輝夜、自作PCに挑戦する
蓬莱山輝夜は人生稀に見る窮地に立たされていた。それは二日前に彼女がいつものようにネットゲームに打ち込んでいた時のことだった。
TERUYO:ちょwwフラン!あんまり一人で突っ込んじゃダメよ!
ふらどる:大丈夫よこのくらい!
黒白:とりあえず二人とも落ち着くんだぜ?ここまでダンジョンの奥まで来たのにここで全滅したら全部パーになっちゃうぜ?
フジワラ:ぁ、死にそう^^;
よくあるネトゲの出来事だったがここで輝夜に悲劇が訪れる。
「姫様!またそうやって電気箱ばっかりに向かって!もう我慢の限界です!ぬぁりゃああ!!」
ポチッ、永琳がPCの電源を切ったってしまったのである
プレイヤーTERUYOさんがサーバーとの接続を切りました。
一同:ちょwwwwwwwwwおまwww
黒白:このままだとまずい!一回全員落ちてTERUYOがINできるときにまた全員でINしたほうがいいぜ!
フジワラ:それもそうだね、とりあえずTERUYOに何があったかみんなで聞きに行こうじゃないか。
ふらどる:そうねっ、じゃあ今日はこのくらいにしようか!
一同:^^ノシ
そしてNEET達は久しぶりに外に出た。そして今日に至る
一同は永遠亭の輝夜(TERUYO)の部屋に集まって今後の話をしていた。
「リアルで会うなんて久しぶりじゃないか?」
そう妹紅(フジワラ)は言い、それにみんな相槌を打つ。
「輝夜!のどが渇いた!」
そう言うのはフランドール・スカーレット(ふらどる)
「輝夜は今大変だからうどんげに頼んでくるといいぜ」
適当なことを言うのは霧雨魔理沙(黒白)である。
彼女達にとってこれは一大事だった。PTの中で一番レベルの高いのはTERUYOであり、彼女の存在がPTにとっては必要不可欠だったのである。
「問題なのはPCが壊れたんだっけ?」
「そうよ・・・、永琳がちゃんと終了させずにPCの電源を切ったから・・・」
「まじかよ・・・当の永琳は?」
「永琳なんてもう嫌い!あっち行って!って言ったら泣きながら部屋に帰って言ったわ」
一方その頃の永琳達は・・・
「もう私生きていけないわ・・・・・・うどんげぇ・・・私これからどうしたらいいの・・・?」
「師匠・・・姫様もきっとそのうちまた心を開いてくれますってぇ・・・だからもうお酒はやめてください・・・」
「ううぅっうう・・」
「(酒くさっ!)」
話は輝夜達に戻り
「とりあえず外の世界でPCを買うほどお金なんかないわ、それに私達働いたら・・・」
一同「負けよね」
「そうだ、いい事を思いついたぜ!買うんじゃなくて作ればいいと思うんだぜ」
「幻想郷でも多分河童のところにいけばなんとかなるんじゃないか?」
「魔理沙ぁ、自作ってなぁに?」
「自分でPCを作ることなんだぜ、暇ならてゐと遊んできなー」
「うんっ!わかったぁ」
そう言ってフランは部屋を出て言った。
「でもさすがに河童のところでもPCのパーツ全部はないんじゃないかな?」
「心配はないぜ、もしパーツが足りなかったら私の家にも多少余ってるメモリやらケースがあるからな」
「魔理沙・・・あんた・・・!」
「へへっ私達友達だろ!」
「寝ずに話し合った甲斐があったみたいね、とりあえず今日はここまでにしてまた明日行動に移しましょう」
「そうね、じゃあまた明日、里の近くの祠の前集合で!」
彼女達の計画は始まった。
翌日、時間通りにフランを除いた三人が集まった。
「フランは抜け出せなかったみたいだぜ」
一同「無茶しやがって・・・」
その頃の紅魔館は・・・
「今日という今日は外に出しませんよ!外泊までして!昨日私がお嬢様にどれだけ怒られたと思ってるんですか!?」
