*ご注意*いわゆるマリアリ?です。一応、純愛路線を目指して書きました。
*百合?とかそういうのが苦手な方、カプとか論外な方は、生温かい目でスルーしてください。
クリスマス
アリスの家
アリスは今日もまた、家に一人
雪の続く日々はただ退屈な日々
暇つぶしにとポトフを作ったら
なぜだか、作りすぎてしまった
頃合いよく雪も止んだようだった
魔理沙に分けてあげようと思って
まだ温かいポトフの鍋を籠に入れ
彼女の家へと向かった……
…………
……
そういえば、すっかり忘れていたのだけれど
家を出る寸前まで忘れていた事なのだけれど
今日は、現界でいうクリスマスとやららしい
みんなで集まって盛大なパーティーをしたり
大事に想う人にプレゼントをあげたりする日
、だそうだ。
魔理沙が、そう言っていた
家を出る、本当に寸前
つつんであった小箱を
籠の隅に滑り込ませた
[..........................................................................]
白く化粧をした針葉樹の森。アリスは雪の道をとぼとぼ歩く。新しい朱色のブーツが雪に塗れた。新しい雪のところではサクリと、古い雪のところではザクリと、一歩一歩違う音を刻む。それが耳障りに感じる。雪は音を食べるから、自分の足音しかしない世界はこんなにも寂しい。手袋越しに触れた鍋の熱に彼女の喜ぶ顔を思い浮かべて、胸に広がった温かさにすがるように歩調を速める。
魔理沙の家は森の中ほどにある。森の真ん中を通る道を真っ直ぐ行って、大きな三本の針葉樹がある角を曲って小道に入る。あとは小川に沿ってしばらく歩けばいい。
夏には小さな仕掛け水車がくるくる回るその川は、今は薄く氷が張っている。淵に生えた草の、霜をまとってクタリと垂れた葉の先が氷に浸かっていた。どこからか流れてきた茶色の落ち葉が秋の色のまま氷に閉じ込められているのを横目で見ながら、アリスはゆっくり歩いていく。ああ、魔理沙の家が見えてきた。
そしてアリスは、家まであと30歩というところで足を止めた。
速い冬の陽はとうに沈み辺りはだんだんと暗い色に染まってきていた。濃い緑の針葉樹は暗闇に沈むのも早い。厳しい寒さの中で早々に眠りにつこうとしている森の中で、魔理沙の家だけには明かりがあった。
そう、明かりがあった。
窓から洩れる光の中には幾つもの影が楽しそうに動き回っている。いつもより多く白い煙を上げる煙突。美味しそうな匂い。笑い声。どこか調子の外れた、でも陽気なオルガンの音。誰か駆けているのか、どたどたと騒がしい、けれどその騒がしさからもウキウキとした空気がここまで洩れてくる。
パーティーの準備中だろうか。
重たい足で、扉の前まで行く。
もしかしたら自分はひどく場違いな所に来てしまったのかもしれない。正直、魔理沙以外には人付き合いがほとんどない。震える手のひらは寒さだけのせいじゃない。自分はみんなが楽しんでいるところにいきなり入っていくお邪魔虫なのではないだろうか。
緊張に喉が渇く。鼓動が早くなる。それでも魔理沙に会いたいから、震える手をこぶしに変えてゆっくり二度、戸を叩く。
扉はすぐに開いた。
「あいよーって、アリスか……っと、ごめんゴメン。呼びに行くの忘れてた」
出てきたのは魔理沙。なぜかいつもの白黒帽子ではなく円錐形のど派手なものをかぶっている。それでも魔理沙は魔理沙だ。見たかった笑顔を直視してしまいアリスは思わず泣きそうになった。
それを見られたくなくて、顔を小さく伏せる。
「……アリスか、とはまた言われようね……呼ぶって何に?」
「いや今日クリスマスだろ。暇なヤツ集めてパーティーする事になったんだけど、ワルイ、お前は一番家が近いからすっかり忘れてた」
ごめんな、と言ってニカッと笑う。
それだけで、胸の辺りがほんわり暖かくなる。
「構わないわ。別に私の方でも用事があったし」
そう言って、ポトフのお裾分けよ、と手に持った籠を掲げて見せる。
魔理沙はその籠をチラリと覗き込んでウワ旨そうと喜んで、
「まあ、とりあえず入れよ。雪ダルマみたいだぞ」
と、アリスを家の中に引き入れた。
言われて気づいた。いつの間にか雪がまた降り始めていて、髪に付いた雪が部屋の暖かい空気に溶けて頭がすっかり濡れている。肩の上にもだいぶ積もっていた。自分でも知らないうちにだいぶ長い間家の前で佇んでいたようだった。体も指先まで凍えてしまって、だから握ってくる魔理沙の手がとても暖かかった。
[..........................................................................]
