられ続けた愛用の箒は軽い後遺症を負ってしまったようで、飛行のコントロールに多少のコツを要するようになってしまった。まぁ、ちゃんとメンテナンスをしてやれば問題は無いのだが。
「どうすっかなあー」
途方に暮れて独りごちる。
他に積雪をどうにかできる友人のアテも無く、安定性に欠けた箒でぶらぶらと彷徨っていた。
と、
「んー? 雪か?」
はらり、はらりと雪の粒が頭上から舞い降りてきた。
チルノの仕業かと思ったが周辺に彼女の姿は無く、どうやら自然に降ってきたものらしかった。
「こりゃあいいや、誤魔化せる」
神社の雪もうやむやになるだろう、と甘い考えでもって魔理沙は博麗神社へと急行した。
「あら、遅かったわね」
「よォー、魔理沙ぁー」
再び神社を訪れると、意外な人物が出迎えてくれた。
縁側で茶を啜る霊夢の横で、文字通り神出鬼没の子鬼、伊吹萃香が酒を呑んでいる。
「ちょっと理不尽な労働を強いられてな。それより」
あれだけ神社の境内を覆っていた膨大な量の雪が、綺麗さっぱり消えていた。どうやら紅魔館へ足を運んだのは完全な徒労だったようだ。
「これは萃香がやったのか?」
「まるで悪い事したみたいに言うなよお。あんたがするはずの仕事をやってあげたのに」
「いや、感謝してるぜ。ありがとうな」
「へへー」
礼を言いながら萃香の頭を撫でてやると、子供のように赤らめた顔で喜んだ。
もっとも、顔の赤さは照れではなく酒の所為だろうが。
「と、するとこの雪は」
「萃香が雪を”散らして”くれたのよ」
茶を飲み終えたらしい霊夢が応えた。
「感謝なさいよ? あんたの家を吹き飛ばすためのお札、作ってる所だったんだから」
「マジかよ」
「大マジよ。あのままじゃ寒いったらありゃしない」
「私はもっと寒いぜ……」
と、酒を胃に流し込む作業に没頭していた萃香が「ぷはあ」と一息ついた。
「ん、魔理沙ンちを蹴っ飛ばせばいーのか? そういう事ならお安いごーようー!」
「高くても請け負うな!」
「そうね、最初から萃香に頼めば良い話だったわ」
「……」
魔理沙は、今日何度目かの憂鬱を噛み締めた。
日は傾き、黄金の斜光に照らされた雪の粒はきらきらと地面へ落ちてゆく。
縁側に出て茶を飲みながら下らない話を交わすのが、彼女たちの、今日も変わらない日課だった。
「風流なもんだな」
「そうねえ」
「くぅー……」
ずず、と音を立てて魔理沙は霊夢の淹れた何杯目かのお茶を味わった。
萃香は眠かったのか、それともただ単に酒が回ったのか(本人曰く、酒に呑まれる事はないらしいが疑わしい)霊夢の膝の上を占有して夢の世界に浸っている。時より、ニヤニヤと顔をほころばせているが、どうせ夢の中でも酒に呑まれている事だろう。
魔理沙がそんな事を思っていると、持っていた湯飲みの中に一粒の雪が舞い込み、溶けていった。
あれほどに困らせてくれた雪も、こういう魅せ方をされては乙なものである。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し、ってな」
「お前が言うな」
「へぶう!」
予期せぬ後頭部への一撃に、危うく湯飲みから茶を零しそうになる。
あわててバランスを取りながら、魔理沙は霊夢を睨みつけた。
「霊夢、そう簡単に人の頭を叩くもんじゃないぜ」
「魔理沙、そう簡単に人に迷惑をかけるもんじゃないわ」
どうやら根に持たれている。
魔理沙は観念したように、はぁ、とため息をついた。
「悪かったよ。実行犯はともかく焚きつけたのは私だ。埋め合わせはするよ」
「ん、分かればよろしい」
そう言って、すぅ、と霊夢がお茶を飲み干した。
「そういえば、魔理沙の家は”雪かき”してもらわなくていいの?」
「あ」
すっかり忘れていた。
早いうちになんとかしないと、今夜はひどく冷える事だろう。
「おーい、萃香起きろー」
「うへへへえ、もう呑めないひょーう」
「まぁいいや、このまま引っ張っていこう」
「うえへー」