「そうですよー門版にも責任があるって私も大目玉だったんですよーううっ」
「いいもん!じゃあ輝夜が復帰するまで別ゲーやるもん!」
「わかればいいんですよ、ほんとお願いしますよ・・・・・・」
「(咲夜さん・・・それでいいんですか・・・)」
舞台は輝夜達に戻り・・・
「かくかくしかじかって訳でPCのパーツを探しているんですけど」
「なるほど!ならいいのがありますよ!河童特性のCPU「かっぱっぱ」です!時代はもうインテ○じゃなくてかっぱっぱです!今に世間もかっぱっぱ入ってる?って聞くようになるはずです!」
「それはすごいわね!じゃあそれとマザーボードやら一式買うから少しまけてくれないかしら?」
「うう、商売がうまいですね・・・他のお客さんには内緒ですよ?これでも異常に安くなってるんですから!」
「しかし魔理沙、ここの店はすごいな!何があるのか私にはほとんどわからないよ」
「私もまだよく分かってないんだぜ、でも便利なものがたくさんあるんだぜ?」
「へぇ、じゃあ慧音にこの「どらいやぁ」ってのをお土産に買っていこうかな」
「うらやましいもんだぜ」
「支払いはきゅうりでいいかしら」
「大歓迎です!毎度ありがとうございます!」
「しかし輝夜、よくそんなきゅうりがあったね」
「永遠亭はいっぱいうさぎがいるから野菜には困らないのよ」
魔理沙&妹紅「(そういうものなのか・・・)」
場所は永遠亭に戻り・・・
「さて、後はこのパーツ達を組み立てるだけだぜ!」
「でも、・・・私組み立て方なんてわからないわよ」
「私もだ」「私もだぜ」
一同「ググレカス」
とりあえず輝夜達は魔理沙のところでググることにした。
「ただいまー」「おじゃましまーす」
「おかえりなさい、あら、お友達も一緒なのね」
「お構いなくー!」
「おぉ、アリスこいつらに紅茶を頼む」
「嫌よ、自分でやりなさいよ!」
「今大変なんだよ!お願いなんだぜ・・・」
「(そんな眼でみるなんて反則よ・・・)・・・・・・・わかったわよ」
「で、お前ら・・・これ・・・・意味わかった?」
「ダメだ、全くわからない」「無理よ・・・常識的に考えて・・・」
彼女たちはプレイ専門で機械には絶望的に弱かった・・・・・・。
「この際もう仕方ないか・・・・・・あいつに頼るのだけは避けたかったんだけどな・・・」
「ん?あてがいるのかい?」
「あぁ・・・できれば避けたかったんだがな・・・今日はもう遅いからまた明日にしようぜ。」
「じゃあまた今日と同じ場所で集合ね!」
「ただいまー、慧音、お土産買って来たよ」
「おぉ!久しぶりに外に出た上にお土産まで・・・私は嬉しいよ・・・あれ、目から海水が・・」
「どうしたんだ慧音!嫌だったのか?」
「違うんだ・・・妹紅・・・私は嬉しくてだな・・・・・・」
「はは、それは買ってきた甲斐があったよ」
「ところで妹紅、これはどうやって使うものなんだ?」
「ちょっと・・・・・・・、ググってくる・・・・・・。」
翌日、昨日と同じように彼女達は集まって目的地に向かった。
「ところで何処に向かっているのかそろそろ教えてくれてもいいんじゃない?」
「香霖堂」
「へぇ、聞いたことないな」
「行ったらわかるとおもうぜ」
「ところでおにぎりあるんだけどみんなで食べないかい?」
「おお!気が利くじゃない!手作り?」
「いやぁそれがさ、慧音のやつ昨日から機嫌が良くて外に行くならこれを持ってけってさ、いつもならなにかと説教してきたりするのにどうしたんだろうね」
輝夜&魔理沙「それなんてエロゲ?」
しばらくおにぎりを食べたりしてやっとこ彼女達は香霖堂にたどり着いた。