家の中には、博麗霊夢や伊吹萃香、射命丸文、そのお供の犬走椛
メディスン・メランコリーやリグル・ナイトバグなどが来ていた
他にも、沢山。クリスマスは家族だけで過ごすという者たち以外
幻想郷中から、集められるだけ集めたのだという。魔理沙らしい
半ばずぶ濡れで入ってきたアリスに、みんなが優しくしてくれた
休む場所にいざない、髪を拭いて、温めたミルクを出してくれた
アリスがミルクを吹いている間にも、宴の準備は着々と進んだ
大きなクリスマスツリー。真っ赤なポインセチアと南天の飾り
色とりどりの電飾に、何本もの蝋燭、ときどき魔法がはじける
沢山の料理が食卓をにぎわす。中央を飾る七面鳥は焼きたてだ
アリスのポトフもその中にある。どの料理も湯気を立てている
そうしてパーティーが始まった
みんなが楽しそうに笑っていた
魔理沙の笑顔が一番輝いていた
つられて、アリスも時々笑った
ただ、籠の隅に入れてきたあの小箱をを渡す機会がなくて
随分前から準備して、ピンクのリボンだって自分で巻いて
でも正面で向き合って渡すのは、どうしても恥ずかしくて
何度も渡すのを諦めて、クリスマスの事も忘れようとして
一人きり家に閉じこもって、でもやっぱり諦め切れなくて
今日だって、ポトフのついでに渡せたらいいなと消極的に
でもアリスとしては精一杯の勇気を出して持ってきたのに
とうとう最後まで、籠の中
[..........................................................................]
もうすぐ日付の変わる頃。パーティーはとうにお開きで、参加者の大方はもう帰宅した。一升瓶を何本も開けて酔いつぶれた伊吹萃香とワイン一杯で突っ伏した犬走椛、それぞれを背負って帰っていった博麗霊夢と射命丸文が印象的だった。
アリスはパーティーの片付けがてら、最後まで残っていた。山のような皿を最後まで洗いきり、さて帰るかというところを魔理沙に引き止められて、片付いたはずの部屋にぐいぐいと引っ張ってこられた。部屋に光源はなく、外の雪明りがうっすら照らす。
「なによ」
「ふふん。まあ見てろって」
言って、パチンとかっこよく指を鳴らす。途端、魔法の粒子がはじけて世界がぼうっと輝いた。パーティーの色んな所で使われてすっかり短くなった蝋燭を、全部いっせいに灯したのだ。淡い蝋燭の輝きに世界が染まるのに、アリスは知らず息を止めた。
「へへ……こういうのもオツなもんだろ?」
「……そうね」
得意げに言う魔理沙。蝋燭の明かりに浮かび上がったその笑顔にちょっとドキッとなったのを隠すように、アリスは籠から件の小箱を取り出して魔理沙の前に置いた。渡すなら、今しかないと思った。
「ん? なんだコリャ」
「……あなたへのプレゼントよ」
「へ? なんでプレゼント?」
「クリスマスプレゼントでしょ」
「だからなんで?」
よくわかっていないらしい魔理沙にアリスはちょっと苛立たしくなって語気を強めた。
「クリスマスにはプレゼントをあげる物だって、あなたこの前言ってたじゃない。だからこれがわたしからのプレゼントよ」
「あーそうか、クリスマスプレゼントかー」
そーかそ-かと連呼する魔理沙。自分ではすっかり忘れていたらしい。それでも魔理沙は随分と嬉しげに包みを開け、小箱の中のものを取り出しては歓声をあげた。
「うっわ、なにコレ。かわいーっ!」
出てきたのは、木彫りのトナカイの人形だった。真ん丸い胴体に、頭と四本の脚チョコンと付いている。首には金の鈴が緑のリボンで止めてあり、揺らすとチリンと鳴った。角は針金を小さく編み上げたもので、アリスの労作だ。
「作るの、けっこう大変だったんだから。大切にしなさいよね」
「え!? これ手作りなんだ。アリスってばすげー。んでもって嬉れしーっ 」
そう手放しに喜ばれると、アリスとしてもかなり嬉しい。そして
「じゃ、これは私からのプレゼント」
そう言って魔理沙はふいに、キス、をした。
軽く、二つの唇が触れ合うだけのキス。それでも、魔理沙の朱唇が自分のそれに触れ、彼女の体温を一部だけ渡し、そして離れていくのを、アリスはハッキリと感じた。そんな驚いているアリスを抱き寄せて、魔理沙はいつものようにニカッと笑いかける。普段の快活さの裏にちょっぴりの悪巧みが混ざって見えた。
互いの呼吸が届く距離。それは囁きが届く距離。
「今夜は泊まってけるんだろ?」
アリスは答えられず、ただ質問の意図を解して顔を赤らめ、そして小さく頷いた。
[..........................................................................]