魔理沙はオヤジのような寝言を呟く萃香の足首を掴むと、逆さまに持ち上げた。
それでも尚、夢から覚める気配のない萃香に呆れる。
「じゃあ霊夢、こいつは借りていくぜ」
「私のものでもないし、好きにすればいいわ」
素っ気無い返事を背に受けながら、魔理沙は自らの家に向けて飛び立った。
* * *
魔理沙は、自分の家の前(のはずだ)に立つなり、愕然とした。
ドサリと片手に持っていた萃香を手放す。
「なんじゃこりゃあああー!!!」
絶叫。
そこにはただ、大きな雪山があるだけだった。
否、正しくは魔理沙の家が埋もれている雪山、だろう。
「何がどうなってんだ……?」
魔理沙が呆気にとられていると、
「あ、魔理沙ぁー!」
ひょっこりと、雪山の中から、――そう言えばすっかり忘れていた――チルノが顔を出した。
「アンタのせいで酷い目にあったんだからね! こうなったらたーっぷりと冬を味わってもらうんだから!」
「おい、待て!」
「へへーんだ」
そう言うと、チルノは舌を出して、『あっかんべー』をしてからさっと顔を引っ込めた。
魔理沙は急いでチルノが引っ込んだ穴を覗き込む。
「げ」
その穴は家の窓に続いており、家の中の様子が見て取れた。窓は割られていた(そこから侵入したのだろう)が、今それは重要な事ではなかった。
暖炉、テーブル、ベッド、キッチン、本棚、書斎、実験室。
全てが雪に埋もれていた。
「ああああああ! あンのボケえええ!」
言いながら、魔理沙が手をわななかせる。
雪に埋もれた室内を、ちょこまかと逃げ回るチルノが見えた。
「タダじゃ済まさないぜ、チクショウ」
穴から顔を出してどうやってチルノを追い詰めようかと一考を案じていると、萃香が寝ぼけ眼でふらふらと横まで歩いてきていた。
「んー? むにゃー、こんな所に密のぱわーを感じるぅー」
「あ、おい、ちょっと待て!」
「疎ぉーい!」
「アアアアー!」
ぼォォん。
腹まで響くような重低音が響き、
同時に声にならない悲鳴が上がって、
雪山は、
氷精(百五十パーセントの笑顔だ)と共に冬の空へ散っていった――
――魔理沙の家ごと。
* * *
「霊夢、埋め合わせをしにきたぜ」
「ひっぐ、そんなに、ひぐ、怒らなくても、えぐ」
「……」
本日三度目の訪問。
「……とりあえず話だけは聞いてあげるから、中で暖まりなさい」
霊夢も魔理沙の顔色の悪さに大体の事情は察してくれたようで、半ば諦めたように二人を家の中に招き入れた。
「雪かきくらい……人形で……どうして、私……都会派なのに……頼られて……魔理沙なら泊めてあげても……ぐす」
暖かい春が訪れるにはまだまだ早い、とある冬の日の事であった。
誤字です。
>疎ぉーい
吹きました。
「疎ぉーい」の不意打ちがやばかったですwww
アリステラカワイソスw
ありがとうございました。
絶対に来て欲しくないですが。
あと、「ヴワル魔法図書館」は曲名に使っただけであって図書館の名前ではないそうです、これはたぶん勘違いしている人が多そうなので注意。
それにしてもチルノがいかにもな妖精っぽい悪戯をしていることに笑った。馬鹿キャラが率先して書かれることが多く、マンネリ化していたところに新しい風が起こった感じ。ありがとー!
とても愉快に読めました。タイトルにもかかわらず最後のオチは吹きましたしw
やんちゃでいきいきとした東方キャラたちが本当に素敵でした。
次回作も楽しみにしています~
アリスは魔理沙に惹かれている
→普段ライバルとして威勢を張ってる以上素直に話せない
→結局受身になるしかない
→かまってくれなくて凹む
という二次設定が大好きなので、自分の中でデフォルトになってました。
説明不足でしたね。さーせん。
ヴワルは初耳でした、なんたることか。
久々にレザマリ紅魔郷でもやって東方分を補給していきたいと思います。
略儀ですがこれをコメントのお礼と代えさせて頂きたいです。
ありがとうー!
腹筋割れました