「よう、お邪魔するぜ」
「ん?魔理沙か、僕に会いにきてくれたのかい?」
「ふざけたことは言うものじゃないぜ」
「ははは」
「普通の人じゃないか」
彼女達を向かえたのは香霖堂の店主、森近霖之助、一見男性からも女性からも人気のありそうなその爽やかな笑顔の彼に油断を見せないように魔理沙は事を説明した。
「なるほど・・・、じゃあ僕に永遠亭まで行ってその電気箱を組み立てて欲しいってわけかい」
「まぁ、平たく言えばそうなるぜ、こーりんの能力ならそんなのお安い御用だろ?」
「まぁ、そうだけどね、その電気箱にも興味が沸いて来たし行ってみようかな」
「恩にきるぜ」
あっさりと、面倒な頼みに応じた霖之助、それは彼の好奇心がそうさせたのだろう。
「いい人そうじゃない、何でそんなに身構えてるのよ」
「そうだ、その態度は少し失礼じゃないの?」
輝夜と妹紅がそう魔理沙に少しこぼした。
「あいつはああ見えて厄介なんだよ・・・・・・今にわかるって・・・」
輝夜&妹紅「ふぅん、そうはみえないけど」
そんな事を話ながらそのうち彼女達+1は永遠亭に着いた。
「ただいまー」「おじゃましまーす」
「姫様おかえりなさい!今案内ついでにお茶を用意しますね!」
そう言って因幡達と迎えてくれたのはうどんげ、本名は永遠亭の人間でもあまり覚えられていない。
「最近姫様がお外に出るようになって私嬉しいんですよ!こうやってたくさんお友達の方も遊びに来てくれるし」
「ははは・・・それはどうも・・・」
少し申し訳なさそうに輝夜の最近できたお友達と思われた魔理沙達は答えた、どう考えても毎日のようにネトゲで一緒に遊んでました、本当にありがとうございました。
輝夜も妹紅もこのときはまだ何もわかっていなかった、ここからが苦難の本番であるということを。
「これが電気箱の部品か!!なるほど、なかなか興味深い・・・」
外界の物に触れる機会の多い霖之助だが河童の技術と外界の技術が混ざった物は彼にとっても極めて珍しく感じるのだろう。
「関心してるところ悪いんだが、そろそろ作業に入ってもらっていいか?」
「む、これは失礼、少し夢中になりすぎてしまったみたいだ」
爽やかすぎる笑顔、眩しすぎる白い歯まさに好青年を絵に描いたような彼、森近霖之助はふいに身構えた。
「なんなんだこれは!すごい圧力を感じる!」
「これがこーりんさんの能力なのね!やっぱりすごい人なんじゃない!魔理沙ったら少し誤解してるんじゃないの?」
「・・・・・・、もう後悔しても遅いんだぜ・・・・・・」
すさまじい気のようなものを発しながら霖之助は大きく息を吸い込んだ、そして猛獣の雄叫びのように叫んだ。
「Cast Off!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あまりの脱衣っぷりに輝夜も妹紅も一瞬何が起きたかわからなかった。魔理沙は半ば呆れた素振りをして目をそらした。
「ほら・・・・・・、もうここはこんなになってるじゃないか、2GBもメモリが入ってるじゃないか・・・・・・嫌がっているようでもこっちのスロットは離そうとしていないみたいだが?ほら、こっちのお口には1TBも入ってるし・・・・・・案外こういうの好きなんだろ・・・?」
少女達「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
完全に自分の世界に入り込んでいる、クラシックパンツ一枚で黙々と作業を続ける彼に彼女達は血の気が引いていった、色々な意味で。