クリスマス
魔理沙の家
小さくなった蝋燭が、ついと消えて部屋が暗くなる
雪がまた降り始めたようだ。窓の外をチラチラと影
雪の反射する仄かな光が、優しく室内を照らす中で
もう一度、今度はゆっくり、二つの影が、重なった
とても静かな雪の夜
森も静かに眠ってる
静かな、クリスマス
みんなが幸せに、眠ってる
大好きな人の隣で眠ってる
幻想郷のクリスマス
静かなクリスマス。
……
…………
happy END.
...and a happy Merry X'mas!!
*百合?とかそういうのが苦手な方、カプとか論外な方は、生温かい目でスルーしてください。
クリスマス
アリスの家
アリスは今日もまた、家に一人
雪の続く日々はただ退屈な日々
暇つぶしにとポトフを作ったら
なぜだか、作りすぎてしまった
頃合いよく雪も止んだようだった
魔理沙に分けてあげようと思って
まだ温かいポトフの鍋を籠に入れ
彼女の家へと向かった……
…………
……
そういえば、すっかり忘れていたのだけれど
家を出る寸前まで忘れていた事なのだけれど
今日は、現界でいうクリスマスとやららしい
みんなで集まって盛大なパーティーをしたり
大事に想う人にプレゼントをあげたりする日
、だそうだ。
魔理沙が、そう言っていた
家を出る、本当に寸前
つつんであった小箱を
籠の隅に滑り込ませた
[..........................................................................]
白く化粧をした針葉樹の森。アリスは雪の道をとぼとぼ歩く。新しい朱色のブーツが雪に塗れた。新しい雪のところではサクリと、古い雪のところではザクリと、一歩一歩違う音を刻む。それが耳障りに感じる。雪は音を食べるから、自分の足音しかしない世界はこんなにも寂しい。手袋越しに触れた鍋の熱に彼女の喜ぶ顔を思い浮かべて、胸に広がった温かさにすがるように歩調を速める。
魔理沙の家は森の中ほどにある。森の真ん中を通る道を真っ直ぐ行って、大きな三本の針葉樹がある角を曲って小道に入る。あとは小川に沿ってしばらく歩けばいい。
夏には小さな仕掛け水車がくるくる回るその川は、今は薄く氷が張っている。淵に生えた草の、霜をまとってクタリと垂れた葉の先が氷に浸かっていた。どこからか流れてきた茶色の落ち葉が秋の色のまま氷に閉じ込められているのを横目で見ながら、アリスはゆっくり歩いていく。ああ、魔理沙の家が見えてきた。
そしてアリスは、家まであと30歩というところで足を止めた。
速い冬の陽はとうに沈み辺りはだんだんと暗い色に染まってきていた。濃い緑の針葉樹は暗闇に沈むのも早い。厳しい寒さの中で早々に眠りにつこうとしている森の中で、魔理沙の家だけには明かりがあった。
そう、明かりがあった。
窓から洩れる光の中には幾つもの影が楽しそうに動き回っている。いつもより多く白い煙を上げる煙突。美味しそうな匂い。笑い声。どこか調子の外れた、でも陽気なオルガンの音。誰か駆けているのか、どたどたと騒がしい、けれどその騒がしさからもウキウキとした空気がここまで洩れてくる。
パーティーの準備中だろうか。
重たい足で、扉の前まで行く。
もしかしたら自分はひどく場違いな所に来てしまったのかもしれない。正直、魔理沙以外には人付き合いがほとんどない。震える手のひらは寒さだけのせいじゃない。自分はみんなが楽しんでいるところにいきなり入っていくお邪魔虫なのではないだろうか。
緊張に喉が渇く。鼓動が早くなる。それでも魔理沙に会いたいから、震える手をこぶしに変えてゆっくり二度、戸を叩く。
扉はすぐに開いた。
「あいよーって、アリスか……っと、ごめんゴメン。呼びに行くの忘れてた」
出てきたのは魔理沙。なぜかいつもの白黒帽子ではなく円錐形のど派手なものをかぶっている。それでも魔理沙は魔理沙だ。見たかった笑顔を直視してしまいアリスは思わず泣きそうになった。
それを見られたくなくて、顔を小さく伏せる。
「……アリスか、とはまた言われようね……呼ぶって何に?」
「いや今日クリスマスだろ。暇なヤツ集めてパーティーする事になったんだけど、ワルイ、お前は一番家が近いからすっかり忘れてた」
ごめんな、と言ってニカッと笑う。
それだけで、胸の辺りがほんわり暖かくなる。
「構わないわ。別に私の方でも用事があったし」
そう言って、ポトフのお裾分けよ、と手に持った籠を掲げて見せる。
魔理沙はその籠をチラリと覗き込んでウワ旨そうと喜んで、
「まあ、とりあえず入れよ。雪ダルマみたいだぞ」
と、アリスを家の中に引き入れた。
言われて気づいた。いつの間にか雪がまた降り始めていて、髪に付いた雪が部屋の暖かい空気に溶けて頭がすっかり濡れている。肩の上にもだいぶ積もっていた。自分でも知らないうちにだいぶ長い間家の前で佇んでいたようだった。体も指先まで凍えてしまって、だから握ってくる魔理沙の手がとても暖かかった。
[..........................................................................]