「そうだ・・・・・・、いい子だ・・・、今度は自分で動いてごらん?・・・・・・いいよ・・その調子だ・・・・・・。」
次第にその姿に神々しささえ覚えてきた輝夜と妹紅はただ作業を見ていることしかできなかった。
「これでよしっと、中々手こずったけどこれで問題はないと思うよ」
「・・・・・・ぁ、はい、ありがとうございました、本当に助かりました」
「素晴らしい手つきでした、うらやましい能力ですね」
「さすがだな・・・ものの数時間で全部終わらしちまったぜ(脱衣は必要ないと思うんだぜ」
「はははっ、これくらいしか能がないのさ」
そう言うと彼はもう作業に入る前の爽やかな好青年に戻っていた、まるでさっきまでの彼とは別人のようだ。
「魔理沙・・・こういうことだったのね・・・私達が悪かったわ・・・」
「あまりに予想外すぎて一瞬なにが起きたか分からなかったよ、フランが今日も来れなくてよかったと思う・・・・・・」
「だから言っただろ?人間見た目じゃないんだぜ?」
「あでぃおす」
そう言い残してえらく上機嫌で霖之助は自分の家に帰っていった。白い歯を輝かせながら・・・・・・、きっと未知の道具に触れられたのがよほど嬉しかったのだろう。
「すごい人だったわね」
「幻想卿は広いってけーねが言ってたけどその意味が今わかった気がするよ・・・」
「ははは、せいぜいトラウマにならないようにするんだな」
輝夜、魔理沙、妹紅はへたりと部屋の真ん中に座り込んだ、なんにせよ、彼女達の闘い(?)は終わったのだ。
一週間後
「姫様!また電気箱ばかりして!お友達とまたお外で遊びにでも行ってください!」
「うるさいわねーたち、それにあの子達ならここにいるわよ・・・・・・」
フジワラ:どうした?
ふらどる:早く行こうよー!?
黒白:まぁ、まてよこういうしょぼいアイテムでも拾ってコツコツ売るのも大切なんだぜ?
「姫・・様・・?そう・・・いう・・・ことですか・・・・・・・・・・・」
「ん?どうしたの永琳?ぁ、ジュースとポテチ、そこ置いておいて」
「こ・・・の!!!!ほおおおおらぁあいいぃいにぃいいいとぉおおがああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
おまけ
「妹紅?少し散歩に行かないか?いい飯屋を見つけたんだ」
「いや、今はいいよ、こっちが忙しいし」
「う、じゃあ少し私を見てくれ、何か変わったと思わないか?」
「すごく・・・きもいでs・・・いや、ええと、その・・・何か変わったのか?」
「・・・・・、少し・・・・・・妹紅に貰ったどらいやぁで髪を巻いてみたんだ・・・」
「ふぅん」
「ふぅん!?」
「ちょっと今余裕ないんだよ」
「妹紅・・・、今夜はいい満月だな」
「あぁ、外は満月なのか、最近外行かないから」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・!
「妹紅、そのねとげは誰が誘ったのかな?」
「ん・・・、輝夜と魔理沙とフランだよ、それがどうした?慧音今日少し変だぞ?」
「ちょっと・・・、私とお話しようか・・・」
「ぇ?」
「Caved!!!!」
「アッーーー!!」
その後関係者全員がCaved!!!!されたのはまた別のお話・・・・・・・。
蓬莱山輝夜は人生稀に見る窮地に立たされていた。それは二日前に彼女がいつものようにネットゲームに打ち込んでいた時のことだった。
TERUYO:ちょwwフラン!あんまり一人で突っ込んじゃダメよ!
ふらどる:大丈夫よこのくらい!
黒白:とりあえず二人とも落ち着くんだぜ?ここまでダンジョンの奥まで来たのにここで全滅したら全部パーになっちゃうぜ?
フジワラ:ぁ、死にそう^^;
よくあるネトゲの出来事だったがここで輝夜に悲劇が訪れる。
「姫様!またそうやって電気箱ばっかりに向かって!もう我慢の限界です!ぬぁりゃああ!!」
ポチッ、永琳がPCの電源を切ったってしまったのである
プレイヤーTERUYOさんがサーバーとの接続を切りました。
一同:ちょwwwwwwwwwおまwww
黒白:このままだとまずい!一回全員落ちてTERUYOがINできるときにまた全員でINしたほうがいいぜ!
フジワラ:それもそうだね、とりあえずTERUYOに何があったかみんなで聞きに行こうじゃないか。
ふらどる:そうねっ、じゃあ今日はこのくらいにしようか!
一同:^^ノシ
そしてNEET達は久しぶりに外に出た。そして今日に至る
一同は永遠亭の輝夜(TERUYO)の部屋に集まって今後の話をしていた。
「リアルで会うなんて久しぶりじゃないか?」
そう妹紅(フジワラ)は言い、それにみんな相槌を打つ。
「輝夜!のどが渇いた!」
そう言うのはフランドール・スカーレット(ふらどる)
「輝夜は今大変だからうどんげに頼んでくるといいぜ」
適当なことを言うのは霧雨魔理沙(黒白)である。
彼女達にとってこれは一大事だった。PTの中で一番レベルの高いのはTERUYOであり、彼女の存在がPTにとっては必要不可欠だったのである。
「問題なのはPCが壊れたんだっけ?」
「そうよ・・・、永琳がちゃんと終了させずにPCの電源を切ったから・・・」
「まじかよ・・・当の永琳は?」
「永琳なんてもう嫌い!あっち行って!って言ったら泣きながら部屋に帰って言ったわ」
一方その頃の永琳達は・・・
「もう私生きていけないわ・・・・・・うどんげぇ・・・私これからどうしたらいいの・・・?」
「師匠・・・姫様もきっとそのうちまた心を開いてくれますってぇ・・・だからもうお酒はやめてください・・・」
「ううぅっうう・・」
「(酒くさっ!)」
話は輝夜達に戻り
「とりあえず外の世界でPCを買うほどお金なんかないわ、それに私達働いたら・・・」
一同「負けよね」
「そうだ、いい事を思いついたぜ!買うんじゃなくて作ればいいと思うんだぜ」
「幻想郷でも多分河童のところにいけばなんとかなるんじゃないか?」
「魔理沙ぁ、自作ってなぁに?」
「自分でPCを作ることなんだぜ、暇ならてゐと遊んできなー」
「うんっ!わかったぁ」
そう言ってフランは部屋を出て言った。
「でもさすがに河童のところでもPCのパーツ全部はないんじゃないかな?」
「心配はないぜ、もしパーツが足りなかったら私の家にも多少余ってるメモリやらケースがあるからな」
「魔理沙・・・あんた・・・!」
「へへっ私達友達だろ!」
「寝ずに話し合った甲斐があったみたいね、とりあえず今日はここまでにしてまた明日行動に移しましょう」
「そうね、じゃあまた明日、里の近くの祠の前集合で!」
彼女達の計画は始まった。
翌日、時間通りにフランを除いた三人が集まった。
「フランは抜け出せなかったみたいだぜ」
一同「無茶しやがって・・・」
その頃の紅魔館は・・・
「今日という今日は外に出しませんよ!外泊までして!昨日私がお嬢様にどれだけ怒られたと思ってるんですか!?」
「そうですよー門版にも責任があるって私も大目玉だったんですよーううっ」
「いいもん!じゃあ輝夜が復帰するまで別ゲーやるもん!」
「わかればいいんですよ、ほんとお願いしますよ・・・・・・」
「(咲夜さん・・・それでいいんですか・・・)」
舞台は輝夜達に戻り・・・
「かくかくしかじかって訳でPCのパーツを探しているんですけど」
「なるほど!ならいいのがありますよ!河童特性のCPU「かっぱっぱ」です!時代はもうインテ○じゃなくてかっぱっぱです!今に世間もかっぱっぱ入ってる?って聞くようになるはずです!」
「それはすごいわね!じゃあそれとマザーボードやら一式買うから少しまけてくれないかしら?」
「うう、商売がうまいですね・・・他のお客さんには内緒ですよ?これでも異常に安くなってるんですから!」