家の中には、博麗霊夢や伊吹萃香、射命丸文、そのお供の犬走椛
メディスン・メランコリーやリグル・ナイトバグなどが来ていた
他にも、沢山。クリスマスは家族だけで過ごすという者たち以外
幻想郷中から、集められるだけ集めたのだという。魔理沙らしい
半ばずぶ濡れで入ってきたアリスに、みんなが優しくしてくれた
休む場所にいざない、髪を拭いて、温めたミルクを出してくれた
アリスがミルクを吹いている間にも、宴の準備は着々と進んだ
大きなクリスマスツリー。真っ赤なポインセチアと南天の飾り
色とりどりの電飾に、何本もの蝋燭、ときどき魔法がはじける
沢山の料理が食卓をにぎわす。中央を飾る七面鳥は焼きたてだ
アリスのポトフもその中にある。どの料理も湯気を立てている
そうしてパーティーが始まった
みんなが楽しそうに笑っていた
魔理沙の笑顔が一番輝いていた
つられて、アリスも時々笑った
ただ、籠の隅に入れてきたあの小箱をを渡す機会がなくて
随分前から準備して、ピンクのリボンだって自分で巻いて
でも正面で向き合って渡すのは、どうしても恥ずかしくて
何度も渡すのを諦めて、クリスマスの事も忘れようとして
一人きり家に閉じこもって、でもやっぱり諦め切れなくて
今日だって、ポトフのついでに渡せたらいいなと消極的に
でもアリスとしては精一杯の勇気を出して持ってきたのに
とうとう最後まで、籠の中
[..........................................................................]
もうすぐ日付の変わる頃。パーティーはとうにお開きで、参加者の大方はもう帰宅した。一升瓶を何本も開けて酔いつぶれた伊吹萃香とワイン一杯で突っ伏した犬走椛、それぞれを背負って帰っていった博麗霊夢と射命丸文が印象的だった。
アリスはパーティーの片付けがてら、最後まで残っていた。山のような皿を最後まで洗いきり、さて帰るかというところを魔理沙に引き止められて、片付いたはずの部屋にぐいぐいと引っ張ってこられた。部屋に光源はなく、外の雪明りがうっすら照らす。
「なによ」
「ふふん。まあ見てろって」
言って、パチンとかっこよく指を鳴らす。途端、魔法の粒子がはじけて世界がぼうっと輝いた。パーティーの色んな所で使われてすっかり短くなった蝋燭を、全部いっせいに灯したのだ。淡い蝋燭の輝きに世界が染まるのに、アリスは知らず息を止めた。
「へへ……こういうのもオツなもんだろ?」
「……そうね」
得意げに言う魔理沙。蝋燭の明かりに浮かび上がったその笑顔にちょっとドキッとなったのを隠すように、アリスは籠から件の小箱を取り出して魔理沙の前に置いた。渡すなら、今しかないと思った。
「ん? なんだコリャ」
「……あなたへのプレゼントよ」
「へ? なんでプレゼント?」
「クリスマスプレゼントでしょ」
「だからなんで?」
よくわかっていないらしい魔理沙にアリスはちょっと苛立たしくなって語気を強めた。
「クリスマスにはプレゼントをあげる物だって、あなたこの前言ってたじゃない。だからこれがわたしからのプレゼントよ」
「あーそうか、クリスマスプレゼントかー」
そーかそ-かと連呼する魔理沙。自分ではすっかり忘れていたらしい。それでも魔理沙は随分と嬉しげに包みを開け、小箱の中のものを取り出しては歓声をあげた。
「うっわ、なにコレ。かわいーっ!」
出てきたのは、木彫りのトナカイの人形だった。真ん丸い胴体に、頭と四本の脚チョコンと付いている。首には金の鈴が緑のリボンで止めてあり、揺らすとチリンと鳴った。角は針金を小さく編み上げたもので、アリスの労作だ。
「作るの、けっこう大変だったんだから。大切にしなさいよね」
「え!? これ手作りなんだ。アリスってばすげー。んでもって嬉れしーっ 」