「しかし魔理沙、ここの店はすごいな!何があるのか私にはほとんどわからないよ」
「私もまだよく分かってないんだぜ、でも便利なものがたくさんあるんだぜ?」
「へぇ、じゃあ慧音にこの「どらいやぁ」ってのをお土産に買っていこうかな」
「うらやましいもんだぜ」
「支払いはきゅうりでいいかしら」
「大歓迎です!毎度ありがとうございます!」
「しかし輝夜、よくそんなきゅうりがあったね」
「永遠亭はいっぱいうさぎがいるから野菜には困らないのよ」
魔理沙&妹紅「(そういうものなのか・・・)」
場所は永遠亭に戻り・・・
「さて、後はこのパーツ達を組み立てるだけだぜ!」
「でも、・・・私組み立て方なんてわからないわよ」
「私もだ」「私もだぜ」
一同「ググレカス」
とりあえず輝夜達は魔理沙のところでググることにした。
「ただいまー」「おじゃましまーす」
「おかえりなさい、あら、お友達も一緒なのね」
「お構いなくー!」
「おぉ、アリスこいつらに紅茶を頼む」
「嫌よ、自分でやりなさいよ!」
「今大変なんだよ!お願いなんだぜ・・・」
「(そんな眼でみるなんて反則よ・・・)・・・・・・・わかったわよ」
「で、お前ら・・・これ・・・・意味わかった?」
「ダメだ、全くわからない」「無理よ・・・常識的に考えて・・・」
彼女たちはプレイ専門で機械には絶望的に弱かった・・・・・・。
「この際もう仕方ないか・・・・・・あいつに頼るのだけは避けたかったんだけどな・・・」
「ん?あてがいるのかい?」
「あぁ・・・できれば避けたかったんだがな・・・今日はもう遅いからまた明日にしようぜ。」
「じゃあまた今日と同じ場所で集合ね!」
「ただいまー、慧音、お土産買って来たよ」
「おぉ!久しぶりに外に出た上にお土産まで・・・私は嬉しいよ・・・あれ、目から海水が・・」
「どうしたんだ慧音!嫌だったのか?」
「違うんだ・・・妹紅・・・私は嬉しくてだな・・・・・・」
「はは、それは買ってきた甲斐があったよ」
「ところで妹紅、これはどうやって使うものなんだ?」
「ちょっと・・・・・・・、ググってくる・・・・・・。」
翌日、昨日と同じように彼女達は集まって目的地に向かった。
「ところで何処に向かっているのかそろそろ教えてくれてもいいんじゃない?」
「香霖堂」
「へぇ、聞いたことないな」
「行ったらわかるとおもうぜ」
「ところでおにぎりあるんだけどみんなで食べないかい?」
「おお!気が利くじゃない!手作り?」
「いやぁそれがさ、慧音のやつ昨日から機嫌が良くて外に行くならこれを持ってけってさ、いつもならなにかと説教してきたりするのにどうしたんだろうね」
輝夜&魔理沙「それなんてエロゲ?」
しばらくおにぎりを食べたりしてやっとこ彼女達は香霖堂にたどり着いた。
「よう、お邪魔するぜ」
「ん?魔理沙か、僕に会いにきてくれたのかい?」
「ふざけたことは言うものじゃないぜ」
「ははは」
「普通の人じゃないか」
彼女達を向かえたのは香霖堂の店主、森近霖之助、一見男性からも女性からも人気のありそうなその爽やかな笑顔の彼に油断を見せないように魔理沙は事を説明した。
「なるほど・・・、じゃあ僕に永遠亭まで行ってその電気箱を組み立てて欲しいってわけかい」
「まぁ、平たく言えばそうなるぜ、こーりんの能力ならそんなのお安い御用だろ?」
「まぁ、そうだけどね、その電気箱にも興味が沸いて来たし行ってみようかな」
「恩にきるぜ」
あっさりと、面倒な頼みに応じた霖之助、それは彼の好奇心がそうさせたのだろう。
「いい人そうじゃない、何でそんなに身構えてるのよ」
「そうだ、その態度は少し失礼じゃないの?」
輝夜と妹紅がそう魔理沙に少しこぼした。
「あいつはああ見えて厄介なんだよ・・・・・・今にわかるって・・・」
輝夜&妹紅「ふぅん、そうはみえないけど」
そんな事を話ながらそのうち彼女達+1は永遠亭に着いた。
「ただいまー」「おじゃましまーす」
「姫様おかえりなさい!今案内ついでにお茶を用意しますね!」
そう言って因幡達と迎えてくれたのはうどんげ、本名は永遠亭の人間でもあまり覚えられていない。
「最近姫様がお外に出るようになって私嬉しいんですよ!こうやってたくさんお友達の方も遊びに来てくれるし」
「ははは・・・それはどうも・・・」
少し申し訳なさそうに輝夜の最近できたお友達と思われた魔理沙達は答えた、どう考えても毎日のようにネトゲで一緒に遊んでました、本当にありがとうございました。
輝夜も妹紅もこのときはまだ何もわかっていなかった、ここからが苦難の本番であるということを。
「これが電気箱の部品か!!なるほど、なかなか興味深い・・・」
外界の物に触れる機会の多い霖之助だが河童の技術と外界の技術が混ざった物は彼にとっても極めて珍しく感じるのだろう。
「関心してるところ悪いんだが、そろそろ作業に入ってもらっていいか?」
「む、これは失礼、少し夢中になりすぎてしまったみたいだ」
爽やかすぎる笑顔、眩しすぎる白い歯まさに好青年を絵に描いたような彼、森近霖之助はふいに身構えた。
「なんなんだこれは!すごい圧力を感じる!」
「これがこーりんさんの能力なのね!やっぱりすごい人なんじゃない!魔理沙ったら少し誤解してるんじゃないの?」
「・・・・・・、もう後悔しても遅いんだぜ・・・・・・」
すさまじい気のようなものを発しながら霖之助は大きく息を吸い込んだ、そして猛獣の雄叫びのように叫んだ。
「Cast Off!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あまりの脱衣っぷりに輝夜も妹紅も一瞬何が起きたかわからなかった。魔理沙は半ば呆れた素振りをして目をそらした。
「ほら・・・・・・、もうここはこんなになってるじゃないか、2GBもメモリが入ってるじゃないか・・・・・・嫌がっているようでもこっちのスロットは離そうとしていないみたいだが?ほら、こっちのお口には1TBも入ってるし・・・・・・案外こういうの好きなんだろ・・・?」
少女達「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
完全に自分の世界に入り込んでいる、クラシックパンツ一枚で黙々と作業を続ける彼に彼女達は血の気が引いていった、色々な意味で。
「そうだ・・・・・・、いい子だ・・・、今度は自分で動いてごらん?・・・・・・いいよ・・その調子だ・・・・・・。」
次第にその姿に神々しささえ覚えてきた輝夜と妹紅はただ作業を見ていることしかできなかった。
「これでよしっと、中々手こずったけどこれで問題はないと思うよ」
「・・・・・・ぁ、はい、ありがとうございました、本当に助かりました」
「素晴らしい手つきでした、うらやましい能力ですね」
「さすがだな・・・ものの数時間で全部終わらしちまったぜ(脱衣は必要ないと思うんだぜ」
「はははっ、これくらいしか能がないのさ」
そう言うと彼はもう作業に入る前の爽やかな好青年に戻っていた、まるでさっきまでの彼とは別人のようだ。
「魔理沙・・・こういうことだったのね・・・私達が悪かったわ・・・」
「あまりに予想外すぎて一瞬なにが起きたか分からなかったよ、フランが今日も来れなくてよかったと思う・・・・・・」
「だから言っただろ?人間見た目じゃないんだぜ?」
「あでぃおす」
そう言い残してえらく上機嫌で霖之助は自分の家に帰っていった。白い歯を輝かせながら・・・・・・、きっと未知の道具に触れられたのがよほど嬉しかったのだろう。
「すごい人だったわね」
「幻想卿は広いってけーねが言ってたけどその意味が今わかった気がするよ・・・」
「ははは、せいぜいトラウマにならないようにするんだな」
輝夜、魔理沙、妹紅はへたりと部屋の真ん中に座り込んだ、なんにせよ、彼女達の闘い(?)は終わったのだ。
一週間後
「姫様!また電気箱ばかりして!お友達とまたお外で遊びにでも行ってください!」
「うるさいわねーたち、それにあの子達ならここにいるわよ・・・・・・」
フジワラ:どうした?