そう手放しに喜ばれると、アリスとしてもかなり嬉しい。そして
「じゃ、これは私からのプレゼント」
そう言って魔理沙はふいに、キス、をした。
軽く、二つの唇が触れ合うだけのキス。それでも、魔理沙の朱唇が自分のそれに触れ、彼女の体温を一部だけ渡し、そして離れていくのを、アリスはハッキリと感じた。そんな驚いているアリスを抱き寄せて、魔理沙はいつものようにニカッと笑いかける。普段の快活さの裏にちょっぴりの悪巧みが混ざって見えた。
互いの呼吸が届く距離。それは囁きが届く距離。
「今夜は泊まってけるんだろ?」
アリスは答えられず、ただ質問の意図を解して顔を赤らめ、そして小さく頷いた。
[..........................................................................]
クリスマス
魔理沙の家
小さくなった蝋燭が、ついと消えて部屋が暗くなる
雪がまた降り始めたようだ。窓の外をチラチラと影
雪の反射する仄かな光が、優しく室内を照らす中で
もう一度、今度はゆっくり、二つの影が、重なった
とても静かな雪の夜
森も静かに眠ってる
静かな、クリスマス
みんなが幸せに、眠ってる
大好きな人の隣で眠ってる
幻想郷のクリスマス
静かなクリスマス。
……
…………
happy END.
...and a happy Merry X'mas!!
>それ以外にも書式や文章に未熟な部分が多々あると思います
釣りなのかと一瞬疑いました。まあ釣られていても別にいいですけど。クリスマスだから。
改行の仕方とかランダムすぎて、統一性がないです。あと、読点「、」を文頭に持ってきたりは普通しないですね。詩のように韻を踏んでる部分は句点「。」で終わらなくても良いと思いますが、句点で終わっていたり終わっていなかったりと、まちまちです。もうちょっとそろえて書いてほしいです。
魔理沙の口調が今風なのが微妙。あんまりこういう風なことをしゃべらせている二次創作はないので、違和感を持つ人が多いかもしれませんね。自分は、ちょっと面白いんじゃないかと思ってしまったクチですが。
とまあ長々とうっとうしく書きましたが、別にここは文章教室や原作教室じゃないんです、楽しみましょう。創想話へようこそ、Merry X'mas!! (でも原作はできればやってね、その方が楽しいから)
……そうか、こういうのが釣りっぽい文章なのか……そーなのかー。ネット始めて日が浅いのでその辺の空気読めてませんでした。失礼しました(読んでくださった他の方も、クリスマスに変な文章晒してゴメンナサイ)。
ご指摘にあるとおり改行まちまちでした。魔理沙の口調も含めて、過去の作家さま方の文章をもっとよく参考にして精進しまーす。コメントありがとうございました。
(原作は……イナバ基準で小学生以下のへたれシューターなので……でも魔理沙でも頑張ってやってみます)
あんたら二人とも改行に気をつけた方がいいよ?
下のコメントで指摘されてるように、やはり魔理沙の口調に
違和感を持ってしまいます。自分としては行動もそうで、
完全に男になっちゃってるなぁと。
そのため、マリアリものな東方SSを読んだというよりかは
オリキャラによるクリスマスSSを読んだという気分が強いです。
あと、その返答コメントは危険だと思います。
作者コメントは丁寧で好感なのに、返答コメントで喧嘩売っちゃってますよ?
>作者コメントは丁寧で好感なのに、返答コメントで喧嘩売っちゃってますよ?
ご指摘ありがとうございます。釣りっぽく見られないように砕けすぎた&初めて頂いたコメントに舞い上がってしまいちょっと羽目を外しすぎました。
上手い表現になるよう、以後直しますね。