ふらどる:早く行こうよー!?
黒白:まぁ、まてよこういうしょぼいアイテムでも拾ってコツコツ売るのも大切なんだぜ?
「姫・・様・・?そう・・・いう・・・ことですか・・・・・・・・・・・」
「ん?どうしたの永琳?ぁ、ジュースとポテチ、そこ置いておいて」
「こ・・・の!!!!ほおおおおらぁあいいぃいにぃいいいとぉおおがああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
おまけ
「妹紅?少し散歩に行かないか?いい飯屋を見つけたんだ」
「いや、今はいいよ、こっちが忙しいし」
「う、じゃあ少し私を見てくれ、何か変わったと思わないか?」
「すごく・・・きもいでs・・・いや、ええと、その・・・何か変わったのか?」
「・・・・・、少し・・・・・・妹紅に貰ったどらいやぁで髪を巻いてみたんだ・・・」
「ふぅん」
「ふぅん!?」
「ちょっと今余裕ないんだよ」
「妹紅・・・、今夜はいい満月だな」
「あぁ、外は満月なのか、最近外行かないから」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・!
「妹紅、そのねとげは誰が誘ったのかな?」
「ん・・・、輝夜と魔理沙とフランだよ、それがどうした?慧音今日少し変だぞ?」
「ちょっと・・・、私とお話しようか・・・」
「ぇ?」
「Caved!!!!」
「アッーーー!!」
その後関係者全員がCaved!!!!されたのはまた別のお話・・・・・・・。
というよりも、フランまでNEET化かよwwwww
>門版にも
門番だぜ
会話文以外の地の文がもっと欲しいところ
何がって、ネトゲ厨NEETの多さがw
>一同「ググレカス」
マジ吹いたww
魔理沙とフランも廃人なのは新鮮だな。この世界観も実に楽しい
文句なしに大笑いさせていただきました。次も期待します
覚えましたw
しかし・・・・幻想郷NEET多いなwww
一般的な二次設定そのままつぎ込んだだけのように思えました。
ネタにしてももう少し努力してほしいものです。
次に期待
ここまで非幻想的な幻想郷はめずらしい
フラン・・・なるほどヒッキーつながり・・・
>自作ってなぁに?
どこでその単語が出てきたんですか?
もこたんは誘われたのかw他の面子は確かに引きこもってネトゲ中毒になりそうな面子だけどなんで妹紅がやってるのかわかんなかったから納得
で吹いてしまった。なんでこいつらこんなに息が合ってるんだw
HNが「gears」と続くか「saga」と続くかとても気になります
PC相手に妄想し過ぎで吹いたwwwww
永琳、何ちゅうおっそろしい事を
>門版
門番
>帰って言ったわ
行ったでは
>河童特性のCPU
特製では
>うるさいわねーたち
たち……?
わらいがとまらねぇですよ>w<
てかフラン!そっちはしっちゃだめぇぇぇぇぇぇぇ